JP2014035222A - 排ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ応答遅延を防止することができる排ガスセンサを提供する。
【解決手段】ここで開示される排ガスセンサ100は、Mn濃度が20ppmを上回る燃料を使用する内燃機関の排ガス中の酸素濃度もしくは空燃比を検出可能な排ガスセンサ100であって、該排ガスセンサ100の酸素濃度もしくは空燃比を検出するセンサ素子10の表面の少なくとも一部には、少なくとも700℃において排ガス中に含まれるMn成分を吸収可能なガラス被膜20が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、排ガスセンサに関する。
従来から、大気中の特定のガスを検知するためセンサ素子を用いたガスセンサが使用されている。この種のガスセンサは、例えば自動車の排ガス中に含まれる炭化水素(HC)や酸素(O)等の特定ガス成分の濃度を検知することができるため、自動車エンジン等の内燃機関の排気通路に設けられ、内燃機関や排ガス浄化装置の制御に用いられている。排ガスの酸素濃度を検出する酸素センサ素子としては、例えば、ZrO固体電解質を用いた、酸素濃淡起電力式のものが知られている。
図9に示すように、上記酸素センサ素子90は、有底円筒体であって、内側電極94a、固体電解質層92、外側電極94bおよび拡散抵抗層96を順に積層したものである。内側電極94aの内側には、ヒータ97が挿入されている。排ガスは、拡散抵抗層96の微小孔を介して外側電極94bに達し、外側電極94bと内側電極94aとの間でセンサ出力を得る。拡散抵抗層96は、外側電極94bに到達する排ガスの流量を制限するとともに、外側電極94bを保護する機能を持たせるため、多孔質のセラミックコーティング膜により形成されている。
この種のセンサ素子を自動車用排ガスセンサに用いる場合、排ガス中にはP、Ca、Zn等のオイル含有成分や、K、Na等のガソリン添加成分からなる被毒物質が含まれていることから、これら被毒物質によりセンサ素子が汚染されてしまうという問題がある。かかる問題に対処すべく、センサ素子の周囲を多孔質保護層(トラップ層)98(図9参照)で覆うことが提案されている。かかる技術によれば、排ガス中の被毒物質が多孔質保護層98に吸着されるため、被毒物質のセンサ素子内部への侵入が抑制され得る。この種のガスセンサに関する従来技術としては特許文献1が挙げられる。
特開2011−252894号公報
ところで、自動車の燃費を良くするにはエンジンの圧縮比を高くして熱効率を良くすることが有効であるが、圧縮比の高いエンジンではノッキングが起こりやすくなるため、オクタン価の高い燃料が必要となる。近年、燃料のオクタン価を高くするため、Mnを含む添加剤を燃料に添加することが検討されている。
本発明者は、上記Mn成分を含む燃料を用いる内燃機関において、センサ応答性が遅延(悪化)する事象がみられることに着目した。そこで、上記燃料に含まれるMn成分がセンサ応答性に及ぼす影響を詳細に解析し、以下の知見を得た。
すなわち、燃料に含まれるMn成分がセンサ素子に付着すると、Mn酸化物として堆積する。その状態でガスセンサに高酸素濃度の排ガスが流入すると、センサ素子に付着したMn酸化物が酸化され、Mn+O→Mnの酸化反応が進行し、排ガス中の酸素が消費される。そのため、センサ電極に到達する排ガスの酸素濃度が実際よりも低くなり、その状態は、上記酸化反応が終了するまで継続する。したがって、上記酸化反応が終了するまでの間は、センサ値が実際の酸素濃度よりも低い値を示すようになり、ガスセンサに高酸素濃度排ガスが流入した場合の応答が遅延する。
