JP2014030922A - 駆動装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンコーダから出力されるパルス信号の異常を確実に検出でき、ひいてはモータの誤作動を防止できる駆動装置および画像形成装置を提供すること。
【解決手段】モータ101と、エンコーダ120と、制御回路121と、ドライバ回路125と、出力軸124に設けられたギヤ102aと噛み合い、出力軸124の回転を被駆動ユニットに伝達可能な減速ギヤ102bとを備える駆動装置151において、減速ギヤ102bが正方向のみの回転を伝達するワンウェイクラッチ入りギヤで構成されており、制御回路121は、減速ギヤ102bが空転する逆方向にモータ101を回転させるとともに、逆方向回転時にフォトセンサ122から出力されるパルス信号に基づきエンコーダ120の異常を検出する異常検出動作を実行し、異常検出動作により異常が検出されたことを条件にモータ101の回転を禁止する。
【選択図】図13

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタまたはこれらの複合機等の画像形成装置に用いられる駆動装置に関するものである。
一般に、画像形成装置の例えばレジスト部、紙搬送部、読取部等の多くの部位では、駆動力源としてモータが用いられている。
従来、この種のモータを搭載した画像形成装置として、感光体ドラムを回転させるモータと、該モータの駆動を制御するモータ駆動制御部と、該モータ駆動制御部からの信号に基づきモータを回転させるための電流を流すモータドライバと、モータの回転状態を把握するためにパルス信号を生成するエンコーダとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。上述のエンコーダは、モータの回転軸、または回転や移動速度の精度を有する箇所に取り付けられ、その速度に応じたパルス出力を発生する。
この特許文献1に記載の画像形成装置では、モータのエンコーダデータを一定時間毎にサンプリングして、そのデータを周波数解析した周波数解析結果に基づき、装置に異常が発生しているか否かを判定するようになっている。
しかしながら、上述のような従来の画像形成装置にあっては、エンコーダ部分(例えば、エンコーダディスクやフォトセンサ)に樹脂やはんだ屑等の異物が貼り付くと、例えば所定の角度間隔で設けられたスリットの一部が閉塞される等して正確なパルス信号を生成することができず、誤ったパルス信号が出力されるおそれがあった。この場合、従来の画像形成装置では、エンコーダデータの周波数解析結果に基づき、その異常を検出しようとしてもモータとギヤを介して接続された感光体ドラム等の各種ユニットの負荷変動が影響し、上記のように誤って出力されたパルス信号を異常として検出することができないという問題があった。また、異常なパルス信号は、モータの誤作動の要因ともなり得る。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、エンコーダから出力されるパルス信号の異常を確実に検出することができ、ひいてはモータの誤作動を防止することができる駆動装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る駆動装置は、上記目的を達成するため、駆動源としてのモータと、前記モータの出力軸に固定されたエンコーダディスクと前記エンコーダディスクのセンサ読取部を検知するフォトセンサとからなるエンコーダと、前記モータの回転を制御する制御手段と、前記制御手段からの信号に基づいて前記モータに駆動電力を供給するドライバと、前記出力軸に設けられたギヤと噛み合い、前記出力軸の回転を被駆動ユニットに伝達可能な伝達ギヤとを備える駆動装置において、前記伝達ギヤは、正方向のみの回転を伝達するワンウェイクラッチ入りギヤで構成されており、前記制御手段は、前記伝達ギヤが空転する逆方向に前記モータを回転させるとともに、逆方向回転時に前記エンコーダから出力される検知信号に基づき前記エンコーダの異常を検出する異常検出動作を実行し、前記異常検出動作により異常が検出されたことを条件に前記モータの回転を禁止する構成を有する。
本発明によれば、エンコーダから出力されるパルス信号の異常を確実に検出することができ、ひいてはモータの誤作動を防止することができる駆動装置および画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の一実施の形態に係るプロセスカートリッジの構成図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置の概略構成図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置のローラ駆動部を一方向から見た斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置のローラ駆動部を他方向から見た斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置の駆動装置の概略構成図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置の駆動装置の概略構成図である。 本発明の一実施の形態に係る駆動装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る駆動装置のモータの外観図であって、(a)は、一方向から見た斜視図であり、(b)は、他方向から見た斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るエンコーダディスクの斜視図であって、(a)は、溝穴タイプを示し、(b)は、フォトエッチングタイプを示す。 本発明の一実施の形態に係る伝達ギヤの概略構成図である。 本発明の一実施の形態に係る制御回路の機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る制御回路で実行されるエンコーダの異常検出動作の処理フローである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、構成について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示している。
