JP4058494B2 - マグネット付きバンド - Google Patents

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Description

本発明は、複数のバンド駒を連結して構成されると共に、主に健康増進機能を有するマグネットを付加しつつ、高い装飾性を備えたマグネット付きバンドに関するものである。
従来、健康増進機能を有するマグネットを環状に形成されたバンドに付加した健康器具が広く知られている。バンドを手首に装着するものは一般的にブレスレットと呼ばれているが、このようなブレスレット等のアクセサリーにマグネットを付加したり、ブレスレットそのものを磁気性の材料により構成したりすることで、装飾性を持ちながら健康増進機能を有するものも知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−292813号公報
上述したブレスレットを手首に装着する場合、ブレスレットの材質が弾性を有するゴムや弾性を有する布などであれば、ブレスレットの径を広げて手を指先から挿入することで装着可能となる。一方、ブレスレットの材質が弾性の殆ど無い金属などであれば、ブレスレットの一部をフック等により着脱可能として、フックを切り離した状態でブレスレットを手首に巻き付け、その後フックを掛けることで装着可能となる。
しかしながら、ブレスレットの材質がゴムや布などであると、高い装飾性を実現することが困難になるという問題があった。また、ブレスレットの材質が金属などであると、ブレスレットの一部を一旦切り離して装着しなければならないため装着が不便となったり、紛失の可能性が高くなったりするという問題があった。また、材質が金属の場合には、ブレスレットに伸縮性が無いため、例えば手首を動かすとブレスレットによって腕が締め付けられたりブレスレットが手首に食い込んだりして痛みを感じさせてしまうという問題があった。
ところで、上述したアクセサリー以外に、男性器に装着して強壮作用のある、マグネットが付加されたリングが知られている。このようなリングを男性器に装着する場合、ブレスレットの場合と同様に、その材質が弾性を有するゴムや弾性を有する布などであれば、リングの径を広げた状態で装着可能である。一方、リングの材質が弾性の殆ど無い金属などであれば、リングの一部をフック等により着脱可能として、フックを切り離した状態で装着することが可能となる。
しかしながら、上述したリングの場合には、男性器の膨張や装着感を考慮すると、その伸縮性がブレスレットと比較してより重要である。そのため、リングの材質を弾性の殆ど無い金属とすることは現実的ではなかった。なお、リングの材質を伸縮性のあるものとした技術は既に知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2001−238902号公報
ところで、ブレスレットやリングと類似した構造を持つ物品として腕時計がある。この腕時計には、金属や樹脂などの硬質の材料によって構成されるバンド駒と呼ばれる部材を複数連結してバンドを形成するものがある。このような腕時計のバンドを手首に装着する際には、バンド駒の一部をフック等により着脱可能とし、バンドを切り離した状態で腕時計を手首に装着した後、フックを掛けることで再度バンド駒を連結するという面倒な作業が必要であった。また、バンドに伸縮性が無いので、例えば手首を動かすとバンドによって腕が締め付けられたりバンドが手首に食い込んだりして痛みを感じさせることがあった。
このようなバンド駒を連結させた腕時計のバンドに伸縮性を持たせる技術として、バンド駒とバンド駒との連結部分に使用されるピンと、このピンが挿入されるバンド駒との間に圧縮性を有する弾性部材を配設することでバンドの伸縮性を実現するもの(例えば特許文献3参照)や、バンド駒の内部にある空間にバンド駒を連結するための弾性部材を組み込むもの(例えば特許文献4参照)が知られている。
特開2000−4914号公報 特開平6−78811号公報
