JP2016145698A - 冷房排熱利用システム及び冷房排熱利用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷房排熱が需要蓄熱量を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができる冷房排熱利用システムを提供する。
【解決手段】空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機3のヒートポンプ装置8からの冷房排熱を利用して、給湯装置の貯湯槽6内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムであって、記憶部10aに記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、記憶部10aに記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して貯湯槽6内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を演算部10bにより予測算出し、制御部10cにより、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって貯湯槽6内に蓄熱する構成とされている。
【選択図】図6
【解決手段】空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機3のヒートポンプ装置8からの冷房排熱を利用して、給湯装置の貯湯槽6内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムであって、記憶部10aに記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、記憶部10aに記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して貯湯槽6内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を演算部10bにより予測算出し、制御部10cにより、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって貯湯槽6内に蓄熱する構成とされている。
【選択図】図6
Description
本発明は、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置とを備えた建物において、空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システム及び冷房排熱利用方法に関するものである。
従来から、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置とを備えた建物において、空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムは知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
しかしながら、特許文献1をはじめとして、従来の冷房排熱利用システムにおいては、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日などは、冷房排熱だけでは、需要蓄熱量を満たせない場合がある。
この場合、その不足した蓄熱量を、不足が発覚してから補おうとすると、夕方から夜にかけての電力価格が高い時間帯の電力を使ってしまうこととなり、電気代が高くなってしまっていた。
そこで、本発明は、冷房排熱が需要蓄熱量を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができる冷房排熱利用システム及び冷房排熱利用方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の第1の冷房排熱利用システムは、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムであって、記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、前記記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を演算部により予測算出し、制御部により、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱することを特徴とする。
本発明の第2の冷房排熱利用システムは、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムであって、記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、前記記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び前記太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)を演算部により予測算出し、制御部により、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱することを特徴とする。
本発明の第3の冷房排熱利用システムは、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムであって、記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、前記記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び前記太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を演算部により予測算出し、制御部により、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱することを特徴とする。
本発明の第4の冷房排熱利用システムは、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムであって、記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、前記記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、前記太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)、及び前記太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を演算部により予測算出し、制御部により、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱することを特徴とする。
ここで、前記空調装置の前記ヒートポンプ装置は、前記給湯装置のヒートポンプ装置も兼ねたマルチ型のヒートポンプ装置であるとよい。
また、前記記憶部に記憶する前記予測生活パターンデータは、入力手段により予め入力したものであるとよい。
さらに、前記気象条件予報データには、気象条件予報機関から自動的に受信したものを用いるとよい。
また、前記ヒートポンプ装置と、前記蓄熱槽とは、前記建物内又は前記建物に隣接して設けられた1つの収納部内に収納されているとよい。
さらに、前記収納部内は、前記ヒートポンプ装置と、前記蓄熱槽とが個別に収納可能なように仕切材で区画されているとよい。
また、前記ヒートポンプ装置と、前記蓄熱槽とは、前記収納部に予め収納されてユニット化されているとよい。
