JP2007262033A - 油性化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】 融点が30〜60℃である炭化水素を多量に配合して保湿効果及びその持続性を高めても、化粧膜の肌に対する負担感軽減に優れ、さらに、塗布時のソフトな肌あたりと密着感を有するとともに、形状保持性にも優れた油性化粧料を提供する。
【解決手段】 (A)融点が61〜90℃である炭化水素(B)融点が30〜60℃である炭化水素(C)抱水性油(D)デキストリン脂肪酸エステルを配合することを特徴とする油性化粧料。
【選択図】なし
【解決手段】 (A)融点が61〜90℃である炭化水素(B)融点が30〜60℃である炭化水素(C)抱水性油(D)デキストリン脂肪酸エステルを配合することを特徴とする油性化粧料。
【選択図】なし
Description
本発明は、融点が61〜90℃である炭化水素、融点が30〜60℃である炭化水素、抱水性油、デキストリン脂肪酸エステルを配合した油性化粧料に関し、更に詳しくは、形状保持性(曲がりや崩れが発現しない)、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感(閉塞性、膜厚感)軽減に優れた油性化粧料に関するものである。
従来、リップクリームなどの油性化粧料は、肌や口唇の保湿を目的の一つとして、様々な油性成分の組み合わせが検討されてきた。例えば、ワセリンを配合し、油膜により塗布部を閉塞することで、塗布部からの水分蒸散を抑える技術(例えば、特許文献1)、油性化粧料に水を配合する技術(例えば、特許文献2参照)、抱水性油を配合する技術(例えば、特許文献3、4参照)、及び保湿効果の知られた尿素を特定の無水ケイ酸等と併用することにより油性化粧料に安定に配合する技術(例えば、特許文献5参照)等が開示されている。
特開2003−128533号公報
特許第3208164号公報
特開2004−292371号公報
特開平11−222413号公報
特開2002−363023号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、塗布した直後から保湿効果は得られるものの、べたつきが大きく、化粧膜による負担感(閉塞性、膜厚感)や使用性が悪いという欠点があった。また、特許文献2記載の技術では、水を多量に配合しないと保湿効果を得ることができず、塗布した直後などは一時的に水分が供給されるものも、経時で逆に口唇から水を奪い乾燥しやすいという欠点がある。また、特許文献3、4記載の技術では、塗布した直後は、保湿効果が得られるものの、経時により保湿効果が低下し(経時で油膜感が無くなる為)、特に動きの大きい口唇においてはむしろ口唇が乾いたと感じてしまうという欠点があった。また、特許文献5記載の技術では、尿素が水溶性成分のため、吸湿性が高く、均一に分散しても経時で凝集しやすい問題があった。更に、ここ最近、油性化粧料の使用感に対して、消費者の要求品質が変化し、硬さを感じるツルツルとした軽い使用感よりも、ソフトな肌あたりで密着感を感じる使用感が好まれるようになってきた。しかし、従来のワックスと油の組み合わせにより成型された油性化粧料では、ワックスの結晶性が高いため、硬さを感じるツルツルとした軽い使用感の油性化粧料となっていた。さらに、硬さを感じることを低減させるために、ワックスの配合量を極力少量にすることが考えられるが、この手法では、ソフトな肌あたりを得られる反面、連用使用により、曲がりや折れといった形状保持性不良、経時で発汗(油性成分が系外に排出される現象)が発生するなどの経時安定性において満足のいく油性化粧料を得ることができなかった。
このため、塗布時ソフトな肌あたりと密着感を有するとともに、形状保持性、保湿効果及びその持続性、化粧膜の肌に対する負担感(閉塞性、膜厚感)軽減に優れた油性化粧料の開発が望まれていた。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、融点が61〜90℃である炭化水素と、融点が30〜60℃である炭化水素と、抱水性油と、デキストリン脂肪酸エステルとを配合することにより、塗布時のソフトな肌あたりと密着感を有するとともに、形状保持性、保湿効果及びその持続性、化粧膜の肌に対する負担感軽減に優れた油性化粧料が得られることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(D)
(A)融点が61〜90℃である炭化水素
(B)融点が30〜60℃である炭化水素
(C)抱水性油
(D)デキストリン脂肪酸エステル
を配合することを特徴とする油性化粧料に関する。
(A)融点が61〜90℃である炭化水素
(B)融点が30〜60℃である炭化水素
(C)抱水性油
(D)デキストリン脂肪酸エステル
を配合することを特徴とする油性化粧料に関する。
本発明は、保湿効果及びその持続性に優れ、化粧膜の肌に対する負担感軽減に優れ、さらに、塗布時のソフトな肌あたりと密着感を有するとともに、形状保持性にも優れた油性化粧料を提供する。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の油性化粧料に用いられる成分(A)は、成分(B)による化粧膜の肌に対する負担感(閉塞性、膜厚感)を軽減させ、形状保持性を向上させる成分である。通常化粧品に使用される融点が61〜90℃である炭化水素であればいずれのものも使用することができる。例えば、オゾケライト、セレシン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられ、これらを必要に応じ1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックスが、非結晶性及び微結晶性であるため、化粧膜の負担感(閉塞性、膜厚感)を軽減するため好ましく、成分(B)との馴染みやすさの点でマイクロクリスタリンワックスが特に好ましい。成分(A)に用いられる融点が61〜90℃である炭化水素は、市販品として、OZOKERITE WAX SP−273P(STRAHL&PITSCH,INC.製)、MULTIWAX W−835(SONNEBORN,INC.製)が挙げられる。
