JP2014046058A - トイレットペーパー切断端部の分離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】既設のトイレットペーパーホルダーにそのまま取り付けることができ、トイレットペーパーの切断端部をトイレットペーパーの外周面から確実に分離することができるトイレットペーパー切断端部の分離装置を提供する。
【解決手段】トイレットペーパーホルダー1或いはトイレの壁部に取り付けられる軸受け部21と、軸受け部21に回動自在に取り付けられた回動支持軸24と、回動支持軸24に固定されて一緒に回動し、上方に引き出されたトイレットペーパー10の端部12Aが引っ掛けられる持ち上げ部22と、回動支持軸24および持ち上げ部22が上側に回動するように付勢するばね部材25とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】トイレットペーパーホルダー1或いはトイレの壁部に取り付けられる軸受け部21と、軸受け部21に回動自在に取り付けられた回動支持軸24と、回動支持軸24に固定されて一緒に回動し、上方に引き出されたトイレットペーパー10の端部12Aが引っ掛けられる持ち上げ部22と、回動支持軸24および持ち上げ部22が上側に回動するように付勢するばね部材25とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、トイレットペーパーの切断端部の位置を探すことなく、この切断端部を容易に掴み取ることができるようにするトイレットペーパー切断端部の分離装置に関する。
トイレットペーパーが取り付けられるトイレットペーパーホルダーは、一般的に、トイレットペーパーを両側部から回転可能に保持する本体部と、トイレットペーパーの上側を覆う蓋部とで構成されている。また、この蓋部は、本体部の奥側に設けられた回転軸を中心に上下に回動するようになっており、その手前側のエッジ部をトイレットペーパーの外周面に宛がうようにしてトイレットペーパーを切断する。このように、蓋部が回動することによって、トイレットペーパーの使用によってその直径が小さくなったとしても、エッジ部が外周面に追従して回動し、容易にトイレットペーパーが切断できるようになっている。
このような構造を有するホルダーでは、トイレットペーパーを手前側に引き出してエッジ部で切断すると、トイレットペーパーの切断した端部(以下、切断端部という)がトイレットペーパーの円筒状の外周面にくっついて、この切断端部の位置が分からなくなる場合がある。特に年配で視力の弱い方々からは、このくっついた切断端部を見つけるのに苦労をするという意見が聞かれる。また、切断端部が見つけられたとしても、トイレットペーパーの外周面にくっついた切断端部を引き剥がす作業も煩わしい。
このような問題を解決するために、従来では種々の技術が提案されている。
例えば、蓋部のほぼ中央に長穴を設け、この長穴から指を入れてトイレットペーパーを引出方向へ回転させることによって、蓋部を持ち上げずにトイレットペーパーの切断端部を下側に送り出すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、蓋部のほぼ中央に長穴を設け、この長穴から指を入れてトイレットペーパーを引出方向へ回転させることによって、蓋部を持ち上げずにトイレットペーパーの切断端部を下側に送り出すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ホルダーの蓋部の先端部に切り込みを入れ、この切り込み部からトイレットペーパーを押し上げるための突起を備えた押し上げ部品を取り付けている。この構造によれば、トイレットペーパーの切断端部が切り込み部で押し上げられた状態になるので、従来に比べて切断端部を取り易くすることができる(例えば、特許文献2参照)。
