JP2014034522A - 口唇化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、高温での保存安定性が良好であり、仕上がりの艶を損なわず、唇が乾きにくく、潤いの性能が高く、しかもその潤いが持続する口唇化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)25℃での針入度が15以上、110以下の固形の炭化水素系ワックス 10〜30質量%、
(B)少なくとも(B1)炭化水素油と、(B2)極性油を、質量割合が(B1)/(B2)=5〜30となるように含む25℃で液状の油性成分 30〜60質量%、
(C)デキストリン脂肪酸エステル 0.1〜5質量%
を含有し、30℃における化粧料の10mmφ円筒状のプランジャーでの針入硬度が4〜200gf重である口唇化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、口唇化粧料に関する。
口唇化粧料は、口紅、リップクリーム、グロス等があり、その形状として、スティックタイプ(固形状)、金皿や樹脂皿等に直接充填された固形流し込みタイプ、チューブやボトルに充填された液状タイプ(非固形状)等が用いられている。
これらのうち、スティック等の固形状口紅は、発色は良いが、つやの点で劣るものである。また、グロスに代表される非固形状のものは、つやは非常に高いが、発色、べたつき、潤い、潤いの持続という点では十分でない。
このため、艶や発色が良く、利便性が良好で、潤い性能が高い口唇化粧料が検討されている。
例えば、ペースト状油分と高融点ワックスを併用した口唇化粧料(特許文献1)が提案されている。この口唇化粧料は、化粧持ちに優れる。また、ワックス、液状及び半固形油分、親油性ゲル化剤を併用した口紅組成物が、中身の押し出し性に優れる(特許文献2)。さらに、ワックス、親油性ゲル化剤と液状油を併用した口唇用化粧料が、保存安定性(サイクル)、透明性、べたつきの抑制に優れる(特許文献3)。
特開2009-73797号公報 特開平9-110641号公報 特開2005−350439号公報
本発明者は、塗布用具を使用する非固形状の口唇化粧料の場合、初期の使用時から塗布用具への化粧料の取れが悪く、定量的に取ることが難しく、また、容器内に化粧料の残留が目立つという課題を見出した。さらに、高温での保存安定性、仕上がりの艶、唇の乾き、潤いが低下するという課題も見出した。
本発明者は、特定針入度の固形のワックスを用い、液状の炭化水素油と極性油を特定の割合で組み合わせ、デキストリン脂肪酸エステルと併用することで、特定の針入硬度となる口唇化粧料が、上記課題を解決するものであることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)25℃での針入度が15以上、110以下の固形の炭化水素系ワックス 10〜30質量%、
(B)少なくとも(B1)炭化水素油と、(B2)極性油を、質量割合が(B1)/(B2)=5〜30となるように含む25℃で液状の油性成分 30〜60質量%、
(C)デキストリン脂肪酸エステル 0.1〜5質量%
を含有し、30℃における化粧料の10mmφ円筒状のプランジャーでの針入硬度が4〜200gf重である口唇化粧料を提供するものである。
本発明の口唇化粧料は、高温での保存安定性が良好であり、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少ないものである。また、仕上がりの艶を損なわず、唇が乾きにくく、潤いの性能が高く、しかもその潤いが持続するものである。
本発明で用いる成分(A)のワックスは、25℃で固形の油性成分であり、25℃での針入度が15以上、110以下の炭化水素系ワックスである。
ここで、針入度は、25±0.1℃に保ったワックスの試料に、規定の針(針の質量2.5±0.02g、針保持具の質量47.5±0.02g、おもりの質量50±0.05g)が、5秒間に針入する長さを測定し、その針入距離(mm)を10倍した値を針入度とするものであり、JIS K−2235−5.4(1991年)に準じて測定した値である。
25℃での針入度が15以上、110以下の固形の炭化水素系ワックスとしては、鉱物系ワックス、石油系ワックス及び合成炭化水素が挙げられる。なかでも、化粧の持続性、仕上がりの艶の維持、潤いの性能が高い点から、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックスが好ましく、マイクロクリスタリンワックスがより好ましい。
これらのワックスは、市販品を使用することができ、例えば、マイクロクリスタリンワックスとして、Multiwax W−445、W−835(以上、SONNEBORN社製)、Paracera M(Paramelt社製)、Hi−Mic−1045、1070、2045(以上、日本精鑞社製)、精製マイクロクリスタリンワックス(日興リカ社製)、155°マイクロワックス(日本石油社製)等が挙げられる。
25℃での針入度は、17以上、80以下であることが好ましい。
