JP2014043724A - スマートシステム - Google Patents

スマートシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2014043724A
JP2014043724A JP2012187217A JP2012187217A JP2014043724A JP 2014043724 A JP2014043724 A JP 2014043724A JP 2012187217 A JP2012187217 A JP 2012187217A JP 2012187217 A JP2012187217 A JP 2012187217A JP 2014043724 A JP2014043724 A JP 2014043724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
vehicle
door
reservation
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012187217A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6016089B2 (ja
Inventor
Hitomi Nagata
ひとみ 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2012187217A priority Critical patent/JP6016089B2/ja
Publication of JP2014043724A publication Critical patent/JP2014043724A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6016089B2 publication Critical patent/JP6016089B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ユーザが携帯機の操作を行うことなく、施錠予約を行うことが可能なスマートシステムを提供する。
【解決手段】車両(10)に搭載される車載装置(101)と、ユーザが所持する携帯機(102)とで構成され、車載装置と携帯機との間で無線通信を行い、その通信結果に基づいて、車載装置が各種制御を実行するスマートシステム(100)であって、車載装置は、ユーザの施錠予約操作を検出する施錠予約検出部(144FR)と、施錠予約検出部が施錠予約操作を検出したときに、通信結果に基づいて、施錠予約モードに遷移する動作モード制御部(110)と、施錠予約モードに遷移した後、予め定められた施錠条件が成立したときに車両のドアの施錠を行う施錠制御部(110,141)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スマートシステムに関する。
自動車関連技術の分野においては、車両に搭載される車載装置と、車両のユーザが所持する携帯機(電子キー、スマートキーともいうこともある)とで構成されるスマートシステム(電子キーシステム、キーレスエントリ装置ということもある)が実用化されている。この種のスマートシステムは、車載装置と携帯機との間で無線通信による認証が成立すれば、機械式キーでの操作を行わなくても、ドアのロック/アンロックやエンジン始動等の制御を実行できる仕組みになっている。このため、利用者の利便性の向上に大いに寄与している。
また、車両の全てのドアが閉状態でない場合であっても、予め施錠を予約することで、全てのドアが閉状態になるまで待つことなくキーレスエントリのための操作を行うことができる車両用キーレスエントリ装置が考案されている(特許文献1参照)。
また、施錠予約を行えば、ユーザは電動ドアが全閉位置に移動するまで車両近傍にて待機する必要のないキーレスエントリ装置が考案されている(特許文献2参照)。
また、スマートシステムをさらに有効活用するために、探索対象となる携帯機をより容易に発見可能な電子キーシステムが考案されている(特許文献3参照)。
また、利用者に車両の位置を特定させることのできる電子キーシステムが考案されている(特許文献4参照)。
また、電力消費の低減を図るとともに利便性を損なうことなく、車両側装置と車両制御用携帯機との間でBluetooth(登録商標)通信を通信接続することのできる電子キーシステムが考案されている(特許文献5参照)。
特許第4051917号公報 特開2011−214341号公報 特開2008−163633号公報 特開2008−213514号公報 特開2010−168009号公報
特許文献1および2のような、施錠予約が可能なキーレスエントリ装置では、施錠予約を行うために、ユーザが携帯機を操作する必要がある。
