JP2014046374A - 旋盤におけるワークの機内搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】主軸軸線を挟んで両側に配置されたタレット刃物台に装着した把持体でワークを径方向に把持して行うワークの機内搬送において、X軸方向の移動を含む搬送を正確に、かつ径の異なるワークも一律の手順で搬送できるようにする。
【解決手段】両把持体10、10でワーク9を把持するときの両刃物台2L、2Rの間隔より狭い間隔となるように両刃物台2L、2RにX軸方向の進出指令を与え、その進出途中において把持体10がワークに当接して停止したときの両刃物台2L、2Rの位置を読み取り、その位置を基準にして移動先における両刃物台2L、2RのX軸方向の位置を設定して両刃物台2L、2RをZ軸方向に同期移動させる。
【選択図】図1
【解決手段】両把持体10、10でワーク9を把持するときの両刃物台2L、2Rの間隔より狭い間隔となるように両刃物台2L、2RにX軸方向の進出指令を与え、その進出途中において把持体10がワークに当接して停止したときの両刃物台2L、2Rの位置を読み取り、その位置を基準にして移動先における両刃物台2L、2RのX軸方向の位置を設定して両刃物台2L、2RをZ軸方向に同期移動させる。
【選択図】図1
Description
この発明は、2主軸対向旋盤において両主軸間で偏芯ワークを受渡す際や加工中のワークを偏芯位置で掴み換える際などにおける旋盤機内でのワークの搬送方法に関するもので、特に主軸軸線を挟んで2個のタレット刃物台が設けられている旋盤における上記方法に関するものである。
2主軸対向旋盤における第1工程を行う第1主軸から第2工程を行う第2主軸へのワークの受渡しは、主軸の一方(通常は第2主軸)を他方に向けて進出させてワークの先端を把持した後、前記他方の主軸のチャックを開いて前記一方の主軸を後退させるという動作によって行われている。
ワークが偏芯軸回りに回転させて旋削加工する加工箇所を備えたワーク(偏芯ワーク)であるときは、一方の主軸にワークを把持した状態で把持中心を軸心位置から偏芯位置へと移動可能な特殊なチャックを装着して通常方法でのワークの受け渡し及び偏芯加工を行うことができる。しかし、このような特殊なチャックは、高価であり、対応可能な偏芯量にも制限がある。
X軸方向の移動を伴うワークの受け渡しは、フィンガなどの把持体を備えたワークホルダを刃物台に装着して行うこともできる。しかしこの場合には、把持体の開閉装置への電気や流体圧の供給構造が複雑になるとか、ワークの把持部分の径に合わせてワークホルダを準備しなければならないなどの問題がある。
この問題を解決する手段として、主軸軸線を挟んで2個のタレット刃物台を備えた旋盤において、両刃物台の工具装着箇所の一箇所に主軸軸線方向のV溝ないしU溝を備えた把持体を装着し、両刃物台のX軸方向の送りモータにトルク制限をかけて主軸に把持されたワークに向けて進出させることにより両把持体でワークを把持し、両刃物台をX軸及びZ軸方向に同期移動させることにより、ワークの機内搬送を行う手段が、特許文献1及び2で提案されている。
すなわち、特許文献1の手段では、ワークを把持するグリツパ部のベースが主軸軸線を挟んで設けられた両刃物台の工具装着箇所の1個所に締着されている。V溝を備えた把持体は、ベースに摺動可能で回転を阻止されて支承された短軸の先端に固着され、短軸は皿ばねにより常にタレットの放射方向外方に付勢されている。
ワークを把持するとき、両刃物台は、両把持体の間隔を工作物の直径よりも少し小さくするように位置に指令され、ワークに当接したあと停止し、皿ばねのばね力により両側から等しい付勢力にてワークを把持して、工作物の中心を受度し部の位置に保つ、としている。
