JP2014045230A - アンテナ装置 - Google Patents

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    • H01Q13/18Resonant slot antennas the slot being backed by, or formed in boundary wall of, a resonant cavity ; Open cavity antennas

Abstract

【課題】車体フランジの端部と導電膜の外縁との間隔を変えなくてもマッチングでき、且つ、放射効率を改善してアンテナ利得を向上させやすい、アンテナ装置の提供。
【解決手段】車体の窓開口部の車体フランジ45に固定されるガラス板11と、ガラス板12と、ガラス板11とガラス板12との間に配置された導電膜13と、ガラス板12のガラス板11側とは反対側の面に設けられた単極の電極16とを備え、電極16が、導電膜13と容量的に結合される位置に配置され、車体フランジの端部(41〜44)と導電膜13の外縁(13a〜13d)との間のループ状の細隙(10a〜10d)がスロットアンテナとして機能するアンテナ装置であって、導電膜13は、電極16の近傍に、一端を外縁13aで開放端としたノッチ23,24を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、車体の窓開口部を形成する車体フランジの端部と導電膜との間の細隙を利用したアンテナ装置に関する。
図1は、ガラス板1とガラス板2の間に導電膜3及び中間膜4を挟んで形成された車両用合わせガラスの断面図である。導電膜3は、太陽光などの熱線の透過を抑えるための保護膜である。この合わせガラスに、電波を受信するためのアンテナ導体5を車内側に形成した場合、車外から到来する電波が導電膜3によって遮蔽されることによって、アンテナ導体5に要求される受信特性が十分に得られないことがある。
このような弊害を排除するため、導電膜を利用してアンテナ機能を持たせた窓ガラスが知られている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
特開平6−45817号公報 特開平9−175166号公報 特開2000−59123号公報
通常、窓ガラスは車体の窓開口部を形成する車体フランジに固定される。特許文献1,2には、この車体フランジの端部と導電膜の外縁との間の細隙を利用したスロットアンテナが開示されている。窓開口部の大きさは車種毎に異なるため、車体フランジの端部と導電膜の外縁との間の細隙の導電膜を取り囲む一周の周長も車種毎に異なっている。そのため、従来のスロットアンテナの場合、導電膜の大きさを調整することにより、細隙の周長を微調整して、アンテナのマッチングをとらなければならない。しかしながら、導電膜の大きさを調整しながらアンテナをマッチングさせることは煩雑な作業であり、時間と費用がかかるものであった。
さらに、従来のスロットアンテナでは、車体フランジ端部と導電膜の外縁との間の細隙の間隔を広げて導電膜の面積を狭くしなければ所望のアンテナ利得を確保できない場合、太陽光などの熱線の透過を抑制できない領域が導電膜の縮小によって逆に広くなるため、導電膜の本来の熱線抑制効果が薄れてしまう。
そこで、本発明は、車体フランジの端部と導電膜の外縁との間の細隙の間隔を変えなくてもマッチングでき、且つ、放射効率を改善してアンテナ利得を向上させやすい、アンテナ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るアンテナ装置は、
車体の窓開口部の車体フランジに固定されるガラス板と、誘電体と、前記ガラス板と前記誘電体との間に配置された導電膜と、前記誘電体の前記ガラス板側とは反対側の面に設けられた単極の給電部とを備え、前記給電部が、前記導電膜と容量的に結合される位置に配置され、前記車体フランジの端部と前記導電膜の外縁との間の細隙がスロットアンテナとして機能するアンテナ装置であって、
前記導電膜は、前記給電部の近傍に、一端を前記外縁で開放端としたノッチを有していることを特徴とするものである。
本発明によれば、車体フランジの端部と導電膜の外縁との間の細隙の間隔を変えなくてもアンテナをマッチングさせることができ、且つ、放射効率を改善してアンテナ利得を向上させやすい。
