JP2014040262A - 折りたたみ可能な組立式横置き箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】
インナーケースを引出しとした段ボール製のアウターボックスとして有用な組立式横置き箱の提供。
【解決手段】
四角形の底板と、該底板の両側に形成された第1側板と、該第1側板と直交するよう前記底板の両側に形成された第2側板と、該第2側板の両側に形成された内側板および、前記第2側板に形成された折込み板と、前記第1側板の端縁に形成された折込み板とを備え、
折りたたみに際し、前記一方の第2側板に形成された折込み板を折込み、該第2側板を前記底板上に折込んだ上、前記第2側板の内側板を前記第2側板上に折込み、前記一対の第1側板をその上に折込み、また前記他方の第2側板に形成された折込み板を折込み、前記第2側板の内側板を前記第2側板上に折込み、
また前記第1側板および折込み板を前記底板の反対側に折込むようにしたことを特徴とする折りたたみ可能な組立式横置き箱。
【選択図】図2

Description

本発明は、ほぼ複層構造を有する組立式横置き箱に関し、なおかつ平たく折りたたむことができるようにした折りたたみ可能な組立式横置き箱を提供することを目的とするものである。
従来、衣服や靴類、その他の種々の製品を梱包するのに使用される組立式箱は、組立時に接着剤やホチキス等により四辺に配置された箱の側壁部分が堅固に接着されるので、一度組み立てられたら展開することが困難で、組立工場からユーザーの元へ運搬する際や、倉庫で保管する際などに嵩張ってしまって搬送効率が悪いという問題があった。
また、引出しを出し入れするための外箱(アウター)として従来から存在するものは、重ねて使用するために金具等で補強する必要があった。
そこで、特開2002−205734号公報(特許文献1参照)に示すように、四角形の底板と、前左右の本体部外側板と、本体部連結板と、前の本体部内側板とを有する箱部を備え、四角形の天板と、前左右の蓋部外側板と、蓋部連結板と、前の蓋部内側板とを有する蓋部を備え、箱部と蓋部が背面部外側片244を介して一体に形成され、背面部連結板を備える組立式箱であって、組立工程のロスが少なく、組立が容易な蓋部を有するものが提案されている。
特開2002−205734号公報
しかし、底板に折り目を介して一体に形成した対抗する一対の側板を三重構造とした本発明の組立式箱の場合には、上述のような従来技術を適用しても構造が複雑になってしまうので、従来技術を直ちに適用することは難しく、上述したように組立後に平板状に折り畳むことができずに、運搬時や保管時に嵩張ってしまうという問題があった。
本発明は、このような従来の技術の状況に鑑みて、組立工程のロスが少なく、組立が容易な、側板を少なくとも二重構造とし、底板を一重構造とした折りたたみ可能で、かつ小さく折りたためる折りたたみ可能な組立式横置き箱の提供を目的とする。
そして特に、インナーケースを引き出しとして使用するための段ボール製のアウターボックスとして有用な組立式横置き箱を提供しようとするものである。
上記従来の問題を解決するため本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱は、四角形の底板と、該底板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された対向する一対の第1側板と、該一対の第1側板と直交するよう前記底板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された対向する一対の第2側板と、それぞれの第2側板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された内側板および、前記第2側板に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板と、前記第1側板の端縁に折り目を介して一体に形成された第1側板折込み板とを備え、
組立に際し、前記一対の第2側板を底板から立ち上げ、前記内側板を底板を囲むように折込むとともに、前記第2側板折込み板を内向きに折込み、また前記一対の第1側板を前記内側板に沿うように底板から立ち上げ、前記第1側板折込み板をそれぞれ内向きに折込んで前記内側板を挟み付けるよう組み付けることにより組み立てられる組立式横置き箱であり、
折りたたみに際し、前記一方の第2側板に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板を折り目で折込み、該第2側板を前記底板上に折り目で折込んだ上、前記第2側板の両側の内側板を折り目で前記第2側板上に折込むとともに、前記一対の第1側板をその上に折込み、また前記他方の第2側板に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板を折り目で折込み、前記第2側板の両側の内側板を折り目で前記第2側板上に折込み、
また前記第1側板および第1側板折込み板を前記底板の上に折込むようにしたことを特徴とするものである。
本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記第2側板に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板は、縁取り状の細幅に形成され、かつその両側には延長片が付設され、前記第2側板折込み板をそれぞれ内向きに折込んで前記内側板とともに該延長片をも挟み付けるよう組み付けるようにしたことをも特徴とするものである。
本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記第2側板に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板は、前記第2側板とほぼ同じ形状に形成され、かつその両側には第2側板内側板が付設され、前記第2側板折込み板をそれぞれ内向きに折込んで前記内側板とともに該第2側板内側板をも挟み付けるように組み付けたことをも特徴とするものである。
本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記第2側板とほぼ同じ形状に形成された第2側板折込み板は、前記第2側板との間に補強板を介装した上で内向きに折込み、前記第2側板と第2側板折込み板との間で補強板を挟み付けるように組み付けたことをも特徴とするものである。