本発明においては、成分(A)は、1種又は2種以上を用いることができ、非固形状の化粧料を得ることができ、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少ない点から、化粧料全体に対して、10質量%以上であり、12質量%以上が好ましく、14質量%以上がより好ましく、30質量%以下であり、25質量%以下が好ましく、23質量%以下がより好ましい。また、成分(A)の含有量は、化粧料全体に対して、10〜30質量%であり、12〜25質量%が好ましく、14〜23質量%がより好ましい。
本発明において、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れるとは、非固形状の口唇化粧料を取り出す容器に詰め、化粧料塗布用具を挿入して、そのまま抜き取った時に、口唇化粧料が化粧料塗布用具に付着して、化粧料が取れやすいことをいう。
また、使用後に容器内に残る化粧料の残留とは、非固形状の口唇化粧料を取り出す容器に詰め、化粧料塗布用具を挿入して、そのまま抜き取る操作を繰り返し行った後、口唇化粧料が容器内の壁、しごき弁及び口部に液だまりとして残留していることをいう。
本発明で用いる成分(B)の油性成分は、25℃で液状の油性成分であり、少なくとも(B1)炭化水素油と(B2)極性油を含むものである。ここで、液状とは、25℃で流動性がある油性成分のことである。
(B1)炭化水素油としては、通常の化粧料に用いられるものを、1種又は2種以上組みあわせて用いることができる。具体的には、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、ポリイソブテン、水添ポリデセン等が挙げられ、ポリイソブテン、流動パラフィンが好ましい。
(B2)極性油としては、通常の化粧料に用いられるものを、1種又は2種以上組みあわせて用いることができる。具体的には、脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、高級アルコールが挙げられる。
脂肪酸エステルとしては、イソノナン酸イソトリデシル、イソステアリン酸イソプロピル等が挙げられ;多価アルコール脂肪酸エステルとしては、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ホホバ油等が挙げられ;高級アルコールとしては、オクチルドデカノール等のエステル油が挙げられる。これらのうち、イソノナン酸イソトリデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリルがより好ましい。
本発明において、成分(B1)及び(B2)の質量割合(B1)/(B2)は、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、高温での保存安定性が良く、唇が乾きにくく、潤いの性能の点から、5以上であり、6以上が好ましく、8以上がより好ましく、30以下であり、24以下が好ましく、20以下がより好ましい。また、成分(B1)及び(B2)の質量割合は、(B1)/(B2)=5〜30であり、6〜24が好ましく、8〜20がより好ましい。
本発明において、成分(B1)は、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、高温での保存安定性が良好である点から、化粧料全体に対して、25質量%以上が好ましく、42質量%以上がより好ましく、58質量%以下が好ましく、48質量%以下がより好ましい。
また、成分(B1)の含有量は、化粧料全体に対して、25〜58質量%が好ましく、42〜48質量%がより好ましい。
本発明において、成分(B)の合計含有量は、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、高温での保存安定性が良好である点から、化粧料全体に対して、30質量%以上であり、35質量%以上が好ましく、45質量%以上がより好ましく、60質量%以下であり、58質量%以下が好ましく、55質量%以下がより好ましい。また、成分(B)の合計含有量は、化粧料全体に対して、30〜60質量%であり、35〜58質量%が好ましく、45〜55質量%がより好ましい。
本発明において、成分(A)及び(B2)の質量割合(A)/(B2)は、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、高温での保存安定性が良い点から、1以上が好ましく、1.5以上がより好ましく、2以上がさらに好ましく、13以下が好ましく、10以下がより好ましく、8以下がさらに好ましい。また、成分(A)及び(B2)の質量割合は、(A)/(B2)=1〜13が好ましく、1.5〜10がより好ましく、2〜8がさらに好ましい。
本発明で用いる成分(C)のデキストリン脂肪酸エステルは、固形ワックスの結晶化を抑制し、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、高温での保存安定性を良好にするものであり、ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン、ステアリン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、ステアリン酸イヌリン等が挙げられる。なかでも、パルミチン酸デキストリンがより好ましい。