特許文献3〜5のような、従来の電子キーシステムでは、施錠予約が可能な構成とはなっていない。また、携帯機は、通常は、例えば衣類のポケットやカバン類の中に収納されており、ユーザが車両の乗車時や運転時に実際に手にすることは殆どない。ところが、降車時に子供などの同乗者がいる場合、ドアの施錠を行うために全員が降りるまで車両の傍で待つ必要があったり、カバンの中から電子キーを取り出し、ワイヤレス機能を使って施錠したりしなければならない。
上記問題点を背景として、本発明の課題は、ユーザが携帯機の操作を行うことなく、施錠予約を行うことが可能なスマートシステムを提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するためのスマートシステムは、車両(10)に搭載される車載装置(101)と、ユーザが所持する携帯機(102)とで構成され、車載装置と携帯機との間で無線通信を行い、その通信結果に基づいて、車載装置が各種制御を実行するスマートシステム(100)であって、車載装置は、ユーザの施錠予約操作を検出する施錠予約検出部(144FR)と、施錠予約検出部が施錠予約操作を検出したときに、通信結果に基づいて、施錠予約モードに遷移する動作モード制御部(110)と、施錠予約モードに遷移した後、予め定められた施錠条件が成立したときに車両のドアの施錠を行う施錠制御部(110,141)と、を備える。
上記構成によって、ユーザが携帯機の操作を行うことなく、施錠予約を行うことが可能となる。また、施錠予約を行った後、携帯機を所持したユーザは、車両の近傍にいる必要がなくなり、降車・施錠予約後に速やかに他の作業(荷物の運搬など)に移ることができる。
スマートシステムの構成を示すブロック図。 ドア施錠制御処理を説明するフロー図。 施錠予約処理を説明するフロー図。
以下、本発明のスマートシステムについて、図面を用いて説明する。図1に、スマートシステム100の構成を示す。スマートシステム100は、車両10に搭載された車載装置101,およびユーザが所持する携帯機102を含んで構成される。
車載装置101は、ECU110、およびECU110に接続されたLF送信部111、UHF受信部112、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体であるメモリ113、エンジンスイッチ115、LF送信部111に接続されたドアアンテナ116(116FR、116FL、116RR、116RLの総称)、室内アンテナ117、トランク内アンテナ118、トランク外アンテナ119などを備えている。
ECU110は、周知のCPU、各種プログラム(「車載装置制御プログラム」と総称する)が格納されたROMやRAM、および信号入出力回路(いずれも図示せず)等を含むコンピュータとして構成される。そして、CPUが車載装置制御プログラムを実行することで、車載装置101としての各種機能を実現する。なお、ECU110が本発明の動作モード制御部,経過時間計測部,施錠制御部,施錠操作検出部に相当する。
LF送信部111は、携帯機102に対し、例えば、LF帯あるいはVLF帯の電波にて無線信号を送信する。また、LF送信部111から送信される無線信号は、4箇所の例えばヒンジ式のドア140(140FR、140FL、140RR、140RLの総称、以下同じ)にあるドアアンテナ116と、室内アンテナ117、トランク内アンテナ118、およびトランク外アンテナ119を介して、それぞれ、ドア近傍(車室外)、車室内、トランク内、トランク外近傍の、限られた通信エリア内に対してのみ到達するようになっている。
UHF受信部112は、携帯機102から、例えば、UHF帯の電波にて送信されてくる無線信号を受信する。これにより、携帯機102の出力レベルが比較的微弱でも相応に通信距離が得られ、車載装置101側へより確実に応答信号を伝達できる。
エンジンスイッチ115は、車両10のエンジンを始動する際に利用者が操作するスイッチで、ユーザがエンジンスイッチ115を操作したことが検知された場合、ECU110はエンジン始動が許可される状態にあるか否かを判断し、エンジン始動が許可される状態にあれば、ECU110からエンジン制御系へエンジン始動信号が伝達されるようになっている。
車両10のドア140には、それぞれ、ECU110からの制御信号に応じて、そのドアをロック/アンロック状態に制御するとともにドアロックの状態(ロック/アンロック)をECU110に出力するドアロック制御部141(141FR、141FL、141RR、141RLの総称、以下同じ)と、ドアの開閉状態を検出するドアスイッチ142(142FR、142FL、142RR、142RLの総称、以下同じ)を備えている。なお、ドアロック制御部141が本発明の施錠制御部に相当する。また、ドアスイッチ142が本発明のドア状態検知部に相当する。
運転席のドア140FRのドアノブ(図示せず)あるいはその近傍には、ユーザの操作に基づいて該ドアのロック/アンロックを行うためのドアロックスイッチ144FRを備えている。他のドアにもドアロックスイッチ(例えば、144FL)を備えてもよい。なお、ドアロックスイッチ144FRが本発明の施錠予約検出部に相当する。
