JP2014016067A - ヒートポンプ式冷暖房給湯装置 - Google Patents

ヒートポンプ式冷暖房給湯装置 Download PDF

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繁男 青山
Yasuhiko Isayama
安彦 諌山
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和人 中谷
Shunji Moriwaki
俊二 森脇
Masaru Matsui
大 松井
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Abstract

【課題】室内側熱交換器での冷房運転時の負荷量に応じて、冷房排熱を利用した温水生成運転を行うことで、省エネ性と室内空間の快適性とを実現できるヒートポンプ式冷暖房給湯装置を提供すること。
【解決手段】圧縮機1と四方弁2の間から分岐して温水用熱交換器22、温水用膨張弁23を介して、過冷却器5と利用側膨張弁6との間の第1冷媒回路20に連通する第2冷媒回路21と、利用側熱交換器7の出口側冷媒の冷媒過熱度を検出する圧力センサ71と温度センサ75とを備え、利用側熱交換器7を蒸発器として機能させ、かつ、冷媒過熱度が所定値以上の場合、室外側熱交換器3および温水用熱交換器22を放熱器として機能させ、冷媒過熱度が所定値未満の場合、温水用熱交換器22のみを放熱器として機能させるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプにより冷暖房および給湯運転を行うヒートポンプ式冷暖房給湯装置に関するものである。
従来、冷房運転時に発生する高温排熱を利用して給湯運転を行うヒートポンプ式冷暖房給湯装置として、図9に示すようなヒートポンプ式冷暖房給湯装置100が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
このヒートポンプ式冷暖房給湯装置100は、冷暖房運転のために冷媒を循環させる第1冷媒回路110と、給湯運転のための第2冷媒回路120とを備えている。第1冷媒回路110は、圧縮機111、四方弁112、熱源側熱交換器113、熱源側膨張手段114、過冷却器115、利用側膨張手段116、利用側熱交換器117、四方弁112、および気液分離器118が配管により環状に接続されて構成されている。
第1冷媒回路110には、過冷却器115と利用側膨張手段116との間から分岐した一部の冷媒がバイパス膨張弁119を介して減圧冷却され、過冷却器115において第1冷媒回路110を循環する冷媒と熱交換して加熱、蒸発した後、気液分離器118の出口側配管に連通するバイパス回路130が備えられている。
また、第2冷媒回路120は圧縮機111の吐出側配管から分岐して、温水用熱交換器121、および温水用膨張手段122を介して、過冷却器115と利用側膨張手段116との間との間の第1冷媒回路110に連通する。
上記ヒートポンプ式冷暖房給湯装置100において、第1冷媒回路110と第2冷媒回路120とにより、圧縮機111から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁112に入るまでの間で分岐され、まず、一部の冷媒は熱源側熱交換器113により大気中に放熱されて冷媒自身は冷却される。
その後、過冷却器115で更に冷却されて、過冷却器115と利用側膨張手段116との間から分岐した一部の冷媒がバイパス回路130側へ分岐し、バイパス膨張弁119を介して減圧冷却され、過冷却器115において第1冷媒回路110を循環する冷媒と熱交換して加熱、蒸発した後、気液分離器118の出口側配管に連通する。
これによって、熱源側熱交換器113により冷却された冷媒は、過冷却器115にて第1バイパス回路130に分岐した低圧低温の冷媒により更に冷却され、冷媒過冷却度が大きくなり、蒸発器である室内熱交換器117に流入する冷媒エンタルピーが低下する。
その結果、室内熱交換器117に流入する冷媒乾き度が小さくなり、即ち気相冷媒成分が減少するため、利用側熱交換器117にて蒸発に寄与する冷媒量の比率が高まり、蒸発器としての性能を引き出される。
また、室内熱交換器117に流入する冷媒乾き度が小さくなる(液相成分が多い)ことにより、冷媒乾き度が大きい場合(気相成分が多い)と比較して、複数の冷媒流路から構成される利用側熱交換器117(蒸発器)の流入側において冷媒流量が不均一となる現象が回避(冷媒分流性能が向上)され、利用側熱交換器117の伝熱面積が有効に活用される。
