JP2014035850A - リチウム二次電池用セパレータ及びリチウム二次電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】変法濾水度が75〜250mlで、且つ、長さ加重平均繊維長が0.80〜1.80mmである溶剤紡糸セルロース繊維からなる紙であることを特徴とするリチウム二次電池用セパレータ。
【選択図】なし
Description
パルパーを用いてスラリー1〜5、6、7を調製し、長網抄紙機に送液して抄紙し、150℃のヤンキードライヤーで乾燥させた。抄紙後、カレンダー処理して厚みを調整し、実施例1〜5、7、8のセパレータを作製した。
スラリー5に、紙力増強剤(荒川化学製、商品名:ポリストロン(登録商標)1250)を溶剤紡糸セルロース繊維に対して2質量%添加して所定時間攪拌し、長網抄紙機へ送液して抄紙し、150℃のヤンキードライヤーで乾燥させた。抄紙後、カレンダー処理して厚みを調整し、実施例6のセパレータを作製した。
所定の溶剤紡糸セルロース繊維をパルパーで離解させながら、予めミキサーで分散させておいた所定量のベーマイトを添加し、凝集剤(三洋化成製、商品名:サンフロック(登録商標)C−009P)を溶剤紡糸セルロース繊維とベーマイトの合計質量に対して0.3質量%添加して所定時間攪拌し、さらに紙力増強剤(荒川化学製、商品名:ポリストロン(登録商標)1250)を溶剤紡糸セルロース繊維に対して2質量%添加して所定時間攪拌し、スラリー8〜11を調製した。スラリー8〜11を長網抄紙機へ送液して抄紙し、150℃のヤンキードライヤーで乾燥させた。抄紙後、カレンダー処理して厚みを調整し、実施例9〜12のセパレータを作製した。実施例9〜12のセパレータを指で擦ったとき、無機フィラーの粉落ちは生じなかった。
所定の溶剤紡糸セルロース繊維をパルパーで離解させながら、予めミキサーで分散させておいた所定量の酸化マグネシウムを添加し、凝集剤(三洋化成製、商品名:サンフロック(登録商標)C−009P)を溶剤紡糸セルロース繊維と酸化マグネシウムの合計質量に対して0.3質量%添加して所定時間攪拌し、さらに紙力増強剤(荒川化学製、商品名:ポリストロン(登録商標)1250)を溶剤紡糸セルロース繊維に対して2質量%添加して所定時間攪拌し、スラリー12を調製した。スラリー12を長網抄紙機へ送液して抄紙し、150℃のヤンキードライヤーで乾燥させた。抄紙後、カレンダー処理して厚みを調整し、実施例13のセパレータを作製した。該セパレータを指で擦ったとき、無機フィラーの粉落ちは生じなかった。
パルパーを用いてスラリー13〜16を調製し、長網抄紙機に送液して抄紙し、150℃のヤンキードライヤーで乾燥させた。抄紙後、カレンダー処理して厚みを調整し、比較例1〜4のセパレータを作製した。
マニラ麻パルプをパルパーで離解させながら、予めミキサーで分散させておいた所定量のベーマイトを添加し、凝集剤(三洋化成製、商品名:サンフロック(登録商標)C−009P)をマニラ麻パルプとベーマイトの合計質量に対して0.3質量%添加して所定時間攪拌してスラリー17を調製し、長網抄紙機に送液して抄紙し、150℃のヤンキードライヤーで乾燥させた。抄紙後、カレンダー処理して厚みを調整し、比較例5のセパレータを作製した。該セパレータを指で擦ったとき、無機フィラーの粉落ちは生じなかった。
実施例及び比較例のセパレータについて、下記の評価を行い、結果を表3に示した。表3中の「−」は該当なしを意味する。
セパレータの抄紙時に抄紙網に繊維取られがほとんどなく、湿紙をフェルトに安定して転写できた場合を「◎」、抄紙網への繊維取られは少なく、安定して転写できた場合、又は、抄紙網への繊維取られがやや多い場合もあるが、安定して転写できた場合を「○」、抄紙網の全面又は大部分に連続的に繊維取られが発生して安定して湿紙をフェルトに転写することができなかった場合を「×」とした。
JIS P8118に準拠して厚みを測定し、その平均値を算出した。
JIS P8124に準拠してセパレータの坪量を測定し、坪量を厚みで除して100倍した値を密度とした。