また、トランクハッチ150も、ECU110からの制御信号に応じて、トランクハッチ150をロック/アンロック状態に制御するトランクロック制御部151と、トランクハッチ150の開閉状態を検出するトランクスイッチ152と、ユーザがトランクハッチ150をアンロック状態にするためのトランクアンロックスイッチ154を備えている。
また、車両10の後席左右のドア(140RR、140RL)をスライドドアとする構成としてもよい。スライドドア(140RR、140RL)には、それぞれ、モータを駆動源とする右スライドドア駆動部143RR、左スライドドア駆動部143RLが設けられており、ECU110からの開扉/閉扉信号に従って、モータを駆動して各スライドドア140RR、140RLを開扉/閉扉することが可能である。また、ユーザが各スライドドアを開扉/閉扉するためのスライドドア開閉スイッチ144RR、144RLも備えられる。
また、トランクハッチ150をバックドアする構成としてもよい。バックドア(150)には、モータを駆動源とするバックドア駆動部153が設けられており、ECU110からの開扉/閉扉信号に従って、モータを駆動してバックドアを開扉/閉扉することができる。さらに、トランクロック制御部151は、ECU110からの制御信号に応じて、バックドアをロック/アンロック状態に制御するものとなり、トランクスイッチ152はバックドアの開閉状態を検出するものとなる。また、トランクアンロックスイッチ154は、バックドアを開扉/閉扉するためのものとなる。
ECU110には、車内LAN180を介して、周知のホーン181および灯火装置182が接続されている。
携帯機102は、制御部120、LF受信部121、UHF送信部122、操作スイッチ124〜126、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体で構成されるメモリ130などを備えている。
制御部120は、例えば、周知のCPU,各種プログラム(「携帯機制御プログラム」と総称する)が格納されたROMやRAM,および信号入出力回路(いずれも図示せず)等を含むマイクロコンピュータとして構成される。そして、CPUが携帯機制御プログラムを実行することで、携帯機102としての各種機能を実現する。
LF受信部121は、車載装置101からLF帯の電波にて送信されてくる無線信号を受信する。UHF送信部122は、車載装置101に対しUHF帯の電波にて無線信号を送信する。
操作スイッチ124〜126は、例えば、主にリモートキーレスエントリー機能を利用するためのトリガーとなるプッシュスイッチ群として構成され、ワンプッシュ操作をした場合、操作したスイッチに応じて、操作スイッチ124ではドア140のロック、操作スイッチ125ではドア140のアンロック、操作スイッチ126ではトランクハッチ150のみのアンロックを行うようになっている。
上述のような構成により、スマートシステム100は、車載装置101のLF送信部111を介して、予め定められたタイミングあるいは周期で、携帯機102に対して信号(例えば、応答要求信号)を、ドアアンテナ116、室内アンテナ117、トランク内アンテナ118、トランク外アンテナ119(「アンテナ」と総称することもある)から携帯機102へ順次送信する。そして、携帯機102からの応答信号をUHF受信部112が受信する。
携帯機102からの信号(例えば、応答要求信号に対する応答信号)を正しく受信したとき、その応答信号(IDコード)とメモリ113に記憶されたマスターコードとを照合し、その照合結果に基づいてドアのアンロックやエンジンスイッチ115のオン指示に基づくエンジン始動の許可、照合処理のリトライなどが行われる。これらは本発明に直接関係しないため、詳細は割愛する。
図2を用いて、車載装置101のECU110において行われる、ドア施錠制御処理について説明する。なお、本処理は、上述の車載装置制御プログラムに含まれ、該プログラムに含まれる他の処理とともに、予め定められたタイミングで繰り返し実行される。また、本処理は、車両10が駐車中であることが前提となっている。車両10が駐車中か否かの判定は、例えば、以下のうちの少なくとも一つを用いる。
・エンジンスイッチ115がオフ状態のとき、車両10が駐車中と判定。
・車速センサ(図示せず)が検出する車速がゼロのとき、車両10が駐車中と判定。
・シフトレバー(図示せず)の位置が「パーキング」の位置にあるとき、車両10が駐車中と判定。
