JPH1165179A - 両面画像形成装置 - Google Patents

両面画像形成装置

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Publication number
JPH1165179A
JPH1165179A JP9231838A JP23183897A JPH1165179A JP H1165179 A JPH1165179 A JP H1165179A JP 9231838 A JP9231838 A JP 9231838A JP 23183897 A JP23183897 A JP 23183897A JP H1165179 A JPH1165179 A JP H1165179A
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JP
Japan
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transfer
image
recording material
belt
roll
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Pending
Application number
JP9231838A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiya Mashita
佳也 眞下
Akio Kabashima
昭夫 椛島
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH1165179A publication Critical patent/JPH1165179A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材の転写部進入時における像乱れやしわ
発生をなくし、画像担持ベルトから用紙への両面転写を
確実に行う。 【解決手段】 第1画像T1が担持される第1画像担持
ベルト2と、第2画像T2が担持される第2画像担持ベ
ルト4とを互いに対向する一対の転写ロール6に掛け渡
し、前記一対の転写ロール6対向位置でそれぞれの画像
担持ベルト2,4上の第1、第2画像T1,T2の少なく
ともいずれか一方を記録材5へ転写する両面画像形成装
置において、記録材5を予めいずれかの画像担持ベルト
2又は4に沿わせた状態で前記一対の転写ロール6から
なる転写部に送り込むようにするか、一対の転写ロール
6からなる転写部への記録材5の進入方向と転写部入口
側の第1及び第2画像担持ベルト2,4表面とのなす角
度θa,θbを夫々90゜以上に設定し、前記転写部に記
録材5を送り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタ等の画像形成装置に係り、特に、記録材の両面
に対する画像記録が可能な両面画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の両面画像形成装置として
は、感光体等の潜像担持体上に形成された第1画像を用
紙の第1面に転写、定着した後、用紙を反転させて再給
紙し、続いて、潜像担持体上に形成された第2画像を用
紙の第2面に転写、定着する方式が一般的である。しか
し、この方式では画像形成部を2度通紙させるために、
用紙1枚当たりの生産性が片面記録時の1/2以下と遅
くなること、1度目の定着時に用紙がカールするため、
2度目の転写定着時の転写不良や紙しわ、搬送経路中で
のジャムが発生しやすいこと、用紙を反転させて再給紙
する際の騒音などの諸問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような技術的課題
を解決するために、本件出願人は、第1感光体上の第1
画像を第1中間転写ベルトへ1次転写デバイスを介して
1次転写し、一方、第2感光体上の第2画像を第2中間
転写ベルトへ1次転写デバイスを介して1次転写し、各
中間転写ベルトを挟む一対の転写ロールで、用紙の両面
に各中間転写ベルト上の画像を同時に転写するようにし
た技術を既に提案している(例えば特願平8−1084
49号参照)。このタイプによれば、中間転写ベルトな
どの中間転写体を用いることによって用紙への最終的な
転写位置を定着器に近接配置するなど、装置のレイアウ
ト上の自由度を高くすることが可能になり、しかも、転
写ロールにある程度の弾性をもたせて用紙厚を吸収する
ことができる。このため、用紙1枚当たりの記録速度を
片面時より遅くすることなく、画像乱れの少ない両面画
像を得ることができる。
【0004】しかし、上記構成の装置では、一対の転写
ロール間に形成された転写ニップ近傍において進入する
用紙の姿勢を拘束する手段が存在しないために、転写ニ
ップ前の中間転写ベルト間で静電的に振られた用紙と中
間転写ベルト上のトナー像とが接触し、転写ニップに用
紙が進入するまでに用紙の面剛性により一瞬生じる中間
転写ベルトと用紙との速度のミスマッチによるトナー像
乱れや、転写ニップに用紙先端が波をうった状態で進入
した時の紙しわの発生などの技術的課題が確認されてい
る。
【0005】これらの発生を防止する手法として、予め
どちらかの中間転写ベルトにバイアスロールにより用紙
を静電的に吸着させて転写ニップへ搬送する方法が提案
されている。しかし、この方法では新たに用紙を吸着さ
せるためにバイアスロールに印加するバイアス電源を具
備する必要があるため、コスト面での不利が生じるほか
