JP3745323B2 - 殻付加熱処理卵の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

殻付加熱処理卵の製造方法及びその製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、殻付加熱処理卵(つまり、ゆで卵様)の製造方法及びその製造装置に関し、特に、短時間にしかも良好に加熱処理された殻付加熱処理卵を製造するための製造方法及びその製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、殻付加熱処理卵を製造する際に、加熱処理に当たっては、温水(加熱水)が用いられ、冷却処理に当たっては、井戸水等の冷却水を用いて、冷却水をシャワーとして加熱処理後卵に浴びせるか、又は冷却水水槽に加熱処理後卵を浸して冷却を行っている。
【0003】
例えば、特開平11−290029号公報に記載された殻付加熱処理卵の製造方法では、卵トレーに複数の生卵を配列して、卵トレーを互いに接触しない状態で積み重ねて、コンテナに収納し、加圧及び温水シャワー可能なレトルト内に充填する。その後、レトルト内に圧力気体を送入し、温水噴霧管から温水を供給するとともに、温水シャワー管からも温水を供給する。そして、加熱処理した卵を常温に戻している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のように、生卵を温水シャワー等を用いて加熱処理すると、卵内に水分が吸収されてしまい、食する際、水っぽくなってしまうということが多い。さらに、冷却に当たっては、卵殻を剥きやすくするために、前述のように、冷却水シャワー又は冷却水水槽を用いて急速冷却を行っている関係上、冷却の際においても、水分が卵内に侵入してしまい、食味が低下してしまうという課題がある。
【0005】
さらに、従来例では、卵トレーに卵を配列した後、卵トレイを積み重ねてコンテナに収納して、加熱処理を行っている関係上、つまり、卵トレイを積み重ねているため、全ての卵を均等に加熱処理することが難しいこともある。また、加熱処理後においては、卵トレイをコンテナから取り出して冷却処理を行う必要があり、作業工程に時間がかかってしまうという課題もある。
【0006】
本発明の目的は、短時間にしかも良好に加熱処理された殻付加熱処理卵、つまり、殻付加熱処理卵の加熱及び冷却の際、卵内に水分が侵入することなく、しかも短時間で加熱及び冷却処理を行うことのできる殻付加熱処理卵の製造方法及びその製造装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、生卵を加熱処理した後冷却して殻付加熱処理卵を製造する製造方法において、
加熱処理ゾーンの入口部及び出口部位置よりも鉛直方向上方に搬送し、加熱処理ゾーン天井面の近傍に溜まる蒸気淀み位置に前記搬送手段で前記卵を搬送させるととともに、該搬送手段下方より前記蒸気淀み位置に立ちのぼって生成された蒸気の凝縮潜熱によって生卵を加熱・殺菌処理して加熱済み卵とする加熱処理ステップと、
冷却ゾーンで前記加熱済み卵に冷気噴流を吹きつけてコアンダ効果を利用して前記加熱済み卵を冷却する冷却処理ステップとを有し、
前記加熱処理ステップは、搬送方向に沿って設けられた第1の加熱ゾーンと第2の加熱ゾーンにおいて個別に前記第1の加熱ゾーンでは加熱温度が75〜80℃、前記第2の加熱ゾーンでは65〜70℃にコントロールされて加熱・殺菌処理することを特徴とする殻付加熱処理卵の製造方法を提案する。
【0008】
このようにして、所定の方向に、生卵を搬送しつつ、生卵を高温蒸気の凝縮潜熱によって加熱・殺菌処理した後、所定の方向に加熱済み卵を搬送しつつ、加熱済み卵に冷気噴流を吹きつけて冷却して、殻付加熱処理卵とするようにしたから、大量の卵を短時間にしかも良好に加熱・殺菌処理して冷却することができることになる。
【0009】
