JP2014040995A - ヒートポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒のモリエル線図において、圧縮機入口圧力P1の等圧線と飽和蒸気線Y2との交点a1を求め、この交点a1を通る等エントロピ線と圧縮機出口圧力P2の等圧線との交点b1を求めた場合、この交点b1が湿り飽和蒸気域に入る冷媒を用いたヒートポンプにおいて、圧縮機の体積効率および断熱圧縮効率を向上させ、ひいてはCOPを向上させることにある。
【解決手段】圧縮機出口圧力P2の等圧線と飽和蒸気線Y2との交点b2を求め、この交点b2を通る等エントロピ線と圧縮機入口圧力P1の等圧線との第一交点a2を求め、圧縮機入口温度をこの第一交点a2における温度以上とする圧縮機入口過熱度ΔT1をとる。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気圧縮式のヒートポンプに関するものである。
図10は、ヒートポンプの冷媒として従来一般的に用いられている冷媒のモリエル線図であり、そのモリエル線図に従来公知の蒸気圧縮式のヒートポンプサイクルを示した図である。モリエル線図とは、周知のとおり、縦軸が圧力P[MPa]、横軸がエンタルピh[kJ/kg]とされ、P−h線図とも呼ばれる(以下、本明細書でもP−h線図という)。このP−h線図には、飽和液線Y1、飽和蒸気線Y2、等温線Tおよび等エントロピ線Sなども示され、冷媒の状態を知ることができる。冷媒は、飽和液線Y1より左側で過冷却液、飽和液線Y1上で飽和液、飽和液線Y1と飽和蒸気線Y2との間で湿り飽和蒸気、飽和蒸気線Y2上で乾き飽和蒸気、飽和蒸気線Y2より右側で過熱蒸気となる。
図10中、実線で示したサイクルは、ヒートポンプの理想サイクルである。ヒートポンプの冷媒は、圧縮機において圧縮され(a〜b)、凝縮器において凝縮され(b〜c)、膨張弁において膨張され(c〜d)、蒸発器において蒸発する(d〜a)。ヒートポンプの成績係数COPは、凝縮器における凝縮熱量Qを、圧縮機における圧縮仕事Lで除した値(COP=Q/L)として定義される。なお、圧縮機は、冷媒を断熱圧縮するとし、それ故、a〜bは、等エントロピ線Sに沿って変化する。
このようなヒートポンプサイクルにおいて、圧縮機入口で、冷媒を飽和蒸気とせずに、過熱蒸気とすることがある。つまり、図10中、破線で示すように、圧縮機入口側における冷媒を、飽和蒸気より過熱した状態にすることがある(a´)。この場合において、a´点の温度と、a点の温度(圧縮機入口圧力における飽和温度)との温度差は、過熱度ΔTと呼ばれる。
ところが、ヒートポンプの冷媒として使用されている冷媒のほとんどは、過熱度ΔTを大きくするほどCOPが低下することが知られている。その原因は、等エントロピ線Sの傾きとの関係で、過熱度ΔTをとったサイクルでは、凝縮熱量Qの増加よりも圧縮仕事Lの増加の方が、COPに影響を与えるからである。なお、冷媒によっては、過熱度ΔTをとるとCOPが増加するものもあるが、不用意に過熱度ΔTを大きくすると、圧縮機出口温度が理想サイクルよりも大幅に上昇し、ヒートポンプの耐熱温度との関係で悪影響を及ぼす。
ところで、出願人は、先に、下記特許文献1に開示されるように、蒸発器において熱源流体から熱をくみ上げ、凝縮器において水を加熱して蒸気を発生させるヒートポンプを提案している。この種のヒートポンプに適した冷媒の多くは、図11に示すように、飽和蒸気線Y2が、概ね(言い換えればヒートポンプサイクルを実行しようとする圧力域で)、上方(つまり高圧)へ行くに従って右側(つまり高エンタルピ側)へ傾斜する性質を有する。そして、飽和蒸気線Y2の近辺の等エントロピ線Sは、上方へ行くに従って、過熱蒸気域から湿り飽和蒸気域へ入り込むように、飽和蒸気線Y2と交わることになる。
