JP2014044886A - イオン生成方法およびイオン源 - Google Patents

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Abstract

【課題】イオン源を構成するアークチャンバへのラジカルの作用を抑制する技術を提供する。
【解決手段】イオン生成方法は、高融点材料で構成されたアークチャンバを備えた直流放電型イオン源を用いるイオン生成方法であって、アークチャンバ内でソースガスの分子と熱電子とを衝突させてプラズマ放電を起こしてイオンを発生させるイオン発生工程と、イオン発生工程で生じたラジカルを、アークチャンバの内壁の少なくとも一部を覆うように配置されたライナーと反応させる反応工程と、を含む。ライナーは、アークチャンバと比較して、ソースガスが分解された際に生じるラジカルと反応し易い材料で構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、イオン生成方法およびイオン源に関する。
半導体製造工程では、導電性を変化させる目的、半導体ウエハの結晶構造を変化させる目的などのため、半導体ウエハにイオンを注入する工程が標準的に実施されている。この工程で使用される装置は、一般にイオン注入装置と呼ばれる。
このようなイオン注入装置におけるイオン源として、直流放電型のイオン源が知られている。直流放電型のイオン源は、直流電流によってフィラメントを加熱して熱電子を発生させ、その熱電子によってカソードが加熱される。そして、加熱されたカソードから発生した熱電子がアークチャンバ内で加速され、導入されているソースガス分子と衝突することで、ソースガス分子に含まれている原子がイオン化される(特許文献1参照)。
特許第3516262号公報
ところで、アークチャンバ内に導入されるソースガス分子には、フッ化物や塩化物等のハロゲン化物が用いられることが多い。ハロゲン化物のソースガス分子は、イオン化の過程でハロゲンラジカルを発生させ、このハロゲンラジカルがイオン源を構成する部品、例えばアークチャンバ内壁の金属材料に作用し、化学結合する。そして、化学結合した金属材料は、ソースガス分子とともにイオン化され、イオンビームとしてイオン源から引き出される。
その結果、アークチャンバ内壁の金属材料がイオンとして半導体ウエハに注入され、ウエハが金属等の不純物イオンで汚染される懸念がある。特に、直流放電型のイオン源の場合、アークチャンバ内が高温となるため、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、タンタル(Ta)等の高融点金属をアークチャンバ内壁に用いる場合があるが、このような高融点金属による汚染は、半導体素子の性能向上ためにも極力低減することが望まれている。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、イオン源を構成する部分、特にアークチャンバへのラジカルの作用を抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のイオン生成方法は、高融点材料で構成されたアークチャンバを備えた直流放電型イオン源を用いるイオン生成方法であって、アークチャンバ内でソースガスの分子と熱電子とを衝突させてプラズマ放電を起こしてイオンを発生させるイオン発生工程と、イオン発生工程で生じたラジカルを、アークチャンバの内壁の少なくとも一部を覆うように配置されたライナーと反応させる反応工程と、を含む。ライナーは、アークチャンバと比較して、ソースガスが分解された際に生じるラジカルと反応し易い材料で構成されている。
本発明の別の態様は、イオン源である。このイオン源は、高融点材料で構成されたアークチャンバと、アークチャンバ内に熱電子を放出する熱電子放出部と、アークチャンバ内にソースガスを導入するガス導入口と、アークチャンバの内壁の少なくとも一部を覆うライナーと、アークチャンバ内で発生したイオンを引き出す開口部と、を備える。ライナーは、アークチャンバと比較して、ソースガスが分解された際に生じるラジカルと反応し易い材料で構成されている。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、イオン源を構成するアークチャンバをラジカルから保護できる。
第1の実施の形態に係るイオン源のアークチャンバ内を示す模式図である。 図1に示すイオン源のA−A断面を示す模式図である。 第2の実施の形態に係るイオン源のアークチャンバ内を示す模式図である。 第3の実施の形態に係るイオン源のアークチャンバ内を示す模式図である。 第4の実施の形態に係るイオン源のアークチャンバ内を示す模式図である。 第5の実施の形態に係るイオン源のアークチャンバ内を示す模式図である。 図6に示すイオン源のC−C断面を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るイオン源のアークチャンバ内を示す模式図である。図2は、図1に示すイオン源のA−A断面を示す模式図である。