デキストリン脂肪酸エステルとしては、例えば、レオパール(商品名、千葉製粉社製)等の市販品を用いることができる。
本発明において、成分(C)の含有量は、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、高温での保存安定性に優れる非固形状の化粧料を得る点から、化粧料全体に対して、0.1質量%以上であり、0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、5質量%以下であり、4質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましい。また、成分(C)の含有量は、化粧料全体に対して、0.1〜5質量%であり、0.5〜4質量%が好ましく、1〜3質量%がより好ましい。
本発明において、成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)は、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、高温での保存安定性が良い点から、2以上が好ましく、4以上がより好ましく、6以上がさらに好ましく、50以下が好ましく、32以下がより好ましく、13以下がさらに好ましい。また、成分(A)及び(C)の質量割合は、(A)/(C)=2〜50が好ましく、4〜32がより好ましく、6〜13がさらに好ましい。
本発明において、成分(B2)及び(C)の質量割合(B2)/(C)は、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、高温での保存安定性が良く、唇が乾きにくく、潤いの性能の点から、0.2以上が好ましく、1以上がより好ましく、15以下が好ましく、8以下がより好ましく、4以下がさらに好ましい。また、成分(B2)及び(C)の質量割合は、(B2)/(C)=0.2〜15が好ましく、1〜8がより好ましく、1〜4がさらに好ましい。
本発明においては、成分(A)の炭化水素系ワックスと、成分(B)の25℃で液状の油性成分を併用することで、成分(A)のワックスの結晶化が抑制され、化粧料塗布用具につきやすい性状を維持することができる。さらに、(C)デキストリン脂肪酸エステルを組み合わせることで、ワックスの微細な結晶がより安定化されるため、高温でも安定性に優れ、化粧料塗布用具で取り易く、容器への残留が少ない化粧料を得ることができる。
さらに、本発明の口唇化粧料は、成分(D)として、25℃での針入度が15未満の固形のワックスを含有することができる。
25℃での針入度が15未満の固形の炭化水素系ワックスとしては、鉱物系ワックス、石油系ワックス及び合成炭化水素が挙げられる。より具体的には、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックス;パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等の石油系ワックス;フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素が挙げられる。
これらのワックスは、市販品を使用することができ、例えば、セレシンとして、セレシン#810、セレシンB(以上、日興リカ社);パラフィンとして、パラフィンワックス140、150、155、HNP−3、9、10、11、12、51、SP−0135、0140、0145、0160、0165、3035、3040(以上、日本精鑞社);マイクロクリスタリンワックスとして、Hi−Mic−1080、1090、2065、2095(以上、日本精鑞社製);フィッシャー・トロプシュワックスとして、FT−0070、100、105、115、0165、5165、FNP−0115(以上、日本精鑞社);ポリエチレンワックスとして、PERFORMALENE PL POLYETHYLENE、PERFORMA LENE 400、500、655(以上、NEW PHASE TECHNOLOGIES社)等が挙げられる。
25℃での針入度は、6〜12であることが好ましい。
本発明において、成分(D)の含有量は、高温での安定性の良い非固形状の化粧料を得る点から、化粧料全体に対して、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、4質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下がさらに好ましい。また、成分(D)の含有量は、化粧料全体に対して、0.01〜4質量%が好ましく、0.05〜3質量%がより好ましく、0.1〜2質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(A)及び(D)の質量割合(A)/(D)は、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、高温での保存安定性が良く、唇が乾きにくく、潤いの性能の点から、3以上が好ましく、5以上がより好ましく、7以上がさらに好ましく、30以下が好ましく、20以下がより好ましく、15以下がさらに好ましい。また、成分(A)及び(D)の質量割合は、(A)/(D)=3〜30が好ましく、5〜20がより好ましく、7〜15がさらに好ましい。