さらに、搬送方向に沿って設けられた第1の加熱ゾーンと第2の加熱ゾーンにおいて個別に前記第1の加熱ゾーンでは加熱温度が75〜80℃、前記第2の加熱ゾーンでは65〜70℃にコントロールされて加熱・殺菌処理するようにしたから、搬送方向に沿って卵の加熱温度を徐々に下げることができることになって、冷却した後の離水率を良好にすることができ、殻付卵の中身の卵白、卵黄の固さをコントロールすることができるばかりでなく、殻離れが良好となる。ここで、離水率とは、離水率(%)=(離水水分量÷殻付卵全体重量)×100で表されるが、本発明に係る製造方法により、バッチ式に比べ離水率が1〜3%減少することが確認された。
【0010】
本発明は、生卵を加熱処理した後冷却して殻付加熱処理卵を製造する製造装置において、
加熱処理ゾーンの入口部及び出口部位置よりも鉛直方向上方に搬送し、加熱処理ゾーン天井面の近傍に溜まる蒸気淀み位置に前記卵を搬送させるととともに、前記蒸気淀み位置に立ちのぼって生成された蒸気の凝縮潜熱によって生卵を加熱・殺菌処理して加熱済み卵とする加熱処理手段と、
前記加熱済み卵を冷却ゾーンに搬送する搬送手段と
冷却ゾーンで前記加熱済み卵に冷気噴流を吹きつけてコアンダ効果を利用して前記加熱済み卵を冷却する冷却処理手段とを有し、
前記加熱処理手段は、加熱温度が75〜80℃にコントロールされた第1の加熱ゾーンと、加熱温度が65〜70℃にコントロールされた第2の加熱ゾーンとを搬送方向に沿って設けたことを特徴とする殻付加熱処理卵の製造装置を提案する。
【0011】
前記加熱処理手段は、例えば、加熱処理ゾーン入口部及び出口部位置よりも鉛直方向上方に搬送し、加熱ゾーン天井面の近傍に溜まる蒸気淀み位置に搬送手段を利用して前記卵を搬送させるように構成した加熱処理筐体と、
前記搬送手段の下側に配置され下向きに蒸気を噴出する蒸気発生手段と、
前記蒸気発生手段よりの噴出蒸気をその下方位置に配した遮蔽板に衝突させてたちのぼり蒸気を生成する手段とからなる。このようにして、加熱・殺菌処理を行えば、均一に生卵を加熱・殺菌処理することができる。
【0012】
また、前記蒸気発生手段は、前記ベルト状体の下側に配置されるとともに前記所定の方向に予め定められた間隔をおいて配置され前記高温蒸気を前記鉛直方向下向きに噴出するスチーム手段と、該スチーム手段の下側に配置された遮蔽部材とを有し、前記スチーム手段から噴出した前記蒸気を前記遮蔽部材に当てた結果立ちのぼる蒸気によって前記加熱処理筐体の上面と前記ベルト状体との間に蒸気淀みを形成して前記生卵を前記蒸気淀みで包み込む。このようにして、蒸気を立ちのぼらせるようにすれば、生卵を簡単に蒸気淀みで包み込むことができることになる。
【0013】
また、前記加熱処理手段は、加熱温度が75〜80℃にコントロールされた第1の加熱ゾーンと、加熱温度が65〜70℃にコントロールされた第2の加熱ゾーンとを搬送方向に沿って設けたことによって、搬送方向に沿って卵の加熱温度を徐々に下げることができることになって、冷却した後の離水率を良好にすることができ、殻付卵の中身の卵白、卵黄の固さをコントロールすることができるばかりでなく、殻離れが良好となる。
【0014】
本発明では、前記冷却処理手段は、前記加熱済み卵が搬入される入口部と前記殻付加熱処理卵が搬出される出口部とが形成された搬送経路筐体と、
記搬送手段上の前記加熱済み卵に向けてスリット開口より前記冷気噴流を噴射させて前記加熱済み卵が噴流で包み込まれるようにコアンダ効果を生成する噴射手段とを有する。このようにして、加熱済み卵に向けて冷気噴流を噴射して、加熱済み卵を冷却するようにすれば、効率的に加熱済み卵を冷却することができ、搬送経路筐体にスリット開口を形成して、スリット開口によって冷気噴流を形成し、加熱済み卵に冷気噴流を吹きつけるようにすれば、容易に冷気噴流を形成することができることになる。
【0015】