本発明の第1の冷房排熱利用方法は、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法であって、翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を予測算出する工程と、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成ることを特徴とする。
本発明の第2の冷房排熱利用方法は、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法であって、翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び前記太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)を予測算出する工程と、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成ることを特徴とする。
本発明の第3の冷房排熱利用方法は、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法であって、翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び前記太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を予測算出する工程と、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成ることを特徴とする。
本発明の第4の冷房排熱利用方法は、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法であって、翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、前記太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)、及び前記太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を予測算出する工程と、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成ることを特徴とする。
このような本発明の第1の冷房排熱利用システムは、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置とを備えた建物において、空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムである。
そして、記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を演算部により予測算出し、制御部により、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって蓄熱槽内に蓄熱する構成とされている。
上記した構成なので、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によってまかなうため、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日など冷房排熱が需要蓄熱量を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができる。
このような本発明の第2の冷房排熱利用システムは、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置とを備えた建物において、空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムである。
そして、記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)を演算部により予測算出し、制御部により、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって蓄熱槽内に蓄熱する構成とされている。
上記した構成なので、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y1−y2)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によってまかなうため、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日など冷房排熱が需要蓄熱量を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができるし、更には売電制度が廃止されたり、買電価格より売電価格が低くなったりしたときなどには、太陽光発電装置により発電される余剰電力を有効利用することもできる。
このような本発明の第3の冷房排熱利用システムは、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムである。
そして、記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を演算部により予測算出し、制御部により、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する構成とされている。
上記した構成なので、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y1−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によってまかなうため、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日など冷房排熱が需要蓄熱量を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができるし、更には太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を有効利用することができる。
このような本発明の第4の冷房排熱利用システムは、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムである。
そして、記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)、及び太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を演算部により予測算出し、制御部により、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって蓄熱槽内に蓄熱する構成とされている。
上記した構成なので、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y1−y2−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によってまかなうため、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日など冷房排熱が需要蓄熱量を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができるし、更には売電制度が廃止されたり、買電価格より売電価格が低くなったりしたときなどには、太陽光発電装置により発電される余剰電力を有効利用することもでき、太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱も有効利用することができる。