一方、ガスセンサに低酸素濃度の排ガスが流入すると、センサ素子に付着したMn酸化物が還元され、逆の反応、即ち、Mn→Mn+Oの還元反応が進行し、排ガス中に酸素が放出される。そのため、センサ電極に到達する排ガスの酸素濃度が実際よりも高くなり、その状態は、上記還元反応が終了するまで継続する。したがって、上記還元反応が終了するまでの間は、センサ値が実際の酸素濃度よりも高い値を示すようになり、ガスセンサに低酸素濃度排ガスが流入した場合の応答が遅延する。このようにMnがセンサ素子に付着すると、Mnの価数変化をともなう酸素吸蔵放出(OSC)反応が生じるため、センサ応答性が遅延してしまう。したがって、上記OSCを有効に防止できるような機構が求められている。
本発明は、上述した新規な課題を解決するものである。
本発明によって提供される排ガスセンサは、Mn濃度が20ppmを上回る燃料を使用する内燃機関の排ガス中の酸素濃度もしくは空燃比を検出可能な排ガスセンサである。 該排ガスセンサの酸素濃度もしくは空燃比を検出するセンサ素子の表面の少なくとも一部には、少なくとも700℃において排ガス中に含まれるMn成分を吸収可能なガラス被膜が形成されている。
このように構成された排ガスセンサによると、センサ素子の表面の少なくとも一部に、排ガス中に含まれるMn成分を吸収可能なガラス被膜が形成されているので、ガラス被膜に付着したMn成分は、高温時にガラス被膜中に固体拡散し、ガラス被膜の内部に取り込まれる。このことにより、Mnと排ガスとが直接接触しなくなるので、Mnの価数変化をともなうOSCが抑制され、センサ応答遅延が生じにくくなる。
ここに開示される排ガスセンサの好ましい一態様では、上記排ガスセンサは、Mn濃度が20ppmを上回る燃料を使用する内燃機関の排ガス中の酸素濃度もしくは空燃比を検出するために用いられる。このようなMn濃度の高い燃料を用いる内燃機関の排ガス中の酸素濃度もしくは空燃比を検出するための排ガスセンサは、センサ素子にMnが付着しやすく、センサ応答遅延が起こりやすい。したがって、上記センサ応答遅延を有効に防止できる本発明の排ガスセンサは、上記のようなMn濃度の高い燃料を用いる内燃機関の排ガス中の酸素濃度もしくは空燃比を検出するための排ガスセンサに対して、特に好適に適用され得る。
ここに開示される排ガスセンサの好ましい一態様では、上記ガラス被膜は、少なくともSiとBとを含むホウケイ酸ガラスにより構成されている。SiとBとを含むホウケイ酸ガラスは、Mnを吸収しやすい性質を示すため、本発明の目的に適したガラス被膜材料として好適に使用し得る。
ここに開示される排ガスセンサの好ましい一態様では、上記ホウケイ酸ガラスは、Si、B、Al、BaおよびR(ここでRはLi、Na、Kのうちの少なくとも一種)を主体として構成されている。そして、ガラス全体を100質量%としたときに、酸化物換算の質量比が以下の通り:
SiO 30質量%〜45質量%;
10質量%〜20質量%;
Al 1質量%〜10質量%;
BaO 20質量%〜30質量%;
O 2質量%〜10質量%;
であり、かつ、これらの主成分の合計が70質量%以上である。かかる組成のホウケイ酸ガラスは、Mnを吸収しやすい性質を示すため、本発明の目的に適したガラス被膜材料として好適に使用し得る。
ここに開示される排ガスセンサの好ましい一態様では、上記センサ素子は、一対の電極を両側に備えた固体電解質層と、通電により発熱する発熱体を含むヒータ層と、上記一対の電極のうちの一方に上記排ガスが導入されるように、上記排ガスを透過させる多孔質の拡散抵抗層とが積層されてなり、上記ガラス被膜は、上記センサ素子の表面において、上記拡散抵抗層を除く領域に形成されている。かかる構成によると、ガスセンサを適切に作動させつつ、ガラス被膜にMnを取り込むことができる。
本発明の一実施形態に係る排ガスセンサを模式的に示した断面図である。 実施例1に係るガラス被膜のMn耐久試験後におけるX線回折パターンを示す図である。 実施例1に係る排ガスセンサのMn耐久試験後における断面SEM像である。 実施例2に係るガラス被膜のMn耐久試験後におけるX線回折パターンを示す図である。 実施例2に係る排ガスセンサのMn耐久試験後における断面SEM像である。 実施例1に係る排ガスセンサのセンサ出力波形を示す図である。 実施例2に係る排ガスセンサのセンサ出力波形を示す図である。 燃料中のMn濃度と応答遅延時間との関係を示すグラフである。 従来のガスセンサを模式的に示した図である。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