まず、携帯機102を所持したユーザが、ドア140の施錠のため車両10の近傍にいるとき、携帯機102は、車載装置101のいずれかのアンテナから送信された応答要求信号を受信する。車載装置101は、その応答要求信号に対応した携帯機102からの応答信号に含まれるIDコードを受信して、メモリ113に記憶されたマスターコードと照合する(S11)。このとき、携帯機102からの応答信号を、ドアアンテナ116あるいはトランク外アンテナ119で受信したこと、つまり、車室内に携帯機102が存在しないことを条件としてもよい。なお、各アンテナの受信範囲は重複していないので、どのアンテナで受信したかを特定できる。
照合の結果、受信したIDコードとマスターコードとが一致したとき(正常照合、S12:Yes)、ドアロックスイッチ144FRの状態を取得する(S13)。そして、ユーザの施錠操作があったか否かを判定する。ユーザの施錠操作の有無の判定は、以下のうちのいずれかを用いる。
・ドアロックスイッチ144FRがプッシュボタンスイッチのとき、所定時間内(例えば、1秒間)に1回押されたとき、施錠操作と判定する。
・ドアロックスイッチ144FRがタッチセンサのとき、所定時間内に1回タッチされたとき、施錠操作と判定する。
ユーザの施錠操作があったとき(S14:Yes)、従来のスマートシステムと同様に、ECU110からドアロック制御部141に制御信号を出力し、全ドアをロック状態にする(S15)。その後、本処理を終了する。
一方、ユーザの施錠操作がないとき(S14:No)、ユーザの施錠予約操作があったか否かを判定する。ユーザの施錠予約操作の有無の判定は、以下のうちのいずれかを用いる。
・ドアロックスイッチ144FRがプッシュボタンスイッチのとき、所定時間内(例えば、1秒間)に複数回(例えば、2回)押されたとき、施錠予約操作と判定する。
・ドアロックスイッチ144FRがタッチセンサのとき、所定時間内に複数回タッチされたとき、施錠予約操作と判定する。
ドアロックスイッチ144FRを比較的短い時間(例えば、0.5秒以下)押すあるいはタッチする操作(短押し)と、比較的長い時間(例えば、1秒程度)押すあるいはタッチする操作(長押し)とを組み合わせたものを予め操作パターンとしてメモリ113に記憶し、ユーザのドアロックスイッチ144FRの操作が該操作パターンと一致したとき施錠予約操作と判定してもよい。
ユーザの施錠予約操作があったとき(S16:Yes)、施錠予約処理を実行する(S17、図3参照)。一方、ユーザの施錠予約操作がないとき(S16:No)、本処理を終了する。
図3を用いて、図2のステップS17に相当する施錠予約処理について説明する。まず、ユーザの施錠予約操作があったときに、車室外照合を行い、照合が正常に行われた携帯機102のIDコードを、メモリ113に記憶する(S31)。車室外照合を行うのは、施錠予約操作を行ったユーザが所持している携帯機を特定するためと、車室内に存在する携帯機を除外するためである。次に、タイマー(例えば、30秒タイマー)をスタートさせる(S32)。
次に、以下のような車両状態情報を取得する(S33)。
・ドアロック制御部141の制御状態。ドアスイッチ142の状態。
・トランクロック制御部151の制御状態。トランクスイッチ152の状態。
ドアスイッチ142およびトランクスイッチ152の状態に基づき、ドア(他ランクハッチおよびバックドアを含む)の全てが閉状態であると判定したとき(S34:Yes)、ドアロック制御部141の制御状態に基づいて、ユーザによる施錠操作の有無を判定する。すなわち、ドアロック制御部141がドア140の全てについて施錠制御を実行したときに、施錠操作が行われたと判定する。
なお、ユーザによる施錠操作は、以下のものがある。ECU110では、以下のいずれによって施錠操作が行われたかを判別可能である。
・ドアロックスイッチ144FRの施錠操作(スマート施錠)を検出したとき(ECU110が施錠を指令)。
・携帯機102の操作スイッチ124の操作(ワイヤレス施錠)を受信したとき(ECU110が施錠を指令)。
・機械式キーによる施錠操作を検出したとき。本操作を、いわゆるシリンダ錠の状態から検出してもよい。また、スマート施錠およびワイヤレス施錠以外の要因で、ドアロック制御部141がドア140の状態をアンロック→ロックとしたことをECU110が検出したときを、本操作によるものとしてもよい。
ユーザによる施錠操作がないとき(S35:No)、タイマーがタイムアップしたか(例えば、30秒経過したか)否かを判定する。タイムアップしていないとき(S36:No)、ステップS33へ戻る。一方、タイムアップしたとき(S36:Yes)、室内アンテナ117を介して応答要求信号を送信する。そして、所定時間内に携帯機からの応答信号を受信したとき、その応答信号に含まれるIDコードを受信して、メモリ113に記憶されたマスターコードと照合する(S37)。
車室内に携帯機102があったとき、すなわち、室内アンテナ117が携帯機からの応答信号を受信したとき、(S38:Yes)、その携帯機のIDコードと、ステップS31において記憶した、ユーザ施錠予約操作があったときに、車室外照合を行い、照合が正常に行われた携帯機102のIDコードとを比較する。その結果、2つのIDコードが一致したとき(S39:Yes)、ユーザが車室内に携帯機102を忘れたと判断し、その旨を報知する(S43)。報知の方法は、以下のうちのいずれを用いてもよい。