さらに、利用側熱交換器117での蒸発に寄与しない冷媒は第1バイパス回路130を介して、利用側熱交換器117へ流入せずに圧縮機111へ戻ることにより、冷媒配管内における不要な圧力損失の発生がなくなる。
一方、圧縮機111から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁112に入るまでの間で分岐された残りの冷媒は、温水用熱交換器121、温水用膨張手段122、利用側膨張手段116、利用側熱交換器117、四方弁112、および気液分離器118を介して圧縮機へ戻るサイクルを構成する。
これらの作用により、熱源側熱交換器113での大気放熱運転、および温水用熱交換器121での温水加熱運転を行いながら、利用側熱交換器117において冷房運転する場合には、第1バイパス回路130を活用することができ、利用側熱交換器117での蒸発熱交換量(冷却能力)を維持したまま、低圧側での冷媒圧力損失を低減できる。その結果、圧縮機1の吸入側の冷媒密度が増大して冷媒流量が増大し、熱源側熱交換器113での放熱量増大、および温水用熱交換器121における加熱量の増大が可能となる。
特開2010−196955号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ヒートポンプ式冷暖房給湯装置100における冷房排熱利用の温水生成運転時に、熱源側熱交換器113を介して大気への放熱運転を行わなければならず、大気への放熱量の分だけ、温水用熱交換器121における温水生成能力が減少してしまい、エネルギーの有効活用を図ることができない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、室内側熱交換器での冷房運転時の負荷量に応じて、冷房排熱を利用した温水生成運転を行うことで、省エネ性と室内空間の快適性とを実現できるヒートポンプ式冷暖房給湯装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のヒートポンプ式冷暖房給湯装置は、圧縮機、四方弁、熱源側熱交換器、熱源側膨張手段、過冷却熱交換器、利用側膨張手段、利用側熱交換器が環状に接続された第1冷媒回路と、前記圧縮機と前記四方弁の間から分岐され温水用熱交換器を介して、前記過冷却熱交換器と前記利用側膨張手段との間の前記第1冷媒回路に連通する第2冷媒回路と、前記第1冷媒回路の吸入過熱度を検出する吸入過熱度検出手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記利用側熱交換器を蒸発器として機能させ、かつ、前記吸入過熱度検出手段による検出値が所定値以上の場合には、前記熱源側熱交換器および前記温水用熱交換器を放熱器として機能させ、前記吸入過熱度検出手段による検出値が所定値未満の場合には、前記温水用熱交換器のみを放熱器として機能させることを特徴とするものである。
これにより、冷房排熱利用の温水生成運転時において、第1冷媒回路における冷房負荷の大きさを検出する吸入過熱度が所定値以上の場合、冷房負荷が大きいと判定され、この場合、第1冷媒回路において熱源側熱交換器および温水用熱交換器が放熱器となるため、冷凍サイクルにおける放熱器の伝熱面積が増大する。そして、高圧が低下し、圧縮機の運転周波数が同等の場合、冷媒流量が増大し、冷房能力が増大する。
また、吸入過熱度が所定値未満の場合、冷房負荷が小さいと判定され、この場合、第1冷媒回路において温水用熱交換器のみが放熱器となるため、冷房運転時の全ての排熱が給湯運転に使用される。
これらの作用により、室内側熱交換器での冷房運転時の負荷量に応じて、冷房排熱を利用した温水生成運転が行えるため、省エネ性と室内空間の快適性維持の両立が可能となる。
本発明によれば、室内側熱交換器での冷房運転時の負荷量に応じて、冷房排熱を利用した温水生成運転が行えるため、省エネ性と室内空間の快適性とを実現できるヒートポンプ式冷暖房給湯装置を提供できる。
本発明の実施の形態1に係る冷房運転時に放熱器として熱源側熱交換器および冷媒対水熱交換器を併用する場合のヒートポンプ式冷暖房給湯装置の概略構成図 同冷房運転時に放熱器として冷媒対水熱交換器のみを使用する場合のヒートポンプ式冷暖房給湯装置の概略構成図 同ヒートポンプ式冷暖房給湯装置のモリエル線図(冷媒圧力P−冷媒エンタルピーh線図) 同ヒートポンプ式冷暖房給湯装置の冷凍サイクル制御全体のフローチャート 同ヒートポンプ式冷暖房給湯装置の利用膨張弁の開度制御フローチャート 同ヒートポンプ式冷暖房給湯装置のバイパス膨張弁の開度制御フローチャート 同ヒートポンプ式冷暖房給湯装置の熱源側熱交換器と温水側熱交換器の併用放熱運転のフローチャート 同ヒートポンプ式冷暖房給湯装置の温水側熱交換器の単独放熱運転のフローチャート 従来のヒートポンプ式冷暖房給湯装置の概略構成図
