JP2014039991A - 直圧式ブラスト加工装置における噴射粒体供給方法及び直圧式ブラスト加工装置 - Google Patents

直圧式ブラスト加工装置における噴射粒体供給方法及び直圧式ブラスト加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】直圧式のブラスト加工装置において,微粉粒体を凝集させることなく噴射ノズルに供給する。
【解決手段】加圧タンク11と,前記加圧タンク11内の粒体が導入される粒体加速路12と,前記粒体加速路12と噴射ノズル40とを連通する粒体供給管13と,前記加圧タンク11及び前記粒体加速路12に圧縮気体2を導入する圧縮気体供給源(図示せず)を備えた直圧式のブラスト加工装置1において,前記加圧タンク11及び粒体加速路12に導入する圧縮気体の圧力を,所定の圧力差以上で繰り返し変動させる。この圧力変動により,粒体間の隙間に存在する気体が圧縮,膨張を繰り返して,粒体の凝集が防止されて流動性が確保される。
【選択図】図2

Description

本発明は,直圧式ブラスト加工装置に設けられた噴射ノズルに対して噴射粒体を供給する方法,及び前記方法を実現するための直圧式ブラスト加工装置に関し,より詳細には,直圧式のブラスト加工装置において微粉の噴射粒体の供給に使用するに適した粒体供給方法,及び直圧式ブラスト加工装置に関する。
なお,本発明において,「ブラスト加工」には,サンドブラスト,ショットブラスト,及びショットピーニングの他,粒体自体又は粒体の成分を被加工物の表面に付着乃至は拡散浸透させることを目的として行う粒体の噴射等,圧縮気体と共に粒体を噴射して行う加工乃至は処理方法全般を含む。
従来の一般的な直圧式のブラスト加工装置では,図9に示すように加圧タンク211の底部における粒体の堆積位置を,粒体導入孔212aを備えた管路を貫通させて,該管路によって粒体加速路212を形成し,前記加圧タンク211と前記粒体加速路212の一端212’にそれぞれ図示せざる圧縮気体供給源からの圧縮気体を供給することで,加圧タンク211内の粒体を粒体加速路212内に導入すると共に,粒体加速路212内を流れる圧縮気体流によってこの粒体を加圧すると共に加速して噴射ノズルに供給する粒体供給装置210を備えている。
このような粒体供給装置210を備えた直圧式ブラスト加工装置200として,図8に示す例では,前述した粒体加速路212の他端212bを,粒体供給管213を介して噴射ノズル240に連通すると共に,噴射ノズル240を収容した加工室230のホッパ233下端を,粒体回収管237を介して加圧タンク211の上方に配置したサイクロン222に連通すると共に,サイクロン222内を吸引する集塵機238を設けた構成としている。
そして,上記構成の直圧式ブラスト加工装置200において,集塵機238でサイクロン222内を吸引しつつ噴射ノズル240より粒体を噴射すると,噴射ノズル240より噴射された粒体は被加工物を切削した際に生じた切削粉等と共に粒体回収管237を介して加圧タンク211の上方に配置されたサイクロン222内に導入され,風力による選別によって再使用可能な粒体がサイクロン222の底部に設けた粒体タンク229内に回収される一方,切削粉などの粉塵は集塵機238に吸引されて除去できるようになっている。
そして,噴射によって加圧タンク211内の粒体が無くなると,加圧タンク211及び粒体加速路212に対する圧縮気体の導入を停止した後,粒体タンク229と加圧タンク211間に設けられたダンプバルブ227を開き,サイクロン222によって粒体タンク229内に回収された粒体を加圧タンク211内に導入した後,再度前記ダンプバルブ227を閉じて加圧タンク211と粒体加速路212内に圧縮気体を導入することで,加圧タンク211内の粒体を噴射ノズル240に圧送して噴射することができるようになっている。
以上のように構成された直圧式のブラスト加工装置200では,加圧タンク211内に導入された粒体は,加圧タンク211内の圧力によって圧縮されることとなるために粒子同士が結合して安定した状態となり流動性を失う結果,粒体加速路212に設けた粒体導入孔212a上の粒体が搬出されてしまうと,堆積した粒体にはすり鉢状の穴ができて粒体加速路212に対する更なる粒体の導入が起こらなくなり,加圧タンク211内に未だ粒体が残っているにも拘わらず,粒体を噴射ノズル240から噴射することができなくなる。
そのため,直圧式のブラスト加工装置200にあっては,粒体同士が結合すると共に凝集して流動性を失うことがないように,加圧タンク211に設けたノッカーやバイブレータによって振動を与えることで,粒体の流動性を確保することが一般に行われている。