前記噴射手段を、前記第2の搬送手段を挟んで互いに対向して配置された一対のスリット開口として、該一対のスリット開口から前記加熱済み卵に向けて前記冷気噴流を吹きつけるようにしてもよい。
【0016】
なお、前記生卵は、例えば、複数個が耐熱性トレイに載置されて前記第1の搬送手段で前記所定の方向に搬送される。このように、生卵を複数個、耐熱性トレイに載置して、耐熱トレイを所定の方向に搬送し、加熱・殺菌・冷却処理するようにすれば、簡単に多量の卵を一度に処理することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明について図面を参照して説明する。なお、図示の例における構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0018】
まず、図1を参照して、本発明による殻付加熱処理卵の製造方法に用いられる製造装置について説明する。図示の殻付加熱処理卵製造装置は、加熱処理部11及び冷却処理部12を有しており、加熱処理部11は冷却処理部12の前段に位置付けられている。加熱処理部11は、図中左右に延びる加熱処理筐体11aを有しており、加熱処理筐体11aの左端には入口部11bが形成され、右端には出口部11cが形成されている。加熱処理筐体11a内には、図中実線矢印で示す方向に搬送される搬送ベルト体21が配置されており、この搬送ベルト体21には複数の孔部が形成されている。そして、後述するように、この搬送ベルト体21上を卵(図示せず)が積載されたトレイ(図示せず)が搬送される。
【0019】
図示の例では、加熱処理筐体11aの中間には通路穴11dが形成された仕切板(仕切壁)11eが形成されており、これによって、加熱処理筐体11aの内部は左側に位置する第1の加熱ゾーン11fと右側に位置する第2の加熱ゾーン11gとに分かれている。なお、必ずしも図示のように、第1及び第2の加熱ゾーン11f及び11g、つまり、複数の加熱ゾーンに分ける必要はなく、加熱ゾーンを単一としてもよいが、複数の加熱ゾーンに分けて、その加熱温度を異ならせて、加熱ゾーン毎に温度コントロールするようにしてもよい。例えば、第2の加熱ゾーン11gにおける加熱温度を、第1の加熱ゾーン11fにおける加熱温度よりも低くすると、加熱の際、卵の温度が徐々に低下するから、離水率が良好となって、殻付卵の中身の卵白、卵黄の固さをコントロールすることができるばかりでなく、殻離れが良好となる。
【0020】
図1において、搬送ベルト体21は入口部11bを起点として、徐々に上方へ傾斜するように配置され、その後、平坦とされており(平坦部)、さらに、第1の加熱ゾーン11fが終了する直前で徐々に下方に傾斜して、通過穴11dを通過している。同様にして、搬送ベルト体21は通過穴11dを通過すると、徐々に上方へ傾斜するように配置され、その後、平坦とされており、さらに、第2の加熱ゾーン11gが終了する直前で徐々に下方に傾斜して、出口部11cを通過している。つまり、搬送ベルト21の一部は入口部11b及び出口部11cが形成された位置よりも鉛直方向上方に位置付けられている。
【0021】
なお、図1には示されていないが、搬送ベルト体21の表面には所定の間隔(例えば、トレイの長さ)で突起部11h(図3参照)が形成されており、この突起部11hによってトレイのずれを防止するようにしている。
【0022】
さらに、図1に示すように、加熱処理筐体11aにおいて、第1及び第2の加熱ゾーン11f及び11gには、搬送ベルト体21の搬送方向に予め規定された間隔で、搬送ベルト体21の平坦部(平坦に配置された部分)に対応して、図中紙面の裏側から表側に延びるスチームパイプ22が配設されており、このスチームパイプ22には下方に臨むスチーム(蒸気)噴出口(図示せず)が形成されている。そして、スチームパイプ22の下側には山型の遮蔽板(その頂点から斜め下方に延在する一対の部材)23が配設され、この遮蔽板23はスチームパイプの延在方向に延びている。