一方、特許文献2では、主軸軸線を挟んで配置されたタレット刃物台の工具装着箇所の一箇所に、V溝を備えた把持体を装着して、第1工程の加工が終了したら、X軸送りモータにトルク制限をかけて、刃物台をワークに向けて対称な位置及び速度で進出させる。刃物台は、把持体がワークに当接して停止する。把持したワークをX軸方向に移動するときは、後退側の刃物台のX軸送りモータのトルク制限を解除して所定の速度での後退指令を与え、進出側の刃物台のX軸送りモータにトルク制限を継続してかけながら、後退側の刃物台に与えた速度指令より早い速度での進出指令が与えられる。この制御により、ワークのX軸方向の移動速度が後退側の刃物台の速度によって規定され、ワークの把持力が進出側のX軸送りモータのトルク制限値によって規定される状態となり、ワークのX軸方向の正確な位置制御とワークの把持力の保証とが実現できる、としている。
なお、刃物台にトルク制限を掛けながら刃物台を進出させて把持体がワークに当接して停止したときの刃物台の実際の位置は、刃物台の進出位置の指令値と停止した位置との差信号である位置偏差を旋盤の制御器に取り込むことにより、正確に検出できる(特許文献3、4参照)。
特許文献1記載の発明では、ワークを挟んで対向する2つの把持体の間隔がワークの直径より若干小さくなるように両刃物台に等しいX軸方向の進出指令を与えることにより、ワーク中心を把持体の間隔の中心位置に把持してワークを搬送できるとしている。しかし、把持体は、ベースにX軸方向に摺動自在に支承された短軸の先端に固定されて、ばねの付勢力によってワーク把持方向に付勢されているので、その摺動部の抵抗に差があったり、皿ばねの付勢力に差があると、ワークの中心は把持体の間隔中心からずれてしまう。特に摺動抵抗は、潤滑油の劣化や環境温度、更には摺動部の汚れなどによって大きく変動するので、一般的な工作機械の運転環境で搬送されるワークの中心を両把持体の中心位置に把持することは、極めて困難である。
一方、特許文献2に記載の発明では、搬送されるワークの中心位置が後退側の刃物台の位置指令によって設定されることになる。従って、その指令値は、把持される部分のワーク直径とX軸方向の移動量とに基づいて演算により求める必要があり、径の異なるワークに対して一律の処理で搬送を行うことができない。更に、ワークの把持部分の直径に誤差があると、その誤差が直ちにワーク中心のX軸方向の誤差となるので、第1工程でワークの直径を高精度で加工しておかなければX軸方向の移動を含む正確なワークの搬送を行うことができないという問題がある。
この発明は、主軸軸線を挟む両側にタレット刃物台を備えている旋盤において、それらの刃物台の工具装着箇所の一箇所に把持体を装着し、上下の把持体でワークを径方向に把持してワークの搬送を行う旋盤におけるワークの機内搬送方法において、上記のような従来方法における問題点を解決して、ワークを偏芯位置で把持するチャックへのワークの受け渡しなど、X軸方向の移動を含む搬送を正確に、かつ径の異なるワークに対しても一律の手順で行うことができる方法を提供することを課題としている。
この発明は、主軸軸線Pを挟む両側に配置されたタレット刃物台2L、2Rを備え、両刃物台2L、2Rの工具装着箇所の一箇所に把持体10、10を装着し、ワークの掴み換え、受渡しないしアンロードを行う際に、両刃物台2L、2Rに装着した把持体10、10を主軸軸線Pを挟んで対向する位置に割出し、X軸送りモータ7L、7Rにトルク制限をかけて両刃物台を進出させて両把持体10、10でワーク9を把持し、両刃物台2L、2RをZ軸方向及びX軸方向に同期移動させる旋盤におけるワークの機内搬送方法において、搬送されるワーク9の径や把持部の断面形状にかかわらず、ワーク9をX軸方向に正確に移動させることを可能にしたものである。
この発明では、両把持体10、10でワーク9を把持するときの両刃物台2L、2Rの間隔より狭い間隔となるように両刃物台2L、2RにX軸方向の進出指令を与え、その進出途中において把持体10、10がワーク9に当接して停止したときの両刃物台の実際の位置を読み取り、その読み取った位置を基準にして移動先における両刃物台のX軸方向の位置を設定し、両刃物台2L、2RをZ軸方向に同期移動させることにより、上記課題を解決している。