に、吸着バイアスが印加される中間転写ベルト上のトナ
ー像の帯電量に変化が生じるため、2次転写効率の低下
などを防ぐためのトナー帯電量の制御手段が新たに必要
になるなどの技術的課題が生じる。
【0006】本発明は、上記技術的課題を解決するため
になされたものであり、記録材の転写部進入時における
像乱れやしわ発生をなくし、画像担持ベルトから用紙へ
の両面転写を確実に行うことができる両面画像形成装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
両面画像形成装置の第1の態様は、図1(a)に示すよ
うに、第1画像T1が担持される第1画像担持ベルト2
と、第2画像T2が担持される第2画像担持ベルト4と
を互いに対向する一対の転写ロール6に掛け渡し、前記
一対の転写ロール6対向位置でそれぞれの画像担持ベル
ト2,4上の第1、第2画像T1,T2の少なくともいず
れか一方を記録材5(用紙の他にOHPシート等の特殊
シートも含む)へ転写する両面画像形成装置において、
記録材5を予めいずれかの画像担持ベルト2又は4に沿
わせた状態で前記一対の転写ロール6からなる転写部に
送り込むことを特徴とするものである。
【0008】このような技術的手段において、第1画像
担持ベルト2、第2画像担持ベルト4は記録材5の両面
に転写する第1、第2画像を担持搬送するものであれ
ば、図2(a)に示したように、例えば各画像T1,T2
を形成担持する画像形成用担持体1,3に対向した位置
に配設されて画像形成用担持体1,3上の画像T1,T2
を一時的に転写保持する中間転写ベルトとしての態様で
あってもよいし、あるいは、ベルト状の画像形成用担持
体のみの態様であってもよい。また、第1、第2画像T
1,T2の画像形成方式についても、電子写真方式、静電
転写方式、インクジェット方式など各種の方式を採用す
ることができる。
【0009】また、本発明において、記録材5の両面に
画像T1,T2を転写する転写手段8の配設箇所として
は、略水平方向に記録材5を搬送する箇所に設けてもよ
いし、あるいは、略垂直方向に記録材5を搬送する箇所
に設けてもよい。そして、転写手段8の構成としては、
図2(a)に示すように、各画像担持ベルト2,4を挟
む一対の転写ロール6で記録材5の両面に各画像T1,
T2を同時に転写させる態様であってもよいし、あるい
は、図2(b)に示すように、各画像担持ベルト2,4
を挟んで前記一対の転写ロール6の他に更に一対の転写
ロール7を配設し、各対の転写ロール6,7で記録材5
の各面に各画像T1,T2を順次転写させる態様であって
もよいし、あるいは、図2(c)に示すように、各画像
担持ベルト2,4を挟んで前記一対の転写ロール6を配
設する他、この転写ロール6の後段には別の転写デバイ
ス7’(各画像担持ベルト2,4を挟持してない)を配
設し、前記転写ロール6で記録材5のいずれかの片面に
画像T1,T2のいずれか一方を転写させた後に、前記転
写デバイス7’(転写ロール、コロトロン等)で記録材
5の他の片面に画像T1,T2の前記他方を転写させる態
様など適宜選定して差し支えない。
【0010】更に、記録材5の両面への転写を同時に行
う態様として、例えば第1画像T1及び第2画像T2が電
子写真方式で形成されるタイプにおいては、第1画像担
持ベルト2及び第2画像担持ベルト4に担持される第1
及び第2画像T1,T2は転写領域で互いに逆極性である
ことが必要である。この時、第1及び第2画像T1,T2
をもともと逆極性材料を用いても差し支えないし、ある
いは、同極性材料を用い、適当な箇所に極性反転手段を
設け、一方の画像の極性を反転させるようにしてもよ
い。
【0011】更にまた、記録材5の両面に同時に転写さ
せるための転写手段8の態様としては、例えば第1画像
担持ベルト2及び第2画像担持ベルト4を挟んで一対の
転写ロール6を配設し、一方の転写ロールに転写バイア
スを印加し、他方の転写ロールを接地するようにした
り、あるいは、第1画像担持ベルト2及び第2画像担持
ベルト4を挟んで一対の転写ロール6を配設し、これら
の転写ロール6に夫々極性の異なる転写バイアスを印加
するものが挙げられる。この時、転写ロール6へのバイ
アス印加方式としては、転写ロール6のシャフトに直接
転写バイアスを印加する。又は、転写ロール6の表面へ
印加部材を接触させて転写バイアスを印加するようにし
てもよいが、転写ロール6全域において均一な転写バイ
アスを印加するには、表面が均一なコンタクトロール等
の中間部材を転写ロール6に接触配置し、この中間部材
を介して転写バイアスを印加することが好ましい。
【0012】また、記録材5を予めいずれかの画像担持
ベルト2又は4に沿わせた状態で一対の転写ロール6か
らなる転写部に送り込むには、図1(a)に示すよう
に、通常、記録材案内手段9にて記録材5の送り込み姿
勢を規制し、転写部より前で予め記録材5をいずれかの
画像担持ベルト2又は4に接触させ、転写ニップに至る
まで当該画像担持ベルト2又は4に沿わせて搬送するよ
うにすればよい。
【0013】ここで、記録材案内手段9の配設位置につ
いては、記録材案内部材9から記録材5の後端が抜ける
まで、いずれかの画像担持ベルト2又は4側に記録材5
がその面剛性による押し付け力の作用により押し付けら
れるように配設することが好ましい。この場合、転写ニ
ップまで記録材5が画像担持ベルト2又は4に沿って安
定搬送されることから、どんな向きに記録材5が搬送さ
れても、画像担持ベルト2又は4から記録材5が離れて
しまうようなことがなく、記録材5の搬送方向を任意に
