JP2014035173A - 気体噴出処理装置 - Google Patents

気体噴出処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014035173A
JP2014035173A JP2012177811A JP2012177811A JP2014035173A JP 2014035173 A JP2014035173 A JP 2014035173A JP 2012177811 A JP2012177811 A JP 2012177811A JP 2012177811 A JP2012177811 A JP 2012177811A JP 2014035173 A JP2014035173 A JP 2014035173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
gas
ejection
processing
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012177811A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Arakawa
雅義 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARAKAWA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ARAKAWA SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARAKAWA SEISAKUSHO KK filed Critical ARAKAWA SEISAKUSHO KK
Priority to JP2012177811A priority Critical patent/JP2014035173A/ja
Publication of JP2014035173A publication Critical patent/JP2014035173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

【課題】メンテナンスを容易なものとするとともに、被処理物に対する処理の効率を向上させる。
【解決手段】被処理物Wが搬送される処理室25と、処理室25の上側/下側に配設された上側チャンバ30a/下側チャンバ30bと、上側チャンバ30aの上側に位置し上側チャンバ30aに噴出用気体を供給する噴出用気体供給室18と、各チャンバ30a/30bに設けられ、処理室25に対して気体噴出する複数の上側ノズル40a/下側ノズル40bとを有する。すべてのノズル40a/40bは、各チャンバ30a/30bのうちの処理室25の側の面から各チャンバ30a/30bの内部に向かう筒状のものである。上側チャンバ30aには、上側チャンバ30aの内部空間とは隔絶された状態で上側チャンバ30aを貫通して処理室25と噴出用気体供給室18との間を連通する気体復流路35が形成されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、食品や建材等の被処理物に対して気体(高温又は常温の空気等)を噴出して、乾燥,加熱,冷却等の処理を行う装置に関するものである。
この種の装置としては、従来より、次の構造のものがある。
その装置は、ハウジング,コンベア,ともに複数の上側チャンバ・下側チャンバを有している。
ハウジングは、ほぼ閉じた空間を形成している。
コンベアは、通気性を有するものであり、エンドレス状をしている(上側の往路部と下側の復路部を形成する)。
複数の上側チャンバは、ハウジング内において、コンベア(往路部)の上側において、コンベアの循環方向に沿って所定の隙間を隔てて配設されている。同様に、複数の下側チャンバは、ハウジング内において、コンベア(往路部)の下側に位置している。ハウジング内のうち、コンベア(往路部)によって被処理物が搬送される空間が処理室である。
上側チャンバには、処理室に対して(すなわち下方に向けて)気体を噴出する多数のノズル(上側ノズル)が設けられている。下側チャンバには、処理室に対して(すなわち上方に向けて)気体を噴出する多数のノズル(下側ノズル)が設けられている。
ハウジング内のうちの上側チャンバよりも上側の空間は、噴出用気体供給室とされている。噴出用気体供給室と上側チャンバ及び下側チャンバとは、ダクトで接続されており、噴出用気体供給室内の気体が両チャンバに供給される。
そして、コンベアが循環することによって、コンベア(往路部)に載置された被処理物は、処理室内を移動しつつ、上側チャンバの各上側ノズルから噴出される気体、及び、下側チャンバの各下側ノズルから噴出される気体を受け、乾燥・加熱,冷却等の処理が行われる。
そして、従来のこの種の装置においては、上側チャンバ/下側チャンバに設けられた各ノズルは、各チャンバのうちの処理室の側の面(すなわち下面/上面)から当該処理室に向かって突出する筒状をしている。
