JP2014045926A - バンド - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時に良好に伸縮してフィット感を向上させることができるバンドを提供する。
【解決手段】バンド駒3に連結駒4をピン部材によって順次連結したバンド1であって、バンド駒の両側部には、連結駒の一側部をピン部材によって取り付けるための一対の駒取付部6が設けられ、連結駒は、一対の駒取付部の一方にピン部材によってバンド駒の連結方向に沿って移動可能に取り付けられた駒本体8と、この駒本体にピン部材によって取り付けられ、かつバンド駒の連結方向に沿って弾力的に伸縮する弾性駒9とを有している。使用時に弾性駒をバンド駒の連結方向に沿って伸縮させることができるので、バンド全体をバンド駒の連結方向に良好に伸縮させることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、バンドに関する。
例えば、腕に取り付けて使用するバンドにおいては、特許文献1に記載されているように、バンド駒を弾性駒とメタル駒とで構成し、この弾性駒とメタル駒との間における一側部に連結駒の一側部を挿入させて配置する際に、連結駒のピン保持孔にピン部材を挿入し、このピン部材の両端部をメタル駒のピン保持孔と弾性駒のピン保持孔とに挿入すると、弾性駒とメタル駒とからなるバンド駒に連結駒が取り付けられることにより、バンド駒を連結駒で順次連結するように構成されたものが知られている。
特開2003−79410号公報
しかしながら、このようなバンドでは、弾性駒とメタル駒とを有するバンド駒を連結駒で順次連結する構成であるから、腕に取り付けて使用する際に、弾性駒を腕に柔らかく接触させてフィットさせることができても、バンド全体がバンド駒の連結方向に弾力的に伸縮しないため、手首を曲げた際にバンド全体が突っ張ってしまい、腕になじまず、十分なフィット感が得られないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、使用時に良好に伸縮してフィット感を向上させることができるバンドを提供することである。
この発明は、バンド駒に連結駒をピン部材によって連結することにより、前記バンド駒を前記連結駒で順次連結したバンドであって、前記バンド駒はその両側部に前記連結駒の一側部を前記ピン部材によって取り付けるための一対の駒取付部を有し、前記バンド駒を順次連結する前記連結駒のうち、少なくとも1つの連結駒は、前記一対の駒取付部の一方に前記ピン部材によって前記バンド駒の連結方向に沿って移動可能に取り付けられた駒本体と、この駒本体に前記ピン部材によって取り付けられ、かつ前記バンド駒の連結方向に沿って弾力的に伸縮する弾性駒とを有していることを特徴とするバンドである。
この発明によれば、使用時に連結駒の弾性駒をバンド駒の連結方向に沿って伸縮させることができるので、バンド駒に対して連結駒の駒本体をバンド駒の連結方向に沿って移動させることができる。このため、使用時にバンド駒の連結方向に負荷が加わっても、バンド全体を伸縮させることができるので、バンド全体が突っ張ったりせず、良好にフィットさせることができる。
この発明を腕時計のバンドに適用した一実施形態を示した要部の拡大斜視図である。 図1に示されたバンドのバンド駒およびピン部材を示した拡大斜視図である。 図1に示されたバンドの連結駒を示した拡大斜視図である。 図3に示された連結駒を分解して示した拡大斜視図である。 図4に示された連結駒を示した拡大側面図である。 図1に示されたバンドがバンド駒の連結方向に伸びた状態を示した要部の拡大斜視図である。 図4に示された連結駒の弾性駒がバンド駒の連結方向に伸びた状態を示した拡大斜視図である。 図4に示された連結駒の弾性駒の変形例を示した拡大斜視図である。
以下、図1〜図7を参照して、この発明を腕時計のバンドに適用した一実施形態について説明する。
このバンド1は、図1に示すように、腕時計を腕に取り付けるためのものであり、腕時計ケース2の両側部に設けられたバンド取付部2aに取り付けられている。このバンド1は、バンド駒3と連結駒4とを有し、バンド駒3に連結駒4をピン部材5によって連結することにより、バンド駒3を連結駒4で順次連結するように構成されている。
バンド駒3は、ステンレスなどの金属からなり、図1および図2に示すように、全体が横向きのH字形状に形成されている。すなわち、このバンド駒3は、その両側部に連結駒4の一側部をピン部材5によって取り付けるための一対の駒取付部6が形成された構成になっている。この一対の駒取付部6は、バンド駒3の両側部にその上下および側方に開放されて形成された取付用の空間である。