2主軸を備えた旋盤において、ワークの軸心を中心にして旋削加工を行う第1チャック1Lと、ワークを偏芯軸回りに旋削加工するためにワークを偏芯させて把持する生爪を備えた偏芯チャック1Rとの間でワークの搬送を行うときは、第1チャック1Lで把持したワークの旋削加工が終了した後、偏芯チャック1Rの偏芯方向をX軸方向に向けると共に2個の把持体10、10で第1チャック1Lに把持されたワーク9を把持し、当該把持時に把持体10、10がワーク9に当接して停止したときの両刃物台2L、2RのX座標を基準にして両刃物台2L、2RをX軸方向に偏芯チャック1Rの偏芯量eだけ移動すると共に両刃物台2L、2RのZ軸方向に同期移動して当該ワークを偏芯チャック1Rに搬送する。
また、ワークを偏芯させて把持する生爪を備えた偏芯チャックに把持されたワークの偏芯方向を2方向以上にして旋削加工を行う必要があるワークの場合には、偏芯チャック1Rで把持したワークの旋削加工が終了した後、2個の把持体10、10でワークを把持して偏芯チャック1Rから抜き取り、次に偏芯チャック1Rを所定角回動し、把持時に把持体10、10がワークに当接して停止したときの両刃物台2L、2RのX座標又はX及びY座標を基準にして両刃物台2L、2RをX及びY軸方向に前記回動後の偏芯チャック1Rの偏芯量及び偏芯方向に移動すると共に両刃物台をZ軸方向に同期往復移動してワークを偏芯チャック1Rに再度把持して次の旋削加工を行う。
この発明により、旋盤が本来備えている構成部材及び制御手段を用いて、旋盤の機内でのX軸方向の移動を含むワークの搬送を把持する部分のワークの直径や加工精度の相違、更には当該部分に平面加工が施されている場合などの当該部分のワークの断面形状が非対称である場合にも、ワークの中心軸を基準にして正確に行うことができるという効果がある。なお、把持部におけるワークの断面が中心軸回りに非対称であるワークの場合には、把持体でワークを把持するときの主軸の位相制御(回転角制御)により、当該ワークの断面が主軸軸線を含むX軸方向の面に対して対称になるように主軸を位置決めした状態でワークを把持する。
また、主軸軸線を挟む両刃物台が共にY軸方向にも位置決め可能な刃物台であれば、中心軸を正確な位置にしてワークを把持可能なことから、主軸軸線と直交する面内の任意の位置にワーク中心を正確に一致させてワークを搬送することが可能となるので、偏芯方向を任意の位相にしたチャックへのワークの搬送が可能であり、加工途中でワークの掴み換えをすることにより、偏芯方向が異なる偏芯旋削面を備えたワークの加工にも対応することができるという効果がある。
図1は、この発明の方法でX軸方向の移動を含むワークの機内搬送受を行うことが可能な2主軸対向旋盤の一例を示した図である。図に示すように、この旋盤は同一軸線(主軸軸線)P上で対向する2本の主軸を備えており、その対向端にはチャック1L、1Rが装着されている。第1工程の加工を行う第1チャック1Lは、ワークの軸心を主軸軸線と一致させてワークを把持する通常のチャックであり、第2工程を行う第2チャック1Rは、ワークの軸心を主軸軸線から偏芯させてワークを把持する生爪を備えた偏芯チャックである。そして、第1工程の加工に主として用いられる上タレット刃物台2Lと、第2工程の加工に主として用いられる下タレット刃物台2Rとは、主軸軸線Pを挟んでオペレータから見て前後ないし上下に配置されている。
各刃物台2L、2Rは、旋盤のベッドに設けたZ軸方向(主軸方向)のガイドに沿って移動するZ軸送り台3及びこのZ軸送り台上で工具の切込方向(X軸方向)に移動するX軸送り台4L、4Rを介して装着されている。Z軸送り台3は、Z軸送りモータ5で回転駆動される送りねじ6で駆動され、X軸送り台4L、4Rは、Z軸送り台3上に搭載したX軸送りモータ7L、7Rで回転駆動される送りねじ8によって駆動されている。