ここで、空調装置のヒートポンプ装置は、給湯装置のヒートポンプ装置も兼ねたマルチ型のヒートポンプ装置である場合は、給湯装置専用のヒートポンプ装置を別途設ける必要がなく、その分、収納スペースを小さくすることができる。
また、記憶部に記憶する予測生活パターンデータは、入力手段により予め入力したものである場合は、予測生活パターンデータを入力した期間中は何もしなくてよいので、煩わしさがない。
さらに、気象条件予報データには、気象条件予報機関から自動的に受信したものを用いる場合は、気象庁等の気象条件予報機関から信頼性の高い気象条件予報データを自動的に受信して用いることができる。
また、ヒートポンプ装置と、蓄熱槽とは、建物内又は建物に隣接して設けられた1つの収納部内に収納されている場合は、ヒートポンプ装置と蓄熱槽とを1つの収納部内に収納するので、建物の美観を高めることができる。
さらに、収納部内は、ヒートポンプ装置と、蓄熱槽とが個別に収納可能なように仕切材で区画されている場合は、仕切材が、ヒートポンプ装置と蓄熱槽との間の緩衝材の役目を果たし、大きな地震等が起きても、両者間が緩衝することがない。
また、ヒートポンプ装置と、蓄熱槽とは、収納部に予め収納されてユニット化されている場合は、現場で収納部内にヒートポンプ装置と蓄熱槽を収納する収納作業を省略することができる。
このような本発明の第1の冷房排熱利用方法は、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置とを備えた建物において、空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法である。
そして、翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を予測算出する工程と、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成る構成とされている。
上記した構成なので、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によってまかなうため、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日など冷房排熱が需要蓄熱量を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができる。
このような本発明の第2の冷房排熱利用方法は、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置とを備えた建物において、空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法である。
そして、翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)を予測算出する工程と、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成る構成とされている。
上記した構成なので、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y1−y2)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によってまかなうため、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日など冷房排熱が需要蓄熱量を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができるし、更には売電制度が廃止されたり、買電価格より売電価格が低くなったりしたときなどには、太陽光発電装置により発電される余剰電力を有効利用することもできる。
このような本発明の第3の冷房排熱利用方法は、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法である。
そして、翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を予測算出する工程と、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成る構成とされている。
上記した構成なので、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y1−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によってまかなうため、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日など冷房排熱が需要蓄熱量を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができるし、更には太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を有効利用することができる。
このような本発明の第4の冷房排熱利用方法は、ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法である。
そして、翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)、及び太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を予測算出する工程と、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成る構成とされている。
上記した構成なので、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y1−y2−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によってまかなうため、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日など冷房排熱が需要蓄熱量を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができるし、更には売電制度が廃止されたり、買電価格より売電価格が低くなったりしたときなどには、太陽光発電装置により発電される余剰電力を有効利用することもでき、太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱も有効利用することができる。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例1〜4に基づいて説明する。
先ず、実施例1の全体構成について説明する。
図1は、実施例1の冷房排熱利用システム10を備えた建物1の概略構成を示している。
まず、この建物1は、建物本体1Aの内部が、床部11により、床上空間21と床下空間22とに区画されている。
そして、床下空間22内には、空調装置としてのヒートポンプ式のエアコンディショナーの屋内機3が設置されている。
また、床部11には、給気口11aと排気口11bとが設けられており、エアコンディショナーの屋内機3の吹出部と給気口11aとの間がダクト31で接続され、エアコンディショナーの屋内機3の吸込部と排気口11bとの間がダクト32で接続されて、床上空間21に冷気又は暖気を吹き出す即効性を有する冷暖房が可能とされている。
さらに、エアコンディショナーの屋内機3には、床下吹出部33が設けられており、この床下吹出部33から暖気を吹き出すことにより、床上空間21を床下空間22側からムラなく暖める床下床暖房も可能とされている。
また、建物1の屋上には、太陽光発電装置4,・・・が設けられている。
そして、建物1に隣接して、収納部としての収納庫5が設けられている。