ここで開示される一態様のガスセンサは、排ガス中の酸素濃度もしくは空燃比を検出可能な排ガスセンサであって、Mn濃度が20ppmを上回る燃料(典型的にはガソリン)を用いる内燃機関の排ガス中の酸素濃度もしくは空燃比を検出するために用いられるものである。図1を参照しながら、排ガスセンサ100の構造について説明する。図1は、本実施形態の排ガスセンサ100の主要部の構成の一例を示す模式図であり、その横断面を示したものである。
図1に示すように、排ガスセンサ100は、酸素濃度もしくは空燃比を検出するセンサ素子10と、該センサ素子10の表面の少なくとも一部に形成されたガラス被膜20とを備えている。
<センサ素子>
センサ素子10は、一対の電極14A、14Bを両側に備えた固体電解質層12と、通電により発熱する発熱抵抗体18Aを含むヒータ層18と、排ガスを透過させる多孔質の拡散抵抗層16とが積層されてなる。
<固体電解質層>
固体電解質層12は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質から構成されている。かかる固体電解質としては、例えば、ジルコニア(例えば、イットリア安定化ジルコニア(YSZ))などが挙げられる。
また、固体電解質層12の外側には測定電極14Aが形成されており、測定電極14Aよりも外側には、固体電解質層12を一壁面としつつ、排ガスを導入可能な測定ガス空間11が形成されている。測定ガス空間11は、固体電解質層12と拡散抵抗層16と遮蔽層17とにより画成されている。遮蔽層17は、ガスを不透過な内部構造をなし、ここではアルミナから構成されている。拡散抵抗層16は、測定電極14Aに対する排ガスの導入量を規制するために測定電極14Aの周囲の測定ガス空間11を画成する位置(ここでは測定ガス空間11の幅方向の両端)に設けられている。拡散抵抗層16は多孔質体であり、排ガスは拡散抵抗層16を介して測定ガス空間11内に導入される。拡散抵抗層16の材料としては、アルミナ、ジルコニア、セリア等の多孔質体を構成し得る材料を用いればよい。
一方、固体電解質層12の内側には、基準電極14Bが形成されており、この基準電極14Bを包囲するように大気等の基準ガスを導入可能な基準ガス空間13が形成されている。基準ガス空間13は、固体電解質層12と保護層15とにより画成されている。保護層15は、ガスを不透過な内部構造をなし、ここではアルミナから構成されている。基準電極14Bおよび測定電極14Aは共に、白金等の触媒活性の高い貴金属から構成されている。
<ヒータ層>
ヒータ層18は、アルミナを主体とする絶縁基体18Bと、絶縁基体18B上に積層された発熱抵抗体18Aとから構成されている。ジルコニア等からなる固体電解質層12は、常温では絶縁性を示すが、高温環境下になると活性化され、高い酸素イオン伝導性を示すようになる。ヒータ層18は、上記固体電解質層12の加熱領域を形成してその活性化温度となるように加熱制御される。この実施形態では、ヒータ層18は、固体電解質層12の基準電極14B側において保護層15の外層に配設されている。発熱抵抗体18Aは、例えば、白金等の抵抗体から構成されている。
<ガラス被膜>
ガラス被膜20は、上述した固体電解質層12と拡散抵抗層16とヒータ層18とからなるセンサ素子10の表面の少なくとも一部に形成されている。この実施形態では、ガラス被膜20は、センサ素子10の表面において、多孔質拡散抵抗層16を除く領域の全面に形成されている。ガラス被膜20は、少なくとも500℃において排ガス中に含まれるMn成分を吸収可能なガラス組成物を主体として構成されており、排ガス中に含まれるMn成分を取り込むために設けられている。すなわち、ガラス被膜20に付着したMn成分は、センサ加熱時の温度(酸素センサの場合は500℃〜600℃、空燃比センサの場合は700℃〜800℃)によってガラス被膜20中に固体拡散し、ガラス被膜20の内部に取り込まれる。これにより、センサ素子10に付着したMn成分と排ガスとが直接接触しなくなる。