ガラス板1と2の間に導電膜3及び中間膜4を挟んで形成された車両用合わせガラスの断面図である。 本発明の第1の実施形態を構成する車両用窓ガラス100の分解図である。 車両用窓ガラス100が車体フランジに取り付けられた状態を示した正面図(車内視)である。 図3に示したA−Aにおける車両用窓ガラス100の断面図である。 ガラス板12に導電膜13がコーティングされた形態である。 ガラス板11に導電膜13がコーティングされた形態である。 ガラス板11と誘電体基板32との間の導電膜13がガラス板11にコーティングされた形態である。 ガラス板11と誘電体基板32との間の導電膜13が接着剤38Aによってガラス板11に接着された形態である。 ノッチ24のみを有するアンテナ装置の正面図である。 ノッチ23,24を有するアンテナ装置の正面図である。 S11のシミュレーション結果である。 S11のシミュレーション結果である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態の説明を行う。なお、形態を説明するための図面において、方向について特に記載のない場合には図面上での方向をいうものとし、各図面の基準の方向は、記号、数字の方向に対応する。また、平行、直角などの方向は、本発明の効果を損なわない程度のズレを許容するものである。また、本発明は、車両の前部に取り付けられるフロントガラス、車両の後部に取り付けられるリヤガラス、車両の側部に取り付けられるサイドガラスに適用できる。
図2は、本発明のアンテナ装置を構成する車両用窓ガラス100の分解図である。車両用窓ガラス100は、車外側に配置される第1のガラス板であるガラス板11と車内側に配置される第2のガラス板であるガラス板12とを合わせて形成された合わせガラスである。図2は、車両用窓ガラス100の構成要素を、ガラス板11(又は、ガラス板12)の面に対する法線方向に分離して示している。
車両用窓ガラス100は、ガラス板11と、ガラス板12と、電極(給電部)16と、導電膜13とを備えている。導電膜13をガラス板11とで挟み込む誘電体として、ガラス板12を用いている。ガラス板11とガラス板12は同じ大きさであり、ガラス板11の外周縁(11a〜11d)とガラス板12の外周縁(12a〜12d)とは、ガラス板12と導電膜13とガラス板11とが積層する方向(以下、「積層方向」という)から見たときに形状が一致している。
電極16は、ガラス板12のガラス板11側とは反対側の面に設けられた単極の給電部である。単極とは、給電部が1つしかないことを示しており、接地側の給電部が設けられていない。導電膜13は、電極16のガラス板11側への投影に重なるように、ガラス板11とガラス板12との間に配置されている。この配置により、電極16は、ガラス板12を介して、導電膜13における投影領域21と容量的に結合する。また、導電膜13は、電極16の投影領域21の近傍に、一端を導電膜13の外縁13aで開放端としたノッチ(切り欠き)を有している。図2は、開放端23aを有するノッチ23と、開放端24aを有するノッチ24とを例示している。
図3は、車両窓ガラス100が車体の窓開口部に取り付けられて構成されたアンテナ装置の正面図(車内視)である。導電膜13は、導電膜13の外縁(13a〜13d)がガラス板11の外周縁(11a〜11d)に対して面内方向に所定距離だけオフセットされて設けられている。このようなオフセットを設けることによって、ガラス板11と12の合わせ面からの浸水等によって導電膜13が腐食することを防ぐことができる。このアンテナ装置は、いわゆるスロットアンテナであり、ガラス板12又はガラス板11が取り付けられる窓開口部を形成している車体フランジの端部(41〜44)と導電膜13の外縁(13a〜13d)との間に形成されるループ状の細隙(10a〜10d)がスロットアンテナとして機能する。
