JPS6296048A - 穀類の煮炊装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、米・麦・豆類・コーン等の穀類の煮炊装置に
関し、特に大量の穀類を短時間で美味に煮炊する装置に
関する。

（従来の技術） 従来、穀類は釜を用いて煮炊されているため。

一度に均等に加熱し得る穀類の量に制限があった。

このため、穀類を連続的に煮炊する装置が開発さ、れて
いる（例えば特開昭５９−２２４６６１号公報参照）。

この装置は、ベルトコンベアにより煮炊すべき穀類を搬
送する間に、穀類を加熱し、吸水させ、さらに蒸らすも
のである。しかし、これだけの工程だけでは穀類の表面
だけが糊化するおそれがあり。

美味な穀類が得られない。また、ベルトコンベアによる
搬送であるため、吸水・加熱等の効率が悪く、エネルギ
ーが浪費される。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は上記従来技術の問題点を解決するものであり、
その目的は、穀類を美味に煮炊し得る装置を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は。

省エネルギー化が図れ、高効率で穀類が煮炊される装置
を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、構
造が著しく単純な穀類煮炊装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明の穀類の煮炊装置は、所定量の穀類が投入される
透水性のバケットを複数有し、各バケットを間欠的に移
送する搬送装置と、該搬送装置の搬送域上流側に昇降可
能に設けられ、５０〜６０℃程度の湯がｖａ環されてお
り、バケ７）の移動時に下降し、バケットの移動停止時
に上昇して、湯内にバケットを浸漬させることにより、
穀類に水分を吸収させる第１の湯槽と、該第１の湯槽の
下流側に連設され、バケット内の穀類を１００℃程度に
加熱する第１の加熱手段と、該第１の加熱手段の下流側
に昇降可能に連設され、１００℃程度の湯が循環されて
おり、バケットの移動時に下降し、バケットの移動停止
時に上昇して湯内にバケットを浸漬させることにより穀
類に水分を吸収させる第２の湯槽と、前記搬送装置の下
流端に連設され、バケット内の穀類が移載されるベルト
コンベアと。

Ｓシベルトコンベアに移載された穀類を、その搬送の間
に加熱する第２の加熱手段と、を具備してなり、そのこ
とにより上記目的が達成される。

（実施例） 以下に本発明の実施例について説明する。

本発明の穀類の煮炊装置は、第１図および第２図に示す
ように、上側に位置する搬送装置１と。

該搬送装置１の下側に平行に配設され、その搬送方向が
該搬送装置１とは相反する方向となったベルトコンベア
２とを有する。上側の搬送装置１の搬送域には、その下
流側から下流側にかけて、第１の湯槽３．第１の加熱手
段４．および第２の湯槽５が順次配設されている。下側
のベルトコンベ　−ア２には第２の加熱手段６が配設さ
れている。

上側の搬送装置１は、一対のプーリＩＬＩＩ　と両プー
リ１１，１１間に巻き掛けられたベルト１２とを有する
ベルト装置が２ｕ並設されており、各ヘルド１２．１２
は等しい速度にて２〜３分毎に間欠的に周回移動する。

両ヘルド１２間には、多数のバケット１３、１３・・・
が固定的に架設されている。各バケット１３は透水性材
料（例えば金′！Ａ）にて形成されている。搬送装置１
の始端部上方には、ホッパー７が配設されており、該ホ
ッパー７の下側には、ギャードモータを用いた定量器７
１が装着されている。

ホッパー７内には煮炊すべき穀類が投入され、定量器７
１にて、所定量が各バケット１３に投入される。

第１の湯槽３は、相隣する３個のバケット１３を収容し
得る大きさを有し、バケット１３の間欠移動に同期して
昇降し得る。つまり、バケット１３の移動時には、湯槽
３は下降して下方位置に保持され。