ここで開示されるガラス被膜20の厚みとしては特に限定されないが、概ね50μm以上であることが適当であり、好ましくは50μm〜100μmである。ガラス被膜20の厚みが50μm以上であれば、ガラス被膜20内部に十分な量のMn成分を取り込むことができる。
ガラス被膜20は、少なくとも700℃において排ガス中に含まれるMn成分を吸収可能なガラス組成物を主体として構成されていればよい。この実施形態では、ガラス被膜20は、少なくともSiとBとを含むホウケイ酸ガラスを主体とするガラス被膜であり、必須構成成分としてSiOおよびBを含有する。ホウケイ酸ガラスにおけるSiOとBとの混合割合は、Bの割合が多いほど、Mnが吸収されやすい傾向があり、例えば、B/SiO=0.25〜0.5(好ましくは0.3〜0.5、より好ましくは0.35〜0.5程度)であるとよい。B/SiOを上記範囲にすると、ホウケイ酸ガラスからなるガラス被膜20において該ガラス被膜20に付着したMnをより良く吸収することができる。
また、これら必須の成分の他、目的に応じて種々の酸化物成分(Al、BaO、RO等)を含有する。例えば、本実施形態で用いられるホウケイ酸ガラスとしては、Mn吸収性をさらに上昇させ得る酸化物成分を含むことが好ましい。また、排ガスセンサが使用される高温域(酸素センサの場合は500℃〜600℃、空燃比センサの場合は700℃〜800℃)において、溶融し難い安定な組成のガラス組成物を用いることが好ましい。さらに、後述するガラス被膜20を形成するための釉薬スラリーにおいて該スラリーをセンサ素子に塗布し易い粘度に調整し得る酸化物成分を含むことが好ましい。このような条件を満たすホウケイ酸ガラスを特に制限なく用いることができる。かかるホウケイ酸ガラスとしては、例えば、ケイ素(Si)、ホウ素(B)、アルミニウム(Al)、バリウム(Ba)およびアルカリ金属(R)を主体として構成されているものが挙げられる。ここで、RはLi、Na、Kのうちのいずれか1種又は2種以上のアルカリ金属元素である。中でも、Li、Na、Kのうちの少なくとも2種を用いることが好ましく、さらにはLi、Na、Kの全部を用いることが特に好ましい。
例えば、ガラスマトリックス全体の質量組成で、SiO:30質量%〜45質量%、B:10質量%〜20質量%、Al:1質量%〜10質量%、BaO:20質量%〜30質量%、RO:2質量%〜10質量%であり、かつ、これらの主成分の合計が70質量%以上であることが好ましい。さらに好ましい一態様では、上記主成分の合計がガラス全体の80質量%以上である。これらの酸化物成分を上記質量組成で含むホウケイ酸ガラスは、Mnを吸収しやすく、かつ排ガスセンサが使用される高温域において安定であるため、本発明の目的に適したガラス組成物として好適に使用し得る。
上記のようなホウケイ酸ガラスとしては、さらに、MgO、CaOおよびSrOのうちのいずれか1種又は2種以上を含有することが好ましい。MgO、CaOおよびSrOは、アルカリ土類金属酸化物であり、任意添加成分である。これらの成分を入れることによりガラスマトリックスが多成分系で構成されるため、化学的、物理的安定性が向上し得る。これら酸化物のガラス組成物全体における含有率は、それぞれ、ゼロ(無添加)か或いは10質量%以下が好ましい。例えば、CaOおよびSrOの合計量がガラス組成物全体の8質量%以下(例えば0.1質量%〜8質量%)であることが好ましい。
上記ホウケイ酸ガラスは、さらに、Laを含有することが好ましい。Laまた任意添加成分である。この成分を入れることによりガラスマトリックスが多成分系で構成されるため、化学的および物理的安定性が向上し得る。Laのガラス組成物全体における含有率は、ゼロ(無添加)か或いは2質量%以下が好ましい。