図1に示すように、画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、それぞれ「Y」、「M」、「C」、「K」と記す。)の可視像たるトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kを備えている。
これらは、画像形成剤として、互いに異なる色のYトナー、Mトナー、Cトナー、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。各プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kは、それぞれ画像形成装置100本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっており、寿命到達時に交換される。以下、Yトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ6Yを例に挙げて説明する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ6Yは、潜像担持体としての感光体ドラム1Y、ドラムクリーニング装置2Y、除電装置(不図示)、帯電装置4Y、現像装置5Y等を備えている。
帯電装置4Yは、図示しないドラム駆動機構によって図中、時計回りに回転せしめられる感光体ドラム1Yの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体ドラム1Yの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。このY静電潜像は、Yトナーを用いる現像装置5YによってYトナー像に現像される。そして、中間転写ベルト8上に中間転写される。
ドラムクリーニング装置2Yは、中間転写工程を経た後の感光体ドラム1Y表面に残留したトナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体ドラム1Yの残留電荷を除電する。この除電により、感光体ドラム1Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
他のプロセスカートリッジ6M、6C、6Kにおいても、同様にして各感光体ドラム1M、1C、1K上にそれぞれMトナー像、Cトナー像、Kトナー像が形成されて、中間転写ベルト8上に中間転写される。
また、図1に示したように、各プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kの図中下方には、露光装置7が配設されている。
潜像形成手段たる露光装置7は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lを、プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kにおけるそれぞれの感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに照射して露光する。
この露光により、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上にそれぞれY静電潜像、M静電潜像、C静電潜像、K静電潜像が形成される。なお、露光装置7は、光源から発したレーザ光Lを、モータによって回転駆動したポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体ドラムに照射するものである。
また、図1において、露光装置7の図中下側には、紙収容カセット26、これらに組み込まれた給紙ローラ27、レジストローラ対28等を有する給紙手段が配設されている。
紙収容カセット26は、記録材としての用紙99を複数枚重ねて収納しており、それぞれの一番上の用紙99には給紙ローラ27を接触させている。給紙ローラ27が図示しない駆動機構によって図中反時計回りに回転せしめられると、一番上の用紙99がレジストローラ対28のローラ間に向けて給紙される。
レジストローラ対28は、用紙99を挟み込むべく両ローラを回転駆動するが、挟み込んですぐに回転を一旦停止させる。そして、用紙99を適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。
また、図1において、プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kの図中上方には、被転写材である中間転写体としての中間転写ベルト8を張架しながら無端移動せしめる中間転写ユニット15が配設されている。
この中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8のほか、ベルトクリーニング装置10等を備えている。また、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14等も備えている。
中間転写ベルト8は、これら7つのローラに張架されながら、少なくともいずれか1つのローラの回転駆動によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト8を各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。これらは中間転写ベルト8の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス極性)の転写バイアスを印加する方式のものである。