バケットエ３の移動停止時には５上昇して上方位置に保
持される。

該湯槽３の底面は、第３図に示すようにフレキシブルチ
ューブ３１を介してポンプ３４に連通し、側面の上部が
フレキシブルチューブ３２を介して加熱器３３の上部に
連通している。加熱器３３の下部はポンプ３４に連通し
ている。加熱器３３内には濾過網３５が設けられており
、またその内部に所定温度に熱せられた蒸気が通流する
ようにスチームパイプ３６が配設されている。従って、
加熱器３内の１気にて５０〜６０℃程度に熱せられた湯
がポンプ３４によりフレキシブルチューブ３１を通って
湯槽３に送給され、湯槽３内の湯はフレキシブルチュー
ブ３２を通って加熱器３３に還流される。加熱器３３に
還流された湯は、濾過網３５にて濾過され２次いでスチ
ームパイプ３６にて加熱された後に再び湯槽３に送給さ
れる。また湯槽３内にはパイプ３７が配設されており、
該パイプ内を５０〜６０℃の湯が通流している。

従って、湯槽３内の湯は、常時５０〜６０℃となるよう
に循環されている。湯槽３はポンプ３４および加熱器３
３に連結されているが、それぞれの連結にはフレキシブ
ルチューブ３１および３２が使用されているため、湯槽
３は支障なく昇降され得る。そして。

湯槽３が上昇されると、その上方に位置する３つのへケ
ッＩ−１３，１３，１３は湯槽３内の湯内に浸漬され。

各バケット１３内の穀類は吸水する。なお、スチームパ
イプ３６およびパイプ３７内には高温の蒸気、湯を通流
せしめて周囲の雰囲気を加熱するようにしたが、直接、
生蒸気を湯内に噴射して加熱させるようにしてもよい。

衛生上は、パイプ内を高温の蒸気、湯を通流せしめて間
接的に加熱することが好ましい。

湯槽３の下流側に設けられた加熱手段４としては２例え
ば、バケット１３の搬送方向とは直交する方向に延びる
複数のスチームパイプ４１にて送給される１００℃程度
の蒸気が用いられる。該蒸気は。

スチームパイプ４１内を通流する間に、その周囲の雰囲
気を加熱する。該加熱手段４にて３個のバケット１３が
その搬送中に加熱される。従って、１個のバケット１３
内の穀類が加熱される時間は６〜９分である。なお、ス
チームパイプ４１内を通流する蒸気を直接バケット１３
に噴射して加熱することも可能であるが、衛生上は間接
的に加熱することが好ましい。

加熱手段４の下流側に配設された第２の湯槽５は、前記
第１の湯槽３とは同構造をしており、バケット１３の移
動に同期して昇降させるべく、第１の湯槽３とはリンク
機構８にて連結されている。

該第２の湯槽５には１００℃程度の湯が循環されている
。湯槽５内にパイプ５７が配設されているのも第１の湯
槽３とは同様である。

搬送装置１の終端部に配された２つのブー１月１゜１１
には両プーリ１１，１１の半分を覆う弧状のガイド板１
４が設けられており、ブー１月１に沿って各バケット１
３が周回移動する間に、各バケット１３から落下する穀
類を、搬送装置１の下方に配設されたベルトコンベア２
の始端部にまで案内する。

ベルトコンベア２の始端部には３つのローラ２１゜２１
．２１が配されており、各ローラ２１にコンベアベルト
２２が巻き掛けられている。この始端部には。

コンベアベルト２２に当接する回転型の清掃用ブラシ２
３が配設されている。ベルトコンベア２２は、１５〜２
０分程度か程度穀類を終端部にまで搬送する。

該ベルトコンベア２およびその上方の搬送装置１の両側
方には、加熱された蒸気の流通路６９．６９が形成され
ている。各流通路６９には複数のスチームバイブロＬ６
１．・・・が上下方向に並設されており。