設計することが可能になる。
【0014】更にまた、転写ロール6への画像担持ベル
ト2又は4の掛け渡し状態については適宜選択して差し
支えないが、像乱れをより確実に回避するという観点か
らすれば、以下のような対処が好ましい。例えば一対の
転写ロール6の硬度が同程度である態様にあっては、図
1(a)に示すように、転写ニップ前で記録材5を接触
させる画像担持ベルト2又は4の移動軌跡と転写ニップ
とが略直線状になるように画像担持ベルト2又は4を掛
け渡す。このような態様を採用すれば、転写ニップ入口
における記録材5の進入方向と転写ニップ入口部方向と
が略同一になるため、記録材5の先端が転写ロール6周
面などに衝突した際の衝撃による像乱れや、衝突して一
瞬行く手を遮られた際にできる記録材5のループが画像
担持ベルト2又は4上の画像と擦れることにより発生す
る像乱れなどが効果的に解消される。
【0015】また、第1の態様において、一対の転写ロ
ール6(具体的には6a,6b)に硬度が異なるものを
使用する場合には、図1(b)に示すように、例えば硬
度の高い転写ロール6aに張設されている画像担持ベル
ト2に対して予め記録材5を接触させる。ここで、硬度
の異なる転写ロール6a,6bを使用した際には形成さ
れる転写ニップに凹凸ができるため、転写ニップにおい
てロール中心から見て凸になるロール、即ち高硬度ロー
ルに張設された画像担持ベルト2に記録材5を接触させ
ることにより、記録材5の先端が転写ロール6a,6b
周面などに衝突したり、衝突して一瞬行く手を遮られた
際にできる記録材5のループが画像担持ベルト2又は4
上の画像と擦れることは回避される。このため、記録材
5の先端が転写ロール6a,6b周面などに衝突した際
の衝撃による像乱れや、衝突して一瞬行く手を遮られた
際にできる記録材5のループが画像担持ベルト2又は4
上の画像と擦れることにより発生する像乱れなどが効果
的に解消される。
【0016】また、本発明に係る両面画像形成装置の第
2の態様は、図1(c)に示すように、第1画像T1が
担持される第1画像担持ベルト2と、第2画像T2が担
持される第2画像担持ベルト4とを互いに対向する一対
の転写ロール6に掛け渡し、前記一対の転写ロール6対
向位置でそれぞれの画像担持ベルト2,4上の第1、第
2画像T1,T2の少なくともいずれか一方を記録材5へ
転写する両面画像形成装置において、前記一対の転写ロ
ール6からなる転写部への記録材5の進入方向と転写部
入口側の第1及び第2画像担持ベルト2,4表面とのな
す角度θa,θbを夫々90゜以上に設定したことを特徴
とするものである。
【0017】この態様において、各画像担持ベルト2,
4や、転写手段8等の構成については、図1(a)
(b)に示す第1の態様と同様に適宜設計変更し得るこ
とは勿論である。そして、この態様において、一対の転
写ロール6からなる転写部に記録材5を送り込むには、
通常、転写部の手前に記録材案内手段9を設置するよう
にすればよい。
【0018】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。先ず、図1(a)(b)に示す第1の態様に
おいては、記録材5は、例えば記録材案内手段9によっ
て案内搬送され、予めいずれかの画像担持ベルト2又は
4に沿わせた状態で前記一対の転写ロール6からなる転
写部に送り込まれる。このとき、転写ニップに進入する
ときの記録材5の先端の波打ちが解消されるため、記録
材5にしわが発生する事態は解消される。また、転写ニ
ップの前で記録材5が静電的に振られて不意に画像担持
ベルト2又は4上の画像T1,T2と接触して発生する像
乱れも解消される。
【0019】また、図1(c)に示す第2の態様におい
ては、一対の転写ロール6からなる転写部への記録材5
の進入方向と転写部入口側の第1及び第2画像担持ベル
ト2,4表面とのなす角度が夫々90゜以上に設定され
ている。この態様によれば、記録材案内手段9は、転写
ニップに対して極めて近い位置に設置され得るため、転
写ニップ前で記録材5が静電的に振られて画像担持ベル
ト2又は4上の画像と擦れることなく記録材5を転写ニ
ップに進入させることが可能である。また、転写ニップ
に進入する直前まで記録材5の姿勢が拘束されるので、
転写ニップにおける記録材5のしわ発生は抑制される。
更に、記録材5の後端が記録材案内手段9による拘束か
ら解放されてから転写ニップへの進入が完了するまでの
時間は著しく短くなるため、記録材5が転写ニップ前で
振動して第1、第2画像担持ベルト2,4上の第1画
像、第2画像T1,T2と擦れることによる像乱れが抑制
される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図3は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態1の概略構成を示す。同図において、この両面画像形
成装置は、用紙Pの第1面に第1画像を形成する第1画
像形成部20aと、用紙Pの第2面に第2画像を形成す
る第2画像形成部20bと、両面画像形成部20a,2
0bを通過した用紙P上の画像を定着する定着器50と
を備えている。
【0021】本実施の形態において、各画像形成部20
a,20bは、感光ドラム21a,21bと、この感光
ドラム21a,21bの表面を帯電する帯電ロール22
a,22bと、帯電された感光ドラム21a,21b上
に第1、第2画像用の静電潜像を書き込む露光装置23
a,23bと、感光ドラム21a,21b上に書き込ま
れた静電潜像をトナーにて顕像化する現像器24a,2