本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記第2側板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された内側板は、前記第2側板間の距離にほぼ等しいか、あるいは前記第2側板間の距離の半分の長さに形成され、前記第2側板間の距離にほぼ等しい場合は2重の構造に、前記第2側板間の距離の半分の長さにおいては1重の構造を有するようにしたことをも特徴とするものである。
本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記一方の第2側板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された内側板は、その折り目位置に連結片が付設され、前記他方の第2側板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された内側板の折り目位置には前記連結片を差込む連結孔が形成され、前記連結片をそれぞれ組立後に前記第2側板から突出するよう立上げ、次の組立式横置き箱の連結孔に差込んで複数の組立式横置き箱を連結できるようにしたことをも特徴とするものである。
本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記一対の第2側板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された内側板は、その折り目位置に別途用意した連結片を差込む連結孔が形成され、前記連結片をそれぞれ組立後に前記第2側板から突出するよう組み付け、次の組立式横置き箱の連結孔に差込んで複数の組立式横置き箱を連結できるようにしたことをも特徴とするものである。
本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記第2側板折込み板および前記第1側板折込み板の折り目は、易折りたたみ手段により折りたたみ易くしてあることをも特徴とするものである。
本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記易折りたたみ手段は、破線状の不連続な切込み、もしくは直線状の連続する切込み、型押しから選ばれたことをも特徴とするものである。
本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記第2側板の一方の内側板の折り目には、所定長の長孔が設けてあり、前記第2側板の他方の内側板の端部には、前記長孔に対応する位置に差込み片が設けてあり、前記長孔に前記差込み片を係合して係止することができるようにしてあることをも特徴とするものである。
本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、天板本体の幅方向の両側に天板本体とほぼ等しい面積の一対の折込み板が折り目を介して一体に形成され、また長さ方向の両側には差込み片が折り目を介して一体に形成された補強天板であって、該補強天板の天板本体に前記一対の折込み板を折り返し、また長さ方向の両側の差込み片をほぼ垂直に立ち上げ、予め組み立てられた組立式横置き箱の両側の前記第1側板と内側板との隙間に前記差込み片を差込むことにより、前記補強天板を組立式横置き箱の上端に一体的に組み付けるようにしたことをも特徴とするものである。
上述のように、本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱は、底板の上下あるいは左右にそれぞれ折り目を介して一体に形成されたそれぞれ対向する一対の側板部分は、搬送時に負荷がかかる部分が強固な構造となっており、衣服や靴類、その他の種々の製品を梱包するのに非常に便利なものとなっている。
また2段以上に積み上げる場合、金具等で補強する必要がなく、また連結したときの強度も十分である。
また、部品点数が削減でき、かつ組立工程が簡素化されるのでコストダウンが図れる。
しかも、単純な折曲加工のみにより箱を組み立てることができるので、マニュアルさえあれば誰でも簡単に組み立てることが可能である。
さらに、運搬や保管などをする際に、展開状態から簡単に平板状に折りたたむことができ、かつ折りたたんだ状態がコンパクトなので、搬送に便利なだけでなく、商品として店頭に並べる場合にも場所をとらないので大きなメリットを有している。
展開状態から平板状に折りたたむ場合の折り目も、ほとんど組立式横置き箱の強度には影響のない部位に形成してあるので、組立状態で運搬や保管などをする際にも強度上および外観上の問題はなんら生じない。
本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の第1の実施形態を示す展開図である。 その斜視図である。 その組立工程を示し、第2側板の一方を立ち上げた状態を示す斜視図である。 第2側板の他方を立ち上げた状態を示す斜視図である。 第2側板の他方に設けた両側の内側板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板の一方に設けた片方の内側板を内向きに折込みつつある状態を示す斜視図である。 第2側板の一方に設けた片方の内側板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板の一方に設けた他方の内側板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板の端辺の第2側板折込み板の両側の延長片を外向きに折返し状態を示す斜視図である。 その状態で第2側板折込み板および延長片を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第1側板の一方を立ち上げた状態を示す斜視図である。 第1側板の一方の第1側板折込み板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第1側板の他方を立ち上げ、第1側板折込み板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 単体の組立式横置き箱の使用状態を示す斜視図である。 組立式横置き箱の上面の両側から連結片を立ち上げた状態を示す斜視図である。 組立式横置き箱上に次の組立式横置き箱を搭載しようとする状態を示す斜視図である。 組立式横置き箱上に次の組立式横置き箱を搭載した状態を示す斜視図である。 組立式横置き箱を上下4段に連結した状態の斜視図である。 