JP2014030217A - 半導体集積回路及び発振回路 - Google Patents

半導体集積回路及び発振回路 Download PDF

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Abstract

【課題】振動子が外付けされて発振回路を実現するための半導体集積回路において、振動子が外付けされるパッドと内部回路との間の配線による浮遊容量の影響を小さくする。
【解決手段】半導体集積回路は、半導体基板と、第1のパッドP1に第1の抵抗R1及び第1のコンデンサCACを介して接続された入力端子、及び、第2のパッドP2に第2の抵抗R2及び第3の抵抗RDを介して接続された出力端子を有するインバータ32と、インバータの入力端子と第2の抵抗及び第3の抵抗の接続点との間に接続され、インバータと共に発振ブロックを構成する帰還素子33と、第1の抵抗及び第1のコンデンサの接続点と基板電位との間に接続され、第1のパッドと発振ブロックとの間に配置された第2のコンデンサCGと、第2の抵抗及び第3の抵抗の接続点と基板電位との間に接続され、第2のパッドと発振ブロックとの間に配置された第3のコンデンサCDとを具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、発振回路を実現するための回路素子を含む半導体集積回路に関し、さらに、そのような半導体集積回路と水晶振動子等の振動子とによって構成される発振回路に関する。
ディジタルカメラや携帯電話等の携帯機器においては、計時情報を管理するリアルタイムクロック用IC(半導体集積回路)が用いられている。リアルタイムクロック用ICは、水晶振動子等の振動子が接続されてクロック信号を生成する発振回路と、クロック信号を分周する分周回路と、分周クロック信号に基づいて計時情報を管理する制御回路等を含んでいる。ただし、発振回路を構成する振動子は、半導体集積回路の外部に設けられる。
図7は、半導体集積回路によって実現される発振回路の構成例を示す回路図である。半導体集積回路のパッド(外部との接続端子)P1及びP2に、半導体集積回路が実装されるプリント配線基板等に形成された配線パターンを介して水晶振動子131の2つの端子がそれぞれ接続されることにより、発振回路が構成される。
図7に示す発振回路は、インバータ132を含んでいる。インバータ132は、パッドP1に抵抗R1及びコンデンサCACを介して接続された入力端子と、パッドP2に抵抗R2及び抵抗RDを介して接続された出力端子とを有している。抵抗R1及びR2は、半導体集積回路の内部回路を静電気から保護するための抵抗値の小さい抵抗であり、電源電位VSSとパッドP1及びP2との間には、内部回路を静電気から保護するためのダイオードD1及びD2がそれぞれ接続されている。
さらに、発振回路は、インバータ132の入力端子と抵抗R2及び抵抗RDの接続点との間に接続された帰還用の抵抗RFと、抵抗R1及びコンデンサCACの接続点と電源電位VSSとの間に接続されたコンデンサCGと、抵抗R2及び抵抗RDの接続点と電源電位VSSとの間に接続されたコンデンサCDとを含んでいる。
図8は、図7に示す発振回路を実現するための従来の半導体集積回路のレイアウトを示す平面図である。図8に示すように、パッドP1及びP2は、半導体基板の周縁部に配置されている。パッドP1及びP2が配置されている領域の内側には、汎用配線領域が設けられており、さらにその内側に、発振回路を構成する抵抗、コンデンサ、トランジスタ等の回路素子が配置されている。なお、多層(例えば、3層)配線を行うことにより、パッドP1及びP2と内部回路との間を接続する配線は、汎用配線領域が設けられた配線層とは異なる配線層に形成される。
従来の半導体集積回路のレイアウトにおいては、図8の上側から、抵抗RD、コンデンサCAC、抵抗RF及びインバータ132、コンデンサCG及びCDの順で配置されている。このようなレイアウトは、上記の回路素子間の配線長を短くするように考慮されたものである。しかしながら、従来は、パッドP1及びP2と内部回路との間の配線長を短くすることは考慮されていなかったので、パッドP1及びP2とコンデンサCG及びCDとの間の配線が長くなり、それらの配線による浮遊容量がコンデンサCG及びCDの容量に付加されることによって、コンデンサCG及びCDの所望の容量値を得ることが困難であった。コンデンサCG及びCDの容量値は、発振回路の発振周波数に大きな影響を与えることから、パッドP1及びP2と内部回路との間の配線による浮遊容量の影響を低減することが求められる。