【0023】
前述のように、加熱処理部11の後段には冷却処理部12が配置され、この冷却処理部12は、図中左右に延びる冷却処理筐体12aを有しており、冷却処理筐体12aの左端には入口部12bが形成され、右端には出口部12cが形成されている。冷却処理筐体12a内には、図中実線矢印で示す方向に搬送される搬送ベルト体31が配置されており、この搬送ベルト体31には、加熱処理部11を通過したトレイが入口部12bを介して受け渡される。そして、トレイ上の卵は冷却されつつ、出口部12cの方向へ搬送される。なお、図示されていないが、出口部11cと入口部12bとはダクト等で連結されている。
【0024】
いま、前述の搬送ベルト体21及び31はそれぞれ一対ずつ配置されているものとする。つまり、一対の搬送ベルト体21はその搬送方向に互いに平行に配置され、搬送ベルト体21に対応してそれぞれ一対の搬送ベルト体31が配置されているものとする。言い換えると、トレイを搬送する経路が2レーン設けられていることになる。
【0025】
図2を参照して、ここでは、一対の搬送ベルト体はそれぞれ符号31a及び31bで示されている。冷却処理筐体12a内には、搬送ベルト体31a及び31bに対応して、それぞれ冷却装置41a及び41bが配設されており、冷却装置41a及び41bの下側には送風機(ファン)42a及び42bが配置されている。
【0026】
搬送ベルト体31a及び31bはそれぞれ搬送経路筐体部43a及び43b内に収納されており、これら搬送経路筐体部43a及び43bの上面及び下面には、図2において紙面の裏側から表側、つまり、搬送ベルト体31a及び31bの搬送方向に沿って、それぞれ複数の上スリット開口44a及び下スリット開口44bが形成されている。さらに、搬送経路筐体部43a及び43bの側面にはそれぞれ排気口45a及び45bが形成されている。
【0027】
いま、ファン42a及び42bを駆動すると、図2に太線矢印で示すように、冷却装置41a及び41bで冷却された空気がファン42a及び42bによって循環して、後述するようにして、上スリット開口44a及び下スリット開口44bから搬送経路筐体部43a及び43b内に冷気が噴出されて、トレイ上の卵を冷却し、排気口45a及び45bから排気されて、冷却装置41a及び41bに戻る。
【0028】
ここで、再び図1を参照して、生卵を加熱処理して殻付加熱処理卵とする際には、耐熱性トレイ(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、又は100℃で耐熱性を有する材料)に生卵を配列して、加熱処理部11の入口部11bから耐熱性トレイを送入して搬送ベルト体21で実線矢印方向に耐熱性トレイを搬送する。なお、耐熱性トレイには複数の孔部を形成しておくことが望ましい。
【0029】
第1の加熱ゾーン11fにおいて、スチームパイプ22に微圧で蒸気(水蒸気)を送り、スチーム噴出口から下側に向けて、蒸気を噴出させる。この際、加熱温度は60〜99℃に設定される。前述のように、スチームパイプ22の下側には山型の遮蔽板23が配設されているから、スチーム噴出口から噴出した水蒸気は遮蔽板23に当たって、図3に示すように、上方に立ちのぼって行くことになる。そして、搬送ベルト体21の近傍には蒸気淀み62が生じる。
【0030】
前述のように、搬送ベルト体21の一部は入口部11b及び出口部11cが形成された位置よりも鉛直方向上方に位置付けられているから、この部分(平坦部)は加熱処理筐体11aの上面(天井)との間隔が狭いことになる。この結果、遮蔽板23から立ちのぼった水蒸気は、搬送ベルト体21と加熱処理筐体11aの天井との間に溜まり、蒸気淀み62となる(図3には耐熱性トレイは示されていない)。
【0031】
