JP2014029575A - 延長および退室案内機能を備えたカラオケ店舗システム - Google Patents

延長および退室案内機能を備えたカラオケ店舗システム Download PDF

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Abstract

【課題】
カラオケ店舗において、部屋の稼動率が100%近くとなる状況では部屋の回転率を高めることで延長の利用者よりも飲食物の注文意欲が高い新規の利用者を増加させる事と、利用者の新規来店の見込みが少なく稼動率の低下が予測される場合においては急激な稼動率の低下を軽減する事とを両立し、稼動状況に応じて常に売上金額を増加させる。
【解決手段】
利用者が予約した部屋の利用時間が所定時間以下となった時、カラオケ店舗全体の空き部屋状況と新規利用者の予約状況に応じて他の空き部屋への移動を含む延長案内の実施を判定する。また、延長の受付けを行う時には延長時の利用者数に応じて空き部屋を検索し
、その人数で利用可能な空き部屋を利用者に照会する。
【選択図】図7

Description

本発明は、利用者による飲食物の注文が可能なオーダー端末と、利用者の入退室と料金の管理が可能なPOS端末を用いたカラオケ店舗システムに関する。
カラオケ店舗の売上金額は、利用時間と部屋または客数に応じたルームチャージ料金と
、利用者から注文された飲食物の飲食料金とがその大半を占め、カラオケ店舗がこの売上金額を増加させるためには、部屋の稼動率や回転率を高めることが有効とされている。
このような背景から、入室時に予約した部屋の利用時間の残り時間が一定時間以下となった時、カラオケ装置のモニタに退室までの残り時間を表示し、利用延長の時間を受付けるカラオケシステムが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−292776号公報(第5〜6頁、図7)
ところで、カラオケ店舗での売上金額のうち、ルームチャージ料金はその店舗が所有する部屋の数や種類、利用者の収容人数などによって上限がある。また飲食料金についても一人の利用者が飲食する量には限りがある。従って例えば部屋の稼動率が100%近くとなる時間帯においてさらに売上金額を増加させるには、部屋の回転率を高めることで延長の利用者よりも飲食物の注文意欲が高い新規の利用者を増加させる必要がある。
一方、利用者の新規来店の見込みが少なく、稼動率の低下が予測される場合においては現在の利用者にいかに利用延長させるかが重要となることから、カラオケ店舗の稼動状況に応じて売上金額を増加させることは困難とされていた。
特許文献1のカラオケシステムは稼動率を維持する効果があるものの、一律に利用延長を受付けるためその時の稼動状況によっては回転率や利用客数の低下を招く場合があり、この場合には売上金額の低下を招く虞がある。
本発明は以上述べた問題点を解決し、カラオケ店舗の稼動状況に応じて稼動率が高い状況では回転率を高め、稼動率の低下が予測される状況では急激な稼動率の低下を軽減するように利用延長または退室案内を制御することで、効果的にカラオケ店舗の売上金額向上を図ることを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、予約された部屋の利用時間の残り時間が所定時間以下となった時、利用者へ残り時間を通知することが可能なカラオケ店舗システムにおいて、前記カラオケ店舗システムは、カラオケ店舗の店員のフロント業務を支援するPOS端末と、カラオケ店舗の各部屋の利用者が使用するオーダー入力手段とを備え、前記POS端末は、店員からの操作を受付けるPOS操作部と
、ネットワークを介して前記オーダー入力手段とのデータ通信を行うPOS通信部と、各部屋の利用状況データと、空室待ちの予約データを記憶するPOS記憶部と、各部屋の利用時間の残り時間を算出するPOS演算部と、これらを制御するPOS制御部とを有し、前記POS制御部は、前記POS記憶部のデータを参照し、各部屋の利用時間の残り時間が所定時間以下となった時、カラオケ店舗全体の空き部屋状況と新規利用者の予約状況に応じて、対象となる部屋の前記オーダー入力手段に他の空き部屋への移動を含む利用延長の案内または退室の案内を表示させることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