関連する技術として、特許文献1には、帰還抵抗を選択するMOSトランジスタのオン抵抗の変動を発振時に低減できるようにし、発振動作の安定を確保しつつ、寄生容量の減少およびレイアウト面積の減少が図れる水晶発振器が開示されている。この水晶発振器は、インバータと、該インバータの入出力間に接続される第1の帰還回路と、該インバータの入出力間に接続され、水晶振動子を含む第2の帰還回路とを備えており、第1の帰還回路が、該インバータの入出力間にN個の帰還抵抗を並列に接続すると共に、そのN個の帰還抵抗又は(N−1)個の帰還抵抗を分割し、この各分割部にMOSトランジスタを介在するように構成されている。
特許文献1によれば、NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタとを並列に接続したトランスファゲート(トランスミッションゲート)ではなく、NチャネルMOSトランジスタのみを用いて第1の帰還回路のスイッチを構成することができるので、トランジスタによる寄生容量を低減することができる。しかしながら、特許文献1には、水晶振動子と内部回路との間の配線による浮遊容量の影響を低減することは開示されていない。
特開2001−257534号公報(第2〜3頁、図1)
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、振動子が外付けされて発振回路を実現するための半導体集積回路において、振動子が外付けされるパッドと内部回路との間の配線による浮遊容量の影響を小さくすることを目的とする。さらに、本発明は、そのような半導体集積回路と振動子とによって構成される発振回路を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る半導体集積回路は、第1のパッド及び第2のパッドに振動子の2つの端子がそれぞれ接続されて発振動作を行う半導体集積回路であって、(a)半導体基板と、(b)半導体基板に形成されたPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタを含むインバータであって、半導体基板の周縁部に配置された第1のパッドに第1の抵抗及び第1のコンデンサを介して接続された入力端子と、半導体基板の周縁部に配置された第2のパッドに第2の抵抗及び第3の抵抗を介して接続された出力端子とを有するインバータと、(c)インバータの入力端子と第2の抵抗及び第3の抵抗の接続点との間に接続され、インバータと共に発振ブロックを構成する帰還素子と、(d)第1の抵抗及び第1のコンデンサの接続点と基板電位との間に接続され、第1のパッドと発振ブロックとの間に配置された第2のコンデンサと、(e)第2の抵抗及び第3の抵抗の接続点と基板電位との間に接続され、第2のパッドと発振ブロックとの間に配置された第3のコンデンサとを具備する。
ここで、第1及び第2のパッドが、半導体基板の周縁に沿って所定の長さを有する範囲に配列されており、第2及び第3のコンデンサが、第1及び第2のパッドと平行して所定の長さ以下の長さを有する範囲に配列されていることが望ましい。また、発振ブロックが、第2及び第3のコンデンサの配列方向と同一方向に長手方向を有するように形成されていることが望ましい。さらに、第3の抵抗が、発振ブロックの長手方向と同一方向に長手方向を有するように形成されていることが望ましい。
また、本発明の1つの観点に係る発振回路は、本発明のいずれかの観点に係る半導体集積回路と、第1及び第2のパッドにそれぞれ接続された2つの端子を有する振動子とを具備する。
本発明の1つの観点によれば、発振回路のレイアウトにおいて、第1のパッドと発振ブロックとの間に第2のコンデンサを配置し、第2のパッドと発振ブロックとの間に第3のコンデンサを配置することにより、第1のパッドと第2のコンデンサとの間の配線と、第2のパッドと第3のコンデンサとの間の配線との内の一方が極端に長くなることを防止して、第1及び第2のパッドと内部回路との間の配線による浮遊容量の影響を小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係る半導体集積回路の構成を示すブロック図。 図1に示す半導体集積回路によって実現される発振回路の構成を示す回路図。 図2に示す発振回路を実現するための半導体集積回路のレイアウトを示す図。 図3に示す半導体集積回路に形成されるコンデンサの構造を示す断面図。 図3に示す半導体集積回路に形成される抵抗の構造を示す断面図。 図3に示す半導体集積回路に形成されるトランジスタの構造を示す断面図。 半導体集積回路によって実現される発振回路の構成例を示す回路図。 従来の半導体集積回路のレイアウトを示す図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体集積回路の構成を示すブロック図である。本実施形態においては、計時情報を管理するリアルタイムクロック用ICに本発明を適用した場合について説明する。