この場合、一対の駒取付部6における互いに対向する各内壁面6aには、図1および図2に示すように、ピン部材5の先端部がそれぞれ挿入するピン取付孔7が互いに対応して設けられている。また、バンド駒3に連結駒4を連結するピン部材5は、図2に示すように、ばね棒であり、駒取付部6の互いに対向する内壁面6a間に配置されるパイプ部5aと、このパイプ部5aの両端部からばね部材(図示せず)のばね力によって出没するピン部5bとを有している。
連結駒4は、図1および図3に示すように、バンド駒3における一対の駒取付部6の一方にピン部材5によってバンド駒3の連結方向に沿って(図1では長手方向)移動可能に取り付けられた駒本体8と、この駒本体8にピン部材5によって取り付けられ、かつバンド駒3の連結方向に沿って弾力的に伸縮する弾性駒9とを有している。
駒本体8は、図3〜図5に示すように、ステンレスなどの金属板からなり、この金属板の両側部を下側に折り曲げることにより、平板部8aと両側の各側面部8bとを有するように構成されている。この駒本体8は、図1に示すように、バンド駒3の連結方向に位置する一側部がバンド駒3の駒取付部6内に配置され、その他側部が他のバンド駒3の駒取付部6内に配置されるように構成されている。
この場合、駒本体8は、図1に示すように、その一側部が駒取付部6内に配置された際に、両側の各側面部8bが駒取付部6の内壁面6aにそれぞれ対面するように構成されている。この駒本体8の各側面部8bには、図3〜図5に示すように、ピン部材5が移動可能に挿入する長孔10が、駒取付部6の内壁面6aに設けられたピン取付孔7に対応してそれぞれ設けられている。
この長孔10は、図3〜図5に示すように、バンド駒3の連結方向に沿ってピン部材5のパイプ部5aの外径よりも十分に長く形成されている。これにより、駒本体8は、ピン部材5の先端部であるピン部5bがバンド駒3の駒取付部6のピン取付孔7に取り付けられた状態で、ピン部材5のパイプ部5aが長孔10内を相対的に移動することにより、バンド駒3の駒取付部6に対してバンド駒3の連結方向に移動するように構成されている。
弾性駒9は、図3〜図5に示すように、シリコーンゴムやウレタンゴムなどの弾性材料からなり、駒本体8の両側の各側面部8a間に配置されるように構成されている。すなわち、この弾性駒9は、駒本体8よりも少し小さい大きさに形成され、その両側部に設けられた一対の筒部9aと、この一対の筒部9aを連結する伸縮連結部9bとを有している。この場合、一対の筒部9aには、ピン部材5のパイプ部5aが密接して挿入するピン挿入孔11が、駒本体8の各長孔10に対応してそれぞれ設けられている。
この一対の筒部9aは、図3〜図5に示すように、その各ピン挿入孔11の中心がバンド駒3の連結方向に位置する各長孔10の中心間の長さよりも短い間隔で形成されている。すなわち、一対の筒部9aは、図3に示すように、その各ピン挿入孔11の中心がバンド駒3の連結方向に位置する各長孔10の互いに接近する端部間の長さとほぼ同じ長さの間隔で形成されている。
これにより、弾性駒9は、図3〜図5に示すように、駒本体8の両側の各側面部8a間に配置された状態で、一対の筒部9aの各ピン挿入孔11にピン部材5のパイプ部5aがそれぞれガタツクことなく挿入され、このピン部材5のパイプ部5aの両端部が駒本体8の各長孔10内に挿入されると、各ピン部材5のパイプ部5aがバンド駒3の連結方向に位置する各長孔10の互いに接近する端部に弾力的に当接するように構成されている。
また、この弾性駒9は、図6および図7に示すように、バンド駒3に対して駒本体8がバンド駒3の連結方向に引っ張られた際に、弾性駒9の伸縮連結部9bがバンド駒3の連結方向に弾力的に伸びて、各ピン部材5のパイプ部5aを各長孔10内において互いに離れる方向に移動させるように構成されている。
この場合、弾性駒9の中間部に位置する伸縮連結部9bには、図4および図5に示すように、弾性駒9を伸縮変形させるための変形空間部12が設けられている。この変形空間部12は、バンド駒3の連結方向に対して直交する方向に形成された貫通孔であり、断面が四角形の4辺を内側に向けて円弧状に窪ませた形状に形成されている。これにより、この変形空間部12は、弾性駒9にバンド駒3の連結方向に向けて負荷が加わった際に、図4および図6に示すように、弾性駒9の伸縮連結部9bを弾力的に伸縮させ易くするように構成されている。