、前記オーダー入力手段は、利用者からの操作を受付けるオーダー操作部と、利用者へ利用延長案内や退室案内を通知するオーダー表示部と、ネットワークを介して前記POS端末とのデータ通信を行うオーダー通信部と、これらを制御するオーダー制御部とを有し、前記オーダー制御部は、利用延長の案内をオーダー表示部に表示する時、前記オーダー操作部から利用延長する人数を入力させて前記POS端末へ延長の照会を行い、延長可と判定された場合に延長可能な部屋の情報と延長時間を前記オーダー表示部に表示し、前記オーダー操作部から部屋と延長時間を選択させて利用延長を受付け、前記POS制御部は、前記オーダー入力手段から延長の照会を受けた時、カラオケ店舗全体の部屋のうち利用延長する人数に応じた部屋を対象に、空き部屋状況と新規利用者の予約状況に応じて延長の可否を判定することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、前記POS制御部は、前記POS記憶部に記憶された各部屋の利用状況データと、空室待ちの予約データを参照し、そのデータが所定の条件となった時、延長受付け時のサービス内容を含めた利用延長の案内を前記オーダー入力手段に表示させることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の発明は、前記オーダー制御部は、利用延長の案内または退室の案内を前記表示部に表示する時、利用者による前記オーダー操作部からの新規オーダー入力の受付けを無効とすることを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明によるカラオケ店舗システムによれば、利用者が予約した部屋の利用終了時間までの残り時間が所定時間以下となった時、カラオケ店舗全体の空き部屋状況と新規利用者の予約状況に応じて延長案内の実施を判定するため、稼動率が高い状況では回転率を高め、稼動率の低下が予測される状況では急激な稼動率の低下を軽減することができる。また延長案内時にはその時の利用者数に応じて空き部屋での利用延長を案内することから、カラオケ店舗全体の利用客数を高めることもできる。さらに延長案内や退室案内を表示する時、それ以降の新規オーダー入力の受付けを無効とするため利用者のスムーズな退室が可能となる。
本発明によるカラオケ店舗システムのシステム構成の一例を示す構成図である。 本発明によるPOS端末の概略構成を示すブロック図である。 本発明によるオーダー入力手段の概略構成を示すブロック図である。 本発明によるPOS端末の部屋利用状況データを説明する説明図である。 本発明によるPOS端末の空室待ち予約データを説明する説明図である。 本発明によるオーダー入力手段の表示画面を説明する表示例である。 本発明によるPOS制御部のオーダー入力手段に係わる処理を説明するフローチャートである。 本発明によるオーダー制御部の延長及び退室に係わる処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。なお
、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1は、本発明によるカラオケ店舗システムのシステム構成の一例を示す構成図である
。カラオケ店舗システムは、フロントに設置され利用者の受付や予約、利用料金の会計などカラオケ店舗側のフロント業務を支援するPOS端末1と、カラオケ店舗の各部屋に設置されその部屋の利用者による楽曲の検索、再生や飲食物などの注文を受付けるオーダー入力手段2(楽曲ナビゲーション装置やテーブルオーダー端末などとも呼ばれている)と
、カラオケ店舗のキッチンに設置されオーダー入力手段2から注文された飲食物などの情報を印字し、キッチンやホールスタッフの調理や配膳業務を支援する調理指示用プリンタ4と、POS端末1とネットワーク接続され、オーダー入力手段2や調理指示用プリンタ4と無線データ通信を行う無線ステーション3で構成される。
なお、本発明によるオーダー入力手段2は、利用者が入室時に予約した部屋の利用時間が所定時間以下となった時、POS端末1とのデータ通信によって利用延長案内または退室案内の画面を表示し、利用延長案内時には利用者からの延長要求を受付ける機能を備えている。