4bと、感光ドラム21a,21bに接触配置される中
間転写ベルト25a,25bと、感光ドラム21a,2
1b上のトナー像T1,T2(本実施の形態では例えば正
像)を中間転写ベルト25a,25bに1次転写する1
次転写ロール26a,26bと、感光ドラム21a,2
1b上の残留トナーを除去するクリーナ27a,27b
とを備えている。そして、第2画像形成部20bの中間
転写ベルト25bの1次転写位置下流側には、接地した
テンションロール35に対向して極性反転コロトロン2
8が中間転写ベルト25bを挟んで配置されている。
【0022】また、本実施の形態において、各中間転写
ベルト25a,25bは適宜数の保持ロール(1つが駆
動ロールで他が従動ロールにて構成)に掛け渡されてお
り、感光ドラム21a,21bに同期して回転するよう
になっている。尚、符号30a,30bは中間転写ベル
ト25a,25b上の残留トナーを除去するベルトクリ
ーナである。そして、中間転写ベルト25a,25b
は、ポリイミド、アクリル、塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート
(PET)等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等
の帯電防止剤を適当量含有させて、その体積抵抗率が1
9〜1014Ω・cmとなるように形成され、その厚み
は例えば0.08mmに設定される。
【0023】更に、各中間転写ベルト25a,25bが
接触若しくは近接する領域に対応して配置された保持ロ
ールが2次転写ロール40a,40bとして構成されて
いる。2次転写ロール40a,40bは共に導電性のも
のを用いても転写可能であるが、小サイズの用紙に転写
する場合、第1、第2の中間転写ベルト25a,25b
が直接接触すると、2次転写ロール40a,40b間に
過大な電流が流れてしまい、十分な転写電界を形成でき
ず転写不良が発生したり、中間転写ベルト25a,25
bを損傷しやすいので、少なくともバイアスを印加する
ロールは導電性ロールを半導電性あるいは絶縁性の材料
で被覆したものを用いるのが好ましい。
【0024】本実施の形態では、2次転写ロール40
a,40bは共に、金属シャフトにEPDMゴムにカー
ボンブラックを分散させ、体積抵抗率を106Ω・cm
としたものを被覆したものを使用し、2次転写ロール4
0aのシャフトに転写バイアス41を印加し、2次転写
ロール40bのシャフトを接地した。尚、被覆材料とし
ては、他にポリウレタンゴムやシリコンゴムに導電性粒
子(カーボンブラックやアルミニウム等)やイオン導電
化剤(LiClO4等)を分散させたもの等が使用で
き、その体積抵抗率は105〜109Ω・cmにするのが
好ましい。
【0025】また、図3中の符号31は用紙トレイ、3
2は用紙Pを搬送する搬送ロール、33は用紙案内板で
ある。用紙搬送経路において、2次転写ロール40a,
40b間に形成される転写ニップとこの転写ニップ手前
の用紙搬送ロール32との間の距離は最小用紙長よりも
短く設定されている。
【0026】また、図4は本実施の形態に係る2次転写
部の詳細を示す。同図において、用紙案内板33は金属
製の薄板を用紙の搬送路として約2mmの間隔(d1)
を置いて対向設置されたもので、特に高湿環境下におけ
る用紙上電荷の流出を防止するため、図示されない10
8Ω程度の抵抗を介して接地されている。また、用紙案
内板33は中間転写ベルト25aの転写ニップnへの進
入面に対して所定の角度θm(本実施の形態では約15
゜)をなし、転写ニップn入口より約20mmの位置
(L)に中間転写ベルト25aと約3mmの間隔(d
2)を置いて設置されている。特に、本実施の形態で
は、2本の2次転写ロール40a,40bにより形成さ
れる転写ニップnは、当該転写ニップn前で用紙Pを接
触させる中間転写ベルト25aの移動軌跡に対して略直
線状になるように設定されるように、各2次転写ロール
40a,40bに対して中間転写ベルト25a,25b
が掛け渡されている。尚、本実施の形態では、中間転写
ベルト25aに対して搬送ロール32により搬送されて
きた用紙Pを接触させているが、中間転写ベルト25b
に対して接触させるレイアウトを組むことも可能であ
る。
【0027】更にまた、本実施の形態では、トナーT
1,T2は負帯電トナーを用い、1次転写ロール26a,
26bには夫々直流電流+10μAを、極性反転コロト
ロン28には直流電流+300μA、グリッド電圧+5
00Vを、2次転写ロール40aには直流電圧−2kV
を印加するようにした。
【0028】また、2次転写位置から定着器50までの
距離は最小用紙長より短くし、定着ロールの回転速度は
中間転写ベルト25a,25bの速度と同じかやや遅く
した。また、定着器50は2次転写ニップ出口における
用紙排出方向の略延長線上に設けた。更に、定着器50
は定着ニップが直線状になるように上下の定着ロールの
形状を同一とし、その内部に夫々ヒータを配置した。
【0029】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ドラム2
1a上に形成された第1のトナー像T1を1次転写ロー
ル26aにより第1感光ドラム21aと略同速度で移動
する第1中間転写ベルト25a上に転写する。同様に、
第2感光ドラム21b上に形成された第2のトナー像T
2を1次転写ロール26bにより第2中間転写ベルト2
5b上に転写する。第2中間転写ベルト25b上に転写
されたトナー像T2は、接地したテンションロール35