・ホーン181の吹鳴。
・灯火装置182の点灯あるいは点滅。例えば、室内灯を点灯あるいは点滅させると、夜間に車室内に置き忘れた携帯機102を見つける助けになる。
・他の車載機器(ナビゲーション装置等)に、メッセージ表示あるいは音声メッセージを出力させるための制御信号を、車内LAN180を介して出力する。
なお、本構成が、施錠制御部は、車両のドアが全て閉状態であるとき、経過時間が予め定められた時間閾値を超えたとき、かつ無線通信の結果、施錠予約時実行時の照合に用いられた携帯機が車室内に存在するときに、その旨を報知するものに相当する。
車室内に携帯機102がなかったとき(S38:No)、あるいは、車室内に携帯機があり(S38:Yes)、その携帯機のIDコードと、施錠予約時実行時の照合に用いられた携帯機102のIDコードとが一致しなかったとき(S39:No)、ECU110からドアロック制御部141に、ドア140の全てをロック状態に制御するよう制御信号を出力する(S40)。その後、本処理を終了する。
上述のステップS38:Noの構成が、車載装置は、車両のドアの開閉状態を検知するドア状態検知部(142)と、施錠予約モードに遷移してからの経過時間を計測する経過時間計測部(110)と、を備え、施錠制御部は、車両のドアが全て閉状態であるとき、経過時間が予め定められた時間閾値を超えたとき、かつ無線通信の結果、携帯機が車室内に存在していないときに、施錠条件が成立したとするものに相当する。本構成によって、車室内への携帯機の置き忘れたときに、携帯機の閉じ込みを防止できる。
また、上述のステップS38:Yes→S39:Noの構成が、施錠制御部は、施錠操作検出部がユーザの施錠操作を検出したとき、無線通信の結果、施錠予約操作を行ったときの携帯機が車室内に存在しないときに、施錠条件が成立したとするものに相当する。本構成によって、施錠予約後の荷下ろしや車両への出入りなどで携帯機102を車室内に置き忘れた際は、基本的には施錠を禁止するが、施錠予約に使った携帯機ではない場合に限ってはキーの閉じこみを許容し、車両10が開錠状態で放置される心配を軽減することができる。
上述のステップS37〜S39、S43を実行せず、タイムアップしたとき(S36:Yes)、直ちに施錠する(S40)構成としてもよい。本構成が、車載装置は、車両のドアの開閉状態を検知するドア状態検知部(142)と、施錠予約モードに遷移してからの経過時間を計測する経過時間計測部(110)と、を備え、施錠制御部は、車両のドアが全て閉状態であるとき、経過時間が予め定められた時間閾値を超えたときに、施錠条件が成立したとするものに相当する。本構成によって、全乗員の降車後、所定時間経過すると施錠されるため、ユーザは施錠予約操作を行った後に、車両から離れて他の作業を行うことができる。
また、一方、ステップS35で、ユーザによる施錠操作があったとき(S35:Yes)、タイマーを停止、リセットする(S41)。そして、この施錠操作が上述のスマート施錠に相当するか否かを判定する。スマート施錠に相当するとき(S42:Yes)、上述のステップS37以降の処理を実行する。一方、スマート施錠に相当しないとき(S42:No)、上述のステップS40の処理(施錠)を実行する。
上述のスマート施錠に相当するときの構成が、施錠制御部は、施錠操作検出部がユーザの施錠操作を検出したとき、かつ無線通信の結果、携帯機が車室内に存在していないときに、施錠条件が成立したとするものに相当する。また、スマート施錠に相当しないときの構成が、車載装置は、ユーザの施錠操作を検出する施錠操作検出部(110)を備え、施錠制御部は、施錠操作検出部がユーザの施錠操作を検出したとき、施錠条件が成立したとするものに相当する。本構成によって、ユーザの施錠操作を優先して、ユーザの利便性を低下させない。
なお、スマート施錠でステップS37以降の処理を実行する際に、ステップS39:Noのように、施錠予約確定時に照合した携帯機のIDコードを記憶しておき、特例で施錠予約に使っていない携帯機の閉じこみを許容する方法も可能であるが、スマート施錠では、ユーザが車両10の近傍にいるため、車室内にある携帯機のIDコードに関係なく、施錠を行わずに携帯機忘れを報知して携帯機を持ち出してもらう方が好ましい。つまり、この場合、ステップS38で「Yes」と判定されたら、直ちにステップS43を実行する。
また、一方、ステップS34で、ドアの全てが閉状態でないと判定したとき(S34:No)、運転席のドア140FRが閉状態か否か判定する。運転席のドア140FRが閉状態でないとき(S44:No)、タイマーを停止、リセットする(S49)。その後、本処理を終了する。この構成が、動作モード制御部は、施錠予約モードであるときに、予め定められた解除条件が成立したとき、施錠予約モードを解除するものに相当する。本構成によって、施錠予約を解除したいときにも対応することができる。