図2は、本発明によるPOS端末1の概略構成を示すブロック図である。POS端末1は、ネットワークと無線ステーション3を介してオーダー入力手段2や調理指示用プリンタ4との通信を行うPOS通信部11と、フロントスタッフによってPOS端末1への入力が行われるPOS操作部12と、利用者の受付けや予約、注文データ及び部屋情報や料金区分などの各種マスタが記憶されるPOS記憶部13と、各部屋毎の利用時間の残り時間や利用料金などを算出するPOS演算部14と、フロントスタッフや利用者に情報を表示するディスプレイなどのPOS表示部15と、予約券や会計レシートなどを印刷するプリンタであるPOS印字部16と、これらを制御するPOS制御部17を備えている。
図3は、本発明によるオーダー入力手段2の概略構成を示すブロック図である。オーダー入力手段2は、無線ステーション3を介してPOS端末1との通信を行うオーダー通信部21と、利用者によってオーダー入力手段2への入力が行われるオーダー操作部22と
、オーダー入力手段2で利用するデータなどを算出するオーダー演算部23と、各種データやマスタなどが記憶されるオーダー記憶部24と、利用情報に係わる各種画面を表示するディスプレイなどのオーダー表示部25と、これらを制御するオーダー制御部26を備えている。なお、このオーダー入力手段2は、カラオケ店舗の各部屋毎にその部屋の利用者にのみ利用できる物であればよく、例えば飲食物の注文装置、カラオケ装置及びそのリモコン、延長及び退室案内専用の装置でもよい。
図4は、本発明によるPOS端末1の部屋利用状況データを説明する説明図である。この部屋利用状況データは、POS制御部17によってカラオケ店舗が所有する全部屋に関する情報である部屋マスタデータをPOS記憶部13から参照することで作成され、作成された部屋利用状況データは同POS記憶部13に記憶される。
部屋利用状況データの項目は、部屋マスタデータから取得する各部屋の「部屋番号」、「部屋名」、「定員」、部屋に備わるカラオケ装置(楽曲に対する音声や映像の再生装置)の種類で分類される「カラオケ機種」、部屋の装飾や調度品などの種類で分類される「部屋タイプ」と、利用者の入室や退室時にフロントスタッフがPOS操作部13から入力する入退室の処理に応じて、処理された部屋毎に更新される「入室」「退室」「残り」の時間、空室や利用中など部屋の状態を示す「状態」、利用者の人数を示す「利用者数」などで構成される。
なお、「入室」「退室」「残り」の時間の項目については、入室処理が行われた時間を「入室」の時間として、入室処理が行われた時間と入室処理で入力された利用時間からPOS演算部14によって演算された退室予定時間を「退室」の時間として、「退室」の時間とPOS端末1のシステム時刻からPOS演算部14によって演算された「退室」の時間までの残り時間を「残り」の時間として更新する。また、利用中の部屋の「残り」の時間については入退室の処理が行われない場合であっても、POS制御部17によって1分毎に更新される。
この部屋利用状況データは、POS端末1を用いたフロントスタッフによる入退室の処理などのフロント業務以外にも、オーダー入力手段2へ利用延長案内または退室案内の画面表示する際や、利用者から延長要求を受付けた際にもPOS制御部17によって参照及び更新される。
図5は、本発明によるPOS端末1の空室待ち予約データを説明する説明図である。この空室待ち予約データは、新規来店客が利用を希望する「カラオケ機種」や「部屋タイプ」と「利用者数」の部屋に空室が無く直ちに入室できない場合に、フロントスタッフから予約処理が行われた時、POS操作部12から入力された予約情報に応じてPOS制御部17によって作成され、POS記憶部13に記憶される。
空室待ち予約データの項目は、部屋の予約処理時に自動採番される「予約番号」、部屋の予約処理が行われた時刻を示す「受付時間」、部屋の予約処理で入力された利用予定者の人数を示す「利用者数」、予約客が利用を希望する「カラオケ機種」、「部屋タイプ」の分類、部屋の予約処理で入力された案内予定の部屋を示す「案内予定部屋番号」、案内予定の部屋に入室が可能となるまでの待ち時間予定を示す「残り待ち時間」、部屋の予約処理で入力された「利用予定時間」などで構成される。