本発明の油性化粧料に用いられる成分(A)は、成分(B)による化粧膜の肌に対する負担感(閉塞性、膜厚感)を軽減させ、形状保持性を向上させる成分である。通常化粧品に使用される融点が61〜90℃である炭化水素であればいずれのものも使用することができる。例えば、オゾケライト、セレシン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられ、これらを必要に応じ1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックスが、非結晶性及び微結晶性であるため、化粧膜の負担感(閉塞性、膜厚感)を軽減するため好ましく、成分(B)との馴染みやすさの点でマイクロクリスタリンワックスが特に好ましい。成分(A)に用いられる融点が61〜90℃である炭化水素は、市販品として、OZOKERITE WAX SP−273P(STRAHL&PITSCH,INC.製)、MULTIWAX W−835(SONNEBORN,INC.製)が挙げられる。
本発明の油性化粧料における成分(A)の配合量は特に限定されないが、0.1〜15質量%(以下、単に「%」で示す。)が好ましく、更に、1〜5%が特に好ましい。この範囲であれば、形状保持性、化粧膜の負担感軽減の点で満足のいくものが得られる。
本発明の油性化粧料に用いられる成分(B)は、人の肌や口唇をその油膜によって閉塞し、保湿する効果に優れる油剤であり、肌の保湿効果及びその持続性を向上させる成分である。通常化粧品に使用される融点が30〜60℃である炭化水素であればいずれのものも使用することができる。例えば、パラフィン、ワセリン等が挙げられ、これらを必要に応じ1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、結晶形がはっきりしているパラフィンよりも、非晶質であるワセリンが塗布時のソフトな肌あたりと密着感を実現するため好ましい。成分(B)は、市販品として、ペンレコスノー(白色ワセリン)(ペンレコ社製)等が挙げられる
本発明の油性化粧料における成分(B)の配合量は特に限定されないが、30〜90%が好ましく、更に、50〜80%が特に好ましい。この範囲であれば、塗布時のソフトな肌あたりと密着感及び保湿効果とその持続性を向上させる。
本発明の油性化粧料に用いられる成分(C)の抱水性油としては、それ自体に水を抱え込むことのできる油剤であればいずれでもよく、人の肌や口唇をその油膜によって適度な閉塞および抱水することによる保湿効果及びその持続性を向上させる成分である。また、成分(B)と併用する事により成分(B)のべたつきが軽減し、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)が向上し、化粧膜の負担感を軽減させる。このような成分(C)は通常化粧品に使用される抱水性油剤であればいずれのものも使用することができ、例えば、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル又はフィトステロール・べへニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル又はフィトステロール・オクチルドデシル)等のアミノ酸系エステル油剤、ヒマシ油、シア脂等の多価アルコール脂肪酸エステル、ヘキサグリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル及び、(アジピン酸・2−エチルへキサン酸・ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル、ジペンタエリトリット12−ヒドロキシステアリン酸エステル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸・ステアリン酸・ロジン酸)ジペンタエリスリチル、コレステロール、コレスタノール、デヒドロコレステロール、ラノリン脂肪酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、リシノール酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル等のコレステロール誘導体やフィトステロール誘導体、ラノリン、吸着精製ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、酢酸液状ラノリン、ラノリンアルコール、水素添加ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸等のラノリン誘導体及びそれらをポリオキシアルキレンで変性したものが挙げられる。これらを必要に応じ1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、使用性(なめらかさ、付着性)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感軽減で特に良好となるものは、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル又はフィトステロール・べへニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル又はフィトステロール・オクチルドデシル)、(アジピン酸・2−エチルへキサン酸・ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル、酢酸液状ラノリン、ジペンタエリトリット12−ヒドロキシステアリン酸エステル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸・ステアリン酸・ロジン酸)ジペンタエリスリチル等を例示することができるが、特に後記の抱水力試験により、抱水力が、100%以上の油剤が、保湿効果及びその持続性が得られるため好ましい。市販品として、エルデュウPS−304(抱水力:420%)(味の素社製)等が挙げられる。