本実施形態に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の折りたたみ工程を示し、一方の第2側板の端辺の第2側板折込み板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板折込み板の延長片をさらに折込んだ状態の斜視図である。 一方の第2側板を内向きに折込んだ状態の斜視図である。 一方の第2側板の内側板を折返した状態の斜視図である。 第1側板を折込んだ状態を示す斜視図である。 他方の第2側板の内側板および第2側板折込み板の延長片を折込んだ状態の斜視図である。 一方の第2側板および底板を他方の第2側板の裏側に折返した状態の斜視図である。 折りたたみ工程の完成状態を示す斜視図である。 本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の第2の実施形態を示す展開図である。 その斜視図である。 その組立工程を示し、第2側板の一方を立ち上げた状態を示す斜視図である。 第2側板の他方を立ち上げた状態を示す斜視図である。 第2側板の両側の内側板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板折込み板の両側の延長片を外向きに折返した状態を示す斜視図である。 その状態で第2側板折込み板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第1側板の両方を立ち上げた状態を示す斜視図である。 第1側板の両方の第1側板折込み板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 単体の組立式横置き箱の使用状態を示す斜視図である。 組立式横置き箱の上面の両側から連結片を立ち上げた状態を示す斜視図である。 組立式横置き箱上に次の組立式横置き箱を搭載した状態を示す斜視図である。 組立式横置き箱を上下4段に連結した状態の斜視図である。 本実施形態に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の折りたたみ工程を示し、一方の第2側板の端辺の第2側板折込み板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板折込み板の延長片をさらに折込んだ状態の斜視図である。 一方の第2側板を内向きに折込んだ状態の斜視図である。 一方の第2側板の内側板を折返した状態の斜視図である。 第1側板を折込んだ状態を示す斜視図である。 他方の第2側板の内側板および第2側板折込み板の延長片を折込んだ状態を示す斜視図である。 一方の第2側板および底板を他方の第2側板の裏側に折返した状態の斜視図である。 折りたたみ工程の完成状態を示す斜視図である。 本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の第3の実施形態を示す展開図である。 その斜視図である。 その組立工程を示し、第2側板の一方を立ち上げた状態を示す斜視図である。 第2側板の内側に補強板をあてがった状態を示す斜視図である。 第2側板と第2側板折込み板で補強板を挟み込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板の他方を立ち上げ、第2側板と第2側板折込み板で補強板を挟み込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板折込み板の一方の内側板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板の一方に設けた内側板をその外側に内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 同様にして第2側板の他方を折込んだ状態を示す斜視図である。 第1側板の一方を立ち上げた状態を示す斜視図である。 第1側板折込み板を前記内側板を挟み付けるように内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板折込み板の他方の内側板を内向きに折込み、第2側板の一方に設けた内側板をその外側に内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第1側板の他方を立ち上げた状態を示す斜視図である。 第1側板折込み板の他方を前記内側板を挟み付けるように内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 組立式横置き箱の組立完了時の斜視図である。 単体の組立式横置き箱の使用状態を示す斜視図である。 組立式横置き箱の上面の両側から連結片を立ち上げ、次の組立式横置き箱を搭載しようとする状態を示す斜視図である。 組立式横置き箱上に次の組立式横置き箱を搭載した状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の折りたたみ工程を示し、第2側板の両側の内側板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板の端辺の第2側板折込み板を内向きに折込んだ状態を示す斜視図である。 第2側板折込み板の内側板を折込んだ状態の斜視図である。 第1側板を折込んだ状態の斜視図である。 折りたたみが完成した状態の斜視図である。 本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の第3の実施形態の変形例を示す展開図である。 最終の組立段階を示し、前記第1側板を前記第1側板折込み板とともに前記内側板に沿うように底板から立ち上げようとする状態の斜視図である。 組立式横置き箱の使用状態を示す斜視図である。 別途用意した連結片を連結孔に差込む状態を示す斜視図である。 別の組立式横置き箱の前記連結孔を前記連結片に差込む状態を示す斜視図である。 2段の組立式横置き箱の完成状態を示す斜視図である。 本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱に使用する補強天板の展開図である。 その斜視図である。 天板本体に一方の折込み板を折込んだ状態の斜視図である。 天板本体に他方の折込み板を折込んだ状態の斜視図である。 両側の差込み片をほぼ垂直に立ち上げた状態の斜視図である。 補強天板の差込み片を予め組み立てられた組立式横置き箱の両側の前記第1側板と内側板との隙間に差込む状態を示す斜視図である。 補強天板を組立式横置き箱に組み付けた状態の斜視図である。 2段に組み付けた組立式横置き箱の上端部分に、前記補強天板を組み付けた状態を示す斜視図である。