なお、「残り待ち時間」の項目については、POS制御部17が案内予定の部屋番号からPOS記憶部13に記憶される部屋利用状況データを検索し、その部屋の「残り」時間に、その部屋の現在の利用者が退室後に行う部屋の清掃に要する予め設定された清掃時間(図5は3分で設定されている場合の例)を加えた時間をPOS演算部に演算させ、その結果を更新する。またPOS制御部17はPOS記憶部13に空室待ち予約データが存在する時には新たな予約処理が行われない場合にも1分毎に空室待ち予約データを読み出し
、登録された全予約番号の「残り待ち時間」を更新する。
この空室待ち予約データは、POS端末1を用いたフロントスタッフによる部屋の予約処理などのフロント業務以外にも、オーダー入力手段2へ利用延長案内または退室案内の画面表示する際や、利用者から延長要求を受付けた際にもPOS制御部17によって参照される。
図6は、本発明によるオーダー入力手段2の表示画面を説明する表示例である。この、(1)〜(7)の表示例はオーダー入力手段2のオーダー表示部25へ表示される利用者への延長または退室を促す画面イメージを示しており、これら表示例はPOS端末1のPOS制御部17が、部屋利用状況データの「残り」の時間が予め設定された退室前案内の時間(図6は10分で設定されている場合の例)以下となった時、その部屋のオーダー入力手段2に対して送信する表示指示信号をもとに表示している。なお、オーダー入力手段2はこれらの画面イメージを表示することで、利用者による新規オーダー入力すなわち楽曲の登録や飲食物の注文などの入力受付けも無効化している。
表示例(1)は利用者に他の空き部屋への移動を含む利用延長を案内する場合に表示する画面イメージであり、退室時間までの残り時間の確認と、利用者が利用延長を希望する場合に利用延長する人数を入力して部屋の照会が行えるように、人数変更用の上下ボタンと照会ボタンを備えている。なお、残り時間の表示項目は時間の経過と共に減少し、人数の表示項目は入室時の利用者数を初期値として表示している。
表示例(2)は利用者に利用延長を案内せずに退室のみを案内する場合に表示する画面イメージであり、表示例(1)と同様の残り時間の表示項目によって利用者が退室時間までの残り時間を確認できるようになっている。
表示例(3)は、利用者が表示例(1)の画面から照会ボタンを押した時、入力された人数で利用延長が可能な部屋が存在しない場合に表示する画面イメージであり、表示例(1)の画面で入力していた人数の確認と、再度人数を変更した照会を希望する利用者向けに表示例(1)の画面に戻るための再照会ボタンを備えている。なお、表示例(1)の画面に戻る再照会ボタンに代えて、表示例(1)の人数変更用の上下ボタンと照会ボタンを備えても良い。
表示例(4)は、利用者が表示例(1)の画面から照会ボタンを押した時、入力された人数で利用延長が可能な部屋が存在する場合に表示する画面イメージであり、表示例(1)の画面で入力していた人数と、利用延長が可能な部屋名と、その部屋のカラオケ機種と、部屋タイプの確認が行え、利用者が希望する部屋と延長時間を選択し利用延長の要求が行えるように延長ボタンを備えている。なお、再照会ボタンについては表示例(3)と同様である。
表示例(5)は、利用者が表示例(4)の画面から延長ボタンを押した時、選択されていた部屋が現在の部屋とは別室の場合に表示する画面イメージであり、表示例(4)の画面で選択していた部屋名と、その部屋のカラオケ機種と、部屋タイプと、利用者の人数と
、選択していた延長時間から算出した利用時間とを確認できるようになっている。
表示例(6)は、利用者が表示例(4)の画面から延長ボタンを押した時、選択されていた部屋が現在の部屋と同室の場合に表示する画面イメージであり、表示例(4)の画面で選択していた利用者の人数と、選択していた延長時間から算出した利用時間とを確認できるようになっている。
次に図6の表示例(1)〜(6)と、図4の部屋利用状況データと、図5の空室待ち予約データを用いて、カラオケ店舗の稼働状況に応じた表示がどのように変化するかを説明する。図4の部屋利用状況データのうち部屋番号7は退室までの「残り」時間が所定値の10分以下となるめ、カラオケ店舗システムは部屋Gに備わるオーダー入力手段2に表示例(1)の延長案内もしくは表示例(2)の退室案内の画面を表示しようとする。そこで部屋利用状況データのうち部屋番号7及び部屋利用状況データの「状態」の項目が空室となっている部屋でかつ、図5の空室待ち予約データに予約を受付けていない部屋が存在するか否かを確認し、この条件の部屋が存在する場合には表示例(1)の延長案内を、この条件の部屋が存在しない場合には表示例(2)の退室案内の画面を表示する。なお部屋利用状況データの部屋番号7の「状態」の項目はこの時点では必ず利用中となっているが、この部屋で利用延長を行う場合には利用者が同室で延長を行う事となるため、この状態は無視している。