さらに、本発明の口唇化粧料は、25℃で、ペースト状の油性成分を含有することができる。ペースト状油性成分は、室温〜60℃付近に融点を持つ油剤のことである。
具体的には、ワセリン等の炭化水素油;ラノリン、ダイマー酸エステル、ダイマージオール誘導体、コレステロール脂肪酸エステル、フィトステロール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
本発明において、ペースト状油性成分の含有量は、唇が乾きにくく、唇の潤いを持続させる点から、化粧料全量中に、5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましく、15質量%以上がさらに好ましく、40質量%以下が好ましく、35質量%以下がより好ましく、30質量%以下がさらに好ましい。また、ペースト状油性成分の含有量は、化粧料全量中に、5〜40質量%が好ましく、10〜35質量%がより好ましく、15〜30質量%がさらに好ましい。
さらに、本発明の口唇化粧料は、粉体を含有することができる。かかる粉体としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、体質顔料、着色顔料、光輝性顔料等を用いることができる。
体質顔料としては、例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、クレー、ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機顔料及びこれらの複合粉体が挙げられる。
着色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物;マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体;カーボンブラック等の無機顔料;タール系色素、レーキ顔料等の有機顔料;カルミン等の天然色素などが挙げられる。
光輝性顔料としては、雲母、合成金雲母、ガラス、シリカ、アルミナ等の板状粉体等の表面を酸化チタン、酸化鉄、酸化ケイ素、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、金、銀、カルミン、有機顔料等の着色剤で1種又は2種以上被覆したものなど、及びポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミ蒸着末、ポリエチレンテレフタレート・金蒸着積層末などの、フィルム原反を任意形状に断裁したものなどを用いることができる。
これらの粉体は、通常の方法により、撥水処理、撥水・撥油化処理等の各種表面処理を施したものを用いることもできる。
粉体は、1種又は2種以上を用いることができ、使用感、口紅の外観や塗布した時の着色力・光輝性を付与する点から、化粧料全量中に、0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。また、粉体の含有量は、化粧料全量中に、0.01〜20質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ましい。
本発明の口唇化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、界面活性剤、低級アルコール、多価アルコール、高分子化合物、紫外線吸収剤、酸化防止剤、香料、防腐剤、保湿剤、水等を含有することができる。
本発明の口唇化粧料は、30℃における化粧料の10mmφの円筒状のプランジャーでの針入硬度が4〜200gf重であり、7〜150gf重が好ましい。この範囲内であれば、塗布用具で化粧料を初期の使用時から使い切るまでの塗布用具への取れ性に優れ、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少なく、唇への塗布性にも優れる硬さである。
本発明において「針入硬度」とは、不動工業社製のレオメーターを用い、30℃にて、プランジャーの直径が10mmでtable speedが2mm/sの速さで、プランジャーが深さ2mmまで針入した時の最大値を、単位面積当たりに換算したものである。
本発明の口唇化粧料は、通常の方法により、製造することができ、非固形状のものとして得られ、口紅、リップクリーム、リップグロス、リップライナーなどとすることができ、口紅、リップグロスが好ましい。
本発明の口唇化粧料は、化粧料塗布用具で、取り出す容器に収納された形態であることが好ましく、取り出す容器が、ボトル容器、ジャー容器、チューブ容器がより好ましく、中でも使用時の液だれを抑制する点から、ボトル容器、チューブ容器がさらに好ましい。
本発明の口唇化粧料を取り出す化粧料塗布用具は、化粧料を塗布する為の塗布面を有し、先端に該塗布部を連結した支持軸を有している。具体的には、チップ、スポンジ、パフ、筆等が挙げられる。なかでも、化粧料を塗布する為の塗布面を有し、かつ扁平体からなる塗布部と、先端に該塗布部を連結した支持軸とを有している化粧料塗布用具が、初期の使用時から塗布用具への取れ性、唇への塗りやすさの点から好ましい。