次に、本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の第1の実施形態を図1〜図28について説明する。それぞれ図1〜図18は組立式横置き箱の組立工程を、図19〜図28は組立式横置き箱の折りたたみ工程を示すものである。
図1および図2において、本実施例に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱10は、四角形の底板11と、該底板11の両側にそれぞれ折り目11a,11aを介して一体に形成された対向する一対の第1側板12,12と、前記第1側板12,12の端部にそれぞれ折り目12a,12aを介して一体に形成された端辺に係合突起19aを設けた第1側板折込み板19と、前記底板11に設けた前記第1側板12,12間の対向する辺にそれぞれ折り目11b,11cを介して一体に形成された第2側板15,16と、それぞれの第2側板15,16の両側にそれぞれ折り目15a,15a,16a,16aを介して一体に形成された内側板17−1,17−2と、前記第2側板15,16の側縁に折り目18aを介して一体に形成された第2側板折込み板18とを備えている。
本実施例の折りたたみ可能な組立式横置き箱10は、前記第2側板15の内側板17−1の折り目15a,15aの上部に所定長の長孔17aが、前記第2側板16内側板17−2の折り目16a,16aには所定の間隔で一対の所定長の長孔17cがそれぞれ設けてあり、前記第2側板15の内側板17−1の端部に突設した差込み片17dを第2側板16側の内側板17−2の折り目16a,16aの一対の所定長の長孔17cに係合して係止することができるようにしたものである。
したがって、この実施例における内側板17−1,17−2は2重の構造となる。
図において17bは、第2側板16側の内側板17−2の端部に形成した係合突起であり、前記第2側板15の内側板17−1の折り目15a,15aの上部に設けた長孔17aに係合して係止することができるようにしたものである。
本実施例の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記第2側板15,16に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板18は、その両側を延長した延長片18bが付設され、前記第1側板折込み板19をそれぞれ内向きに折込んで前記内側板17−1,17−2とともに該延長片18bをも挟み付けるようして組み付けることができるようにしたものである。
また、前記内側板17−1の折り目15a,15aの中央にはやや幅広の連結孔20bが形成され、また前記内側板17−2の折り目16a,16aの中央にはフック状の連結片20aが切抜き可能に設けてあり、該連結片20aを立ち上げて次の組立式横置き箱10の前記連結孔20bに係合して前記組立式横置き箱10を順次搭載することができるようにしたものである。
次に、前記組立式横置き箱10の組立工程について説明する。
組立に際しては図3に示すように、先ず前記一対の第2側板15,16の片方の第2側板15を折り目11bを介して底板11から立ち上げ、図4に示すように他方の第2側板16も折り目11cを介して立ち上げる。
次いで図5に示すように、前記第2側板16の両側の内側板17−2を折り目16a,16aを介して内向きに折込む。その際、第2側板16側の内側板17−2の端部に形成した係合突起17bは、前記第2側板15の内側板17−1の折り目15a,15aの上部に設けた長孔17aに係合して係止される。
その後図6に示すように、前記第1側板15の両側の内側板17−1も折り目15a,15aを介して内向きに折込む。その際、図7および図8に示すように、前記第2側板15の内側板17−1の端部に突設した差込み片17dを第2側板16側の内側板17−2の折り目16a,16aの一対の所定長の長孔17cに係合して係止する。
次に図9に示すように、前記第2側板15,16に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板18の両側を延長した延長片18bが外向きに折込まれ、図10に示すように前記第2側板折込み板18をそれぞれ内向きに折込むと、前記延長片18bは内側板(17−2)の内側に保持される。
次いで図11に示すように、前記一対の第1側板12,12の一方を前記内側板17−1に沿うように底板11から立ち上げ、図12に示すように前記第1側板折込み板19を内向きに折込んで前記内側板17−1(,17−2)および延長片18bを挟み付けるよう組み付ける。その際、前記係合突起19aは前記第2側板折込み板18の両側を延長した延長片18bの折り目位置に設けた凹溝19bに係合して係止される。
そして図13に示すように、前記一対の第1側板12,12の他方も前記内側板17−1に沿うように底板11から立ち上げ、前記第1側板折込み板19を内向きに折込んで前記内側板(17−1,17−2)および延長片(18b)を挟み付けるよう組み付けることにより組立工程は完了する。
図14は組み立てが完了した折りたたみ可能な組立式横置き箱10の使用状態を示すものである。
本実施例の組立式横置き箱10は、上下に積み重ねて多段の横置き箱として使用することができ、図15から図18はその積み重ね工程を示すものである。
すなわち、図15に示すように前記内側板17−2の折り目16a,16aの中央に設けたフック状の連結片20aを切抜いて立ち上げ、図16および図17に示すように次の組立式横置き箱10の前記連結孔20bに係合する。このように前記組立式横置き箱10を順次搭載すれば、図18に示すような4段の組立式横置き箱10が完成する。もちろん、1段から複数段まで自在に組み付けて使用することができる。10aは引出しである。
次に、前記組立式横置き箱10の折りたたみ工程について説明する。
折りたたみに際しては、図1および図2の展開状態から、図19に示すように先ず前記第2側板15に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板18を内向きに折込み、次いで図20に示すように第2側板折込み板18の両側を延長した延長片18bをその上に折込む。
その状態で図21に示すように、第2側板15を前記第2側板折込み板(18)とともに折り目11bで前記底板11の片面に重なるように折りたたみ、その上で図22に示すように、前記第2側板(15)の前記内側板17−1を第2側板(15)上に折り返す。