その内部を１００〜１０５℃程度の蒸気が通流されてお
り、その周囲の雰囲気を加熱する。なお、蒸気を直接下
方に向けて噴射することにより加熱することも可能であ
るが、好ましくは５間接的に雰囲気を加熱することが好
ましい。両側のスチームバイブロ１の下方には、蒸気を
ベルトコンベア２の搬送域に案内する案内板６２．６２
がそれぞれ配設されている。ベルトコンベア２の下方に
は、略全域にわたって延びる断面Ｖ字状の案内板６３が
配設されており、水蒸気が冷却されることによって生じ
る水滴が下方へ落下するのを防止している。該案内板６
３の上方であって、ベルトコンベア２の下方には、複数
のファン６４が、その送風方向を上方に向けて、搬送方
向に並設されている。

案内板６３の下方には、第３の湯槽６６が配設されてお
り、該湯槽６６内には、ベルトコンベア２の搬送方向に
延びる複数のスチームバイブロ５，６５．・・・が並設
されている。湯槽６６内の湯は、各スチームバイブロ５
を通流する蒸気により常時１００〜１０５℃程度となる
ように加熱される。なお、スチームバイブロ５内を還流
する蒸気を湯に噴射して湯を加熱することも可能である
。加熱された水蒸気は、案内板６３上方の各ファン６４
により上方へ吹き上げられ。

ヘルドコンベア２上の穀類を加熱する。各ファン６４は
、湯槽６６の下方に設けられた１つのモータ６７により
すべてのファン６４が回転駆動される。

ベルトコンベア２の終端部下方には排出口２４が形成さ
れており、ベルトコンベア２上を搬送された穀類は、該
排出口２４より排出される。

（作用） 次に本発明に係る煮炊装置の作用について説明する。搬
送装置ｌの各ベルＩ−１２，１２は、２〜３分毎に間欠
的に駆動されており、ホッパー７の下側に１つのバケッ
ト１３が位置すると、定量器７１により所定量の米等の
穀類が該バケット１３内に投入される。バケット１３は
２〜３分毎に間欠的に移動され、順次バケット１３内に
穀類が投入される。穀類が投入されたバケット１３は移
送されて、第１の湯槽３の上方に位置される。第１の湯
槽３は、バケット１３が移動する間は下方に位置し、バ
ケット１３が停止している間は上昇されて上方に位置す
る。

第１の湯槽３内には常時５０〜６０℃の湯が循環されて
おり、第１の湯槽３の上方にバケット１３が位置すると
、第１の湯槽３は上昇され、その湯内にバケット１３は
浸漬される。２〜３分経過後に、第１の湯槽３は一旦下
降され、バケット１３はバケット１個分だけ移送される
。バケット１３の移送が停止すると再び湯槽３は上昇さ
れ、穀類の投入された２つのバケット１３が湯槽３内の
湯内に浸漬される。

同様の動作が繰り返され、１つのバケット１３は。

５０〜６０℃の湯内に６〜９分程度浸漬され、バケット
１３内の穀類は吸水する。

次いで、バケット１３は、ベルト１２の間欠移動により
スチームパイプ４１の上方に位置せしめられ。

その内部の穀類は１００℃程度の蒸気により加熱される
。各バケット１３は、３回の間欠的移動の間。

即ち、６〜９分程度の間、加熱される。

１００℃程度に加熱された穀類を有するバケット１３は
、第２の湯槽５の上方に位置せしめられ、前記第１の湯
槽３とリンク機構８により同期して昇降する第２の湯槽
５内の１００℃程度の湯内に、第１の湯槽３と同様にバ
ケット１３は６〜９分程度浸漬され、バケット１３内の
穀類は吸水させられる。

このように、５０〜６０℃程度の湯を吸水し、１００℃
程度の蒸気で加熱され２次いで１００℃程度の湯を吸水
した穀類はバケツ）１３が搬送装置１の終端部のプーリ
１１の外周を周回移動する間に、下方へ投下されガイド
板１４に案内されてベルトコンベア２の始端部に移載さ
れる。そして該穀類はベルトコンベア２により、その終
端部まで搬送されるが。