上記ホウケイ酸ガラスは、さらに、ZrOを含有することが好ましい。ZrOまた任意添加成分である。この成分を入れることによりガラスマトリックスが多成分系で構成されるため、化学的および物理的安定性が向上し得る。ZrOのガラス組成物全体における含有率は、ゼロ(無添加)か或いは2質量%以下が好ましい。
なお、上述した成分以外の、本発明の実施において本質的ではない成分(例えばZnO、NiO、SnO、CoO、MoO、HfO、Yを種々の目的に応じて添加することができる。これらの成分もガラス構成を多様化することに寄与し得る。
ここに開示される技術において、「ガラス被膜」という概念のなかには、該ガラス被膜の一部に結晶相が存在する態様も含まれる。ここに開示される技術の好ましい一態様として、上記酸化物成分の非晶質相を主体としつつ、K(SiAl)O、Ca(Mg0.7Al0.3)(Si1.7Al0.3)Oなどの結晶相を含むガラス被膜が挙げられる。かかる結晶相を存在させることによって、ガラス被膜中にMnがさらに固体拡散しやすくなる。好ましい一態様では、上記結晶相として、実質的にK(SiAl)OおよびCa(Mg0.7Al0.3)(Si1.7Al0.3)Oの少なくとも一種の結晶相を含む。これらの結晶相は、非晶質相のなかに混在(分散)していてもよく、ガラス被膜の表面付近に偏在または析出していてもよい。
上記ガラス被膜20は、以下にようにして形成することができる。まず、ガラス被膜20のガラス成分(ガラスマトリックス)を構成する各種酸化物成分を得るための化合物(例えば各成分を含有する酸化物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、複合酸化物等を含む工業製品、試薬、または各種の鉱物原料)および必要に応じてそれ以外の添加物を(典型的にはこれらを混合してなる混和物を)ガラス原料(釉薬)粉末として用意する。これらのガラス原料粉末を所望の組成が得られるように配合して混合した後、適当な溶媒(例えば水)に分散した釉薬スラリーを調製し、この釉薬スラリーをセンサ素子の表面に塗布し焼成することによりガラス被膜20を形成するとよい。釉薬スラリーは、塗布物の形状保持性を高める等の目的で、適量の粘土鉱物や有機バインダを含有してもよい。
釉薬スラリーをセンサ素子10の表面に塗布する操作は、従来の一般的な塗布手段を特に限定することなく使用することができる。例えば、適当な塗布装置(スプレー噴霧やローラ等)を使用して、上記センサ素子10の拡散抵抗層16を除く表面に所定量の上記釉薬スラリーを均一な厚さにコーティングすることにより塗布され得る。その後、適当な焼成手段で塗布物を焼成する(焼き付ける)ことによって、センサ素子10の表面にガラス被膜20を形成するとよい。上記焼成温度としては、概ね900℃〜1000℃程度であり、好ましくは920℃〜980℃程度である。また、焼成温度(最高焼成温度)を保持する時間は、焼成温度にもよるが、概ね0.5時間〜2時間程度であり、好ましくは1時間〜1.5時間程度である。該焼成は大気雰囲気中で行うとよい。
このように構成された排ガスセンサ100によると、センサ素子10の表面の少なくとも一部に、排ガス中に含まれるMn成分を吸収可能なガラス被膜20が形成されているので、ガラス被膜20に付着したMn成分は、高温時にガラス被膜20中に固体拡散し、ガラス被膜20の内部に取り込まれる。これにより、センサ素子10に付着したMn成分と排ガスとが直接接触しなくなるため、センサ素子10に付着したMnの価数変化をともなう酸素吸蔵放出(OSC)反応が抑制され、測定電極14Aに到達する排ガスの酸素濃度変化の遅延が緩和される。その結果、センサ応答性の遅延を解消することができる。
また、上記実施形態によると、センサ素子10は、測定電極14Aおよび基準電極14Bを両側に備えた固体電解質層12と、通電により発熱する発熱抵抗体18Aを含むヒータ層18と、測定電極14Aに排ガスが導入されるように、排ガスを透過させる多孔質の拡散抵抗層16とが積層されてなり、ガラス被膜20は、センサ素子10の表面において、拡散抵抗層16を除く領域に形成されているので、ガラス被膜20によって測定電極14Aへの排ガスの導入が妨げられない。そのため、ガスセンサ100を適切に作動させつつ、ガラス被膜20の内部にMn成分を取り込むことができる。