つまり、図3に示すように、スチームパイプ22が配置された位置に対応する搬送ベルト体21の平坦部は、入口部11b及び出口部11cよりも高い位置にあるから、遮蔽板23に当たって立ちのぼった蒸気は、平坦部近傍で淀み、蒸気淀み62が生じることになる。耐熱性トレイ上の生卵61はこの蒸気淀み62によって、つまり、蒸気の凝縮潜熱によって、加熱・殺菌(以下単に加熱という)されることになる。第1の加熱ゾーン11fを通過した耐熱性トレイは第2の加熱ゾーン11gに進む。この際、一旦、搬送ベルト体21は入口部11bの高さまで下がり、温度帯を切り替えるゾーンを通過する。
【0032】
第2の加熱ゾーン11gにおいても、スチームパイプ22に常圧で蒸気(水蒸気)を送り、スチーム噴出口から下側に向けて、蒸気を噴出させる。第1の加熱ゾーン11fと同様にして、蒸気淀みを発生させて、卵を加熱処理する。なお、第2の加熱ゾーン11gにおいては、加熱温度を個別にコントロールできる。
【0033】
上述のようにして、加熱処理された卵は加熱処理部11から冷却処理部12に渡される。前述したように、冷却処理部12では、冷却装置41a及び41bを駆動するとともに、ファン42a及び42bを駆動して、冷気を上スリット開口44a及び下スリット開口44bから搬送経路筐体部43a及び43bに送り込む。この際、冷気は12℃以下に設定される(好ましくは、冷気の温度を12.0℃〜0.1℃に設定する)。
【0034】
ここで、図4を参照して、ここでは、搬送経路筐体部43aのみが示されている。上スリット開口44a及び下スリット開口44bから冷気を送り込むと、結果的に冷気の通路が狭められることになって、冷気は噴流として、上スリット開口44a及び下スリット開口44bから搬送経路筐体部43aに冷気が送り込まれることになる。上スリット開口44aから送り込まれた噴流は卵61に衝突した位置から左右に分かれ、卵61の上側面に沿って流れることになる。
【0035】
同様にして、下スリット開口44bから送り込まれた噴流は卵61に衝突した位置から左右に分かれ、卵61の下側面に沿って流れることになる。そして、これら噴流は排出口45a及び45b(図2参照)から排出される。
【0036】
つまり、図4に示すように、卵61は噴流で包み込まれることになって、卵61を効果的に冷却することができることになる(以下このような冷却効果をコアンダ効果と呼ぶことにする)。そして、冷却処理部12で冷却された卵61は出口部11cから搬出される。例えば、冷却処理部12内は+5℃とされ、加熱処理部11から冷却処理部12に卵が渡される際の卵表面温度が80℃である際、例えば、25分間の冷却を行うと、冷却処理部12から搬出された卵は、10℃以下となる。
【0037】
ここで、図1に示すに殻付加熱処理卵製造装置を用いて殻付加熱処理卵の製造を実際に行ってみた。ここでは、トレイを搬送する経路が2レーン(ライン)設けられているとし、一方のラインをAライン、他方のラインをBラインとする。その結果を図5に示す。測定1(Aライン)では、加熱処理部11における加熱温度を前半75〜80℃、後半65〜70℃に設定して、加熱時間を21分とした。また、冷却処理部12における庫内温度を5〜7℃、冷却時間を24分とした。測定2(Bライン)では、加熱処理部11における加熱温度を前半75〜80℃、後半65〜70℃に設定して、加熱時間を21分とした。また、冷却処理部12における庫内温度を5〜7℃、冷却時間を24分とした。測定3(Aライン)では、加熱処理部11における加熱温度を前半75〜80℃、後半65〜70℃に設定して、加熱時間を17分とした。また、冷却処理部12における庫内温度を5〜7℃、冷却時間を24分とした。測定4(Bライン)では、加熱処理部11における加熱温度を前半75〜80℃、後半65〜70℃に設定して、加熱時間を17分とした。また、冷却処理部12における庫内温度を5〜7℃、冷却時間を24分とした。
【0038】
測定1(Aライン)においては、加熱前の芯温が22℃の卵を用いてテストを行った。加熱処理によって、製品(卵)の芯温が22℃から68℃に上昇し、芯温が60℃に到達するまで、7分かかった。芯温が60℃に到達した後殺菌が行われるとすると、殺菌時間は14分ということになる。
