JP2014046267A - 硫化水素の分離方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゼオライト膜を用いて、硫化水素と有機物を含む複数の成分からなる気体混合物から硫化水素を分離する方法であって、該ゼオライト膜が、酸素8員環を有するゼオライト構造を含むものであり、多孔質支持体上に形成されてなる硫化水素の分離方法。有機物としてメタンを含み、酸素8員環を有するゼオライトがCHA型アルミノ珪酸塩であることが好ましい。
【選択図】図3
Description
また、このゼオライト膜複合体を気体の分離に用いた場合、処理量、分離性能ともに高い値が得られることを見出し、ガス分離用ゼオライト膜複合体として提案している(特許文献8)が、特許文献8では、有機物を含む複数の成分からなる気体混合物からの硫化水素の分離についての検討は行っていない(特許文献8)。
本発明はこのような知見に基づいて達成されたものであり、本発明の要旨は、下記の[1]〜[8]に存する。
従来の硫化水素の分離方法である吸収、吸着分離法では吸収剤、吸着剤の再生エネルギーが必要であったが、本発明の膜分離法を用いれば、省エネルギーな分離が可能となる。また、本発明の膜分離では、硫化水素の透過量が多いため、分離に必要な膜面積を小さくすることができ、小規模な設備で、低コストな分離が期待できる。
(ゼオライト膜)
本発明において、ゼオライト膜は、上記のとおり特定の性質をもつゼオライトを含むものであるが、ゼオライト膜を構成する成分としては、ゼオライト以外にシリカ、アルミナなどの無機バインダー、ポリマーなどの有機物、あるいはゼオライト膜表面を修飾するシリル化剤などを必要に応じ含んでいてもよい。
ゼオライト膜は、一部アモルファス成分などが含有されていてもよいが、好ましくは実質的にゼオライトのみで構成されるゼオライト膜である。
本発明において、ゼオライト膜を構成するゼオライトは好ましくは酸素8員環を有するアルミノ珪酸塩である。アルミノ珪酸塩は、SiとAlの酸化物を主成分とするものであり、本発明の効果を損なわない限り、それ以外の元素が含まれていてもよい。
ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比は、後に述べる水熱合成の反応条件により調整することができる。
本発明において、酸素8員環を有するゼオライトとは、International Zeolite Association(IZA)が定めるゼオライトにおいて、酸素8員環を有する構造と規定されたものを示す。その構造はX線回折データにより特徴付けられる。
本発明において、ゼオライト膜は、多孔質支持体の表面などに形成される。好ましくはゼオライトは、多孔質支持体に対して膜状に結晶化される。
また、ポリオレフィン、フッ素系ポリマー、ポリイミド、ポリアミン、ポリエステル、ポリウレタンなども利用できる。
多孔質支持体としては、これらの中でも、無機材料よりなる多孔質支持体(無機多孔質支持体)が好ましく用いられる。
さらに、アルミナ、シリカ、ムライトのうち少なくとも1種を含む無機多孔質支持体は、支持体の部分的なゼオライト化が容易であるため、支持体とゼオライトの結合が強固になり、緻密で分離性能の高い膜が形成されやすくなるのでより好ましい。
管状の多孔質支持体の場合は、通常長さ2cm以上200cm以下、内径0.5cm以上2cm以下、厚さ0.5mm以上4mm以下が実用的で好ましい。
本発明において、ゼオライト膜複合体とは、上述の多孔質支持体の表面などにゼオライトが膜状に、好ましくは結晶化して固着しているものであり、場合によっては、ゼオライトの一部が、支持体の内部にまで固着している状態のものが好ましい。
ゼオライト膜複合体としては、例えば、多孔質支持体の表面などにゼオライトを水熱合成により膜状に結晶化させたものが好ましい。
本発明において、ゼオライト膜複合体のゼオライトがCHA型ゼオライトからなる場合には、膜表面にX線を照射して得たX線回折のパターンにおいて、2θ=17.9°付近のピークの強度が、2θ=20.8°付近のピークの強度の0.5倍以上であることが好ましい。即ち、(2θ=17.9°付近のピークの強度)/(2θ=20.8°付近のピークの強度)で表されるピーク強度比(以下これを「ピーク強度比A」ということがある。)が0.5以上であることが好ましい。ピーク強度比Aは、好ましくは0.6以上である。ピーク強度比Aの上限は特に限定されないが、通常20未満である。
また、X線回折パターンとは、ゼオライトが主として付着している側の表面にCuKαを線源とするX線を照射して、走査軸をθ/2θとして得るものである。測定するサンプルの形状としては、ゼオライト膜複合体のゼオライト膜側の表面にX線が照射できるような形状であればどのようなものであってもよく、ゼオライト膜複合体の特徴をよく表すものとして、作製したゼオライト膜複合体そのままのもの、あるいはゼオライト膜複合体を装置によって制約される適切な大きさに切断したものが好ましい。