しかしながら、上述したようなブレスレットやリング(以下、バンドと総称する)に対して、上述したバンド駒を連結して伸縮性を持たせたバンドを形成する腕時計の技術を応用した場合、バンド駒の内部に弾性部材を組み込むための空間が必要となる。特にバンドに大きな伸縮性を持たせようとすると、バンド駒に大きな空間が必要となる。また、バンド駒は小さい部品であるため、弾性部材を組み込むための空間の他に、健康増進機能を有するマグネットを組み込むための空間を確保するのは難しい。そのため、バンドの内周側に出っ張ったり目立ったりしないようにマグネットを付加することは困難であった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、硬質のバンド駒を複数連結させて、伸縮性も持たせつつ、出っ張ったり目立ったりしないようにしてマグネットを付加したマグネット付きバンドを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のマグネット付きバンドでは、マグネットを装着した第一のバンド駒部と、前記第一のバンド駒部の一部を挟むように一体的に形成された第二のバンド駒部及び第三のバンド駒部とを連結して成る第一のバンド駒群と、第一の連結部材によって一体的に形成された第四のバンド駒部及び第五のバンド駒部と、前記第四のバンド駒部及び第五のバンド駒部によってその一部が挟まれた第六のバンド駒部とを連結して成る第二のバンド駒部群とを備え、前記第六のバンド駒部は、第一の空隙部と前記第一の空隙部よりも小さい第二の空隙部とを有し、前記第一の空隙部内は前記第一の連結部材が貫通し、その貫通方向と直交する方向に前記第一の連結部材が移動可能としつつ、前記第一の連結部材の移動により伸縮するバネ部材が挿入されて成り、前記第二の空隙部内は、前記第二のバンド駒部と前記第三のバンド駒部とを連結する第二の連結部材、又は、前記第四のバンド駒部と前記第五のバンド駒部とを連結する第三の連結部材の何れかが貫通されて成り、前記第一のバンド駒群と前記第二のバンド駒群とを任意個数ずつ連結させて構成したことを特徴とする。
また、平面形状がI字状であり、一端に設けた第一の連結部材と他端に設けた第三の連結部材とによって一体的に連結した二つのバンド駒部と、前記二つのバンド駒部によってその一部が挟まれた中央バンド駒部とを交互に複数連結して構成され、前記中央バンド駒部は、第一の空隙部と前記第一の空隙部よりも小さい第二の空隙部とを有し、前記第一の空隙部内は前記第一の連結部材が貫通し、その貫通方向と直交する方向に前記第一の連結部材が移動可能としつつ、前記第一の連結部材の移動により伸縮するバネ部材が挿入されて成り、前記第二の空隙部内は、前記第三の連結部材が貫通されて成り、前記第一の空隙部と前記第二の空隙部との間にマグネットを装着したことを特徴とする。
更に、平面形状がH字状であり、両端に連結部材を装着したH字バンド駒部と、平面形状がI字状であり、その幅を前記H字バンド駒部の凹部に挿入可能な寸法としたI字バンド駒部とを交互に複数連結して工背され、前記I字バンド駒部は、第三の空隙部と第四の空隙部とを有し、前記第三の空隙部内は、前記連結部材が貫通し、その貫通方向と直交する第一の方向に前記連結部材が移動可能としつつ、前記連結部材の移動により伸縮するバネ部材が挿入されて成り、前記第四の空隙部内は、前記連結部材が貫通し、前記第一の方向と逆方向に前記連結部材が移動可能としつつ、前記連結部材の移動により伸縮するバネ部材が挿入されて成り、前記H字バンド駒部、及び、前記I字バンド駒部に設けた前記第三の空隙部と第四の空隙部との間の両方又はどちらか一方にマグネットを装着したことを特徴とする。