また、上側チャンバ及び下側チャンバの各ノズルから処理室に対して噴出された空気(その一部は被処理物に当たる)は、ハウジング内において上側チャンバとハウジングとの間の隙間や、隣接する上側チャンバの隙間を通って、噴出用気体供給室に戻るようにされている。
しかしながら、上述した従来の装置では、次の欠点がある。
すなわち、被処理物が、上側ノズル等から噴出される気体によって浮揚して上側ノズルに衝突し、上側ノズルが変形・損傷する場合もある。また、被処理物又はその破片(特に液体を含んでいたり粉状をしているものの場合)が、上記と同様に浮揚して上側ノズルに付着し、上側ノズルが汚れる場合がある。
また、被処理物又はその破片がコンベアから落下して、下側チャンバの上面のうち隣接する下側ノズルの間の部分に堆積してしまう場合がある。
そして、いずれも、そのメンテナンスは煩雑である。
また、上述した従来の装置では、次の欠点もある。
すなわち、上側ノズルから噴出されて被処理物に対して接触した後の空気は、被処理物及びコンベア(その往路部)に沿って流れ(すなわち、コンベア(往路部)の長さ方向及び幅方向に流れ)、ハウジング内において上側チャンバとハウジングとの間の隙間や、隣接する上側チャンバの隙間を通って、噴出用気体供給室に戻る。
しかしながら、このようにして被処理物及びコンベア(往路部)に沿って流れる空気によって、上側ノズルから噴出される空気が被処理物に対して直接的に接触することが、妨げられる。このことは、被処理物に対する処理の効率を向上させる上でネックとなっている。
なお、本発明に関連する先行技術として、特許文献1及び2に開示されているものがある。
特開2000−139718号公報 特開2003−090680号公報
本発明は、メンテナンスを容易なものとするとともに、被処理物に対する処理の効率を向上させることができる気体噴出処理装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するために、請求項1に係る発明は、被処理物を移動させつつ当該被処理物に対して気体を噴出することによって被処理物に対する処理を行う気体噴出処理装置であって、コンベアによって被処理物が搬送される処理室と、前記処理室の上側に配設された上側チャンバと、前記上側チャンバの上側に位置し当該上側チャンバに噴出用気体を供給する噴出用気体供給室と、前記上側チャンバに設けられ、当該上側チャンバの内部の気体を前記処理室に対して噴出する複数の上側ノズルとを有し、前記複数の上側ノズルは、すべて、前記上側チャンバのうちの前記処理室の側の面から当該上側チャンバの内部に向かう筒状のものであり、前記上側チャンバには、当該上側チャンバの内部空間とは隔絶された状態で当該上側チャンバを貫通して、前記処理室と前記噴出用気体供給室との間を連通する気体復流路が形成されている、気体噴出処理装置である。
この発明の気体噴出処理装置では、処理室内において、被処理物がコンベアによって移動されつつ、上側チャンバの複数の上側ノズルから噴出される気体によって、被処理物について加熱・乾燥又は冷却の処理がされる。
上述の際、この発明の気体噴出処理装置では、すべての上側ノズルが、上側チャンバのうちの前記処理室の側の面から当該上側チャンバの内部に向かう筒状のものであるため、仮に被処理物が浮揚しても、それが上側ノズルに衝突して上側ノズルが変形・損傷したり、被処理物又はその破片が上側ノズルに付着して上側ノズルが汚れることが防止される。
こうして、この発明の気体噴出処理装置では、メンテナンスが容易なものとなる。
また、同じく上述の際、上側ノズルから噴出され被処理物に接触し反射された気体は、上側チャンバの気体復流路を通って、気体収容室内に戻る。
ここで、気体復流路は、チャンバの内部空間とは隔絶された状態で当該チャンバを貫通して形成されている。このため、気体復流路内の気体がチャンバの内部空間内に戻ることが防止されるとともに、被処理物及びコンベアに沿って流れる気体の流れの発生が低減化される。
このため、この発明の気体噴出処理装置では、上側ノズルから噴出される気体が直接的に被処理物に対して接触しやすくなり、被処理物に対する処理の効率が向上する。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の気体噴出処理装置であって、さらに、前記処理室の上側に配設され、前記噴出用気体供給室から噴出用気体が供給される下側チャンバと、前記下側チャンバに設けられ、当該下側チャンバの内部の気体を前記処理室に対して噴出する複数の下側ノズルとを有し、前記気体供給室は、前記下側チャンバにも噴出用気体を供給するものであり、前記複数の下側ノズルは、すべて、前記下側チャンバのうちの前記処理室の側の面から当該下側チャンバの内部に向かう筒状のものである、気体噴出処理装置である。
この発明の気体噴出処理装置では、請求項1に係る発明の気体噴出処理装置の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