に対向して設けた極性反転コロトロン28に電圧を印加
することで第2のトナー像T2の極性を反転する。そし
て、タイミングを合わせて用紙トレイ31から用紙Pを
用紙案内板33を通して第1中間転写ベルト25aに接
触させ、用紙Pの腰により第1中間転写ベルト25aに
押圧させて当該中間転写ベルト25aに沿わせて2次転
写ロール40a,40b間に搬送し、中間転写ベルト2
5a,25b上のトナー像T1,T2を用紙Pの両面に同
時に転写した後、定着器50で両面同時に定着する。
【0030】2次転写部に進入する用紙Pは、用紙案内
板33を通して用紙搬送ロール32により搬送される。
用紙案内板33を抜けた用紙Pの先端は、転写ニップの
前で第1中間転写ベルト25aに接触した後に、転写ニ
ップへ進入する。搬送ロール32により搬送される用紙
Pの先端が第1中間転写ベルト25aに接触した後、第
1中間転写ベルト25a、用紙案内板33から集中荷重
若しくは分布荷重が作用するため、用紙Pには第1中間
転写ベルト25aに沿った撓みが生じる。従って、用紙
Pが転写ニップに至るまでは用紙Pの曲げ剛性に応じた
中間転写ベルト25aへの押し付け力が得られる。ま
た、用紙搬送ロール32を用紙Pの後端が抜けた後は2
次転写ロール40a,40bにより用紙Pは搬送される
ため、用紙Pの後端が用紙案内板33から完全に抜ける
までの間、上記押し付け力は作用したままである。この
ように、上記押し付け力が作用した状態で用紙P先端は
第1中間転写ベルトに沿って転写ニップに進入するため
に、進入する際に用紙P先端が波打つことが抑制され、
紙しわが発生することが防止される。特に、本実施の形
態では、転写ニップは、当該転写ニップ前で用紙Pを接
触させる中間転写ベルト25aの移動軌跡に対して略直
線状になるように設定されているため、用紙Pの先端が
2次転写ロール40a,40bの周面などに衝突した
り、衝突して一瞬行く手を遮られた際にできる用紙Pの
ループが中間転写ベルト25a,25b上の画像と擦れ
ることは全くなく、用紙Pの先端は極めてスムースに転
写ニップに進入する。
【0031】尚、片面記録の場合には、例えば記録しな
い方の1次転写ロール26a又は26bに通常の転写バ
イアスと逆極性のバイアスを印加することで、裏面汚れ
を防止することができる。この他に現像バイアスを切り
替える方法や感光ドラム21a,21bと中間転写ベル
ト25a,25bとを離間させる方法等でもよい。
【0032】以上のように、感光ドラム21a,21b
から中間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,
T2を夫々転写し、用紙Pを中間転写ベルト25aに対
し転写ニップの直前で接触させ、押し付けるような力を
加えながら中間転写ベルト25aに沿わせて2次転写ロ
ール40a,40b間に搬送し、中間転写ベルト25
a,25b上の像を用紙P両面に同時に転写し、そのま
ま定着器50に搬送して両面同時定着することで、画像
乱れのない両面画像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録
速度で得ることができた。
【0033】また、本実施の形態では、帯電極性の同じ
トナーを用い、トナー像T2の極性を第2中間転写ベル
ト25b上で反転したが、感光ドラム21b上で反転し
てもよく、また、帯電極性の異なるトナーを用いてもよ
い。更に、本実施の形態では、一方の2次転写ロール4
0aに転写バイアスを印加し、他方の2次転写ロール4
0bを接地したが、両方の2次転写ロール40a,40
bに極性の異なる転写バイアスを印加してもよい。更に
また、本実施の形態において、2次転写ニップから定着
器50まで用紙Pを搬送する際に、両面未定着トナー像
が転写されている用紙Pの姿勢を制御するため、例えば
エアーフローなどによる搬送補助手段を設けてもよい。
このような設計変形事項は以下の実施の形態においても
適宜採用することが可能である。
【0034】◎実施の形態2 図5は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態2の概略構成を示す。同図において、両面画像形成装
置の基本構成は実施の形態1と略同様であるが、2次転
写ロール40a,40bの硬度が異なるため、転写ニッ
プの形状は曲面になる。本実施の形態では、2次転写ロ
ール40aが2次転写ロール40bよりも高硬度なロー
ルを用いており、用紙Pは中間転写ベルト25aに予め
接触させ、また、用紙Pの転写部への進入方向と、転写
ニップ入口におけるニップ方向とが略同一方向となるよ
うに設定されている。尚、本実施の形態にの構成要素は
実施の形態1と略同様であるので、実施の形態1と同様
な符号を付して、ここではその詳細な説明を省略する。
【0035】以上のように、2次転写ロール40aに高
硬度ロール、2次転写ロール40bに低硬度ロールを用
いた形態においても、感光ドラム21a,21bから中
間転写ベルト25a,25b上にトナー像T1,T2を夫
々転写し、用紙Pを中間転写ベルト25aに対し転写ニ
ップの直前で接触させ、押し付けるような力を加えなが
らベルトに沿わせて2次転写ロール40a,40b間に
搬送し、中間転写ベルト25a,25b上の像を用紙P
両面に同時に転写し、そのまま定着器50に搬送して両
面同時定着することで、画像乱れのない両面画像を用紙
1枚当たり片面時と同じ記録速度で得ることができる。
特に、本実施の形態では、高硬度ロールからなる2次転
写ロール40aに中間転写ベルト25aを張設するよう