第1の実施の形態に係るイオン源10は、直流放電型のイオン源であり、アークチャンバ12と、熱電子放出部14と、ライナー16と、リペラー18と、サプレッション電極20と、グランド電極22と、各種電源とを備える。
アークチャンバ12は、ソースガスを導入するガス導入口24と、イオンビームが引き出される開口部としてのフロントスリット26とが形成されている。
熱電子放出部14は、アークチャンバ内に熱電子を放出するものであり、フィラメント28とカソード30とを有する。リペラー18は、熱電子放出部14と対向する位置に設けられており、リペラープレート32を有する。カソード30とリペラープレート32は、対向してほぼ平行に設けられている。ライナー16は、アークチャンバ12の内壁を覆うように設けられている。
フィラメント28は、フィラメント電源34で加熱され、先端に熱電子を発生させる。フィラメント28で発生した(1次)熱電子は、カソード電源36で加速され、カソード30に衝突し、その衝突時に発生する熱でカソード30を加熱する。加熱されたカソード30は(2次)熱電子40を発生し、この(2次)熱電子40が、アーク電源38によってカソード30とアークチャンバ12との間に印加されたアーク電圧によって加速され、ガス分子を電離するに十分なエネルギーを持ったビーム電子としてアークチャンバ12中に放出される。
一方、イオン源10は、カソード30とリペラー18を結ぶ軸方向にソース磁場コイルにより誘起される外部磁場Bが印加されている。また、ビーム電子を放出するカソード30と対向させてリペラー18が設けられているため、ビーム電子は磁場Bに沿ってカソード30とリペラー18との間を往復移動し、アークチャンバ12に導入されたソースガス分子と衝突電離しイオンを発生させ、アークチャンバ12にプラズマ42を生成する。ビーム電子は、印加磁場によってほぼ限局された範囲に存在するのでイオンはその範囲で主に生成され、拡散によりアークチャンバ12内壁、フロントスリット26、カソード30、リペラー18に到達し、壁面で失われる。
本実施の形態に係るイオン源10は、(2次)熱電子40を放出する直流放電型のイオン源であり、アークチャンバ12の内部は非常に高温になる。そのため、アークチャンバ12は、高融点材料、具体的には、タングステン(W),モリブデン(Mo),タンタル(Ta)などの高融点金属やそれらの合金、グラファイト(C)等で構成されている。これにより、直流放電型イオン源のように、アークチャンバ内が比較的高温となる環境下でも、アークチャンバを溶けにくくできる。
ソースガスには、Ar等の希ガスやH,PH,AsH等の水素化物、BF,GeF等のフッ化物やInCl等の塩化物(ハロゲン化物)、CO,CO等の酸化物が用いられる。これらのソースガスは、アークチャンバ12に導入され、(2次)熱電子40によりイオン化されるが、励起されたイオンは、アークチャンバ12内壁、フロントスリット26、カソード30、リペラー18に入射して衝突すると、各部の構成素材(W,Ta,Mo,グラファイト等)を、スパッタにより摩滅させる。また、ソースガスがフッ化物の場合、例えば、BFの場合、イオン化によりB,BF, BF2+,F,F2+が生成され、これらのイオンがアークチャンバ12内部の壁面で中性化されると、F,F等の反応性の高いフッ素ラジカル(通常、半導体製造プロセスのSiやSiO膜のエッチングで使用されている。)が生成される。
フッ素ラジカルは、イオン源10を構成する部品の材料と化学結合し、WF,TaF,MoF,CFなどのフッ化物となる。これらフッ化物は、比較的低温でガス化するためアークチャンバー内で導入ソースガスとともにイオン化され、W,Ta,Moなどのイオンビームとして導入ソースガスの主イオンビームとともに引き出されてしまう。
一方、昨今のイオン注入では半導体素子の性能向上のため、高融点金属のような重金属イオン(W,Ta,Moなど)による金属汚染(メタルコンタミ)の低減が厳しく要求されている。しかしながら、前述のように、イオンソースガスに含まれるフッ素と、イオン源を構成するアークチャンバ12などの高融点材料とが化学結合してガス化し、コンタミイオンとしてアークチャンバ12から引き出されることは好ましくない。