図1に示すように、この半導体集積回路は、電源電位VDD(本実施形態においては、3Vとする)、及び、電源電位VSS(本実施形態においては、接地電位とする)が供給され、サンプリング信号SPに従って間欠動作を行うことにより定電圧を発生する定電圧発生回路1及び2を含んでいる。定電圧発生回路1は、電源電位LVDD(例えば、0.9V)を発生し、定電圧発生回路2は、電源電位LVDDよりも高い電源電位HVDD(例えば、1.6Vを発生する。
さらに、半導体集積回路は、定電圧発生回路1によって発生される電源電位LVDDが供給される発振回路3及び分周回路4と、定電圧発生回路2によって発生される電源電位HVDDが供給されるレベルシフト回路(L/S)5、間欠動作制御回路6、及び、制御回路7とを含んでいる。ただし、発振回路3を構成する振動子は、半導体集積回路の外部に設けられる。
発振回路3は、発振動作を行うことにより、所定の周波数を有するマスタークロック信号を生成する。分周回路4は、発振回路3によって生成されるマスタークロック信号を分周することにより、分周クロック信号を生成する。
レベルシフト回路(L/S)5は、電源電位LVDDが供給されて動作する分周回路4から出力される分周クロック信号の振幅を拡大して、電源電位HVDDが供給されて動作する間欠動作制御回路6及び制御回路7に適合させる。間欠動作制御回路6は、分周クロック信号に基づいてサンプリング信号SPを生成することにより、定電圧発生回路1及び2の間欠動作を制御する。制御回路7は、分周クロック信号に基づいて計時情報を管理する。
間欠動作制御回路6は、サンプリング期間T1においてサンプリング信号SPをハイレベルに活性化し、非サンプリング期間T2においてサンプリング信号SPをローレベルに非活性化する。例えば、定電圧発生回路1及び2の間欠動作の周期は1ms程度であり、サンプリング信号SPがハイレベルである期間の割合(デューティ)T1/(T1+T2)は、1/8〜1/16程度が適当である。これにより、間欠動作における定電圧発生回路の動作電流は、連続動作における定電圧発生回路の動作電流の1/8〜1/16程度となり、さらなる低消費電流化を実現することができる。
図2は、図1に示す半導体集積回路によって実現される発振回路の構成を示す回路図である。図2においては、発振回路に電源電位LVDDを供給する定電圧発生回路1も示されている。半導体集積回路のパッド(外部との接続端子)P1及びP2に、半導体集積回路が実装されるプリント配線基板等に形成された配線パターンを介して水晶振動子31の2つの端子がそれぞれ接続されることにより、発振回路が構成される。
図2に示す発振回路は、インバータ32を含んでいる。インバータ32は、パッドP1に抵抗R1及びコンデンサCACを介して接続された入力端子32aと、パッドP2に抵抗R2及び抵抗RDを介して接続された出力端子32bとを有している。抵抗R1及びR2は、半導体集積回路の内部回路を静電気から保護するための抵抗値の小さい抵抗であり、電源電位VSSとパッドP1及びP2との間には、内部回路を静電気から保護するためのダイオードD1及びD2がそれぞれ接続されている。
さらに、発振回路は、インバータ32の入力端子32aと抵抗R2及び抵抗RDの接続点との間に接続された帰還素子33と、抵抗R1及びコンデンサCACの接続点と電源電位VSSとの間に接続されたコンデンサCGと、抵抗R2及び抵抗RDの接続点と電源電位VSSとの間に接続されたコンデンサCDとを含んでいる。
インバータ32は、直列に接続されたPチャネルMOSトランジスタQP1及びNチャネルMOSトランジスタQN1によって構成される。帰還素子33は、並列に接続されたPチャネルMOSトランジスタQP2及びNチャネルMOSトランジスタQN2によって構成される。あるいは、帰還素子33を抵抗によって構成するようにしても良い。インバータ32と帰還素子33とは、互いに隣接してレイアウトされるので、本願においては、これらを合わせて発振ブロックと呼ぶ。
次に、図2に示す発振回路の動作について説明する。インバータ32の出力端子32bの電圧は、抵抗RD及び帰還素子33を介して、インバータ32の入力端子32aに帰還され、これにより、インバータ32の入力端子32aにバイアス電圧が供給される。インバータ32のバイアス電圧をリーク電流の影響から保護するために、インバータ32の入力端子32aと抵抗R1との間にコンデンサCACが接続されている。
インバータ32の出力信号は、水晶振動子31を介してインバータ32の入力端子32aに帰還され、これにより発振動作が行われる。また、抵抗R1及びコンデンサCACの接続点と電源電位VSSとの間にはコンデンサCGが接続され、抵抗R2及び抵抗RDの接続点と電源電位VSSとの間にはコンデンサCDが接続されている。ここで、コンデンサCGの容量とコンデンサCDの容量とによって、発振周波数の調整が行われる。
図3は、図2に示す発振回路を実現するための半導体集積回路のレイアウトを示す平面図である。図3に示すように、パッドP1及びP2は、半導体基板の周縁部に配置されている。パッドP1及びP2が配置されている領域の内側には、汎用配線領域が設けられており、さらにその内側に、発振回路を構成するコンデンサ、抵抗、トランジスタ等の回路素子が配置されている。なお、多層(例えば、3層)配線を行うことにより、パッドP1及びP2と内部回路との間を接続する配線は、汎用配線領域が設けられた配線層とは異なる配線層に形成される。
本実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトにおいては、図3の左側から、パッドP1及びP2、コンデンサCG及びCD、発振ブロック(帰還素子33及びインバータ32)、コンデンサCAC、抵抗RDの順でレイアウトされている。従って、コンデンサCGが、パッドP1と発振ブロック(帰還素子33及びインバータ32)との間に配置され、コンデンサCDが、パッドP2と発振ブロックとの間に配置されることになる。このようなレイアウトは、上記の回路素子間の配線長を短くすると共に、パッドP1及びP2とコンデンサCG及びCDとの間の配線の浮遊容量の影響を低減するように考慮されたものである。
図3に示すように、パッドP1及びP2が、半導体基板の周縁に沿って所定の長さL1を有する範囲に配列されており、コンデンサCG及びCDが、パッドP1及びP2と平行して、長さL1以下の長さL2を有する範囲に配列されている。また、発振ブロック(帰還素子33及びインバータ32)が、コンデンサCG及びCDの配列方向と同一方向に長手方向を有するように形成されている。さらに、抵抗RDが、発振ブロックの長手方向と同一方向に長手方向を有するように形成されている。
図3に示す本実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトは、図8に示す従来の半導体集積回路のレイアウトと比較して、以下の特徴を有している。
(1)パッドP1とコンデンサCGとの間の配線(以下、「配線1」という)はやや長くなるものの、パッドP2とコンデンサCDとの間の配線(以下、「配線2」という)はかなり短くなる。その結果、配線2による浮遊容量が大幅に低減され、コンデンサCG及びCDの所望の容量値を得ることが比較的容易となる。
(2)コンデンサCG及びCDをパッドP1及びP2の長さL1に合わせて配置することにより、発振回路のレイアウト面積を小さくすることができる。
(3)配線1の長さと配線2の長さとが、ほぼ等しくなる。配線1はコンデンサCACを介してインバータ32の入力端子32aに接続されており、配線2は抵抗RDを介してインバータ32の出力端子32bに接続されているので、配線1に印加される交流電圧と配線2に印加される交流電圧とは、ほぼ逆相かつほぼ同レベルである。従って、配線1から浮遊容量を介して他の配線等に漏洩する電圧と配線2から浮遊容量を介して他の配線等に漏洩する電圧とが打ち消しあって、他の配線等に与えるノイズを低減することができる。
次に、本実施形態に係る半導体集積回路に形成されるコンデンサ、抵抗、及び、トランジスタの構造について説明する。
図4は、図3に示す半導体集積回路に形成されるコンデンサの構造を示す断面図であり、図5は、図3に示す半導体集積回路に形成される抵抗の構造を示す断面図であり、図6は、図3に示す半導体集積回路に形成されるPチャネルMOSトランジスタ及びNチャネルMOSトランジスタの構造を示す断面図である。図4〜図6においては、第1層の配線層までが示されており、それ以上の層は省略されている。
まず、半導体集積回路に形成されるコンデンサについて説明する。図4に示すように、P型の半導体基板81(本実施形態においては、シリコン基板とする)内に、Pウエル95が形成される。Pウエル95内には、N-型不純物拡散領域82及びN+型不純物拡散領域83が形成される。コンデンサの一方の電極となるN-型不純物拡散領域82上には、コンデンサの誘電体となる絶縁膜84(例えば、シリコン酸化膜)が形成され、さらに、絶縁膜84上にコンデンサの他方の電極85(例えば、ポリシリコン)が形成される。このように、絶縁膜84と、これを挟むN-型不純物拡散領域82及び電極85とによって、コンデンサが構成される。一方、N+型不純物拡散領域83は、N-型不純物拡散領域82との電気的接続を得るために用いられる。
また、Pウエル95内に、基板電位を与えるためのP+型不純物拡散領域86が形成される。それらの上には、第1層の層間絶縁膜87が形成され、さらに、層間絶縁膜87上に第1層の配線層が形成される。第1層の配線層において、配線88は、層間絶縁膜87に形成された開口(スルーホール)を介して、電極85に接続される。また、配線89は、層間絶縁膜87に形成された開口を介して、N+型不純物拡散領域83及びP+型不純物拡散領域86に接続される。これにより、コンデンサの一方の電極となるN-型不純物拡散領域82が、基板電位(電源電位VSS)に電気的に接続される。
次に、半導体集積回路に形成される抵抗について説明する。図5に示すように、P型基板81内に、Pウエル95が形成される。Pウエル95内には、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法によって、絶縁膜90(厚い酸化膜)が形成され、さらに、絶縁膜90上に導電膜91(例えば、ポリシリコン)が形成される。このように、所望の大きさ及び形状を有する導電膜91により、抵抗が構成される。それらの上には、第1層の層間絶縁膜87が形成され、さらに、層間絶縁膜87上に第1層の配線層が形成される。第1層の配線層において、配線92は、層間絶縁膜87に形成された開口を介して、導電膜91の一端に接続される。また、配線93は、層間絶縁膜87に形成された開口を介して、導電膜91の他端に接続される。
最後に、半導体集積回路に形成されるトランジスタについて説明する。図6に示すように、P型基板81内に、絶縁膜90を挟んで、Nウエル94及びPウエル95が形成される。Nウエル94内には、PチャネルMOSトランジスタのソース・ドレインとなる1組のP+型不純物拡散領域96及び97が形成される。また、Pウエル95内には、NチャネルMOSトランジスタのソース・ドレインとなる1組のN+型不純物拡散領域98及び99が形成される。
1組のP+型不純物拡散領域96及び97に挟まれた半導体基板上には、ゲート絶縁膜100(例えば、シリコン酸化膜)が形成されており、さらに、ゲート絶縁膜100上に、PチャネルMOSトランジスタのゲート電極101(例えば、ポリシリコン)が形成されている。また、1組のN+型不純物拡散領域98及び99に挟まれた半導体基板上には、ゲート絶縁膜102(例えば、シリコン酸化膜)が形成されており、さらに、ゲート絶縁膜102上に、NチャネルMOSトランジスタのゲート電極103(例えば、ポリシリコン)が形成されている。
それらの上には、第1層の層間絶縁膜87が形成され、さらに、層間絶縁膜87上に第1層の配線層が形成される。第1層の配線層において、配線104及び105は、層間絶縁膜87に形成された開口を介して、1組のP+型不純物拡散領域96及び97にそれぞれ接続される。また、配線106及び107は、層間絶縁膜87に形成された開口を介して、1組のN+型不純物拡散領域98及び99にそれぞれ接続される。
以上の実施形態においては、発振回路を構成する振動子が水晶振動子である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、セラミック発振子や、SAW(surface acoustic wave:表面弾性波)共振子を用いることができる。
1、2 定電圧発生回路、 3 発振回路、 4 分周回路、 5 レベルシフト回路、 6 間欠動作制御回路、 7 制御回路、 31、131 振動子、 32、132 インバータ、 33 帰還素子、 81 半導体基板、 82 N-型不純物拡散領域、 83 N+型不純物拡散領域、 84 絶縁膜、 85 電極、 86 P+型不純物拡散領域、 87 層間絶縁膜、 88、89、92、93、104〜107 配線、 90 絶縁膜、 91 導電膜、 94 Nウエル、 95 Pウエル、 96、97 P+型不純物拡散領域、 98、99 N+型不純物拡散領域、 100、102 ゲート絶縁膜、 101、103 ゲート電極、 P1、P2 パッド、 R1、R2、RD、RF 抵抗、 CAC、CD、CG コンデンサ、 QP1〜QP2 PチャネルMOSトランジスタ、 QN1〜QN2 NチャネルMOSトランジスタ、 D1、D2 ダイオード。
第1の形態の半導体集積回路は、半導体基板と、前記半導体基板上に配置され、振動子が接続される第1のパッドと第2のパッドと、前記半導体基板上に配置され、前記第1のパッドと前記第2のパッドとに電気的に接続されている発振ブロックと、前記半導体基板上の前記第1のパッドと前記発振ブロックとの間に配置され、前記発振ブロックと前記半導体基板の接地電位との間に電気的に接続されている第1のコンデンサと、前記半導体基板上の前記第2のパッドと前記発振ブロックとの間に配置され、前記発振ブロックと前記半導体基板の接地電位との間に電気的に接続されている第2のコンデンサと、を備え、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとは、前記第1のパッドと前記第2のパッドとの並びに沿って並んで配置されており、前記第1のパッドと前記第2のパットとの平面視における距離をL1、前記第2のコンデンサと第3のコンデンサとの平面視における距離をL2として、L1>L2の関係を満たす、半導体集積回路。
第2の形態の半導体集積回路は、前記発振ブロックは、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとの並びに沿って長手方向が配置されている、第1の形態に記載の半導体集積回路。
第3の形態の半導体集積回路は、第1の形態または第2の形態に記載の半導体集積回路と、前記第1のパッドと前記第2のパッドとにそれぞれ接続された2つの端子を有する振動子と、を備えた発振回路。
以上の課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る半導体集積回路は、第1のパッド及び第2のパッドに振動子の2つの端子がそれぞれ接続されて発振動作を行う半導体集積回路であって、(a)半導体基板と、(b)半導体基板に形成されたPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタを含むインバータであって、半導体基板の周縁部に配置された第1のパッドに第1の抵抗及び第1のコンデンサを介して接続された入力端子と、半導体基板の周縁部に配置された第2のパッドに第2の抵抗及び第3の抵抗を介して接続された出力端子とを有するインバータと、(c)インバータの入力端子と第2の抵抗及び第3の抵抗の接続点との間に接続され、インバータと共に発振ブロックを構成する帰還素子と、(d)第1の抵抗及び第1のコンデンサの接続点と基板電位との間に接続され、第1のパッドと発振ブロックとの間に配置された第2のコンデンサと、(e)第2の抵抗及び第3の抵抗の接続点と基板電位との間に接続され、第2のパッドと発振ブロックとの間に配置された第3のコンデンサとを具備する。

Claims (5)

  1. 第1のパッド及び第2のパッドに振動子の2つの端子がそれぞれ接続されて発振動作を行う半導体集積回路であって、
    半導体基板と、
    前記半導体基板に形成されたPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタを含むインバータであって、前記半導体基板の周縁部に配置された前記第1のパッドに第1の抵抗及び第1のコンデンサを介して接続された入力端子と、前記半導体基板の周縁部に配置された前記第2のパッドに第2の抵抗及び第3の抵抗を介して接続された出力端子とを有する前記インバータと、
    前記インバータの入力端子と前記第2の抵抗及び前記第3の抵抗の接続点との間に接続され、前記インバータと共に発振ブロックを構成する帰還素子と、
    前記第1の抵抗及び前記第1のコンデンサの接続点と基板電位との間に接続され、前記第1のパッドと前記発振ブロックとの間に配置された第2のコンデンサと、
    前記前記第2の抵抗及び前記第3の抵抗の接続点と基板電位との間に接続され、前記第2のパッドと前記発振ブロックとの間に配置された第3のコンデンサと、を具備する半導体集積回路。
  2. 前記第1及び第2のパッドが、前記半導体基板の周縁に沿って所定の長さを有する範囲に配列されており、前記第2及び第3のコンデンサが、前記第1及び第2のパッドと平行して前記所定の長さ以下の長さを有する範囲に配列されている、請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記発振ブロックが、前記第2及び第3のコンデンサの配列方向と同一方向に長手方向を有するように形成されている、請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記第3の抵抗が、前記発振ブロックの長手方向と同一方向に長手方向を有するように形成されている、請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の半導体集積回路と、
    前記第1及び第2のパッドにそれぞれ接続された2つの端子を有する振動子と、を具備する発振回路。
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