すなわち、この発明の気体噴出処理装置では、処理室内において、被処理物がコンベアによって移動されつつ、上側チャンバの複数の上側ノズルから噴出される気体とともに、下側チャンバの複数の下側ノズルから噴出される気体によって、被処理物について加熱・乾燥又は冷却の処理がされる。
上述の際、この発明の気体噴出処理装置では、すべての下側ノズルが、下側チャンバのうちの前記処理室の側の面から当該下側チャンバの内部に向かう筒状のものであるため、仮に被処理物又はその破片がコンベアから落下しても、下側チャンバの上面のうち隣接する下側ノズルの間の部分に堆積することが低減される。
こうして、この発明の気体噴出処理装置では、メンテナンスが容易なものとなる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る発明の気体噴出処理装置であって、前記上側ノズル及び/又は前記下側ノズルは、そのうちの少なくとも基端部の部分が、先端部の側から基端部に向かうにつれて徐々に流路断面積が大きくなるものである、気体噴出処理装置である。
この発明の気体噴出処理装置では、請求項1又は請求項2に係る発明の気体噴出処理装置の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
すなわち、請求項1又は請求項2に係る発明の気体噴出処理装置では、上側ノズル/下側ノズルが上側チャンバ/下側チャンバのうちの処理室の側の面から当該チャンバの内部に向かう筒状をしているため、本来的には、当該チャンバの内部の気体が当該ノズルに流入する際に、その分の抵抗が生じ(すなわち、大きな圧力損失が生じ)、当該ノズルから気体が円滑に噴出する上での妨げとなる。
しかしながら、この発明の気体噴出処理装置では、上側ノズル及び/又は下側ノズルは、そのうちの少なくとも基端部の部分が、先端部の側から基端部に向かうにつれて徐々に流路断面積が大きくなるものであるため、当該チャンバの内部の気体が当該ノズルに円滑に流入し(すなわち、圧力損失が低減され)、当該ノズルから気体が円滑に噴出することが確保される。
こうして、この発明の気体噴出処理装置では、被処理物が適切に処理される。
本発明の一実施例の気体噴出処理装置の縦断面図である。被処理物の進行方向に延びる仮想鉛直面で切断した際の縦断面図(一部はその端面)である。その一部はさらに仮想的に破断され、その破断端面が示されている。 本発明の一実施例の気体噴出処理装置の縦断面図である。被処理物の進行方向と垂直に延びる仮想鉛直面で切断した際の縦断面図である。その一部はさらに仮想的に破断され、その破断端面が示されている。 本発明の一実施例の気体噴出処理装置の要部の縦断面図である。図1の部分拡大図である。 本発明の一実施例の気体噴出処理装置の要部をさらに拡大した図である。(a)は斜視図(斜め下方から見た斜視図)であり、(b)は縦断面図である。
次に、本発明の一実施例の気体噴出処理装置について、図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、この気体噴出処理装置は、ハウジング10,コンベア20,上側チャンバ30a,下側チャンバ30b等を有している。
そして、この気体噴出処理装置は、被処理物Wに対して噴出される気体(気体の流れ)によって、被処理物Wを加熱・乾燥、又は、冷却させるものである。
ハウジング10は、直方体状をしている。
すなわち、ハウジング10は、前後に一対の幅方向壁部11a,左右に一対の長さ方向壁部11b,底板部11c,上板部11dを有しており、その内側に、ほぼ閉じた空間を形成している。各幅方向壁部11aはハウジング10の幅方向に延び、各長さ方向壁部11bはハウジング10の長さ方向(コンベア20の進行方向)に延びている。
図1に示すように、コンベア20は、エンドレス状をなし、ハウジング10の長さ方向に延びている。コンベア20は、ハウジング10の外部に位置する一対の支持部16によって支持されている。各支持部16はスプロケットを主材とするとともに、そのうちの一方には駆動用モータ(図示省略)が設けられている。
コンベア20は、進行方向とは垂直の水平方向(ハウジング10の幅方向)に延びる多数のパイプが隙間を隔てて進行方向(ハウジング10の長さ方向)に連ねられて形成されている。このため、コンベア20を横断(貫通)して空気(気体)が流通可能である。
エンドレス状のコンベア20のうちの上側部分が往路部21aであり、下側部分が復路部21bである。
なお、図面中、コンベア20,支持部16等については模式的に簡略に示されている。
ハウジング10の上流側の幅方向壁部11aには往路用入口部12A及び復路用出口部14Aが形成されており、ハウジング10の下流側の幅方向壁部11aには往路用出口部12B及び復路用入口部14Bが形成されている。