また、イオンビームとして引き出されたこれらの重金属イオンは、ビームライン内に堆積するとともに、その一部はイオン注入部に到達して、注入ウエハの重金属汚染を引き起こし、半導体素子の歩留りを低下させる。さらに、フッ素ラジカルは高温のイオン源の構成物(カソード、リペラー、フロントスリット、アークチャンバ等)を短時間で蝕耗させるとともに、一部の高温部材に堆積し、絶縁不良等の不具合を引き起こす。そのため、各部品を頻繁に交換する必要があり、イオン源やイオン源を備えるイオン注入装置のメンテサイクルを短くしその生産性を低下させることになる。
そこで、本発明者が鋭意検討した結果、以下の技術に想到した。つまり、高温のイオンソース内で生じるソース物質のフッ化物や塩化物等のハロゲン化物由来の反応性の高いラジカルを、イオン源を構成する高融点金属からなるアークチャンバ12と化学結合しないように、効率よく低減することで、イオンビーム中に含まれるイオン源10の構成部材由来の重金属イオンを抑制できる点に想到した。また、この技術により、アークチャンバ12をはじめとするイオン源10を構成する部品の損耗が抑えられ、イオン源10長寿命化を図ることも可能となる。
このような知見を考慮し、本実施の形態に係るイオン生成方法は、高融点材料で構成されたアークチャンバ12を備えた直流放電型のイオン源10を用いるイオン生成方法である。このイオン生成方法は、アークチャンバ12内でソースガスの分子と熱電子40とを衝突させてプラズマ放電を起こしてイオンを発生させるイオン発生工程と、イオン発生工程で生じたラジカルを、アークチャンバ12の内壁の少なくとも一部を覆うように配置されたライナー16と反応させる反応工程と、を含む。ライナー16は、アークチャンバ12と比較して、ソースガスが分解された際に生じるラジカルと反応し易い材料で構成されている。
これにより、イオン源10は、ラジカルがライナー16と反応することでアークチャンバ12内のラジカルが減少し、ライナー16以外のイオン源を構成する部分、例えば、アークチャンバ12、リペラー18、フロントスリット26、カソード30へのラジカルの作用が減少する。そのため、例えば、アークチャンバ12へ作用することが抑制されることで、アークチャンバ12に含まれる高融点材料がイオンとしてフロントスリット26から引き出されることが低減される。
本実施の形態に係るソースガスは、ハロゲン化物または酸化物のガスである。具体的には、ソースガスは、BF,GeF,PF,InCl,InI,InBr,COおよびCOからなる群より選択される少なくとも一種のガスである。これらのガスは、高温であってもガスの状態を維持できるため、直流放電型イオン源におけるソースガスに適している。
これらのソースガスのうちハロゲン化物、例えば、BFやGeF等のフッ化物がイオン源10のアークチャンバ12に導入されると、前述したように所望のドーパントイオンを得るためにアークチャンバ12内でプラズマ化され、種々のイオンが生成される。例えば、BFの場合、生成されるイオンはB,BF,BF2+,F,F2+で、それらのイオンの一部はフロントスリット26の開口部から引き出され、質量分離され、BまたはBF2+のみ半導体素子に注入される。しかしながら、ほとんどのイオンはアークチャンバ12や、カソード30、リペラー18の表面に流入し中性化される。
これらのイオンの中でFやF2+は中性化され、FやFのフッ素ラジカルとなる。特に反応性の高いフッ素ラジカルは、アークチャンバ12内壁に吸着し、壁面部材(W,Mo,Ta,C等)と化学的に結合し、WF,MoF,TaF,CFなどが生じる。これらのフッ化物は、数百度以下の比較的低温で気化するため、イオン源10がイオンを発生させている運転時に600℃以上(または1000℃以上、または1500℃以上)に達するアークチャンバ12内の壁面より気化してアークチャンバ12の内壁を蝕耗する。
気化したフッ化物は、更に高温のカソード30周辺やリペラー18の表面で熱分解し、Fが解離し、W,Mo,Ta,C等が堆積する、といった、いわゆる、ハロゲンサイクルが起こる。アークチャンバ12内でフッ素ラジカルによる蝕耗や堆積が起こると、前述したように部材の形状変化や、初期隙間の低下等により絶縁不良やビーム性能の低下が起きうる。
そこで、本実施の形態では、このようなラジカルを効率よく除去すべく、ライナー16の材料として、W,Mo,Ta,C等の高融点材料よりも融点が低いシリコン(Si)を用いている。半導体プロセスにおける結晶SiやポリSiのエッチングには、CFのプラズマがよく使用されるており、高融点金属やカーボン(C)と比較してSiは、CFプラズマ中のフッ素ラジカルやCFラジカルに対して非常に選択性が高い。
この際の反応は、
Si(固体)+4F→SiF(ガス)
として表される。
