JP2014036590A - コンバイン - Google Patents

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Masahiko Matsukawa
雅彦 松川
Masahiro Nishigori
将浩 錦織
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Abstract

【課題】無線式リモコンの電源がオフになると、排出オーガの作動を停止する。
【解決手段】無線式リモコン35を所定時間使用しない場合オフとなるオートパワーオフ手段42、又は電池の電圧が所定値以下に低下した場合オフとなるパワーオフ手段43が機能する際に、該リモコンから本機側制御部に信号を出力し、制御部は、作動中の自動旋回又は穀粒排出を停止する。同時にホーンを吹鳴し、オペレータに報知する。
【選択図】図7

Description

本発明は、コンバインにおける穀粒の排出オーガの操作装置に係り、詳しくは無線によるリモートコントローラ(以下リモコンという)による制御に関する。
従来、コンバインの排出オーガ操作装置として、無線によるリモコンを用いるものが提案されている(特許文献1参照)。該無線によるリモコン操作は、該リモコンからの信号が所定時間以上継続して入力されると、該信号と対応するアクチュエータの動作が開始又は停止され、これにより振動等に起因して短時間だけ信号が入力されたり、無線信号の受信状態が不安定になって一時的に途切れる等によるアクチュエータの誤作動を防止している。
特許第3874695号公報
従来のリモコンによるコンバインの排出オーガの操作は、リモコンの電源を切るか、又はリモコンのバッテリー(電池)が切れると、リモコンからコンバイン本体への無線信号が飛ばなくなり、リモコンによる排出オーガの操作はできなくなる。
このため、排出オーガの作動中、例えば排出オーガから穀粒を排出している途中に、又は排出オーガを自動旋回している間に、上記リモコンの電源が切れると、上記リモコンによる停止操作ができなくなって、穀粒をトラック等から溢れさせたり、オペレータの意図に拘らず、排出オーガの自動旋回を継続してしまうことがある。特に、バッテリー上りを防ぐために所定時間マイコン操作がない場合、自動的に電源を落すオートパワーオフ、又は電池の電圧低下によりパワーオフとなる場合、例えマイコンに緊急停止機能を備えていても、上記マイコンでは、該緊急停止機能を使うことができず、排出オーガは、穀粒を排出し続けたり、自動旋回が終了するまで動き続けてしまう。
そこで、本発明は、リモコンの電源がオフになると、自動的に排出オーガの作動を防止することにより、上述した課題を解決したコンバインを提供することを目的とするものである。
本発明は、グレンタンク内の穀粒を排出し得かつ左右方向に旋回及び上下方向に揺動し得る排出オーガと、報知装置と、前記排出オーガからの穀粒の排出・停止、前記排出オーガの上下移動、旋回移動及び所定位置に旋回する自動旋回の各作動を制御する制御部と、を備えたコンバインにおいて、
無線信号により前記制御部に前記各作動の作動指令を出力する操作具を備え、
該操作具は、オペレータの電源切操作以外で電源オフ状態となる場合、作動中にある前記排出オーガの作動を停止することを特徴とする。
前記操作具は、電池からなる電源と、該操作具から所定時間作動指令が出力しない場合、前記電源をオフとするオートパワーオフ手段と、を有し、
前記制御部は、前記オートパワーオフにより前記電源をオフするに際して前記操作具から受信した信号により、前記排出オーガの自動旋回作動を停止するように制御する。
無線信号により前記制御部に前記各作動の作動指令を出力する操作具を備え、
前記操作具は、電池からなる電源と、該操作具から所定時間作動指令が出力しない場合、前記電源をオフとするオートパワーオフ手段と、を有し、