そのため、過熱度をとらない理想サイクルや、過熱度の程度によっては、圧縮機出口において液が発生する(図1における二点鎖線と一点鎖線との間)。そして、その液の一部が圧縮機に残り膨張工程によって再び膨張することで、圧縮機の体積効率を低下させる。圧縮機の体積効率の低下は、冷媒循環量を減少させ、発生蒸気量を減少させる。
また、圧縮機出口において液が発生すると、圧縮機出口側は気液二相流となり、圧力損失が増大する。この圧力損失の増大は、断熱圧縮効率を低下させ、ヒートポンプのCOPを低下させる。
特開2011−257122号公報(公報フロント頁の[要約]の欄)
本発明が解決しようとする課題は、飽和蒸気線の近辺の等エントロピ線が、高圧へ行くに従って、過熱蒸気域から湿り飽和蒸気域へ入り込むように、飽和蒸気線と交わるという性質を有する冷媒を用いたヒートポンプにおいて、圧縮機の体積効率および断熱圧縮効率を向上させ、ひいてはCOPを向上させることにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、蒸気圧縮式のヒートポンプであって、冷媒のモリエル線図において、圧縮機入口圧力の等圧線と飽和蒸気線との交点を求め、この交点を通る等エントロピ線と圧縮機出口圧力の等圧線との交点を求めた場合、この交点が湿り飽和蒸気域に入る冷媒が用いられ、下記(a)の圧縮機入口過熱度と(b)の圧縮機出口過熱度との内、少なくとも一方の過熱度に基づき、圧縮機の入口および出口において過熱蒸気または乾き飽和蒸気となることが特定されるヒートポンプサイクルを実行することを特徴とするヒートポンプである。
(a)圧縮機出口圧力の等圧線と飽和蒸気線との交点を求め、この交点を通る等エントロピ線と圧縮機入口圧力の等圧線との第一交点を求め、圧縮機入口温度をこの第一交点における温度以上とする圧縮機入口過熱度。
(b)圧縮機出口温度を圧縮機出口圧力における飽和温度以上とする圧縮機出口過熱度。
請求項1に記載の発明によれば、圧縮機入口圧力の等圧線と飽和蒸気線との交点を求め、この交点を通る等エントロピ線と圧縮機出口圧力の等圧線との交点を求めた場合、この交点が湿り飽和蒸気域に入る冷媒を用いたヒートポンプにおいて、所定の過熱度をとることによって、圧縮機での圧縮で湿り飽和蒸気となることがない。圧縮機での圧縮で湿り飽和蒸気となることがないので、圧縮機の体積効率の低下を防止することができる。また、圧縮機での圧縮で湿り飽和蒸気となることがないので、圧縮機出口において気液二相流となった場合のような圧力損失の増加がなく、これにより断熱圧縮効率を向上させ、COPを向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、前記圧縮機入口過熱度は、圧縮機出口圧力の等圧線と飽和蒸気線との交点を求め、この交点を通る等エントロピ線と圧縮機入口圧力の等圧線との交点を求め、この交点における温度と圧縮機入口圧力における飽和温度との温度差以上であり、圧縮機出口圧力の等圧線とヒートポンプの耐熱温度との交点を求め、この交点を通る等エントロピ線と圧縮機入口圧力の等圧線との交点を求め、この交点における温度と圧縮機入口圧力における飽和温度との温度差以下であることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプである。
請求項2に記載の発明によれば、冷媒が最も高温となる圧縮機出口における状態を考慮しつつ、ヒートポンプの耐熱温度との関係で圧縮機入口過熱度を設定することができる。
請求項3に記載の発明は、前記圧縮機出口過熱度は、圧縮機出口圧力における飽和温度以上で且つヒートポンプの耐熱温度以下で設定される圧縮機出口温度と、圧縮機出口圧力における飽和温度との温度差であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプである。
