JP2016176616A - 気流供給ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の噴射ノズル群の周りにカバーを設けることで対象物からの液体や食品構成部分が飛散してもカバー上に付着して、ノズル自体には付着させないこととさせることができる。
【選択図】図1
Description
工業的な大量生産のラインにおいては、このように気流を噴射する場合、一度に大量の食品を乾燥する必要がある。このため、乾燥機の気流供給部からの気流を複数の噴射管を並列に配置した気流供給ユニットを利用して、これを介して気流を噴射して対象物に噴射して乾燥する方法を利用する場合がある。
しかし、複数のノズルが露出して突出している場合、噴射ノズルより高速の気流を対象物に供給した場合、当該ノズルからの気流によって飛び散った液体や微粒の食品構成部分が跳ねる等して当該ノズルに付着する場合があった。
このような乾燥機における気流を供給するための噴射ノズルを開示したものについては、例えば、特許文献1等が開示されている。その他種々の文献が開示されている。
すなわち、本願第一の発明は、
「乾燥機に用いられる気流供給装置に装着される気流を供給するための気流供給ユニットであって、
気流を噴射するための複数の柱状の噴射ノズルが配置されている噴射ノズル群と、
当該噴射ノズル群の各噴射ノズルの端部を外部と連通させつつ、前記噴射ノズル群を覆うカバーとを含む気流供給ユニット。」、
である。
すなわち、本願第二の発明は、
「前記カバーは略平坦状の複数の面で構成されている請求項1に記載の気流供給ユニット。」、である。
すなわち、本願第三の発明は、
「前記気流供給ユニットが高速の気流を供給するための気流供給ユニットである請求項1又は2に記載の気流供給ユニット。」、である。
すなわち、本願第4の発明は、
「請求項1〜3のいずれかの気流供給ユニットを備えた気流供給装置。」、
である。
すなわち、本願第5の発明は、
「請求項1〜3のいずれかの気流供給ユニットに使用される噴射ノズル群を覆う気流供給ユニット用のカバー。」、
である。
3 中板部
5 カバー
10 気流供給ユニット
100 気流供給装置
L 付着液体
F 食品
図1に示す本発明の第一の実施態様の気流供給ユニットは、乾燥機に用いられる気流供給ユニットであり、複数の筒状の気流を噴射するための断面が円形の噴射ノズルが並列に配置されている噴射ノズル群と、当該噴射ノズル群の各噴射ノズルの端部を外部に露出させつつ、当該噴射ノズルの配置される領域を覆うカバーとからなっている。
尚、気流供給部は、図1又は図2に示すような本願発明の気流供給ユニットの上部に別途設けられており、ファンやコンプレッサー等より気流が供給される仕組みとなっている。また、当該気流は高速や高温に調整できることは勿論である。
尚、各噴射ノズルの固定の方法等については限定されず、溶接以外の嵌合等の種々の方法が可能である。
また、噴射ノズルの固定の向きは垂直のみでなく、種々の角度を有していてもよいことは勿論である。
噴射ノズルは気体を噴射するためのノズルである。噴射対象である気体としては、空気の他、窒素等であってもよいことは勿論である。噴射ノズルの材質としては特に限定されないが、ステンレスやプラスチック等が挙げられる。
ノズルの配置は、上記個別に成形した各噴出ノズルを溶接等によって接続する方法の他、図1に示すような複数のノズルをプラスチック等の素材を用いて一体成型したものでもよい。
ノズルの配置状態は図1に示すように複数のノズルが所定の間隔をおいて並列に配置されている態様でも構わないし、他の態様等も可能である。例えば、気流供給ユニットの中心から放射状に配置さている態様でも可能である。
次に、本願発明においては、上述のノズル群に対してこれらを覆うカバーを装着する。当該カバーを装着する場合、当該カバーとノズルを溶接等して一体化して固定する方法も可能である。また、この場合、中板部を省略して図3に示すようにカバーの形状を気流供給装置に装着できるようにしても良いことは勿論である。
カバーは複数の噴射ノズルの全体を覆うために装着される。カバーの材質としては種々の材質を用いることができる。例えば、ステンレスやプラスチックが可能である。
カバーは剛性の高い素材や低い素材のいずれも用いることができる。カバーとしては、噴射ノズルの全体を一枚で覆うタイプや、数本の噴射ノズルを覆う複数のカバーを組み合わせて覆うタイプのいずれでも可能である。但し、複数のカバーを組み合わせて覆うタイプの場合には、清掃しやすいようにカバーが一体でとり外れる等の構造を有することが好ましい。
当該カバーには、カバーの噴射ノズルの先端に相当する部分をカット・打ち抜き等して、孔を設けて噴射ノズルの先端部が嵌入又は露出するような態様としておくことが好ましい。
本発明においては、先の噴射ノズルの開放端部が外部と連通していればよい。本発明にいう「連通」とは、例えば、本第一の実施態様におけるように、噴射ノズルが円形である場合、当該円形端部に相当する円形部分がカバー部より切り欠けされており、前記端部が前記円形部分を介して外部に開放されている態様をいう。ノズルの端部とカバーの切り欠け部は同様の形状であることが好ましい。また、当該ノズルの端部と前記切欠き部の間に隙間が小さい方がカバー内部への液体等の飛散が少なく好ましい。
具体的には、次の図4(a)や(b)のように、噴射ノズルの端部がカバー部分と略平面状態であることが好ましい。
また、噴射ノズルの端部は多少であれば、図4(c)のように露出してもよい。
カバー部とノズルの先端部が略平坦な状態であると、清掃が容易となり、本願発明の効果を好適に発揮することができる。
本発明における気流の供給対象物としては、種々の加工食品を製造するための水分を含んだ中間製造物が挙げられる。例えば、即席麺やスナック菓子等の種々のジャンルの乾燥食品の乾燥に適用することができる。