上記のように構成した本発明によれば、硬質の材料を使用したバンド駒を連結して作られるバンドに伸縮性を持たせつつ、健康増進機能を有するマグネットをバンドの側面に出っ張ったり目立ったりしないように付加することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るマグネット付きバンドの一部構成図であり、(a)は平面図、(b)は図1(a)上A−A´間の一部断面図である。また、図2は、本実施形態に係るマグネット付きバンドを環状方向に引き伸ばした状態を示す一部構成図である。更に、図3は、本実施形態に係るマグネット付きバンドの構成部品を示す図であり、(a)は第一のバンド駒部の斜視図、(b)は第二のバンド駒部の斜視図、(c)は第四のバンド駒部の斜視図、(d)は第六のバンド駒部の斜視図を示している。
図1及び図2において、1は第一のバンド駒部、2は第二のバンド駒部、3は第二のバンド駒部2と対称の形状を成す第三のバンド駒部、4は第四のバンド駒部、5は第四のバンド駒部4と対称の形状を成す第五のバンド駒部、6は第一のバンド駒部1と幅が略同一の第六のバンド駒部であり、それぞれ平面形状がI字状である。
図3(b)に示す第二のバンド駒部2と、これと対称の形状を成す第三のバンド駒部3とは、図3(a)に示す第一のバンド駒部1の一部を挟むように第一のバンド駒部1に連結されている。そして、第一のバンド駒部1と第二のバンド駒部2と第三のバンド駒部3とによって第一のバンド駒群を構成している。
また、第二のバンド駒部2及び第三のバンド駒部3に隣接して設けられた第四のバンド駒部4と第五のバンド駒部5とは、第一のバンド駒部1の一部及び第六のバンド駒部6の一部を挟むように第一のバンド駒部1及び第六のバンド駒部6に連結されている。そして、第四のバンド駒部4と第五のバンド駒部5と第六のバンド駒部6とによって第二のバンド駒群を構成している。
本実施形態のマグネット付きバンドは、複数の第二のバンド駒群を連続して連結し、これらの間に必要に応じて第一のバンド駒群を連結するように構成したものである。
なお、図1及び図2によれば、図3(d)に示す第六のバンド駒部6−1と、第四のバンド駒部4−1及びこれと対称の形状を成す第五のバンド駒部5−1とを連結し、第六のバンド駒部6−1に対して、その一部を挟むように第四のバンド駒部4−2及び第五のバンド駒部5−2を連結している。また、第四のバンド駒部4−2及び第五のバンド駒部5−2にその一部が挟まれるように第六のバンド駒部6−2を連結することで、第二のバンド駒群の連続した連結を実現している。ここで、第四のバンド駒部4−1,4−2をまとめて第四のバンド駒部4と表記し、第五のバンド駒部5−1,5−2をまとめて第五のバンド駒部5と表記している。同様に、第六のバンド駒部6−1,6−2,6−3をまとめて第六のバンド駒部6と表記している。
上述したバンド駒の連結には連結部材が使用されるが、11は第一のバンド駒部1と第二のバンド駒部2と第三のバンド駒部3との連結に用いられるピンである。
また、10は第一の連結部材であり、第四のバンド駒部4−1と第五のバンド駒部5−1とを一体的に連結すると共に、第六のバンド駒部6−1を伸縮自在に連結している。なお、第一の連結部材10としてはピンが使用されている。同様に、13は第二の連結部材であり、第二のバンド駒部2と第三のバンド駒部3とを一体的に連結すると共に、第六のバンド駒部6−3を連結している。なお、第二の連結部材13としてはピンが使用されている。
更に、9は第三の連結部材であり、第四のバンド駒部4−2と第五のバンド駒部5−2とを一体的に連結すると共に、第六のバンド駒部6−1を連結している。なお、第三の連結部材9としてはピンが使用されている。
更にまた、12は第四の連結部材であり、第四のバンド駒部4−1と第五のバンド駒部5−1とを一体的に連結すると共に、第一のバンド駒部1を連結している。なお、第四の連結部材12としてはピンが使用されている。なお、上述した第一〜第四の連結部材としては、ピン以外にも同様の働きをするものであれば置換することが可能である。
7はマグネットであり、第一のバンド駒部1の中央下方に埋め込まれている。また、8はバネ部材であり、第六のバンド駒部6の内部に設けた第一の空隙部6cに挿入されている。そして、第一の空隙部6cの中でピン10が摺動し、バネ部材8が伸縮する。このバネ部材8は、第六のバンド駒部6−1と第四のバンド駒部4−1及び第五のバンド駒部5−1とをバンドを形成する環状の方向に引き伸ばすときに、元の状態に戻すような力をピン10と第六のバンド駒部6−1との間に働かせる。