請求項3に記載の発明によれば、冷媒が最も高温となる圧縮機出口における状態を考慮しつつ、ヒートポンプの耐熱温度との関係で圧縮機出口過熱度を設定することができる。
請求項4に記載の発明は、上段圧縮機、上段凝縮器、上段膨張弁、中間冷却器および上段蒸発器が順次環状に接続されて冷媒を循環させる上段ヒートポンプと、前記中間冷却器からの冷媒を下段膨張弁、下段蒸発器および下段圧縮機を介して、前記中間冷却器またはそこから前記上段圧縮機への冷媒流路の設定箇所へ供給する下段ヒートポンプとを備え、前記上段蒸発器と前記下段蒸発器とに熱源流体が順に通され、前記上段凝縮器において水を加熱して蒸気を発生させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒートポンプである。
請求項4に記載の発明によれば、上段蒸発器と下段蒸発器とから熱をくみ上げて、上段凝縮器において蒸気を発生させることができる。この際、熱源流体は、上段ヒートポンプの蒸発器を通された後、下段ヒートポンプの蒸発器に通される。これにより、上段ヒートポンプの蒸発器において熱源流体が冷やされた分を下段ヒートポンプがカバーして、上段蒸発器を通過後の熱源流体からも再び熱をくみ上げることができる。また、上段ヒートポンプでは、くみ上げる温度差を低減することができ、その分だけ圧縮機の電力を少なくでき、システム効率を向上することができる(特願2011−79370)。
請求項5に記載の発明は、前記下段圧縮機からの冷媒を、前記上段蒸発器から前記上段圧縮機への冷媒流路へ合流させ、この合流部よりも下流の前記上段圧縮機への冷媒流路、前記合流部よりも上流の前記上段蒸発器からの冷媒流路、または前記合流部よりも上流の前記下段圧縮機からの冷媒流路に過熱器を設け、この過熱器、前記上段蒸発器および前記下段蒸発器に熱源流体が設定順序で通され、この設定順序として、前記下段蒸発器が後になるように設定されることを特徴とする請求項4に記載のヒートポンプである。
請求項5に記載の発明によれば、過熱器を設けることで、上段ヒートポンプの過熱度を確実に確保することができる。また、熱源流体の流通順序として、下段蒸発器が後になるように設定することで、前記請求項4に記載の作用効果を確保することができる。
さらに、請求項6に記載の発明は、前記圧縮機入口過熱度または前記圧縮機出口過熱度の設定手段は、下記(a)〜(e)のいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒートポンプである。
(a)凝縮器から膨張弁への冷媒と、蒸発器から圧縮機への冷媒とを間接熱交換する液ガス熱交換器。
(b)膨張弁から圧縮機への冷媒と、この冷媒を過熱させる温度の熱源流体とを間接熱交換する蒸発器。
(c)下段ヒートポンプの圧縮機からの冷媒と上段ヒートポンプの膨張弁からの冷媒とを受けて、両冷媒を直接熱交換すると共に、この冷媒と下段ヒートポンプの蒸発器への熱源流体とを間接熱交換する中間冷却器。
(d)蒸発器から圧縮機への冷媒と、蒸発器への熱源流体とを間接熱交換する過熱器。
(e)蒸発器から圧縮機への冷媒を加熱するヒータ。
請求項6に記載の発明によれば、上記(a)〜(e)の構成により、容易に過熱度をとることができる。
本発明によれば、飽和蒸気線の近辺の等エントロピ線が、高圧へ行くに従って、過熱蒸気域から湿り飽和蒸気域へ入り込むように、飽和蒸気線と交わるという性質を有する冷媒を用いたヒートポンプにおいて、圧縮機の体積効率および断熱圧縮効率を向上させ、ひいてはCOPを向上させることができる。