セパレータの裏側から光を当て、セパレータにピンホールがあるかどうかを目視で判定した。ピンホールがある場合を「あり」、ない場合を「なし」とした。
セパレータの空孔率は、セパレータの比重からセパレータの密度を差し引いて得られる値をセパレータの比重で除した後100倍して算出した。実施例1〜8、比較例1〜4のセパレータの比重については、セルロース繊維の比重1.5とした。実施例9〜12、比較例5のセパレータの比重については、ベーマイトの比重を3.04として、セルロース繊維とベーマイトの配合率に従って計算した。実施例13のセパレータの比重については、酸化マグネシウムの比重を3.65として、セルロース繊維と酸化マグネシウムの配合率に従って計算した。
外径28.6mmの円孔を有するガーレー透気度計を用いて、各セパレータにつき巾方向に10箇所のガーレー透気度を測定し、その平均値を示した。ガーレー透気度はJIS P8117に準拠して測定した。
セパレータを15mm幅、200mm長に切りそろえた。200mm長は紙の流れ方向とした。試験片の上下を卓上型材料試験機(オリエンテック製)のチャックに100mm間隔で固定し、100mm/minの一定速度で試験片が切断するまで引き上げていったときの最大荷重とした。1つのセパレータにつき、5本以上の試験片を測定し、その平均値を示した。
孔径測定装置(PMI製、装置名:パームポロメーター(CFP−1500−A))を用いてセパレータの孔径分布を求め、得られた平均孔径を示した。
セパレータの裏側から光を当てて目視で観察し、地合の均一性が極めて良好なものを「◎」、◎よりは劣るが、ピンホールがなく良好なものを「○」、ピンホールが生じるほどの地合のもこつきや粗密斑があるものを「×」とした。
正極シート、セパレータ、負極シートの順に積層し、これをアルミニウムラミネート袋に収容し、電解液を注入して袋を封口し、リチウムイオン電池を作製した。正極は、活物質のコバルト酸リチウム、導電助剤のアセチレンブラック、結着剤のポリフッ化ビニリデンを質量比率で90:5:5に混合したスラリーをアルミニウム集電体の両面に塗布したものを用いた。負極は、天然黒鉛、ポリフッ化ビニリデンを質量比率で95:5に混合したスラリーを銅箔集電体の両面に塗布したものを用いた。電解液には、LiPF6を1モル/リットル溶解させた混合溶液を用いた。混合溶液は、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートを質量比率で3:7混合したものである。
リチウムイオン電池を25℃、0.5mA/cm2で4.2Vまで定電流充電し、さらに4.2Vで定電圧充電し、電流値が0.2mA以下に減衰するまで充電した。このとき得られた容量を初期充電容量とした。充電完了後、20分間休止し、0.5mA/cm2で3.0Vまで放電した。このとき得られた容量を初期放電容量とし、初期充電容量に対する割合を算出し、充放電効率とした。充放電効率が高いほど好ましい。
リチウムイオン電池を25℃、0.5mA/cm2で4.3Vになるまで定電流充電し、さらに4.3Vを24時間印加し、過充電した。次いで、30分間休止し、定電流0.5mA/cm2で3.0Vまで放電した。このとき得られた放電容量の初期放電容量に対する割合を放電容量維持率とした。放電容量維持率が高いほど好ましい。
Claims (3)
- 下記で定義される変法濾水度が75〜250mlで、且つ、長さ加重平均繊維長が0.80〜1.80mmである溶剤紡糸セルロース繊維からなる紙であることを特徴とするリチウム二次電池用セパレータ。
変法濾水度:ふるい板として線径0.14mm、目開き0.18mmの80メッシュ金網を用い、試料濃度0.1%にした以外はJIS P8121に準拠して測定した濾水度。 - 紙が無機フィラーを含有してなる請求項1記載のリチウム二次電池用セパレータ。
- 請求項1又は2記載のリチウム二次電池用セパレータを具備してなるリチウム二次電池。
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