第1の発明は、圧縮機、四方弁、熱源側熱交換器、熱源側膨張手段、過冷却熱交換器、利用側膨張手段、利用側熱交換器が環状に接続された第1冷媒回路と、前記圧縮機と前記四方弁の間から分岐され温水用熱交換器を介して、前記過冷却熱交換器と前記利用側膨張手段との間の前記第1冷媒回路に連通する第2冷媒回路と、前記第1冷媒回路の吸入過熱度を検出する吸入過熱度検出手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記利用側熱交換器を蒸発器として機能させ、かつ、前記吸入過熱度検出手段による検出値が所定値以上の場合には、前記熱源側熱交換器および前記温水用熱交換器を放熱器として機能させ、前記吸入過熱度検出手段による検出値が所定値未満の場合には、前記温水用熱交換器のみを放熱器として機能させることを特徴とするヒートポンプ式冷暖房給湯装置である。
これにより、第1冷媒回路における冷房負荷の大きさを検出する吸入過熱度が所定値以上の場合、冷房負荷が大きいと判定される。この場合、第1冷媒回路において熱源側熱交換器および温水用熱交換器が放熱器となるため、冷凍サイクルにおける放熱器の伝熱面積が増大する。そして、高圧が低下し、圧縮機の運転周波数が同等の場合、冷媒流量が増大し、冷房能力が増大する。
一方、吸入過熱度が所定値未満の場合、冷房負荷が小さいと判定される。この場合、第1冷媒回路において温水用熱交換器のみが放熱器となるため、冷房運転時の全ての排熱が給湯運転に使用される。
これらの作用により、室内側熱交換器での冷房運転時の負荷量に応じて、冷房排熱を利用した温水生成運転が行えるため、省エネ性と室内空間の快適性維持の両立が可能となる。
第2の発明は、特に、第1の発明のヒートポンプ式冷暖房給湯装置において、前記温水用熱交換器において冷媒と熱交換された水媒体が循環する水媒体回路と、前記熱源側膨張手段と前記過冷却熱交換器の間、または、前記過冷却熱交換器と前記利用側膨張手段の間から分岐し、前記過冷却熱交換器を経由して前記四方弁と前記圧縮機の間に接続された第1バイパス回路と、前記第1バイパス回路の前記過冷却熱交換器よりも上流側に設けられたバイパス膨張手段と、前記第2冷媒回路の前記第1冷媒回路への接続部と前記利用側膨張手段との間に設けられた第1開閉弁と、前記熱源側膨張手段と前記過冷却熱交換器との間から分岐して、第2開閉弁を介して、前記第1開閉弁と前記利用側膨張手段との間を接続する第2バイパス回路と、前記温水用熱交換器の入水温度、出水温度を検出する温度検出手段とを備え、前記制御手段は、前記吸入過熱度検出手段による検出値が所定値未満で、かつ、前記温度検出手段の検出温度差が所定値以上の場合、前記熱源側膨張弁の開度を最小、前記第1開閉弁を閉、前記第2開閉弁を開とすることを特徴とするものである。
これにより、冷房負荷が小さく、かつ、温水加熱負荷が大きいと判定され、この場合、熱源側膨張手段は最小開度であるため、熱源側熱交換器にはほとんど冷媒は流れず、熱源側熱交換器が作用せずに、第1バイパス回路を使用するため、過冷却器により利用側熱交換器入口における冷媒エンタルピーを低減され、利用側熱交換器での冷媒エンタルピー変化量が増大する。
その結果、全冷媒流量のうち、蒸発に寄与しない冷媒は、利用側熱交換器をバイパスされるため、利用側熱交換器にて冷媒流動による圧力低下を抑制でき、圧縮機吸入圧力が上昇し、冷媒密度上昇、即ち冷媒流量が増大する。蒸発能力一定条件では、冷媒流量を低減できるため、圧縮機での必要動力が小さくなる。
これらの作用により、冷房負荷が小さい場合でも排熱を最大限に回収した温水加熱運転を行うことができ、かつ省エネ性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ式冷暖房給湯装置10を示す。このヒートポンプ式冷暖房給湯装置10は、冷媒を循環させる第1冷媒回路20、第2冷媒回路21、第1バイパス回路30、第2バイパス回路40と、水媒体を循環させる水媒体回路60と、各種アクチュエータ、各種センサ、および制御装置50とを備えている。
冷媒としては、例えば、R407C等の非共沸混合冷媒、R410A等の擬似共沸混合冷媒、または単一冷媒等を用いることができる。
第1冷媒回路20は、圧縮機1、四方弁2、熱源側熱交換器3、熱源側膨張弁4、過冷却器5、第1開閉弁41、利用側膨張弁6、利用側熱交換器7が環状に接続され、第2冷媒回路21は圧縮機1と四方弁2の間から分岐して温水用熱交換器22、温水用膨張弁23を介して、過冷却器5と利用側膨張弁6との間の第1冷媒回路20に連通する。
ただし、上記熱源側膨張弁4、および温水用熱交換器22は最小開度をゼロとできる仕