抱水力試験方法としては、50℃に加熱した試料10gを200mlビーカーに秤り取り、デスパーミキサーにて3000rpmで攪拌しながら50℃の水を徐々に、水が試料から排液してくるまで添加し、水が排液しない最大限(質量)を測定し、この数値を試料10gで除し、100倍して抱水力(%)とした。
本発明の油性化粧料における成分(C)の配合量は特に限定されないが、0.1〜50%が好ましく、更に、1〜20%が特に好ましい。この範囲であれば、保湿効果及びその持続性の点で満足のいくものが得られる。
本発明の油性化粧料に用いられる成分(D)のデキストリン脂肪酸エステルは、形状保持性、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、成分(C)とともに化粧膜の負担感を軽減させる成分である。通常化粧品に使用されるデキストリン脂肪酸エステルであればいずれのものも使用することができ、デキストリンと好ましくは炭素数12〜22の高級脂肪酸とのエステルが用いられる。例えば、ラウリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン等が挙げられる。これらを必要に応じ1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、形状保持性が良好となるものとして、パルミチン酸デキストリン等を例示することができる。(D)に用いられるデキストリン脂肪酸エステルの市販品として、「レオパールKL」「レオパールISL」「レオパールTT」(以上、千葉製粉社製)等が挙げられる。
本発明の油性化粧料における成分(D)の配合量は特に限定されないが、0.1〜20%が好ましく、更に、1〜10%が特に好ましい。この範囲であれば、形状保持性、化粧膜の負担感を軽減させる点で好ましい。
本発明の油性化粧料には、上記必須成分の他に、通常化粧料に配合される成分として、成分(A)及び(B)以外の炭化水素油、エステル油、植物油、シリコーン油、シリコーン誘導体等の油性成分、界面活性剤、無機顔料、有機顔料及び体質顔料等の粉体およびそれらのシリコーン処理物やフッ素化合物処理物、水や多価アルコール、低級アルコール、水溶性高分子、保湿剤等の水性成分、糖類、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、リパーゼやプロテアーゼ等の酵素類、レゾルシンやイオウ等の各種薬剤、清涼剤、色素、香料等を本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。
様々な感触を演出する目的で油性成分としては、化粧品に一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起源の固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、パラフィンワックス、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、ゲイロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス等のロウ類、セチルイソオクタネート、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリグリセライド等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、高重合度メチルポリシロキサン、高重合度メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、メタクリル変性ポリシロキサン、ステアリル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ベヘニル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カリウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
化粧効果の付与や経時安定性を確保する目的として用いられる粉体成分としては、化粧品に一般に使用される粉体として用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。
粉体の分散性向上を目的とする界面活性剤としては、化粧品一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。
モイスチャー効果を付与する目的で用いる水性成分としては、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、エチルアルコール、ブチルアルコール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプリピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。感触改善の目的で水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボ
キシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができ
る。保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。
キシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができ
る。保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられる。