前記制御部は、前記オートパワーオフにより前記電源をオフするに際して前記操作具から受信した信号により、前記排出オーガの穀粒排出作動を停止するように制御する。
無線信号により前記制御部に前記各作動の作動指令を出力する操作具を備え、
前記操作具は、電池からなる電源と、前記電池の電圧が所定値以下に低下した場合、前記電源をオフとするパワーオフ手段と、を有し、
前記制御部は、前記パワーオフにより前記電源をオフするに際して前記操作具から受信した信号により、前記排出オーガの自動旋回作動を停止するように制御する。
無線信号により前記制御部に前記各作動の作動指令を出力する操作具を備え、
前記操作具は、電池からなる電源と、前記電池の電圧が所定値以下に低下した場合、前記電源をオフとするパワーオフ手段と、を有し、
前記制御部は、前記パワーオフにより前記電源をオフするに際して前記操作具から受信した信号により、前記排出オーガの穀粒排出作動を停止するように制御する。
前記制御部は、前記電源をオフするに際して前記操作具から受信した信号により、前記排出オーガの自動旋回作動又は穀粒排出作動を停止する際、ホーン等の報知手段を作動する。
本発明によると、無線式操作具(リモコン)がオペレータの電源切操作以外で電源オフになる際、作動中の排出オーガの作動が停止されるので、オペレータの意に反して作動が継続することを阻止することができる。
無線式操作具が、所定時間作動指令が出力されない場合、電源をオフとするオートパワーオフ手段を有し、該オートパワーオフを作動するに際して該操作具から受信した信号により、本機(走行機体)側の制御部が、排出オーガの自動旋回作動又は穀粒排出作動を停止し、排出オーガの自動旋回をオペレータの意に反して継続して、排出オーガを障害物にぶつけたり、目標位置に停止しないことを防止することができ、また排出オーガの穀粒排出を継続して、穀粒をトラック又は籾袋より溢れさせることを防止できる。
無線式操作具が、電池の電圧が所定値以下に低下した場合、電源をオフとするパワーオフ手段を有し、該パワーオフを作動するに際して該操作具から受信した信号により、本機(走行機体)側の制御部が、排出オーガの自動旋回作動又は穀粒排出作動を停止し、排出オーガの自動旋回をオペレータの意に反して継続して、排出オーガを障害物にぶつけたり、目標位置に停止しないことを防止することができ、また排出オーガの穀粒排出を継続して、穀粒をトラック又は籾袋より溢れさせることを防止できる。
前記オートパワーオフ手段又はパワーオフ手段により無線式操作具の電源がオフになって、排出オーガの自動旋回作動又は穀粒排出作動が停止する場合、ホーン等の報知手段が作動して、オペレータに上記作動が停止したことを報知し、かつ該停止した原因が無線式操作具の電源オフにあることを知らせることができる。
本発明を適用し得るコンバインを示す全体側面図。 その平面図。 運転席を示す平面図。 穀粒排出オーガの先端部を示す側面図。 オーガ先端部の断面図。 無線式操作具(リモコン)を示す正面図。 無線式リモコンの制御ブロック図。 走行機体(本機)側の制御ブロック図。 オーガ自動制御のメインフローを示す図。 穀粒排出制御のフローを示す図。 他の実施の形態によるリモコン手動制御のフローを示す図。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。コンバイン1は、図1及び図2に示すように、クローラ走行装置2に支持されている走行機体3を有しており、該走行機体3の左右一側(左側)には脱穀装置8が配置され、左右他側(右側)には前方側に運転席6、その後方にグレンタンク7が配置されている。走行機体3の前部には、前処理部9が昇降自在に配置されている。
運転席6はキャビン10により覆われており、座席シート11の下方にエンジン12が配置され、かつ該座席シート11の前方及び側方には、図3に示すように各種の操作部材14a〜14fを有する操作装置及び表示装置13が配置されている。更に、座席シート11の後側であるグレンタンク7との間にはオーガ操作装置が配置されており、該オーガ操作装置の一部として有線式のリモートコントロール(有線リモコン)15が脱着自在に配置されている。