一般的なNC工作機械では、各軸の送りモータの回転トルクを制限して、刃物台の送り力を弱い力に設定するいわゆるトルク制限が可能である。このトルク制限は、通常、送りモータに与える最大電流を最大電流設定器17で制限することによって行われている。
各軸の送りモータを制御するサーボ制御装置11は、差分検出器14、補償回路15及びパワーアンプ16を備えており、差分検出器14は、NC装置12から与えられる位置指令aと送りモータ7L、7Rに装着されたパルスエンコーダ13から与えられる位置フィードバック信号bとの差信号(位置偏差)cを補償回路15に与えている。補償回路15は、位置偏差cに基づく速度指令を算出して、速度フィードバック信号との差信号をパワーアンプ16に与えている。パワーアンプ16から出力される電流は、最大電流設定器17の設定値で制限される。
図1には、下刃物台のX軸送りモータ7Rのサーボ制御系のみが示されているが、上刃物台のX軸送りモータ7L、Z軸送りモータ5及び図示されていない主軸モータも同様に制御されている。差分検出器14から出力される位置偏差cは、位置カウンタ18の指令値aと共に刃物台位置検出手段19に入力され、この両者から刃物台2L、2Rの実際の位置(把持体がワークに当接して刃物台が停止した位置)を検出する。なお、刃物台2L、2Rの実際の位置は、位置偏差を用いないで、パルスエンコーダ13からの位置フィードバック信号bを直接NC装置に入力して検出することもできる。
図1を参照して、偏芯ワーク9を第1チャック1Lから偏芯チャック1Rへ受渡す動作を説明する。上下の刃物台2L、2Rには、それぞれの工具装着箇所の一箇所に、主軸軸線方向のV溝を備えた把持体10を装着する。そして、第1工程の加工が終了したら、上下の刃物台2L、2Rは把持体10を割出し、その把持体がワーク9の把持位置に対向するようにZ軸送り台3を移動し、X軸送りモータ7L、7Rにトルク制限をかけて、X軸送り台4L、4Rをワーク9に向けて進出させる。対向する把持体10、10がワーク9に当接すると、刃物台2L、2Rは停止する。このときのワークの把持力は、X軸送りモータ7L、7Rのトルク制限値によって調整できる。
把持体10、10がワーク9に当接して刃物台2L、2Rが停止したとき、ワークを第1チャック1Lで把持したままの状態で、上下の刃物台2L、2RのX軸方向の位置を刃物台位置検出手段19で検出する。
次に第1チャック1Lを開き、上下の刃物台2L、2Rを同期速度で図の右方に移動して、ワークを第1チャック1Lから抜き取り、ワークを偏芯チャック1R側に搬送する。このとき、上刃物台2Lと下刃物台2RとはZ軸方向に同期移動するが、制御上は上刃物台2Lは+方向の移動となり、下刃物台2Rは−方向の移動となるので、符号が逆で絶対値が等しい移動指令を上下のZ軸送りモータ5に与えることになる。このとき、X軸送りモータ7L、7Rには、トルク制限がかかった状態で、微少量の進出方向の送り指令が与えられている。このトルク制限された進出方向の送り指令により、把持体10によるワークの把持が保証される。
ワークを偏芯チャック1Rに受渡すまでの移動途中で、必要な偏芯量に対応するX軸方向の搬送が行われる。このX軸方向の搬送は、上下の刃物台2L、2Rのそれぞれについて先に検出したワーク把持時における刃物台2L、2Rの実際のX座標を基準にして行われる。すなわち、検出された刃物台2L、2RのX座標に所定の、例えば1mmの位置偏差を減じたX座標をそれぞれの刃物台に与える指令値とし、その指令値をX軸方向の送り量だけ刃物台の一方については後退(X座標値を増加)させ、他方については同期して前進(X座標値を減少)させるという動作で行われる。