【0039】
このようにして、加熱処理された製品を冷却処理部12で冷却したところ、加熱処理部12に搬入する前の卵の芯温は68℃であり、冷却処理によって、芯温は68℃から8℃に低下した。芯温が10℃に低下するまでに要した時間は23分であった。そして、測定1(Aライン)で得られた殻付加熱処理卵を割って観察してみたところ、殻を容易に剥離することができ、しかも見た目にも異常はなく、食味にも水っぽさがなかった。
【0040】
同様にして、測定2(Bライン)においては、加熱前の芯温が22℃の卵を用いてテストを行った。加熱処理によって、製品(卵)の芯温が22℃から67℃に上昇し、芯温が60℃に到達するまで、7分かかり、殺菌時間は14分であった。加熱処理部12に搬入する前の卵の芯温は67℃であり、冷却処理によって、芯温は67℃から9℃に低下した。芯温が10℃に低下するまでに要した時間は23分であった。そして、測定2(Bライン)で得られた殻付加熱処理卵を割って観察してみたところ、殻を容易に剥離することができ、しかも見た目にも異常はなく、食味にも水っぽさがなかった。
【0041】
また、測定3(Aライン)においては、加熱前の芯温が21℃の卵を用いてテストを行った。加熱処理によって、製品(卵)の芯温が21℃から67℃に上昇し、芯温が60℃に到達するまで、8分かかり、殺菌時間は9分であった。加熱処理部12に搬入する前の卵の芯温は67℃であり、冷却処理によって、芯温は67℃から9℃に低下した。芯温が10℃に低下するまでに要した時間は23分であった。そして、測定3(Aライン)で得られた殻付加熱処理卵を割って観察してみたところ、殻を容易に剥離することができ、しかも見た目にも異常はなく、食味にも水っぽさがなかった。さらに、測定4(Bライン)においては、加熱前の芯温が21℃の卵を用いてテストを行った。加熱処理によって、製品(卵)の芯温が21℃から67℃に上昇し、芯温が60℃に到達するまで、8分かかり、殺菌時間は9分であった。冷却処理部12に搬入する前の卵の芯温は67℃であり、冷却処理によって、芯温は67℃から9℃に低下した。芯温が10℃に低下するまでに要した時間は23分であった。そして、測定4(Bライン)で得られた殻付加熱処理卵を割って観察してみたところ、殻を容易に剥離することができ、しかも見た目にも異常はなく、食味にも水っぽさがなかった。
【0042】
そして、発明者らの実験によれば、加熱温度を60℃〜99℃、冷気噴流の温度を12.0℃〜0.1℃とすれば、良好に殻付加熱処理卵を製造できることが分かった。そして、好ましくは、加熱時間を30分〜10分、加熱温度を70℃〜80℃、冷却時間を30分〜20分、冷気噴流の温度を5℃〜10℃とするとよいことが分かった。
【0043】
次に、温水による加熱、遠赤外線による加熱、図1に示す加熱処理部による加熱を比較したところ、温水による加熱では、温水槽内及び卵表面の温水流速が不均一となり、加熱にむらが発生しやすいことがわかった。また、遠赤外線による加熱では、遠赤外線が当たる箇所のみが他の箇所よりも高温となって、つまり、遠赤外線を卵に均一に照射することが難しく、この結果、遠赤外線が多く当たる箇所では卵殻にこげが発生することがある(このような状態を防止する際には、卵を回転させる必要がある)。
【0044】
一方、図1に示す加熱処理部を用いた際には、蒸気淀みによって卵全体が均一に加熱される結果、殻付加熱処理卵の品質を均質とすることができ、加熱不良による歩留り低下が生じることがなかった。そして、卵への水分の混入もほとんどなかった。
【0045】
上述のように、図1に示す製造装置では、スチーム(水蒸気)を用いて生卵を加熱処理しているから、加熱後の卵は「乾いた感じ」の仕上がりとなって、水っぽさがなくなる。さらに、加熱時間を大幅に短縮することができる。
【0046】