さらに、板ばねを用いて蓋部を上側に付勢しており、蓋部を手で押さえてトイレットペーパーを切断した後に蓋部から手を離したときに、板ばねが蓋部を持ち上げようとする反発力でトイレットペーパーを引出方向へ少しだけ回転させ、切断端部を取り易くしようとするものである(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、上述した特許文献1および特許文献2の技術では、蓋部に長穴或いは切り込みを形成する必要があるため、既設のホルダーをそのまま使用することができない。そのため、ホルダー全体または蓋部を交換するためのコストが発生してしまう。
一方、特許文献3の技術では、既設の蓋部の裏側に板ばねを取り付けるだけで構成することができるが、トイレットペーパーの送り出し長さが短いことが予想され、切断端部を容易に掴むことができるようになるか疑問がある。特に、トイレットペーパーの切断端部はその外周面に静電気などでくっついた状態になることが多く、この場合にトイレットペーパーを回転させるだけで切断端部を外周面から十分に分離させることは難しい。さらには、切断端部を見失った状態では、この技術を用いてトイレットペーパーを回転させたとしても、切断端部を見つけ出して引き出すことはできない。これらの問題は、特許文献1の技術にも言えることである。
さらには、特許文献2の技術では、突起によって切断端部が押し上げられて分離したとしても、この突起を通過した後は再び静電気で外周面にくっついた状態になることが予想され、必ずしも切断端部が掴み易いとは言い難い。また、切り込みがエッジ部まで延びているので、この切り込みの部分でトイレットペーパーを切ることができなくなり、現実的ではない。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、既設のトイレットペーパーホルダーにそのまま取り付けることができ、トイレットペーパーの切断端部をトイレットペーパーの外周面から確実に分離することができるトイレットペーパー切断端部の分離装置を提供することにある。
上述課題を解決するため、本発明は、既設のトイレットペーパーホルダー或いはトイレの壁部に取り付けられ、トイレットペーパーを切断した後の切断端部をトイレットペーパーの外周面から分離するトイレットペーパー切断端部の分離装置であって、前記トイレットペーパーホルダー或いは前記トイレの壁部に取り付けられる軸受け部と、前記軸受け部に回動自在に取り付けられた回動支持軸と、前記回動支持軸に固定されて一緒に回動し、上方に引き出された前記トイレットペーパーの端部が引っ掛けられる持ち上げ部と、前記回動支持軸および前記持ち上げ部が上側に回動するように付勢するばね部材とを備えたことを特徴とする。
また、前記回動支持軸に対して回動自在に取り付けられ、前記持ち上げ部の回動に追従して一緒に回動し、前記持ち上げ部に引っ掛けられたトイレットペーパーの端部を前記持ち上げ部とともに押さえ込むための押さえ部が設けられていてもよい。
本発明に係るトイレットペーパー切断端部の分離装置では、前記トイレットペーパーホルダー或いは前記トイレの壁部に取り付けられる軸受け部と、前記軸受け部に回動自在に取り付けられた回動支持軸と、前記回動支持軸に固定されて一緒に回動し、上方に引き出された前記トイレットペーパーの端部が引っ掛けられる持ち上げ部と、前記回動支持軸および前記持ち上げ部が上側に回動するように付勢するばね部材とを備えているので、持ち上げ部がばね部材によって上側へと持ち上げられ、トイレットペーパーの切断端部が上側へと自動的に持ち上げられるようになる。そのため、利用者は、ホルダーの蓋部を持ち上げるだけで、トイレットペーパーの切断端部を外周面から分離することができ、かつ、トイレットペーパーの端部を容易に掴み取ることができるようになる。そのため、外周面にくっついた切断端部を探す必要が無くなり、特に視力の弱くなった年配の方にとって利便性が向上する。
以下、本発明の実施の形態に係るトイレットペーパー切断端部の分離装置20(以下、分離装置20という)について、図面を用いて詳細に説明する。