1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kを除くローラは、全て電気的に接地されている。中間転写ベルト8は、その無端移動に伴ってY、M、C、K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、各感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上のYトナー像、Mトナー像、Cトナー像、Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、「4色トナー像」という。)が形成される。
また、上記中間転写ユニット15には、中間転写ベルト8が感光体ドラム1Kに接触した状態で、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1Cに対して接離するための図示しない接離機構も設けられている。
上記2次転写バックアップローラ12は、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8上に形成された4色トナー像は、この2次転写ニップで用紙99に転写される。そして、用紙99の白色と相まって、フルカラートナー像となる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、用紙99に転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、上記ベルトクリーニング装置10によってクリーニングされる。2次転写ニップにおいては、用紙99が互いに順方向に表面移動する中間転写ベルト8と2次転写ローラ19との間に挟まれて、上記レジストローラ対28側とは反対方向に搬送される。
2次転写ニップから送り出された用紙99は、画像形成装置100本体に対して着脱自在なユニットとしての定着ユニット20のローラ間を通過する際に、熱と圧力の影響を受けて、表面のフルカラートナー像が定着される。その後、用紙99は、排紙ローラ対29のローラ間を経て機外へと排出される。
画像形成装置100本体の筺体の上面には、スタック部30が形成されており、上記排紙ローラ対29によって機外に排出された用紙99は、このスタック部30に順次スタックされる。
上記中間転写ユニット15と、これよりも上方にあるスタック部30との間には、ボトル支持部31が配設されている。このボトル支持部31には、各色トナーをそれぞれ収容する剤収容器としてのトナーボトル32Y、32M、32C、32Kがセットされている。
各トナーボトル32Y、32M、32C、32K内の各色トナーは、それぞれ図示しないトナー供給装置により、プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kの現像装置に適宜補給される。各トナーボトル32Y、32M、32C、32Kは、プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kとは独立して画像形成装置100本体に対して脱着可能である。
図3は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の原稿搬送装置の構成を示す図である。なお、この原稿搬送装置は、被読取原稿を固定された読取装置部に搬送し、所定の速度で搬送しながら画像読取を行う、被読取原稿処理装置(以下ADF)に適用されるものである。
以下その基本的な構成、動作および作用について説明する。
原稿搬送装置150は、コピー装置、MFP等として構成された画像形成装置100の一部としてその上部に配置される。この原稿搬送装置150は、原稿セット部Aと、分離給送部Bと、レジスト部Cと、ターン部Dと、第1読取搬送部Eと、第2読取搬送部Fと、排紙部Gと、スタック部Hとを含んで構成されている。
原稿セット部Aには、被読取原稿束がセットされる。分離給送部Bは、原稿セット部Aにセットされた原稿束から1枚毎原稿を分離して給送する。レジスト部Cは、分離給送部Bから給送された原稿を一次、突当整合する機能と、整合後の原稿を引き出し搬送する機能を有する。ターン部Dは、レジスト部Cから搬送される原稿をターンさせて原稿面を読取側(下方)に向けて搬送する。第1読取搬送部Eは、原稿の表面画像を、コンタクトガラスの下方より読取を行わせる。第2読取搬送部Fは、第1読取搬送部Eで読取後の原稿の裏面画像を読み取る。排紙部Gは、表裏の読取が完了した原稿を機外に排出する。スタック部Hは、読取完了後の原稿を積載保持する。
また、原稿搬送装置150は、図示しないが、これら搬送動作の駆動を行う駆動部であるピックアップモータ、給紙モータ、読取モータ、排紙モータ、底板上昇モータ、さらに、一連の動作を制御するADF制御部を備えている。
原稿テーブル42は、可動原稿テーブル43を備えて構成され、読み取られる用紙99がセットされる。用紙99は、原稿テーブル42に原稿面を上向きの状態でセットされる。原稿テーブル42には、図示しないサイドガイドが備えられ、用紙99の幅方向を搬送方向と直行する方向に位置する。
セットされた用紙99は、セットフィラー44、セットセンサ45により検知され、その検知情報が本体制御部に送信される。
さらに、原稿テーブル42には、原稿長さ検知センサ70、71(反射型センサまたは、用紙99枚にても検知可能なアクチエーター・タイプのセンサが用いられる)が配置されている。原稿長さ検知センサ70、71は、原稿の搬送方向長さを判定する。このとき原稿長さ検知センサ70、71は、少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能に配置される。