本発明の油性化粧料の製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、95℃で溶解した成分(A)成分(B)及び成分(D)を含む油性成分を、成分(C)及び他の成分と混合した後、冷却して成形することにより得ることができる。
本発明の油性化粧料としては、スキンケア、メイクアップ、頭髪用等の化粧料があげられ、剤型は固形状、半固形状、高粘性状等が挙げられる。化粧料の中でも、特に好ましくは口唇用であり、口紅、グロス、特に、この中でもリップトリートメント、リップクリーム、リップバーム、リップ下地であることが好ましい。他に、日焼け止め、乳液・クリーム・美容液、パック、整髪料、養毛料等の顔、手足、ボディ用の基礎化粧料、ファンデーション・アイシャドウ・アイライナー、マスカラ等のメーキャップ化粧料として使用できる。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
実施例1〜10及び比較例1〜7:リップクリーム(スティックタイプ)
下記表1、2、3に示す処方のリップクリームを調製し、形状保持性、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感軽減について下記の方法により評価した。その結果も併せて表1、2、3に示す。
下記表1、2、3に示す処方のリップクリームを調製し、形状保持性、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感軽減について下記の方法により評価した。その結果も併せて表1、2、3に示す。
*1:MULTIWAX W−835(SONNEBORN,INC.製)
*2:OZOKERITE WAX SP−273P(STRAHL&
PITSCH,INC.製)
*3:ペンレコスノー(白色ワセリン)(ペンレコ社製)
*4:エルデュウPS−203(味の素社製)
*5:レオパールKL(千葉製粉社製)
*6:レオパールTT(千葉製粉社製)
*7:BENTONE 38V BC(エレメンティス社製)
(製造方法)
A:成分1〜8を110℃で均一に溶解混合する。
B:成分9〜17を90℃で均一に溶解混合する。
C:A、B成分に成分18〜23を添加し、三本ローラーにて均一に分散する。
D:Cを脱泡し、容器に90℃で充填、冷却してリップクリームを得た。
*2:OZOKERITE WAX SP−273P(STRAHL&
PITSCH,INC.製)
*3:ペンレコスノー(白色ワセリン)(ペンレコ社製)
*4:エルデュウPS−203(味の素社製)
*5:レオパールKL(千葉製粉社製)
*6:レオパールTT(千葉製粉社製)
*7:BENTONE 38V BC(エレメンティス社製)
(製造方法)
A:成分1〜8を110℃で均一に溶解混合する。
B:成分9〜17を90℃で均一に溶解混合する。
C:A、B成分に成分18〜23を添加し、三本ローラーにて均一に分散する。
D:Cを脱泡し、容器に90℃で充填、冷却してリップクリームを得た。
(評価方法)
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(イ.評価項目:形状保持性)
前記実施例及び比較例のリップクリームについて、20℃、40℃にて1ヶ月横にして保管し、各サンプルの形状を目視により観察し、以下の4段階判定基準により判定を行った。
<形状保持性判定基準>
◎ :20℃保管と40℃保管の差がなく変化していない
○ :40℃保管に僅かに表面状態の変化が見られるが、問題ない
△ :40℃保管に明らかに形状の変化(曲がり)が見られる
× :20℃保管、40℃保管の双方に形状の変化(曲がり、崩れ)が見られる。
(ロ.評価項目:使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感))
前記実施例及び比較例のリップクリームについて、化粧歴10年以上の専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が(a)6段階評価基準により評価し、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、(b)4段階判定基準により判定した。
(ハ.評価項目:保湿効果の持続性)
前記実施例及び比較例のリップクリームについて、化粧歴10年以上の専門パネル20名が、各試料を唇に塗布し、通常の生活をし、6時間後の保湿効果について、パネル各人が(a)6段階評価基準により評価し、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、(b)4段階判定基準により判定した。
(ニ.評価項目:化粧膜の負担感)
前記実施例及び比較例のリップクリームについて、化粧歴10年以上の専門パネル20名が、各試料を唇に塗布し、通常の生活をし、6時間後の化粧膜の負担感について、パネル各人が(a)6段階評価基準により評価し、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、(b)4段階判定基準により判定した。
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(イ.評価項目:形状保持性)
前記実施例及び比較例のリップクリームについて、20℃、40℃にて1ヶ月横にして保管し、各サンプルの形状を目視により観察し、以下の4段階判定基準により判定を行った。
<形状保持性判定基準>
◎ :20℃保管と40℃保管の差がなく変化していない
○ :40℃保管に僅かに表面状態の変化が見られるが、問題ない
△ :40℃保管に明らかに形状の変化(曲がり)が見られる
× :20℃保管、40℃保管の双方に形状の変化(曲がり、崩れ)が見られる。
(ロ.評価項目:使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感))