なお、以下の説明で使用する上下、前後、左右(幅方向)の方向は、トイレットペーパーホルダー1(以下、ホルダー1という)を正面から見た方向(図1の右斜め下側から見た方向、または、図2、図3の紙面右側から見た方向)をいうものとする。
なお、以下の説明で使用する上下、前後、左右(幅方向)の方向は、トイレットペーパーホルダー1(以下、ホルダー1という)を正面から見た方向(図1の右斜め下側から見た方向、または、図2、図3の紙面右側から見た方向)をいうものとする。
ホルダー1は、一般住宅、ホテルの客室、或いは公共施設などのトイレに設置されたものである。このホルダー1は、現在では、使いやすさやデザイン性などによって様々な構造や付加機能を備えたものがあるが、本実施の形態では、ごく一般的に使用されているホルダー1を用いて説明する。
このホルダー1は、図1に示すように、取り付けられるトイレットペーパー10を左右から保持する側壁部2、2と、トイレットペーパー10の奥側に位置する奥壁部3と、トイレットペーパー10の上側を覆う蓋部4とで構成されている。この奥壁部3は、左右の側壁部2、2と一体に構成されており、樹脂、或いは金属などで形成されている。
蓋部4は、図1に示すように、平板状に形成されており、その手前側の部分には、トイレットペーパー10の外周面10Aに沿うように緩やかに湾曲した湾曲部4Bが形成されている(図2および図3参照)。また、この湾曲部4Bの手前側の先端部には、引き出したトイレットペーパー10を切断するためのエッジ部4Aがトイレットペーパーの幅方向に沿って連続して形成されている。
また、蓋部4の左右の奥側には、図1に示すように、取付部4C、4Cがそれぞれ設けられている。これらの取付部4Cは、回動軸5、5を介して左右の側壁部2、2にそれぞれ同軸上に回動可能に取り付けられている。これにより、蓋部4は、この回動軸5、5を中心に上下に回動し、トイレットペーパー10の直径が小さくなったとしても、湾曲部4Bおよびエッジ部4Aがトイレットペーパー10の外周面10Aに追従するようになる。
また、左右の側壁部2、2には、図1に示すように、トイレットペーパー保持部6、6が中央に向けてそれぞれ突出している。このトイレットペーパー保持部6、6は、上側に回動可能に構成されており、上側に回動したときに左右の側壁部2、2の収容溝2A、2Aにそれぞれ収容される。このトイレットペーパー保持部6、6には、取り付けられるトイレットペーパー10の芯11の保持穴11Aが左右から挿入され、トイレットペーパー10が回転可能に保持される。
このようなホルダー1にトイレットペーパー10を取り付け、引き出したトイレットペーパーをエッジ部4Aに沿って略水平に切断すると、その切断端部12がトイレットペーパー10の外周面10Aにぴったりとくっついてしまうことがある。そのため、本実施の形態では、この切断端部12を外周面10Aから常に分離しておくことができる分離装置20が取り付けられている。
分離装置20は、図1に示すように、奥側に位置する軸受け部21と、この軸受け部21から手前側に突出する持ち上げ部22、および、押さえ部23とで構成されている。
軸受け部21は、略水平に延在しており、その左右の両端部では、回動支持軸24が回動自在に支持されている。
軸受け部21は、略水平に延在しており、その左右の両端部では、回動支持軸24が回動自在に支持されている。
持ち上げ部22は、図1に示すように、棒状部材を略コ字形状に折り曲げて形成されており、このコ字形状の先端部22Aが手前側に向くようにして取り付けられている。また、コ字形状の奥側の左右の端部(先端部22Aと反対側の端部)は、上述した回動支持軸24に固定されている。これにより、持ち上げ部22は、回動支持軸24の回動に伴って上下に回動するようになる。これらの持ち上げ部22および回動支持軸24は、金属材料を用いて構成することもできるし、樹脂材料を用いて一体に形成することもできる。
