JP2014037262A - 板状物品用の包装構造、包装容器および個包装 - Google Patents

板状物品用の包装構造、包装容器および個包装 Download PDF

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Abstract

【課題】密閉状態で個包装できる板状物品用の包装構造、包装容器および個包装を提供する。
【解決手段】板状物品用の包装構造は、非通気性のフィルムにより形成され複数の収容室5を個別に密閉する包装ベース3と、収容室5が個々に分離できるように包装ベース3に形成されたカットライン7と、包装ベース3を折り畳むための折り畳み部8と、各収容室5に対応して個々に設けられ収容室5を開封するための開封構造9と、を有する。折り畳み部8は、カットライン7に沿って隣接する収容室5の間に設けられ、互いに対向する一方の収容室5の一方側辺部13と他方の収容室5の他方側辺部14とをオーバーラップさせるように折り畳むために設けられている。包装ベース3を外箱に格納して、包装容器を構成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、板状物品用の包装構造、包装容器および個包装に関する。
従来より、ガム等の板状物品を個包装することが行われている。例えば、特許文献1には、個包装を2つの包装材により構成し、板状食品の長手方向中間部において、2つの包装材をオーバーラップさせることが提案されている。このように個包装された板状食品を複数個並べて外箱内に収納する。一方の包装材を外箱に固定した状態で、他方の包装材を引っ張ることで、容易に開封することができる。
特開2011−126564号公報
しかし、特許文献1では、個包装の2つの包装材は、素材が紙材料で作られており、通気性があった。また、2つの包装材は、互いにオーバーラップした部分で引っ掛けられているだけであったので、食品の風味が長持ちするように、気密性の向上が要望されていた。
そこで、この発明の目的は、密閉状態で個包装できる板状物品用の包装構造、包装容器、および個包装を提供することである。
請求項1記載の発明は、板状物品用の包装構造であって、非通気性のフィルムを含み、複数の収容室を整列して区画し、前記各収容室を個別に密閉する構造の包装ベースと、前記収容室が個々に分離できるように前記包装ベースに形成されたカットラインと、前記カットラインに沿って隣接する前記収容室の間に設けられ、一方の収容室の隣接する他方の収容室に臨む一方側辺部と、他方の収容室の隣接する一方の収容室に臨む他方側辺部とをオーバーラップさせるように折り畳むための折り畳み部と、前記各収容室に対応して個々に設けられ、前記収容室を開封するための開封構造と、を有することを特徴とする板状物品の包装構造である。
請求項2記載の発明は、前記包装ベースは、前記収容室と収容室との間を区画するシール領域を有し、前記カットラインは、前記包装ベースの一端縁から切り込まれて前記シール領域を延び、前記包装ベースの一端縁と反対側の他端縁近傍まで形成されており、かつ、前記他端縁近傍のカットライン先端には、当該カットラインに直交方向の折り畳み用サブカットが設けられ、逆T字状カットラインとされていることを特徴とする、請求項1記載の包装構造である。
請求項3記載の発明は、前記包装ベースは、前記各収容室に対応して、前記収容室の長手方向一端側から前記収容室を途中部まで覆う固定側収容室形成部材と、前記収容室の長手方向他端側から前記収容室を覆い、前記固定側収容室形成部材と接合される開封側収容室形成部材とを含み、前記開封構造は、前記接合に用いられる弱シール部を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の包装構造である。
請求項4記載の発明は、前記開封構造は、前記弱シール部が合掌貼りにより形成されていることを特徴とする、請求項3記載の包装構造である。
請求項5記載の発明は、前記フィルムは、樹脂製透明フィルムを含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装構造である。
請求項6記載の発明は、紙製ブランクが組み立てられて形成され、個包装された複数個の板状物品を整列して収納するための収納室を有し、前記収納室の少なくとも上面および前面上部に形成された開口と、前記開口を覆う蓋とを含む外箱と、前記外箱内に収納される板状物品用の個包装であって、非通気性のフィルムにより形成され、前記板状物品を長手方向一端側から途中部まで収容するための収容半室を形成する第1包装部材、非通気性のフィルムにより形成され、前記板状物品を長手方向他端側から途中部までを収容するための収容半室を形成する第2包装部材、および前記第1包装部材および前記第2包装部材を接合する弱シール部を含む個包装とを有することを特徴とする、包装容器である。
請求項7記載の発明は、前記弱シール部は、合掌貼りにより形成されていることを特徴とする請求項6記載の包装容器である。
請求項8記載の発明は、前記個包装は、透明フィルムにより形成されていることを特徴とする請求項6または7記載の包装容器である。
請求項9記載の発明は、板状物品用の個包装であって、非通気性フィルムにより形成され、板状物品を密閉して収容する収容室を形成し、前記収容室の少なくとも長手方向に沿った両側は、前記フィルム同士が張り合わされたシール部により密封されており、前記フィルムの一端は、前記収容室から浮き上がった開封開始片とされており、当該開封開始片をつまんで引っ張ることにより、前記収容室の長手方向に沿った両側の前記シール部が剥がれて開封できることを特徴とする、板状物品用の個包装である。
請求項1記載の発明によれば、複数の板状物品をそれぞれ密閉状態で個包装することができる。従って、板状物品の品質を長期間維持させることができる。また、個包装された複数の板状物品を一体的に扱うことができ、しかも、折り畳み部のオーバーラップにより、包装ベースの外形を小さくできるので、外箱等に入れ易く、整列して納まる。
請求項2記載の発明によれば、収容室を確実に密閉できる。しかも、逆T字状カットラインにより、折り畳み部のオーバーラップを形成し易い。
請求項3記載の発明によれば、固定側収容室形成部材を外箱に接着するなどして固定した状態で、開封側収容室形成部材を引っ張ると、弱シール部での接合を解除することができるので、板状物品を取り出すことができる。このとき、板状物品の一端側を露出させつつ、板状物品の他端側を開封側収容室形成部材で覆った状態にできるので、板状物品に直接手を触れずに取り扱うのに都合がよい。
請求項4記載の発明によれば、合掌貼りの弱シール部により板状物品の個包装を容易に開封できる。
請求項5記載の発明によれば、透明フィルムを通じて包装状態の板状物品を見ることができる。
請求項6記載の発明によれば、複数の板状物品をそれぞれ密閉状態で個包装でき、さらに外箱内に収納できる。従って、板状物品の品質を長期間維持させることができる。また、例えば、第1包装部材を箱に接着するなどして固定した状態で、第2包装部材を引っ張ることで、弱シール部での接合を解除して、開封することができる。このとき、板状物品の端部を露出させつつ、板状物品を第2包装部材で覆った状態にできるので、板状物品に直接手を触れずに取り扱うのに都合がよい。
請求項7記載の発明によれば、合掌貼りの弱シール部により、板状物品の個包装を容易に開封できる。
請求項8記載の発明によれば、透明フィルムを通して、包装状態の板状物品を見ることができる。
請求項9記載の発明によれば、板状物品を密閉状態で個包装することができる。従って、板状物品の品質を長期間維持させることができる。また、板状物品を容易に取り出すことができる。
なお、上記の発明により、例えばチューインガムなどの板状食品を密閉状態で個包装することによって、風味の維持など、食品の長期的な品質保護を図ることができる。また、香料などに由来する匂い物質の拡散を防ぎ、隣接する物品への匂いの移行を防ぐことができるため、個包装された異なる種類の物品を、一つの包装容器に組み込んだ製品を流通させることが可能となる。例えば、風味の異なる複数のチューインガムを一つの包装容器に組み込んだ、アソートタイプの製品を製造する際に、本発明は非常に有効となる。
図1は、この発明の一実施形態としての板状物品用の包装構造が適用された包装体1の正面図であり、図1(a)に伸長状態を示し、図1(b)に折り畳み状態を模式的に示す。 図2(a)は、板状物品用の個包装2の正面図であり、図2(b)は、個包装2の模式的な断面図である。 図3は、包装容器28の斜視図であり、(a)に板状物品4を取り出す前の状態を、(b)に板状物品4を取り出した状態を示す。 図4は、包装容器28の外箱29の展開図であり、外箱29に取り付けた包装ベース3も一点鎖線で図示されている。 図5(a)は、個包装2の要部の第1変形例の模式的な断面図であり、図5(b)は、第2変形例の模式的な断面図である。 図6は、この発明の第2実施形態としての板状物品用の包装構造が適用された包装体1Aの正面図であり、図6(a)に伸長状態を示し、図6(b)に折り畳み状態を模式的に示す。 図7(a)は、個包装2Aの模式図であり、図7(b)は、個包装2Aの模式的な断面図であり、図7(c)は、個包装2Aの開封状態を示す模式図である。 図8(a)は、個包装2Bの模式図であり、図8(b)は、個包装2Bの開封状態を示す模式図である。 図9は、個包装2Cの模式図である。 図10(a)は、個包装2Dの模式図であり、図10(b)は、個包装2Dの模式的な断面図であり、図10(c)は、個包装2Dの開封状態を示す模式図である。 図11(a)は、個包装2Eの模式図であり、図11(b)は、個包装2Eの模式的な断面図であり、図11(c)は、個包装2Eの開封状態を示す模式図である。 図12は、個包装2Fの模式図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態としての板状物品用の包装構造が適用された包装体1の正面図であり、図1(a)に伸長状態を示し、図1(b)に折り畳み状態を模式的に示す。
図1(a)を参照して、包装体1は、複数の個包装2を含む包装ベース3と、包装対象としての複数の板状物品4とを含んでいる。板状物品4は、例えば、湿気の影響を受けやすいものや、酸素の影響を受けやすいもの、匂いの強いものなどが挙げられる。具体的には、チューインガム・チョコレート・キャンディ・焼き菓子・米菓・生菓子・半生菓子・健康食品・練り製品などの食品や、膏薬・湿布などの医薬品・医療用品、化粧品、石鹸、シリカゲルなどの乾燥剤、エージレスなどの脱酸素剤、酸化防止剤、防虫剤、塗料、固形油脂、生分解性素材などが挙げられる。以下の説明は、板状物品4が、チューインガム(略して「ガム」ともいう。)であるとして説明する。
包装ベース3は、非通気性のフィルム(後述する部材18,19が相当する。図2参照。)により形成されており、複数の収容室5を整列して区画している。フィルムは、少なくとも一枚が用いられ、個包装2では2枚が用いられる。包装ベース3は、複数枚のガム4をそれぞれ収容室5に個別に密閉状態で収容している。
このように、非通気性のフィルムで個包装した包装ベース3により、複数枚のガム4をそれぞれ密閉状態で個包装することができる。従って、ガム4の風味を長持ちさせることができる。例えば、ガム4の香りが長持ちするようにでき、また、ガム4が湿ることを防止できる。また、個包装2は、密封されるので、保管に注意を要するようなデリケートな板状食品に適用する場合であっても、このような食品を扱い易くできる。
各収容室5は、正面視で長方形形状を有している。収容室5の長手方向が、整列方向と直交して並んでいる。各収容室5は、互いに対向するフィルム同士をヒートシールにより互いに接合したシール部や、フィルムを折り返した折り返し部により区画されている。例えば、シール部は、収容室5の左右両側および下側を区画しており、折り返し部は、収容室5の上側を区画している。
包装ベース3において各収容室5を区画する部分が、個包装2を構成している。各収容室5の長手方向の一方の端部(図1(a)において下側の端部)の端部シール部6で、複数の個包装2は、互いに接続されている。このように、それぞれ個包装された複数枚のガム4を包装ベース3により一体的に扱うことができる。
また、包装ベース3は、互いに隣接する収容室5同士の間を区画する所定幅の帯状のシール領域を有している。このシール領域には、カットライン7が設けられている。また、カットライン7に沿って互いに隣接する2つの収容室5の間には、折り畳み部8が設けられている。また、各個包装2は、収容室5を開封するための開封構造9を有している。
図1(a)および図1(b)を参照して、包装ベース3と、カットライン7と、折り畳み部8と、開封構造9とを含む包装構造により、カットライン7を挟む折り畳み部8の一対の部分13,14を互いにオーバーラップさせるようにして、包装ベース3を折り畳み、包装ベース3の外形を小さくすることができる。複数の収容室5が並ぶ方向について、図1(a)に示す伸長状態での包装ベース3の寸法よりも、図1(b)に示す折り畳み状態での包装ベース3の寸法を小さくできる。従って、包装ベース3を外箱等に収納し易い。複数枚のガム4が外箱内に整列して納まる。また、カットライン7により、個包装2を個別に取り出し易い。
カットライン7は、シール領域におけるフィルムの表裏を貫通し、当該カットライン7を挟んで隣接する2つの収容室5を互いに分離できるように形成されている。カットライン7は、収容室5の長手方向についてのフィルムの一端縁(上端)から所定長さで連続して切り込まれており、包装ベース3の一端縁とは反対側の他端縁(下端)近傍まで形成されている。
カットライン7は、切り込み端を有している。この切り込み端は、収容室5の長手方向について、収容室5の他端縁側の端部の位置を越えて、包装ベース3の他端縁寄りの位置に達している。切り込み端と包装ベース3の他端縁との間は、切り残されている。
カットライン7は、逆T字状カットラインとされている。すなわち、カットライン7は、メインカット11と、折り畳み用サブカット12とを有している。メインカット11は、収容室5の長手方向に沿って直線状に延びている。折り畳み用サブカット12は、包装ベース3の他端縁近傍のメインカット11の先端に設けられ、メインカット11に直交する方向に所定長さで両側に延びている。逆T字状カットラインにより、折り畳み部8のオーバーラップを形成し易くできる。
図1(a)を参照して折り畳み部8を具体的に説明する。折り畳み部8は、カットライン7に沿った幅Bの長方形をなし、前述したシール領域である。一方、各収容室5は、長手方向に平行に延びるシールされた一対の側辺部13,14を有している。カットライン7に沿って2つの収容室5が隣接している。このうち、カットライン7の右側にある一方の収容室5は、カットライン7の左側にある他方の収容室5に臨む一方側辺部13を有している。同様に、他方の収容室5は、一方の収容室5に臨む他方側辺部14を有している。カットライン7を挟んだ両側の一方側辺部14と他方側辺部13とが、折り畳み部8を構成している。カットライン7により一方側辺部14と他方側辺部13との互いの配置の自由度が高まり、一方側辺部14と他方側辺部13とをオーバーラップさせるように折り畳むことが可能となる(図1(b)参照。)。
例えば、包装ベース3により複数枚のガム4が包装された当初は、包装ベース3は伸長状態とされている。この伸長状態で、カットライン7が形成される。切り残された端部シール部6が折り曲げられて、包装ベース3は折り畳み状態とされる。折り畳み状態で、端部シール部6の領域15が、ヒートシールされる。これにより、折り畳み状態が維持される。また、包装ベース3を後述するように外箱に固定する場合(図3参照)には、端部シール部6で固定される。
包装ベース3および個包装2用のフィルムとしては、樹脂製透明フィルムを用いるのが、好ましい。透明フィルムを通じて包装状態のガム4を見ることができる。なお、このためには、包装ベース3および個包装2を構成するフィルムの少なくとも一部が透明であればよい。
また、包装ベース3および個包装2を複数のフィルムにより構成する場合には、フィルムごとに素材を異ならせることができる。例えば、樹脂製透明フィルムとアルミニウム箔との両方を利用することが考えられる。
図2(a)は、ガム4用の個包装2の正面図であり、図2(b)は、個包装2の模式的な断面図である。
各収容室5は、ガム4を長手方向一端側(下端)から途中部まで収容するための下側の収容半室16と、ガム4を長手方向他端側(上端)から途中部まで収容するための上側の収容半室17とを有している。収容半室16は、長手方向について端部シール部6寄りの固定側に配置されており、収容半室17は、固定側とは反対側の開封側に配置されている。長手方向について、収容半室17は、収容半室16よりも長くされている。
なお、収容半室16,17各々の長手方向の長さは、好みに応じて調整することも可能である。
各個包装2を構成するフィルムは、一方の収容半室16を形成する第1包装部材としての固定側収容室形成部材18と、他方の収容半室17を形成する第2包装部材としての開封側収容室形成部材19とを含んでいる。
一方の収容半室16は、固定側収容室形成部材18に三方シールを施すことにより区画されている。
他方の収容半室17は、開封側収容室形成部材19のフィルムが折り返されるとともに、互いに対向する左右の端縁同士がシールされることにより区画されている。
固定側収容室形成部材18と開封側収容室形成部材19とは、互いに弱シール部20で接合されている。
固定側収容室形成部材18は、収容室5の途中部に配置される一対の端部22,23を有している。一対の端部22,23は、ガム4を挟んだ両側に配置されている。開封側収容室形成部材19も同様の一対の端部24,25を有している。固定側収容室形成部材18の一方の端部22と、開封側収容室形成部材19の一方の端部24とが、ガム4における同じ側に配置されており、これらの端部22,24同士が、互いにヒートシールにより接合され、弱シール部20を構成している。同様に、端部23,25が、互いにヒートシールにより接合され、弱シール部20を構成している。弱シール部20では、標準的なヒートシール用の接着剤よりも接合力の弱い接着剤が用いられる。
収容室5の長手方向について弱シール部20の位置を調節することで、個包装2を取り出すときの包装材の長さを調整できる。例えば、ガムの噛みカスを捨てるための包装材に用いるときの面積を調整できる。
特に、弱シール部20は合掌貼りにより形成されている。すなわち、固定側収容室形成部材18の端部22と開封側収容室形成部材19の端部24とは、裏面同士で互いに対向した状態でシールされる。端部23,25も同様である。合掌貼りは、後述する2つのフィルムの表面と裏面とを張り合わせる場合と比較して、個包装2を容易に開封できる。
さらに、弱シール部20で互いに接合された端部22,24は、収容室5の外側に向けて突出しており、突出した部分が、収容室5の長手方向の開封側に向けて折り曲げられている。端部23,25も同様である。この場合には、個包装2をより一層容易に開封できる。
図3は、包装容器28の斜視図であり、図3(a)にガム4を取り出す前の状態を示し、図3(b)にガム4を取り出した状態を示す。
食品包装容器28は、直方体形の紙製の外箱29と、外箱29内に収納された複数の個包装2を含む包装ベース3とを有している。
外箱29は、個包装された複数枚のガム4を整列して収納するための収納室30を有している。収納室30は、前後方向Xの寸法が相対的に小さく、左右方向Yおよび上下方向Zの寸法が相対的に大きな偏平収納室とされている。収納室30の上面および前面上部には、開口31が形成されており、この開口31を覆う蓋32が設けられている。なお、外箱29の開口31は、前面下部や側面に形成されてもよく、これに対応した蓋32の形状とされてもよい。
外箱29は、前面板33、後面板34、右側面板35、左側面板36、および下面板37を有しており、これにより、開放された収納室30を区画している。また、蓋32は、後面板34に開閉可能に連結された上面板38と、上面板38に連設された覆い板39とを有している。蓋32が閉じた状態では、上面板38が、開口31を上方から覆い、覆い板39が、前面板33の上部に重なった状態で開口31を前方から覆う。
このように、外箱29と個包装2とを含む食品包装容器28であれば、複数枚のガム4をそれぞれ密閉状態で個包装でき、さらに外箱29内に収納できる。
外箱29内には、折り畳み状態の2つの包装ベース3が前後に並んで収納されている。包装ベース3の端部シール部6が外箱29の内面に接着剤で固定されている。
ガム4を喫食する際には、外箱29の蓋32を開けて、所望の個包装2を取り出せばよい。このときに、開封側収容室形成部材19とガム4とを一緒につまんで引っ張ると、固定側収容室形成部材18と外箱29との接着が維持された状態で、固定側収容室形成部材18と開封側収容室形成部材19との接合が弱シール部20で解除される。これにより、個包装2を開封することができる。取り出されたガム4は、一端側が露出されつつ、ガム4の他端側が開封側収容室形成部材19により覆われた状態であるので、ガム4を喫食するのに都合がよい。
図4は、包装容器28の外箱29の展開図であり、外箱29に取り付けた包装ベース3も一点鎖線で図示されている。
外箱29は、紙製ブランク41が組み立てられて形成されている。ブランク41は、組立後に外箱29の各部、すなわち、前面板33、後面板34、右側面板35、左側面板36、下面板37、上面板38および覆い板39になる各部分42〜48を有している。また、ブランク41は、下面板37になる部分46に連設された延設板49と、右側面板35になる部分44に連設された延設板50とを有している。組み立てられた状態で、延設板49は、後面板34の下部の内面に沿い、延設板50は、後面板34の側部の内面に沿うようになっている。
ブランク41には、2つの包装ベース3が強固に接着される。一方の包装ベース3の端部シール部6が、ブランク41の前面板33になる部分42の下部の内面に接着される。他方の包装ベース3の端部シール部6が、ブランク41の延設板49に接着される。ここで用いられる接着剤は、弱シール部20の接着剤よりも接着力が強いものである。
このように、包装容器28の製造方法としては、展開状態の外箱29に包装ベース3を取り付けておき、その後、外箱29を組み立てるようにしてもよい。また、包装ベース3を、組み立てられた外箱29にその開口31から組み込んで、外箱29に固定するようにしてもよい。
なお、外箱29に収納する包装ベース3の数は、2つに限らず、1つとすることもできる。
なお、この実施形態の弱シール部20は、合掌貼りに代えて、図5(a)および図5(b)に示すように構成してもよい。
図5(a)は、個包装2の要部としての弱シール部20の第1変形例の模式的な断面図であり、図5(b)は、弱シール部20の第2変形例の模式的な断面図である。
図5(a)に示すように、弱シール部20は、一方のフィルムとしての固定側収容室形成部材18の端部22の裏面と、他方のフィルムとしての開封側収容室形成部材19の端部24の表面とを、所定幅で接着してもよい。端部23,25も同様である。
また、図5(b)に示すように、一方のフィルムとしての固定側収容室形成部材18の端部22の表面と、他方のフィルムとしての開封側収容室形成部材19の端部24の裏面とを、所定幅で接着してもよい。端部23,25も同様である。
図5(a)および図5(b)に示す構成の場合も、合掌貼りと同様に、ガム4の一部を露出させた状態で、取り出すことができる。
また、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、前述の実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、他の構成については前述の実施形態と同様であり、前述の実施形態での構成と同じ符合を付して説明を省略する。
図6は、この発明の第2実施形態としての板状物品用の包装構造が適用された包装体1Aの正面図であり、図6(a)に伸長状態を示し、図6(b)に折り畳み状態を模式的に示す。
包装体1Aでは、前述した包装ベース3に代えて、複数の個包装2Aを含む包装ベース3Aを有している。個包装2Aおよび包装ベース3Aは、前述した個包装2および包装ベース3とは下記の点で異なっており、他の点では同じである。
個包装2Aでは、収容室5を区画するためのフィルムおよびシール部の態様が異なっている。また、個包装2Aは、開封構造9Aを有している。
これに伴い、包装ベース3Aは、各個包装2Aの端部シール部6に、各個包装2Aを切り離すための切り離し可能部としてミシン目51を有している。
ミシン目51は、切り取り用の複数の小孔が間欠的に破線状に並んで構成され、収容室5が並ぶ方向に延びている。ミシン目51は、複数の個包装2Aにまたがって連続して直線状に形成されている。ミシン目51は、収容室5内に貫通しないようにして、包装ベース3Aの端部シール部6をフィルムの厚み方向に貫通している。
この実施形態においても、包装ベース3Aと、カットライン7と、折り畳み部8と、開封構造9Aとを含む包装構造が適用されており、図1に示す包装構造と同様の作用、効果を得ることができる。
また、ガム4を取り出すときには、所望の個包装2Aを引っ張って、包装ベース3Aのミシン目51を破断させて、取り出す。そして、取り出した後に、個包装2Aを開封構造9Aにより開封する。
なお、包装ベース3Aは、個包装2Aに代えて、図8に示す個包装2Bや図9に示す個包装2Cを有していてもよい。また、このような包装ベース3Aを、図3に示す外箱29に格納して、包装容器28を構成してもよい。以下、個包装2A等を順に説明する。
図7(a)は、個包装2Aの模式図であり、図7(b)は、個包装2Aの模式的な断面図であり、図7(c)は、個包装2Aの開封状態を示す模式図である。
個包装2Aは、2枚の非通気性フィルム52,53を貼り合わせ三方シールすることにより、収容室5を形成している。収容室5の長手方向に沿った両側と、収容室5の長手方向の一端側の端部とが、シール部により区画されている。
一方のフィルム52は、収容半室16の前側を区画している。他方のフィルム53は、収容半室16の後側と、収容半室17を区画しており、収容室5の長手方向の開封側の端部(上端)で折り返されている。一方のフィルム52の一方の端部の表面と、他方のフィルム53の一方の端部の裏面とが、収容室5の長手方向の途中部において、ヒートシールされている。一方のフィルム52の他方の端部の裏面と、他方のフィルム53の他方の端部の裏面とが、収容室5の長手方向の端部(下端)においてヒートシールされている。
開封構造9Aは、収容室5の長手方向の途中部に設けられている。開封構造9Aは、開封の際に指で掴み易くするために収容室5から浮き上がった開封開始片54を有している。開封開始片54は、他方のフィルム53の一端において、ヒートシールされた部分よりも先端側の部分により構成されている。開封開始片54をつまんで、収容室5の他端側(図7(c)において上方へ)めくりあげることにより、収容室5の長手方向に沿った両側の側辺部13,14のシール部が剥がれて容易に開封することができる。
図8(a)は、個包装2Bの模式図であり、図8(b)は、個包装2Bの開封状態を示す模式図である。
個包装2Bは、2枚の非通気性フィルム56,57を四方シールすることにより収容室5を形成している。収容室5の周囲の四方、すなわち、長手方向に沿った左右両側と、長手方向の両側の上下の端部とは、シール部により区画されている。一方のフィルム56は、収容室5の前側を区画している。他方のフィルム57は、収容室5の後側を区画している。
開封構造9Bは、収容室5の長手方向の開封側の端部に設けられている。開封構造9Bは、一方のフィルム56の端部(上端)に設けられており、開封の際に指で掴み易くするために、もう一方のフィルム57における対向する端部および収容室5から浮き上がった開封開始片58を有している。開封開始片58は、一対のフィルム56,57の上端部において、互いにヒートシールされた部分よりも先端側で、ヒートシールされない部分として設けられている。開封開始片58をつまんで、収容室5に向けて(図8(b)において下方へ)めくって引っ張ることにより、収容室5の長手方向に沿った両側の側辺部13,14のシール部が剥がれて開封することができる。
図9は、個包装2Cの模式図である。
個包装2Cは、開封構造9Bに代えて開封構造9Cを有する点で、個包装9Bと異なっている。
開封構造9Cは、収容室5の長手方向の一端としての開封側の端部に設けられ、一対のフィルム56,57の端縁に形成された開封開始部としてのノッチにより構成されている。ノッチは、例えばV字形の切欠きであり、その両側部分を引き離すように引っ張ることにより、一対のフィルム56,57に裂け目を形成できて、開封することができる。
また、ノッチに代えて、図示しないが、開封案内構造としてのカットテープを収容室5の長手方向に沿って設けておくことも考えられる。この場合も、ノッチと同様に開封し易い。また、開封案内構造により、開封に際して生成される裂け目を、所用の方向に沿わせることができる。従って、開封時に、個包装の袋が思わぬ方向に裂けないようにできる。その結果、開封後の袋の形を開封前とほぼ同様に維持できるので、例えば、開封後の個包装の袋に、喫食後のガムの噛みカスを入れて、捨てることができる。
また、個包装2,2A,2B,2Cは、包装ベース3,3Aに適用する場合の他、個別に用いたり、個別に外箱29に格納したりしてもよい。
同様に、以下の図10、図11および図12に示す個包装2D,2E,2Fを個別に用いたり、個別に外箱29に格納したりしてもよい。
前述したように、個包装2A,2B,2Cにおいても、ガム4を密閉状態で個包装することができ、また、ガム4を容易に取り出すことができる。同様に、個包装2D,2E,2Fにおいても、ガム4を密閉状態で個包装することができ、ガム4を容易に取り出すことができる。
図10(a)は、個包装2Dの模式図であり、図10(b)は、個包装2Dの模式的な断面図であり、図10(c)は、個包装2Dの開封状態を示す模式図である。
個包装2Dは、1枚の非通気性フィルム62を三方ピロー包装することにより、収容室5を区画している。収容室5の長手方向に沿った左右両側は、シール部により密封して形成されている。収容室5の長手方向の両端は、フィルム62が折り返されることにより閉じられている。フィルム62は、ガム4を取り囲んでいる。収容室5の長手方向についてのフィルム62の両端は、収容室5の長手方向の途中部において、収容室5の前面側(後面側でもよい)で、互いにヒートシールされている。
開封構造9Dは、収容室5の長手方向の途中部に設けられている。開封構造9Dは、開封構造9A(図7参照)と同様に構成されており、開封開始片54を有している。
図11(a)は、個包装2Eの模式図であり、図11(b)は、個包装2Eの模式的な断面図であり、図11(c)は、個包装2Eの開封状態を示す模式図である。
個包装2Eは、2枚の非通気性フィルム64,65により収容室5を形成している。収容室5の長手方向に沿った一方の側辺部13と、収容室5の長手方向の上下の両端とは、シール部により区画されている。側辺部13とは反対側の側辺部14は、フィルム64,65が折り返されて閉じられている。一方のフィルム64は、一方の収容半室16を区画している。他方のフィルム65は、他方の収容半室17を区画している。個包装2Eを外箱29に固定する場合には、収容半室16側が固定される。
開封構造9Eは、収容室5の長手方向の途中部に設けられており、開封構造9と同様に構成されており、弱シール部20を有している。また、弱シール部20は、合掌貼りにより形成されている。さらに、弱シール部20で互いに接合されたフィルム64,65の端部22,23,24,25は、開封側に向けて折り曲げられて倒されている。これにより、開封構造9Eにおいても、開封構造9と同様に容易に開封できる。
図12は、個包装2Fの模式図である。
個包装2Fは、1枚の非通気性フィルム67を三方シールすることにより収容室5を形成している。収容室5の長手方向に沿った一方の側辺部13と、収容室5の長手方向の両端とがシール部により区画されている。側辺部14は、フィルム67が折り返されることにより閉じられている。
また、開封構造9Fが収容室5の長手方向の一端に設けられている。開封構造9Fは、開封構造9C(図9参照)と同様に構成されており、ノッチにより構成されている。
なお、個包装2Fについても、個包装2Cと同様、ノッチに代えて、開封案内構造としてのカットテープを収容室5の長手方向に沿って設けておくことが考えられる。
また、前述の非通気性のフィルムとしては、例えば、合成樹脂製の透明フィルムの他、合成樹脂製の不透明や半透明のフィルムでもよいし、アルミニウム箔等の金属箔でもよいし、これらの合成樹脂製のフィルムや金属箔を貼着した紙でもよい。透明フィルムを使用した場合、透明フィルムを通じて包装状態の板状物品4を見ることができる。なお、このためには、フィルムの少なくとも一部が透明であればよい。また、2枚のフィルムを使用する個包装2A,2B,2C,2Eについては、個包装2と同様、フィルムごとに素材を異ならせることができる。例えば、樹脂製透明フィルムとアルミニウム箔との両方を利用することが考えられる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2,2A,2B,2C,2D,2E,2F 個包装
3,3A 包装ベース
4 板状物品(板状食品、チューインガム、ガム)
5 収容室
7 カットライン
8 折り畳み部(シール領域)
9,9A,9B,9C,9D,9E,9F 開封構造
12 折り畳み用サブカット
13,14 側辺部(折り畳み部8の一対の部分)
16,17 収容半室
18 固定側収容室形成部材(第1包装部材,フィルム)
19 開封側収容室形成部材(第2包装部材,フィルム)
20 弱シール部
28 包装容器(食品包装容器)
29 外箱
30 収納室
31 開口
32 蓋
41 ブランク
52,53,56,57,62,64,65,67 フィルム
54,58 開封開始片
X 前後方向
Y 左右方向
Z 上下方向
1,1A 包装体
6 端部シール部
11 メインカット
15 (端部シール部6の)領域
22,23 (固定側収容室形成部材18の)端部
24,25 (開封側収容室形成部材19の)端部
33 前面板
34 後面板
35 右側面板
36 左側面板
37 下面板
38 上面板
39 覆い板
42 (前面板になる)部分
43 (後面板になる)部分
44 (右側面板になる)部分
45 (左側面板になる)部分
46 (下面板になる)部分
47 (上面板になる)部分
48 (覆い板になる)部分
49,50 延設板
51 ミシン目
B (折り畳み部8の)幅

Claims (9)

  1. 板状物品用の包装構造であって、
    非通気性のフィルムを含み、複数の収容室を整列して区画し、前記各収容室を個別に密閉する構造の包装ベースと、
    前記収容室が個々に分離できるように前記包装ベースに形成されたカットラインと、
    前記カットラインに沿って隣接する前記収容室の間に設けられ、一方の収容室の隣接する他方の収容室に臨む一方側辺部と、他方の収容室の隣接する一方の収容室に臨む他方側辺部とをオーバーラップさせるように折り畳むための折り畳み部と、
    前記各収容室に対応して個々に設けられ、前記収容室を開封するための開封構造と、
    を有することを特徴とする板状物品の包装構造。
  2. 前記包装ベースは、前記収容室と収容室との間を区画するシール領域を有し、
    前記カットラインは、前記包装ベースの一端縁から切り込まれて前記シール領域を延び、前記包装ベースの一端縁と反対側の他端縁近傍まで形成されており、かつ、前記他端縁近傍のカットライン先端には、当該カットラインに直交方向の折り畳み用サブカットが設けられ、逆T字状カットラインとされていることを特徴とする、請求項1記載の包装構造。
  3. 前記包装ベースは、前記各収容室に対応して、前記収容室の長手方向一端側から前記収容室を途中部まで覆う固定側収容室形成部材と、前記収容室の長手方向他端側から前記収容室を覆い、前記固定側収容室形成部材と接合される開封側収容室形成部材とを含み、
    前記開封構造は、前記接合に用いられる弱シール部を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の包装構造。
  4. 前記開封構造は、前記弱シール部が合掌貼りにより形成されていることを特徴とする、請求項3記載の包装構造。
  5. 前記フィルムは、樹脂製透明フィルムを含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装構造。
  6. 紙製ブランクが組み立てられて形成され、個包装された複数個の板状物品を整列して収納するための収納室を有し、前記収納室の少なくとも上面および前面上部に形成された開口と、前記開口を覆う蓋とを含む外箱と、
    前記外箱内に収納される板状物品用の個包装であって、
    非通気性のフィルムにより形成され、前記板状物品を長手方向一端側から途中部まで収容するための収容半室を形成する第1包装部材、
    非通気性のフィルムにより形成され、前記板状物品を長手方向他端側から途中部までを収容するための収容半室を形成する第2包装部材、および
    前記第1包装部材および前記第2包装部材を接合する弱シール部を含む個包装とを有することを特徴とする、包装容器。
  7. 前記弱シール部は、合掌貼りにより形成されていることを特徴とする請求項6記載の包装容器。
  8. 前記個包装は、透明フィルムにより形成されていることを特徴とする請求項6または7記載の包装容器。
  9. 板状物品用の個包装であって、非通気性フィルムにより形成され、板状物品を密閉して収容する収容室を形成し、前記収容室の少なくとも長手方向に沿った両側は、前記フィルム同士が張り合わされたシール部により密封されており、前記フィルムの一端は、前記収容室から浮き上がった開封開始片とされており、当該開封開始片をつまんで引っ張ることにより、前記収容室の長手方向に沿った両側の前記シール部が剥がれて開封できることを特徴とする、板状物品用の個包装。
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