前記実施例及び比較例のリップクリームについて、化粧歴10年以上の専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が(a)6段階評価基準により評価し、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、(b)4段階判定基準により判定した。
(ハ.評価項目:保湿効果の持続性)
前記実施例及び比較例のリップクリームについて、化粧歴10年以上の専門パネル20名が、各試料を唇に塗布し、通常の生活をし、6時間後の保湿効果について、パネル各人が(a)6段階評価基準により評価し、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、(b)4段階判定基準により判定した。
(ニ.評価項目:化粧膜の負担感)
前記実施例及び比較例のリップクリームについて、化粧歴10年以上の専門パネル20名が、各試料を唇に塗布し、通常の生活をし、6時間後の化粧膜の負担感について、パネル各人が(a)6段階評価基準により評価し、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、(b)4段階判定基準により判定した。
(a)6段階評価基準
(評点):(評価)
6点:非常に良好
5点:良好
4点:やや良好
3点:普通
2点:やや不良
1点:不良
(評点):(評価)
6点:非常に良好
5点:良好
4点:やや良好
3点:普通
2点:やや不良
1点:不良
(b)4段階判定基準
(判定):(評点の平均点)
◎ :5点を超える :非常に良好
○ :3点を超える5点以下:良好
△ :1点を超える3点以下:やや不良
× :1点以下 :不良
(判定):(評点の平均点)
◎ :5点を超える :非常に良好
○ :3点を超える5点以下:良好
△ :1点を超える3点以下:やや不良
× :1点以下 :不良
表1、2、3の結果から明らかな如く、本発明の実施例1〜10の固形状リップクリームは、比較例1〜7の固形状リップクリームに比べ、形状保持性、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感軽減の全てにおいて優れたものであった。これに対して、成分(A)の配合されていない比較品1では形状保持性の点で満足いくものが得られなかった。成分(A)の代わりにロウ系ワックスであるカルナウバロウワックスを配合した比較例2や高融点ワックス(融点100℃)であるポリエチレン末を配合した比較例3では使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、化粧膜の負担感軽減の点で満足いくものが得られなかった。また、成分(B)の代わりに融点が50℃付近の結晶性の高いパラフィンを配合した比較品4では保湿効果の持続の点で満足いくものが得られなかった。成分(C)の代わりに非抱水性油剤を配合した比較品5では保湿効果の持続の点で満足いくものが得られなかった。成分(D)の配合されていない比較品6では形状保持性の点で満足いくものが得られなかった。成分(D)の代わりに粘土鉱物を配合した比較品7で形状保持性の点で満足いくものが得られなかった。
実施例11:ペースト状リップグロス
(成分) (%)
1.融点が61〜90℃である炭化水素 *1 2
2.リンゴ酸ジイソステアリル 残量
3.融点が35〜60℃である炭化水素 *3 40
4.水添ポリイソブテン *8 25
5.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2
6.還元ラノリン 5
7.パルミチン酸デキストリン *5 7
8.12−ヒドロキシステアリン酸 0.1
9.無水ケイ酸 *9 0.5
10.ジメチルジクロルシラン処理無水ケイ酸 *10 0.5
11.赤色202号 1.5
12.ベンガラ 0.1
13.黄酸化鉄 0.3
14.黒酸化鉄 0.05
15.酸化チタン 0.2
16.大豆リン脂質 0.01
17.雲母チタン 1.5
18.p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 3
19.防腐剤 適量
20.香料 適量
*8:平均分子量1000
*9:AEROSIL 200 (日本アエロジル社製)
*10:AEROSIL R976S (日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分1〜8を90℃で溶解混合する。
B:Aに成分9〜20を加え、均一に混合分散する。
C:Bをチューブに流し込み、冷却してペースト状リップグロスを得た。
実施例11のペースト状リップグロスは、形状保持性、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感軽減に優れた良好なペースト状リップグロスであった。
(成分) (%)
1.融点が61〜90℃である炭化水素 *1 2
2.リンゴ酸ジイソステアリル 残量
3.融点が35〜60℃である炭化水素 *3 40
4.水添ポリイソブテン *8 25
5.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2
6.還元ラノリン 5
7.パルミチン酸デキストリン *5 7
8.12−ヒドロキシステアリン酸 0.1
9.無水ケイ酸 *9 0.5
10.ジメチルジクロルシラン処理無水ケイ酸 *10 0.5
11.赤色202号 1.5
12.ベンガラ 0.1
13.黄酸化鉄 0.3
14.黒酸化鉄 0.05
15.酸化チタン 0.2
16.大豆リン脂質 0.01
17.雲母チタン 1.5
18.p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 3
19.防腐剤 適量
20.香料 適量
*8:平均分子量1000
*9:AEROSIL 200 (日本アエロジル社製)
*10:AEROSIL R976S (日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分1〜8を90℃で溶解混合する。