そして、図23に示すように、前記内側板(17−1,17−2)の上に第1側板12,12を折込む。
次に、図24に示すように、前記第2側板(16)の前記内側板17−2を第2側板(16)上に折込み、第2側板折込み板18上にその両側を延長した延長片(18b)を折り返す。次いで図25に示すように一方の第2側板(15)および底板(11)を他方の第2側板(16)の裏側に折返す。
こうすることにより、前記組立式横置き箱10は図26に示すように、前記内側板(17−1,17−2)および前記第2側板折込み板(18)を含めて平板状でかつ非常にコンパクトに折りたたむことができる。
以上の構成からなる本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱は、運搬や保管などをする際に、展開状態から簡単に平板状に折りたたむことができ、かつ折りたたんだ状態が非常にコンパクトなので、搬送に便利なだけでなく、例えばこれを商品として店頭に並べる場合にも場所をとらないので大きなメリットを発揮する。
また、展開状態から平板状に折りたたむ場合の折り目も、ほとんど組立式横置き箱の強度には影響のない部位に形成してあるので、組立状態で運搬や保管などをする際にも強度上の問題はなんら生じない。
次に、本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の第2の実施形態を図27〜図47について説明する。それぞれ図27〜図39は組立式横置き箱の組立工程を、図40〜図47は組立式横置き箱の折りたたみ工程を示すものである。
図27および図28において、本実施例に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱30は、四角形の底板31と、該底板31の両側にそれぞれ折り目31a,31aを介して一体に形成された対向する一対の第1側板32,32と、前記第1側板32,32の端部にそれぞれ折り目32a,32aを介して一体に形成された端辺に係合突起39aを設けた第1側板折込み板39と、前記底板31に設けた前記第1側板32,32間の対向する辺にそれぞれ折り目31b,31cを介して一体に形成された第2側板35,36と、それぞれの第2側板35,36の両側にそれぞれ折り目35a,35a,36a,36aを介して一体に形成された、前記第2側板35,36間の距離の半分の長さの内側板37−1,37−2と、前記第2側板35,36の側縁に折り目38aを介して一体に形成された第2側板折込み板38とを備えている。
本実施例の折りたたみ可能な組立式横置き箱30は、前記第2側板35の内側板37−1の端部に、外向きに拡がるテーパ片37bが突設してあり、他方前記第2側板36の内側板37−2の端部には前記テーパ片37aに対応する形状で、やや小さい面積の切欠き37cが設けてある。したがって、前記第2側板35,36の両側の内側板37−1,37−2の先端を互いに突き合わせた状態で、前記第2側板35の内側板37−1の端部に突設したテーパ片37aを第2側板36側の内側板37−2の端部に形成した切欠き37bに係合して係止することができるようにしたものである。
したがって、この実施例における内側板37−1,37−2は1重の構造となる。
本実施例の折りたたみ可能な組立式横置き箱において、前記第2側板35,36に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板38は、その両側を延長した延長片38bが付設され、前記第1側板32,32の前記第1側板折込み板39をそれぞれ内向きに折込んで前記内側板37−1,37−2とともに該延長片38bをも挟み付けるようして組み付けることができるようにしたものである。
また、前記内側板37−1の折り目35a,35aの中央にはやや幅広の連結孔40bが形成され、また前記内側板37−2の折り目36a,36aの中央にはフック状の連結片40aが切抜き可能に設けてあり、該連結片40aを立ち上げて次の組立式横置き箱30の前記連結孔40bに係合して前記組立式横置き箱30を順次搭載することができるようにしたものである。
次に、前記組立式横置き箱30の組立工程について説明する。
組立に際しては図29に示すように、先ず前記第2側板35を折り目31bを介して底板31から立ち上げ,図30に示すように、前記第2側板36を折り目31cを介して底板31から立ち上げる。
次いで図31に示すように、前記第2側板35,36の両側の内側板37−1,37−2を折り目35a,35a,36a,36aを介して内向きに折込む。その際、前記第2側板35,36の両側の内側板37−1,37−2は、その先端を互いに突き合わせた状態において、前記第2側板35の内側板37−1の端部に突設したテーパ片37aを第2側板36側の内側板37−2の端部に形成した切欠き37bに係合して係止することができる。
次に図32に示すように、前記第2側板35,36に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板38の両側を延長した延長片38bを外向きに折込み、図33に示すように前記第2側板折込み板38をそれぞれ内向きに折込むと、前記延長片38bは内側板37−1,37−2の内側に保持される。
次いで図34に示すように、前記一対の第1側板32,32を前記内側板37−1,37−2に沿うように底板31から立ち上げ、図35に示すように前記第1側板折込み板39を内向きに折込んで前記内側板37−1,37−2および延長片(38b)を挟み付けるよう組み付けることにより組立工程は完了する。
その際、前記係合突起39aは前記第2側板折込み板38の両側を延長した延長片38bの折り目位置に設けた凹溝39bに係合して係止される。
図36は組み立てが完了した折りたたみ可能な組立式横置き箱30の使用状態を示すものである。
本実施例の組立式横置き箱30は、上下に積み重ねて多段の横置き箱として使用することができ、図37から図39はその積み重ね工程を示すものである。
すなわち、図37に示すように前記内側板37−2の折り目36a,36aの中央に設けたフック状の連結片40aを切抜いて立ち上げ、図38に示すように次の組立式横置き箱30の前記連結孔40bに係合する。このように前記組立式横置き箱30を順次搭載すれば、図39に示すような4段の組立式横置き箱30が完成する。もちろん、1段から複数段まで自在に組み付けて使用することができる。30aは引出しである。