ここで開示される技術の好ましい適当対象として、Mnの含有率が20ppmを上回るMn濃度の高い燃料を使用するエンジンの排ガス中の酸素濃度もしくは空燃比を検出するための排ガスセンサが挙げられる。例えば、Mn濃度が20ppm以上(例えば40ppm以上、典型的には60ppm以上、さらには100ppm以上、特には200ppm以上)の燃料を使用するエンジンに用いられる排ガスセンサが例示される。このようなMn濃度の高い燃料を使用するエンジンに用いられる排ガスセンサは、センサ素子にMn成分が付着しやすく、該Mnの価数変化をともなうOSCによってセンサ応答遅延が起こりやすい。したがって、該OSCによるセンサ応答遅延を有効に防止できる本発明の排ガスセンサ100は、上記のようなMn濃度の高い燃料を使用するエンジンに対して、特に好適に使用され得る。
以下、本発明に関する試験例を説明するが、本発明を以下の試験例に示すものに限定することを意図したものではない。
(1)ガラス被膜の形成
<実施例1>
表1に示すように、ホウケイ酸ガラスからなるガラス被膜20の原料粉末を所定比率で配合して混合した後、混合物を水に分散して釉薬スラリーを調製した。この釉薬スラリーをセンサ素子10の表面に塗布した後、950℃で1時間焼成した。このようにして、センサ素子10の表面にガラス被膜20が形成された排ガスセンサ100を得た。
(2)Mn耐久試験
上記得られたガスセンサ100についてMn耐久試験を行った。Mn耐久試験は、Mn粉末をガラス被膜20の上に塗布し、800℃で24時間焼成することにより行った。上記Mn耐久試験後におけるX線回折パターンを図2に示す。また、上記Mn耐久試験後におけるセンサ素子10の断面SEM像を図3に示す。
図2に示すように、ガラス被膜20の非晶質に由来するブロードなピークのなかに、Mn粒子に帰属される回折ピークが観測された。このことから、ガラス被膜成分とMnとは未反応状態であることが確認された。また、図3に示すように、ガラス被膜20の表層部分が変色しており、該ガラス被膜20の表層部分にMn粒子が固相拡散により取り込まれていることが確認された。
<実施例2>
表2に示すように、ガラス被膜20の組成を変えたこと以外は実施例1と同様にガスセンサ100を作製した。かかるガスセンサ100について、実施例1と同様にMn耐久試験を行った。上記Mn耐久試験後におけるホウケイ酸ガラスからなるガラス被膜のX線回折パターンを図4に示す。また、上記Mn耐久試験後におけるセンサ素子10の断面SEM像を図5に示す。
図4に示すように、ガラス被膜20の非晶質に由来するブロードなピークのなかに、Mn粒子に帰属される回折ピークが観測された。このことから、ガラス被膜成分とMnとは未反応状態であることが確認された。また、図5に示すように、ガラス被膜20の内部が変色しており、該ガラス被膜20の内部にMn粒子が固相拡散により取り込まれていることが確認された。
<センサ出力試験>
上記実施例1、2のガスセンサについて、上述のMn耐久試験後におけるセンサ出力波形を測定した。センサ出力波形の測定は、各例のガスセンサをガス検出器に組み付け、所定の酸素濃度を有する試験ガス中に該センサを保持することにより行った。上記センサ出力波形測定を上述のMn耐久試験の前後に行った。図6は実施例1に係るMn耐久試験前後におけるセンサ出力波形であり、図7は実施例2に係るMn耐久試験前後におけるセンサ出力波形である。
また、比較のために、ガラス被膜20が形成されていないガスセンサを用意し、センサ素子10の上にMn粉末を塗布し、800℃で24時間焼成するMn耐久試験を実施した。そして、上記Mn耐久試験後におけるセンサ応答出力波形を実施例1、2と同様に測定した。