さらに、蒸気淀みによって生卵を加熱処理しているから、蒸気使用量が削減でき、しかも加熱・殺菌を同時を行うことができる。また、冷却の際には、冷気噴流によって加熱済み卵を冷却しているから、極めて衛生的であり、前述のように、スリット開口を用いて冷気噴流を卵に吹きつけると、コアンダ効果によって効率的に加熱済み卵を冷却することができ、冷却処理時間を短縮することができることになる。
【0047】
ところで、図4に示す例では、上スリット開口44a及び下スリット開口44bから冷噴流を卵に吹きつける例について説明したが、図6に示すように、上スリット開口44aのみを設けて、上スリット開口44aと反対側の位置に排気口45aを設けるようにしてもよい。
【0048】
この際においても、上スリット開口44aから搬送経路筐体部43aに噴出された冷噴流は製品(卵)61の表面に沿って移動し、上スリット開口44aの反対側に位置する排気口45aから排出されることになって、図4で説明したコアンダ効果が得られることになり、効果的に卵61を冷却することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、所定の方向に、生卵を搬送しつつ、生卵を高温蒸気の凝縮潜熱によって加熱・殺菌処理した後、所定の方向に加熱済み卵を搬送しつつ、加熱済み卵に冷気噴流を吹きつけて冷却して殻付加熱処理卵とするようにしたから、大量の卵を短時間にしかも良好に加熱・殺菌処理して冷却することができるという効果がある。
【0050】
本発明では、第1の搬送手段を所定の方向に駆動されるベルト状体として、ベルト状体が、加熱処理筐体の入口部及び出口部が形成された位置よりも鉛直方向上方に位置する平坦部を備えて、平坦部において生卵を蒸気淀みで包み込むようにしたから、均一に生卵を加熱・殺菌処理することができるという効果がある。また、蒸気淀みによって生卵を加熱処理したから、蒸気使用量が削減できるという効果がある。
【0051】
本発明では、ベルト状体の平坦部に対応してベルト状体の下側で高温蒸気を鉛直方向下向きに噴出して、この噴出蒸気を遮蔽部材に当てて、立ちのぼる蒸気によって蒸気淀みを形成して生卵を蒸気淀みで包み込むようにしたから、容易に生卵を蒸気で包み込むことができるという効果がある。
【0052】
本発明では、搬送方向に沿って設けられた第1の加熱ゾーンと第2の加熱ゾーンにおいて個別に前記第1の加熱ゾーンでは加熱温度が75〜80℃、前記第2の加熱ゾーンでは65〜70℃にコントロールされて加熱・殺菌処理するようにしたので、冷却した後の離水率を良好にでき、しかも、殻付卵の殻離れを良好にすることができるという効果がある。
【0053】
本発明では、加熱済み卵に向けて冷気噴流を噴射して、加熱済み卵を冷却するようにしたから、効率的に加熱済み卵を冷却することができるという効果がある。
【0054】
本発明では、搬送経路筐体にスリット開口を形成して、スリット開口によって冷気噴流を形成し、加熱済み卵に冷気噴流を吹きつけるようにしたから、容易に冷気噴流を形成することができるという効果がある。
【0055】
本発明では、生卵を複数個、耐熱性トレイに載置して、耐熱トレイを所定の方向に搬送し、加熱・殺菌・冷却処理するようにしたから、多量の卵を一度に簡単に処理することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による殻付加熱処理卵製造装置の一例を示す図である。
【図2】 図1に示す冷却処理部の構成を詳細に示す図である。
【図3】 図1に示す加熱処理部における加熱処理を説明するための図である。
【図4】 図2に示す冷却処理部における冷却処理の一例を説明するための図である。
【図5】 図1に示す製造装置を用いて卵を加熱・冷却処理した結果を示す図である。
【図6】 図2に示す冷却処理部における冷却処理の他の例を説明するための図である。
【符号の説明】
11 加熱処理部
12 冷却処理部