また、図1(b)及び図3(d)に示すように、第六のバンド駒部6の内部には、係止部材6aが設けられている。係止部材6aによって第六のバンド駒部6の内部にはピン10の係止部6eが形成される。また、図1(b)において係止部6eの左側にはバネ部材8を挿入可能な第一の空隙部6cが形成され、係止部6eの右側にはピン9を挿入可能な第二の空隙部6bが形成される。なお、第二の空隙部6bは第一の空隙部6cよりも小さく、ピン9がちょうど入る程度のスペースとなっている。そして、第一の空隙部6cにはピン10が貫通するように挿入されており、そのピン10の一端が第四のバンド駒部4−1の端部に設けた穴4aに装着されており、ピン10の他端が第五のバンド駒部5−1の端部に設けた図示しない穴に装着されている。
上述したピン10は、第四のバンド駒部4−1及び第五のバンド駒部5−1に一体的に装着されており、第六のバンド駒部6−1に設けた第一の空隙部6c内をその形状に沿って移動可能である。そして、ピン10と第六のバンド駒部6−1の内部壁面6dとの間にバネ部材8を挿入することによって、第六のバンド駒部6−1と第四のバンド駒部4−1及び第五のバンド駒部5−1とをバンドを形成する環状の方向に引き伸ばすときに、元の状態に戻すような力をピン10と内部壁面6dとの間に元の状態に戻る力を加えている。
上述した第六のバンド駒部6−1と第四のバンド駒部4−1及び第五のバンド駒部5−1との間に何も力が加わっていない状態では、ピン10はバネ部材8の伸びる力によって係止部6eにぶつかっている。一方、第六のバンド駒部6−1と第四のバンド駒部4−1及び第五のバンド駒部5−1とを環状方向に引き伸ばすような力を加えると、バネ部材8が最も縮まった状態となるまでピン10によってバネ部材8が縮められる。このようにバンドの伸縮の度合いは、第六のバンド駒部6−1に設けた第一の空隙部6c及びバネ部材8の伸縮の大きさによって決まる。
また、バンドが伸縮するとき、第六のバンド駒部6−1の端部がピン10を中心に回転して第四のバンド駒部4−1及び第五のバンド駒部5−1の上下に突出しないように、第六のバンド駒部6の端部の両側に凸部6fが設けられている。一方、第四のバンド駒部4−1の前記凸部6fが接触する面には溝部4cが設けられており、同様に第五のバンド駒部5−1にも溝部が設けられている。
なお、第六のバンド駒部6−1に凸部6fを設けない構成としても、ピン10に隣接して配置されたバネ部材8によって上記回転をある程度抑えることができる。
ところで、第六のバンド駒部6−1に形成された第二の空隙部6bには、ピン9が貫通するように挿入されている。そして、そのピン9の一端が上述した第四のバンド駒部4−1とは別の第四のバンド駒部4−2の端部に設けた穴4bに装着されており、ピン9の他端が上述した第五のバンド駒部5−1とは別の第五のバンド駒部5−2の端部に設けた図示しない穴に装着されている。このピン9は第六のバンド駒部6−1と第四のバンド駒部4−2及び第五のバンド駒部5−2とを一体的に装着している。
そして、このように連結された第四のバンド駒部4−2及び第五のバンド駒部5−2に対して、上述した第六のバンド駒部6−1とは別に設けた第六のバンド駒部6−2を上述した構成と同様の構成によって連結し、これを繰り返すことで環状のバンドを形成することが可能となる。なお、必要に応じて第六のバンド駒部6−1、6−2とは別の第六のバンド駒部6−3と第二のバンド駒部2及び第三のバンド駒部3とをピン13により連結することができる。そして、上述したようにピン11を使用して第二のバンド駒部2及び第三のバンド駒部3に第一のバンド駒部1を連結することができる。このように構成した第一のバンド駒群の連結数を調整することで、バンド全体の中に含まれるマグネット7の数量を調整することが可能となる。