次に表示例(1)を表示後、利用者から人数6名での照会を受付けたカラオケ店舗システムは、その人数に対応する定員の部屋(部屋番号6〜9)に限定し、改めて図4の部屋利用状況データのうち部屋番号7及び部屋利用状況データの「状態」の項目が空室となっている部屋でかつ、図5の空室待ち予約データに予約を受付けていない部屋が存在するか否かを確認した結果、その条件の部屋が存在しないため表示例(3)の延長不可画面を表示する。
一方、表示例(1)を表示後、利用者から人数5名での照会を受付けたカラオケ店舗システムは、その人数に対応する定員の部屋(部屋番号1〜5)に限定し、改めて図4の部屋利用状況データのうち部屋番号7及び部屋利用状況データの「状態」の項目が空室となっている部屋でかつ、図5の空室待ち予約データに予約を受付けていない部屋が存在するか否かを確認した結果、部屋番号3と5が存在するため表示例(4)の延長入力画面を表示する。なお、ここでは同室と空室の部屋の空室待ち予約データの有無によって延長の可否を判断し、表示する画面の種類が変化することを説明したがこれに限るものではなく、利用開始時間を指定した新規客の予約を受付ける事により、その利用開始時間に達する時間までの延長時間の範囲であれば延長案内及び延長入力画面を表示し、かつ、延長入力画面では利用可能な部屋毎の延長可能時間を選択できるように表示することも可能である。これにより稼動率を更に高めることができる。
表示例(5)は、利用者に利用延長を案内する場合に表示する画面イメージであり、表示例(1)の表示内容に加え、利用延長時の付加サービスを表示することで利用者が利用延長を行う可能性をより高めることができる表示方法である。この表示例は表示例(1)に代えて表示しても良いし、さらに残り時間が少なくなった時や、部屋の定員やカラオケ店舗の営業時間帯、稼動率など異なる条件で表示しても良い。
図7は、本発明によるPOS制御部17のオーダー入力手段2に係わる処理を説明するフローチャートである。図7の処理が開始される条件としてPOS端末1で入退室のフロント処理が行われたものとする。なお、フローチャートに記載のSTはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を、またYはYesをNはNoをそれぞれ表している。
POS制御部17は、POS記憶部13から部屋利用状況データを読み出し、同データ内に利用中の部屋が存在するか否かを確認する(ST1)。利用中の部屋が存在する場合(ST1−Y)、POS記憶部13の部屋利用状況データの最終更新時刻とPOS端末1のシステム時刻を比較し最終更新時刻から1分間経過しているか否かを確認する(ST2)。時分が経過していない場合(ST2−N)、部屋利用状況データの残り時間の項目が所定時間以下となっている部屋が存在するか否かを確認する(ST3)。所定時間以下の部屋が存在しない場合(ST3−N)、POS通信部11を介して各オーダー入力手段2の延長案内画面から照会ボタンが押された際に送信される延長照会信号を受信しているか否かを確認する(ST4)。延長照会信号を受信していない場合(ST4−N)、POS通信部11を介して各オーダー入力手段2の延長入力画面から延長ボタンが押された際に送信される延長要求信号を受信しているか否かを確認する(ST5)。延長要求信号を受信していない場合(ST5−N)、ST2へジャンプする。
POS制御部17は、ST1において部屋利用状況データ内に利用中の部屋が存在しない場合(ST1−N)、オーダー入力手段2に係わる処理を終了する。またST2においてシステム時刻が部屋利用状況データの最終更新時刻から時分が経過している場合(ST2−Y)、POS演算部14で部屋利用状況データの残り時間を再計算させその結果を更新する(ST6)。そして、ST3へジャンプする。