コンベア20の往路部21aは、往路用入口部12Aを通ってハウジング10の内部に流入し、往路用出口部12Bを通ってハウジング10の外部に流出する。復路部21bは、復路用入口部14Bを通ってハウジング10の内部に流入し、復路用出口部14Aを通ってハウジング10の外部に流出する。
こうして、図1及び図3に示すように、コンベア20の往路部21aに被処理物Wが載置された状態でコンベア20が循環することによって、コンベア20(その往路部21a)上の被処理物Wが搬送される。
すなわち、図1に示すように、被処理物Wは、往路用入口部12Aを通ってハウジング10内に流入し、ハウジング10内を移動し、往路用出口部12Bを通ってハウジング10から流出する。
ハウジング10の内部空間のうち、コンベア20の往路部21aによって被処理物Wが搬送される空間(上側チャンバ30aと下側チャンバ30bとの間の空間)が処理室25である。
図1及び図2に示すように、上側チャンバ30a及び下側チャンバ30bは、ハウジング10内に配設されている。上側チャンバ30a及び下側チャンバ30bは、上下に対状をなし、ハウジング10の長さ方向(被処理物Wの進行方向)に沿って複数組設けられている。
各上側チャンバ30aは、コンベア20の往路部21aの上方に位置している。各下側チャンバ30bは、コンベア20の往路部21aの下方であってコンベア20の復路部21bの上方に位置している。
ハウジング10の内部空間のうち、上側チャンバ30aの上側の空間が噴出用気体供給室18である。
ハウジング10に対してバーナ50が設けられ、バーナ50の吹き出し口(符号省略)は、噴出用気体供給室18の内部に位置している。
噴出用気体供給室18の内部空間と上側チャンバ30a及び下側チャンバ30bの内部空間とは、ダクト60によって接続されている。
すなわち、図2に示すように、ダクト60の上流端(開口部)61は、噴出用気体供給室18内に位置し、ダクト60は途中で2股に分岐し、その各下流端部は上側チャンバ30a及び下側チャンバ30bに接続されている。
図1及び図2に示すように、ダクト60の内部(例えば、開口部61の近傍)には、ファン62が設けられている。
このため、噴出用気体供給室18内の空気は、ファン62によって開口部61を通ってダクト60内に流入し、ダクト60内を流れ、上側チャンバ30a及び下側チャンバ30b内に流入する。
バーナ50が作動している場合は、バーナ50によって噴出用気体供給室18内の空気が高温にされ、その高温の空気が上側チャンバ30a及び下側チャンバ30b内に流入する。
図1〜図3に示すように、各上側チャンバ30aは、ほぼ直方体状の容器状をしており、その下面31aには、多数のノズル(上側ノズル)40aが設けられている。
同様に、各下側チャンバ30bは、ほぼ直方体状の容器状をしており、その上面31bには、多数のノズル(下側ノズル)40bが設けられている。
このため、図3に示すように、上側チャンバ30a内の空気は、上側ノズル40aから、処理室25に対して下方に噴出される。
同様に、下側チャンバ30b内の空気は、下側ノズル40bから処理室25に対して上方に噴出される。
図1〜図4に示すように、各上側ノズル40aは、上側チャンバ30aの下面31a(コンベア20の側の面)から上方に向かう(すなわち、上側チャンバ30aの内部に向かう)円筒状をしている。
なお、図3及び図4に示すように、上側ノズル40a/下側ノズル40bは、上側チャンバ30aの下面31a/下側チャンバ30bの上面31bを形成する各板部に形成された孔(符号省略)に対して、パイプがかしめられて取り付けられている。このため、そのかしめの部分においては、上側ノズル40a/下側ノズル40bは、上側チャンバ30aの下面31a/下側チャンバ30bの上面31bより若干突出しているが、これは、実質上「上側チャンバ30aの下面31a/下側チャンバ30bの上面31bから当該チャンバ30a/30bの内部に向かう」に該当するものといえる。
また、図3及び図4に示すように、各上側ノズル40a及び各下側ノズル40bは、同径部41及び漸拡部42を有している。
同径部41は、上側ノズル40a/下側ノズル40bのうちの下流側の部分(先端部の側の部分)であり、その長さ方向においていずれの部分においても同径である。
漸拡部42は、上側ノズル40a/下側ノズル40bのうちの上流側の部分(基端部の側の部分)であり、下流側から上流側に向かうにつれて徐々に大径になっており、流路断面積が徐々に大きくなっている。
この実施例では、漸拡部42は、下流側から上流側に向かうにつれて、その縦断面において直線的に徐々に大径になっている。すなわち、漸拡部42のいずれの部分においても、下流側から上流側に向かうにつれて大径になる度合いは同一である。
しかしながら、下流側から上流側に向かうにつれて大径になる度合いが徐々に大きくなってもよい。
また、図1〜図4に示すように、上側チャンバ30aには、複数の気体復流路35が設けられている。
気体復流路35は、円管状をなし、上側チャンバ30aの内部空間とは隔絶された状態で、上側チャンバ30aを貫通する流路である。