また、回動支持軸24の左右の両端部には、図1に示すように、軸受け部21と持ち上げ部22との間に、トーションばね25、25が設けられている。このトーションばね25、25は、回動支持軸24(および持ち上げ部22)が上側に回動するように付勢しており、蓋部4を開いた状態(図2(B)および図3(B)参照)では、持ち上げ部22の先端部22Aがトイレットペーパー10の外周面10Aから離れた上方の位置まで押し上げられるようになる。
一方、持ち上げ部22は、蓋部4を下側に閉じた状態(図2(A)および図3(A)参照)では、蓋部4の自重によって押し下げられ、トイレットペーパー10の外周面10Aの上部に接触する位置まで押し下げられるようになる。なお、持ち上げ部22は、蓋部4を持ち上げた状態であっても、先端部22Aを手で軽く押し下げることによって簡単に下側に回動する。
また、持ち上げ部22のコ字形状に折り曲げられた内幅寸法L2(図1参照)は、トイレットペーパー10の幅寸法L1よりも大きくなるように形成されている。これにより、詳細は後述するが、引き出されたトイレットペーパー10の端部12Aは、持ち上げ部22の内側を通って、持ち上げ部22の先端部22Aに引っ掛けるようにして取り付けることができるようになる(図2および図3参照)。
押さえ部23は、図1に示すように、持ち上げ部22と同様に、棒状部材を略コ字形状に折り曲げて形成されており、このコ字形状の先端部23Aが手前側に向くようにして取り付けられている。また、コ字形状の奥側の端部は、図1に示すように、円筒軸26に固定されている。この円筒軸26は、円筒の内部の穴に回動支持軸24が挿通されており、回動支持軸24によって支持され、かつ、この回動支持軸24に対して自由に回動することができるようになっている。これにより、押さえ部23は、持ち上げ部22の上下への回動動作に追従する態様で一緒に回動するようになる。また押さえ部23は、持ち上げ部22の回動動作によらずに、単独で上側へ持ち上げることもできるようになる。
この押さえ部23の幅寸法は、持ち上げ部22の内幅寸法L2およびトイレットペーパー10の幅寸法L1よりも短く(狭く)なるように形成されている。また、押さえ部23の前後方向の長さは、持ち上げ部22の前後方向の長さよりも長く形成されており、押さえ部23の先端部23Aが持ち上げ部22の先端部22Aよりも前側に突出する態様で構成されている。これにより、押さえ部23は、詳細は後述するが、持ち上げ部22の先端部22Aに引っ掛けられたトイレットペーパー10の端部12Aを上側から押さえ込み、この押さえ部23と持ち上げ部22とで端部12Aを上下に挟み込むようになる(図2および図3参照)。
このように、分離装置20は、軸受け部21に持ち上げ部22、押さえ部23、回動支持軸24、およびトーションばね25、25を組み付けて一体に構成される。この分離装置20は、軸受け部21の後面部分がホルダー1の奥壁部3に取り付けられる。この奥壁部3への取り付けは、例えば、図示しない両面テープを貼り付けて、これらの後面部分と奥壁部3の平面とに貼り付けるようにしている。また、ホルダー1の構造によっては奥壁部3がないものもあるが、その場合には、トイレの壁に軸受け部21の後面部分を両面テープで直接貼り付けるようにしてもよい。
次に、本発明の実施の形態に係る分離装置20の作用について、図2(A)、図2(B)および図3(A)、図3(B)を用いて説明する。
まずは、分離装置20のセット方法について説明する。未使用のトイレットペーパー10は、図2(B)に示すように、蓋部4および分離装置20の持ち上げ部22をそれぞれ上側に回動させた状態でホルダー1に取り付けられる。この取り付け方法は、ホルダー1の構造によって異なるが、本実施形態のホルダー1の場合には、トイレットペーパー保持部6を内側に倒して、トイレットペーパー10の保持穴11Aに挿入することによって行われる。
トイレットペーパー10が取り付けられた後、分離装置20の押さえ部23を単体でさらに上側に回動させ、トイレットペーパー10の端部12Aを持ち上げ部22の内側から通して、先端部22Aに引っ掛ける(図2(B)参照)。そして、押さえ部23を下側に下ろして、トイレットペーパー10の端部12Aを上側から押さえるようにする。最後に、蓋部4を下側に下ろしてセットが完了する(図2(A)参照)。