様であり、開度ゼロでは完全閉止できるものとする。
この温水用熱交換器22としては外側流路に水が流動し、内側流路に冷媒が流動する冷媒対水熱交換器、例えば、二重管式熱交換器とし、温水用熱交換器22の水側熱交換部は水媒体回路60と連通し、そこには水搬送ポンプ61、および貯湯タンクや放熱器などの温水端末機器63が環状に接続され、水媒体が流動する。
熱源側熱交換器3、および利用側熱交換器7は外側を空気が流動して伝熱管内側を冷媒が流動するフィンチューブ式熱交換器とする。
また、第2冷媒回路21と第1冷媒回路20との接続部と、利用側膨張弁6との間に第1開閉弁41が設けられている。
次に、第1バイパス回路30は、過冷却器5と第1開閉弁41との間で第1冷媒回路20から分岐し、バイパス膨張弁9、および過冷却器5の低圧側熱交換部を経由して気液分離器8と圧縮機1との間で第1冷媒回路20に再び連通し、第2バイパス回路40は熱源側膨張弁4と過冷却器5との間で第1冷媒回路20から分岐し、第2開閉弁42を介して、第1開閉弁41と利用側膨張弁6との間に再び連通する。
なお、第1冷媒回路20には冷媒の流動方向を切り換えるための四方弁2が設けられ、利用側熱交換器7における冷房運転、および暖房運転、温水用熱交換器22における温水生成(給湯)運転など、運転モードによって切替え制御を行う。
また、第1バイパス回路30には、過冷却器5から流出した冷媒の温度Tboを検出する温度センサ72が、第1冷媒回路20の圧縮機1の吸入側冷媒圧力Psを検出する圧力センサ71が、利用側熱交換器7の出口側集合管の冷媒の温度Tinを検出する温度センサ75が、水媒体回路60における温水用熱交換器22の水媒体の入口側、および出口側の水媒体の温度Tw1、およびTw2を検出する温度センサ74、および73が設置されている。
そして、制御装置50は、温度検出手段51、圧力検出手段52、冷媒過熱度検出手段53、開閉弁制御手段54、および、膨張弁制御手段55から構成される。
温度検出手段51は、上記の各温度センサ72〜75による検出値を取り込み、圧力検出手段52は圧力センサ71による検出値を取り込み、これらの検出値を冷媒過熱度検出手段53に入力し、第1バイパス回路30の出口側における冷媒過熱度SHbとして、圧縮機1の吸入側冷媒圧力Psの飽和温度Tsatを演算し、冷媒温度Tbとの差異(=Tb−Tsat)により算出する。
また、利用側熱交換器7にて冷房運転を行う場合の冷房負荷を検出するべく、利用側熱交換器7の出口側における冷媒過熱度SHinとして、圧縮機1の吸入側冷媒圧力Psの飽和温度Tsatと、利用側熱交換器7の出口側集合管の冷媒温度Tinとの差異(=Tin−Tsat)より算出する。
さらに、水媒体回路60にて温水生成運転を行う場合の温水生成負荷を検出するべく、温水側熱交換器22における温度差として、入口側の水媒体温度Tw1と、出口側の水媒体温度Tw2との水温差dTw(=Tw2−Tw1)より算出する。
以上のように構成されたヒートポンプ式冷暖房給湯装置10において、第1冷媒回路20において利用側熱交換器7を蒸発器として機能させ、かつ、冷媒過熱度検出手段53に
よる利用側熱交換器7の出口側の冷媒過熱度SHinが所定値SHo以上の場合、利用側熱交換器7における冷房負荷が大きいと判断して、冷房運転時の放熱器として熱源側熱交換器3と温水用熱交換器22とを併用する運転動作について説明する。
図1では、利用側熱交換器7を蒸発器として機能させる冷房運転、および、熱源側熱交換器3と温水側熱交換器22を放熱器として機能させる運転を行う熱源側熱交換器3と温水用熱交換器22の併用放熱運転時の冷媒および温水の流れ方向を矢印で示している。
本運転では、温水用膨張弁23:所定開度、四方弁2:冷房モード(圧縮機1と熱源側熱交換器3を連通)、熱源側膨張弁4:所定開度、第1開閉弁:開、第2開閉弁:閉、利用側膨張弁6:所定開度、バイパス膨張弁9:所定開度と設定する。
この設定により、圧縮機1から吐出された高圧高温ガス冷媒は、共に放熱器として機能する熱源側熱交換器3側と温水用熱交換器22に分かれて流入し、熱源側熱交換器3では室外側空気と熱交換(放熱)して、冷媒自身は冷却されて液化凝縮し、過冷却液状態となる一方、温水用熱交換器22に流入した高圧高温ガス冷媒は水媒体と熱交換(放熱)して、温水端末機器63と連通する水媒体回路60の水媒体を加熱して温水を生成して、冷媒自身は冷却されて液化凝縮し、過冷却液状態となる。
次に、熱源側熱交換器3から流出した高圧液冷媒は過冷却器5により更に過冷却され、過冷却器5の出口側にて一部の高圧冷媒は第1バイパス回路30側に分岐し、残りの高圧液冷媒は、第2冷媒回路21における温水用熱交換器22により液化凝縮した過冷却冷媒と合流する。