次に、前記組立式横置き箱30の折りたたみ工程について説明する。
折りたたみに際しては、図27および図28の展開状態から、図40に示すように先ず前記第2側板35に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板38を内向きに折込み、次いで図41に示すように第2側板折込み板38の両側を延長した延長片38bをその上に折込む。
その状態で図42に示すように、第2側板35を前記第2側板折込み板38とともに折り目31bで前記底板31の片面に重なるように折りたたみ、その上で図43に示すように、前記第2側板(35)の前記内側板37−1を第2側板(35)上に折り返す。
そして、図44に示すように、前記内側板(37)の上に第1側板32,32を折込む。
次に、図45に示すように、前記第2側板36に折り目を介して一体に形成された内側板37−2を内向きに折込むとともに、第2側板折込み板38の延長片38bも折込む。次いで図46に示すように一方の第2側板35および底板31を他方の第2側板36の裏側に折返すことにより、前記組立式横置き箱30は図47に示すように、前記内側板(37−1,37−2)および前記第2側板折込み板(38)を含めて平板状でかつ非常にコンパクトに折りたたむことができる。
本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の第3の実施形態を図48〜図70について説明する。それぞれ図48〜図65は組立式横置き箱の組立工程を、図66〜図70は組立式横置き箱の折りたたみ工程を示すものである。
図48および図49において、本実施例に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱50は、四角形の底板51と、該底板51の両側にそれぞれ折り目51a,51aを介して一体に形成された対向する一対の第1側板52,52と、前記第1側板52,52の端部にそれぞれ折り目52a,52aを介して一体に形成された端辺に係合突起59aを設けた、前記第1側板52,52とほぼ等しい長さの第1側板折込み板59と、前記底板51に設けた前記第1側板52,52間の対向する辺にそれぞれ折り目51b,51cを介して一体に形成された第2側板55,56と、それぞれの第2側板55,56の両側にそれぞれ折り目55a,55a,56a,56aを介して一体に形成された、前記第2側板55,56間の距離の半分の長さの内側板57−1,57−2と、前記第2側板55,56の側縁に折り目58aを介して一体に形成された、前記第2側板55,56の幅とほぼ等しい幅の第2側板折込み板58とを備えている。57−3はこの第2側板折込み板58の両側に折り目58bを介して一体に形成された内側板、57−3aは前記折り目58bの端部に設けた切込みである。
本実施例の折りたたみ可能な組立式横置き箱50は、前記第2側板55の内側板57−1と第2側板56の内側板57−2は互いに突き合う長さに形成してあり、また前記第2側板折込み板58の両側に設けた内側板57−3も互いに突き合う長さに形成してある。したがって、前記第2側板55,56および第2側板折込み板58をそれぞれ折込んだうえ、前記第2側板55,56の両側の内側板57−1,57−2の先端、および前記第2側板折込み板58の両側の内側板57−3を互いに突き合わせた状態で、前記第1側板52,52を外側に立ち上げ、また前記第1側板折込み板59を内側に折込んで前記係合突起59aを前記切込み57−3aに係合して係止することができるようにしたものである。
したがって、この実施例における内側板57−1,57−2,57−3は2重の構造となる。
61は前記第2側板55,56と前記第2側板折込み板58との間に挟み込む補強板である。
また、前記第2側板55の折り目55a,55aの中央には連結片60aが切抜き可能に設けてあり、また前記内側板57−2の折り目56a,56aの中央には連結孔60bが形成され、該連結片60aを立ち上げて次の組立式横置き箱50の前記連結孔60bに係合して前記組立式横置き箱50を順次搭載することができるようにしたものである。
次に、前記組立式横置き箱50の組立工程について説明する。
組立に際しては図50に示すように、先ず前記第2側板55を折り目51bを介して底板51から立ち上げる。
次いで図51に示すように、前記第2側板55の内側に補強板61をあてがい、図52に示すように、折り目58aで前記第2側板折込み板58を補強板61を挟むように折込む。
同様に、図53に示すように前記第2側板56を折り目51cを介して底板51から立ち上げた上、前記第2側板56の内側に補強板61をあてがい、折り目58aで前記第2側板折込み板58を折込み、補強板61を挟み付ける。
その後、図54に示すように、前記第2側板折込み板58の一方の内側板57−3を折り目58bを介して内向きに折込み、図55に示すように、前記第2側板55の一方の内側板57−1を折り目55aを介して前記内側板57−3の外側に沿うように折込む。
同様に、図56に示すように、前記第2側板56端部の第2側板折込み板58の一方の内側板57−3を折り目58bを介して内向きに折込んだ上、前記第2側板56の一方の内側板57−2を折り目56aを介して前記内側板57−3の外側に沿うように折込む。
図57に示すように、前記第2側板55,56の片側の一対の内側板57−3および内側板57−1,57−2をその先端を互いに突き合わせた状態において、前記第1側板52を前記第1側板折込み板59とともに前記内側板57−1,57−2に沿うように底板51から立ち上げ、図58に示すように前記第1側板52の第1側板折込み板59を折り目52aを介して内向きに折込んで前記内側板(57−1,57−2)および(57−3)を挟み付ける。その際、前記係合突起59aを前記切込み57−3aに係合して係止される。
また、図59に示すように、前記第2側板55,56端部の第2側板折込み板58の他方の内側板57−3を内向きに折込んだ上、前記第2側板55,56の他方の内側板57−1,57−2を前記内側板57−3の外側に沿うように折込む。
そして、図60に示すように、前記第1側板52を前記第1側板折込み板59とともに前記内側板(57−1,57−2)に沿うように折り目51aを介して底板51から立ち上げ、図61に示すように前記第1側板折込み板59を折り目52aを介して内向きに折込んで前記内側板(57−1,57−2)および(57−3)を挟み付ける。その際、前記係合突起59aを前記切込み(57−3a)に係合して係止することにより組立工程は完了する。