すなわち、気体復流路35は、処理室25(その内部空間)と、噴出用気体供給室18(その内部空間)とを連通している。
次に、この気体噴出処理装置の作用効果について説明する。
各上側ノズル40a及び下側ノズル40bから高温の空気を噴出させる場合には、バーナ50を作動させる。それによって、被処理物Wを加熱及び/又は乾燥させることができる。一方、各上側ノズル40a及び下側ノズル40bから常温の空気を噴出させる場合には、バーナ50を作動させない。それによって、被処理物W(高温状態のもの)を冷却させることができる。
図1に示すように、コンベア20の往路部21aに、処理前の状態の被処理物Wが載置される。そして、コンベア20が循環することによって、被処理物Wがハウジング10内を往路用入口部12A(入口部)から往路用出口部12B(出口部)まで移動する。
一方、図3等に示すように、ハウジング10内においては、上側チャンバ30aの上側ノズル40aから下方に(すなわち、処理室25に対して)空気が噴出され、下側チャンバ30bの下側ノズル40bから上方に(すなわち、処理室25に対して)空気が噴出される。
このため、処理室25内を移動する被処理物Wは、その上方及び下方の両方から空気の噴出を受け、加熱・乾燥又は冷却の処理がされる。
そして、図1〜図4に基づいて前述したように、この気体噴出処理装置では、すべての上側ノズル40aが、上側チャンバ30aのうちの下面31a(処理室25の側の面)から当該上側チャンバ30aの内部に向かう筒状のものであり、すべての下側ノズル40bが、下側チャンバ30bのうちの上面31b(処理室25の側の面)から当該下側チャンバ30bの内部に向かう筒状のものである。
このため、仮に被処理物Wが浮揚しても、それが上側ノズル40aに衝突して上側ノズル40aが変形・損傷したり、被処理物W又はその破片が上側ノズル40aに付着して上側ノズル40aが汚れたりすることが防止される。
また、仮に被処理物W又はその破片がコンベア20(往路部21a)から落下しても、下側チャンバ30bの上面のうち隣接する下側ノズル40bの間の部分に堆積することが低減される。
こうして、この発明の気体噴出処理装置では、メンテナンスが煩雑となることが防止される。
また、図3及び図4に基づいて前述したように、この気体噴出処理装置では、上側ノズル40a及び下側ノズル40bは、その基端部の部分が漸拡部42であり、漸拡部42においては、下流側(先端部の側)から上流側(基端部の側)に向かうにつれて徐々に大径になって流路断面積が徐々に大きくなっている。
このため、上側チャンバ30a/下側チャンバ30bの内部の気体は、円滑に上側ノズル40a/下側ノズル40bに流入し(すなわち、大きな圧力損失が生じず)、ひいては、上側ノズル40a及び下側ノズル40bから円滑に気体が噴出される。
こうして、この気体噴出処理装置では、被処理物Wが適切に処理される。
また、図1〜図4に基づいて前述したように、この気体噴出処理装置では、上側チャンバ30aに気体復流路35が形成されているため、図3及び図4(b)に示すように、上側ノズル40aから噴出され被処理物Wに接触し反射された気体は、気体復流路35を通って、気体収容室内に戻る。
このため、被処理物W及びコンベア20(往路部21a)に沿って流れる気体の流れの発生が低減化され、上側ノズル40aから噴出される気体が直接的に被処理物Wに対して接触しやすくなり、被処理物Wについて効率的に処理することが可能となる。
なお、上記のものはあくまで本発明の一実施例にすぎず、当業者の知識に基づいて種々の変更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
例えば、下側チャンバ(30b)及び下側ノズル(40b)は、必ずしも設けられなくてもよい。
また、コンベア(20)は、上述のものに限らず、複数(多数)の孔を有する板(網状のものを含む)や、網によって形成されたカゴ(バケット)が、進行方向に複数(多数)連ねられた態様のものでもよい。
その場合は、各支持部(16)は、コンベア(20)が往路部(21a)と復路部(21b)との間を切り変わる際に、上記の板やバケットが上下に反転しない構造とされてもよい。その場合は、被処理物Wがコンベア(20)の復路部(21b)上に位置する際にも処理がされる構造とされてもよい。
10 ハウジング
20 コンベア
25 処理室
30a 上側チャンバ
30b 下側チャンバ
35 気体復流路
40a 上側ノズル
40b 下側ノズル
42 漸拡部
W 被処理物

Claims (3)

  1. 被処理物を移動させつつ当該被処理物に対して気体を噴出することによって被処理物に対する処理を行う気体噴出処理装置であって、
    コンベアによって被処理物が搬送される処理室と、
    前記処理室の上側に配設された上側チャンバと、
    前記上側チャンバの上側に位置し当該上側チャンバに噴出用気体を供給する噴出用気体供給室と、
    前記上側チャンバに設けられ、当該上側チャンバの内部の気体を前記処理室に対して噴出する複数の上側ノズルとを有し、