可動原稿テーブル43は、底板上昇モータにより矢印a、b方向に上下動可能となっている。可動原稿テーブル43に原稿がセットされたことをセットフィラー44、セットセンサ45により検知すると、底板上昇モータを正転させて原稿束の最上面がピックアップローラ47と接触するように可動原稿テーブル43を上昇させる。
ピックアップローラ47は、ピックアップモータによりカム機構で矢印c、dの方向に動作するとともに、可動原稿テーブル43が上昇し可動原稿テーブル43上の原稿上面により押されてc方向に上がりテーブル上昇検知センサ48により上限を検知可能となっている。
本体操作部のプリントキーが押下され、本体制御部からI/Fを介してADF制御部に原稿給紙信号が送信されると、ピックアップローラ47は給紙モータの正転によりコロが回転駆動し、原稿テーブル42上の数枚(理想的には1枚)の原稿をピックアップする。回転方向は、最上位の原稿を給紙口に搬送する方向である。
給紙ベルト49は、給紙モータの正転により給紙方向に駆動され、リバースローラ50は、給紙モータの正転により給紙と逆方向に回転駆動され、最上位の原稿とその下の原稿を分離して、最上位の原稿のみを給紙できる構成となっている。
すなわち、リバースローラ50は、給紙ベルト49と所定圧で接し、給紙ベルト49と直接接しているとき、または用紙1枚を介して接している状態では給紙ベルト49の回転に連れられて反時計方向に連れ回るようになっている。また、リバースローラ50は、原稿が2枚以上、給紙ベルト49とリバースローラ50の間に侵入したときは連れ回り力がトルクリミッターのトルクよりも低くなるように設定されている。したがって、リバースローラ50は、本来の駆動方向である時計方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをする。これにより、重送が防止される。
給紙ベルト49とリバースローラ50との作用により1枚に分離された原稿は、給紙ベルト49によってさらに送られ、突き当てセンサ51によってその先端が検知される。その後、先端が検知された原稿は、さらに進んで停止しているプルアウトローラ52に突き当たる。突き当て後の原稿は、その後前出の突き当てセンサ51の検知から所定量の定められた距離だけ送られ、結果的には、プルアウトローラ52に所定量撓みを持って押し当てられる。原稿がプルアウトローラ52に所定量撓みを持って押し当てられた状態で給紙モータを停止させることにより、給紙ベルト49の駆動が停止する。
このとき、ピックアップモータを回転させることでピックアップローラ47を原稿上面から退避させ、原稿を給紙ベルト49の搬送力のみで送ることにより、原稿先端は、プルアウトローラ52の上下ローラ対のニップに進入し、先端の整合(スキュー補正)が行われる。
プルアウトローラ52は、前記スキュー補正機能を有するとともに、分離後にスキュー補正された原稿を中間ローラ54まで搬送するものであり、給紙モータの逆転により駆動される。なお、給紙モータ逆転時、プルアウトローラ52と中間ローラ54は駆動されるが、ピックアップローラ47と給紙ベルト49は駆動されていない。
原稿幅センサ53は、奥行き方向に複数個並べられ、プルアウトローラ52により搬送された原稿の搬送方向に直行する幅方向のサイズを検知する。また、原稿の搬送方向の長さは、原稿の先端後端を突き当てセンサ51で読み取ることによりモータパルスから原稿の長さを検知する。
プルアウトローラ52および中間ローラ54の駆動によりレジスト部Cからターン部Dに原稿が搬送される際には、レジスト部Cでの搬送速度を第1読取搬送部Eでの搬送速度よりも高速に設定して原稿を読取部へ送り込む処理時間の短縮が図られている。
原稿の先端が読取入口センサ55により検出されると、読取入口ローラ56の上下ローラ対のニップに原稿先端が進入前に、原稿搬送速度を読取搬送速度と同速にするために減速を開始すると同時に、読取モータを正転駆動して読取入口ローラ56、読取出口ローラ63、CIS出口ローラ67を駆動する。
原稿の先端をレジストセンサ57にて検知すると、所定の搬送距離をかけて減速し、図示していない第1読取部が配置される読取位置60の手前で一時停止するとともに、本体制御部にI/Fを介してレジスト停止信号を送信する。
続いて本体制御部より読取開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿は、読取位置に原稿先端が到達するまでに所定の搬送速度に立ち上がるように増速されて搬送される。
読取モータのパルスカウントにより検出された原稿先端が読取部に到達するタイミングで、本体制御部に対して第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が、第1読取部を原稿後端が抜けるまで送信される。
片面原稿の読取の場合には、第1読取搬送部Eを通過した原稿は、第2読取部65を経て排紙部Gへ搬送される。この際、排紙センサ64により原稿の先端を検知すると、排紙モータを正転駆動して排紙ローラ68を反時計方向に回転させる。
また、排紙センサ64による原稿の先端検知からの排紙モータパルスカウントにより、原稿後端が排紙ローラ68の上下ローラ対のニップから抜ける直前に排紙モータ駆動速度を減速させて、排紙トレイ69上に排出される原稿が飛び出さないように制御される。
両面原稿読取の場合には、排紙センサ64にて原稿先端を検知してから読取モータのパルスカウントにより第2読取部65に原稿先端が到達するタイミングでCCDラインセンサで構成される第2読取部65に対してADF制御部から副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が読取部を原稿後端が抜けるまで送信される。