この収納庫5の内部は、図2に示したように、中間部が垂直な仕切材51で左右に仕切られ、左側はさらに、水平な仕切材52,53で上段、中段、下段に仕切られている。
そして、右側の収納部5Aには、給湯装置の蓄熱槽としての貯湯槽6が収納されている。
また、左側下段の収納部5Bには、蓄電池7が収納されている。
さらに、左側中段の収納部5Cには、ヒートポンプ装置8が収納されている。
ここで、このヒートポンプ装置8は、マルチ型のヒートポンプ装置であり、貯湯槽6と、熱媒循環管路としての往路管81a及び復路管81bにより接続されているとともに、エアコンディショナーの屋内機3とも、熱媒循環管路としての往路管82a及び復路管82bにより接続されている。
さらに具体的には、ヒートポンプ装置8内には、2つの熱交換器8a,8bと、圧縮機8cと、膨張弁8dとが有り、エアコンディショナーの屋内機3で冷房運転のみ行う時は、図3に示したように、屋外空気と熱交換を行う熱交換器8aを使って、熱媒循環管路としての往路管82a及び復路管82b内に熱媒を循環させ、エアコンディショナーの屋内機3内の熱交換器3aから冷気を吹き出す制御をする。
なお、この場合、熱気を帯びた暖気である排気は、熱交換器8aから直接屋外へ排気される。
一方で、エアコンディショナーの屋内機3で冷房運転を行うとともに、その排気を利用して貯湯槽6内で湯も沸かして蓄熱する時は、図4に示したように、熱交換器8bのみを使って、熱媒循環管路としての往路管82a及び復路管82b、往路管83a及び復路管83b内に熱媒を循環させ、エアコンディショナーの屋内機3内の熱交換器3aから冷気を吹き出す制御をするとともに、熱気を帯びた暖気である排気は、熱交換器8bで熱交換を行って、熱媒循環管路としての往路管81a及び復路管81b内に熱媒を循環させ、貯湯槽6内で湯を沸かす制御もする。
また、左側上段の収納部5Dには、パワーコンディショナー9が収納されている。
ここで、このパワーコンディショナー9は、マルチ型のパワーコンディショナーであり、電力会社等の系統電力だけでなく、太陽光発電装置4,・・・からの自家発電電力にも接続されている。
また、このパワーコンディショナー9と、貯湯槽6、蓄電池7及びヒートポンプ装置8とは、図示省略の配線で接続されており、これらの邪魔となる仕切材51,52,53には、図示省略の孔が設けられている。
さらに、ヒートポンプ装置8の上側面には、図示省略の排気口が設けられており、この排気口から吹き出される排気の通りが阻害されないように、仕切材53のこの排気口の上側の部分には、切欠53aが設けられている。
また、貯湯槽6、蓄電池7、ヒートポンプ装置8及びパワーコンディショナー9は、収納部としての収納庫5内に工場等で予め収納されてユニット化されている。
次に、実施例1の冷房排熱利用システム10について説明する。
図5は、実施例1の冷房排熱利用システム10の概略構成を示している。
この実施例1の冷房排熱利用システム10は、記憶部10aと、演算部10bと、制御部10cとを備えている。
そして、制御部10cは、ヒートポンプ装置8に接続されている。
また、記憶部10aは、パーソナルコンピュータ等の入力手段としての入力装置10dに接続され、この入力装置10dから翌日の予測生活パターンデータを入力可能とされている。
さらに、記憶部10aは、インターネット等の外部通信網Nを介して、気象庁等の気象条件予報機関のサーバ100とも接続されており、翌日の気象条件予報データを自動的に受信可能とされている。
この実施例1の冷房排熱利用システム10を用いた実施例1の冷房排熱利用方法について、以下、図6を参照しながら説明する。
なお、図6は、当日から翌日にかけての給湯装置の蓄熱槽としての貯湯槽6内の蓄熱量を時系列で示している。
まず、記憶部10aに記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻(ここでは17時)までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を演算部10bで予測算出する。
ここで、予測生活パターンデータは、パーソナルコンピュータ等の入力装置10dにより記憶部10aに予め入力しておく。
続いて、記憶部10aに記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽としての貯湯槽6内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を演算部10bにより予測算出する。
ここで、気象条件予報データは、気象庁等の気象条件予報機関のサーバ100から予め自動的に受信して、記憶部10aに予め入力しておく。
最後に、制御部10cにより、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯(ここでは、当日の23時から翌日の7時までの時間)の電力によって蓄熱槽としての貯湯槽6内に湯を沸かして蓄熱する。
これにより、翌日の所定時刻(ここでは17時)までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯(ここでは、当日の23時から翌日の7時までの時間)の電力によってまかなうため、その分安価に、給湯装置の蓄熱槽としての貯湯槽6内で湯を沸かして蓄熱をし、その湯を風呂の湯や炊事洗濯の湯等に用いることができる。
次に、実施例1の作用効果について説明する。
このような実施例1の冷房排熱利用システム10は、ヒートポンプ式の空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機3と、蓄熱槽としての貯湯槽6を有する給湯装置とを備えた建物1において、エアコンディショナーの屋内機3のヒートポンプ装置8からの冷房排熱を利用して、蓄熱槽としての貯湯槽6内に湯を沸かして蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムである。
そして、記憶部10aに記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、記憶部10aに記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽としての貯湯槽6内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を演算部10bにより予測算出し、制御部10cにより、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって貯湯槽6内に蓄熱する構成とされている。
上記した構成なので、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によってまかなうため、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日など冷房排熱が需要蓄熱量(x)を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができる。
ここで、空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機3のヒートポンプ装置8は、貯湯槽6を有する給湯装置のヒートポンプ装置も兼ねたマルチ型のヒートポンプ装置である。
このため、給湯装置専用のヒートポンプ装置を別途設ける必要がなく、その分、収納スペースを小さくすることができる。
また、記憶部10aに記憶する予測生活パターンデータは、パーソナルコンピュータ等の入力手段としての入力装置10dにより予め入力したものである。
このため、予測生活パターンデータを入力した期間中は何もしなくてよいので、煩わしさがない。
さらに、気象条件予報データには、気象条件予報機関のサーバ100から自動的に受信したものを用いる。