しかし,このようなノッカーやバイブレータによる振動の付与は,平均粒子径が10μmを越える粒体に対しては有効であるが,平均粒子径10μm以下の粒体では,個々の粒体の質量が小さいため粒体間がファンデルワールス力によって結合すると分離することが難くなり,振動を与えても凝集した粒体は固まったまま安定した状態を維持し,粒体の供給不良が発生するという問題が生じる。
また,仮に粒体の供給を行うことができたとしても,粒体は凝集した塊の状態で噴射ノズル240より噴射されることとなるために,加工状態にばらつきが生じるという問題があった。
その一方で,近年における各種製品の小型軽量化に伴い,ブラスト加工に対しても微細,且つ精密な加工が要求されるようになっており,加工の際に使用する粒体の粒径の小径化が進むと共に,加工精度の向上が求められており,従来の供給方法で粒体の供給を行う場合にはこれらの要求に対応することができないことから,微粉粒体であっても,円滑且つ確実に噴射ノズルに定量の粒体を供給することができる直圧式ブラスト加工装置における噴射粒体の供給方法が要望されている。
このような微粉粒体の使用に伴う問題を解消するために,加圧タンクの底部に圧縮空気の噴射口を上向きに設け,この噴射口より圧縮空気を加圧タンク内に導入することで,タンク内の粒体を吹き上げると共に,吹き上がった粒体を,噴射口の上方に配置した粒体供給口を介して加圧タンク内の圧縮気体と共に搬出して噴射ノズルに供給することも提案されている(特許文献1参照)。
なお,微粉粒体の供給に関するものではないが,直圧式のブラスト加工装置に使用する粒体の定量供給装置として,加圧タンクの粒体層中にその一部が埋没された捕集回転盤を設け,該捕集回転盤の円周面に形成された計量用の凹部に入り込んで捕集された粒体を,捕集回転盤の円周面に近接して設けた粒体供給管の圧送口から加圧タンク外に圧送することで,定量の粒体を噴射ノズルに供給できるようにした定量供給装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2003− 25228号公報 特開2000−326230号公報
特許文献1として紹介した従来の粒体供給方法では,加圧タンクに対する圧縮空気の導入を,加圧タンクの低部に設けた噴射口を介して行うために,噴射口上に堆積した粒体を空気流によって舞い上げて拡散させると共に,この状態で加圧タンク内の圧力と共に前記噴射口の上方に配置された供給口を介して粒体を搬出するものであるため,噴射ノズルに対して円滑に噴射粒体を供給することができる。
しかし,この方法では加圧タンク内に残存する粒体の量が減少するに従い圧縮気体中に含まれる粒体量(粒体濃度)も減少するため,経時と共に噴射ノズルに対する粒体の供給量が変化してしまう。
また,この方法では,前述したように加圧タンク内で舞い上がり圧縮空気中に分散した状態にある粒体を加圧タンク外に搬出しようというものであり,特許文献2として紹介したように,堆積した状態にある粒体を定量ずつ計量して搬送する定量供給装置と組合せて使用することができず,粒体を常に一定した量で正確に供給することが困難である。
そこで本発明は,上記従来技術の欠点を解消するためになされたものであり,比較的簡単な方法により微粉粒体を使用する場合であっても粒体が凝集することを防止して,粒体の流動性を確保することのできる噴射粒体の供給方法,及び噴射粒体供給装置を提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本願発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するための,本発明の直圧式ブラスト加工装置1における粒体の供給方法は,加圧タンク11と,前記加圧タンク11内の粒体が導入される粒体加速路12と,前記粒体加速路12と噴射ノズル40とを連通する粒体供給管13と,前記加圧タンク11及び前記粒体加速路12に圧縮気体2を導入する圧縮気体供給源(図示せず)を備えた直圧式のブラスト加工装置1において,
前記加圧タンク11及び粒体加速路12に導入する圧縮気体の圧力を,所定の圧力差以上で繰り返し変動させることを特徴とする(請求項1)。
前記所定の圧力差は,これを0.03MPa以上とすることが好ましい(請求項2)。
また,前述の圧力変動は,1秒以下の間隔で行うことが好ましい(請求項3)。