次に、分離装置20の使用方法について説明する。利用者は、まず、蓋部4を上側に持ち上げる。蓋部4を持ち上げると、持ち上げ部22は、トーションばね25によって上側に付勢され、蓋部4と同時に上側に自動で持ち上がる(図2(B)参照)。このとき、持ち上げ部22の先端部22Aに引っ掛けられたトイレットペーパー10の端部12Aは、持ち上げ部22によって上側へ持ち上げられる。これにより、トイレットペーパー10の切断端部12は、トイレットペーパー10の外周面10Aから分離される。利用者は、図2(B)に示すように、先端部22Aから下側に垂れる端部12Aを容易に掴み取ることができるようになる。
また、利用者は、掴み取った端部12Aを手前側に引くことで、容易にトイレットペーパー10を引き出すことができる。このとき、持ち上げ部22は、引き出す力にあわせて、トーションばねの弾性によって自由に上下に移動するので、トイレットペーパー10に無理な張力を作用させないようにすることができる。そして、所定の長さを引き出した後、利用者は蓋部4を下側に降ろし、エッジ部4Aでトイレットペーパー10を切断する(図2(A)参照)。さらに、次の利用者は、この状態から再び蓋部4を上に上げることで(図2(B)参照)、切断端部12を探すことなく、容易に端部12Aを掴み取ることができるようになる。
上述した図2での説明は、トイレットペーパー10の直径が大きい場合であるが、直径が小さくなった場合(図3(A)、図3(B)参照)でも、同様に操作することで、切断端部12を外周面10Aから分離させることができる。ただし、直径が小さくなった場合には、端部12Aを先端部22Aに引っ掛けた状態で、トイレットペーパー10の外周面10Aから先端部22Aまでの角度が急になってしまう(図3(B)参照)。そのため、トイレットペーパー10の端部12Aの自重、或いは外周面10Aで作用する静電気によって、端部12Aが先端部22Aから下側に落ちてしまい、先端部22Aに引っ掛からなくなってしまうことがある。これを防止するために、押さえ部23が設けられている。この押さえ部23でトイレットペーパー10の端部12Aを先端部22Aに押さえ込む(挟み込む)ようにすることで、使用によって直径が小さくなった場合であっても、端部12Aが常に先端部22Aに引っ掛けられた状態を維持するようにしている。
本発明の実施の形態に係るトイレットペーパー切断端部の分離装置20によれば、トイレットペーパー10を切断した後の切断端部12をトイレットペーパー10の外周面10Aから分離する分離装置20であって、トイレットペーパーホルダー1に取り付けられる軸受け部21と、軸受け部21に回動自在に取り付けられた回動支持軸24と、回動支持軸24に固定されて一緒に回動し、上方に引き出されたトイレットペーパー10の端部12Aが引っ掛けられる持ち上げ部22と、回動支持軸24および持ち上げ部22が上側に回動するように付勢するトーションばね25とを備えているので、持ち上げ部22がトーションばね25によって上側へと持ち上げられ、トイレットペーパー10の切断端部12が上側へと自動的に持ち上げられるようになる。そのため、利用者は、ホルダー1の蓋部4を持ち上げるだけで、トイレットペーパー10の切断端部12を外周面10Aから分離することができ、かつ、トイレットペーパー10の端部12Aを容易に掴み取ることができるようになる。そのため、外周面10Aにくっついた切断端部12を探す必要が無くなり、特に視力の弱くなった年配の方にとっての利便性が向上する。
また、回動支持軸24に対して回動自在に取り付けられ、持ち上げ部22の回動に追従して一緒に回動し、持ち上げ部22に引っ掛けられたトイレットペーパー10の端部12Aを持ち上げ部22とともに押さえ込むための押さえ部23が設けられているので、持ち上げ部22の先端部22Aに引っ掛けられたトイレットペーパー10の端部12Aが自重等によって下側に落ちないようにすることができる。特に、使用によってトイレットペーパー10の直径が小さくなって、端部12Aが自重で落ち易くなった状態であっても、この押さえ部23で端部12Aを上側から押さえ込むことによって、常に先端部22Aに端部12Aが引っ掛けられた状態を維持することができる。