また、この弾性駒9の裏面(図4では下面)には、図4および図5に示すように、通気用の凹凸部13が設けられている。この凹凸部13は、バンド駒3の連結方向に対して直交する方向に形成された半円弧状の複数の突条である。これにより、この凹凸部13は、バンド1を腕に取り付けた際に、複数の突条が腕の皮膚に接触して、複数の突条間に空気が流れる通気路を形成するように構成されている。
また、この弾性駒9の表面(図4では上面)には、図4および図5に示すように、装飾部14が設けられている。この装飾部14は、バンド駒3の連結方向に対して直交する方向に形成された半円弧状の複数の突条である。この場合、駒本体8の平板部8aには、弾性駒9の表面を露呈させるための装飾用の開口窓部15が設けられている。これにより、装飾部14は、図1および図3に示すように、駒本体8の開口窓部15に対応して配置されることにより、駒本体8の上面側に露呈してバンド1を装飾するように構成されている。
ところで、バンド駒3に連結駒4を連結するピン部材5は、図3に示すように、駒本体8の両側に位置する各側面部8b間に弾性駒9を配置して、駒本体8の各長孔10に弾性駒9の各ピン挿入孔11を対応させた状態で、駒本体8の各長孔10と弾性駒9の各ピン挿入孔11とにパイプ部5aが挿入するように構成されている。
また、このピン部材5は、図1および図2に示すように、駒本体8内に弾性駒9がパイプ部5aによって連結された状態で、駒本体8と弾性駒9とをバンド駒3における一対の駒取付部6の一方に取り付ける際に、両端部のピン部5bをパイプ部5a内に押し込んで、駒本体8と弾性駒9とを駒取付部6内に配置させるように構成されている。
さらに、このピン部材5は、図1および図2に示すように、両端部のピン部5bをパイプ部5a内に押し込んで、駒本体8と弾性駒9とを駒取付部6内に配置させた際に、両端部のピン部5bを駒取付部6の内壁面6aのピン取付孔7に対応させると、両端部のピン部5bがばね部材(図示せず)のばね力によってパイプ部5a内から押し出されて駒取付部6のピン取付孔7に挿入するように構成されている。
次に、このような腕時計のバンド1の作用について説明する。
バンド駒3と連結駒4とを連結する場合には、図3に示すように、まず、駒本体8の両側に位置する各側面部8b間に弾性駒9を配置して、駒本体8の各長孔10に弾性駒9の各ピン挿入孔11を対応させる。この状態で、駒本体8の各長孔10と弾性駒9の各ピン挿入孔11とにピン部材5を挿入させてピン部材5のパイプ部5aを配置する。これにより、駒本体8に弾性駒9がバンド駒3の連結方向に移動可能に取り付けられる。
そして、駒本体8と弾性駒9とからなる連結駒4をバンド駒3における一対の駒取付部6の一方に取り付ける。このときには、ピン部材5の両端側のピン部5bが駒本体8の各長孔10からそれぞれ突出しているので、この突出したピン部5bをパイプ部5a内に押し込んで、連結駒4を駒取付部6内に配置し、両端部のピン部5bを駒取付部6の内壁面6aのピン取付孔7に対応させる。
すると、両端部のピン部5bがばね部材(図示せず)のばね力によってパイプ部5a内から押し出されて駒取付部6のピン取付孔7に挿入する。これにより、駒本体8と弾性駒9とがピン部材5によってバンド駒3の駒取付部6内に取り付けられ、連結駒4がバンド駒3に連結される。この連結作業を順次繰り返すことにより、図1に示すように、バンド駒3が連結駒4で順次連結されて、バンド1が構成される。
このように構成されたバンド1は、図3および図4に示すように、連結駒4の駒本体8の両側に位置する各側面部8b間に配置された弾性駒9が弾力的に収縮していることにより、弾性駒9の各ピン挿入孔11に挿入された各ピン部材5が互いに接近している。このため、弾性駒9の各ピン挿入孔11に挿入された各ピン部材5のパイプ部5aが駒本体8の各長孔10内における互いに接近する端部に弾力的に当接している。
この状態では、図1に示すように、弾性駒9の弾力的な収縮によって互いに隣接するバンド駒3同士が互いに引き寄せられるので、バンド1全体が収縮して短くなっている。この収縮したバンド1を腕に密着させて腕時計を腕に取り付ける。このときには、弾性駒9の裏面に設けられた通気用の凹凸部13が腕の皮膚に接触し、この凹凸部13によって弾性駒9と腕の皮膚との間に通気路が形成される。このため、この通気路によって腕の汗を逃がすことができるので、腕が汗で蒸れることがなく、腕を爽やかな状態に保つことができる。