このため、気象庁等の気象条件予報機関から信頼性の高い気象条件予報データを自動的に受信して用いることができる。
また、ヒートポンプ装置8と、蓄熱槽としての貯湯槽6とは、建物に隣接して設けられた1つの収納部としての収納庫5内に収納されている。
このため、ヒートポンプ装置8と貯湯槽6とを1つの収納部としての収納庫5内に収納するので、建物1の美観を高めることができる。
さらに、収納部としての収納庫5内は、ヒートポンプ装置8と、蓄熱槽としての貯湯槽6とが個別に収納可能なように仕切材51で区画されている。
このため、仕切材51が、ヒートポンプ装置8と貯湯槽6との間の緩衝材の役目を果たし、大きな地震等が起きても、両者間が緩衝することがない。
また、ヒートポンプ装置8と、蓄熱槽としての貯湯槽6とは、収納部としての収納庫5に予め収納されてユニット化されている。
このため、現場で収納庫5内にヒートポンプ装置8と貯湯槽6を収納する収納作業を省略することができる。
このような実施例1の冷房排熱利用方法は、ヒートポンプ式の空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機3と、蓄熱槽としての貯湯槽6を有する給湯装置とを備えた建物1において、エアコンディショナーの屋内機3のヒートポンプ装置8からの冷房排熱を利用して、貯湯槽6内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法である。
そして、翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を予測算出する工程と、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって蓄熱槽としての貯湯槽6内に蓄熱する工程とから成る構成とされている。
上記した構成なので、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によってまかなうため、特に比較的涼しく、冷房運転が少ない日など冷房排熱が需要蓄熱量(x)を満たさない場合でも、不足分を安価に補うことができる。
次に、実施例2について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例2の冷房排熱利用システム10は、実施例1の冷房排熱利用システム10と構成は略同様であるが、太陽光発電装置4,・・・により発電される翌日の余剰電力を予測算出し、利用することが、実施例1の冷房排熱利用システム10と主に異なる。
この実施例2の冷房排熱利用システム10を用いた実施例2の冷房排熱利用方法について、以下、図7を参照しながら説明する。
なお、図7は、当日から翌日にかけての給湯装置の蓄熱槽としての貯湯槽6内の蓄熱量を時系列で示している。
まず、記憶部10aに記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻(ここでは17時)までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を演算部10bで予測算出する。
ここで、予測生活パターンデータは、パーソナルコンピュータ等の入力装置10dにより記憶部10aに予め入力しておく。
続いて、記憶部10aに記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽としての貯湯槽6内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び太陽光発電装置4,・・・により発電される電力のうち自家消費もされない余剰電力を利用してヒートポンプ装置8を運転し、蓄熱槽としての貯湯槽6内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)を演算部10bにより予測算出する。
ここで、気象条件予報データは、気象庁等の気象条件予報機関のサーバ100から予め自動的に受信して、記憶部10aに予め入力しておく。
最後に、制御部10cにより、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯(ここでは、当日の23時から翌日の7時までの時間)の電力によって蓄熱槽としての貯湯槽6内に湯を沸かして蓄熱する。
これにより、翌日の所定時刻(ここでは17時)までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y1−y2)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯(ここでは、当日の23時から翌日の7時までの時間)の電力によってまかなうため、その分安価に、給湯装置の蓄熱槽としての貯湯槽6内で湯を沸かして蓄熱をし、その湯を風呂の湯や炊事洗濯の湯等に用いることができる。
特に、売電制度が廃止されたり、買電価格より売電価格が低くなったりしたときなどには、太陽光発電装置4,・・・により発電される余剰電力を有効利用することもできることが、実施例1の作用効果と異なる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
次に、実施例3について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例3の冷房排熱利用システム10は、図8に示したように、太陽光発電装置4,・・・に代えて、貯湯槽6と図示省略の熱媒管で接続された太陽熱集熱装置41,・・・が設置されており、集熱される太陽熱を予測算出し、利用することが、実施例1の冷房排熱利用システム10と主に異なる。
この実施例3の冷房排熱利用システム10を用いた実施例3の冷房排熱利用方法について、以下、図9を参照しながら説明する。
なお、図9は、当日から翌日にかけての給湯装置の蓄熱槽としての貯湯槽6内の蓄熱量を時系列で示している。
まず、記憶部10aに記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻(ここでは17時)までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を演算部10bで予測算出する。
ここで、予測生活パターンデータは、パーソナルコンピュータ等の入力装置10dにより記憶部10aに予め入力しておく。
続いて、記憶部10aに記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽としての貯湯槽6内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び太陽熱集熱装置41,・・・により集熱される太陽熱を利用して、蓄熱槽としての貯湯槽6内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を演算部10bにより予測算出する。
ここで、気象条件予報データは、気象庁等の気象条件予報機関のサーバ100から予め自動的に受信して、記憶部10aに予め入力しておく。
最後に、制御部10cにより、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯(ここでは、当日の23時から翌日の7時までの時間)の電力によって蓄熱槽としての貯湯槽6内に湯を沸かして蓄熱する。
これにより、翌日の所定時刻(ここでは17時)までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y1−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯(ここでは、当日の23時から翌日の7時までの時間)の電力によってまかなうため、その分安価に、給湯装置の蓄熱槽としての貯湯槽6内で湯を沸かして蓄熱をし、その湯を風呂の湯や炊事洗濯の湯等に用いることができる。