つまり、Siからなるライナー16は、高融点材料よりも容易にエッチングされ易い犠牲材料として機能する。また、ライナー16のSiは、SiFガスとして排気され、Siのエッチングが効率よく行われる。逆に、フッ素ラジカルが発生する箇所にSiを置けば、効率よくフッ素ラジカルを除去できるともいえる。なお、ラジカルが酸素ラジカルの場合であっても同様である。また、排気されるガスに、SiF、SiO、SiOなどのシリコン化合体の気体が含まれていてもよい。
このように本実施の形態に係るイオン形成方法は、前述の反応工程で生じた、ラジカルとライナーの材料であるSiとの化合物ガス(SiF)をイオン源10から排気する排気工程を更に含んでいる。これにより、ラジカルを化合物ガスとして効率よくアークチャンバ12の外へ排出できる。
反応工程において用いられるライナー16は、前述のSi以外に、ゲルマニウム(Ge)や炭化ケイ素(SiC)を含む材料であってもよい。なお、Siの純度は、99.999%以上が好ましい。
なお、Siは、単結晶シリコンであってもよい。単結晶シリコンは、例えば、ラジカルによってエッチングされる速度が速いため、ラジカルをより効率よく化合物ガスへ変化させることができる。また、単結晶シリコンは、アークチャンバ内で生じるプラズマと対向する面が(100)面となるように配置されていてもよい。単結晶シリコンの(100)面は、ラジカルによってエッチングされる速度が速いため、ラジカルをより効率よく化合物ガスへ変化させることができる。
また、シリコンは、多結晶シリコンやアモルファスシリコンであってもよい。多結晶シリコンやアモルファスシリコンは、単結晶シリコンよりも、エッチングされる速度が遅いため、ライナーの寿命を延ばすことができる。
また、本実施の形態を別の態様で表現すると、イオン源10は、高融点材料で構成されたアークチャンバ12と、アークチャンバ12内に熱電子を放出する熱電子放出部14と、アークチャンバ12内にソースガスを導入するガス導入口24と、アークチャンバ12の内壁の少なくとも一部を覆うライナー16と、アークチャンバ12内で発生したイオンを引き出すフロントスリット26と、を備える。ライナー16は、アークチャンバ12と比較して、ソースガスが分解された際に生じるラジカルと反応し易い材料で構成されている。
また、ライナー16は、少なくとも一部がアークチャンバ12と接していてもよい。これにより、アークチャンバを介してライナーの熱を外部へ放熱できる。
なお、アークチャンバ12と別部材のライナー16を設けるのではなく、アークチャンバ12やイオン源10のその他の構成部品の内壁側の表面にSiやGeなどの材料をコーティングしてもよい。その際、その材料は、単結晶、多結晶、アモルファスのいずれかから適宜選択すればよい。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態に係るイオン源のアークチャンバ内を示す模式図である。第2の実施の形態に係るイオン源50は、ライナーの形状が第1の実施の形態に係るイオン源10と異なる。
イオン源50において、アークチャンバ12は、熱電子放出部14近傍においてライナー52で覆われたライナー被覆領域12aと、ライナー52で覆われていない露出領域12bと、を有している。熱電子放出部14近傍は、ラジカルが発生し易いため、ライナー52を熱電子放出部14近傍に配置することでラジカルを効率よく除去できる。一方、ライナーで覆われていない露出領域12bを設けることで、ライナー52の量を低減でき、ライナー52の材料がイオンビームとして過剰に発生することが抑制される。
(第3の実施の形態)
図4は、第3の実施の形態に係るイオン源のアークチャンバ内を示す模式図である。第3の実施の形態に係るイオン源60は、ライナーの形状が第1の実施の形態に係るイオン源10と異なる。
イオン源60において、アークチャンバ12は、熱電子放出部14と対向するリペラー18近傍においてライナー62で覆われたライナー被覆領域12aと、ライナー62で覆われていない露出領域12bと、を有している。リペラー18近傍は、ラジカルが発生し易いため、ライナー62をリペラー18近傍に配置することでラジカルを効率よく除去できる。一方、ライナー62で覆われていない露出領域12bを設けることで、ライナー62の量を低減でき、ライナー62の材料がイオンビームとして過剰に発生することが抑制される。
(第4の実施の形態)
図5は、第4の実施の形態に係るイオン源のアークチャンバ内を示す模式図である。イオン源70において、アークチャンバ12は、フロントスリット26の周辺部であってライナーで覆われていない露出領域12bを有している。ライナー72はラジカルによってエッチングされ減少する。そのため、フロントスリット26の縁までライナーを設けておくと、開口部近傍の形態が経時的に変化し、フロントスリット26から引き出されるイオンビームの形状が安定しなくなるおそれがある。そこで、フロントスリット26の周辺部はライナー72で覆わないことで、イオンビームの形状を安定にできる。