にしたため、用紙Pの先端が2次転写ロール40a,4
0b周面などに衝突したり、衝突して一瞬行く手を遮ら
れた際にできる用紙Pのループが中間転写ベルト25
a,25b上の画像と擦れることはない。このため、用
紙Pの先端が2次転写ロール40a,40b周面などに
衝突した際の衝撃による像乱れや、衝突して一瞬行く手
を遮られた際にできる用紙Pのループが中間転写ベルト
25a,25b上の画像と擦れることにより発生する像
乱れなどが効果的に解消される。
【0036】◎実施の形態3 図6は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態3の概略構成を示す。同図において、両面画像形成装
置の基本構成は実施の形態1と略同様であるが、実施の
形態1と異なり、フルカラー(本実施の形態では、イエ
ロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K))用のロータリー現像装置34a,34bを搭載
し、また、2次転写ロール40aのバイアス印加方式と
しては、2次転写ロール40aに接触するコンタクトロ
ール48を設け、このコンタクトロール48を介して2
次転写ロール40aにバイアスを印加するようにし、更
に、2次転写ロール40a,40b間には接離可能な機
構60(図7参照)を備えたものである。
【0037】本実施の形態において、2次転写ロール4
0aには金属シャフトに絶縁性EPDMゴムを、その表
面に導電性EPDMゴムの薄層を被覆し、その表面抵抗
が109Ω/cm2とし、コンタクトロール48は金属シ
ャフトとした。2次転写ロール40bには金属シャフト
にEPDMゴムにカーボンブラックを分散させ、体積抵
抗率を105Ω・cmとしたものを被覆したものを使用
した。絶縁性層には体積抵抗率が1011Ω・cm以上の
各種ゴムや樹脂等が使用でき、導電性薄層には他にPV
dF、ポリエステルやアクリル等にカーボンブラック等
の導電性粒子を分散させたもの等が使用でき、その表面
抵抗は108〜1010Ω/cm2にするのが好ましい。
【0038】また、2次転写ロール40a,40b間の
接離機構60を図7に基づいて説明する。本実施の形態
では、接離機構60は、転写ニップ前において用紙Pが
接触配置される第1中間転写ベルト25aに張設されて
いる第1の2次転写ロール40a位置を固定し、第2の
2次転写ロール40b位置を移動させる方式を用いたも
のである。より具体的には、接離機構60は、前記支点
61を中心にレバー62で第2の2次転写ロール40b
を保持し、スプリング63で加圧を行う一方、支点64
でレバー62と連結したレバー65を移動させることで
第2の2次転写ロール40bを移動させ、2次転写ロー
ル40a,40b間の接離を行うようになっている。
【0039】更に、本実施の形態においては、トナーT
1,T2は負帯電トナーを用い、1次転写ロール26a,
26bにはYMCKの転写毎に夫々直流電流+10μA
を、極性反転コロトロン28には直流電流+300μ
A、グリッド電圧+500Vを、2次転写ロール40a
に接するコンタクトロール48に直流電圧−2kVを印
加した。2次転写ロール40bは接地した。また、中間
転写ベルト25a,25bの周長は感光ドラム21a,
21bの周長の2倍としたが、色ずれの問題から感光ド
ラム21a,21bの周長の整数倍とすることが好まし
い。
【0040】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。2次転写ロール4
0a,40b間を離間させた状態で、第1、第2感光ド
ラム21a,21b上にYMCKの順序で形成された第
1のトナー像T1を1次転写ロール26aにより第1中
間転写ベルト25a上に1回転に1色ずつ順次転写す
る。同様に第2感光ドラム21b上に形成された第2の
トナー像T2(YMCK)を1次転写ロール26bによ
り第2中間転写ベルト25b上に順次転写した後、接地
したテンションロール35に対向して設けた極性反転コ
ロトロン28に電圧を印加することで第2のトナー像T
2の極性を反転する。中間転写ベルト25a,25b上
に転写された3色目のシアンが2次転写部を通過した
後、2次転写ロール40a,40b間を接触させる。タ
イミングを合わせて用紙Pを中間転写ベルト25aに接
触させ、押し付けるような力を加えながらベルトに沿わ
せて2次転写ロール40a,40b間に搬送し、中間転
写ベルト25a,25b上のトナー像T1,T2を用紙P
上に同時に転写した後、転写ニップ出口における用紙排
出方向の略延長線上に設けた定着器50で両面同時に定
着する。
【0041】以上のように、感光ドラム21a,21b
から中間転写ベルト25a,25b上にYMCKトナー
像T1,T2を夫々重ねて転写し、用紙Pを用紙案内板3
3により中間転写ベルト25aに対し転写ニップの直前
で接触させ、押し付けるような力を加えながらベルトに
沿わせて2次転写ロール40a,40b間に搬送し、中
間転写ベルト25a,25b上の像を2次転写ロール4
0a,40b間の電界によりそれぞれに用紙P両面に同
時に転写し、そのまま定着器50に搬送して両面同時定
着することで、画像乱れのない両面カラー画像を用紙1
枚当たり片面時と同じ記録速度で得ることができる。
【0042】◎実施の形態4 図8は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態4の概略構成を示す。同図において、38a,38b
は感光ベルトであり、この感光ベルト38a,38bの