そして、利用側膨張弁6にて減圧されて膨張した後、蒸発器として作用するフィンチューブ熱交換器である利用側熱交換器7に流入した低圧二相冷媒は、ここで蒸発して空気側から吸熱して、空気を冷却、除湿し、冷媒自身は加熱され、過熱ガス状態となって利用側熱交換器7から流出し、圧縮機1へと戻る。
一方、過冷却器5の出口側にて第1バイパス回路30側に分岐した高圧冷媒は、バイパス膨張弁9によって減圧、膨張した後、過冷却器5の2次側熱交換部にて1次側熱交換部を流れる第1冷媒回路20の液冷媒を冷却しながら、自身は加熱されて二相冷媒状態または飽和ガス状態となり、圧縮機1の吸入側にて利用側熱交換器7から流出した冷媒と合流し、再度圧縮機1に吸入される。
次に、ヒートポンプ式冷暖房給湯装置10において、冷媒過熱度検出手段53による利用側熱交換器7の出口側の冷媒過熱度SHinが所定値SHo未満の場合、利用側熱交換器7における冷房負荷が小さいと判断して、冷房運転時の放熱器として熱源側熱交換器3を使用せずに、温水用熱交換器22のみを使用する運転動作について説明する。
図2では、利用側熱交換器7を蒸発器として機能させる冷房運転、および温水側熱交換器22のみを放熱器として機能させる運転を行う温水用熱交換器22のみによる放熱運転時の冷媒および温水の流れ方向を矢印で示している。
以上のように構成されたヒートポンプ式冷暖房給湯装置10における冷房排熱利用給湯運転時の運転動作について説明する。
図1では、利用側熱交換器7での冷房運転、および温水側熱交換器22での温水生成運転を同時に行う冷房排熱利用給湯運転時の冷媒および温水の流れ方向を矢印で示しており、図2に本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ式冷暖房給湯装置のモリエル線図(冷
媒圧力P−冷媒エンタルピーh線図)を示す。
本冷房排熱利用給湯運転では、温水用膨張弁23:全開、四方弁2:冷房モード(圧縮機1と熱源側熱交換器3を連通)、熱源側膨張弁4:全閉(最小開度ゼロ)、第1開閉弁:閉、第2開閉弁:開、利用側膨張弁6:所定開度、バイパス膨張弁9:所定開度と設定する。
この設定により、圧縮機1から吐出された高圧高温ガス冷媒(図2中a点)は、熱源側膨張弁4:全閉に設定されているため熱源側熱交換器3側には流れず、温水用熱交換器22に流入して放熱器として機能し、温水端末機器と連通する温水利用回路の水媒体を加熱して温水を生成して、高圧高温ガス冷媒自身は冷却されて液化凝縮し、飽和液状態または過冷却液状態となる(図2中b点)。
温水用熱交換器22から流出した高圧液冷媒は、温水用膨張弁23(全開)を通過後、第1開閉弁が閉に設定されているため、過冷却器5側に流れ、過冷却器5の入口側にて一部の高圧冷媒は第1バイパス回路30側に分岐し、残りの高圧冷媒は過冷却器5により更に過冷却された後(図2中c点)、熱源側膨張弁4が全閉に、かつ、第2開閉弁が開に設定されているため、熱源側熱交換器3側には流れず、熱源側膨張弁4と過冷却器5との間で第1冷媒回路20から第2バイパス回路40側に流れ、第2開閉弁42(開)を介して、第1開閉弁41と利用側膨張弁6との間に流れる。
その後、第1開閉弁が閉に設定されているため、高圧液冷媒は利用側熱交換器7側に流れ、利用側膨張弁6にて減圧されて膨張した後(図2中d点)、蒸発器として作用する利用側熱交換器7に流入する。
利用側熱交換器7に流入した低圧二相冷媒は、冷房単独運転の場合と同様、ここで蒸発して空気側から吸熱して、空気を冷却、除湿し、冷媒自身は加熱され、過熱ガス状態(図2中g点)となって圧縮機1へと戻る。
一方、過冷却器5の入口側にて第1バイパス回路30側に分岐した高圧冷媒は、バイパス膨張弁9によって減圧、膨張した後(図2中e点)、過冷却器5の2次側熱交換部にて1次側熱交換部を流れる第1冷媒回路20の液冷媒を冷却しながら、自身は加熱されて二相冷媒状態または飽和ガス状態(図2中f点)となり、圧縮機1の吸入側にて第1冷媒回路20を流れる冷媒に再び合流し(図2中h点)、再度圧縮機1に吸入される。
その際、第1バイパス回路30の出口側冷媒過熱度SHを所定の目標範囲内、例えば±1Kに収めるように、バイパス膨張弁9の開度制御を行うものである。
以上の運転動作により、利用側熱交換器7において冷房運転を行いながら、温水用熱交換器22を介して温水を生成する運転においても、第1バイパス回路30を利用でき、高効率な運転が可能になる。
従って、冷房排熱利用給湯運転時においても、この第1バイパス回路30を用いた運転により、蒸発器である利用側熱交換器7に流入する冷媒エンタルピーを低減、すなわち高圧側における過冷却度の拡大を図りながら(図2中矢印A)、同時に蒸発に寄与しない冷媒ガス成分を、第1バイパス回路30を介して圧縮機1の吸入側にバイパスできるため、蒸発器における無意味な圧力損失増大を抑制、すなわち圧縮機1の吸入圧力上昇を図れ(図2中矢印B)、冷媒流量の増大、凝縮(加熱)能力の増大を図ることが可能となる。