特に、太陽熱集熱装置41,・・・により集熱される太陽熱を有効利用することもできることが、実施例1の作用効果と異なる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
次に、実施例4について説明する。
なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例4の冷房排熱利用システム10は、図10に示したように、太陽光発電装置4,・・・に代えて、太陽光発電装置4と、貯湯槽6と図示省略の熱媒管で接続された太陽熱集熱装置41とを組み合わせて成る太陽光発電・太陽熱集熱ハイブリッド装置40,・・・が設置されており、太陽光発電装置4,・・・により発電される翌日の余剰電力と、太陽熱集熱装置41,・・・により集熱される太陽熱とを予測算出し、利用することが、実施例1の冷房排熱利用システム10と主に異なる。
この実施例4の冷房排熱利用システム10を用いた実施例4の冷房排熱利用方法について、以下、図11を参照しながら説明する。
なお、図11は、当日から翌日にかけての給湯装置の蓄熱槽としての貯湯槽6内の蓄熱量を時系列で示している。
まず、記憶部10aに記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻(ここでは17時)までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を演算部10bで予測算出する。
ここで、予測生活パターンデータは、パーソナルコンピュータ等の入力装置10dにより記憶部10aに予め入力しておく。
続いて、記憶部10aに記憶した翌日の気象条件予報データ及び予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して蓄熱槽としての貯湯槽6内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、太陽光発電装置4,・・・により発電される電力のうち自家消費もされない余剰電力を利用してヒートポンプ装置8を運転し、蓄熱槽としての貯湯槽6内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)、及び太陽熱集熱装置41,・・・により集熱される太陽熱を利用して、蓄熱槽としての貯湯槽6内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を演算部10bにより予測算出する。
ここで、気象条件予報データは、気象庁等の気象条件予報機関のサーバ100から予め自動的に受信して、記憶部10aに予め入力しておく。
最後に、制御部10cにより、少なくとも、需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯(ここでは、当日の23時から翌日の7時までの時間)の電力によって蓄熱槽としての貯湯槽6内に湯を沸かして蓄熱する。
これにより、翌日の所定時刻(ここでは17時)までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)の不足蓄熱量(x−y1−y2−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯(ここでは、当日の23時から翌日の7時までの時間)の電力によってまかなうため、その分安価に、給湯装置の蓄熱槽としての貯湯槽6内で湯を沸かして蓄熱をし、その湯を風呂の湯や炊事洗濯の湯等に用いることができる。
特に、売電制度が廃止されたり、買電価格より売電価格が低くなったりしたときなどには、太陽光発電・太陽熱集熱ハイブリッド装置40の太陽光発電装置4,・・・により発電される余剰電力と、太陽光発電・太陽熱集熱ハイブリッド装置40の太陽熱集熱装置41,・・・により集熱される太陽熱を有効利用することもできることが、実施例1の作用効果と異なる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例1〜4に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、これら実施例1〜4に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例1〜4では、本発明の冷房排熱利用システムの説明を簡単に行えるように、建物1の構造などを単純化したが、これに限定されず、より複雑な構造で実施してもよい。
また、上記した実施例1〜4では、収納部としての収納庫5内に、ヒートポンプ装置8と貯湯槽6の他に、蓄電池7とパワーコンディショナー9も収納して実施したが、これに限定されず、蓄電池7とパワーコンディショナー9を収納せずに実施してもよいし、更に多くの建物用設備を収納して実施してもよい。
さらに、上記した実施例1〜4では、収納部としての収納庫5を建物1に隣接するように設けて実施したが、これに限定されず、建物1内に設けて実施してもよい。
また、上記した実施例1〜4では、空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機3を床下空間22内に設置して実施したが、これに限定されず、床上空間21に設置して実施してもよい。
さらに、上記した実施例1〜4では、需要蓄熱量(x)の指標となる時刻を翌日の17時としたが、これに限定されず、個々の生活習慣に合わせて設定すればよい。
1 建物
1A 建物本体
11 床部
11a 給気口
11b 排気口
21 床上空間
22 床下空間
3 エアコンディショナーの屋内機(空調装置)
3a 熱交換器
31 ダクト
32 ダクト
33 床下吹出部
4 太陽光発電装置
41 太陽熱集熱装置
40 太陽光発電・太陽熱集熱ハイブリッド装置
5 収納庫(収納部)
51 仕切材
52 仕切材
53 仕切材
53a 切欠
5A 収納部
5B 収納部
5C 収納部
5D 収納部
6 給湯装置の貯湯槽(蓄熱槽)
7 蓄電池
8 ヒートポンプ装置
8a 熱交換器
8b 熱交換器
8c 圧縮機
8d 膨張弁
81a 往路管(熱媒循環管路)
81b 復路管(熱媒循環管路)
82a 往路管(熱媒循環管路)
82b 復路管(熱媒循環管路)
83a 往路管(熱媒循環管路)
83b 復路管(熱媒循環管路)
9 パワーコンディショナー
10 冷房排熱利用システム
10a 記憶部
10b 演算部
10c 制御部
10d 入力装置(入力手段)
100 気象条件予報機関のサーバ
N 外部通信網
1A 建物本体
11 床部
11a 給気口
11b 排気口
21 床上空間
22 床下空間
3 エアコンディショナーの屋内機(空調装置)
3a 熱交換器
31 ダクト
32 ダクト
33 床下吹出部
4 太陽光発電装置
41 太陽熱集熱装置
40 太陽光発電・太陽熱集熱ハイブリッド装置
5 収納庫(収納部)
51 仕切材
52 仕切材
53 仕切材
53a 切欠
5A 収納部
5B 収納部
5C 収納部
5D 収納部
6 給湯装置の貯湯槽(蓄熱槽)
7 蓄電池
8 ヒートポンプ装置
8a 熱交換器
8b 熱交換器
8c 圧縮機
8d 膨張弁
81a 往路管(熱媒循環管路)
81b 復路管(熱媒循環管路)
82a 往路管(熱媒循環管路)
82b 復路管(熱媒循環管路)
83a 往路管(熱媒循環管路)
83b 復路管(熱媒循環管路)
9 パワーコンディショナー
10 冷房排熱利用システム
10a 記憶部
10b 演算部
10c 制御部
10d 入力装置(入力手段)
100 気象条件予報機関のサーバ
N 外部通信網
Claims (14)
- ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムであって、
記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、