より詳しくは、車載装置は、車両のドアの開閉状態を検知するドア状態検知部(142)を備え、動作モード制御部は、車両のドアのうち、運転席のドアが開状態であることを検知したとき、解除条件が成立したとするものに相当する。本構成によって、施錠予約を容易に解除することができる。また、施錠予約中に運転席のドアを開けるということは、車両を運転する意思があると考えられるため、施錠予約を解除しても支障は少ないと思われる。
また、以下のようなユーザの開錠操作を検出したときに、解除条件が成立したとしてもよい。
・携帯機102の操作スイッチ125の操作(ワイヤレス開錠)を受信したとき。
・機械式キーによる開錠操作を検出したとき。
なお、トランク、バックドア、スライドドアの開扉操作を検出したときは、解除条件は成立しない。これにより、トランクなど、施錠予約前に開け忘れて(荷物等を出し忘れて)、施錠予約後にやむを得ずワイヤレス機能(操作スイッチ126の操作)で開けた場合に、施錠予約をキャンセルされることがなく、ユーザの利便性は低下しない。
一方、運転席のドア140FRが閉状態であるとき、すなわち、運転席以外のドアが開状態であるとき(S44:Yes)、例えば、ホーン181の吹鳴、灯火装置182の点灯あるいは点滅により、ドアが開状態であることを報知する(S45)。続いて、タイマーを停止、リセットする(S46)。
上述の構成が、施錠制御部は、施錠予約モードであるときに、車両のドアのうち、運転席のドア以外のドアのいずれかが開状態であることを検知したとき、経過時間の計測を停止するものに相当する。本構成によって、同乗者の降車時や荷物の積み下ろし時には施錠されず、ユーザの利便性を損なうことを防止できる。また、報知を行うことで、乗員に施錠予約中であることを認識させることができる。さらに、全てのドアが閉状態(タイマーカウント中)のときは報知を行わないので、乗員が離れてから施錠されるまでの間、第三者に開錠状態であることを知られにくくすることができる。
その後、全てのドアが閉状態でないとき(S47:No)、ステップS44へ戻る。一方、全てのドアが閉状態となったとき(S47:Yes)、タイマーを残り30秒(すなわち、初期値)からリスタートする(S48)。そして、ステップS35の施錠操作判断を行う。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
10 車両
100 スマートシステム
101 車載装置
102 携帯機
110 ECU(動作モード制御部,経過時間計測部,施錠制御部,施錠操作検出部)
144FR ドアロックスイッチ(施錠予約検出部)
141 ドアロック制御部(141FR,141FL,141RR,141RL:施錠制御部)
142 ドアスイッチ(142FR,142FL,142RR,142RL:ドア状態検知部)

Claims (8)

  1. 車両(10)に搭載される車載装置(101)と、ユーザが所持する携帯機(102)とで構成され、前記車載装置と前記携帯機との間で無線通信を行い、その通信結果に基づいて、前記車載装置が各種制御を実行するスマートシステム(100)であって、
    前記車載装置は、
    前記ユーザの施錠予約操作を検出する施錠予約検出部(144FR)と、
    前記施錠予約検出部が前記施錠予約操作を検出したときに、前記通信結果に基づいて、施錠予約モードに遷移する動作モード制御部(110)と、
    前記施錠予約モードに遷移した後、予め定められた施錠条件が成立したときに前記車両のドアの施錠を行う施錠制御部(110,141)と、
    を備えることを特徴とするスマートシステム。
  2. 前記車載装置は、
    前記車両のドアの開閉状態を検知するドア状態検知部(142)と、
    前記施錠予約モードに遷移してからの経過時間を計測する経過時間計測部(110)と、
    を備え、
    前記施錠制御部は、前記車両のドアが全て閉状態であり、かつ前記経過時間が予め定められた時間閾値を超えたときに、前記施錠条件が成立したとする請求項1に記載のスマートシステム。
  3. 前記車載装置は、
    前記車両のドアの開閉状態を検知するドア状態検知部(142)と、
    前記施錠予約モードに遷移してからの経過時間を計測する経過時間計測部(110)と、
    を備え、
    前記施錠制御部は、前記車両のドアが全て閉状態であるとき、前記経過時間が予め定められた時間閾値を超えたとき、かつ前記無線通信の結果、前記携帯機が車室内に存在していないときに、前記施錠条件が成立したとする請求項1に記載のスマートシステム。
  4. 前記施錠制御部は、前記施錠予約モードであるときに、前記車両のドアのうち、運転席のドア以外のドアのいずれかが開状態であることを検知したとき、前記経過時間の計測を停止する請求項2または請求項3に記載のスマートシステム。