本発明のヒートポンプの一実施例のヒートポンプサイクルを示す概略P−h線図である。 本発明のヒートポンプの一実施例を示す概略構成図である。 図2の変形例を示し、液ガス熱交換器を備えたヒートポンプの概略図である。 図2の変形例を示し、中間冷却器を用いた二段サイクルの概略図である。 図2の変形例を示し、過熱器を備えたヒートポンプの概略図である。 図2の変形例を示し、ヒータを備えたヒートポンプの概略図である。 図2の変形例を示し、中間冷却器を用いた改良二段サイクルの概略図である。 図7の変形例を示し、過熱器を有する改良二段サイクルの一例を示す概略図である。 図7の変形例を示し、過熱器を有する改良二段サイクルの他の例を示す概略図である。 従来公知のヒートポンプサイクルを示す概略P−h線図である。 蒸気発生用ヒートポンプに用いられる冷媒のP−h線図の一例である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、P−h線図(圧力−エンタルピ線図)に本発明の一実施例のヒートポンプサイクルを示した概略図である。なお、図1において、縦軸は圧力P[MPa]、横軸はエンタルピh[kJ/kg]であり、飽和液線Y1、飽和蒸気線Y2の他、いくつかの等温線Tが示される。
周知のとおり、飽和液線Y1よりも左側の領域において、冷媒は液体であり、飽和蒸気線Y2より右側の領域において、冷媒は気体であり、飽和液線Y1と飽和蒸気線Y2で囲まれた領域において、冷媒は飽和蒸気(液体および気体)である。より詳細には、冷媒は、飽和液線Y1より左側で過冷却液、飽和液線Y1上で飽和液、飽和液線Y1と飽和蒸気線Y2との間で湿り飽和蒸気、飽和蒸気線Y2上で乾き飽和蒸気、飽和蒸気線Y2より右側で過熱蒸気となる。
図2は、本実施例のヒートポンプ1の一例を示す概略図である。本実施例のヒートポンプ1は、蒸気圧縮式のヒートポンプ1であり、具体的には、圧縮機2(図1においてa〜b)、凝縮器3(図1においてb〜c)、膨張弁4(図1においてc〜d)および蒸発器5(図1においてd〜a)が順次環状に接続されて構成される。なお、ヒートポンプ1には、たとえば、圧縮機2の出口側に油分離器を設置したり、凝縮器3の出口側に受液器を設置したり、圧縮機2の入口側にアキュムレータを設置したりしてもよいことは勿論である。
圧縮機2は、ガス冷媒を圧縮して高温高圧にする。凝縮器3は、圧縮機2からのガス冷媒を凝縮液化する。膨張弁4は、凝縮器3からの液冷媒を通過させることで、冷媒の圧力と温度とを低下させる。さらに、蒸発器5は、膨張弁4からの冷媒の蒸発を図る。
ヒートポンプ1は、蒸発器5において、冷媒が外部から熱を奪って気化する一方、凝縮器3において、冷媒が外部へ放熱して凝縮することになる。これを利用して、ヒートポンプ1は、蒸発器5において、熱源流体から熱をくみ上げ、凝縮器3において、被加熱流体を加熱する。たとえば、蒸発器5において、熱源流体から熱をくみ上げ、凝縮器3において、水を加熱して蒸気を発生させたり温水を製造したりする。
熱源流体は、特に問わないが、たとえば、工場などからの廃温水、蒸気使用設備からのドレン、ボイラなどからの排ガスである。なお、特に、後述する改良二段サイクルの場合、熱源流体は、ヒートポンプ1に顕熱を与えるもの、すなわちヒートポンプ1に熱を与えつつ自身は温度低下を伴う流体が好適に用いられる。
ヒートポンプ1の冷媒は、飽和蒸気線Y2の近辺の等エントロピ線Sが、高圧へ行くに従って、過熱蒸気域から湿り飽和蒸気域へ入り込むように、飽和蒸気線Y2と交わるという性質を有する(図11)。言い換えれば、図1の二点鎖線で示すように、圧縮機入口圧力P1の等圧線と飽和蒸気線Y2との交点a1を求め、この交点a1を通る等エントロピ線と圧縮機出口圧力P2の等圧線との交点b1を求めた場合、この交点b1が湿り飽和蒸気域に入る冷媒である。
圧縮機入口圧力P1や圧縮機出口圧力P2との関係で、上述のような性質を有する冷媒として、たとえば、HFC−245fa、HFC−365mfc、ペンタン、イソブタン、またはこれらを用いた混合物などがある。
本実施例のヒートポンプ1は、圧縮機2の入口から出口へ向けて、冷媒が湿り飽和蒸気にならないように、圧縮機2の出入口において過熱度ΔT1,ΔT2を有する。圧縮機2入口における過熱度を圧縮機入口過熱度ΔT1、圧縮機2出口における過熱度を圧縮機出口過熱度ΔT2と呼ぶことにする。