前記記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を演算部により予測算出し、
制御部により、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱することを特徴とする冷房排熱利用システム。 - ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムであって、
記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、
前記記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び前記太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)を演算部により予測算出し、
制御部により、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱することを特徴とする冷房排熱利用システム。 - ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムであって、
記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、
前記記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び前記太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を演算部により予測算出し、
制御部により、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱することを特徴とする冷房排熱利用システム。 - ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用システムであって、
記憶部に記憶した翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出し、
前記記憶部に記憶した翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、前記太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)、及び前記太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を演算部により予測算出し、
制御部により、少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱することを特徴とする冷房排熱利用システム。 - 前記空調装置の前記ヒートポンプ装置は、前記給湯装置のヒートポンプ装置も兼ねたマルチ型のヒートポンプ装置であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の冷房排熱利用システム。
- 前記記憶部に記憶する前記予測生活パターンデータは、入力手段により予め入力したものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の冷房排熱利用システム。
- 前記気象条件予報データには、気象条件予報機関から自動的に受信したものを用いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の冷房排熱利用システム。
- 前記ヒートポンプ装置と、前記蓄熱槽とは、前記建物内又は前記建物に隣接して設けられた1つの収納部内に収納されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の冷房排熱利用システム。
- 前記収納部内は、前記ヒートポンプ装置と、前記蓄熱槽とが個別に収納可能なように仕切材で区画されていることを特徴とする請求項8に記載の冷房排熱利用システム。
- 前記ヒートポンプ装置と、前記蓄熱槽とは、前記収納部に予め収納されてユニット化されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の冷房排熱利用システム。
- ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法であって、
翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、
翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y)を予測算出する工程と、
少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成ることを特徴とする冷房排熱利用方法。 - ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法であって、
翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、
翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び前記太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)を予測算出する工程と、
少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成ることを特徴とする冷房排熱利用方法。 - ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法であって、
翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、
翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、及び前記太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を予測算出する工程と、
少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成ることを特徴とする冷房排熱利用方法。 - ヒートポンプ式の空調装置と、蓄熱槽を有する給湯装置と、太陽光発電装置と、太陽熱集熱装置とを備えた建物において、前記空調装置のヒートポンプ装置からの冷房排熱を利用して、前記蓄熱槽内に蓄熱することが可能な冷房排熱利用方法であって、
翌日の予測生活パターンデータに基づいて、翌日の所定時刻までの蓄熱に必要な需要蓄熱量(x)を予測算出する工程と、
翌日の気象条件予報データ及び前記予測生活パターンデータに基づいて、冷房排熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な排熱蓄熱量(y1)、前記太陽光発電装置により発電される余剰電力を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な余剰電力蓄熱量(y2)、及び前記太陽熱集熱装置により集熱される太陽熱を利用して前記蓄熱槽内に蓄熱可能な太陽熱蓄熱量(y3)を予測算出する工程と、
少なくとも、前記需要蓄熱量(x)よりも不足する不足蓄熱量(x−y1−y2−y3)を、当日から翌日にかけての深夜電力時間帯の電力によって前記蓄熱槽内に蓄熱する工程とから成ることを特徴とする冷房排熱利用方法。
Applications Claiming Priority (4)
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JP2014206134 | 2014-10-07 | ||
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