ワークを受け取る偏芯チャック1Rは、第2主軸の回転角制御により、その偏芯方向をX軸方向にして停止させる。前記の方法でX軸方向に偏芯チャック1Rの偏芯量だけX軸方向に移動したワークは、上下の刃物台2L、2RのZ軸方向の同期移動により偏芯チャック1Rに挿入されて把持される。その後、両刃物台2L、2Rが後退することにより、ワークの受渡しが完了する。
上記の例では、主軸軸線に直交する面内での偏芯方向の移動はX軸方向である。上下の刃物台2L、2RがY軸方向(図1の紙面直角方向)にも位置決め可能な刃物台であれば、主軸軸線と直交する面内で任意の位置にワークの中心を偏倚させる搬送が可能である。例えば図2に示すように、上記のようにしてX軸方向に軸心を偏倚させて、第1の偏芯円筒面91の加工を行った後、上下の刃物台の把持体10、10でワーク9を把持してZ軸方向移動によりワークを偏芯チャック1Rから抜き取り、次に所望角θ(例えば60度)だけ第2主軸を回転させ、上下の刃物台2L、2RのX軸方向へのecosθの移動とY軸方向へのesinθの移動とにより、ワークの軸心を偏芯チャック1Rの把持中心に合せることができる。そして両刃物台のZ軸方向の復帰移動により、ワーク9を再び偏芯チャック1Rに挿入して把持し、その状態で旋削加工を行うことにより、ワークに第1の偏芯円筒面91と偏芯方向の異なる第2の偏芯円筒面92の加工を行うことが可能である。
2L,2R タレット刃物台
7L,7R X軸送りモータ
9 偏芯ワーク
10 把持体
P 主軸軸線
7L,7R X軸送りモータ
9 偏芯ワーク
10 把持体
P 主軸軸線
Claims (3)
- 主軸軸線を挟んで設けられた2個のタレット刃物台の工具装着箇所の一箇所に主軸軸線方向のVないしU溝を備えた把持体を装着し、当該2個の把持体を主軸に把持されたワークに向けて対向させ、両刃物台をX送りモータにトルク制限をかけて当該ワークに向けて進出させることにより両把持体でワークを把持し、両刃物台をX軸及びZ軸方向に同期移動する旋盤におけるワークの機内搬送方法において、
把持体がワークに当接して停止したときの両刃物台のX座標を基準にして両刃物台のX方向の移動を制御することを特徴とする、旋盤におけるワークの機内搬送方法。 - 主軸軸線上で対向する2主軸を備えた旋盤の両主軸にワーク中心を主軸軸線上にして把持する第1チャックとワークの中心を主軸軸線から偏倚させて把持する偏芯チャックとをそれぞれ装着し、第1チャックで把持したワークの旋削加工が終了した後、偏芯チャックの偏芯方向をX軸方向に向けると共に前記2個の把持体で第1チャックに把持されたワークを把持し、当該把持時に把持体がワークに当接して停止したときの両刃物台のX座標を基準にして両刃物台をX軸方向に偏芯チャックの偏芯量移動すると共に両刃物台のZ軸方向に同期移動して当該ワークを偏芯チャックに搬送することを特徴とする、請求項1記載の2主軸対向旋盤における偏芯ワークの機内搬送方法。
- 主軸軸線を挟んでZ、X及びY軸方向に位置決め可能な2個のタレット刃物台を備えた旋盤の主軸にワークの中心を主軸軸線から偏倚させて把持する偏芯チャックを装着し、当該チャックで把持したワークの旋削加工が終了した後、前記2個の把持体で当該加工が終了したワークを把持し、次に当該チャックを所定角回動し、前記把持時に把持体がワークに当接して停止したときの両刃物台のX座標又はX及びY座標を基準にして両刃物台をX及びY軸方向に前記回動後の前記チャックの偏芯量及び偏芯方向に移動すると共に両刃物台をZ軸方向に同期往復移動して当該ワークを前記チャックに再度把持させることを特徴とする、請求項1記載の旋盤における偏芯ワークの機内搬送方法。
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A02 | Decision of refusal |
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