グレンタンク7は、脱穀装置から穀粒が揚上されて貯留される。該グレンタンク7の底部には横ラセンが配置され、また横ラセンに接続して、縦オーガ16が立設されている。該縦オーガ16の先端に横オーガ17が連接して、穀粒排出オーガ19を構成している。縦オーガ16はその基部が回転自在に支持されており、オーガ旋回モータ20によりその筒状部が回転駆動される。横オーガ17の基部は縦オーガ16の先端部に上下方向に揺動自在に連結されており、オーガ昇降シリンダ24により上下方向に昇降駆動される。
上記縦オーガ16及び横オーガ17は、筒状部内にラセンが嵌挿されており、排出クラッチのオンによりエンジンの回転が横ラセンに伝達され、更に縦オーガ16及び横オーガのラセンに伝達される。上記旋回モータ20により縦オーガ16を旋回することにより、横オーガ17は所定旋回角に旋回されると共に、オーガ昇降シリンダ24により所定角に昇降され、横オーガ17の先端部17aが所定位置になるように操作される。グレンタンク7内に貯留された穀粒は、横ラセンにより縦オーガ16に搬送され、更に縦オーガ16及び横オーガ17からなる穀粒排出オーガ19により、所定位置に設定されたオーガ先端部17aからトラック等に排出される。
オーガ先端部17aは、図4及び図5に詳示するように、筒状部21の先端部に下向きに開口された開口21aが形成されており、該開口を囲むように透明のビニール等からなる案内カバー22が設けられている。また、上記開口21aには回転軸23aにより開閉自在にオーガフラップ(シャッタ)23が配置されており、該オーガフラップ23は、横オーガ17のラセン17bにより搬送される穀粒の排出を制御する。上記オーガ先端部17aの筒状部21の側面には合成樹脂製のカバーが一体に固定されており、該カバー内には上記オーガフラップ23の駆動モータ25、該フラップの位置検出用ポテンショメータ26及びオーガカメラ28が内蔵されている。また、走行機体3の後方にもカメラ27(図1参照)が配置されており、オーガカメラ28による穀粒の排出状況及びカメラ27による後方状況が運転席6のキャビン10内の上部に設けられている液晶モニタ29(図1参照)に画像として映し出される。
前記駆動モータ25の回転は、ピニオン30及びセクタギヤ31を介して上記回転軸23aに伝達され、オーガフラップ23を開位置、閉位置及びその間にあって穀粒の排出方向を変更させる位置に操作する。また、該オーガフラップ23の位置は、上記ポテンショメータ26により検出される。
オーガ先端部17aの筒状部21の先端面にはライト32及びリモコンホルダ33が設置されており、該ホルダ33に無線式リモートコントロール(リモコン)35が抜差し自在に配置されている。該無線式リモコン(操作具)35は、その操作等による指令信号が無線信号により、走行機体3内の制御装置(部)に飛ばされ、上記オーガ先端側の無線リモコン35及び運転席側の有線リモコン15からの操作信号は、後述する制御により前記オーガ旋回モータ20、オーガ昇降シリンダ24、排出クラッチ制御用モータ及びオーガフラップ駆動モータ25に適宜出力される。
無線式リモコン35は、図6及び図7に示すように、電源スイッチAと、十字形スイッチからなる上昇スイッチB、下降スイッチC、左旋回スイッチD及び右旋回スイッチEと、自動旋回スイッチFと、排出入切スイッチGと、フラップ開スイッチHと、フラップ閉スイッチIと、ホーンスイッチJと、を有しており、かつこれらスイッチによる作動指令信号を送信する信号送信機(部)40を備えている。また、該無線式リモコン35には、電源としてのバッテリー(電池)41が内蔵されており、所定時間(例えば5分)上記各スイッチの操作がなく、信号送信機40が作動指令を出力しない場合、上記バッテリーの消耗を防止すべく、自動的に電源を落すオートパワーオフ手段42と、上記バッテリーの電圧が所定値以下に低下した場合、無線信号が不安定になることを防止すべく、自動的に電源を落すパワーオフ手段43とを備えている。上記オートパワーオフ手段42及びパワーオフ手段43により電源をオフするに際して、上記信号送信機40は、所定指令信号を出力する。
図8に示すように、走行機体(本機側)3は、制御装置(部)Uと、前記無線式リモコン(操作具)35からの無線信号を受信する受信器45を備えている。制御装置Uには、上記受信器45からの信号が信号処理装置46を介して入力されている外、前記運転席側の有線リモコン15からの上記無線リモコン35と同様な各スイッチB,C,D,E,F,G,H,Iによる信号、並びにオーガ上限位置検出手段(上限リミットスイッチ)K及びポテンショメータからなるオーガ旋回位置検出手段Lからの信号が入力されている。また、上記制御装置Uから、オーガ旋回モータ20、オーガ昇降用油圧シリンダ24を制御する昇降バルブ47、排出クラッチ48を操作するクラッチモータ49、フラップ駆動モータ25及びホーン(報知装置)50に出力する。なお、ホーン50は、運転者が運転席6で操作するものと同じでよいが、制御装置からの信号により音又は光により報知する専用の報知装置でもよい。
ついで、前記無線式リモコン35による穀粒排出オーガの制御について、図9ないし図11に沿って説明する。
図9は、前記オートパワーオフ手段又はパワーオフ手段等のオペレータの電源オフ操作以外にて無線式リモートコントロールが電源オフした際、実行中のオーガ自動制御(自動旋回制御)を停止するオーガ自動制御メインフローである。
電源スイッチAを長押し(2秒以上)することにより無線式リモコン35の電源がオンされる。なお、電源オン中に、電源スイッチAを長押しすると、該リモコン35の電源が切られる。該電源オンの状態で、上昇スイッチB、下降スイッチC、左旋回スイッチD、右旋回スイッチE、排出入切スイッチG、フラップ開スイッチH及びフラップ閉スイッチIの手動操作があるか否かが判断される(S2)。該手動操作がある場合、自動制御(自動制御)に優先して(S3)して、各スイッチによるオーガ手動制御処理が行われる(S4)。
例えば、排出オーガ19がトラック上に旋回された状態で、オペレータが無線式リモコン35によりオーガ先端位置を調整する場合、上昇スイッチB又は下降スイッチCを押すと、昇降バルブ47により昇降用油圧シリンダ24が操作されて、オーガ先端部が昇降する。また、左旋回スイッチD又は右旋回スイッチEを押すと、オーガ旋回モータ20が駆動されてオーガ19を左又は右に旋回する。排出入切スイッチGを1回操作すると、クラッチモータ49により排出クラッチ48が接続状態となって、オーガ19の穀粒排出が行われる。該穀粒排出状態で、上記排出入切スイッチGを押し操作すると、排出クラッチ48が切断されてオーガの穀粒排出が停止される。フラップ開スイッチH又はフラップ閉スイッチIを操作すると、フラップ駆動モータ25によりフラップ23が開方向又は閉方向に操作され、穀粒の排出方向が調整される。なお、ホーンスイッチJを押すことにより、ホーン50が吹鳴されて、運転席側のオペレータに注意を促すことができる。
オートパワーオフ手段42又はパワーオフ手段43により無線式リモコン35の電源がオフか否か判断される(S5)。電源がオフされる状態でない場合(S5,NO)、自動制御中か否か判断される(S6)。自動制御中でない場合(S6;NO)、オーガ自動スイッチ(自動旋回スイッチ)Fが操作されるか否か判断される(S7)。オーガ自動スイッチがON操作されると(S7;ON)、自動制御が開始され(S8)、オーガ自動旋回処理が行われる(S9)。即ち、排出オーガ19が収納位置にある場合、昇降バルブ47により油圧シリンダ24が作動して、オーガを上昇し、そしてオーガ旋回モータ20により排出位置まで旋回する。また、排出オーガ19が排出位置にある場合、オーガを収納上位置まで旋回した後、収納位置に下降して、オーガが自動旋回移動する。排出オーガ19が上記排出位置又は収納位置になると、該オーガ自動旋回処理S9は終了して、オーガ自動処理終了となってリターンする(S10)。
そして、ステップS2における手動操作スイッチB,C,D,E,G,H,Iの操作(S2)、又はその他のスイッチ、例えば自動旋回スイッチF、ホーンスイッチJ及び電源スイッチA(短い1回押し)が操作されると(S11;あり)、オーガ自動旋回からなる自動制御が停止される(S12)。即ち、オーガ自動制御旋回中にあっては、いずれのスイッチも緊急停止スイッチになって、どのスイッチの操作によっても、自動制御が停止される。特に、手動操作スイッチにあっては、自動制御停止した状態で(S3)、手動制御処理が行われるが(S4)、オーガ自動旋回スイッチFは、自動制御停止となるだけで(S12)、該オーガ自動スイッチFを2回押すと、オーガ自動制御が停止される。
上記ステップS5において、所定時間無線式リモコン35を使わない場合、又は該リモコン35の電池の電圧が所定値以下に低下する場合、リモコン電源オフに先立ち、オートパワーオフ手段42又はパワーオフ手段43に基づきリモコン35の信号送信機40から受信器45に信号が発せられ、制御装置Uは、自動制御停止する(S13)と共に、ホーン50を所定回数(例えば2回)吹鳴する(S14)。即ち、オペレータの操作による電源オフ以外で、無線式リモコン35が電源オフする場合、緊急時にリモコン35がきかなくなることに備え、自動旋回制御の作動を停止し、かつオペレータに停止すること及びその原因を知らせるために、ホーン50により報知する。
なお、上述説明は、無線式リモコン35による操作に基づく排出オーガの制御について説明したが、運転席にある有線式リモコン15によっても、ステップS5,S13,S14以外の制御は同様に行われる。無線式リモコン35と有線式リモコン15による各操作は、先に操作された方が優先する。また、ステップS12,S3による自動制御停止は、自動旋回中に無線式リモコン35に限らず、本機(運転席)側の有線式リモコン15のいずれのスイッチを操作しても作動(停止)する。
運転席側有線式リモコン15により自動旋回している作動中に、無線式リモコン35がオートパワーオフ又はパワーオフになる場合、ステップS5,S13,S14は作動して、自動制御停止になると共にホーンにより報知する。
図10は、穀粒排出制御メインフローを示す。電源スイッチAの長押しにより無線式リモコン35がオン状態にあって、オーガの排出クラッチ48の状態が判断される(S21)。該排出クラッチが切り状態にあると、穀粒排出入切スイッチGの操作が判断される(S22)。該排出スイッチGが入り操作(1回目の押し操作)されると、排出クラッチ入り処理がなされ(S23)、クラッチモータ49により排出クラッチ48が入り状態となる(S25)。
上記ステップS21において、排出クラッチが入り状態にあると、穀粒排出入切スイッチGの操作が判断される(S26)。該排出スイッチGが切り操作(2回目の押し操作)されると、排出クラッチ切り処理がなされ(S27)、クラッチモータ49により排出クラッチ48が切り状態となる(S28)。
上記ステップS26において、穀粒排出入切スイッチGの切り操作以外の状態、即ち該スイッチGが操作されていない場合、無線式リモコン35が電源オフか否か判断される(S5’)。電源がオンに保持されている場合(S5’;NO)、排出クラッチは入り状態を維持されて、オーガ自動処理終了となってリターンされる(S10’)。
上記ステップS5’において、電源オフになった場合(S5’;YES)、排出クラッチ切り処理(S27)により排出クラッチ48は切り状態となる(S28)、この際、上記電源オフがオペレータの操作によらない場合、即ち所定時間リモコン35が操作されていなく、オートパワーオフになった場合、又は電池の電圧が所定値以下に低下してパワーオフとなった場合、図9のステップS5がYESとなって、自動制御が停止されると共に、リモコン停止警報オンとなってホーン50を吹鳴する。なお、本実施の形態は、上記オートパワーオフ又はパワーオフの場合、自動制御停止と共にホーンを吹鳴しているが、自動制御停止と関連せずに、排出クラッチの切り状態と共に、ホーンを吹鳴するようにしてもよい。
これにより、無線式リモコン35がオペレータの意に反して電源オフとなり、該リモコン35が使用不能となって、穀粒排出作動の停止ができなくなり、トラック又は籾袋から穀粒を溢れさすことを防止でき、かつ穀粒の排出作動が停止されたことを報知すると共に、その原因がリモコンのオートパワーオフ又はパワーオフにあることを知らせる。
ついで、図11に沿って、リモコン35(又は15)による異なる制御について説明する。通常のリモコン制御にあっては、排出オーガの上下動及び左右旋回操作は、その作動を連続する間、対応する上昇スイッチB、下降スイッチC、左旋回スイッチD及び右旋回スイッチEを押し続ける必要がある。本実施の形態による制御にあっては、各方向のスイッチを特殊操作(例えばダブルクリック)することで、オーガの移動を連続モードに切換える。
まず、リモコンの操作があるか否か判断される(S31)。リモコン操作、即ち十字形スイッチからなる上昇、下降、左旋回、右旋回のいずれかのスイッチB,C,D,Eが操作されている場合、それがダブルクリック等の特殊操作か又は1回の通常操作かが判断される(S32)。通常操作の場合(S32;NO)、該スイッチが押されている間、操作方向へオーガが移動する通常モードによる操作が行われる(S33)。
上記ステップS32において、特殊操作であると(S32;YES)、操作モードが連続モードにセットされると共に(S35)、各スイッチに基づく操作方向がセットされる(S36)。これにより、排出オーガ19は、各セットされた方向に連続して移動する(S37)。そして、オーガ上限位置検出手段K、オーガ旋回位置検出手段L等によりオーガが所定位置に移動したことを検知すると(S37;YES)、操作モードが通常モードに戻され(S39)、操作方向がリセットされて(S40)、オーガが停止する(S41)。
上記ステップS37において、オーガが連続して移動している途中にて(S37;NO)、リモコン35を、該セットされている方向のスイッチ以外のスイッチを操作、例えばオーガが左方向に旋回作動しているときに、右旋回スイッチE、上昇スイッチB、下降スイッチC、その他の自動旋回スイッチF等の他のスイッチを操作すると(S42)、オーガはその移動を停止する。即ち、他のスイッチが連続モードの解除スイッチ及び緊急停止スイッチとなり、オーガが障害物へ衝突することを防止する。
なお、上記ステップS42において、他の方向スイッチB,C,D,Eを操作した場合、連続モードを停止すると共に、通常モードの方向スイッチとなるように制御してもよい。即ち、ステップS42のなしを、鎖線で示すようにステップS33に流れるようにしてもよい。また上述実施の形態では、上記制御を無線式リモコン35及び運転席の有線式リモコン15の両方に適用しているが、本制御を有線式リモコン15にのみ適用して、無線式リモコン35は、通常モードの制御にしてもよい。
上述した実施の形態では、無線式リモコン35の外、本機側に有線式リモコン15を備えているが、該本機側のリモコンを省いてもよい。この場合、無線式リモコン35の電池切れによる操作不能になることを避けるため、排出オーガの非常用モードを設定することが好ましい。例えば、該非常用モードへの突入条件を、こぎ深さ自動スイッチを押しながらのエンジン始動とし、オーガの左右旋回操作を、こぎ深さ手動スイッチの浅扱ぎ、深扱ぎ操作とし、オーガの上下昇降を、強制掻き込みスイッチ、倒伏刈りスイッチとして、穀粒排出入切操作を、ホーンスイッチに設定する。
1 コンバイン
3 走行機体(本機)
7 グレンタンク
15 有線式リモコン
19 排出オーガ
35 無線式操作具(リモコン)
42 オートパワーオフ手段
43 パワーオフ手段
U 制御部(制御装置)

Claims (5)

  1. グレンタンク内の穀粒を排出し得かつ左右方向に旋回及び上下方向に揺動し得る排出オーガと、報知装置と、前記排出オーガからの穀粒の排出・停止、前記排出オーガの上下移動、旋回移動及び所定位置に旋回する自動旋回の各作動を制御する制御部と、を備えたコンバインにおいて、
    無線信号により前記制御部に前記各作動の作動指令を出力する操作具を備え、
    該操作具は、電池からなる電源と、該操作具から所定時間前記作動指令が出力しない場合、前記電源をオフとするオートパワーオフ手段と、を有し、
    前記制御部は、前記オートパワーオフにより前記電源をオフするに際して前記操作具から受信した信号により、前記排出オーガの自動旋回作動を停止するように制御する、
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. グレンタンク内の穀粒を排出し得かつ左右方向に旋回及び上下方向に揺動し得る排出オーガと、報知装置と、前記排出オーガからの穀粒の排出・停止、前記排出オーガの上下移動、旋回移動及び所定位置に旋回する自動旋回の各作動を制御する制御部と、を備えたコンバインにおいて、
    無線信号により前記制御部に前記各作動の作動指令を出力する操作具を備え、
    該操作具は、電池からなる電源と、該操作具から所定時間前記作動指令が出力しない場合、前記電源をオフとするオートパワーオフ手段と、を有し、
    前記制御部は、前記オートパワーオフにより前記電源をオフするに際して前記操作具から受信した信号により、前記排出オーガの穀粒排出作動を停止するように制御する、
    ことを特徴とするコンバイン。
  3. グレンタンク内の穀粒を排出し得かつ左右方向に旋回及び上下方向に揺動し得る排出オーガと、報知装置と、前記排出オーガからの穀粒の排出・停止、前記排出オーガの上下移動、旋回移動及び所定位置に旋回する自動旋回の各作動を制御する制御部と、を備えたコンバインにおいて、
    無線信号により前記制御部に前記各作動の作動指令を出力する操作具を備え、
    該操作具は、電池からなる電源と、前記電池の電圧が所定値以下に低下した場合、前記電源をオフとするパワーオフ手段と、を有し、
    前記制御部は、前記パワーオフにより前記電源をオフするに際して前記操作具から受信した信号により、前記排出オーガの自動旋回作動を停止するように制御する、
    ことを特徴とするコンバイン。
  4. グレンタンク内の穀粒を排出し得かつ左右方向に旋回及び上下方向に揺動し得る排出オーガと、報知装置と、前記排出オーガからの穀粒の排出・停止、前記排出オーガの上下移動、旋回移動及び所定位置に旋回する自動旋回の各作動を制御する制御部と、を備えたコンバインにおいて、
    無線信号により前記制御部に前記各作動の作動指令を出力する操作具を備え、
    該操作具は、電池からなる電源と、前記電池の電圧が所定値以下に低下した場合、前記電源をオフとするパワーオフ手段と、を有し、
    前記制御部は、前記パワーオフにより前記電源をオフするに際して前記操作具から受信した信号により、前記排出オーガの穀粒排出作動を停止するように制御する、
    ことを特徴とするコンバイン。
  5. 前記制御部は、前記電源をオフするに際して前記操作具から受信した信号により、前記排出オーガの自動旋回作動又は穀粒排出作動を停止する際、報知手段を作動してなる、
    請求項1ないし4のいずれか記載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020166881A (ja) * 2017-03-28 2020-10-08 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 リモコン

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