X線回折パターンは、ゼオライト膜複合体の表面が曲面である場合には自動可変スリットを用いて照射幅を固定して測定してもかまわない。自動可変スリットを用いた場合のX線回折パターンとは、可変→固定スリット補正を実施したパターンを指す。
2θ=20.8°付近のピークとは、多孔質支持体に由来しないピークのうち20.8°±0.6°の範囲に存在するピークで最大のものを指す。
2θ=9.6°付近のピークとは、多孔質支持体に由来しないピークのうち9.6°±0.6°の範囲に存在するピークのうち最大のものを指す。
即ち、2θ=17.9°付近のピークは(1,1,1)面に由来するピーク、2θ=20.8°付近のピークは、(2,0,−1)面に由来するピーク、2θ=9.6°付近のピークは、(1,0,0)面に由来するピークである。
本発明で用いるゼオライト膜複合体は、上記のとおり空気透過量が適度に多く、従って、適度にガス透過量が多く、かつ良好な分離性能をもつものであることが好ましい。
本発明において、ゼオライト膜の形成方法は、上記した特定のゼオライト膜を多孔質支持体上に形成可能な方法であれば特に制限されず、例えば、(1)支持体上にゼオライトを膜状に結晶化させる方法、(2)支持体にゼオライトを無機バインダーあるいは有機バインダーなどで固着させる方法、(3)ゼオライトを分散させたポリマーを支持体に固着させる方法、(4)ゼオライトのスラリーを支持体に含浸させ、場合によっては吸引することによりゼオライトを支持体に固着させる方法、などの何れの方法も用いることができる。
この場合、ゼオライト膜複合体は、例えば、組成を調整して均一化した水性反応混合物を、内部に多孔質支持体を入れたオートクレーブなどの耐熱耐圧容器に入れて密閉し、一定時間加熱することにより製造することができる。
金属水酸化物としては、具体的には、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム等のアルカリ金属水酸化物;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム等のアルカリ土類金属水酸化物等を用いることができる。
また、水性反応混合物中へのKの添加は、前述のピーク強度比A、Bを大きくする傾向があり、好ましい。
水の量は緻密なゼオライト膜の生成において特に重要であり、粉末合成法の一般的な条件よりも水がシリカに対して多い条件のほうが緻密な膜ができやすい傾向にある。
一般的に、粉末のアルミノ珪酸塩のゼオライトを合成する際の水の量は、H2O/SiO2モル比で15〜50程度である。これに対して、H2O/SiO2モル比が高い(50を超え1000以下)、すなわち水が多い条件にすることにより、多孔質支持体上にアルミノ珪酸塩のゼオライトが緻密な膜状に結晶化した分離性能の高いゼオライト膜複合体を得ることができる。
本発明の硫化水素の分離方法は、上記のゼオライト膜複合体に、硫化水素と有機物を含む複数の成分からなる気体混合物を接触させ、該気体混合物から、硫化水素を選択的に透過させて分離することを特徴とするものであり、これにより、気体混合物中の膜透過性の低い気体成分を濃縮することができる。
本発明におけるゼオライト膜の分離機能の一つは、分子ふるいとしての分離であり、用いるゼオライトの有効細孔径以上の大きさを有する気体分子とそれ以下の気体分子とを好適に分離することができる。
スイープガスの圧力は通常大気圧であるが、特に大気圧に制限されるものではなく、好ましくは20MPa以下、より好ましくは10MPa以下、さらに好ましくは1MPa以下であり、下限は、好ましくは0.09MPa以上、より好ましくは、0.1MPa以上である。場合によっては、減圧して用いても良い。
α=(Q’1/Q’2)/(P’1/P’2)
〔式(2)中、Q’1およびQ’2は、それぞれ、透過性の高いガスおよび透過性の低いガスの透過量[mol・(m2・s)−1]を示し、P’1およびP’2は、それぞれ、供給ガス中の透過性の高いガスおよび透過性の低いガスの分圧[Pa]を示す。〕
分離係数αは次のように求めることもできる。
α=(C’1/C’2)/(C1/C2)
〔式(2)中、C’1およびC’2は、それぞれ、透過ガス中の透過性の高いガスおよび透過性の低いガスの濃度[mol%]を示し、C1およびC2は、それぞれ、供給ガス中透過性の高いガスおよび透過性の低いガスの濃度[mol%]を示す。〕
なお、以下において、「CHA型珪酸塩のゼオライト」を単に「CHA型ゼオライト」と呼ぶ。
以下において、ゼオライト膜複合体の物性や分離性能等の測定は次のとおり行った。
ゼオライト膜のXRD測定を、以下の条件で行った。
・装置名:オランダPANalytical社製X’PertPro MPD
・光学系仕様 入射側:封入式X線管球(CuKα)
Soller Slit (0.04rad)
Divergence Slit (Valiable Slit)
試料台:XYZステージ
受光側:半導体アレイ検出器(X’ Celerator)
Ni−filter
Soller Slit (0.04rad)
ゴニオメーター半径:240mm
・測定条件 X線出力(CuKα):45kV、40mA
走査軸:θ/2θ
走査範囲(2θ):5.0−70.0°
測定モード:Continuous
読込幅:0.05°
計数時間:99.7sec
自動可変スリット(Automatic−DS):1mm(照射幅)
横発散マスク:10mm(照射幅)
また、照射幅を自動可変スリットによって1mmに固定して測定し、Materials Data, Inc.のXRD解析ソフトJADE7.5.2(日本語版)を用いて可変スリット→固定スリット変換を行ってXRDパターンを得た。
大気圧下で、ゼオライト膜複合体の一端を封止し、他端を、気密性を保持した状態で5kPaの真空ラインに接続して、真空ラインとゼオライト膜複合体の間に設置したマスフローメーターでゼオライト膜複合体を透過した空気の流量を測定し、空気透過量[L/(m2・h)]とした。マスフローメーターとしてはKOFLOC社製8300、N2ガス用、最大流量500ml/min(20℃、1気圧換算)を用いた。KOFLOC社製8300においてマスフローメーターの表示が10ml/min(20℃、1気圧換算)以下であるときはLintec社製MM−2100M、Airガス用、最大流量20ml/min(0℃、1気圧換算)を用いて測定した。
単成分ガス透過試験は、図1に模式的に示す装置を用いて、以下のとおり行った。
用いた試料ガスは、二酸化炭素(純度99.9%、高圧ガス工業社製)、メタン(純度99.999%、ジャパンファインプロダクツ製)、水素(純度99.99%以上、HORIBA
STEC社製水素発生器OPGU−2200より発生)、窒素(純度99.99%、東邦酸素工業社製)、ヘリウム(純度99.99、ジャパンヘリウムセンター社製)である。
図2に模式的に示す装置において、以下のとおり硫化水素分離試験を行った。
図2において、円筒形のゼオライト膜複合体1は、ステンレス製の耐圧容器2に格納された状態で、恒温槽(図示せず)に設置されている。恒温槽には、供給ガスの温度調整が可能なように、温度制御装置が付設されている。
また、この測定結果に基づいて、下記式(1)により理想分離係数α’を算出した。
α’=(Q1/Q2)/(P1/P2) (1)
〔式(1)中、Q1およびQ2は、それぞれ、透過性の高いガスおよび透過性の低いガスの透過量[mol・(m2・s)−1]を示し、P1およびP2は、それぞれ、透過性の高いガスおよび透過性の低いガスの、供給側と透過側の圧力差[Pa]を示す。〕
これは、各ガスのパーミエンスの比率を示しており、従って、各ガスのパーミエンスを算出し、その比率から求めることができる。従来、単成分ガスの透過試験から求めたパーミエンスの比率とするが、今回は、硫化水素とメタンの理想分離係数として、窒素/硫化水素の混合ガスを用いた透過試験から算出した硫化水素のパーミエンスと、メタン単成分ガスを用いた透過試験から算出したメタンのパーミエンスの比率から求めた値を示した。
ゼオライト膜のSEM−EDX測定は、以下の条件で行った。
・装置名:SEM:FE−SEM Hitachi:S−4800
EDX:EDAX Genesis
・加速電圧:10kV
倍率5000倍での視野全面(25μm×18μm)を走査してX線定量分析を行った。
<ゼオライト膜複合体の製造>
以下の方法で、多孔質支持体上にCHA型アルミノ珪酸塩のゼオライト膜を直接水熱合成することにより形成して多孔質支持体−CHA型ゼオライト膜複合体を作製した。
水熱合成用の水性反応混合物は次のとおり調製した。
1mol/L−NaOH水溶液1.4g、1mol/L−KOH水溶液5.8g、水酸化アルミニウム(Al2O3 53.5質量%含有、アルドリッチ社製)0.195g、水114gを混合し、透明溶液とした。これに有機テンプレートとして、N,N,N−トリメチル−1−アダマンタンアンモニウムヒドロキシド(以下これを「TMADAOH」と称する。)水溶液(TMADAOH 25質量%含有、セイケム社製)2.4gを加え、さらにコロイダルシリカ(日産化学社製 スノーテック−40)10.8gを加えて約2時間撹拌し、水性反応混合物とした。
焼成後のゼオライト膜複合体の空気透過量は37L/(m2・h)であった。
CHA型ゼオライト膜複合体1を用いて、単成分ガス透過試験を行った。
前処理として、140℃で、供給ガス7としてCO2を、耐圧容器2とゼオライト膜複合体1との間に導入して、圧力を約0.16MPaに保ち、ゼオライト膜複合体1の円筒の内側を0.098MPa(大気圧)として、約60分間乾燥した。
その後、温度を50℃とし、温度が安定した後に供給ガスを各評価ガスに変更した。このとき、供給側の圧力は0.2MPaで、供給ガス7側と透過ガス8側の差圧は、0.1MPaであった。
測定された各評価ガスのパーミエンスを表1に示す。
この結果から、硫化水素とメタンを含有する気体混合物から硫化水素を効率的に透過させて分離することができ、また、硫化水素と二酸化炭素とメタンを含有する気体混合物からも、二酸化炭素と共に硫化水素を効率的に透過させて分離することができることが分かる。
<ゼオライト膜複合体の製造>
水熱合成用の水性反応混合物として、次のとおり調製したものを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてCHA型ゼオライト膜複合体を製造した。
1mol/L−NaOH水溶液1.2g、1mol/L−KOH水溶液5.0g、水酸化アルミニウム(Al2O3 53.5質量%含有、アルドリッチ社製)0.104gを混合したものに水113g加えて撹拌し溶解させ、透明溶液とした。これに有機テンプレートとして、N,N,N−トリメチル−1−アダマンタンアンモニウムヒドロキシド(以下これを「TMADAOH」と称する。)水溶液(TMADAOH 25質量%含有、セイケム社製)2.4gを加え、さらにコロイダルシリカ(日産化学社製 スノーテック−40)10.8gを加えて2時間撹拌し、水性反応混合物とした。
また、支持体上に結晶化したCHA型ゼオライトの質量は46g/m2であった。また、SEM−EDXにより測定した、ゼオライト膜のSiO2/Al2O3モル比は21であった。
また、得られたCHA型ゼオライト膜複合体の空気透過量は315L/(m2・h)であった。
以下、製造されたCHA型ゼオライト膜複合体を「CHA型ゼオライト膜複合体2」と称す。
CHA型ゼオライト膜複合体2と同バッチで合成した膜を用いて、実施例1と同様に単成分ガス透過試験を行った。得られた各評価ガスのパーミエンスを表2に示す。
この結果から、硫化水素とメタンを含有する気体混合物から硫化水素を効率的に透過させて分離することができ、また、硫化水素と二酸化炭素とメタンを含有する気体混合物からも、二酸化炭素と共に硫化水素を効率的に透過させて分離することができることが分かる。
2 耐圧容器
5 圧力計
6 背圧弁
7 供給ガス(試料ガス)
8 透過ガス
Claims (8)
- ゼオライト膜を用いて、硫化水素と有機物を含む複数の成分からなる気体混合物から硫化水素を分離する方法であって、該ゼオライト膜が、酸素8員環を有するゼオライト構造を含むものであり、多孔質支持体上に形成されてなることを特徴とする硫化水素の分離方法。
- 前記有機物がメタンを含む請求項1に記載の硫化水素の分離方法。
- 前記酸素8員環を有するゼオライトがCHA型アルミノ珪酸塩である請求項1または2に記載の硫化水素の分離方法。
- 前記酸素8員環を有するゼオライトがCHA型アルミノ珪酸塩であり、前記ゼオライト膜表面にX線を照射して得たX線回折パターンにおいて、2θ=17.9°付近のピーク強度が、2θ=20.8°付近のピーク強度の0.5倍以上の値を有するものである請求項1または2に記載の硫化水素の分離方法。
- 前記酸素8員環を有するゼオライトがCHA型アルミノ珪酸塩であり、前記ゼオライト膜表面にX線を照射して得たX線回折パターンにおいて、2θ=9.6°付近のピーク強度が、2θ=20.8°付近のピーク強度の2.0倍以上の値を有するものである請求項1または2に記載の硫化水素の分離方法。
- 前記酸素8員環を有するゼオライトがCHA型アルミノ珪酸塩であり、前記ゼオライト膜表面にX線を照射して得たX線回折パターンにおいて、2θ=9.6°付近のピーク強度が、2θ=20.8°付近のピーク強度の2.0倍以上の値を有するものであり、かつ2θ=17.9°付近のピーク強度が、2θ=20.8°付近のピーク強度の0.5倍未満の値を有するものである請求項1または2に記載の硫化水素の分離方法。
- 前記酸素8員環を有するゼオライトのSiO2/Al2O3モル比が6以上500以下である請求項3ないし6に記載の硫化水素の分離方法。
- 前記酸素8員環を有するゼオライトが、アルカリ源として少なくともカリウム(K)を含む水熱合成用の反応混合物を用いて形成されたものである請求項3ないし7に記載の硫化水素の分離方法。
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