以上、詳しく説明したように、本実施形態によれば、第六のバンド駒部6に第一の空隙部6cを確保して、その中にバネ部材8を挿入することにより、バンドを伸縮することが可能となる。また、バネ部材8を使用することにより、例えば手首を動かす際のバンドによる腕への締め付けを軽減するだけでなく、バンドを装着する場合に必要な大きなストロークでの伸縮が可能となる。
更に、第二の空隙部6bは第六のバンド駒部6−1の端部に設けられていると共に、バネ部材8が挿入されていないので、第六のバンド駒部6−1と第四のバンド駒部4−2及び第五のバンド駒部5−2とがピン9を中心に回転可能となり、バンドの形状を環状以外に変形することが可能となる。なお、これは第一のバンド駒部1と第四のバンド駒部4−1及び第五のバンド駒部5−1との連結においても同様であり、第六のバンド駒部6−3と第二のバンド駒部2及び第三のバンド駒部3との連結においても同様である。このようにバンドが変形可能となるので、バンドを装着する腕などの対象物が円形に限定されない上、装着が容易になる。また、バンドを保管する場合の収納スペースを小さくすることが出来る。
更にまた、第一のバンド駒部1にマグネット7を組み込むスペースを十分に確保しているので、マグネット7を出っ張り無く付加することが可能となる。
なお、上記実施形態では、第一のバンド駒部1の中央下方にマグネット7を埋め込む例について説明したが、マグネット7の装着位置はこれに限定されない。すなわち、マグネット7がバンド駒から突出せず、内部にマグネット7の厚みが確保できる位置であればどこでも良い。例えば、第六のバンド駒部6の係止部6eの下方にマグネット7を埋め込んでも良い。この場合、第一のバンド駒群を環状のバンドに組み込む必要がなくなる。すなわち、平面形状がI字状である二つのバンド駒部(第四のバンド駒部4及び第五のバンド駒部5)と、その中央に挟まれた中央バンド駒部(第六のバンド駒部)とから成る第二のバンド駒群のみを複数連結している。
また、上記実施形態では、複数の第二のバンド駒群を交互に連結し、その間に必要に応じて第一のバンド駒群を連結していたが、第一のバンド駒群と第二のバンド駒群とを交互に連結しても良い。
更に、上記実施形態では各バンド駒部を一つの部材によって形成しているが、これを複数の部材によって形成しても良い。逆に、第一のバンド駒部1と第二のバンド駒部2と第三のバンド駒部3とを一つの部材によって形成しても良い。同様に、第二のバンド駒部2と第三のバンド駒部3とピン13、第四のバンド駒部4と第五のバンド駒部5とピン10とピン12などのように一体的に形成されるバンド駒についても一つの部材によって形成しても良い。
次に、本発明の他の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、上述した実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、一部説明を省略する。図4は、本実施形態に係るマグネット付きバンドの一部構成図であり、(a)はH字駒部及びI字駒部の平面図、(b)は図4(a)上B−B´間の一部断面図である。また、図5は、本実施形態に係るマグネット付きバンドを引き伸ばした状態を示す一部構成図である。更に、図6は、本実施形態に係るマグネット付きバンドの構成部品を示す図であり、(a)はH字駒部の斜視図、(b)はI字駒部の斜視図を示している。
図4及び図5において、21は平面形状がH字状のH字バンド駒部、22は平面形状がI字状のI字バンド駒部であり、H字バンド駒部21と伸縮自在に連結される。また、7はマグネットであり、H字バンド駒部21の中央(ブリッジ部分)下方に埋め込まれている。
23は連結部材であり、H字バンド駒部21の両端に設けられている。なお、ここでは連結部材23としてピンを使用している。そして、H字バンド駒部21とI字バンド駒部22とはピン23によって連結されている。
8はバネ部材であり、図5に示すようにH字バンド駒部21とI字バンド駒部22とをバンドを形成する環状の方向に引き伸ばすときに、元の状態に戻すような力をH字バンド駒部21及びI字バンド駒部22に働かせる。