さらに、軸受け部21を既設のホルダー1の奥壁部3、或いは既設のトイレの壁部に直接取り付けるようにしているので、既設のホルダー1を交換したり改造したりする必要がない。そのため、既設のホルダー1に分離装置20を取り付けるのみで、分離装置20の有用な効果を得ることができる。なお、当然に、新設するトイレットペーパーホルダー1に本発明の分離装置20を取り付けて、セットで構成するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態に係るトイレットペーパー切断端部の分離装置20について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、分離装置20をホルダー1の奥壁部3に両面テープで取り付けるようにしているが、両面テープ以外であっても様々な方法で取り付けることができる。例えば、軸受け部21に取付用の突出部を別途設け、この突出部と奥壁部3とをタッピングねじで取り付けるようにしてもよい。さらには、ホルダー1の左右の側壁部2、2に穴を明け、この穴に回動支持軸24を挿通させるようにしてもよい。これらのように、既設のホルダー1の構造や形状に合わせて、分離装置20が取り付け易い方法で適宜取り付けるようにすることができる。
また、本実施の形態では、押さえ部23を設けているが、トイレットペーパー10の直径が小さくなった場合であっても、先端部22Aに引っ掛けられた端部12Aが自重で落ちないようであれば、押さえ部23を設けずに構成することもできる。例えば、先端部22Aを手前側に大きく張り出させるような場合には、端部12Aが自重で落ちる可能性が低いので、押さえ部23を設けないで構成することが考えられる。
さらに、本実施の形態における押さえ部23は、棒状部材をコ字形状に折り曲げたものを使用しているが、これに限定されない。すなわち、トイレットペーパー10の端部12Aを上側から押さえ込むことができれば、例えば、平板状に形成してあってもよい。
また、持ち上げ部22および押さえ部23の前後方向における長さを自由に調整できるように構成してあってもよい。これによれば、既設のトイレットペーパーホルダー1に合わせてその長さを任意に調整し、最適な状態で使用できるようになる。
1 トイレットペーパーホルダー(ホルダー)
2 側壁部
2A 収容溝
3 奥壁部
4 蓋部
4A エッジ部
4B 湾曲部
4C 取付部
5 回動軸
6 トイレットペーパー保持部
10 トイレットペーパー
10A トイレットペーパーの外周面
11 芯
11A 保持穴
12 切断端部
12A トイレットペーパーの端部
20 切断端部の分離装置(分離装置)
21 軸受け部
22 持ち上げ部
22A 先端部
23 押さえ部
23A 先端部
24 回動支持軸
25 トーションばね(ばね部材)
26 円筒軸
L1 トイレットペーパーの幅寸法
L2 持ち上げ部の内幅寸法
2 側壁部
2A 収容溝
3 奥壁部
4 蓋部
4A エッジ部
4B 湾曲部
4C 取付部
5 回動軸
6 トイレットペーパー保持部
10 トイレットペーパー
10A トイレットペーパーの外周面
11 芯
11A 保持穴
12 切断端部
12A トイレットペーパーの端部
20 切断端部の分離装置(分離装置)
21 軸受け部
22 持ち上げ部
22A 先端部
23 押さえ部
23A 先端部
24 回動支持軸
25 トーションばね(ばね部材)
26 円筒軸
L1 トイレットペーパーの幅寸法
L2 持ち上げ部の内幅寸法