また、バンド1を腕に取り付けた状態で、手首を曲げたりして、駒本体8がバンド駒3に対してその連結方向に引っ張られた際には、図6および図7に示すように、弾性駒9の伸縮連結部9bが弾力的に伸びて、各ピン部材5のパイプ部5aが各長孔10内を互いに離れる方向に移動する。これにより、バンド1全体が伸びるので、バンド1が突っ張ることがなく、バンド1を腕にフィットさせた状態で、良好に手首を曲げることができる。
このときには、弾性駒9の中間部に位置する伸縮連結部9bに変形空間部12が設けられているので、この変形空間部12によって弾性駒9の伸縮連結部9bを容易に変形させることができるので、弾性駒9を手首の曲げ動作に応じて伸縮自在に変形させることができる。このため、バンド1全体を円滑に伸ばすことができるので、より一層、バンド1を腕にフィットさせることができる。
また、バンド駒3の連結方向における引っ張り力が解除されると、図1および図3に示すように、弾性駒9の伸縮連結部9bが弾力的に収縮して、各ピン部材5が各長孔10内を互いに接近する方向に移動する。これにより、互いに隣接するバンド駒3同士が接近して、バンド1全体を収縮させて短くするので、バンド1全体が腕に対して緩むことがなく、バンド1を常に腕にフィットさせることができる。
このように、このバンド1によれば、バンド駒3に連結駒4をピン部材5によって連結することにより、バンド駒3を連結駒4で順次連結したものであり、バンド駒3の両側部には、連結駒4の一側部をピン部材5によって取り付けるための一対の駒取付部6が設けられており、連結駒4は、一対の駒取付部6の一方にピン部材6によってバンド駒3の連結方向に沿って移動可能に取り付けられた駒本体8と、この駒本体8にピン部材5によって取り付けられ、かつバンド駒3の連結方向に沿って弾力的に伸縮する弾性駒9とを有していることにより、使用時にバンド駒3の連結方向に良好に伸縮してフィット感を向上させることができる。
すなわち、このバンド1では、腕に取り付けて使用する際に、連結駒4の弾性駒9をバンド駒3の連結方向に沿って伸縮させることができるので、バンド駒3に対して連結駒4の駒本体8をバンド駒3の連結方向に沿って移動させることができる。このため、使用時にバンド駒3の連結方向に負荷が加わっても、バンド1全体を伸縮させることができるので、バンド1全体が突っ張ったりせず、バンド1を常に腕に良好な状態でフィットさせることができる。
また、このバンド1では、バンド駒3がステンレスなどの金属で形成され、連結駒4の駒本体8もステンレスなどの金属で形成されていることにより、この金属製のバンド駒3と金属製の駒本体8とがバンド1の表面に露呈するので、バンド1全体を金属調に見せることができ、これにより高級感のあるデザインにすることができる。さらに、このバンド1では、連結駒4の弾性駒9を腕に接触させることができるので、腕に対して柔らかい感触を与えることができる。
この場合、駒本体8の両側部には、一対の駒取付部6の一方に駒本体8の一側部がピン部材5によって取り付けられた際に、バンド駒3の連結方向に沿ってピン部材5が移動可能に挿入する長孔10がそれぞれ設けられており、弾性駒9の両側部には、ピン部材5が挿入するピン挿入孔11がそれぞれ設けられていることにより、弾性駒9を駒本体8に対して伸縮可能に取り付けることができる。
すなわち、このバンド1では、駒本体8に弾性駒9を配置させて、駒本体8の各長孔10に弾性駒9の各ピン挿入孔11を対応させ、この状態で駒本体8の各長孔10と弾性駒9の各ピン挿入孔11とにピン部材5を挿入させることができるので、駒本体8の各長孔10内において各ピン部材5を移動させることができ、これにより弾性駒9を駒本体8に対して伸縮可能な状態で良好に取り付けることができる。
また、このバンド1では、駒本体8と弾性駒9とをピン部材5で取り付けた状態で、連結駒4の一側部をバンド駒3の駒取付部6に配置して、駒本体8の各長孔10と弾性駒9の各ピン挿入孔11とに挿入されたピン部材5の両端部を駒取付部6のピン取付孔7に挿入させることにより、連結駒4をバンド駒3に対して伸縮自在に取り付けることができ、これを順次繰り返すことによりバンド駒3を連結駒4によって順次伸縮自在な状態で連結することができる。
また、このバンド1では、弾性駒9の中間部である伸縮連結部9bに弾性駒9を伸縮変形させ易くするための変形空間部12が設けられていることにより、バンド駒3の連結方向に負荷が加わった際に、その負荷に応じて変形空間部12が弾性駒9を変形させ易くすることができるので、弾性駒9をバンド駒3の連結方向に良好に伸縮させることができ、これによりバンド1を常に腕に良好な状態でフィットさせることができる。