図6および図7に示すように、センサ素子10の表面にホウケイ酸ガラスからなるガラス被膜20を形成した実施例1、2では、Mn耐久試験前後においてセンサ出力波形がほとんど変わらず、良好な結果が得られた。これに対し、センサ素子10の表面にホウケイ酸ガラスからなるガラス被膜20を形成しなかった比較例では、Mn耐久試験後のセンサ出力応答が耐久前に比べて大きく遅延した。比較例では、センサ素子10に付着したMn成分に起因して上記遅延が生じたものと解される。以上から、センサ素子10の表面にホウケイ酸ガラスからなるガラス被膜20を形成することによって、Mnに起因するセンサ応答遅れを解消できることが確かめられた。
なお、参考例として、燃料に含まれるMnがセンサ応答性に及ぼす影響を検証するため、以下の試験を行った。すなわち、センサ素子の表面にガラス被膜が形成されていない従来のガスセンサをエンジンの排気系に設置し、オクタン価向上剤としてのメチルシクロペンタジエニルマンガントリカルボニル(MMT)を任意の濃度で添加した燃料を用いて、15万マイル(約24万km)走行させて耐久させた後のセンサ出力を測定した。そして、耐久前のセンサ出力と比較して、センサ応答遅延時間を調べた。結果を図8に示す。図8は、燃料中のMn濃度(ppm)と応答遅延時間(s)との関係を示すグラフである。
図8に示すように、燃料中のMn濃度が20ppmを超えると、応答遅延時間が増大傾向になった。特に燃料中のMn濃度が60ppmを超えると、応答遅延時間が25秒近くにも達した。Mn濃度の高い燃料を使用するエンジンの排気系に配置される排ガスセンサは、センサ素子にMn成分が付着しやすく、該Mnの価数変化をともなうOSCによってセンサ応答遅延が起こりやすいと考えられる。したがって、該OSCによるセンサ応答遅延を有効に防止できる本発明の排ガスセンサ100は、上記のようなMn濃度が20ppmを超える燃料を使用するエンジンに対して、特に好適に使用され得る。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
10 センサ素子
11 測定ガス空間
12 固体電解質層
13 基準ガス空間
14A 測定電極
14B 基準電極
15 保護層
16 拡散抵抗層
17 遮蔽層
18 ヒータ層
18A 発熱抵抗体
18B 絶縁基体
20 ガラス被膜
100 排ガスセンサ

Claims (5)

  1. Mn濃度が20ppmを上回る燃料を用いる内燃機関の排ガス中の酸素濃度もしくは空燃比を検出可能な排ガスセンサであって、
    該排ガスセンサの酸素濃度もしくは空燃比を検出するセンサ素子の表面の少なくとも一部には、少なくとも700℃において排ガス中に含まれるMn成分を吸収可能なガラス被膜が形成されている、排ガスセンサ。
  2. 前記排ガスセンサは、Mn濃度が20ppmを上回る燃料を用いる内燃機関の排ガス中の酸素濃度もしくは空燃比を検出するために用いられる、請求項1に記載された排ガスセンサ。
  3. 前記ガラス被膜は、少なくともSiとBとを含むホウケイ酸ガラスにより構成されている、請求項1または2に記載された排ガスセンサ。
  4. 前記ホウケイ酸ガラスは、Si、B、Al、BaおよびR(ここでRはLi、Na、Kのうちの少なくとも一種)を主体として構成されており、
    ガラス全体を100質量%としたときに、酸化物換算の質量比が以下の通り:
    SiO 30質量%〜45質量%;
    10質量%〜20質量%;
    Al 1質量%〜10質量%;
    BaO 20質量%〜30質量%;
    O 2質量%〜10質量%;
    であり、かつ、これらの主成分の合計が70質量%以上である、請求項3に記載された排ガスセンサ。
  5. 前記センサ素子は、一対の電極を両側に備えた固体電解質層と、通電により発熱する発熱体を含むヒータ層と、前記一対の電極のうちの一方に前記排ガスが導入されるように、前記排ガスを透過させる多孔質の拡散抵抗層とが積層されてなり、
    前記ガラス被膜は、前記センサ素子の表面において、前記拡散抵抗層を除く領域に形成されている、請求項1〜4の何れか一つに記載された排ガスセンサ。







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