  5. 前記車載装置は、
    前記ユーザの施錠操作を検出する施錠操作検出部(110)を備え、
    前記施錠制御部は、前記施錠操作検出部が前記ユーザの施錠操作を検出したとき、前記施錠条件が成立したとする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のスマートシステム。
  6. 前記施錠制御部は、前記施錠操作検出部が前記ユーザの施錠操作を検出したとき、かつ前記無線通信の結果、前記携帯機が車室内に存在していないときに、前記施錠条件が成立したとする請求項5に記載のスマートシステム。
  7. 前記動作モード制御部は、前記施錠予約モードであるときに、予め定められた解除条件が成立したとき、前記施錠予約モードを解除する請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のスマートシステム。
  8. 前記車載装置は、
    前記車両のドアの開閉状態を検知するドア状態検知部(142)を備え、
    前記動作モード制御部は、前記車両のドアのうち、運転席のドアが開状態であることを検知したとき、前記解除条件が成立したとする請求項7に記載のスマートシステム。
JP2012187217A 2012-08-28 2012-08-28 スマートシステム Expired - Fee Related JP6016089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187217A JP6016089B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 スマートシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187217A JP6016089B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 スマートシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014043724A true JP2014043724A (ja) 2014-03-13
JP6016089B2 JP6016089B2 (ja) 2016-10-26

Family

ID=50395185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012187217A Expired - Fee Related JP6016089B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 スマートシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6016089B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061037A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 株式会社デンソー スマートシステム
EP3312061A1 (en) * 2016-10-19 2018-04-25 Alps Electric Co., Ltd. Position determining device and method, program, and keyless entry system
JP2019120019A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 ダイハツ工業株式会社 ドアロックシステム
JP2021025394A (ja) * 2019-08-09 2021-02-22 日本電産モビリティ株式会社 車両制御装置、車両制御システム
JP2021038515A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 日本電産モビリティ株式会社 車両ドア制御装置、車両ドア制御システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138810A (ja) * 2001-11-01 2003-05-14 Mitsubishi Motors Corp 車両用キーレスエントリ装置
JP2008050869A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Tokai Rika Co Ltd 車両用施錠装置
JP2009275479A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Denso Corp スマートキーシステム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138810A (ja) * 2001-11-01 2003-05-14 Mitsubishi Motors Corp 車両用キーレスエントリ装置