圧縮機入口過熱度ΔT1について説明すると、P−h線図上において、まず、圧縮機出口圧力P2の等圧線と飽和蒸気線Y2との交点b2を求め、次に、この交点b2を通る等エントロピ線と圧縮機入口圧力P1の等圧線との交点(第一交点)a2を求める。そして、圧縮機入口温度をこの交点a2における温度以上とするように、圧縮機入口過熱度ΔT1をとればよい。
つまり、圧縮機出口圧力P2の等圧線と飽和蒸気線Y2との交点b2を求め、この交点b2を通る等エントロピ線と圧縮機入口圧力P1の等圧線との交点a2を求め、この交点a2における温度と圧縮機入口圧力P1における飽和温度との温度差ΔT1L以上として、圧縮機入口過熱度ΔT1を設定すればよい。好ましくは、圧縮機出口圧力P2の等圧線とヒートポンプ1の耐熱温度の等温線との交点b3を求め、この交点b3を通る等エントロピ線と圧縮機入口圧力P1の等圧線との交点a3を求め、この交点a3における温度と圧縮機入口圧力P1における飽和温度との温度差ΔT1H以下として、圧縮機入口過熱度ΔT1を設定すればよい。なお、圧縮機入口過熱度ΔT1の上限値ΔT1Hを定める際、圧縮機出口圧力P2の等圧線とヒートポンプ1の耐熱温度の等温線との交点b3を始点とするのは、図1から明らかなとおり、圧縮機2出口において冷媒が最も高温となることを考慮したものである。
圧縮機出口過熱度ΔT2について説明すると、P−h線図上において、圧縮機出口温度を圧縮機出口圧力P2における飽和温度以上とするように、圧縮機出口過熱度ΔT2をとればよい。好ましくは、圧縮機出口圧力P2における飽和温度(b2温度)を超え且つヒートポンプ1の耐熱温度(b3温度)以下で設定される圧縮機出口温度(b温度)と、圧縮機出口圧力P2における飽和温度(b2温度)との温度差として、圧縮機出口過熱度ΔT2を設定すればよい。
なお、ヒートポンプ1の耐熱温度は、圧縮機2の潤滑油の劣化温度、冷媒の劣化温度、および圧縮機2の耐熱温度などを考慮して適宜に決定される。たとえば、180〜200℃であり、本実施例では200℃である。
圧縮機2が冷媒を断熱圧縮(等エントロピ変化)するとして、圧縮機入口過熱度ΔT1を上述のように設定した場合、圧縮機出口過熱度ΔT2は上述のように設定されたことになる。逆に、圧縮機出口過熱度ΔT2を上述のように設定した場合、圧縮機入口過熱度ΔT1は上述のように設定されたことなる。従って、本実施例のヒートポンプサイクルであるか否かは、圧縮機入口過熱度ΔT1と圧縮機出口過熱度ΔT2との内、一方を確認すれば足りる。
本実施例のヒートポンプ1によれば、圧縮機出口において冷媒が乾き飽和蒸気または過熱蒸気となるように過熱度(圧縮機入口過熱度ΔT1および/または圧縮機出口過熱度ΔT2)をとるので、圧縮機2の体積効率および断熱圧縮効率が向上し、ひいてはヒートポンプ1のCOPを向上させることができる。
次に、本実施例のヒートポンプ1の過熱度(圧縮機入口過熱度ΔT1および/または圧縮機出口過熱度ΔT2)の設定方法について説明する。圧縮機入口側の温度に基づき膨張弁を調整して過熱度を調整する以外に、下記の方法がある。
(1)液ガス熱交換器:
図3に示すように、凝縮器3から膨張弁4への冷媒と、蒸発器5から圧縮機2への冷媒とを間接熱交換する液ガス熱交換器6を設ける。この液ガス熱交換器6により、圧縮機2の入口側や出口側で過熱度をとることができる。
(2)熱源流体温度:
図2に示すように、蒸発器5では、膨張弁4から圧縮機2への冷媒と、熱源流体とが間接熱交換される。この蒸発器5において、熱源流体の温度が圧縮機2への冷媒を過熱させる温度であれば、圧縮機2の入口側や出口側で過熱度をとることができる。
(3)二段サイクルの中間冷却器:
図4に示すように、上下二段のヒートポンプ1(7,8)を備える。上段ヒートポンプ7は、上段圧縮機9、上段凝縮器10、上段膨張弁11および中間冷却器12が順次環状に接続されて冷媒を循環させる。下段ヒートポンプ8は、中間冷却器12からの冷媒を下段膨張弁13、下段蒸発器14および下段圧縮機15を介して、中間冷却器12へ供給する。
このように、上段ヒートポンプ7と下段ヒートポンプ8とは中間冷却器12で接続されている。そして、中間冷却器12は、下段ヒートポンプ8の圧縮機15からの冷媒と、上段ヒートポンプ7の膨張弁11からの冷媒とを受けて、両冷媒を直接に接触させて熱交換する。中間冷却器12は、下段ヒートポンプ8の凝縮器であると共に、上段ヒートポンプ7の蒸発器でもある。
中間冷却器12は、具体的には中空タンクが用いられ、下段ヒートポンプ8の圧縮機15からの冷媒と、上段ヒートポンプ7の膨張弁11からの冷媒とを受け入れて、中空タンク内で直接に接触させることにより、下段ヒートポンプ8の圧縮機15からの冷媒の凝縮と、上段ヒートポンプ7の膨張弁11からの冷媒の気化とを図る。そして、それにより得られる液冷媒は下段ヒートポンプ8の膨張弁13へ送られ、ガス冷媒は上段ヒートポンプ7の圧縮機9へ送られる。
このような二段サイクルのヒートポンプ1において、中間冷却器12の冷媒(少なくとも気相部の冷媒)と、下段ヒートポンプ8の蒸発器14への熱源流体とを間接熱交換させる。つまり、熱源流体は、図4において太線で示すように、中間冷却器12(少なくとも気相部)と、下段ヒートポンプ8の蒸発器14とを順に通される。このような構成により、上段ヒートポンプ7において過熱度をとることができる。なお、下段ヒートポンプ8の過熱度は、たとえば、下段膨張弁13で調整したり、下段蒸発器14への熱源流体の温度で調整したり、後述する過熱器やヒータで調整したりすることができる。この点は後述する改良二段サイクルでも同様である。
このような構成の二段サイクルの場合、中間冷却器12および下段蒸発器14から熱をくみ上げて、上段凝縮器10において、たとえば水を過熱して蒸気を発生させる。なお、中間冷却器12に代えて間接熱交換器を設置し、その間接熱交換器において、上段ヒートポンプ7の膨張弁11からの冷媒と、下段ヒートポンプ8の圧縮機15からの冷媒とを間接熱交換させてもよく、その場合には、各膨張弁11,13で過熱度を調整することができる。
(4)過熱器:
図5に示すように、蒸発器5から圧縮機2への冷媒と、蒸発器5への熱源流体とを間接熱交換する過熱器16を設ける。この過熱器16により、圧縮機2の入口側や出口側で過熱度をとることができる。
(5)ヒータ:
図6に示すように、蒸発器5から圧縮機2への冷媒を加熱するヒータ17を設ける。このヒータ17により、圧縮機2の入口側や出口側で過熱度をとることができる。
(6)改良二段サイクル:
図7に示すように、上下二段のヒートポンプ1(18,19)を備える。上段ヒートポンプ18は、上段圧縮機20、上段凝縮器21、上段膨張弁22、中間冷却器23および上段蒸発器24が順次環状に接続されて冷媒を循環させる。下段ヒートポンプ19は、中間冷却器23からの冷媒を下段膨張弁25、下段蒸発器26および下段圧縮機27を介して、中間冷却器23またはそこから上段圧縮機20への冷媒流路の設定箇所へ供給する。つまり、下段圧縮機27から冷媒は、中間冷却器23へ供給してもよいし、実線で示すように中間冷却器23から上段蒸発器24への冷媒流路へ供給してもよいし、破線で示すように上段蒸発器24から上段圧縮機20への冷媒流路へ供給してもよい。
熱源流体は、上段蒸発器24と下段蒸発器26とに順に通される。従って、ヒートポンプ1は、上段蒸発器24と下段蒸発器26とから熱をくみ上げて、上段凝縮器21において、たとえば水を加熱して蒸気を発生させる。この際、熱源流体は、上段蒸発器24を通された後、下段蒸発器26に通されるので、上段蒸発器24において冷やされた分を下段ヒートポンプ19がカバーして、上段蒸発器24を通過後の熱源流体からもさらに熱をくみ上げることができる。また、上段ヒートポンプ18では、くみ上げる温度差を低減することができ、その分だけ圧縮機の電力を少なくでき、システム効率を向上することができる(特願2011−79370)。