第2読取部65の表面は、原稿に付着した糊上のものが読取ライン上に転写することによる縦すじを防止するため、コーティング処理が施されたコーティング部材が配置されている。
このコーティング部材は、第2読取部65の読取面に汚れ分解機能を有するコーティング材、または、親水性を有するコーティング材を塗布して形成したものである。これらのコーティング材は公知のものを使用することができる。
図4、図5は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の原稿搬送装置のローラ駆動部の概略構成を示す図である。
図4、図5において、駆動装置151は、図3に示す原稿搬送装置150のいずれかの駆動ローラを駆動するモータおよびその制御回路等からなるものである。
駆動装置151において、駆動源であるモータ101は、インナーロータ型DCブラシレスモータとして構成されており、出力軸124に固定されたギヤ102a、減速ギヤ102b、102c、102d、102e、102fを介し、ローラ104を回転させるようになっている。なお、モータ101としては、インナーロータ型DCブラシレスモータに限らず、例えばアウタロータ型あるいはブラシ付きDCモータやステッピングモータ等種々のモータを用いることが可能である。
このローラ104は、例えば、図3における原稿搬送装置150の読取入口ローラ56、読取出口ローラ63、またはCIS出口ローラ67である。なお、ローラ104は、例えば、図1における画像形成装置100本体の給紙ローラ27等であってもよい。
また、駆動装置151は、フォトセンサ122と、エンコーダディスク123とからなるエンコーダ120を備えている。
エンコーダディスク123は、周方向に所定の角度間隔で所定数のスリットを有し、出力軸124に対して垂直かつ同心にて固定され、出力軸124の回転とともに回転するようになっている。
光学センサであるフォトセンサ122は、エンコーダディスク123を挟み込む状態でモータ101に取り付けられ、エンコーダディスク123のスリットにより光路の伝達・遮断がなされ、パルス信号を制御回路121へと伝達するようになっている。したがって、エンコーダディスク123のスリットが形成された箇所が、フォトセンサ122によって検知されるセンサ読取部とされる。
制御回路121では、フォトセンサ122からのパルス信号を計測することで、モータ101の回転量および回転速度を導出し、ローラ104の位置および速度情報から、用紙99の位置および速度情報を得ることが可能となる。
なお、フォトセンサ122は、2組の発光素子と受光素子を有し、各々のパルス信号の位相差が所定量(本実施の形態ではπ/2[rad])となるように配置されている。
制御回路121は、図示しない目標駆動信号生成装置およびフォトセンサ122からの信号に基づいて、モータ101の動作信号を生成し、ドライバ回路125に動作信号を送り、その後、ドライバ回路125から動作信号に合った電流をモータ101に流すことで、ローラ104を駆動させる。
図6は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の原稿搬送装置の駆動装置の概略構成を示す図である。
図6において、駆動装置151は、図3に示す原稿搬送装置150の何れかの駆動ローラを駆動するモータおよびその制御回路等からなるものである。ここでは、上述したローラ104に代えてローラ対103a、103bを駆動装置151の被駆動ユニットとして適用した例について説明する。
駆動装置151において、ローラ対103a、103bに挟まれながら用紙99(図3参照)が搬送されていく。このローラ対103a、103bは、例えば、図3における原稿搬送装置150の読取入口ローラ56、読取出口ローラ63、またはCIS出口ローラ67である。なお、ローラ対103a、103bは、例えば、図1における画像形成装置100本体の給紙ローラ27等であってもよい。
モータ101は、出力軸124に固定されたギヤ102a、減速ギヤ102b、102c、102d、102eを介し、ローラ対103a、103bを回転させる。
また、エンコーダディスク123は、周方向に所定の角度間隔で所定数のスリットを有し、出力軸124に垂直かつ同心にて固定され、出力軸124の回転とともに回転する。
光学センサであるフォトセンサ122は、エンコーダディスク123を挟み込む形でモータ101に取り付けられ、エンコーダディスク123のスリットにより光路の伝達・遮断がなされ、フォトセンサ122の受光素子にてパルス信号となって制御回路121へと伝達する。
制御回路121では、このパルス信号を計測することで、モータ101の回転量および回転速度を導出し、ローラ対103a、103bの位置および速度情報から、用紙99の位置および速度情報を得ることが可能となる。
なお、フォトセンサ122は、2組の発光素子と受光素子を有し、各々のパルス信号位相差が所定量(本実施の形態ではπ/2[rad])となるように配置されている。
制御回路121は、図示しない目標駆動信号生成装置およびフォトセンサ122からの信号に基づいて、モータ101の動作信号を生成し、ドライバ回路125に動作信号を送り、その後、ドライバ回路125から動作信号に合った電流をモータ101に流すことで、ローラ対103a、103bを駆動させる。
図7は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の原稿搬送装置の駆動装置の概略構成を示す図である。
図7において、駆動装置151は、図3に示す原稿搬送装置150の何れかの駆動ローラを駆動するモータおよびその制御回路等からなるものである。ここでは、駆動装置151にカップリング126が追加された例について説明する。
駆動装置151において、ローラ対103a、103bに挟まれながら用紙99(図3参照)が搬送されていく。このローラ対103a、103bは、例えば、図3における原稿搬送装置150の読取入口ローラ56、読取出口ローラ63、またはCIS出口ローラ67である。なお、ローラ対103a、103bは、例えば、図1における画像形成装置100本体の給紙ローラ27等であってもよい。