このように、イオンビームの引き出し性能については、フロントスリット26に拡散してきたプラズマから磁場に平行なスリットを通して行われるが、引き出されるビーム電流量やビームの発散量はフロントスリット部の摩滅やソース物質の堆積による開口形状の変化に大きく左右され、ひいては、イオン注入部での注入ビーム電流の低下を招き、イオン注入装置の生産性を低下させる。
そこで、本実施の形態に係るライナー形状とすることで、フッ素ラジカルによるフロントスリット26近傍の蝕耗やソース物質の堆積が低減され、開口形状の変化が抑えられるため、ビーム形状への影響が低減され、イオン注入装置の安定な運転が維持できる。
(第5の実施の形態)
図6は、第5の実施の形態に係るイオン源のアークチャンバ内を示す模式図である。図7は、図6に示すイオン源のC−C断面を示す模式図である。
イオン源80において、アークチャンバ12は、フロントスリット26と対向するアークチャンバ内壁であってライナーで覆われていない露出領域12bを有している。フロントスリット26と対向するアークチャンバ内壁には、イオンビームを引き出す際に、高エネルギーのバックストリーム電子82がフロントスリット26よりアークチャンバ12内に浸入し、フロントスリット26と対向するアークチャンバ内壁に衝突する。そのため、図6に示すバックストリーム照射部84が高温となるため、ライナー86が溶けるおそれがある。そこで、フロントスリット26と対向するアークチャンバ内壁をライナー86で覆わないことで、ライナー86の溶出を防止できる。
上述のように、特に高温で運転されるイオン源において、フッ化物をソースガスとして使用する場合、例えば、Siライナーをアークチャンバー内に配置すれば、フッ素ラジカルはガスとしてSiF若しくはSiFとして効率よく排出され、高融点金属やカーボン等の蝕耗や堆積が抑制される。したがって、ソース寿命が著しく改善されることとなる。
また、Siライナーでアークチャンバー内壁を覆うことにより、重金属やカーボンのフッ化物が少なくなることから、引き出されるビーム中の重金属イオンも著しく減少し、重金属汚染の低減が可能となる。
なお、通常のイオン源は、引出電極に電圧を印加するために絶縁物(インシュレーター)が配置されているが、重金属イオンやカーボンイオンが引き出されると、それらのイオンはその絶縁物表面に付着し、絶縁不良を生ぜしめる。一方、上述の実施の形態にように、Siライナーの場合は、生じたSiFガスからイオン化されたSiも引き出されるが、Siは絶縁物であるため堆積しても絶縁不良を生じない。したがって、引出電極やイオン源周辺の絶縁特性が改善され、ビーム引出の安定化が図られる。
以上、本発明を上述の各実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各実施の形態における組合せや処理の順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を各実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
上述のライナーは、要求されるイオン源の寿命にわたる蝕耗によって貫通しない十分な厚さ(例えば1mm以上)を有するとよい。また、ライナーが単結晶Si板である場合には高温運転時の強度を保たせるため劈開に沿って切り出したものあるとよい。また、ライナーのプラズマに接する面は鏡面であるとよい。また、ライナーは、コスト低減のためインゴットから切り出したままのSi基板であってもよい。また、ライナーは、薄いSi基板を複数枚重ねたものでもよい。
また、熱電子放出部14は、フィラメントから発生させた(1次)熱電子により直接イオン化させる電子衝突型イオンソースや、フィラメントから発生させた(1次)熱電子をカソードキャップに衝突させカソードキャップから(2次)熱電子40を発生させる傍熱型電子衝突型イオンソースであってもよい。
また、ガス導入口24やフロントスリット26近傍のライナーをグラファイトとし、それ以外のライナーをSiとしてもよい。
また、ライナーがSi単結晶の場合、劈開に沿って切り出したものであってもよい。これにより、高温運転時の強度を保たせることができる。
また、ライナーの表面粗さは、フッ素ラジカル等との反応性を高めるため、表面積が大きくなるように、特にプラズマに接する領域の粗さを粗くしてもよい。
なお、上述のイオン源は、ライナーをソースとするSiビームを発生装置として機能させてもよい。また、プラズマは、RFアンテナなどの他の手段によって発生させてもよい。