なお、温水利用回路において生成された温水は、例えばラジエータ等の熱交換ユニット
や、貯湯タンクなど温水端末機器63へ搬送され、これにより暖房や給湯が行われる。
以上のような運転動作を行う本発明のヒートポンプ式冷暖房給湯装置10に関連する冷房運転時の冷凍サイクル制御アルゴリズムについて、図4に示す冷凍サイクル制御全体のフローチャートを参照して以下に詳細に説明する。
図4は冷房運転の全体制御フローを示しており、ステップS1にて、冷房運転要求があり、かつ、温水生成要求がない場合はステップS2に移行して放熱器として熱源側熱交換器3を単独使用する運転制御を行い、冷房運転要求があり、かつ、温水生成要求もある場合はステップS3に移行して放熱器として温水側熱交換器22を単独使用する運転制御を行う。
その後、ステップS4にて利用側膨張弁6の開度制御を行い、ステップS5にて圧縮機1の運転周波数Fqを設定して圧縮機1の運転を行い、ステップS6にてバイパス膨張弁9の開度制御によりバイパス回路30を流れる冷媒流量の制御を行う。
そして、ステップS7にて、利用側熱交換器7の出口側の冷媒過熱度SHinの時間変動幅と所定値dSHを比較し、冷媒過熱度SHinの時間変動幅が所定値dSHを超える場合は、ステップS4に戻り、冷媒過熱度SHinの時間変動幅が所定値dSH以内の場合は、冷媒過熱度SHinの制御としては安定したものと判断し、ステップS8に移行する。
ステップS8にて、利用側熱交換器7の出口側の冷媒過熱度SHinと所定値SHoを比較し、冷媒過熱度SHinが所定値SHo以上の場合、利用側熱交換器7における冷房負荷が大きいと判断し、ステップS9に移行し、逆に冷媒過熱度SHinが所定値SHoより小さい場合は利用側熱交換器7における冷房負荷が大きくないと判断し、ステップS10に移行し、その後は共にステップS4に戻る制御を行う。
つぎに、上記各ステップのうち、ステップS4、ステップS6、ステップS9、およびステップ10の詳細制御については、図5にて利用側膨張弁6の開度制御のフローチャート、図6にて第1バイパス回路30におけるバイパス膨張弁9の開度制御のフローチャート、図7にて熱源側熱交換器3と温水側熱交換器22の併用放熱運転の制御フローチャート、および図8にて温水側熱交換器22の単独放熱運転の制御フローチャートを参照して以下に詳細に説明する。
上記ステップS4における利用側膨張弁6の開度制御について図5を用いて説明する。
まず、ステップS11にて、温度センサ75、および圧力センサ71により、利用側熱交換器7から流出した冷媒温度Tin、および冷媒圧力Psを検出し、ステップS12にて、上記冷媒圧力Psの検出値を冷媒過熱度検出手段53に入力して冷媒の飽和温度Tsatを算出する。
そして、ステップS13にて、利用側熱交換器7の出口側における冷媒過熱度SHinを算出する。
その後、ステップS14にて、検出された冷媒過熱度SHinが予め設定された下限値SH1と上限値SH2の間にあるか否かを判定し、SH1〜SH2の範囲内にある場合(ステップS14でYesの場合)は、利用側膨張弁7の開度は維持したまま、ステップS11へ戻る。
一方、冷媒過熱度SHinが下限値SH1と上限値SH2の間にない場合(ステップS14でNoの場合)には、制御装置50にて冷媒過熱度SHinと下限値SH1の大小関係を比較するべくステップS15に移行する。
ステップS15にて、冷媒過熱度SHinが下限値SH1以下となると判定された場合(ステップS15でYesの場合)は、ステップS16に移行し、制御装置50により利用側膨張弁7の開度を所定量下げて流れる冷媒流量を少なくする動作を行う。
逆にステップS15にて冷媒過熱度SHinが上限値SH2以上となると判定された場合(ステップS15でNoの場合)は、ステップS17に移行し、制御装置50により利用側膨張弁7の開度を所定量上げて流れる冷媒流量を多くする動作を行った後、ステップS11に戻り、ステップS11〜ステップS17の動作を繰り返す。
上記ステップS6におけるバイパス膨張弁9の開度制御について図6を用いて説明する。
まず、ステップS21にて、温度センサ72、および圧力センサ71により、過冷却器5から流出した冷媒温度Tb、および冷媒圧力Psを検出し、ステップS2にて、上記冷媒圧力Psの検出値を冷媒過熱度検出手段53に入力して冷媒の飽和温度Tsatを算出する。
そして、ステップS23にて、第1バイパス回路30の出口側における冷媒過熱度SHbを算出する。