この場合、変形空間部12は、バンド駒3の連結方向に対して直交する方向に形成された貫通孔であり、断面が四角形の4辺を内側に向けて円弧状に窪ませた形状に形成されているので、弾性駒9の伸縮連結部9bを弾力的に伸縮させ易くすることができ、これによりバンド駒3の連結方向に負荷が加わった際に、その負荷に応じて弾性駒9をバンド駒3の連結方向に良好に伸縮させることができる。
また、このバンド1では、弾性駒9の裏面に通気用の凹凸部13が形成されていることにより、バンド1を腕に取り付けた際に、通気用の凹凸部13によって腕の皮膚と弾性駒9との間に通気路を形成することができる。このため、この通気路によって腕の汗を逃がすことができるので、腕が汗で蒸れることがなく、腕を爽やかな状態に保つことができる。
さらに、このバンド1では、駒本体8の表面である平板部8aに装飾用の開口窓部15が設けられていることにより、この開口窓部15を通して弾性駒9の表面を露呈させることができる。この場合、弾性駒9の表面には、装飾部14が駒本体8の開口窓部15に対応して設けられていることにより、この弾性駒9の装飾部14を露呈させることができるので、この装飾部14によってバンド1全体を装飾することができる。
この場合、バンド1がバンド駒3の連結方向に沿って伸縮する際には、弾性駒9もバンド駒3の連結方向に沿って伸縮することにより、この弾性駒9の伸縮変形に伴って弾性駒9の装飾部14を伸縮変形させることができる。このため、バンド1全体の装飾状態を変化させることができるので、変化に富んだ装飾効果を得ることができ、より一層、デザイン性の高いものを提供することができる。
なお、上述した実施形態では、弾性駒9の伸縮連結部9bに形成された変形空間部12が、断面四角形の4辺を内側に向けて円弧状に窪ました断面形状の貫通孔に形成されている場合について述べたが、これに限らず、例えば図8に示す変形例のように、断面円形状の2つの貫通孔20aを連結溝20bで連結すると共に、2つの貫通孔20aに切込溝20cをバンド駒3の連結方向に向けて形成することにより、変形空間部20を形成した構成であっても良い。また、変形空間部は、これらに限らず、弾性駒9を変形し易い形状であれば、どのような形状であっても良い。
また、上述した実施形態では、弾性駒9の裏面に設けられた通気用の凹凸部13がバンド駒3の連結方向に対して直交する方向に形成された半円弧状の複数の突条である場合について述べたが、これに限らず、例えば小径の半球状の突起部を多数配列させて形成した構成であっても良く、またこれに限らず、凹凸部13の形状は、通気路を形成する形状であれば、どのような形状であっても良い。
また、上述した実施形態では、弾性駒9の表面に設けられた装飾部14がバンド駒3の連結方向に対して直交する方向に形成された半円弧状の複数の突条である場合について述べたが、これに限らず、例えば小径の半球状の突起部を多数配列させて形成した構成であっても良く、また必ずしも装飾部は、凹凸形状である必要はなく、印刷によって形成された模様などであっても良い。
さらに、上述した実施形態では、駒本体8の表面である平板部8aに開口窓部15を設けた場合について述べたが、必ずしも開口窓部15を設ける必要はない。この場合には、弾性駒9の表面に装飾部14を設ける必要はなく、駒本体8の表面である平板部8aに装飾印刷を施しても良い。
また、上述した実施形態では、ピン部材5が弾性駒9のピン挿入孔11に挿入するパイプ部5aと、このパイプ部5aの両端部からばね部材(図示せず)のばね力によって出没するピン部5bとを有するばね棒である場合について述べたが、これに限らず、金属製の単純な丸棒であっても良い。この場合には、バンド駒3の駒取付部6の内壁面6aに弾性駒9のピン挿入孔11と同じ大きさのピン取付孔を形成すれば良い。
さらに、上述した実施形態では、バンド駒3を順次連結するすべての連結駒4を駒本体8と弾性駒9とで構成した場合について述べたが、これに限らず、例えばバンド駒3を順次連結する連結駒4のうち、少なくとも1つの連結駒4のみを駒本体8と弾性駒9とで構成し、他の連結駒を伸縮しない構成にしても良い。