10 イオン源、 12 アークチャンバ、 12a ライナー被覆領域、 12b 露出領域、 14 熱電子放出部、 16 ライナー、 18 リペラー、 20 サプレッション電極、 22 グランド電極、 24 ガス導入口、 26 フロントスリット、 28 フィラメント、 30 カソード、 32 リペラープレート、 34 フィラメント電源、 36 カソード電源、 38 アーク電源、 40 熱電子、 42 プラズマ、 82 バックストリーム電子、 84 バックストリーム照射部。

Claims (16)

  1. 高融点材料で構成されたアークチャンバを備えた直流放電型イオン源を用いるイオン生成方法であって、
    前記アークチャンバ内でソースガスの分子と熱電子とを衝突させてプラズマ放電を起こしてイオンを発生させるイオン発生工程と、
    前記イオン発生工程で生じたラジカルを、アークチャンバの内壁の少なくとも一部を覆うように配置されたライナーと反応させる反応工程と、を含み、
    前記ライナーは、前記アークチャンバと比較して、前記ソースガスが分解された際に生じるラジカルと反応し易い材料で構成されていることを特徴とするイオン生成方法。
  2. 前記反応工程で生じた、ラジカルとライナーの材料との化合物ガスをイオン源から排気する排気工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のイオン生成方法。
  3. 前記反応工程において用いられるライナーは、シリコンまたはゲルマニウムを含む材料であることを特徴とする請求項1または2に記載のイオン生成方法。
  4. 前記シリコンは、単結晶シリコンであることを特徴とする請求項3に記載のイオン生成方法。
  5. 前記単結晶シリコンは、アークチャンバ内で生じるプラズマと対向する面が(100)面となるように配置されていることを特徴とする請求項4に記載のイオン生成方法。
  6. 前記シリコンは、多結晶シリコンであることを特徴とする請求項3に記載のイオン生成方法。
  7. 前記シリコンは、アモルファスシリコンであることを特徴とする請求項3に記載のイオン生成方法。
  8. 前記ソースガスは、ハロゲン化物または酸化物のガスであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のイオン生成方法。
  9. 前記ソースガスは、BF,GeF,PF,InCl,InI,InBr,COおよびCOからなる群より選択される少なくとも一種のガスであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のイオン生成方法。
  10. 前記高融点材料は、タングステン、モリブデン、タンタルおよび炭素の少なくとも一種の原子を含む材料であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のイオン生成方法。
  11. 前記イオン発生工程は、アークチャンバ内の温度が600℃以上となることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のイオン生成方法。
  12. 高融点材料で構成されたアークチャンバと、
    前記アークチャンバ内に熱電子を放出する熱電子放出部と、
    前記アークチャンバ内にソースガスを導入するガス導入口と、
    前記アークチャンバの内壁の少なくとも一部を覆うライナーと、
    前記アークチャンバ内で発生したイオンを引き出す開口部と、を備え、
    前記ライナーは、前記アークチャンバと比較して、前記ソースガスが分解された際に生じるラジカルと反応し易い材料で構成されていることを特徴とするイオン源。
  13. 前記アークチャンバは、
    前記熱電子放出部近傍において前記ライナーで覆われたライナー被覆領域と、
    前記ライナーで覆われていない露出領域と、
    を有することを特徴とする請求項12に記載のイオン源。
  14. 前記アークチャンバは、
    前記熱電子放出部と対向するリペラー近傍において前記ライナーで覆われたライナー被覆領域と、
    前記ライナーで覆われていない露出領域と、
    を有することを特徴とする請求項12に記載のイオン源。
  15. 前記アークチャンバは、前記開口部の周辺部であって前記ライナーで覆われていない露出領域を有することを特徴とする請求項12に記載のイオン源。
  16. 前記アークチャンバは、前記開口部と対向するアークチャンバ内壁であって前記ライナーで覆われていない露出領域を有することを特徴とする請求項12に記載のイオン源。
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