その後、ステップS24にて、検出された冷媒過熱度SHbが予め設定された下限値SH1と上限値SH2の間にあるか否かを判定し、SH1〜SH2の範囲内にある場合(ステップS24でYesの場合)は、バイパス膨張弁9の開度は維持したまま、ステップS21へ戻る。
一方、冷媒過熱度SHbが下限値SH3と上限値SH4の間にない場合(ステップS24でNoの場合)には、制御装置50にて冷媒過熱度SHbと下限値SH3の大小関係を比較するべくステップS25に移行する。
ステップS25にて、冷媒過熱度SHbが下限値SH3以下となると判定された場合(ステップS25でYesの場合)は、ステップS26に移行し、制御装置50によりバイパス膨張弁9の開度を所定量下げて流れる冷媒流量を少なくする動作を行う。
逆にステップS25にて冷媒過熱度SHbが上限値SH4以上となると判定された場合(ステップS25でNoの場合)は、ステップS27に移行し、制御装置50によりバイパス膨張弁9の開度を所定量上げて流れる冷媒流量を多くする動作を行った後、ステップS21に戻り、ステップS21〜ステップS27の動作を繰り返す。
上記ステップS9における熱源側熱交換器3と温水側熱交換器22の併用放熱運転について図7を用いて説明する。
まず、ステップS31にて各アクチュエータの設定として、四方弁2:冷房モード、温水用膨張弁23:所定開度、熱源側膨張弁4:所定開度、第1開閉弁:開、第2開閉弁:閉に設定して、使用する冷媒回路を決定する。
その後、ステップS32にて、利用側熱交換器7の出口側集合配管における冷媒過熱度
SHinをパラメータとして、利用側膨張弁6の開度制御を行い、ステップS33にて、冷媒過熱度SHinをパラメータとして圧縮機1の運転周波数Fqの設定を行い、その運転周波数での圧縮機運転を行う。
そして、ステップS34にて、バイパス膨張弁9の開度制御によりバイパス回路30を流れる冷媒流量の制御を行い、ステップS32へ戻り、ステップS32〜ステップS34の動作を繰り返す。
上記ステップS10における温水側熱交換器22の単独放熱運転について図8を用いて説明する。
まず、ステップS41にて各アクチュエータの設定として、四方弁2:冷房モード、温水用膨張弁23:所定開度、熱源側膨張弁4:全閉(開度ゼロにて完全閉止可とする)、第1開閉弁:閉、第2開閉弁:開に設定して、使用する冷媒回路を決定する。
その後、ステップS42にて、利用側熱交換器7の出口側集合配管における冷媒過熱度SHinをパラメータとして、利用側膨張弁6の開度制御を行い、ステップS43にて、冷媒過熱度SHinをパラメータとして圧縮機1の運転周波数Fqの設定を行い、その運転周波数での圧縮機運転を行う。
つぎに、ステップS44にて、水媒体回路60にて温水生成運転を行う場合の温水生成負荷を検出するべく、温水側熱交換器22における温度差として、入口側の水媒体温度Tw1と、出口側の水媒体温度Tw2との水温差dTw(=Tw2−Tw1)を算出し、所定値dT1との比較を行う。
すなわち、水温差dTwが所定値dT1以上の場合は、温水生成負荷が大きい判断し、加熱能力を上昇させるべく、第1バイパス回路30を使用するステップ45に移行し、水温差dTwが所定値dT1未満の場合は、温水生成負荷は大きくないと判断し、第1バイパス回路30を使用しないステップ46に移行し、その後は共にステップS42に戻る制御を行う。
以上のように、第1の発明の実施の形態である冷房排熱利用給湯運転時において、利用側熱交換器7の出口側の冷媒過熱度SHinが所定値SHo以上の場合、冷房運転時の放熱器として熱源側熱交換器3と温水用熱交換器22とを併用する運転を行い、冷媒過熱度SHinが所定値SHo未満の場合、冷房運転時の放熱器として熱源側熱交換器3を使用せずに、温水用熱交換器22のみを使用する運転を行うことにより、以下の作用が生じる。
まず、冷房負荷の大きさを検出する利用側熱交換器7の出口側の冷媒過熱度SHinが所定値以上の場合、利用側熱交換器7における冷房負荷が大きいと判定される。この場合、第1冷媒回路20において熱源側熱交換器7、および温水用熱交換器22が放熱器となるため、冷凍サイクルにおける放熱器の伝熱面積が増大する。そして、高圧が低下し、圧縮機1の運転周波数が同等の場合、冷媒流量が増大し、冷房能力が増大する。
一方、利用側熱交換器7の出口側の冷媒過熱度SHinが所定値未満の場合、利用側熱交換器7における冷房負荷が小さいと判定される。この場合、第1冷媒回路20において温水用熱交換器22のみが放熱器となるため、冷房運転時の全ての排熱が給湯運転に使用される。
これらの作用により、利用側熱交換器7での冷房運転時の負荷量に応じて、冷房排熱を