上述課題を解決するため、本発明は、トイレットペーパーを保持する本体部、およびトイレットペーパーの上部を覆い上下に回動可能な蓋部を有するトイレットペーパーホルダーに取り付けられ、前記蓋部でトイレットペーパーを切断した後の切断端部をトイレットペーパーの外周面から分離するトイレットペーパー切断端部の分離装置であって、前記トイレットペーパーホルダー或いはトイレの壁部に取り付けられる軸受け部と、前記軸受け部に回動自在に取り付けられた回動支持軸と、前記回動支持軸に固定されて一緒に回動し、上方に引き出された前記トイレットペーパーの端部が引っ掛けられる持ち上げ部と、前記蓋部を持ち上げたときに前記回動支持軸および前記持ち上げ部が上側に回動するように付勢するばね部材と、前記回動支持軸に対して回動自在に取り付けられ、前記持ち上げ部の回動に追従して一緒に回動し、前記持ち上げ部に引っ掛けられたトイレットペーパーの端部を前記持ち上げ部とともに押さえ込むための押さえ部とを備えたことを特徴とする。
また、前記軸受け部には、前記持ち上げ部、前記押さえ部、前記回動支持軸、および前記ばね部材が一体に組み付けられ、前記軸受け部が既設のトイレットペーパーホルダーに取り付けられるようにしてもよい。
本発明に係るトイレットペーパー切断端部の分離装置では、トイレットペーパーホルダー或いはトイレの壁部に取り付けられる軸受け部と、前記軸受け部に回動自在に取り付けられた回動支持軸と、前記回動支持軸に固定されて一緒に回動し、上方に引き出された前記トイレットペーパーの端部が引っ掛けられる持ち上げ部と、前記蓋部を持ち上げたときに前記回動支持軸および前記持ち上げ部が上側に回動するように付勢するばね部材と、前記回動支持軸に対して回動自在に取り付けられ、前記持ち上げ部の回動に追従して一緒に回動し、前記持ち上げ部に引っ掛けられたトイレットペーパーの端部を前記持ち上げ部とともに押さえ込むための押さえ部とを備えているので、持ち上げ部がばね部材によって上側へと持ち上げられ、トイレットペーパーの切断端部が上側へと自動的に持ち上げられるようになる。そのため、利用者は、ホルダーの蓋部を持ち上げるだけで、トイレットペーパーの切断端部を外周面から分離することができ、かつ、トイレットペーパーの端部を容易に掴み取ることができるようになる。そのため、外周面にくっついた切断端部を探す必要が無くなり、特に視力の弱くなった年配の方にとって利便性が向上する。
また、持ち上げ部の先端部に引っ掛けられたトイレットペーパーの端部が自重等によって下側に落ちないようにすることができる。特に、使用によってトイレットペーパーの直径が小さくなって、端部が自重で落ち易くなった状態であっても、押さえ部で端部を上側から押さえ込むことによって、常に先端部に端部が引っ掛けられた状態を維持することができる。
また、持ち上げ部の先端部に引っ掛けられたトイレットペーパーの端部が自重等によって下側に落ちないようにすることができる。特に、使用によってトイレットペーパーの直径が小さくなって、端部が自重で落ち易くなった状態であっても、押さえ部で端部を上側から押さえ込むことによって、常に先端部に端部が引っ掛けられた状態を維持することができる。
Claims (2)
- トイレットペーパーを切断した後の切断端部をトイレットペーパーの外周面から分離するトイレットペーパー切断端部の分離装置であって、
トイレットペーパーホルダー或いはトイレの壁部に取り付けられる軸受け部と、
前記軸受け部に回動自在に取り付けられた回動支持軸と、
前記回動支持軸に固定されて一緒に回動し、上方に引き出された前記トイレットペーパーの端部が引っ掛けられる持ち上げ部と、
前記回動支持軸および前記持ち上げ部が上側に回動するように付勢するばね部材と
を備えたことを特徴とするトイレットペーパー切断端部の分離装置。 - 前記回動支持軸に対して回動自在に取り付けられ、前記持ち上げ部の回動に追従して一緒に回動し、前記持ち上げ部に引っ掛けられたトイレットペーパーの端部を前記持ち上げ部とともに押さえ込むための押さえ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパー切断端部の分離装置。
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