ここで、中間冷却器23とは、図4の場合と同様に、中空タンクからなる直接熱交換器である。但し、図7の場合、中間冷却器23から上段蒸発器24への冷媒は、気液二相で供給され、上段蒸発器24において蒸発され過熱される。なお、中間冷却器23に代えて間接熱交換器を設置し、その間接熱交換器において、上段ヒートポンプ18の膨張弁22からの冷媒と、下段ヒートポンプ19の圧縮機27からの冷媒とを間接熱交換させてもよく、その場合には、各膨張弁22,25で過熱度を調整することができる。
(7)改良二段サイクルにおける過熱器:
上述した改良二段サイクルにおいて、図7破線で示すように、下段圧縮機27からの冷媒を、上段蒸発器24から上段圧縮機20への冷媒流路へ合流させる。そして、下段圧縮機27からの冷媒流路を図8実線で示す構成として、上段蒸発器24からの冷媒流路との合流部よりも下流に、過熱器28を設ける。あるいは、下段圧縮機27からの冷媒流路を図8破線で示す構成として、上段蒸発器24からの冷媒流路との合流部よりも上流に、過熱器28を設ける。あるいは、図9に示すように、下段圧縮機27からの冷媒を、上段蒸発器24から上段圧縮機20への冷媒流路へ合流させ、その合流部よりも上流の下段圧縮機27からの冷媒流路に過熱器28を設ける。
いずれの場合も、過熱器28、上段蒸発器24および下段蒸発器26に熱源流体が設定順序で通される。この設定順序として、下段蒸発器26が後になるように設定されるのがよい。具体的には、(a)過熱器28、上段蒸発器24、下段蒸発器26の順に、熱源流体を通せばよい。あるいは、(b)上段蒸発器24、過熱器28、下段蒸発器26の順に、熱源流体を通せばよい。あるいは、(c)過熱器28と上段蒸発器24とに熱源流体を並行に通した後、合流させて下段蒸発器26に通せばよい。
なお、前記(7)で述べた過熱器28は、上段ヒートポンプ18における過熱度を設定するものであり、下段ヒートポンプ19の過熱度は、たとえば、下段膨張弁25で調整したり、下段蒸発器26への熱源流体の温度で調整したり、上述した過熱器16やヒータ17で調整したりすることができる。
本発明のヒートポンプは、前記実施例の構成に限らず適宜変更可能である。特に、冷媒のモリエル線図において、圧縮機入口圧力P1の等圧線と飽和蒸気線Y2との交点a1を求め、この交点a1を通る等エントロピ線と圧縮機出口圧力P2の等圧線との交点b1を求めた場合、この交点b1が湿り飽和蒸気域に入る冷媒が用いられ、前述した圧縮機入口過熱度ΔT1と圧縮機出口過熱度ΔT2との内、少なくとも一方の過熱度に基づき、圧縮機の入口および出口において過熱蒸気または乾き飽和蒸気となることが特定されるヒートポンプサイクルを実行するのであれば、ヒートポンプ1の構成や制御は適宜に変更可能である。
1 ヒートポンプ
2 圧縮機
3 凝縮器
4 膨張弁
5 蒸発器
6 液ガス熱交換器
7 上段ヒートポンプ
8 下段ヒートポンプ
9 上段圧縮機
10 上段凝縮器
11 上段膨張弁
12 中間冷却器
13 下段膨張弁
14 下段蒸発器
15 下段圧縮機
16 加熱器
17 ヒータ
18 上段ヒートポンプ
19 下段ヒートポンプ
20 上段圧縮機
21 上段凝縮器
22 上段膨張弁
23 中間冷却器
24 上段蒸発器
25 下段膨張弁
26 下段蒸発器
27 下段圧縮機
28 加熱器

Claims (6)

  1. 蒸気圧縮式のヒートポンプであって、
    冷媒のモリエル線図において、圧縮機入口圧力の等圧線と飽和蒸気線との交点を求め、この交点を通る等エントロピ線と圧縮機出口圧力の等圧線との交点を求めた場合、この交点が湿り飽和蒸気域に入る冷媒が用いられ、