図62は組み立てが完了した折りたたみ可能な組立式横置き箱50を示し、図63にその使用状態を示すものである。
本実施例の組立式横置き箱50は、上下に積み重ねて多段の横置き箱として使用することができ。図64および図65はその積み重ね工程を示すものである。
すなわち、図64に示すように前記内側板(57−1)の折り目(55a,55a)の中央に設けた連結片60aを切抜いて立ち上げ、図65に示すように次の組立式横置き箱50の前記内側板(57−2)の折り目(56a,56a)の中央に設けた前記連結孔60bに係合する。
次に、前記組立式横置き箱50の折りたたみ工程について説明する。
折りたたみに際しては、図48および図49の展開状態から、図66に示すように先ず前記第2側板55の両側の内側板57−1を内向きに折込んだ上、図67に示すように前記第2側板55に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板58を内向きに折込み、次いで図68に示すように第2側板折込み板58の両側を延長した内側板57−3を内向きに折込む。
その状態で図69に示すように、前記底板51の上に第1側板52,52を折りたたむことにより、前記組立式横置き箱50は図70に示すように、前記内側板(57−1,57−2,57−3)および前記第2側板折込み板(58)を含めて平板状でかつ非常にコンパクトに折りたたむことができる。
本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱の第3の実施形態の変形例を、図71〜図76について説明する。
図71に示すようにこの変形例は、組立式横置き箱50の連結片60cをあらかじめ別個のものとして用意したものであり、前記第3の実施形態における連結片60aのあった箇所を連結孔60bとしたものである。
そして、図72に示すように、前記第1側板53を前記第1側板折込み板59とともに前記内側板57−1,57−2に沿うように底板51から立ち上げ、前記第1側板折込み板59を内向きに折込んで前記内側板57−1,57−2および57−3を挟み付ける。その際、前記連結孔60bは前記第1側板52の内側に配置されている。
図73は組立式横置き箱50の使用状態を示し、図74に示すように前記連結孔60bに連結片60cを差込んだ上、図75に示すように別の組立式横置き箱50の前記連結孔60bを前記連結片60cに差込む。図76にその完成状態を示す。
本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱に使用する補強天板を、図77〜図84について説明する。
図77、図78に示すようにこの補強天板70は、天板本体71の幅方向の両側に天板本体71とほぼ等しい面積の折込み板72,73が折り目72a,73aを介して一体に形成され、また長さ方向の両側には差込み片74が折り目74aを介して一体に形成されている。
前記補強天板70の組立は、図79に示すように天板本体71に重ねるように折り目72aを介して折込み板72を折込んで、次いで図80に示すように折り目73aを介して折込み板73を折り返す。その上で、図81に示すように折り目74aを介して両側の差込み片74をほぼ垂直に立ち上げる。
図82に示すように、前記両側の差込み片74をほぼ垂直に立ち上げた状態の補強天板70は、予め組み立てられた組立式横置き箱10の両側の前記第1側板12,12と内側板17との隙間に前記差込み片74を差込むことにより、図83に示すように一体的に組み付けられる。
図84は2段に組み付けた組立式横置き箱10の上端部分に、前記補強天板70を組み付けた状態を示す。
以上の構成からなる補強天板70によれば、組立式横置き箱10の上端部分の強度を大幅に向上させることができ、多少の重量物を置いても該補強天板70が変形することはほとんどない。
以上の各構成からなる本発明の折りたたみ可能な組立式横置き箱は、運搬や保管などをする際に、展開状態から簡単に平板状に折りたたむことができ、かつ折りたたんだ状態が非常にコンパクトなので、搬送に便利なだけでなく、例えばこれを商品として店頭に並べる場合にも場所をとらないので大きなメリットを発揮する。
また、展開状態から平板状に折りたたむ場合の折り目も、ほとんど組立式横置き箱の強度には影響のない部位に形成してあるので、組立状態で運搬や保管などをする際にも強度上の問題はなんら生じない。
本発明によれば、衣服や靴類、その他の大小さまざまな製品を別途用意した引出しに入れ、この引出しを出し入れ可能に収納するのに非常に便利な折りたたみ可能な組立式横置き箱を提供することができる。
その使用目的も、単なる保管は搬送のみならず、押入れや物置への収納保管や積み重ね、あるいはその他の種々の目的に使用することができる。
また、本発明に係る折りたたみ可能な組立式横置き箱は、厚板紙、段ボール又は合成樹脂板材からなる板状材をもって形成することができ、前記種々の用途に応じた素材で形成することができる。
10 組立式横置き箱
10a 引出し
11 底板
11a,11a,11b,11c 折り目
12,12 第1側板
12a,12a 折り目
15,16 第2側板
15a,15a,16a,16a 折り目
17−1,17−2 内側板
17a 長孔
17b 係合突起
17c 長孔
17d 差込み片
18 第2側板折込み板
18a 折り目
18b 延長片
19 第1側板折込み板
19a 係合突起
19b 凹溝
20a 連結片
20b 連結孔
30 組立式横置き箱
30a 引出し
31 底板
31a,31b,31c 折り目
32,32 第1側板
32a,32a 折り目
35,36 第2側板
35a,35a,36a,36a 折り目
37−1,37−2 内側板
37b テーパ片
37c 切欠き
38 第2側板折込み板
38b 折り目
38c 延長片
39 第1側板折込み板
39a 係合突起
39b 凹溝
40a 連結片
40b 連結孔
50 組立式横置き箱
51 底板
51a,51a,51b,51c 折り目
52,52 第1側板
52a,52a 折り目
55,56 第2側板
55a,55a,56a,56a 折り目
57−1,57−2、57−3 内側板
57−3a 切込み
58 第2側板折込み板
58a、58b 折り目
59 第1側板折込み板
59a 係合突起
60a 連結片
60b 連結孔
60c 連結片
61 補強板
70 補強天板
71 天板本体
72,73 折込み板
72a,73a 折り目
74 差込み片
74a 折り目

Claims (11)