このような構成であれば、電極16に給電することによって、細隙(10a〜10d)に沿って流れる電流をノッチ23,24の位置や長さを調節することによって変化させることができる。したがって、車体フランジの端部(41〜44)と導電膜の外縁(13a〜13d)との間隔である細隙(10a〜10d)のギャップ長を変えなくても、導電膜13に形成されるノッチ23,24の形態(例えば、寸法や形状など)を調整することで、スロットアンテナのマッチングを容易にすることができる。そして、細隙(10a〜10d)のギャップ長をマッチングのために変えなくてもよいため、太陽光などの熱線の透過を抑えるための導電膜13の面積を広く確保したまま、スロットアンテナのマッチングを容易にすることができる。さらに、ノッチが導電膜13に形成されていない場合に比べて、ノッチ23,24によって導電膜13の外縁13aに沿って回り込んでいく電流を抑制でき、スロットアンテナとしての放射効率を上げることができ、アンテナ利得を容易に向上させることもできる。
次に、本発明の実施形態について、更に詳細に説明する。図2に示される車両用窓ガラス100は、ガラス板11とガラス板12との間に導電膜13が層状に配置される積層構造を有している。
ガラス板11と導電膜13との間には、中間膜14Aが配置され、導電膜13とガラス板12との間には、中間膜14Bが配置される。ガラス板11と導電膜13は、中間膜14Aによって接合され、導電膜13とガラス板12は、中間膜14Bによって接合される。中間膜14A,14Bは、例えば、熱可塑性のポリビニルブチラールである。中間膜14A,14Bの比誘電率εrは、合わせガラスの一般的な中間膜の比誘電率である2.8以上3.0以下が適用できる。
ガラス板11,12は、透明な板状の誘電体である。また、ガラス板11,12のいずれか一方が半透明でもよいし、ガラス板11,12の両方が半透明でもよい。
導電膜13は、外部から到来する熱線を反射することができる導電性の熱線反射膜である。導電膜13は、透明又は半透明である。導電膜13は、例えばフィルム状のポリエチレンテレフタラートの表面に形成された導電性の膜でもよいし、図5A〜5Cに示すようにガラス板(11又は12)の表面に形成された導電性の膜でもよい。また、図5Dのようにガラス板11の表面に導電膜13を接着剤38Aで貼着する構成であってもよい。導電膜13には、図2,3に示されるように、導電膜13の外縁13aを開放端23aとするノッチ23と、ノッチ23の開放端23aと同じ辺である外縁13aに開放端24aを有するノッチ24とが形成されている。
ノッチ23は、導電膜13の外縁13aから面内方向に向かって形成されている。外縁13aは、導電膜13の外縁の一辺である。ノッチ23は、開放端23aから先端部23bまで導電膜13を直線的に切り欠いて形成されたものである。ノッチ23と同様に、ノッチ24は、開放端24aから先端部24bまで導電膜13を直線的に切り欠いて形成されたものである。先端部23b,24bは、導電膜13の外縁(13a〜13d)で開放されていない端部である。
また、電極16が、ガラス板12を挟んで導電膜13の配置位置に対して反対側に配置されている。電極16は、積層方向から電極16を投影したときの電極16の投影領域21が導電膜13の外縁13aよりも内側に位置するように、ガラス板12の車内側の面(すなわち、ガラス板12の導電膜13に対向している面に対して反対側の面)に露出して配置されている。
電極16の投影領域21が、開放端23a,24aが設けられた導電膜の外縁13aと、開放端23a,24aとは反対側の先端部23b,24bから外縁13aに平行に引いた境界線との間の領域に位置することが好ましい。すわなち、電極16の投影領域21が、ノッチ23,24の先端部23b,24bに対して、開放端23a,24a側に位置にしていると、アンテナのマッチングを調整しやすい点で有利である。また、アンテナのマッチングを調整しやすくするという点では、電極16の近傍に形成されるノッチの本数は、2本に限らず、1本でもよいし、3本以上あってもよい。複数のノッチを電極16の近傍に設けることによって、マッチングの調整がしやすくなるだけでなく、アンテナの放射効率も向上させることができる。特に、図示のように、2本のノッチの間に電極16が位置しているとよい。
電極16及びノッチ23,24の形態(形状,寸法など)は、アンテナが受信すべき周波数帯の電波を受信するために必要なアンテナ利得の要求値を満たすように設定されていればよい。例えば、アンテナが受信すべき周波数帯が地上デジタルテレビ放送帯470〜710MHzの場合、地上デジタルテレビ放送帯470〜710MHzの電波の受信に適するように、電極16及びノッチ23,24は形成される。
本アンテナ装置が受信する所定の周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλとし、ガラス波長短縮率をk(ただしk=0.64)とし、λ=λ・kとすると、電極16の中心とノッチ23の幅方向の中央線との最短距離が、0.25λ以上λ以下であると、その周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
例えば、中心周波数が590MHzの所定の周波数帯のアンテナ利得を向上させるためには、電波の速さを3.0×10m/sとすると、電極16の中心とノッチ23の幅方向の中央線との最短距離を、81mm以上330mm以下に調整するとよい。
また同様に、ノッチ23の開放端23aから先端までの長さが、0.25λ以上λ以下であると、その周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
例えば、中心周波数が590MHzの所定の周波数帯のアンテナ利得を向上させるためには、ノッチ23の開放端23aから先端までの長さを、81mm以上330mm以下に調整するとよい。
また、電極16及びノッチ23,24のガラス板上の配置位置は、アンテナが受信すべき周波数帯の電波の受信に適した位置であれば、特に限定されない。例えば、本態様のアンテナは、車両用窓ガラスの取り付け部位である車体フランジの近傍に配置される。図3に示されるように、ルーフ側の車体フランジの端部41の近傍に配置されると、マッチング容易性及び放電効率向上の点で、好適である。また、ピラー側の車体フランジの端部42又は44に近づくように、図3に示す位置から右方又は左方に移動した位置に配置されてもよい。また、シャーシー側の車体フランジの端部43の近傍に配置されてもよい。
図3の場合、ノッチ23,24の長手方向は、車体フランジの端部41又は43の辺に直交する方向に一致する。しかしながら、ノッチ23,24の長手方向は、車体フランジの端部(又は、導電膜13の外縁)の辺に対して必ずしも直交していなくてもよく、その辺に対するノッチ23,24の長手方向の角度が、5°以上90°未満であってもよい。
車両に対する窓ガラスの取り付け角度は、マッチング容易性及び放射効率向上の点で、水平面(地平面)に対し、15〜90°、特には、30〜90°が好ましい。
電極16は、外部の信号処理装置(例えば、車載アンプ)の信号経路に所定の導電性部材を介して電気的に接続される。この導電性部材として、例えば、AV線や同軸ケーブルなどの給電線が用いられる。AV線を用いる場合には電極16に電気的に接続する。同軸ケーブルを用いる場合には、同軸ケーブルの内部導体を電極16に電気的に接続し、同軸ケーブルの外部導体を車体にアース接続すればよい。また、信号処理装置に接続されている導線等の導電性部材を電極16に電気的に接続するためのコネクタを、電極16に実装する構成を採用してもよい。このようなコネクタによって、AV線や同軸ケーブルの内部導体を電極16に取り付けることが容易になる。また、電極16に突起状の導電性部材を設置し、車両用窓ガラス100が取り付けられる車体のフランジにその突起状の導電性部材が接触、嵌合するような構成としてもよい。
電極16の形状は、上記の導電性部材又はコネクタの実装面の形状等を考慮して決めるとよい。例えば、正方形、略正方形、長方形、略長方形などの方形状や多角形状が実装上好ましい。なお、円、略円、楕円、略楕円などの円状でもよい。
また、電極16は、銀ペースト等の、導電性金属を含有するペーストを、例えばガラス板12の車内側表面にプリントし、焼付けて形成される。しかし、この形成方法に限定されず、銅等の導電性物質からなる、線状体又は箔状体を、ガラス板12の車内側表面に形成してもよく、ガラス板12に接着剤等により貼付してもよい。
また、電極16を車外側から見えなくするために、電極16と(図3において、紙面奥側の)ガラス板11との間に、ガラス板の面に形成される隠蔽膜を設けてもよい。隠蔽膜は黒色セラミックス膜等の焼成体であるセラミックスが挙げられる。この場合、窓ガラスの車外側から見ると、隠蔽膜により隠蔽膜上に設けられている電極16の部分が車外から見えなくなり、デザインの優れた窓ガラスとなる。
図4は、図3に示したA−Aにおける車両用窓ガラス100の断面図である。車体フランジ45は、車体から窓開口部に向かって内側に折れ曲がって車両用窓ガラス100を設置するために形成されたフランジである。合わせガラスを構成するガラス板11とガラス板12は、ガラス板12が接着剤46(又は、パッキン)によって車体フランジ45に固定される。
スロットアンテナとして機能する細隙10aは、車体フランジ45の端部41と、端部41に最も近い導電膜13の外縁13aとの間に形成される。導電膜13の法線方向に対して直角な方向での細隙10aの長さ(すなわち、細隙10aのギャップ長)が、20mm以下、より好ましくは15mm以下であると、アンテナのマッチング容易性と放射効率が向上する点で有利である。細隙10aのギャップ長が20mmを超えると、アンテナのマッチングが容易にできない。なお、ガラス板の車体フランジへの取り付けなどの製造上の精度限界を考慮すると、細隙10aのギャップ長は、1mm以上あることが好ましい。
図5A−5Dは、本発明のアンテナ装置を構成する車両用窓ガラスが有する積層形態のバリエーションを示したものである。図5A−5Dは、図3に示したA−Aにおける車両用窓ガラスの断面図である。図4,5A−5Dに示されるように、導電膜13が、ガラス板11と誘電体(すなわち、ガラス板12又は誘電体基板32)との間に配置されている。導電膜13は、ガラス板と誘電体との間の接着層に接している。
図4,5A,5Bの場合、ガラス板11とガラス板12の間に、導電膜13と中間膜14(又は、中間膜14A,14B)が配置されている。図4は、ガラス板11のガラス板12に対向している対向面に接した中間膜14Aとガラス板12のガラス板11と対向した対向面に接する中間膜14Bとの間に、フィルム状の導電膜13が挟まれた形態である。フィルム状の導電膜13は、フィルムに導電膜13が蒸着処理されることによって導電膜13がコーティングされた形態であってもよい。図5Aは、ガラス板12のガラス板11に対向している対向面に、導電膜13が蒸着処理されることによって、ガラス板12に導電膜13がコーティングされた形態である。図5Bは、ガラス板11のガラス板12に対向している対向面に、導電膜13が蒸着処理されることによって、ガラス板11に導電膜13がコーティングされた形態である。
また、図5C,5Dに示されるように、本発明を構成するアンテナ装置の車両用窓ガラスは、合わせガラスでなくてもよい。この場合、誘電体はガラス板11と同じ大きさでなくてもよく、電極16を形成できる程度の大きさの誘電体基板などでよい。図5C,5Dの場合、ガラス板11と誘電体基板32の間に、導電膜13が配置されている。図5Cは、ガラス板11の誘電体基板32に対向している対向面に、導電膜13が蒸着処理されることによって、ガラス板11に導電膜13がコーティングされた形態である。導電膜13と誘電体基板32とは、接着剤38によって接着される。図5Dは、ガラス板11の誘電体基板32に対向している対向面に、導電膜13が接着剤38Aによって接着された形態である。導電膜13と誘電体基板32とは、接着剤38Bによって接着される。誘電体基板32は樹脂製基板であり、電極16が設けられている。誘電体基板32は、電極16がプリントされた樹脂製のプリント基板(例えば、FR4に銅箔を取り付けたガラスエポキシ基板)であってもよい。
図4,5A−5Dから明らかなように、電極16は、積層方向から見て、導電膜13に重なるように、ガラス板12又は誘電体基板32に設けられている。
縦800mm横1400mmの長方形の厚さ2.0mmのガラス基板2枚11,12を、図4のように2枚の中間膜14A、14Bを介して貼り合わせた合わせガラスを窓ガラスと想定して、図6A(ノッチが1本の場合)と図6B(ノッチが2本の場合)に示した形態のアンテナ装置について、コンピュータ上で数値計算を行った。車内側と仮定したガラス基板12の車内側表面に、電極16を配置設定し、2枚の中間膜14A,14Bの間にノッチ23(及びノッチ24)が形成された導電膜13を配置設定した。導電膜13は、縦790mm横1390mmの長方形である。導電膜13の外縁は、四辺共に、ガラス基板11,12の外周縁に対して5mmオフセットしている。電極16は、その左右方向の中心が、ガラス基板の左右方向の中心を通るように設定した。車体フランジ45は、端部41から無限に導体があると仮定し、窓ガラスはフロントガラスを想定してデフォッガは設けていない。
また、図6A,6Bにおいて、上記以外の各部の寸法は、単位をmmとすると、
H1:5
H3:0
H4:20
W1:3
W3:20
W5:3
とした。H1が、細隙10aのギャップ長に相当する。また、
ガラス板の比誘電率:7.0
1枚当たりの中間膜の厚さ:0.38mm(15ミル)
導電膜13のシート抵抗:2.0[Ω]
導電膜13の厚さ:0.01mm
電極16の厚さ:0.01mm
規格化インピーダンス:200Ω
とした。
このように数値設定されたアンテナ装置について、FDTD法(Finite-Difference Time-Domain method)に基づく電磁界シミュレーションによって、周波数25〜1000MHzにおいて5Hz毎に、S11(リターンロス(反射係数))を数値計算した。S11は、零に近いほどリターンロスが大きくアンテナ利得が小さくなり、マイナスの値が大きくなるほどリターンロスが小さくアンテナ利得が大きくなる。
図7,8は、S11のシミュレーション結果を示す。例1は、図6Aの形態において、H2が125mm、W2が113.5mmのときの結果を示す。例2は、図6Bの形態において、H2が125mm,W2とW4が113.5mmのときの結果を示す。例3は、図6Aの形態において、H2が187.5mm、W2が176mmのときの結果を示す。図4は、図6Bの形態において、H2が187.5mm,W2とW4が176mmのときの結果を示す。
図7,8に示されるように、本アンテナ装置によれば、ノッチの電極16からの距離(W2,W4)やノッチの長さH2を調整することによって、アンテナを共振させる周波数帯域を変化させることができる(つまり、マッチングさせることができる)。すなわち、図7の場合、共振する周波数帯域が400〜800MHzであるが、距離(W2,W4)や長さH2を長くすることによって、細隙10aのギャップ長H1を変えなくても、図8に示されるように、共振する周波数帯域を300〜600MHzにシフトさせることができる。
Figure 2014045230
表1は、上記の例1〜4のそれぞれの場合において、表1中の各周波数における放射効率の差を示している。放射効率は、アンテナと空間の間のエネルギー変換効率の指標である。
アンテナの特性は、放射効率の他、インピーダンス整合の度合いによって左右される場合が多い。従って、実際の環境での特性を検討する場合、アンテナの動作利得を考慮することが好ましい。動作利得は、指向性利得Gから放射効率η(誘電体損と導体損に起因する損失)と不整合損(インピーダンス不整合に起因する損失)を差し引いた値で定義される。すなわち、
動作利得G=(1−Γ)×放射効率η×指向性利得G
で表される。ΓはS11(リターンロス)である。つまり、動作利得には放射効率とS11(リターンロス)の双方の影響が含まれる。ここでは、S11(リターンロス)が同じであるとして、放射効率の差でアンテナ特性の有意性について評価した。
表1中に記載された放射効率の差を表す各値は、図6Aのノッチ24が無い形態(すなわち、電極16のみの形態)のときの放射効率に対する相対値である。すなわち、図6Aのノッチ24が無い形態の放射効率が0dBとなるように標準化されており、プラスの場合は、ノッチ24が無い形態よりも放射効率が向上していることを示す。表1に示されるように、細隙10aのギャップ長H1を変えずにノッチだけを設けることによって、ノッチが無い形態に比べて、表1中の各周波数において、放射効率が向上している。また、例1と例2との比較、又は例3と例4との比較から明らかなように、ノッチの本数を増やすことによって、放射効率を更に上げることができる。これは、エネルギーがノッチで放射されるため、導電膜の外縁に沿って回り込んでいく電流を抑制でき、アンテナ利得の改善に寄与している。
このように、電極の近傍にノッチを設けることによって、車体フランジの端部と導電膜の外縁との間の細隙のギャップ長を変えなくても、アンテナをマッチングさせることができる。その結果、導電膜の大きさを変えなくても、ノッチの調整によって、アンテナのマッチングができるので、熱線の透過を抑えることができない領域が広くなることを防ぐことができる。さらに、放射効率も上げることができるので、アンテナ利得を容易に向上させることもできる。