本発明の口唇化粧料は、取り出し用の化粧料塗布用具を備える化粧料容器に収納された形態であることで、初期の使用時から塗布用具への取れ性に優れる。特に、使用後に容器内に残る化粧料の残留が少ない点から、化粧料塗布用具が化粧料にどぶづけしているディッピング容器がより好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)25℃での針入度が15以上、110以下の固形の炭化水素系ワックス 10〜30質量%、
(B)少なくとも(B1)炭化水素油と、(B2)極性油を、質量割合が(B1)/(B2)=5〜30となるように含む25℃で液状の油性成分 30〜60質量%、
(C)デキストリン脂肪酸エステル 0.1〜5質量%
を含有し、30℃における化粧料の10mmφ円筒状のプランジャーでの針入硬度が4〜200gf重である口唇化粧料。
<2>成分(A)の25℃での針入度が、17以上、80以下である前記<1>記載の口唇化粧料。
<3>成分(A)の含有量が、12質量%以上であって、14質量%以上が好ましく、25質量%以下であって、23質量%以下が好ましい前記<1>又は<2>記載の口唇化粧料。
<4>成分(B)の含有量が、30質量%以上であって、35質量%以上が好ましく、45質量%以上がより好ましく、60質量%以下であって、58質量%以下が好ましく、55質量%以下がより好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<5>成分(B1)の含有量が、25質量%以上であって、42質量%以上が好ましく、58質量%以下であって、48質量%以下が好ましい前記<1>〜<4>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<6>成分(B1)及び(B2)の質量割合(B1)/(B2)が、6以上であって、8以上が好ましく、24以下であって、20以下が好ましい前記<1>〜<5>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<7>成分(B2)が、脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル及び高級アルコールから選ばれるものである前記<1>〜<6>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<8>成分(C)の含有量が、0.5質量%以上であって、1質量%以上が好ましく、4質量%以下であって、3質量%以下が好ましい前記<1>〜<7>いずれか1記載の口唇化粧料。
<9>成分(A)及び(C)の質量割合(A)/(C)が、2以上であって、4以上が好ましく、6以上がより好ましく、50以下であって、32以下が好ましく、13以下がより好ましい前記<1>〜<8>記載の口唇化粧料。
<10>成分(A)及び(B2)の質量割合(A)/(B2)が、1以上であって、1.5以上が好ましく、2以上がより好ましく、13以下であって、10以下が好ましく、8以下がより好ましい前記<1>〜<9>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<11>成分(B2)及び(C)の質量割合(B2)/(C)が、0.2以上であって、1以上が好ましく、15以下であって、8以下が好ましく、4以下がより好ましい前記<1>〜<10>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<12>成分(A)が、マイクロクリスタリンワックス及びパラフィンワックスから選ばれるものであって、マイクロクリスタリンワックスが好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<13>成分(C)が、パルミチン酸デキストリンである前記<1>〜<12>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<14>さらに、(D)25℃での針入度が15未満の固形のワックスを含有し、含有量が、0.01質量%以上であって、0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、4質量%以下であって、3質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましい前記<1>〜<13>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<15>口唇化粧料の針入硬度が、4gf重以上であって、7gf重以上が好ましく、200gf重以下であって、150gf重以下が好ましい前記<1>〜<14>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<16>口紅、リップグロスである前記<1>〜<15>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<17>化粧料塗布用具で取り出す容器に収納された前記<1>〜<16>のいずれか1記載の口唇化粧料。
<18>化粧料塗布用具がチップである前記<17>記載の口唇化粧料。