ここで、即席麺について詳細に述べる。即席麺の製造においては、小麦粉等の原材料に水を加えて、混ねつし、圧延・切出後、蒸煮又は茹でてから乾燥する。
一般には、蒸煮してから一食分にカットしてリテーナと称される容器に麺線を収納してから乾燥する場合が多い。ここで、当該乾燥工程において、本願発明に関する気流供給装置、すなわち複数のノズルから気流を供給して乾燥を行う場合がある。
当該乾燥において本願発明を有効に利用することができる。すなわち、即席麺の場合には麺を蒸煮し、必要に応じて着味した後の麺線が乾燥する対象物として挙げられる。即席麺の製造においては、蒸煮又は茹でた麺線群に対して、着味等の処理を施し、乾燥の工程に移る場合がほとんどである。
すなわち、通常、着味等の工程は対象とする麺線群を特定の味付けをするための着味液に浸漬したり、着味液を噴霧する工程となる場合が多い。
当該、着味を付与された麺線群は麺線の表面に高い水分を有しているため高速の気流を供給する場合、水滴や短い麺線が飛散する場合がある。また、麺線群に少量の麺の断片が含まれている場合があり、当該断片も同様に飛散する場合がある。
本発明におけるノズルより噴射される気流の風速は概ね10m/s〜100m/sが挙げられる。また、好ましくは、50m/s〜70m/sである。尚、本風速は噴射ノズルの先端部での測定値とする。
本発明においては、20m/s以上の高速の気流を与えた場合、気流による対象物から液体等の飛散が大きく、本発明のカバーの効果を有効に発揮することができる。
乾燥対象となる食品は、通常、気流供給ユニットの下部に位置され、噴射ノズルからの気流を受けるように配置される。尚、対象食品の搬送には、ベルトコンベア等を利用できる。また、対象食品をリテーナ等の枠体に収納した状態で気流を供給してもよいことは勿論である。
具体的な例としては、図5に示すように、枠体である金属性のリテーナに収納された乾燥前の食品を気流供給の対象とすることができる。尚、当該リテーナはコンベアによって連続的に気流供給装置の下部を通過するように構成すると好ましい。
当該リテーナに収納された食品に対して、噴射ノズルの先端から気流を噴射して対象食品を乾燥等する。また、この程度の近距離であると、水滴や短い麺線が飛散する場合の頻度が大きくなり、本発明に関するカバーを設ける効果をより発揮することができる。
上記の食品に供給する気流は種々の温度のものを利用することができる。概ね、常温〜150℃程度の熱風を供給するのが一般的である。また、さらに好ましくは40℃〜100℃程度である。また、逆に常温の気体であってもよいことは勿論である。さらに、冷却した気体であってもよい。
噴射する気流の種類としては空気の他、窒素、ヘリウム等であってもよい。また、水蒸気をさらに加熱して生成される過熱蒸気であってもよい。気体の加熱についてはヒーター等を通じて種々の方法が可能である。
以下に本発明の本第一の実施態様における気流供給ユニットの乾燥機への装着方法について記載する。
図6(1)に示すように複数の噴射ノズルを備えた中板部にカバーを装着する。尚、カバーの装着の方法はピン・ネジ等の種々の装着方法が可能である。中板部の両端はカバー部よりも突出するように寸法設計されている。
気流供給部には、気流供給ユニットを挿入するため、その下方部に対向する一対のL字状の枠体よりなる充填口が設けられている。
当該充填口より、気流供給ユニットを前記カバー部より突出した中板部の部分が前記対向する一対のL字状枠体の下端部に支持されるようにして挿入する(図6(2))。
充填口より複数の気流供給ユニットを順次スライドさせて奥に送り充填する(図6(3))。最後の気流供給ユニットを充填したところで、充填口を所定の方法で封鎖する。
気流ユニットの上部には、気流供給部が配置されており、気流を供給する態様となっており、供給される気流が気流供給ユニットの噴射ノズルを通じて対象物に噴射することとなる。
Claims (5)
- 乾燥機に用いられる気流供給装置に装着される気流を供給するための気流供給ユニットであって、
気流を噴射するための複数の柱状の噴射ノズルが配置されている噴射ノズル群と、
当該噴射ノズル群の各噴射ノズルの端部を外部と連通させつつ、前記噴射ノズル群を覆うカバーとを含む気流供給ユニット。
- 前記カバーが略平坦状の複数の面で構成されている請求項1に記載の気流供給ユニット。
- 前記気流供給ユニットが高速の気流を供給するための気流供給ユニットである請求項1又は2に記載の気流供給ユニット。
- 請求項1〜3のいずれかの気流供給ユニットを備えた気流供給装置。
- 請求項1〜3のいずれかの気流供給ユニットに使用される噴射ノズル群を覆う気流供給ユニット用のカバー。
Priority Applications (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Citations (3)
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JPH11196799A (ja) * | 1998-01-13 | 1999-07-27 | Myojo Food Co Ltd | 即席乾燥麺類の製造方法 |
JP2014035173A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-24 | Arakawa Seisakusho:Kk | 気体噴出処理装置 |
JP2014204731A (ja) * | 2010-07-01 | 2014-10-30 | 東洋水産株式会社 | 乾麺およびその製造方法 |
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2015
- 2015-03-19 JP JP2015055513A patent/JP2016176616A/ja active Pending
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