B:Aに成分9〜20を加え、均一に混合分散する。
C:Bをチューブに流し込み、冷却してペースト状リップグロスを得た。
実施例11のペースト状リップグロスは、形状保持性、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感軽減に優れた良好なペースト状リップグロスであった。
実施例12:固形状アイスティッククリーム
(成分) (%)
1.融点が61〜90℃である炭化水素 *2 5
2.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸・ステアリン酸・
ロジン酸)ジペンタエリスリチル *11 5.5
3.融点が35〜60℃である炭化水素 *3 30
4.パルミチン酸デキストリン *12 10
5.流動パラフィン 残量
6.無水ケイ酸 *13 1.5
7.マルトデキストリン 6
8.ナイロン末 5
9.シリコーン処理タルク *14 5.5
10.赤色202号 0.05
11.黄色4号アルミニウムレーキ 0.05
12.青色1号アルミニウムレーキ 0.05
13.雲母チタン 1.5
14.防腐剤 適量
15.香料 適量
*11:コスモール168ARNV(日清オイリオグループ社製)
*12:レオパールTL(千葉製粉社製)
*13:AEROSIL R972(日本アエロジル社製)
*14:ジメチルポリシロキサン 5%処理
(成分) (%)
1.融点が61〜90℃である炭化水素 *2 5
2.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸・ステアリン酸・
ロジン酸)ジペンタエリスリチル *11 5.5
3.融点が35〜60℃である炭化水素 *3 30
4.パルミチン酸デキストリン *12 10
5.流動パラフィン 残量
6.無水ケイ酸 *13 1.5
7.マルトデキストリン 6
8.ナイロン末 5
9.シリコーン処理タルク *14 5.5
10.赤色202号 0.05
11.黄色4号アルミニウムレーキ 0.05
12.青色1号アルミニウムレーキ 0.05
13.雲母チタン 1.5
14.防腐剤 適量
15.香料 適量
*11:コスモール168ARNV(日清オイリオグループ社製)
*12:レオパールTL(千葉製粉社製)
*13:AEROSIL R972(日本アエロジル社製)
*14:ジメチルポリシロキサン 5%処理
(製造方法)
A:成分1〜6を90℃で溶解混合する。
B:Aに成分7〜15を加え、均一に混合分散する。
C:Bをスティック容器に流し込み、冷却固化して固形状アイスティッククリームを得た。
実施例12の固形状アイスティッククリームは、形状保持性、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感軽減に優れた良好な固形状アイスティッククリームであった。
A:成分1〜6を90℃で溶解混合する。
B:Aに成分7〜15を加え、均一に混合分散する。
C:Bをスティック容器に流し込み、冷却固化して固形状アイスティッククリームを得た。
実施例12の固形状アイスティッククリームは、形状保持性、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感軽減に優れた良好な固形状アイスティッククリームであった。
実施例13:ハンドクリーム
(成分) (%)
1.融点が61〜90℃である炭化水素 *2 5
2.融点が61〜90℃である炭化水素 *1 5
3.(アジピン酸・2−エチルへキ
サン酸・ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル 5
4.融点が35〜60℃である炭化水素 *3 30
5.パルミチン酸デキストリン *11 10
6.流動パラフィン 残量
7.液状ラノリン 10
8.無水ケイ酸 *15 1
9.酸化チタン被覆合成金雲母 0.5
10.ステビア 0.1
11.1,3−ブチレングリコール 1
12.防腐剤 適量
13.香料 適量
*15:AEROSIL 300(日本アエロジル社製)
(成分) (%)
1.融点が61〜90℃である炭化水素 *2 5
2.融点が61〜90℃である炭化水素 *1 5
3.(アジピン酸・2−エチルへキ
サン酸・ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル 5
4.融点が35〜60℃である炭化水素 *3 30
5.パルミチン酸デキストリン *11 10
6.流動パラフィン 残量
7.液状ラノリン 10
8.無水ケイ酸 *15 1
9.酸化チタン被覆合成金雲母 0.5
10.ステビア 0.1
11.1,3−ブチレングリコール 1
12.防腐剤 適量
13.香料 適量
*15:AEROSIL 300(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分1〜6を90℃で溶解混合する。
B:Aに成分7〜13を加え、均一に混合分散する。
C:Bをジャー容器に流し込み、冷却してハンド
クリームを得た。
実施例13のハンドクリームは、形状保持性、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感軽減に優れた良好なハンドクリームであった。
A:成分1〜6を90℃で溶解混合する。
B:Aに成分7〜13を加え、均一に混合分散する。
C:Bをジャー容器に流し込み、冷却してハンド
クリームを得た。
実施例13のハンドクリームは、形状保持性、使用性(塗布時のソフトな肌あたりと密着感)、保湿効果及びその持続性、化粧膜の負担感軽減に優れた良好なハンドクリームであった。
Claims (6)
- 次の成分(A)〜(D)
(A)融点が61〜90℃である炭化水素
(B)融点が30〜60℃である炭化水素
(C)抱水性油
(D)デキストリン脂肪酸エステル