<19>化粧料塗布用具で取り出す容器が、ボトル容器または、チューブ容器である前記<17>又は<18>記載の口唇化粧料。
<20>取り出し用の化粧料塗布用具を備える化粧料容器に収納された前記<1>〜<16>のいずれか1記載の口唇化粧料。
実施例1〜18及び比較例1〜5
以下に示す方法により、表1に示す組成の口唇化粧料(口紅)を製造した。
得られた口唇化粧料について、針入硬度を測定し、また、「保存安定性」、「初期の使用時の塗布用具への取れ性」、「使い切った後の容器内に残る化粧料の残留性」、「仕上がり時の艶」、「唇の乾きにくさ」及び「唇の潤いの持続性」を評価した。結果を表1に示す。
(製造方法)
色材以外の基剤原料を90℃で加熱融解して均一に混合した。次に、これに色材原料を加えて加熱状態でディスパーザーにて均一に分散させ、脱泡した後、ディッピング容器に流し込み、口紅を得た。
(評価方法)
(1)針入硬度:
各口唇化粧料は、バルクを90℃に加熱し、直径のアルミ製のセルに流し込み20℃で冷却固化させ、30℃に2時間置いたものである。このサンプルを、不動工業社製のレオメーターを用い、30℃にて、直径10mmφの円筒状のプランジャーにて測定を行った。Table speedが2mm/sの速さで、プランジャーが深さ2mmまで針入した時の最大値を、単位面積あたりに換算したものである。
(2)保存安定性(50℃):
半径1.5cm、高さ6cmの円筒状透明容器に、5.5cmの高さまで流し込んだ口紅を、50℃に2週間保存した。その外観について、油剤が分離しているかどうか、10名の専門パネラーが目視で観察し、以下の基準で評価した。結果を10名の積算値として示す。
4;分離がまったく見られない。
3;液面にやや分離が見られる。
2;液面に分離が見られる。
1;全体が分離している。
(3)「初期の使用時の塗布用具への取れ性」、「使い切った後の容器内に残る化粧料の残留性」、「仕上がり時の艶」、「唇の乾きにくさ」、「唇の潤いの持続性」:
10名の専門パネラーが、口紅を容器からチップで初めて取り出す時の「初期の使用時の塗布用具への取れ性」、「使い切った後の容器内に残る化粧料の残留性」、唇へ塗布した直後の「仕上がり時の艶」、「唇の乾きにくさ」、及び塗布3時間後の「唇の潤いの持続性」を、以下の基準で官能評価した。結果を10名の積算値として示す。
(3−1)初期の使用時の塗布用具(チップ)への取れ性;
4;チップにしっかり付く。
3;チップにやや付く。
2;チップにあまり付かない。
1;チップに付かない。
(3−2)使い切った後の容器内に残る化粧料の残留性;
4;容器の壁や口部に残留が見られない。
3;容器の壁や口部にやや液だまりが見られる。
2;容器の壁や口部に液だまりが見られる。
1;容器の壁全体に残留物が見られる。
(3−3)仕上がり時の艶;
4;艶がある。
3;やや艶がある。
2;あまり艶がない。
1;艶がない。
(3−4)唇の乾きにくさ;
4;直後の唇が乾かない。
3;直後の唇があまり乾かない。
2;直後の唇がやや乾く。
1;直後の唇が乾く。
(3−5)唇の潤いの持続性;
4;唇の潤いが持続する。
3;唇の潤いがやや持続する。
2;唇の潤いがあまり持続しない。
1;唇の潤いが持続しない。
Figure 2014034522

Claims (10)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)25℃での針入度が15以上、110以下の固形の炭化水素系ワックス 10〜30質量%、
    (B)少なくとも(B1)炭化水素油と、(B2)極性油を、質量割合が(B1)/(B2)=5〜30となるように含む25℃で液状の油性成分 30〜60質量%、
    (C)デキストリン脂肪酸エステル 0.1〜5質量%
    を含有し、30℃における化粧料の10mmφ円筒状のプランジャーでの針入硬度が4〜200gf重である口唇化粧料。
  2. 成分(B2)が、脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル及び高級アルコールから選ばれるものである請求項1記載の口唇化粧料。
  3. 成分(A)に対して、成分(C)の質量割合が、(A)/(C)=2〜50である請求項1又は2記載の口唇化粧料。
  4. 成分(A)に対して、成分(B2)の質量割合が、(A)/(B2)=1〜12である請求項1〜3のいずれか1項記載の口唇化粧料。
  5. 成分(A)が、マイクロクリスタリンワックス及びパラフィンワックスから選ばれるものである請求項1〜4のいずれか1項記載の口唇化粧料。
  6. 成分(C)が、パルミチン酸デキストリンである請求項1〜5のいずれか1項記載の口唇化粧料。
  7. 化粧料塗布用具で取り出す容器に収納された請求項1〜6のいずれか1項記載の口唇化粧料。
  8. 化粧料塗布用具がチップである請求項7記載の口唇化粧料。
  9. 化粧料塗布用具で取り出す容器が、ボトル容器又はチューブ容器である請求項7又は8記載の口唇化粧料。
  10. 取り出し用の化粧料塗布用具を備える化粧料容器に収納された請求項1〜6のいずれか1項記載の口唇化粧料。
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