利用した温水生成運転が行えるため、省エネ性と室内空間の快適性維持の両立が可能となる。
また、冷房排熱利用給湯運転時において、利用側熱交換器7の出口側の冷媒過熱度SHinが所定値SHo未満であり、かつ、温水生成負荷を検出するための温水側熱交換器22における温度差である、入口側の水媒体温度Tw1と出口側の水媒体温度Tw2との水温差dTw(=Tw2−Tw1)が所定値dT1以上の場合、熱源側膨張弁4を全閉(開度ゼロにて完全閉止可)、バイパス膨張弁9を所定開度、第1開閉弁41を閉、第2開閉弁42を開とする制御を行うことにより、以下の作用が生じる。
すなわち、利用側熱交換器7の出口側の冷媒過熱度SHinが所定値SHo未満の場合に加えて、かつ、水温差dTwが所定値dT1以上であることを検出することにより、利用側熱交換器7における冷房負荷が小さく、かつ、温水側熱交換器22における温水加熱負荷が大きいと判定される。
この場合、熱源側膨張弁4は全閉であるため、室外熱交換器3には冷媒は流れず、室外熱交換器3が作用せずに、第1バイパス回路30を使用できるため、過冷却器5により利用側熱交換器7入口における冷媒エンタルピーを低減され、利用側熱交換器7での冷媒エンタルピー変化量が増大する。
その結果、全冷媒流量のうち、蒸発に寄与しない冷媒は利用側熱交換器7(蒸発器)をバイパスされるため、利用側熱交換器7(蒸発器)にて冷媒流動による圧力低下を抑制でき、圧縮機1の吸入圧力が上昇し、冷媒密度上昇、即ち冷媒流量が増大する。蒸発能力一定条件では、冷媒流量を低減できるため、圧縮機1での必要動力が小さくなる。
これらの作用により、冷房負荷が小さい場合でも排熱を最大限に回収した温水加熱運転を行うことができ、かつ省エネ性を確保することができる。
本発明は、ヒートポンプ装置によって冷房、暖房、および水を加熱し、その水を暖房、給湯に利用するヒートポンプ式冷暖房給湯装置に特に有用である。
1 圧縮機
2 四方弁
3 熱源側熱交換器
4 熱源側膨張弁(熱源側膨張手段)
5 過冷却器
6 利用側膨張弁(利用側膨張手段)
7 利用側熱交換器
9 バイパス膨張弁(バイパス膨張手段)
10 ヒートポンプ式冷暖房給湯装置
20 第1冷媒回路
21 第2冷媒回路
22 温水用熱交換器
23 温水用膨張弁(温水用膨張手段)
30 第1バイパス回路
40 第2バイパス回路
41 第1開閉弁
42 第2開閉弁
50 制御装置
51 温度検出手段
52 圧力検出手段
53 冷媒過熱度検出手段(第1温度差検出手段)
54 開閉弁制御手段
55 膨張弁制御手段(膨張手段制御手段)

Claims (2)

  1. 圧縮機、四方弁、熱源側熱交換器、熱源側膨張手段、過冷却熱交換器、利用側膨張手段、利用側熱交換器が環状に接続された第1冷媒回路と、前記圧縮機と前記四方弁の間から分岐され温水用熱交換器を介して、前記過冷却熱交換器と前記利用側膨張手段との間の前記第1冷媒回路に連通する第2冷媒回路と、前記第1冷媒回路の吸入過熱度を検出する吸入過熱度検出手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記利用側熱交換器を蒸発器として機能させ、かつ、前記吸入過熱度検出手段による検出値が所定値以上の場合には、前記熱源側熱交換器および前記温水用熱交換器を放熱器として機能させ、前記吸入過熱度検出手段による検出値が所定値未満の場合には、前記温水用熱交換器のみを放熱器として機能させることを特徴とするヒートポンプ式冷暖房給湯装置。
  2. 前記温水用熱交換器において冷媒と熱交換された水媒体が循環する水媒体回路と、前記熱源側膨張手段と前記過冷却熱交換器の間、または、前記過冷却熱交換器と前記利用側膨張手段の間から分岐し、前記過冷却熱交換器を経由して前記四方弁と前記圧縮機の間に接続された第1バイパス回路と、前記第1バイパス回路の前記過冷却熱交換器よりも上流側に設けられたバイパス膨張手段と、前記第2冷媒回路の前記第1冷媒回路への接続部と前記利用側膨張手段との間に設けられた第1開閉弁と、前記熱源側膨張手段と前記過冷却熱交換器との間から分岐して、第2開閉弁を介して、前記第1開閉弁と前記利用側膨張手段との間を接続する第2バイパス回路と、前記温水用熱交換器の入水温度、出水温度を検出する温度検出手段とを備え、前記制御手段は、前記吸入過熱度検出手段による検出値が所定値未満で、かつ、前記温度検出手段の検出温度差が所定値以上の場合、前記熱源側膨張弁の開度を最小、前記第1開閉弁を閉、前記第2開閉弁を開とすることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式冷暖房給湯装置。
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