    前記複数の上側ノズルは、すべて、前記上側チャンバのうちの前記処理室の側の面から当該上側チャンバの内部に向かう筒状のものであり、
    前記上側チャンバには、当該上側チャンバの内部空間とは隔絶された状態で当該上側チャンバを貫通して、前記処理室と前記噴出用気体供給室との間を連通する気体復流路が形成されている、
    気体噴出処理装置。
  2. 請求項1に記載の気体噴出処理装置であって、さらに、
    前記処理室の上側に配設され、前記噴出用気体供給室から噴出用気体が供給される下側チャンバと、
    前記下側チャンバに設けられ、当該下側チャンバの内部の気体を前記処理室に対して噴出する複数の下側ノズルとを有し、
    前記気体供給室は、前記下側チャンバにも噴出用気体を供給するものであり、
    前記複数の下側ノズルは、すべて、前記下側チャンバのうちの前記処理室の側の面から当該下側チャンバの内部に向かう筒状のものである、
    気体噴出処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の気体噴出処理装置であって、
    前記上側ノズル及び/又は前記下側ノズルは、そのうちの少なくとも基端部の部分が、先端部の側から基端部に向かうにつれて徐々に流路断面積が大きくなるものである、
    気体噴出処理装置。
JP2012177811A 2012-08-10 2012-08-10 気体噴出処理装置 Pending JP2014035173A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012177811A JP2014035173A (ja) 2012-08-10 2012-08-10 気体噴出処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012177811A JP2014035173A (ja) 2012-08-10 2012-08-10 気体噴出処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014035173A true JP2014035173A (ja) 2014-02-24

Family

ID=50284248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012177811A Pending JP2014035173A (ja) 2012-08-10 2012-08-10 気体噴出処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014035173A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176616A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 日清食品ホールディングス株式会社 気流供給ユニット
WO2017199602A1 (ja) * 2016-05-20 2017-11-23 株式会社写真化学 乾燥ユニット、錠剤印刷装置、および乾燥方法
CN107560389A (zh) * 2017-09-30 2018-01-09 宣城托新精密科技有限公司 一种流水线pu线固化装置
JP2019138624A (ja) * 2019-05-30 2019-08-22 日清食品ホールディングス株式会社 気流供給ユニット

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51155852U (ja) * 1974-10-23 1976-12-11
JPS5260972U (ja) * 1975-10-30 1977-05-04
US4187617A (en) * 1978-12-18 1980-02-12 Becker James J Jr Spray dryer
US5960560A (en) * 1997-12-11 1999-10-05 Stoll; Fedna Thermal solar dehydrator
JP2000139718A (ja) * 1998-11-12 2000-05-23 Arakawa Seisakusho:Kk エア流処理装置
JP2003090680A (ja) * 2001-09-13 2003-03-28 Arakawa Seisakusho:Kk 気体噴出処理装置
WO2003047360A1 (en) * 2001-12-03 2003-06-12 Mars Incorporated Coating and drying apparatus
US20050160621A1 (en) * 2002-06-29 2005-07-28 Wilhelm Hartmann Circulating air dryer for material webs