周囲にはフルカラー(本実施の形態では、イエロ
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K))画像形成用の現像器群37a,37bが夫々配
設されている。そして、各感光ベルト38a,38bが
接触若しくは近接する領域において、一対の転写ロール
44a,44b(感光ベルト38a,38bの保持ロー
ルを兼用)が対向配置されており、転写ロール44aに
は所定の転写バイアス41がコンタクトロール48を介
して印加され、転写ロール44bは接地されている。本
実施の形態において、トナーT1,T2は負帯電トナーを
用い、2次転写ロール40aに接するコンタクトロール
48に直流電圧−2kVを印加した。更に、本実施の形
態では、用紙案内板33は、転写ニップの手前で第2感
光ベルト38bに用紙Pを押し付け、感光ベルト38b
に沿わせて転写ニップへと用紙Pを送り込むようになっ
ている。
【0043】次に、本実施の形態に係る両面画像形成装
置の作像プロセスについて説明する。第1感光ベルト3
8aに配設された現像器群37aにより第1感光ベルト
38a上にYMCKの順序で連続して第1のトナー像T
1を現像する。同様に、第2感光ベルト38bに配設さ
れた現像器群37bにより第2感光ベルト38b上にY
MCKの順序で連続して第2のトナー像T2を現像した
後、接地したテンションロール35に対向して設けた極
性反転コロトロン28に電圧を印加することで第2のト
ナー像T2の極性を反転する。タイミングを合わせて用
紙Pを用紙案内板33を通して第2感光ベルト38bに
接触させ、押し付けるような力を加えながら第2感光ベ
ルト38bに沿わせて転写ロール44a,44b間に搬
送し、感光ベルト38a,38b上のトナー像T1,T2
を用紙P上に同時に転写した後、転写ニップ出口におけ
る用紙排出方向の略延長線上に設けた定着器50で両面
同時に定着する。
【0044】以上のように、感光ベルト38a,38b
上にYMCKトナー像T1,T2を夫々順次現像し、用紙
Pを用紙案内板33により感光ベルト38bに対し転写
ニップの直前で接触させ、押し付けるような力を加えな
がら感光ベルト38bに沿わせて転写ロール44a,4
4b間に搬送し、感光ベルト38a,38b上の像を転
写ロール44a,44b間の電界によりそれぞれに用紙
P両面に同時に転写し、そのまま定着器50に搬送して
両面同時定着することで、画像乱れのない両面カラー画
像を用紙1枚当たり片面時と同じ記録速度で得ることが
できる。
【0045】◎実施の形態5 図9は本発明が適用された両面画像形成装置の実施の形
態5の概略構成を示す。同図において、両面画像形成装
置の基本構成は実施の形態1と略同様であるが、各中間
転写ベルト25a,25bが接触若しくは近接した2次
転写部の転写ニップ入口側における用紙Pの進入方向と
中間転写ベルト25aとのなす角度θa、及び、前記転
写ニップ入口側における用紙Pの進入方向と中間転写ベ
ルト25bとのなす角度θbが90゜以上に設計されて
いる。また、本実施の形態では、転写ニップ入口の直前
までの用紙姿勢を拘束する用紙案内板33が配設されて
いる。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実
施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説
明を省略する。本実施の形態においても、実施の形態1
と同様にトナーT1,T2は負帯電トナーを用い、1次転
写ロール26a,26bには夫々直流電流+10μA
を、極性反転コロトロン28には直流電流+250μ
A、グリッド電圧+500Vを、2次転写ロール40a
には夫々直流電圧−2kVを印加した。
【0046】本実施の形態によれば、用紙Pは転写ニッ
プ入口の直前まで用紙案内板33により拘束されるた
め、転写ニップ進入時に用紙Pの先端の平面性が維持さ
れることになり、その分、紙しわが抑制される。また、
転写ニップ前において用紙Pが静電的にいずれかの中間
転写ベルト側に引き寄せられることによって中間転写ベ
ルト25a,25bと擦れることがなくなり、各中間転
写ベルト25a,25b上のトナー像T1,T2の像乱れ
の発生も解消される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1画像担持ベルト上に第1画像を担持搬送すると共
に、第2画像担持ベルト上に第2画像を担持搬送し、第
1画像担持ベルト及び第2画像担持ベルトとが接触若し
くは近接する領域において一対の転写ロールからなる転
写部を形成し、この転写部が含まれる転写ニップの手前
側でいずれか一方の画像担持ベルトに記録材を沿わせて
搬送するようにしたり、あるいは、画像担持ベルトのレ
イアウトを工夫するようにしたので、記録材の姿勢を安
定させるためのバイアス印加用の電源を必要とする吸着
手段や、それに伴って必要となる複雑なトナー帯電量制
御手段などを設けることなく、転写ニップ前で画像担持
ベルト上の画像と記録材との間の擦れ現象を回避しなが
ら、転写ニップに記録材を確実に進入させることができ
る。これにより、転写ニップへの不安定な記録材突入に
よる衝撃や擦れによる像乱れを簡単に回避できると共
に、転写ニップにおける記録材のしわ発生を回避するこ
とができ、その分、画像担持ベルト上の画像を記録材の
両面に確実に転写することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る両面画像形成装置の第