11a 加熱処理筐体
11b,12b 入口部
11c,12c 出口部
11d 通路穴
11e 仕切板(仕切壁)
11f 第1の加熱ゾーン
11g 第2の加熱ゾーン
12a 冷却処理筐体
21,31 搬送ベルト体
22 スチームパイプ
23 遮蔽板
62 蒸気(水蒸気)淀み

Claims (7)

  1. 生卵を加熱処理した後冷却して殻付加熱処理卵を製造する製造方法において、
    加熱処理ゾーンの入口部及び出口部位置よりも鉛直方向上方に搬送し、加熱処理ゾーン天井面の近傍に溜まる蒸気淀み位置に前記搬送手段で前記卵を搬送させるととともに、該搬送手段下方より前記蒸気淀み位置に立ちのぼって生成された蒸気の凝縮潜熱によって生卵を加熱・殺菌処理して加熱済み卵とする加熱処理ステップと、
    冷却ゾーンで前記加熱済み卵に冷気噴流を吹きつけてコアンダ効果を利用して前記加熱済み卵を冷却する冷却処理ステップとを有し、
    前記加熱処理ステップは、搬送方向に沿って設けられた第1の加熱ゾーンと第2の加熱ゾーンにおいて個別に前記第1の加熱ゾーンでは加熱温度が75〜80℃、前記第2の加熱ゾーンでは65〜70℃にコントロールされて加熱・殺菌処理することを特徴とする殻付加熱処理卵の製造方法。
  2. 前記搬送手段が複数の孔部が形成されている搬送ベルトであって、蒸気のたちのぼりが、前記蒸気淀み位置の搬送ベルト下方で、蒸気発生手段よりの噴出蒸気をその下方位置に配した遮蔽板に衝突させて形成した蒸気であることを特徴とする請求項1に記載の殻付加熱処理卵の製造方法。
  3. 生卵を加熱処理した後冷却して殻付加熱処理卵を製造する製造装置において、
    加熱処理ゾーンの入口部及び出口部位置よりも鉛直方向上方に搬送し、加熱処理ゾーン天井面の近傍に溜まる蒸気淀み位置に前記卵を搬送させるととともに、前記蒸気淀み位置に立ちのぼって生成された蒸気の凝縮潜熱によって生卵を加熱・殺菌処理して加熱済み卵とする加熱処理手段と、
    前記加熱済み卵を冷却ゾーンに搬送する搬送手段と
    冷却ゾーンで前記加熱済み卵に冷気噴流を吹きつけてコアンダ効果を利用して前記加熱済み卵を冷却する冷却処理手段とを有し、
    前記加熱処理手段は、加熱温度が75〜80℃にコントロールされた第1の加熱ゾーンと、加熱温度が65〜70℃にコントロールされた第2の加熱ゾーンとを搬送方向に沿って設けたことを特徴とする殻付加熱処理卵の製造装置。
  4. 前記加熱処理手段は、加熱処理ゾーン入口部及び出口部位置よりも鉛直方向上方に搬送し、加熱ゾーン天井面の近傍に溜まる蒸気淀み位置に搬送手段を利用して前記卵を搬送させるように構成した加熱処理筐体と、
    前記搬送手段の下側に配置され下向きに蒸気を噴出する蒸気発生手段と、
    前記蒸気発生手段よりの噴出蒸気をその下方位置に配した遮蔽板に衝突させてたちのぼり蒸気を生成する手段とからなることを特徴とする請求項3に記載の殻付加熱処理卵の製造装置。
  5. 前記冷却処理手段は、前記加熱済み卵が搬入される入口部と前記殻付加熱処理卵が搬出される出口部とが形成された搬送経路筐体と、
    前記搬送手段上の前記加熱済み卵に向けてスリット開口より前記冷気噴流を噴射させて前記加熱済み卵が噴流で包み込まれるようにコアンダ効果を生成する噴射手段とを有することを特徴とする請求項に記載の殻付加熱処理卵の製造装置。
  6. 前記噴射手段は、前記搬送手段を挟んで互いに対向して配置された一対のスリット開口であり、該一対のスリット開口から前記加熱済み卵に向けて前記冷気噴流を吹きつけるようにしたことを特徴とする請求項に記載の殻付加熱処理卵の製造装置。
  7. 前記生卵は複数個が耐熱性トレイに載置されて前記搬送手段で前記所定の方向に搬送されるようにしたことを特徴とする請求項に記載の殻付加熱処理卵の製造装置。
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