図4及び図5に示すように、本実施形態のマグネット付きバンドは、図6(a)に示すH字バンド駒部21と図6(b)に示すI字バンド駒部22とを交互に連結して構成したものであり、図4(a)中でH字バンド駒部21の左右に存在する凹部21cにはI字バンド駒部22の一端が挿入されている。
また、図4(b)及び図6(b)に示すように、I字バンド駒部22の内部には、断面エ字状の係止部材22aが設けられている。この係止部材22aによってI字バンド駒部22の内部にはピン23の係止部22cが形成されると共に、その係止部22cの両側には第三の空隙部及び第四の空隙部(ここでは空隙部22b)が形成される。この空隙部22bにはピン23が貫通するように挿入されている。そして、ピン23の両端が、H字バンド駒部21の端部両側壁に設けた孔21bに装着されている。
このピン23はH字バンド駒部21に一体的に装着されており、I字バンド駒部22に設けた空隙部22b内を貫通し、空隙部22に沿って移動可能である。そして、ピン23とI字バンド駒部22の内部壁面22eとの間にバネ部材8を挿入しているので、H字バンド駒部21とI字バンド駒部22とをバンドを形成する環状の方向に引き伸ばすときに、ピン23が空隙部22bの中を摺動してバネ部材8が伸縮し、ピン23と内部壁面22eとの間に元の状態に戻る力を加えている。
上述したH字バンド駒部21及びI字バンド駒部22に何も力が加わっていない状態では、ピン23はバネ部材8の伸びる力によって係止部22cにぶつかっている。一方、H字バンド駒部21及びI字バンド駒部22に環状方向に引き伸ばすような力を加えると、バネ部材8が最も縮まった状態となるまでピン23によってバネ部材8が縮められる。このようにバンドが伸縮するとき、I字バンド駒部22の端部がピン23を中心に回転してH字バンド駒部21の上下に突出しないように、I字バンド駒部22の端部の両側に凸部22dが設けられている。一方、H字バンド駒部21の上記凸部22dが接触する面には溝部21aが設けられている。
なお、I字バンド駒部22に凸部22dを設けない構成としても、ピン23に隣接して配置されたバネ部材8によって上記回転をある程度抑えることができる。
以上、詳しく説明したように、本実施形態によれば、I字バンド駒部22に空隙部22bを確保して、その中にバネ部材8を入れることにより、バンドを伸縮することが可能となる。また、バネ部材8を使用することにより、例えば手首を動かす際のバンドによる腕への締め付けを軽減するだけでなく、バンドを装着する場合に必要な大きなストロークでの伸縮が可能となる。
更に、空隙部22bは係止部22cを境に両側に存在するので、バンドを大きく伸縮させることが可能となる。更にまた、H字バンド駒部21にマグネット7を組み込むスペースを確保しているので、マグネット7を出っ張り無く付加することができる。更にまた、ピン23とバネ部材8とが同じ空隙内に入っているためバンド駒同士の回転を抑制してバンドの形状を環状に保つことが可能となる。そのため、本実施形態によるバンドは環状の対象物に装着することに適している。
なお、上記実施形態では、H字バンド駒部21の中央下方にマグネット7を埋め込んでいるが、マグネット7の装着位置はこれに限定されない。すなわち、マグネット7がバンド駒から突出せず、内部にマグネット7の厚みが確保できる位置であればどこでも良い。例えば、I字バンド駒部22の係止部22cの下方にマグネット7を埋め込んでも良い。
また、上記実施形態では、H字バンド駒部21及びI字バンド駒部22をそれぞれ一つの部材によって形成しているが、これを複数の部材によって形成し、それらを一体的に連結するようにしても良い。
以上、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したが、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上述した各実施形態ではバンドの伸縮性を得るためにバネ部材を使用しているが、同様の機能を有する部材であれば置換することができるものである。