本発明は、例えば、地上波デジタルテレビ放送、UHF帯のアナログテレビ放送及び米国のデジタルテレビ放送、欧州連合地域のデジタルテレビ放送又は中華人民共和国のデジタルテレビ放送を受信する自動車用のアンテナとして利用されると好適である。その他、日本のFM放送帯(76〜90MHz)、米国のFM放送帯(88〜108MHz)、テレビVHF帯(90〜108MHz、170〜222MHz)、車両用キーレスエントリーシステム(300〜450MHz)にも利用できる。
また、自動車電話用の800MHz帯(810〜960MHz)、自動車電話用の1.5GHz帯(1.429〜1.501GHz)、GPS(Global Positioning System)、人工衛星のGPS信号1575.42MHz)、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System:2.5GHz)にも利用できる。
さらに、ETC通信(Electronic Toll Collection System:ノンストップ自動料金収受システム、路側無線装置の送信周波数:5.795GHz又は5.805GHz、路側無線装置の受信周波数:5.835GHz又は5.845GHz)、専用狭域通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication、915MHz帯、5.8GHz帯、60GHz帯)、マイクロ波(1GHz〜3THz)、ミリ波(30〜300GHz)、及び、SDARS(Satellite Digital Audio Radio Service (2.34GHz、2.6GHz))の通信に利用してもよい。
1,2 ガラス板
3 導電膜
4 中間膜
5 アンテナ導体
10a〜10d 細隙
11 車外側ガラス板
11a〜11d 車外側ガラス板の外周縁
12 車内側ガラス板
12a〜12d 車内側ガラス板の外周縁
13 導電膜
13a〜13d 導電膜の外縁
14 中間膜
16 電極
21 投影領域
23,24 ノッチ
23a,24a 開放端
23b,24b 先端部
32 誘電体基板
38,38A,38B 接着剤(接着層)
41 ルーフ側の車体フランジの端部
42,44 ピラー側の車体フランジの端部
43 シャーシー側の車体フランジの端部
45 車体フランジ
100 車両用窓ガラス

Claims (8)

  1. 車体の窓開口部の車体フランジに固定されるガラス板と、誘電体と、前記ガラス板と前記誘電体との間に配置された導電膜と、前記誘電体の前記ガラス板側とは反対側の面に設けられた単極の給電部とを備え、前記給電部が、前記導電膜と容量的に結合される位置に配置され、前記車体フランジの端部と前記導電膜の外縁との間の細隙がスロットアンテナとして機能するアンテナ装置であって、
    前記導電膜は、前記給電部の近傍に、一端を前記外縁で開放端としたノッチを有していることを特徴とする、アンテナ装置。
  2. 前記開放端が設けられた前記導電膜の外縁と、前記開放端とは反対側の先端部から該外縁に平行に引いた境界線との間の領域に、前記給電部が位置する、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記ノッチを複数有し、
    前記給電部が、複数のノッチ間に位置する、請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記細隙のギャップ長が、20mm以下である、請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記誘電体は、前記ガラス板と異なる他のガラス板である、請求項1から4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記ガラス板と前記他の板ガラスとの間に中間膜を備える、請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記中間膜が、前記ガラス板と前記導電膜との間、及び/又は前記他のガラス板と前記導電膜との間に配置された、請求項6に記載のアンテナ装置。
  8. 前記誘電体は、板状又はフィルム状の物体である、請求項1から4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
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