モータ101は、出力軸124に固定されたギヤ102a、減速ギヤ102b、102c、102d、102eを介し、ローラ対103a、103bを回転させる。
また、エンコーダディスク123は、周方向に所定の角度間隔で所定数のスリットを有し、出力軸124とカップリング126を介してモータ101の軸に対して垂直かつ同心にて固定され、出力軸124の回転とともに回転する。
光学センサであるフォトセンサ122は、エンコーダディスク123を挟み込む形で図示しない固定部材に取り付けられ、エンコーダディスク123のスリットの無い箇所にて光の反射がおき、フォトセンサ122の受光素子にて光を検知する、この検知の有無でパルス信号を生成し、このパルス信号を制御回路121へと伝達する。
制御回路121では、このパルス信号を計測することで、モータ101の回転量および回転速度を導出し、ローラ対103a、103bの位置および速度情報から、用紙99の位置および速度情報を得ることが可能となる。
なお、フォトセンサ122は、2組の発光素子と受光素子を有し、各々のパルス信号位相差が所定量(本実施の形態ではπ/2[rad])となるように配置されている。
制御回路121は、図示しない目標駆動信号生成装置およびフォトセンサ122からの信号に基づいて、モータ101の動作信号を生成し、ドライバ回路125に動作信号を送り、その後、ドライバ回路125は、制御回路121からの動作信号に合った電流をモータ101に流すことで、ローラ対103a、103bを駆動させる。
図8は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の駆動装置の構成を示す図である。
図8において、駆動装置151は、図1に示す画像形成装置100または図3に示す原稿搬送装置150の何れかの駆動ローラを駆動するモータおよびその制御回路等からなるものである。
駆動装置151において、外部の目標駆動信号生成手段130から、制御回路121内の目標位置・速度計算回路131に、回転方向信号と移動パルス数の信号が渡されるようになっている。すなわち、制御回路121内の目標位置・速度計算回路131は、外部の目標駆動信号生成手段130から、目標駆動信号としての回転方向信号と移動パルス数の信号を取得するようになっている。
目標位置・速度計算回路131では、得られた情報と図示しないオシレータの時間情報から、目標位置および目標速度を導出し、位置・速度追従制御器133へと信号を伝達するようになっている。
また、制御回路121内のモータ位置・速度計算回路132では、2チャンネルフォトセンサとして構成されたフォトセンサ122にて、エンコーダディスク123のパルスを計測している。フォトセンサ122およびエンコーダディスク123は、2チャンネルロータリエンコーダとして構成されている。
エンコーダディスク123の1周当りのパルス数は、本実施の形態では100パルスとしている。エンコーダディスク123の1周当りのパルス数は、安価にモータ101の出力軸124の回転を検出するために、200パルス以下であることが好ましい。
また、エンコーダディスク123の1周当りのパルス数は、ステッピングモータからインナーロータ型DCブラシレスモータへの置き換えを容易にするために、12×Nパルス(Nは自然数)または50×Nパルスとすることが好ましい。
ここで、2チャンネルフォトセンサとして構成されたフォトセンサ122は、2組の発光素子と受光素子を有し、各々のパルス信号位相差が所定量(本実施の形態ではπ/2[rad])となるように配置されている。そのため、モータ位置・速度計算回路132ではその位相差を利用して、回転方向を知ることができる。
モータ位置・速度計算回路132では、得られた情報と図示しないオシレータの時間情報から、モータ位置およびモータ速度を導出し、位置・速度追従制御器133へと信号を伝達するようになっている。
位置・速度追従制御器133では、目標位置とモータ位置が一致するよう、また目標速度とモータ速度が一致するよう制御し、必要に応じてPWM出力、回転方向、スタートストップ、ブレーキといった信号をドライバ回路125へと送るようになっている。
ドライバ回路125は、4象限ドライバとして構成されており、位置・速度追従制御器133から得られた信号およびホールIC135からのホール信号から、モータ電流およびPWM電圧を制御するようになっている。
すなわち、駆動装置151においては、制御回路121が、目標駆動信号から単位時間当りの目標回転量ΔXtおよび目標総回転量Xtを求めるとともに、フォトセンサ122、エンコーダディスク123からの出力信号から単位時間当りのモータ回転量ΔXmおよびモータ総回転量Xmを求め、その後、目標総回転量Xtとモータ総回転量Xmが等しく、かつ単位時間当りの目標回転量ΔXtと単位時間当りのモータ回転量ΔXmが等しくなるようドライバ回路125への信号を変化させることで、モータ101の回転速度を制御するようになっている。
本実施の形態では、ドライバ回路125がモータ101に搭載されていない形式で示しているが、ドライバ回路125をモータ101上の基板に搭載した場合は、ハーネス本数の削減が図れるため、コストダウンにつながる。
なお、本実施の形態では、目標駆動信号生成手段130は、駆動装置151には含まれず、画像形成装置100の図示しない本体制御部や原稿搬送装置150の図示しないADF制御部等に設けられているが、目標駆動信号生成手段130が駆動装置151内に含まれていてもよい。
図9(a)、図9(b)は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置のモータの構成を示す斜視図である。
図9(a)、図9(b)に示すように、モータ101の出力軸124にギヤ102aを直接歯切りすることで、モータ初段の減速比を大きくすることができ、コストダウンも実現できるようになっている。
また、出力軸124の駆動伝達部であるギヤ102aと逆側の端部には、エンコーダディスク123が同軸上に固定されている。また、フォトセンサ122は、モータ101に取り付けられ、ドライバ回路125(図8参照)もモータ101上の基板に取り付けられている。モータ101上の基板には、コネクタ127が取り付けられており、モータ信号とエンコーダ信号の入出力がなされるようになっている。
また、モータ101の軸受け部には、玉軸受けが用いられており、これにより、焼結軸受け等を用いた場合と比較して摩擦力が低減するので、DCモータであるモータ101を用いることによる高効率化をさらに高められるとともに、高耐久化を図ることができるようになっている。
図10(a)、図10(b)は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置のエンコーダディスクの構成を示す斜視図である。
図10(a)は、エンコーダディスク123を溝穴タイプとしたものである。図10(a)において、エンコーダディスク123は、金属板にエッチング加工等により周方向(回転方向)に等間隔にスリット形状の穴123aを開けたものから構成されており、このようにエンコーダディスク123がスリット形状を有することにより、このスリット形状の穴の有無により、フォトセンサ122の受光素子が信号の有無を検知し、パルス検知をするようになっている。
図10(b)は、エンコーダディスク123をフォトエッチングタイプとしたものである。図10(b)において、エンコーダディスク123は、フィルム上に黒インクでスリット123bを印刷したものから構成されており、この黒インクの有無により、フォトセンサ122の受光素子が信号の有無または光量の差異を検知し、パルス検知をするようになっている。図10(b)に示すエンコーダディスク123では、黒インクを用いているが、光量の差異(有無を含む)が検知できれば、黒インクでなくても構わない。
図11は、本発明の一実施の形態に係る駆動装置の伝達ギヤの概略断面図である。
図11に示すように、伝達ギヤとしての減速ギヤ102bは、モータ101の出力軸124に設けられたギヤ102aと噛み合い、出力軸124の回転を被駆動ユニットとしての例えばローラ104(図4参照)やローラ対103a、103b(図6参照)に伝達可能に構成されている。
減速ギヤ102bは、正方向のみの回転を伝達するワンウェイクラッチ105を内蔵したワンウェイクラッチ入りギヤで構成されている。ワンウェイクラッチ105としては、例えばスプラグ式やカム式などの公知のワンウェイクラッチを用いることができる。
次に、図12および図13を参照して、エンコーダ120の異常検出動作について説明する。
まず、図12を用いて、エンコーダ120の異常検出動作を実行するための構成について説明する。
図12に示すように、制御回路121は、異常検出動作の実行に伴い、減速ギヤ102bが空転する逆方向、すなわち出力軸124の回転を被駆動ユニットに伝達しない回転方向にモータ101を回転させるようになっている。
また、制御回路121は、上記のようにモータ101が逆方向に回転している時にフォトセンサ122から出力される検知信号(パルス信号)に基づき、エンコーダ120の異常を検出するようになっている。
具体的には、制御回路121は、異常検出動作を行うためのFFT解析部160と、異常検出部161とを備えている。
FFT解析部160は、モータ101の逆方向回転時にフォトセンサ122から出力される検知信号(パルス信号)を取得し、この検知信号をFFT変換(高速フーリエ変換)し周波数解析を行うようになっている。また、FFT解析部160は、周波数解析を行う際に減速ギヤ102bの1回転周期分の周波数成分を取り除くようになっている。つまり、FFT変換を行うと、モータ101の回転速度に応じた周波数成分と、減速ギヤ102bの噛み合い周波数成分や回転軸の偏心等に起因した周波数成分等とが同時に得られてしまう。このため、FFT解析部160では、後述する異常検出部161で用いられるモータ101の周波数成分のみを抽出するべく、不要な減速ギヤ102bの噛み合い周波数成分や起因した周波数成分等を取り除くようになっている。
異常検出部161は、FFT解析部160による周波数解析の結果得られる周波数のピーク値(エンコーダパルス周波数ピーク値)と、予め定められた所定の閾値とを比較することによりエンコーダ120の異常を検出するようになっている。具体的には、異常検出部161は、エンコーダパルス周波数ピーク値が予め定められた所定の閾値より大きい場合にエンコーダ120の異常を検出するようになっている。ここで、上述した所定の閾値は、エンコーダディスク123やフォトセンサ122に異物が貼り付いていない場合の正常回転時のエンコーダパルス周波数ピーク値であり、予め実験的に求めてROM等に記憶されている。
制御回路121は、上述した異常検出動作によりエンコーダ120の異常が検出されると、モータ101の回転を禁止するようになっている。これにより、異常検出後のモータ101の誤作動が防止される。
また、制御回路121は、上述したモータ101の回転禁止と同時に、操作表示部162を介してエラー表示を行うようになっている。これにより、ユーザに対してエンコーダ120の異常発生を報知することができる。なお、エラー表示に代えて、あるいはエラー表示と同時に警告音を発生するように構成してもよい。操作表示部162は、例えば画像形成装置100本体の前面上部に配置されている。本実施の形態に係る操作表示部162は、本発明に係る表示手段を構成する。
次に、図13を用いて、制御回路121で実行される異常検出動作の処理の流れについて説明する。なお、こうした異常検出動作は、例えば画像形成装置100の起動時(ウォームアップ時)や、画像形成処理が実行されていない待機状態において実行される。
図13に示すように、制御回路121は、まずモータ101を減速ギヤ102bが空転する逆方向に回転、つまり逆回転させる(ステップS1)。
次いで、制御回路121は、モータ101の逆方向回転時にフォトセンサ122から出力される検知信号(パルス信号)を取得する(ステップS2)。
その後、制御回路121は、取得したパルス信号をFFT変換し周波数解析を行う(ステップS3)。そして、制御回路121は、周波数解析により得られる複数の周波数成分から減速ギヤ102bの1回転周期分の周波数成分を取り除く(ステップS4)。
次いで、制御回路121は、周波数解析の結果得られたエンコーダパルス周波数ピーク値が予め定められた所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS5)。この判定において、制御回路121は、エンコーダパルス周波数ピーク値が所定の閾値以下であると判定した場合には、ステップS1で逆回転させていたモータ101の駆動を停止、すなわちモータ101の逆回転を停止させて(ステップS6)、本処理を終了する。
一方、制御回路121は、エンコーダパルス周波数ピーク値が所定の閾値よりも大きい場合には、エンコーダ120に異常があると判断して、モータ101の逆回転を停止させた(ステップS7)後に、モータ101の回転を禁止、すなわちモータ駆動禁止処理を行う(ステップS8)。これにより、エンコーダ120の異常検出後は、モータ101の誤作動が防止される。
次いで、制御回路121は、操作表示部162にエラーメッセージを表示させて(ステップS9)、本処理を終了する。なお、エラーメッセージの表示は、ステップS8のモータ駆動禁止処理と同時に行うのが好ましい。
以上のように、本実施の形態に係る駆動装置151は、エンコーダ120の異常検出動作においてモータ101を逆回転させて、この逆回転時にフォトセンサ122から出力される検知信号(パルス信号)に基づきエンコーダ120の異常を検出する。したがって、モータ101の逆回転により被駆動ユニットの負荷変動の影響を排除することができるので、負荷変動の影響なくフォトセンサ122から出力されるパルス信号の異常(エンコーダ120の異常)を確実に検出することができる。
また、本実施の形態に係る駆動装置151は、エンコーダ120の異常が検出された際には、モータ101のそれ以後の回転を禁止するので、モータ101の誤作動を防止することができる。
また、本実施の形態に係る駆動装置151は、異常検出動作においてエンコーダ120の異常が検出されると、操作表示部162を介してエラーメッセージを表示させるので、ユーザに対してエンコーダ120の異常発生を報知することができる。これにより、ユーザは、早期にエンコーダ120の異常に対処することが可能となる。
100 画像形成装置
101 モータ
102a ギヤ
102b 減速ギヤ(伝達ギヤ)
103a、103b ローラ対(被駆動ユニット)
104 ローラ(被駆動ユニット)
105 ワンウェイクラッチ
120 エンコーダ
121 制御回路(制御手段)
122 フォトセンサ
123 エンコーダディスク
123a 穴
123b スリット
124 出力軸
125 ドライバ回路(ドライバ)
126 カップリング
127 コネクタ
150 原稿搬送装置
151 駆動装置
160 FFT解析部
161 異常検出部
162 操作表示部(表示手段)
特開2010−216832号公報

Claims (5)

  1. 駆動源としてのモータと、
    前記モータの出力軸に固定されたエンコーダディスクと前記エンコーダディスクのセンサ読取部を検知するフォトセンサとからなるエンコーダと、
    前記モータの回転を制御する制御手段と、
    前記制御手段からの信号に基づいて前記モータに駆動電力を供給するドライバと、
    前記出力軸に設けられたギヤと噛み合い、前記出力軸の回転を被駆動ユニットに伝達可能な伝達ギヤとを備える駆動装置において、
    前記伝達ギヤは、正方向のみの回転を伝達するワンウェイクラッチ入りギヤで構成されており、
    前記制御手段は、前記伝達ギヤが空転する逆方向に前記モータを回転させるとともに、逆方向回転時に前記エンコーダから出力される検知信号に基づき前記エンコーダの異常を検出する異常検出動作を実行し、前記異常検出動作により異常が検出されたことを条件に前記モータの回転を禁止することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記制御手段は、前記異常検出動作において前記エンコーダから出力される検知信号をFFT変換し周波数解析を行い、前記周波数解析から得られるピーク値と予め定められた所定の閾値とを比較することにより前記エンコーダの異常を検出することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記制御手段は、前記周波数解析を行う際に前記伝達ギヤの1回転周期分の周波数成分を取り除くことを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記異常検出動作により異常が検出されたことを条件にエラー表示を行う表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の駆動装置を備えた画像形成装置。
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JP2022068276A (ja) * 2021-02-05 2022-05-09 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置

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