上記いずれの粒体供給方法においても,外周面上に粒体捕集用の溝乃至は孔が所定のパターンで形成されたローラ142の前記外周面の一部を,前記加圧タンク11内の粒体層又は前記加圧タンク11より押し出された粒体層と接触するように配置すると共に,前記ローラ142の外周面の回転軌跡上に,該ローラ142の外周面に対する接線方向を長さ方向とするスリット状の前記粒体加速路12を形成し,前記ローラ142の回転によって前記粒体加速路12内に前記ローラ142の外周面に捕集された粒体を定量ずつ導入するように構成することができる(請求項4)。
また,前記加圧タンク11上に連通されたバッファー室21と,前記バッファー室21上に連通された粒体補充源(図示の例においてサイクロン)22を設ける共に,前記加圧タンク11と前記バッファー室21間を開閉する下側バルブ23と,前記バッファー室11と粒体補充源間を開閉する上側バルブ24と,前記バッファー室21内の加圧及び排気を行うバッファー室給排気手段25を設け,
前記加圧タンク11及び粒体加速路12に対する圧縮気体の導入中,
前記下側バルブ23を閉じ,上側バルブ24が開いた前記粒体補充源(サイクロン)22からの粒体が前記バッファー室21内に導入されている状態(図7のT1参照)から,
前記上側バルブ24を閉じ,前記バッファー室給排気手段25により前記バッファー室21内に圧縮気体を導入して加圧した後(図7のT2),
前記下側バルブ23を開いて前記バッファー室21内の粒体を前記加圧タンク11内に落下させ(図7のT3),
その後,前記下側バルブ23を再び閉じ,前記バッファー室給排気手段25により前記バッファー室21内の圧縮気体を放気した後(図7のT4),
前記上側バルブ24を開放して前記バッファー室21内に前記粒体補充源22内の粒体を導入する(図7のT1),前記一連の動作を繰り返すことにより,加圧タンク11に対して粒体を連続して導入することができる(請求項5)。
また,上記粒体の供給方法を実現する本発明の直圧式ブラスト加工装置1は,加圧タンク11と,前記加圧タンク11内の粒体が導入される粒体加速路12と,前記粒体加速路12と噴射ノズル40とを連通する粒体供給管13と,前記加圧タンク11及び前記粒体加速路12に圧縮気体を導入する圧縮気体供給源2を備えたブラスト加工装置1において,
前記加圧タンク11及び粒体加速路12に導入する圧縮気体の圧力を,所定の圧力差以上で繰り返し変動させる圧力変動手段(図示せず)を設けたことを特徴とする(請求項6)。
上記構成の直圧式ブラスト加工装置1において,前記加圧タンク11の出口11aに連通する導入路14aと,前記導入路14aと連通する円形のローラ室14bと,前記ローラ室14bの外周に対する接線方向に伸びる前記ローラ室14bと連通したスリット状の前記粒体加速路12が内部に形成されたケーシング141と,外周面上に粒体捕集用の溝乃至は孔が所定のパターンで形成され,前記ローラ室14b内で回転するローラ142を備えた定量供給装置14を前記加圧タンク11と前記粒体供給管13の間に設けることができる(請求項7)。
更に,前記加圧タンク11上に連通されたバッファー室21と,前記バッファー室21上に連通された粒体補充源(サイクロン)22を設けると共に,前記加圧タンク11と前記バッファー室21間を開閉する下側バルブ23と,前記バッファー室11と粒体補充源間を開閉する上側バルブ24と,前記バッファー室21内の加圧及び排気を行うバッファー室給排気手段25を設け,
前記加圧タンク11及び粒体加速路12に対する圧縮気体の導入中,前記上側及び下側バルブ23,24及びバッファー室給排気手段25の動作を制御して,
前記下側バルブ23を閉じ,上側バルブ24が開いた状態から,
前記上側バルブ24を閉じ,前記バッファー室給排気手段25により前記バッファー室21内に圧縮気体を導入して加圧させた後,
前記下側バルブ23を開いて前記バッファー室21内の粒体を前記加圧タンク11内に落下させ,
その後,前記下側バルブ23を再び閉じ,前記バッファー室給排気手段25により前記バッファー室21内の圧縮気体を放気させた後,
前記上側バルブ24を開放して前記バッファー室21内に前記粒体補充源22内の粒体を導入する,前記一連の動作を繰り返させる,マイクロコントローラ等の電子制御装置から成る制御手段26を設けた構成としても良い(請求項8)。
以上説明した本発明の構成により,本発明の直圧式ブラスト加工装置における粒体供給方法,及び前記方法を実施する直圧式ブラスト加工装置1によれば,以下の顕著な効果を得ることができた。
加圧タンク11及び粒体加速路12に導入する圧縮気体を,所定の圧力差以上で繰り返し変動させることで,粒体P間の隙間Sに存在する気体は,加圧時に圧縮されるが,減圧時には膨張して,結合しようとする粒体P間の隙間Sをファンデルワールス力に抗して拡張するように作用することから,加圧タンク11,及び粒体加速路12内に導入する圧縮気体の圧力を繰り返し変動させることで,微粉の粒体を使用する場合であっても,粒体間の気体の膨張,圧縮が繰り返されることにより凝集が生じず,粒体の流動性を確保できた。
特に,前述した圧力差を,0.03MPa以上とする場合,凝集防止の効果をより確実に発揮させることができた。
また,前述した圧力変動を1秒以下の間隔で行うことで,圧力変動と圧力変動との合間に一時的な凝集が生じることをも確実に防止することができた。
なお,本発明のブラスト加工装置では,加圧タンク11の底部に溜まった状態の粒体を噴射ノズル40に対して供給するものであることから,加圧タンク11と粒体供給管13との間に,外周面に粒体捕集用の溝や孔を有するローラ142を備えた前述の定量供給装置14を設けて正確に計量した粒体を噴射ノズル40に供給することが可能であった。
更に,前記加圧タンク11上に連通されたバッファー室21と,前記バッファー室21上に連通された粒体補充源(サイクロン)22を設けると共に,前記加圧タンク11と前記バッファー室21間を開閉する下側バルブ23と,前記バッファー室21と粒体補充源22間を開閉する上側バルブ24と,前記バッファー室21内の加圧及び排気を行うバッファー室給排気手段25,及びこれらの動作を制御する制御手段26を設けた構成にあっては,加圧タンク11内を加圧状態に維持しながら,粒体補充源22からの粒体を加圧タンク内に供給することが可能であり,噴射ノズル40による粒体の噴射を中断することなく粒体を連続して加圧タンク11に導入することが可能であった。
本発明の粒体供給方法を適用した直圧式ブラスト加工装置の概略説明図。 粒体供給装置の説明図。 粒体の模式図であり,(A)は多数集合状態,(B)は,圧力変動により(A)のうち破線で囲った部分の粒体P及び隙間Sに対する作用の説明図。 スリットノズルの参考斜視図。 粒体補充手段を備えた粒体供給装置の説明図。 粒体補充手段を備えた粒体供給装置の模式図。 粒体補充手段の各部の動作を示すタイムチャート。 従来の直圧式ブラスト加工装置の説明図。 従来の直圧式ブラスト加工装置の粒体供給装置部分の拡大説明図。
次に,本発明の実施形態につき添付図面を参照しながら以下説明する。
図1中,符号1は,本発明の粒体供給方法を適用した直圧式のブラスト加工装置であり,この直圧式ブラスト加工装置1は,加圧タンク11と粒体加速路12から成る粒体供給装置10と,前記粒体供給装置10より搬送された粒体を噴射ノズル40に導入する粒体供給管13,前記加圧タンク11と粒体加速路12に対して粒体加圧用の圧縮気体2を導入する図示せざる圧縮気体供給源,前記加圧タンク11内に粒体を補充する粒体補充手段20,及び前述の噴射ノズル40を備えている。
このうちの粒体供給装置10は,前述の粒体供給管13を介して噴射ノズル40に圧縮気体と共に粒体を供給するもので,粒体供給装置10を構成する加圧タンク11と粒体加速路12の双方に対し粒体加圧用の圧縮気体2を導入して加圧タンク11内の粒体を粒体加速路12に導入すると,粒体加速路12中を流れる圧縮気体によってこの粒体が加圧されると共に加速されて噴射ノズル40に対して供給することができるようになっている。
このような粒体供給装置10の構成としては,図9を参照して説明した従来の粒体供給装置210と同様,粒体導入孔212aを設けた管路を,加圧タンク211の底部における粒体の堆積位置を貫通して設け,該管路を前述した粒体加速路として設けても良いが,本実施形態にあっては,加圧タンク11の出口11aに粒体の定量供給装置14を設け,この定量供給装置14に,加圧タンク11より導入された粒体を加速する粒体加速路12を設けている。
このような定量供給装置14の構成として,本実施形態にあっては,図2に示すように加圧タンク11の底部を下向に向かって断面形状を細めるホッパ状に形成すると共に,加圧タンク11の最下端部に形成した出口11aに,前述の粒体加速路12が形成された定量供給装置14のケーシング141を取り付けている。
このケーシング141内には,前述の加圧タンク11の出口11aと連通する導入路14aと,後述するローラ142を収容するための円形の空間であるローラ室14b,及び前記ローラ室14bと連通する,前記ローラ室14bの外周に対する接線方向に伸びる,スリット状の粒体加速路12が設けられており,前記ローラ室14bにローラ142を収容することによって,導入路14aと粒体加速路12とが分離されるようになっている。
前述のローラ室14b内に収容されるローラ142の外周面には,粒体を捕集して計量するための溝や孔が所定の深さ及びパターンで形成されており,ローラ室内でローラ142が回転することで,加圧タンク11より導入路14a内に導入された粒体が回転するローラ142の表面に形成された溝や孔に捕集されると共に,このようにして捕集された粒体は,ローラ142が更に回転するとスリット状の粒体加速路12に導入されるようになっている。
従って,図1,2に示すように,加圧タンク11と定量供給装置14に設けた粒体加速路12のそれぞれに,図示せざる圧縮気体供給源からの粒体加圧用の圧縮気体2を導入することにより,ローラ142の表面に捕集された状態でスリット状の粒体加速路12内に導入された粒体は,粒体加速路12内を流れる圧縮気体によってローラ142の外周に形成された溝や孔より取り出されると共にこの圧縮気体流に乗って加圧,加速されて搬出され,粒体供給管13に導入されて噴射ノズル40より噴射される。
図示の実施形態にあっては,前述した粒体供給管13の一端13a側に図示せざる圧縮気体供給源より導入された粒体搬送用圧縮気体3を導入して,粒体供給管13の一端13a側から噴射ノズル40に向かう圧縮気体流を生じさせると共に,粒体加速路12からの粒体を,この粒体供給管13の中間位置に導入するように構成することで,粒体加速路12で加速された粒体を,粒体供給管13内の流れに合流させて噴射ノズル40に供給できるようにしている。
前述の加圧タンク11及び粒体加速路12内に導入される粒体加圧用の圧縮気体2の圧力は,所定の圧力差で繰り返し変動するようになっており,このような圧力変動を生じさせるために,図示せざる圧縮気体供給源,又は,圧縮気体供給源から加圧タンク11及び粒体加速路12に至る管路中に,図示せざる圧力変動手段を設ける。
このような圧力変動手段としては,圧縮気体供給源として例えばレシプロ型やベローズ型のコンプレッサを使用する場合のように,圧縮気体供給源自体が脈動する圧縮気体流を発生するものである場合には,圧縮気体供給源からの圧縮気体を整流せずに,又は,完全に整流することなく脈動を残したままで加圧タンク11や粒体加速路12に導入して前述した圧力変動を得るものとしても良く,また,圧縮気体供給源から加圧タンク11及び粒体加速路12に至る回路中に放気弁を設け,この放気弁を間欠的に開閉することによって前述の圧力変動を得るものとしても良く,更には,圧縮気体供給源から加圧タンク11及び粒体加速路12に至る回路中に,流路面積の異なる二つの管路を並列に接続し,いずれか一方の流路の開閉を繰り返すことにより,又は,いずれか一方の流路のみを交互に開くことにより,前述した圧力変動を得るものとしても良く,又電空レギュレータを使用してシーケンサからの指令により電空レギュレータの圧力を一定間隔で変動させても良く、加圧タンク11及び粒体加速路12に導入される粒体加圧用の圧縮気体2に所定の圧力変動が得られるものであれば,如何なる構成を対用するものとしても良い。
例えば,シーケンサからの信号により圧力を設定可能な電空レギュレータ(SMC製ITV3030)を使用してシーケンサからの指令で圧力を一定間隔で上下させることができる。
このように,加圧タンク11及び粒体加速路12に導入する圧縮気体の圧力に変動を繰り返させることで,加圧タンク11から,噴射ノズル40に至る粒体の搬送路内における圧力が一定せずに変動が繰り返されることとなる。
その結果,一例として堆積状態にある粒体Pは,各粒体Pの隙間Sに図3(A)に示すように気体を閉じ込めた状態となっているが,この気体Sが加圧用の圧縮気体2の圧力変動に伴い,圧力が高い状態では圧縮され,圧力が低くなると膨張して粒体P間の隙間Sを拡張するように作用するために〔図3(B)参照〕,このような圧縮と膨張を繰り返すことで,微粉粒体を使用した場合であっても,粒体同士が凝集して塊となることがない。
このように,加圧タンク11及び粒体加速路12内に導入する圧縮気体の圧力変動は,高圧時と低圧時の圧力差が少ないと,粒体Pの隙間Sの気体の膨張と収縮も僅かとなるために凝集を防止する効果が弱まることから,好ましくは0.03MPa以上の圧力差が生じるようにする。
また,圧力変動の間隔を長く取る場合,変化と変化の合間において粒体の凝集が生じ得ると共に,この期間,粒体の噴射を行うことができなくなる場合があることから,高圧状態と低圧状態間の切り換えは,1秒以下の間隔で行うことが好ましい。
以上のようにして,噴射ノズル40に搬送された粒体は,圧縮気体と共に凝集が生じていない,個々の粒体が分離した状態で加工室内で噴射され,被加工物の加工が行われる。
前記加圧タンク11に対する粒体の補充は,前述した粒体補充手段20によって行われ,この粒体補充手段20は,粒体補充源22と,前記粒体補充源22と加圧タンク11間を開閉して加圧タンク11に対する粒体の導入を制御するダンプバルブ27等の開閉手段を少なくとも含む。
図1に示す実施形態にあっては,噴射ノズル40を収容した加工室30に設けたホッパ33の下端を粒体回収管37を介してサイクロン22に連通すると共に,このサイクロン22に集塵機38を連通してサイクロン22内を吸引することができるように構成することで,加工室30内で噴射された粒体は,切削粉等と共にサイクロン22に導入され,再使用可能な粒体はサイクロンの底部に設けた粒体タンク29内に回収される一方,切削粉等の粉塵は集塵機38によって除去回収できるようにすることで,このサイクロン22で回収した粒体を,加圧タンク11に補充するようにした。
従って,図示の実施形態では,いずれもこのサイクロン22が加圧タンク11に対する粒体補充源となる。
噴射ノズル40に対する粒体の供給は,加圧タンク11内に投入した所定量の粒体の供給が完了する迄を1回として,1回分の粒体の供給が終了する度に作業を停止して加圧タンク11に対して粒体を投入する,バッチ式の作業としても良い。
この場合には,図1に示すように加圧タンク11と前述のサイクロン22とを粒体タンク29を介して連通すると共に,加圧タンク11と粒体タンク29間を開閉するダンプバルブ27を設けておき,1回分の粒体の噴射が終了する毎にダンプバルブ27を開いて加圧タンク11に1回分の粒体を落下させるようにしても良い。
この場合には,前述したサイクロン22,粒体タンク29,及びダンプバルブ27が,加圧タンク11に対して粒体を補充する前述の粒体補充手段20となる(図1,2参照)。
また,この粒体補充手段20は,前述したバッチ式の構成に代え,粒体の噴射を停止することなく,加圧タンク11に対して連続的に粒体の補充を行うことができるようにすることもできる。
このような粒体補充手段20として,図5及び図6に示す構成例では,前述の加圧タンク11とサイクロン22との間にバッファー室21を設け,加圧タンク11とバッファー室21間を開閉する下側バルブ23を設けると共に,バッファー室21とサイクロン22間に,両者間を開閉する上側バルブ24を設けている。
そして,バッファー室21内の加圧と放気を行う給排気手段25を設けると共に,前記上側及び下側バルブ23,24と給排気手段25の動作を制御する,シーケンサやマイクロコントローラ等の電子制御装置で構成された制御手段26を設け,これらによって前述の粒体補充手段20を構成することで,加圧タンク11内を加圧された状態に維持しつつ,加圧タンク11内に粒体の補充をできるようにして,噴射ノズル40より粒体を連続して噴射できるようにした。
ここでは,シーケンサを使用して電子制御にてタイミングを制御している。
このような連続噴射を可能とするための,前述の制御手段26による各部の制御の状態を図7にタイムチャートで示す。
図7に示すように,粒体補充手段20は,ブラスト加工装置1の停止状態において,粒体加圧用の圧縮気体2及び粒体搬送用の圧縮気体3のいずれも供給されていない状態にあると共に,上側,下側いずれのバルブ23,24共に開状態で,バッファー室21内は無加圧状態にある(図7のT0)。
また,上側及び下側の両バルブ22,23が開放していることにより,サイクロン22及びバッファー室21内に存在していた粒体は,全て加圧タンク11内に落下した状態にある。
この状態で,ブラスト加工装置1を始動すると,制御手段26は下側バルブ23を閉じると共に,粒体供給管13の一端13aより粒体搬送用の圧縮気体3の導入開始と,加圧タンク11及び粒体加速路12に対する粒体加圧用の圧縮気体2の導入を開始して,加圧タンク11から噴射ノズル40に至る粒体搬送路内の圧力が上昇して,噴射ノズル40より粒体の噴射が開始される(図7のT1)。
粒体の噴射を開始した後,所定の時間が経過すると,制御手段26は開いていた上側バルブ24を閉じると共に,バッファー室21に対して圧縮気体を導入して,バッファー室21内の圧力を加圧タンク11内の圧力と同圧力となる迄上昇させる(図7のT2)。
このようにして,バッファー室21内の圧力が加圧タンク11内の圧力と同圧となる迄上昇すると,制御手段26は下側バルブ23を開き,バッファー室21内の粒体を加圧タンク11内に落下させて,加圧タンク11内に噴射によって減少した分の粒体を補充する(図7のT3)。
加圧タンク11に対する粒体の補充が終了すると,制御手段26は開いていた下側バルブ23を閉じると共に,バッファー室21内を放気する(図7のT4)。
バッファー室21内の放気が終了すると,制御手段26は上側バルブ24を開き,バッファー室21内にサイクロン22で回収された粒体を落下させ(図7のT1),以後,前述した動作を繰り返すことで,加圧タンク11内を加圧状態に維持したまま,加圧タンク11に対して粒体の補充を行うことで,噴射ノズル40からの研磨材の噴射を連続して行うことができるようにしている。
なお,ブラスト加工装置1の停止時にあっては,粒体供給管13に対する粒体圧送用の圧縮気体3の導入と,加圧タンク11及び粒体加速路12に対する粒体加圧用の圧縮気体2の導入をいずれも停止すると共に,バッファー室21内を放気し,その後,上側,下側バルブ23,24がいずれも開いて,初期状態(図7のT0)に復帰する。
次に,本発明の直圧式ブラスト加工装置1を使用して加工を行った加工実施例につき,以下に説明する。
なお,加工条件はそれぞれ以下の通りである。
〔加工例1〕
使用粒体:アルミナ#5000(平均粒径:3μm)
使用圧縮気体:高圧エアー
圧力1:0.23MPaと0.28MPaの圧力を1秒サイクルで変動させた
圧力2:0.2MPa
粉体供給量:30g/min
加工基板:シリコンウェハー
使用ドライフィルム:NCM155(ニチゴー・モートン株式会社製)
ノズル移動速度:8m/min
ノズル移動幅200mm
ノズル距離:100mm
ノズル口径:φ8mm
コンベア移動速度:20mm/min
コンベアパス数:8パス
切削加工深さ30μm
〔加工例2〕
使用粒体:平均粒径1.8μmの銅粉末(エプソンアトミックス製超微細Cu粉PF-1F)
使用圧縮気体:窒素ガス
ガス圧1:0.23MPaと0.26MPaの圧力を0.7秒サイクルで変動させる
ガス圧2:0.2MPa
粒体供給量:120g/min
加工基板:アルミナ
使用ドライフィルム:NCM155(ニチゴー・モートン株式会社製)
ノズル移動速度:8m/min
ノズル移動幅200mm
ノズル距離:10mm
ノズル口径:1mmスリット30mm幅のスリットノズル
コンベア移動速度:5mm/min
コンベアパス数:1パス
銅厚み:約6μm
〔加工例3〕
使用粒体:平均粒径2.5μmガラスフリット(旭硝子製ASF-6001)
使用圧縮気体:高圧エアー
圧力1:0.23MPaと0.28MPaの圧力を0.5秒サイクルで変動させる
圧力2:0.2MPa
粒体供給量:120g/min
加工基板:ステンレス
使用ドライフィルム:NCM155(ニチゴー・モートン株式会社製)
ノズル移動速度:8m/min
ノズル移動幅200mm
ノズル距離:10mm
ノズル口径:1mmスリット30mm幅のスリットノズル
ノズル往復:30往復
ガラス厚み:約10μm
なお,上記条件において,
「圧力1」は,加圧タンク11及び粒体加速路12に導入した粒体加圧用の圧縮気体(図1,2中の符号「2」)の圧力であり,「圧力2」は,粒体供給管13の一端に導入した粒体搬送用の圧縮気体(図1,2中の符号「3」)の圧力である。
また,「ノズル口径」における「スリットノズル」は,図4に示すように,スリット状の噴射口を備えたノズルに対する説明である。
以上の条件で加工した結果,いずれの加工例においても凝集による粒体の供給不良の発生は確認できず,且つ,凝集した粒体の噴射も確認されなかった。
また,被加工物に対する加工状態も良好で,加工むら等の加工不良の発生も確認できず,本発明の方法が微粉粒体の搬送に好適であることが確認された。
1(直圧式)ブラスト加工装置
2 圧縮気体 (粒体加圧用)
3 圧縮気体(粒体搬送用)
10 粒体供給装置
11 加圧タンク
11a 出口
12 粒体加速路(スリット)
13 粒体供給管
13a 一端(粒体供給管の)
13b 他端(粒体供給管の)
14 定量供給装置
14a 導入路
14b ローラ室
141 ケーシング
142 ローラ
20 粒体補充手段
21 バッファー室
22 サイクロン(粒体補充源)
23 下側バルブ
24 上側バルブ
25 バッファー室給排気手段
26 制御手段
27 ダンプバルブ
28 バイブレータ
29 粒体タンク
30 加工室
33 ホッパ
37 粒体回収管
38 集塵機
39 コンベア
40 噴射ノズル
P 粒体
S 隙間
200 (直圧式)ブラスト加工装置
210 粒体供給装置
211 加圧タンク
212 粒体加速路
212a 粒体導入孔
212’ 一端(粒体加速路の)
212b 他端(粒体加速路の)
213 粒体供給管
222 サイクロン
227 ダンプバルブ
230 加工室
233 ホッパ
237 粒体回収管
238 集塵機
240 噴射ノズル

Claims (8)

  1. 加圧タンクと,前記加圧タンク内の粒体が導入される粒体加速路と,前記粒体加速路と噴射ノズルとを連通する粒体供給管と,前記加圧タンク及び前記粒体加速路に圧縮気体を導入する圧縮気体供給源を備えた直圧式のブラスト加工装置において,
    前記加圧タンク及び粒体加速路に導入する圧縮気体の圧力を,所定の圧力差以上で繰り返し変動させることを特徴とする直圧式ブラスト加工装置における粒体の供給方法。
  2. 前記所定の圧力差を,0.03MPa以上とすることを特徴とする請求項1記載の直圧式ブラスト加工装置における粒体供給方法。
  3. 前記圧力変動を,1秒以下の間隔で行うことを特徴とする請求項1又は2記載の直圧式ブラスト加工装置における粒体供給方法。
  4. 外周面上に粒体捕集用の溝乃至は孔が所定のパターンで形成されたローラの前記外周面の一部を,前記加圧タンク内の粒体層又は前記加圧タンクより押し出された粒体層と接触するように配置すると共に,前記ローラの外周面の回転軌跡上に,該ローラの外周面に対する接線方向を長さ方向とするスリット状の前記粒体加速路を形成し,前記ローラの回転によって前記粒体加速路内に前記ローラの外周面に捕集された粒体を定量ずつ導入することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の直圧式ブラスト加工装置1における粒体供給方法。
  5. 前記加圧タンク上に連通されたバッファー室と,前記バッファー室上に連通された粒体補充源を設ける共に,前記加圧タンクと前記バッファー室間を開閉する下側バルブと,前記バッファー室と粒体補充源間を開閉する上側バルブと,前記バッファー室内の加圧及び排気を行うバッファー室給排気手段を設け,
    前記加圧タンク及び粒体加速路に対する圧縮気体の導入中,
    前記下側バルブを閉じ,上側バルブが開いた前記粒体補充源からの粒体が前記バッファー室内に導入されている状態から,
    前記上側バルブを閉じ,前記バッファー室給排気手段により前記バッファー室内に圧縮気体を導入して加圧した後,
    前記下側バルブを開いて前記バッファー室内の粒体を前記加圧タンク内に落下させ,
    その後,前記下側バルブを再び閉じ,前記バッファー室給排気手段により前記バッファー室内の圧縮気体を放気した後,
    前記上側バルブを開放して前記バッファー室内に前記粒体補充源内の粒体を導入する,前記一連の動作を繰り返すことにより,加圧タンクに対して粒体を連続して導入することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の直圧式ブラスト加工装置における粒体供給方法。
  6. 加圧タンクと,前記加圧タンク内の粒体が導入される粒体加速路と,前記粒体加速路と噴射ノズルとを連通すると粒体供給管と,前記加圧タンク及び前記粒体加速路に圧縮気体を導入する圧縮気体供給源を備えたブラスト加工装置において,
    前記加圧タンク及び粒体加速路に導入する圧縮気体の圧力を,所定の圧力差以上で繰り返し変動させる圧力変動手段を設けたことを特徴とする直圧式ブラスト加工装置。
  7. 前記加圧タンクの出口に連通する導入路と,前記導入路と連通する円形のローラ室と,前記ローラ室の外周に対する接線方向に伸びる前記ローラ室と連通したスリット状の前記粒体加速路が内部に形成されたケーシングと,外周面上に粒体捕集用の溝乃至は孔が所定のパターンで形成され,前記ローラ室内で回転するローラを備えた定量供給装置を前記加圧タンクと前記粒体供給管の間に設けたことを特徴とする請求項6記載の直圧式ブラスト加工装置。
  8. 前記加圧タンク上に連通されたバッファー室と,前記バッファー室上に連通された粒体補充源を設けると共に,前記加圧タンクと前記バッファー室間を開閉する下側バルブと,前記バッファー室と粒体補充源間を開閉する上側バルブと,前記バッファー室内の加圧及び排気を行うバッファー室給排気手段を設け,
    前記加圧タンク及び粒体加速路に対する圧縮気体の導入中,前記上側及び下側バルブ及びバッファー室給排気手段の作を制御して,
    前記下側バルブを閉じ,上側バルブが開いた状態から,
    前記上側バルブを閉じ,前記バッファー室給排気手段により前記バッファー室内に圧縮気体を導入して加圧させた後,
    前記下側バルブを開いて前記バッファー室内の粒体を前記加圧タンク内に落下させ,
    その後,前記下側バルブを再び閉じ,前記バッファー室給排気手段により前記バッファー室内の圧縮気体を放気させた後,
    前記上側バルブを開放して前記バッファー室内に前記粒体補充源内の粒体を導入する,前記一連の動作を繰り返させる制御手段を設けたことを特徴とする請求項6又は7記載の直圧式ブラスト加工装置。
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