なおまた、上述した実施形態では、腕時計のバンド1に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばブレスレットとして用いても良く、またバッグなどのバンドとして用いても良い。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、バンド駒に連結駒をピン部材によって連結することにより、前記バンド駒を前記連結駒で順次連結したバンドであって、前記バンド駒はその両側部に前記連結駒の一側部を前記ピン部材によって取り付けるための一対の駒取付部を有し、前記バンド駒を順次連結する前記連結駒のうち、少なくとも1つの連結駒は、前記一対の駒取付部の一方に前記ピン部材によって前記バンド駒の連結方向に沿って移動可能に取り付けられた駒本体と、この駒本体に前記ピン部材によって取り付けられ、かつ前記バンド駒の連結方向に沿って弾力的に伸縮する弾性駒とを有していることを特徴とするバンドである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバンドにおいて、前記駒本体の両側部には、前記一対の駒取付部の前記一方に前記駒本体の前記一側部が前記ピン部材によって取り付けられた際に、前記ピン部材が前記バンド駒の連結方向に沿って移動可能に挿入する長孔がそれぞれ設けられており、前記弾性駒の両側部には、前記ピン部材が挿入するピン挿入孔がそれぞれ設けられていることを特徴とするバンドである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のバンドにおいて、前記弾性駒の中間部には、前記弾性駒を伸縮変形させ易くするための変形空間部が、前記バンド駒の連結方向に対して直交する方向に設けられていることを特徴とするバンドである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のバンドにおいて、前記弾性駒の裏面には、通気用の凹凸部が形成されていることを特徴とするバンドである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバンドにおいて、前記駒本体の表面には、装飾用の開口窓部が設けられていることを特徴とするバンドである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のバンドにおいて、前記弾性駒の表面には、装飾部が前記駒本体の前記開口窓部に対応して設けられていることを特徴とするバンドである。
1 バンド
2 腕時計ケース
3 バンド駒
4 連結駒
5 ピン部材
6 駒取付部
7 ピン取付孔
8 駒本体
9 弾性駒
10 長孔
11 ピン挿入孔
12、20 変形空間部
13 通気用の凹凸部
14 装飾部
15 開口窓部

Claims (6)

  1. バンド駒に連結駒をピン部材によって連結することにより、前記バンド駒を前記連結駒で順次連結したバンドであって、
    前記バンド駒はその両側部に前記連結駒の一側部を前記ピン部材によって取り付けるための一対の駒取付部を有し、
    前記バンド駒を順次連結する前記連結駒のうち、少なくとも1つの連結駒は、前記一対の駒取付部の一方に前記ピン部材によって前記バンド駒の連結方向に沿って移動可能に取り付けられた駒本体と、この駒本体に前記ピン部材によって取り付けられ、かつ前記バンド駒の連結方向に沿って弾力的に伸縮する弾性駒とを有していることを特徴とするバンド。
  2. 請求項1に記載のバンドにおいて、前記駒本体の両側部には、前記一対の駒取付部の前記一方に前記駒本体の前記一側部が前記ピン部材によって取り付けられた際に、前記ピン部材が前記バンド駒の連結方向に沿って移動可能に挿入する長孔がそれぞれ設けられており、前記弾性駒の両側部には、前記ピン部材が挿入するピン挿入孔がそれぞれ設けられていることを特徴とするバンド。
  3. 請求項1または請求項2に記載のバンドにおいて、前記弾性駒の中間部には、前記弾性駒を伸縮変形させ易くするための変形空間部が、前記バンド駒の連結方向に対して直交する方向に設けられていることを特徴とするバンド。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のバンドにおいて、前記弾性駒の裏面には、通気用の凹凸部が形成されていることを特徴とするバンド。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバンドにおいて、前記駒本体の表面には、装飾用の開口窓部が設けられていることを特徴とするバンド。
  6. 請求項5に記載のバンドにおいて、前記弾性駒の表面には、装飾部が前記駒本体の前記開口窓部に対応して設けられていることを特徴とするバンド。

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