1の態様を示す説明図、(b)は第1の態様のうち、転
写ロールとして硬度が異なるロールを用いたときの転写
部の状態を示す模式図、(c)は本発明に係る両面画像
形成装置の第2の態様を示す説明図である。
【図2】 (a)は本発明が適用される両面画像形成装
置の具体的態様の一例を示す説明図、(b)(c)は本
発明が適用される転写手段の他の形態を示す説明図であ
る。
【図3】 実施の形態1に係る両面画像形成装置を示す
概略構成図である。
【図4】 実施の形態1で用いられる2次転写部の詳細
を示す説明図である。
【図5】 実施の形態2に係る両面画像形成装置を示す
概略構成図である。
【図6】 実施の形態3に係る両面画像形成装置を示す
概略構成図である。
【図7】 実施の形態3で用いられる2次転写部の接離
機構の詳細を示す説明図である。
【図8】 実施の形態4に係る両面画像形成装置を示す
概略構成図である。
【図9】 実施の形態5に係る両面画像形成装置を示す
概略構成図である。
【符号の説明】
1…第1画像形成用担持体,2…第1画像担持ベルト,
3…第2画像形成用担持体,4…第2画像担持ベルト,
5…記録材,6,6a,6b…転写ロール,7…転写ロ
ール,7’…転写デバイス,8…転写手段,9…記録材
案内手段,20a…第1画像形成部,20b…第2画像
形成部,21a…第1感光ドラム,21b…第2感光ド
ラム,22a…第1の帯電ロール,22b…第2の帯電
ロール,23a…第1の露光装置,23b…第2の露光
装置,24a…第1の現像器,24b…第2の現像器,
25a…第1中間転写ベルト,25b…第2中間転写ベ
ルト,26a…第1の1次転写ロール,26b…第2の
1次転写ロール,27a…第1の感光ドラムクリーナ,
27b…第2の感光ドラムクリーナ,28…極性反転コ
ロトロン,30a…第1中間転写ベルトクリーナ,30
b…第2中間転写ベルトクリーナ,33…用紙案内板,
34a,34b…ロータリー現像装置,35…テンショ
ンロール,37a,37b…フルカラー用現像器群,3
8a…第1感光ベルト,38b…第2感光ベルト,40
a,40b…2次転写ロール,44a,44b…転写ロ
ール,50…定着器,P…用紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1画像が担持される第1画像担持ベル
    トと、第2画像が担持される第2画像担持ベルトとを互
    いに対向する一対の転写ロールに掛け渡し、前記一対の
    転写ロール対向位置でそれぞれの画像担持ベルト上の第
    1、第2画像の少なくともいずれか一方を記録材へ転写
    する両面画像形成装置において、 記録材を予めいずれかの画像担持ベルトに沿わせた状態
    で前記一対の転写ロールからなる転写部に送り込むこと
    を特徴とする両面画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の両面画像形成装置におい
    て、 記録材を沿わせている画像担持ベルトと前記一対の転写
    ロール間に形成される転写ニップとが略直線状であるこ
    とを特徴とする両面画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の両面画像形成装置におい
    て、 記録材を沿わせている画像担持ベルトに対して記録材を
    押し付ける力が作用するように記録材案内手段を備えた
    ことを特徴とする両面画像形成装置。
  4. 【請求項4】 第1画像が担持される第1画像担持ベル
    トと、第2画像が担持される第2画像担持ベルトとを互
    いに対向する一対の転写ロールに掛け渡し、前記一対の
    転写ロール対向位置でそれぞれの画像担持ベルト上の第
    1、第2画像の少なくともいずれか一方を記録材へ転写
    する両面画像形成装置において、 前記一対の転写ロールからなる転写部への記録材の進入
    方向と転写部入口側の第1及び第2画像担持体ベルト表
    面とのなす角度が夫々90゜以上であることを特徴とす
    る両面画像形成装置。
JP9231838A 1997-08-13 1997-08-13 両面画像形成装置 Pending JPH1165179A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7706734B2 (en) 2006-11-29 2010-04-27 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image formation apparatus including guide member for transfer sheet
JP2014191031A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2016105206A (ja) * 2016-02-25 2016-06-09 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
US9387695B2 (en) 2013-09-17 2016-07-12 Ricoh Company, Ltd. Plasma treatment apparatus, printing apparatus, printing system, and method of producing printed matter

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