  1. 四角形の底板と、該底板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された対向する一対の第1側板と、該一対の第1側板と直交するよう前記底板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された対向する一対の第2側板と、それぞれの第2側板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された内側板および、前記第2側板に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板と、前記第1側板の端縁に折り目を介して一体に形成された第1側板折込み板とを備え、
    組立に際し、前記一対の第2側板を底板から立ち上げ、前記内側板を底板を囲むように折込むとともに、前記第2側板折込み板を内向きに折込み、また前記一対の第1側板を前記内側板に沿うように底板から立ち上げ、前記第1側板折込み板をそれぞれ内向きに折込んで前記内側板を挟み付けるよう組み付けることにより組み立てられる組立式横置き箱であり、
    折りたたみに際し、前記一方の第2側板に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板を折り目で折込み、該第2側板を前記底板上に折り目で折込んだ上、前記第2側板の両側の内側板を折り目で前記第2側板上に折込むとともに、前記一対の第1側板をその上に折込み、また前記他方の第2側板に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板を折り目で折込み、前記第2側板の両側の内側板を折り目で前記第2側板上に折込み、
    また前記第1側板および第1側板折込み板を前記底板の上に折込むようにしたことを特徴とする折りたたみ可能な組立式横置き箱。
  2. 前記第2側板に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板は、縁取り状の細幅に形成され、かつその両側には延長片が付設され、前記第2側板折込み板をそれぞれ内向きに折込んで前記内側板とともに該延長片をも挟み付けるよう組み付けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ可能な組立式横置き箱。
  3. 前記第2側板に折り目を介して一体に形成された第2側板折込み板は、前記第2側板とほぼ同じ形状に形成され、かつその両側には第2側板内側板が付設され、前記第2側板折込み板をそれぞれ内向きに折込んで前記内側板とともに該第2側板内側板をも挟み付けるように組み付けたことを特徴とする請求項1に記載の折りたたみ可能な組立式横置き箱。
  4. 前記第2側板とほぼ同じ形状に形成された第2側板折込み板は、前記第2側板との間に補強板を介装した上で内向きに折込み、前記第2側板と第2側板折込み板との間で補強板を挟み付けるように組み付けたことを特徴とする請求項3に記載の折りたたみ可能な組立式横置き箱。
  5. 前記第2側板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された内側板は、前記第2側板間の距離にほぼ等しいか、あるいは前記第2側板間の距離の半分の長さに形成され、前記第2側板間の距離にほぼ等しい場合は2重の構造に、前記第2側板間の距離の半分の長さにおいては1重の構造を有するようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の折りたたみ可能な組立式横置き箱。
  6. 前記一方の第2側板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された内側板は、その折り目位置に連結片が付設され、前記他方の第2側板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された内側板の折り目位置には前記連結片を差込む連結孔が形成され、前記連結片をそれぞれ組立後に前記第2側板から突出するよう立上げ、次の組立式横置き箱の連結孔に差込んで複数の組立式横置き箱を連結できるようにしたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の折りたたみ可能な組立式横置き箱。
  7. 前記一対の第2側板の両側にそれぞれ折り目を介して一体に形成された内側板は、その折り目位置に別途用意した連結片を差込む連結孔が形成され、前記連結片をそれぞれ組立後に前記第2側板から突出するよう組み付け、次の組立式横置き箱の連結孔に差込んで複数の組立式横置き箱を連結できるようにしたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の折りたたみ可能な組立式横置き箱。
  8. 前記第2側板折込み板および前記第1側板折込み板の折り目は、易折りたたみ手段により折りたたみ易くしてあることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の折りたたみ可能な組立式横置き箱。
  9. 前記易折りたたみ手段は、破線状の不連続な切込み、もしくは直線状の連続する切込み、型押しから選ばれたことを特徴とする請求項8に記載の折りたたみ可能な組立式横置き箱。
  10. 前記第2側板の一方の内側板の折り目には、所定長の長孔が設けてあり、前記第2側板の他方の内側板の端部には、前記長孔に対応する位置に差込み片が設けてあり、前記長孔に前記差込み片を係合して係止することができるようにしてあることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の折りたたみ可能な組立式横置き箱。
  11. 天板本体の幅方向の両側に天板本体とほぼ等しい面積の一対の折込み板が折り目を介して一体に形成され、また長さ方向の両側には差込み片が折り目を介して一体に形成された補強天板であって、該補強天板の天板本体に前記一対の折込み板を折り返し、また長さ方向の両側の差込み片をほぼ垂直に立ち上げ、予め組み立てられた組立式横置き箱の両側の前記第1側板と内側板との隙間に前記差込み片を差込むことにより、前記補強天板を組立式横置き箱の上端に一体的に組み付けるようにしたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の折りたたみ可能な組立式横置き箱。
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