を配合することを特徴とする油性化粧料。 - 成分(A)が、オゾケライト又はマイクロクリスタリンワックスであることを特徴とする請求項1記載の油性化粧料。
- 成分(B)が、ワセリンであることを特徴とする請求項1または2記載の油性化粧料。
- 成分(C)が、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル又はフィトステロール・べへニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル又はフィトステロール・オクチルドデシル)、(アジピン酸・2−エチルへキサン酸・ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル、酢酸液状ラノリン、ジペンタエリトリット12−ヒドロキシステアリン酸エステル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸・ステアリン酸・ロジン酸)ジペンタエリスリチルから選ばれる1種又は2種以上の抱水性油であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の油性化粧料。
- 成分(B)を30〜90質量%配合することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の油性化粧料。
- 口唇用化粧料であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の油性化粧料。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006092636A JP2007262033A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 油性化粧料 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006092636A JP2007262033A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 油性化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010030969A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-12 | Shiseido Co Ltd | ペンシル状化粧料およびその製造方法 |
EP2172185A2 (en) | 2008-10-06 | 2010-04-07 | Parahermosa Co., Ltd. | Cosmetic material comprising octyl hydroxy stearate oligomer |
JP2011144118A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Nippon Menaade Keshohin Kk | 油性棒状化粧料 |
JP2012020976A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Kao Corp | 乳化化粧料 |
JP2014034522A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Kao Corp | 口唇化粧料 |
JP2015048323A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 株式会社コーセー | 口唇化粧料 |
JP2015193622A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-05 | 株式会社コーセー | 透明油性化粧料 |
JP2016190816A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 小林製薬株式会社 | 外用組成物 |
JP2017095388A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 花王株式会社 | 口唇化粧料 |
KR20200065687A (ko) * | 2018-11-30 | 2020-06-09 | (주)아모레퍼시픽 | 화장료 조성물 |
JP2021017401A (ja) * | 2019-07-17 | 2021-02-15 | 花王株式会社 | 油性固形化粧料 |
-
2006
- 2006-03-30 JP JP2006092636A patent/JP2007262033A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2172185A2 (en) | 2008-10-06 | 2010-04-07 | Parahermosa Co., Ltd. | Cosmetic material comprising octyl hydroxy stearate oligomer |
US8198335B2 (en) | 2008-10-06 | 2012-06-12 | Parahermosa Co., Ltd. | Cosmetic material |
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KR102645138B1 (ko) | 2018-11-30 | 2024-03-07 | (주)아모레퍼시픽 | 화장료 조성물 |
JP2021017401A (ja) * | 2019-07-17 | 2021-02-15 | 花王株式会社 | 油性固形化粧料 |
JP7370752B2 (ja) | 2019-07-17 | 2023-10-30 | 花王株式会社 | 油性固形化粧料 |
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