JP2008050869A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Tokai Rika Co Ltd 車両用施錠装置
JP2009275479A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Denso Corp スマートキーシステム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061037A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 株式会社デンソー スマートシステム
EP3312061A1 (en) * 2016-10-19 2018-04-25 Alps Electric Co., Ltd. Position determining device and method, program, and keyless entry system
US10168415B2 (en) 2016-10-19 2019-01-01 Alps Electric Co., Ltd. Position determining device and method, and keyless entry system
JP2019120019A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 ダイハツ工業株式会社 ドアロックシステム
JP6996975B2 (ja) 2017-12-28 2022-02-03 ダイハツ工業株式会社 ドアロックシステム
JP2021025394A (ja) * 2019-08-09 2021-02-22 日本電産モビリティ株式会社 車両制御装置、車両制御システム
JP7252090B2 (ja) 2019-08-09 2023-04-04 日本電産モビリティ株式会社 車両制御装置、車両制御システム
JP2021038515A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 日本電産モビリティ株式会社 車両ドア制御装置、車両ドア制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6016089B2 (ja) 2016-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4535031B2 (ja) 車載機器遠隔制御システム
JP6372688B2 (ja) 車両用通信システム
JP5381515B2 (ja) 自動施錠装置
JP6323298B2 (ja) 電子キーシステム及び携帯機
JP2009073432A (ja) 車両用給油口開閉機構
JP6016089B2 (ja) スマートシステム
JP2013083051A (ja) 車両制御システムおよび携帯機
JP2018145615A (ja) キーシステムを用いた車載機器の制御方法およびキーシステム
JP5169685B2 (ja) スマートエントリシステム
US20220198856A1 (en) Communication control system and communication control method
JP2009174191A (ja) ドアロック制御装置
JP2007277867A (ja) 車両ドア制御システム
JP6139371B2 (ja) 電子キーシステム
JP5168052B2 (ja) スマートエントリシステム
JP5451128B2 (ja) 車両のキーレスエントリー装置
JP6358003B2 (ja) スマートシステム
JP6277847B2 (ja) 車載装置
JP6238009B2 (ja) スマートキーシステム
JP2017082407A (ja) 車両ドア制御システム
JP2012057351A (ja) 電子キーシステム
JP5162653B2 (ja) ドアロック制御装置
JP2010077887A (ja) エンジン始動制御システム
JP2009275479A (ja) スマートキーシステム
JP2015078523A (ja) 車両制御システム
JP7275931B2 (ja) 車両制御装置およびコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160915

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6016089

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees