JP2012056718A - スキュー補正手段を備えた原稿搬送装置 - Google Patents

スキュー補正手段を備えた原稿搬送装置 Download PDF

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Michitaka Suzuki
鈴木道貴
Hideki Tobinaga
飛永秀樹
Shinya Kitaoka
北岡真也
Atsushi Kanetani
兼谷厚史
Norio Kimura
木村憲雄
Yoshihito Suzuki
鈴木義人
Mamoru Kanbayashi
神林護
Kenichiro Morita
森田健一郎
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Abstract

【課題】片側基準セット原稿搬送方式において、スキュー品質を向上させる一方で生産性を低下させることなく、且つ搬送音等の騒音も低減できる原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】原稿の一側面を基準に積載して積載原稿を1枚ずつ分離給送、軸方向に複数のコロ対を有する第1搬送ローラ対4a,4bと、第1搬送ローラ対4a,4bの原稿搬送下流側に軸方向に複数のコロ対を有する第2搬送ローラ対5a,5bと、第2搬送ローラ対5a,5bの下流側に位置する読取入口ローラ対と、第2搬送ローラ対5a,5bの従動側コロ群5bのうちの少なくとも2つに付設されコロ回転速度を検知する検知手段と、を備えて成り、第2搬送ローラ対5a,5bの従動側コロ群5bがそれぞれ独立して回転可能であり、検知手段により検知された各コロの間の回転速度差に応じて、第1搬送ローラ対4a,4bと第2搬送ローラ対5a,5bのいずれかの回転速度を変える。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像読取装置、画像形成装置等に搭載され、原稿搬送中にスキュー補正を行う原稿搬送装置に関するものである。
従来、スキャナ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に用いられる原稿搬送装置においては、2種類の原稿セット方式が知られている。1つ目は片側(通常、装置奥側)基準セット方式である。この片側基準セット方式では、幅の異なる原稿を混載セット(異幅混載)することが可能であり、且つ、サイドフェンスが片側のみであるため、操作性が良いというメリットがある。しかしながら、原稿が片側に片寄ってセットされるために原稿搬送構成についても片側基準にする必要があり、各種原稿に対して搬送力を均等に分布できずスキューし易くなるというデメリットもある。つまり、一般に搬送ローラは、軸方向に複数個のコロを配置しているが、そのために原稿幅によって原稿を挟むコロの分布にばらつきが生じ、ローラ圧のバランスが崩れ、搬送力が原稿表面に均等にかからずスキューし易くなるのである。2つ目の原稿セット方式は中央基準セット方式であり、原稿を給紙カセット等の中央位置でセットできるため、原稿に対して搬送力を左右均等にかけることができ、スキューし難いというメリットがある反面、異幅混載や操作性についてはデメリットとなる。つまり、スキューと異幅混載・操作性とは相反する関係になっていることが既に知られている。
片側基準セット方式を採用する場合、上記に示すように、原稿幅によっては搬送力を均等にかけることができずスキューし易くなるデメリットがあり、そのデメリットを補うために、ピックアップローラで呼び出され1枚ずつ分離された原稿の搬送側先端を突き当て用ローラ対のニップ部に突き当てて原稿を撓ませて、分離原稿の斜行補正が行われている。
例えば特許文献1には、原稿の突き当て動作を確実に行うことを目的に、分離機構と突き当てローラの間に、分離後の原稿の先端を突き当てる際、ピックアップローラの退避動作と連動して前記原稿の撓み形成を補助する撓み補助ローラを設け、撓み補助ローラとピックアップローラとは、軸周りに回動可能なアームの両端に取り付けられ、ピックアップローラと撓み補助ローラのいずれか一方が搬送対象の原稿に当接する構成が開示されている。
また特許文献2には、長尺シートや所定の剛性(厚さ)を超えたシートでも確実に斜行状態が矯正可能であることを目的として、原稿の搬送方向長さと原稿の厚さを加味し、センサによりスキュー量を検知して、原稿先端が先行している側のレジストローラ対の回転速度が低速となって原稿先端の位置を合わせる構成が開示されている。
しかしながら、ピックアップローラ対への突き当て補正では、いったん原稿を停止させる必要があり、原稿を停止させることで、前原稿と次原稿との紙間が大きくなり、生産性が低下してしまう問題があった。また、突き当て時の原稿衝突音や、突き当て後における原稿張り音等の騒音が発生する問題もあった。特許文献1に開示された構成でも、生産性の向上と画像品質(スキュー)向上の両者を同時に実現することはできず、また、突き当て時の原稿衝突音や、突き当て後における原稿張り音等の騒音という問題も解消できていない。特許文献2に開示された構成では、駆動モータを2つ独立で用いる必要があり、手前と奥の各ローラの位置精度も必要で、消費電力面、コスト面、部品精度面等の新たな問題が出てくる。
本発明の課題は、原稿搬送のための片側基準セット方式において、スキュー品質を向上させる一方で生産性を低下させることなく、且つ搬送音等の騒音も低減できる原稿搬送装置を提供することにある。
上記課題は、原稿の一側面を基準にして積載して積載原稿を1枚ずつ分離給送する分離給送手段と、分離給送された原稿を読取位置まで搬送し、画像情報が読み取られた原稿を読取位置から送り出す搬送手段とを備えた、片側基準セット方式の原稿搬送装置において、前記搬送手段が、ローラ軸方向に複数のコロ対を有する第1搬送ローラ対と、第1搬送ローラ対の原稿搬送下流側に位置しローラ軸方向に複数のコロ対を有する第2搬送ローラ対と、第2搬送ローラ対の原稿搬送下流側に位置する読取入口ローラ対と、第2搬送ローラ対の従動側コロ群のうちの少なくとも2つに付設されコロ回転速度を検知する検知手段と、を備えて成り、前記第2搬送ローラ対の従動側コロ群のコロがそれぞれ独立して回転可能であり、前記検知手段により検知された各コロの間の回転速度差に応じて、前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対のいずれか一方の回転速度を相対的に変えるように構成されることで、解決される。その際、前記第2搬送ローラ対の従動側コロ群に付設される検知手段が、従動ローラのコロに設けられるか、第2搬送ローラ対の原稿搬送下流側に配置されているのが、好適である。
読取位置の原稿搬送上流側に位置し、原稿の有無を判断する第3の検知手段を有し、この第3検知手段をトリガーに、前記読取入口ローラ対は加圧/圧解除するように構成されていれば、より目的に適っている。前記第3検知手段が原稿スキューの補正がなされているかを確認することができれば、一層好ましい。
前記第2搬送ローラ対の従動側ローラ対に付設される検知手段が、第2搬送ローラ対の原稿搬送下流側に配置される第2検知手段であり、原稿有無を判断する第3の検知手段が読取位置の原稿搬送上流側に位置し、第3検知手段をトリガーに、前記読取入口ローラ対は加圧/圧解除するように構成されていて、更に前記第2搬送ローラ対と前記読取入口ローラ対の間に原稿有無を判断する第4検知手段を有し、第2検知手段と第4検知手段にて原稿スキューを検知した場合に、前記読取入口ローラ対を加圧するのが、よい。
本発明によれば、分離給送された原稿を読取位置まで搬送し、画像情報が読み取られた原稿を読取位置から送り出す搬送手段が、ローラ軸方向に複数のコロ対を有する第1搬送ローラ対と、第1搬送ローラ対の原稿搬送下流側に位置しローラ軸方向に複数のコロ対を有する第2搬送ローラ対と、第2搬送ローラ対の原稿搬送下流側に位置する読取入口ローラ対と、第2搬送ローラ対の従動側コロ群のうちの少なくとも2つに付設されコロ回転速度を検知する検知手段と、を備えて成り、前記第2搬送ローラ対の従動側コロ群のコロがそれぞれ独立して回転可能であり、前記検知手段により検知された各コロの間の回転速度差に応じて、前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対のいずれか一方の回転速度を相対的に変えるように構成されているので、片側基準セット方式の原稿搬送装置において、原稿幅によって原稿を挟むコロの分布にばらつきが生じ、ローラ圧のバランスが崩れても、第1搬送ローラ対と第2搬送ローラ対の間で回転速度差を持たせることで、搬送される原稿の傾きの方向を変えることができ、原稿を停止させることなくスキュー補正をすることが可能で、スキュー品質を向上させつつ、生産性を低下させず、搬送音等の騒音も低減できる。
その際、前記第2搬送ローラ対の従動側コロ群に付設される検知手段が、従動ローラのコロに設けられていれば、スキューが発生すると共にスキュー検知を行うことができ、また第2搬送ローラ対の原稿搬送下流側に検知手段が配置されていれば、第2搬送ローラ5にスキューして進入した原稿のスキュー検知を行うことができる。
読取位置の原稿搬送上流側に位置し、原稿の有無を判断する第3の検知手段を有し、この第3検知手段をトリガーに、前記読取入口ローラ対は加圧/圧解除するように構成されていれば、原稿搬送路におけるスキュー補正可能区間を延ばすことができ、スキュー補正効果を高めることが可能である。
前記第2搬送ローラ対の従動側ローラ対に付設される検知手段が、第2搬送ローラ対の原稿搬送下流側に配置される第2検知手段であり、原稿有無を判断する第3の検知手段が読取位置の原稿搬送上流側に位置し、第3検知手段をトリガーに、前記読取入口ローラ対は加圧/圧解除するように構成されていて、更に前記第2搬送ローラ対と前記読取入口ローラ対の間に原稿有無を判断する第4検知手段を有し、第2検知手段と第4検知手段にて原稿スキューを検知した場合に、前記読取入口ローラ対を加圧すれば、スキュー補正し切れないイレギュラーな場合においても、突き当て補正を行うことで画像品質を向上させることができる。
従来の原稿読取装置における搬送経路の断面図である。 スキュー発生のメカニズムを説明する図である。 本発明に係る自動原稿搬送装置におけるスキュー補正のメカニズムを説明する図である。 スキュー検知手段の一構成例を示す概念図である。 スキュー検知手段の別の構成例を示す概念図である。 読取入口ローラにおける加圧/圧解除の一構成例を示す図である。 本発明に係る原稿読取装置における搬送経路の断面図である。 本発明に係る画像形成装置の概略断面図である。
上記した発明の特徴を備えた実施の形態について、以下の図面を用いて詳細に解説する。
本発明に係る構成例は、被読取原稿を固定の読取装置部に搬送し所定の速度で搬送しながら画像読取を行う画像読取装置に用いられる、自動原稿搬送装置(以下、ADFという)である。
先ず問題の再認識を図1、図2を用いて行う。図1は、従来のADFを具備した原稿読取装置における搬送経路の一例の断面を示す。原稿セットされた原稿束の上面に位置する原稿をピックアップローラ1により、分離ベルト2、リバースローラ3まで搬送し、分離ベルト2とリバースローラ3で一枚ずつ原稿を分離給送する。その後、第1搬送ローラ(引抜ローラ)4に原稿を突き当て、スキュー補正を行った後に、第2搬送ローラ5および読取入口ローラ6にて読取位置7まで搬送する(場合によっては、読取入口ローラ6でも原稿を突き当てスキュー補正を行う)。図示しないが読取位置7には透過ガラスの下方に例えば照明手段、ミラー、レンズ、光像を読み取るためのCCD素子が備えられ、原稿読取手段が構成されている。この読取位置7にて、原稿の表面画像を読み込み、CIS(CMOSイメージセンサ)8にて裏面画像を読み込んだ後、原稿排紙する。
しかし、従来のADFでは、第1搬送ローラ4で突き当て補正した後、読取位置7まで搬送する間に、原稿幅によっては原稿幅方向で搬送力にばらつきが生じるがゆえにスキューが発生してしまう。図2a〜2cにスキュー発生のメカニズムを示す。
図2aに、分離ベルト2と第1搬送ローラ4と第2搬送ローラ5に原稿を咬んでいる様子を示し、図中の矢印は原稿に与える力を示したものである。通常、第1搬送ローラ4の中央に位置するコロ(丸付き3;部分ローラ)は分離から原稿を引き抜くコロであり、搬送力を高め(約25N)に設定されている。また、分離阻止力により第1搬送ローラ4では原稿スリップが発生し、原稿搬送速度が遅くなるために、第2搬送ローラ5よりも第1搬送ローラ4を若干速く回転させて、第1搬送ローラ4と第2搬送ローラ5の搬送速度を合わせるようにしている。この状態は、原稿にかかる力がある程度バランスが取れている状態であると言える。
図2bは、原稿後端が分離ベルト2を抜けた時の状態を示す。分離ベルト2を抜けたため、分離阻止力が無くなる、つまり第1搬送ローラ4の原稿スリップが無くなることで、第1搬送ローラ4のコロ(丸付き3)が第2搬送ローラ5のコロ(丸付き6)に対して原稿を押し込むようになる(図中の矢印)。特に厚紙原稿に対しては、紙のこしにより押し込む力が強くなり、大サイズでは奥側が先行し、小サイズでは手前側が先行するようになる。
図2cは、原稿先端がターン部を搬送されている時の状態を示す。ターン部の搬送負荷により第2搬送ローラ5では原稿スリップが発生し、原稿搬送速度が遅くなる。特に厚紙原稿に対しては、搬送負荷が大きくなるために、原稿搬送速度が遅くなる。ただし、第1搬送ローラ4のコロ(丸付き3)が原稿を押し込んでいるために、第2搬送ローラ5のコロ(丸付き6)では原稿スリップし難い。それに対して、第2搬送ローラ5の他コロ(丸付き6以外)では、原稿スリップするために、大サイズでは奥側が先行し、小サイズでは手前側が先行するようになる。これが片側基準セット方式におけるスキューのメカニズムである。
図3a、bは、本発明に係るADFにおけるスキュー補正のメカニズムを示す。図3aは、大サイズが奥側先行し、小サイズが手前側先行した場合を示す。この場合、第2搬送ローラ5の駆動モータの回転速度を速め、第1搬送ローラ4よりも速い回転速度で第2搬送ローラ5を駆動する。そうすることで、第1搬送ローラ4の中央に位置するコロ(丸付き3)がブレーキ(搬送負荷)となり、大サイズでは手前側が先行し、小サイズでは奥側が先行するようになる。したがってスキューが補正される。
また、逆に図3bは、大サイズが手前側先行し、小サイズが奥側先行した場合を示す。この場合、第2搬送ローラ5の駆動モータの回転速度を遅くし、第1搬送ローラ4よりも遅い回転速度で第2搬送ローラ5を駆動する。そうすることで、第1搬送ローラ4の中央に位置するコロ(丸付き3)が押し込む状態となり、大サイズでは奥側が先行し、小サイズでは手前側が先行するようになる。したがってスキューが補正される。ここでは、第2搬送ローラ5の回転速度を変えることで説明しているが、第1搬送ローラ4の回転速度を変えても、スキュー補正は同様に可能である。
図4は、スキュー検知手段の一構成例を示す。第2搬送ローラ5の従動コロ5bに回転速度を検知できるセンサ機構を設ける。例えば従動コロ5bの軸5c上方近傍に第1検知手段(透過型センサ)10を配し、従動コロ5b側面にエンコーダ9を一体的に配して、これらの組み合わせをもってセンサ機構とする。ここで、エンコーダ9は従動コロ5b径より小さいものとし、原稿搬送を損ねず、従動コロ5bが回転することで、エンコーダ9も一緒に回転し、従動コロ5bの回転速度を第1検知手段(透過型センサ)10より測定する構成である。そして、従動コロ5bの回転速度≒原稿搬送速度なので、第1検知手段(透過型センサ)10より求められた回転速度から、原稿搬送速度を算出する。また、エンコーダ9と第1検知手段(透過型センサ)10は、第2搬送ローラ5の全ての従動コロ5bに設けられ、回転している従動コロ5bの奥と手前での回転速度(≒原稿搬送速度)の差からスキュー発生の有無を確認する。つまり、大サイズの場合は、奥のコロは丸付き5のもので手前のコロは丸付き8のものとなり、小サイズの場合は奥のコロは丸付き5のもので手前のコロは丸付き6のものとなる。また、図示していないが原稿テーブルなどにセンサを設けて、予め原稿サイズを確認しておく必要がある。
図4に関して説明した構成は、スキューが発生した際のスキュー検知手段であり、図5では、第2搬送ローラ5にスキューして進入した原稿のスキュー検知手段の構成を示す。第2搬送ローラ5のすぐ下流側位置に第2検知手段(反射型センサ)11を設け、奥と手前の検知時間差により原稿スキューを検知する。検知後、第2搬送ローラ5の駆動モータの回転速度を変えることでスキュー補正を行う。
図6a〜6cは、読取入口ローラ6の加圧/圧解除の構成例を示すものである。図6aは加圧/圧解除構成の全体図であり、読取入口ローラ6の従動コロ6bの軸6c端部に円筒形状部材6dを設け、カム部材14と接するようになっている。また、従動コロ6bの軸6cには軸受13も設けられ、この軸受13をばね12で押すことで従動コロ6bを間接的に加圧している。
図6bは、正面図に当たる図6aの側面方向からの拡大図となっており、加圧/圧解除動作を示している。円筒形状部材6dと接しているカム部材14が回転することで、従動コロ6bの軸6cが上下動し、加圧/圧解除する構成である(手前と奥の側板15(図6a参照)には長穴が設けられ、従動コロ6bの軸6cは上下方向には移動可能である)。
図6cは、本発明に係るADFにおける搬送経路の一例の断面図であり、加圧/圧解除動作のタイミングを示す。ADFを構成する各部材はおおむね従来のものと共通するので、その共通する部材については参照番号を同じにすることで説明を省略する。読取入口ローラ6と読取位置7の間に第3検知手段(反射型センサ)16を設け、第3検知手段(反射型センサ)16により原稿先端を検知したら読取入口ローラ6を加圧し、第3検知手段(反射型センサ)16により原稿後端が抜けたことを検知したら圧解除する構成になっている。通常、読取入口ローラ6に突入した時点で、第2搬送ローラ5の回転速度を変えた場合、スキュー補正効果は少なくなる。したがって、読取位置7直前まで読取入口ローラ6を加圧しないことで、スキュー補正可能区間を延ばし、スキュー補正効果を向上させることができる。
また、読取入口ローラ6と読取位置7の間に設けられた第3検知手段(反射型センサ)16は、第2搬送ローラ5のすぐ下流側位置に設けられた第2検知手段(反射型センサ)11と主走査方向に対して同様の位置に配置されており、原稿スキューが補正されているかを確認できる構成になっている。図6では、第3検知手段を第2検知手段と組み合わせて用いる例として説明したが、第3検知手段を第1検知手段と組み合わせて用いることも当然可能である。
図7は、本発明に係るADF100を具備した原稿読取装置における搬送経路の別例の断面図である。読取入口ローラ6の上流側位置に設けられた第4検知手段(反射型センサ)17は、第2搬送ローラ5のすぐ下流側位置に設けられた第2検知手段(反射型センサ)11と主走査方向に対して同様の位置に配置されている。第4検知手段(反射型センサ)17若しくは第2検知手段(反射型センサ)11にて、大スキューが検知された場合は、読取入口ローラ6をすぐに加圧し、読取入口ローラ6で原稿突き当て補正を行うこととする。このようなやり方をとることで、スキュー補正し切れない場合(イレギュラーな場合)においても、生産性は低下してしまうが、突き当て補正を行うことで、画像品質を向上できる。
最後に、上記したADF100を搭載したタンデム型画像形成装置を図8により説明する。この種の画像形成装置は、基本的に従来から周知の画像形成装置であるので、以下ではその構成について概略で説明するにとどめる。この図8に示した画像形成装置本体の略中央部上側には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びブラック(K)の各色トナー像を形成するための画像形成手段として、4個の潜像担持体である感光体ドラム21(Y、C、M、K)が配設されている。これら4個の感光体ドラム21(Y、C、M、K)は、複数のローラに巻き掛けられた無端状の中間転写ベルト(中間転写体)35の上側でこの中間転写ベルト35に当接しながら、当該中間転写ベルト35の走行辺に沿って等間隔で離間されて並列配置されている。これら感光体ドラム21(Y、C、M、K)は、画像形成時には、例えば駆動モータなど、不図示の感光体駆動源により反時計回りに回転駆動させられる。また、中間転写ベルト35を張架している複数のローラのうちの1つである中間転写体駆動ローラ32が、不図示の中間転写体駆動源によって駆動される駆動ローラとして構成されていて、当該駆動ローラ32が回転駆動することにより、中間転写ベルト35は、図中時計回りに回転駆動させられる。
また、この画像形成装置は当業者にはよく知られているため、図8では詳細には図示しないが、各感光体ドラム21(Y、C、M、K)の周囲には、それぞれ、帯電ローラ、現像スリーブ22(Y、C、M、K)、現像ブレード、現像剤攪拌スクリューなどを有する現像装置と、クリーニングブラシ、クリーニングブレード、回収スクリューなどを有するクリーニング装置と、が感光体ドラム21(Y、C、M、K)の回転方向に順に並んで配設されている。図8には、各感光体ドラム21(Y、C、M、K)の他には、これら構成部材のうち現像スリーブ22(Y、C、M、K)のみを概略で示している。さらに各感光体ドラム21(Y、C、M、K)に対向する位置であって、中間転写ベルト35の内側に一次転写手段としての一次転写ローラ(図示せず)が設けられている。
さらにまた、この各感光体ドラム21(Y、C、M、K)の上側には、各トナー色の画像データに対応したレーザー光を、帯電ローラにより帯電された感光体ドラム21(Y、C、M、K)表面上に走査して、静電潜像を形成するための書き込み手段である露光装置(図示せず)が設けられている。この露光装置は、例えばレーザー光源やポリゴンミラーなどを有するレーザースキャン方式の露光装置とすることが可能であり、複数の半導体レーザー光源から、形成されるべき画像データに応じて変調されたビーム光を発し、絞りレンズ、ポリゴンミラー、走査レンズ及びミラーなどの適宜適切な光学部材を介して感光体ドラム21(Y、C、M、K)表面に書き込み情報に応じた静電潜像を作り出す。
現像装置により、各感光体ドラム21(Y、C、M、K)の表面に形成された静電潜像は、所定のトナー画像として現像されることで顕像化される。
画像形成装置本体の下部には、記録紙などの記録媒体が積層された給紙カセット(図示せず)が配設され、この給紙カセットから給送ローラなどの回転駆動により給送された記録媒体は、レジストローラ対40まで搬送される。このレジストローラ対40の記録媒体搬送方向下流側には、二次転写手段としての転写ローラ50が、中間転写ベルト35が掛け渡されるローラの一つである転写対向ローラ33に対向して設けられていて、この転写ローラ50と転写対向ローラ33との作用により、記録媒体にフルカラートナー像が一括して転写される。さらに、二次転写部の搬送方向下流側には定着装置60が設けられている。
1 ピックアップローラ
2 分離ベルト
3 リバースローラ
4 第1搬送ローラ
5 第2搬送ローラ
5b 従動ローラ
5c 軸
6 読取入口ローラ
6b 従動ローラ
6c 軸
6d 円筒形状部材
7 読取位置
8 CIS
9 エンコーダ
10 第1検知手段(透過型センサ)
11 第2検知手段(反射型センサ)
12 ばね
13 軸受
14 カム部材
15 側板
16 第3検知手段(反射型センサ)
17 第4検知手段(反射型センサ)
特開2002−193494号公報 特開平10−114447号公報

Claims (8)

  1. 原稿の一側面を基準にして積載して積載原稿を1枚ずつ分離給送する分離給送手段と、分離給送された原稿を読取位置まで搬送し、画像情報が読み取られた原稿を読取位置から送り出す搬送手段とを備えた、片側基準セット方式の原稿搬送装置において、
    前記搬送手段が、ローラ軸方向に複数のコロ対を有する第1搬送ローラ対と、第1搬送ローラ対の原稿搬送下流側に位置しローラ軸方向に複数のコロ対を有する第2搬送ローラ対と、第2搬送ローラ対の原稿搬送下流側に位置する読取入口ローラ対と、第2搬送ローラ対の従動側コロ群のうちの少なくとも2つに付設されローラ回転速度を検知する検知手段と、を備えて成り、前記第2搬送ローラ対の従動側コロ群のコロがそれぞれ独立して回転可能であり、前記検知手段により検知された各コロの間の回転速度差に応じて、前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対のいずれか一方の回転速度を相対的に変えるように構成されていることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記第2搬送ローラ対の従動側コロ群に付設される検知手段が、従動ローラのコロに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記第2搬送ローラ対の従動側ローラ対に付設される検知手段が、第2搬送ローラ対の原稿搬送下流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  4. 読取位置の原稿搬送上流側に位置し、原稿の有無を判断する第3の検知手段を有し、この第3検知手段をトリガーに、前記読取入口ローラ対は加圧/圧解除するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の原稿搬送装置。
  5. 前記第3検知手段が原稿スキューの補正がなされているかを確認することができることを特徴とする請求項4に記載の原稿搬送装置。
  6. 前記第2搬送ローラ対の従動側ローラ対に付設される検知手段が、第2搬送ローラ対の原稿搬送下流側に配置される第2検知手段であり、原稿有無を判断する第3の検知手段が読取位置の原稿搬送上流側に位置し、第3検知手段をトリガーに、前記読取入口ローラ対は加圧/圧解除するように構成されていて、更に前記第2搬送ローラ対と前記読取入口ローラ対の間に原稿有無を判断する第4検知手段を有し、第2検知手段と第4検知手段にて原稿スキューを検知した場合、前記読取入口ローラ対を加圧することを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の原稿搬送装置を備えた画像読取装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の原稿搬送装置を備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013249163A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Canon Inc 画像読取装置及び画像形成装置

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JP2013249163A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Canon Inc 画像読取装置及び画像形成装置

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