本発明は、硬質の材料で構成されながら伸縮性を持ち、且つ、健康増進機能を有するマグネットを備えたリングやブレスレットなどのような環状の物品に有用である。
本実施形態によるマグネット付きバンドの一部構成を示す図である。 本実施形態によるマグネット付きバンドを伸ばした状態を示す一部構成図である。 本実施形態によるマグネット付きバンドの構成部品を示す図である。 他の実施形態によるマグネット付きバンドの一部構成を示す図である。 他の実施形態によるマグネット付きバンドを伸ばした状態を示す一部構成図である。 他の実施形態によるマグネット付きバンドの構成部品を示す図である。
符号の説明
1 第一のバンド駒部
2 第二のバンド駒部
3 第三のバンド駒部
4 第四のバンド駒部
5 第五のバンド駒部
6 第六のバンド駒部
7 マグネット
8 バネ部材
9,10,11,12,13,23 ピン
21 H字バンド駒部
22 I字バンド駒部

Claims (3)

  1. マグネットを装着した第一のバンド駒部と、前記第一のバンド駒部の一部を挟むように一体的に形成された第二のバンド駒部及び第三のバンド駒部とを連結して成る第一のバンド駒群と、
    第一の連結部材によって一体的に形成された第四のバンド駒部及び第五のバンド駒部と、前記第四のバンド駒部及び第五のバンド駒部によってその一部が挟まれた第六のバンド駒部とを連結して成る第二のバンド駒部群とを備え、
    前記第六のバンド駒部は、第一の空隙部と前記第一の空隙部よりも小さい第二の空隙部とを有し、
    前記第一の空隙部内は、前記第一の連結部材が貫通し、その貫通方向と直交する方向に前記第一の連結部材が移動可能としつつ、前記第一の連結部材の移動により伸縮するバネ部材が挿入されて成り、
    前記第二の空隙部内は、前記第二のバンド駒部と前記第三のバンド駒部とを連結する第二の連結部材、又は、前記第四のバンド駒部と前記第五のバンド駒部とを連結する第三の連結部材の何れかが貫通されて成り、
    前記第一のバンド駒群と前記第二のバンド駒群とを任意個数ずつ連結させて構成したことを特徴とするマグネット付きバンド。
  2. 平面形状がI字状であり、一端に設けた第一の連結部材と他端に設けた第三の連結部材とによって一体的に連結した二つのバンド駒部と、
    前記二つのバンド駒部によってその一部が挟まれた中央バンド駒部とを交互に複数連結して構成され、
    前記中央バンド駒部は、第一の空隙部と、前記第一の空隙部よりも小さい第二の空隙部とを有し、
    前記第一の空隙部内は、前記第一の連結部材が貫通し、その貫通方向と直交する方向に前記第一の連結部材が移動可能としつつ、前記第一の連結部材の移動により伸縮するバネ部材が挿入されて成り、
    前記第二の空隙部内は、前記第三の連結部材が貫通されて成り、
    前記第一の空隙部と前記第二の空隙部との間にマグネットを装着したことを特徴とするマグネット付きバンド。
  3. 平面形状がH字状であり、両端に連結部材を装着したH字バンド駒部と、
    平面形状がI字状であり、その幅を前記H字バンド駒部の凹部に挿入可能な寸法としたI字バンド駒部とを交互に複数連結して構成され、
    前記I字バンド駒部は、第三の空隙部と第四の空隙部とを有し、
    前記第三の空隙部内は、前記連結部材が貫通し、その貫通方向と直交する第一の方向に前記連結部材が移動可能としつつ、前記連結部材の移動により伸縮するバネ部材が挿入されて成り、
    前記第四の空隙部内は、前記連結部材が貫通し、前記第一の方向と逆方向に前記連結部材が移動可能としつつ、前記連結部材の移動により伸縮するバネ部材が挿入されて成り、
    前記H字バンド駒部、及び、前記I字バンド駒部に設けた前記第三の空隙部と前記第四の空隙部との間の両方又はどちらか一方にマグネットを装着したことを特徴とするマグネット付きバンド。
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