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51155852U (ja) * 1974-10-23 1976-12-11
JPS5260972U (ja) * 1975-10-30 1977-05-04
US4187617A (en) * 1978-12-18 1980-02-12 Becker James J Jr Spray dryer
US5960560A (en) * 1997-12-11 1999-10-05 Stoll; Fedna Thermal solar dehydrator
JP2000139718A (ja) * 1998-11-12 2000-05-23 Arakawa Seisakusho:Kk エア流処理装置
JP2003090680A (ja) * 2001-09-13 2003-03-28 Arakawa Seisakusho:Kk 気体噴出処理装置
WO2003047360A1 (en) * 2001-12-03 2003-06-12 Mars Incorporated Coating and drying apparatus
US20050160621A1 (en) * 2002-06-29 2005-07-28 Wilhelm Hartmann Circulating air dryer for material webs

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016176616A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 日清食品ホールディングス株式会社 気流供給ユニット
WO2017199602A1 (ja) * 2016-05-20 2017-11-23 株式会社写真化学 乾燥ユニット、錠剤印刷装置、および乾燥方法
JP2017207253A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 株式会社写真化学 乾燥ユニットおよび錠剤印刷装置
CN109154473A (zh) * 2016-05-20 2019-01-04 株式会社写真化学 干燥单元、片剂印刷装置及干燥方法
CN109154473B (zh) * 2016-05-20 2021-02-12 株式会社写真化学 干燥单元、片剂印刷装置及干燥方法
CN107560389A (zh) * 2017-09-30 2018-01-09 宣城托新精密科技有限公司 一种流水线pu线固化装置
JP2019138624A (ja) * 2019-05-30 2019-08-22 日清食品ホールディングス株式会社 気流供給ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4169075B2 (ja) リフロー炉
JP2014035173A (ja) 気体噴出処理装置
JP5666260B2 (ja) 気体噴出処理装置
JP4952143B2 (ja) 手乾燥装置
JPWO2006075803A1 (ja) リフロー炉
JP5666261B2 (ja) 気体噴出処理装置
JP2016137672A (ja) インクジェット印刷装置
JP2000139718A (ja) エア流処理装置
WO2006046317A1 (ja) 連続搬送式フリーザ
JP7437083B2 (ja) ノンフライ麺製造用乾燥装置
JP2000146401A (ja) 冷却装置
JP4713791B2 (ja) 乾燥装置
JP2012112539A (ja) 気体噴出処理装置
JP5196473B2 (ja) 加熱調理装置
JP2016198255A (ja) 加熱処理装置
JPH05504824A (ja) 空気処理装置およびその流量を減らす方法
JP4887858B2 (ja) リフロー炉
JP4403001B2 (ja) パルプ製品製造装置
JP2003090681A (ja) 熱風処理装置
KR100816350B1 (ko) 열처리 장치
JP2022167976A (ja) 平板に対するパイプの固定方法
JP5380902B2 (ja) 温度制御装置および温調システム
JP2010190568A (ja) 連続搬送式フリーザ
KR102127690B1 (ko) 스케일 배출장치
KR102094346B1 (ko) 스케일 배출장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160621

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170210

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170220

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20170421