    下記(a)の圧縮機入口過熱度と(b)の圧縮機出口過熱度との内、少なくとも一方の過熱度に基づき、圧縮機の入口および出口において過熱蒸気または乾き飽和蒸気となることが特定されるヒートポンプサイクルを実行する
    ことを特徴とするヒートポンプ。
    (a)圧縮機出口圧力の等圧線と飽和蒸気線との交点を求め、この交点を通る等エントロピ線と圧縮機入口圧力の等圧線との第一交点を求め、圧縮機入口温度をこの第一交点における温度以上とする圧縮機入口過熱度。
    (b)圧縮機出口温度を圧縮機出口圧力における飽和温度以上とする圧縮機出口過熱度。
  2. 前記圧縮機入口過熱度は、
    圧縮機出口圧力の等圧線と飽和蒸気線との交点を求め、この交点を通る等エントロピ線と圧縮機入口圧力の等圧線との交点を求め、この交点における温度と圧縮機入口圧力における飽和温度との温度差以上であり、
    圧縮機出口圧力の等圧線とヒートポンプの耐熱温度との交点を求め、この交点を通る等エントロピ線と圧縮機入口圧力の等圧線との交点を求め、この交点における温度と圧縮機入口圧力における飽和温度との温度差以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ。
  3. 前記圧縮機出口過熱度は、
    圧縮機出口圧力における飽和温度以上で且つヒートポンプの耐熱温度以下で設定される圧縮機出口温度と、圧縮機出口圧力における飽和温度との温度差である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ。
  4. 上段圧縮機、上段凝縮器、上段膨張弁、中間冷却器および上段蒸発器が順次環状に接続されて冷媒を循環させる上段ヒートポンプと、
    前記中間冷却器からの冷媒を下段膨張弁、下段蒸発器および下段圧縮機を介して、前記中間冷却器またはそこから前記上段圧縮機への冷媒流路の設定箇所へ供給する下段ヒートポンプとを備え、
    前記上段蒸発器と前記下段蒸発器とに熱源流体が順に通され、前記上段凝縮器において水を加熱して蒸気を発生させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
  5. 前記下段圧縮機からの冷媒を、前記上段蒸発器から前記上段圧縮機への冷媒流路へ合流させ、
    この合流部よりも下流の前記上段圧縮機への冷媒流路、前記合流部よりも上流の前記上段蒸発器からの冷媒流路、または前記合流部よりも上流の前記下段圧縮機からの冷媒流路に過熱器を設け、
    この過熱器、前記上段蒸発器および前記下段蒸発器に熱源流体が設定順序で通され、
    この設定順序として、前記下段蒸発器が後になるように設定される
    ことを特徴とする請求項4に記載のヒートポンプ。
  6. 前記圧縮機入口過熱度または前記圧縮機出口過熱度の設定手段は、下記(a)〜(e)のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
    (a)凝縮器から膨張弁への冷媒と、蒸発器から圧縮機への冷媒とを間接熱交換する液ガス熱交換器。
    (b)膨張弁から圧縮機への冷媒と、この冷媒を過熱させる温度の熱源流体とを間接熱交換する蒸発器。
    (c)下段ヒートポンプの圧縮機からの冷媒と上段ヒートポンプの膨張弁からの冷媒とを受けて、両冷媒を直接熱交換すると共に、この冷媒と下段ヒートポンプの蒸発器への熱源流体とを間接熱交換する中間冷却器。
    (d)蒸発器から圧縮機への冷媒と、蒸発器への熱源流体とを間接熱交換する過熱器。
    (e)蒸発器から圧縮機への冷媒を加熱するヒータ。
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