その搬送の１５〜２０分程度の程度、第２の加熱手段６
により穀類の表面の遊離水を蒸発させる。該加熱手段に
よる加熱は、湯槽６６内の湯を、スチームバイブロ５に
より加熱して水蒸気とし、該水蒸気をファン６６により
ベルトコンベア２に向かって送風することにより行われ
る。従って、ベルトコンベア２上の穀類には、ボイラー
からの蒸気が直接当たらない。吹き上げられた水蒸気は
、搬送装置ｌの搬送域を通り、その両側の各流通路６９
内に上側から進入して、各流通路６９内のスチームバイ
ブロ１により再度加熱され、ファン６６により上方へ送
風されることにより、一定の温度を維持して循環される
。水蒸気が水滴になった場合は、案内板６３上に落下し
、湯槽６６内に落人することがない。

１５〜２０分程度の程度トコンベア２による搬送の間に
加熱された穀類は、ベルトコンベア２終端部の下方に形
成された排出口２４から排出される。これにより、充分
に吸水し１表面が糊化していない美味な穀類が得られる
。

（発明の効果） 本発明によれば、このように、穀類を加熱する前に５０
〜６０℃程度の水分を吸収させているため。

炊き上げられた穀類の表面は糊化せず、美味な穀類が得
られる。穀類は各バケットにより搬送される間に所定の
処理が行われ、また穀類の加熱は水蒸気の循環により行
われるため、エネルギーの浪費が防止できる。また１本
発明によれば穀類の煮炊が連続的に、高効率で行なえる
。この装置構造および動作は、単純であるため、故障が
少なく維持管理が著しく容易である。蒸気を直接噴射せ
しめることなく穀類を加熱することも可能であり。

この場合は衛生的である。

４、　ズ　　の　　−な苦゛　■ 第１図は本発明の煮炊装置の一実施例を示す模式的側面
図、第２図はその横断面図、第３図は第１の湯槽の説明
図である。

１・・・搬送装置、２・・・ベルトコンベア、３・・・
第１の湯槽２４・・・第１の加熱手段、５・・・第２の
湯槽。

６・・・第２の加熱手段、１３・・・バケット２２・・
・コンベアベルト、　４１，６１．６５・・・スチーム
パイプ、６４・・・ファン、６６・・・湯槽。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、所定量の穀類が投入される透水性のバケットを複数
   有し、各バケットを間欠的に移送する搬送装置と、 該搬送装置の搬送域上流側に昇降可能に設けられ、５０
   〜６０℃程度の湯が循環されており、バケットの移動時
   に下降し、バケットの移動停止時に上昇して、湯内にバ
   ケットを浸漬させることにより、穀類に水分を吸収させ
   る第１の湯槽と、 該第１の湯槽の下流側に連設され、バケット内の穀類を
   １００℃程度に加熱する第１の加熱手段と該第１の加熱
   手段の下流側に昇降可能に連設され、１００℃程度の湯
   が循環されており、バケットの移動時に下降し、バケッ
   トの移動停止時に上昇して湯内にバケットを浸漬させる
   ことにより穀類に水分を吸収させる第２の湯槽と、 前記搬送装置の下流端に連設され、バケット内の穀類が
   移載されるベルトコンベアと、 該ベルトコンベアに移載された穀類を、その搬送の間に
   加熱する第２の加熱手段と、 を具備する穀類の煮炊装置。 ２、前記第１の加熱手段は１００℃程度の蒸気を噴出す
   るスチームパイプを有する特許請求の範囲第１項に記載
   の穀類の煮炊装置。 ３、前記第２の加熱手段は、ベルトコンベアの下方に設
   けられた湯槽と該湯槽内の湯を加熱するスチームパイプ
   と湯槽から発せられる１００〜１０５℃程度の蒸気をベ
   ルトコンベアに向けて送風するファンとを有する特許請
   求の範囲第１項に記載の穀類の煮炊装置。 ４、前記第１の湯槽および第２の湯槽は同期して昇降す
   る特許請求の範囲第１項に記載の穀類の煮炊装置。 ５、前記ベルトコンベアは、前記搬送装置の下側に並設
   されている特許請求の範囲第１項に記載の穀類の煮炊装
   置。