POS制御部17は、ST3において部屋利用状況データの残り時間の項目が所定時間以下となっている部屋が存在する場合(ST3−Y)、POS記憶部13の空室待ち予約データを参照し、部屋利用状況データ内に予約が無い空室の部屋があるか否かを確認する(ST7)。予約が無い空室の部屋がある場合(ST7−Y)、POS通信部11を介して対象のオーダー入力手段2に残り時間と入室時の利用者数の情報を含む延長案内画面の表示指示信号を送信する(ST8)。そして、ST4へジャンプする。一方、ST7において予約が無い空室の部屋がない場合(ST7−N)、POS通信部11を介して対象のオーダー入力手段2に残り時間の情報を含む退室案内画面の表示指示信号を送信する(ST9)。そして、ST4へジャンプする。
POS制御部17は、ST4においてオーダー入力手段2からの延長照会信号を受信している場合(ST4−Y)、延長照会信号に含まれる照会人数を確認し、その人数に対応する定員の部屋を部屋利用状況データから抽出し、抽出した部屋のうち予約が無い空室の部屋があるか否かを確認する(ST10)。予約が無い空室の部屋がある場合(ST10−Y)、POS通信部11を介して対象のオーダー入力手段2に照会時に入力された利用者数と、利用可能な部屋名、カラオケ機種、部屋タイプの情報を含む延長入力画面の表示指示信号を送信する(ST11)。そして、ST5へジャンプする。一方、ST10において予約が無い空室の部屋がない場合(ST10−N)、POS通信部11を介して対象のオーダー入力手段2に照会時に入力された利用者数の情報を含む延長不可画面の表示指示信号を送信する(ST12)。そして、ST5へジャンプする。
POS制御部17は、ST5において各オーダー入力手段2からの延長要求信号を受信している場合(ST5−Y)、延長要求信号に含まれる送信元の部屋番号と延長する部屋番号を確認し、延長要求された部屋が利用中の元の部屋か否かを確認する(ST13)。
延長要求された部屋が元の部屋の場合(ST13−Y)、延長要求信号に含まれる利用者数と延長時間に応じて、部屋利用状況データの利用者数と、POS演算部14で計算された退室時間と残り時間とを更新する(ST14)。次に、POS通信部11を介して対象のオーダー入力手段2に延長入力画面に表示していた利用者数と、同画面で選択された延長時間に応じた利用終了時間の情報を含む同室での延長請受付画面の表示指示信号を送信する(ST15)。そして、ST2へジャンプする。一方、ST13において延長要求された部屋が元の部屋ではない場合(ST13−N)、延長要求信号に含まれる利用者数と延長時間に応じて、部屋利用状況データの現在の部屋と延長する部屋の入退室時間と状態と利用者数と、POS演算部14で計算された残り時間とを更新する(ST16)。次に
、POS通信部11を介して対象のオーダー入力手段2に延長入力画面に表示していた利用者数と、同画面で選択された部屋名、カラオケ機種、部屋タイプと、延長時間に応じた利用終了時間の情報を含む別室での延長受付画面の表示指示信号を送信する(ST17)
。そして、ST2へジャンプする。
図8は、本発明によるオーダー制御部26の延長及び退室に係わる処理を説明するフローチャートである。なお、フローチャートに記載のSTはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を、またYはYesをNはNoをそれぞれ表している。
オーダー制御部26は、オーダー通信部21を介してPOS端末1から表示指示信号を受信しているか否かを確認する(ST21)。表示指示信号を受信している場合(ST1−Y)、信号は延長入力の表示指示か否かを確認する(ST22)。信号が延長入力の表示指示ではない場合(ST22−N)、信号は延長不可の表示指示か否かを確認する(ST23)。信号が延長不可の表示指示ではない場合(ST23−N)、信号は延長案内の表示指示か否かを確認する(ST24)。信号が延長案内の表示指示ではない場合(ST24−N)、信号は退室案内の表示指示か否かを確認する(ST25)。信号が退室案内の表示指示ではない場合(ST25−N)、信号は同室での延長受付の表示指示か否かを確認する(ST26)。信号が同室での延長受付の表示指示ではない場合(ST26−N)、信号は別室での延長受付の表示指示か否かを確認する(ST27)。信号が別室での延長受付の表示指示ではない場合(ST27−N)、ST21へジャンプする。
オーダー制御部26は、ST21においてPOS端末1から表示指示信号を受信していない場合(ST21−N)、ST21へジャンプする。
オーダー制御部26は、ST22において受信した信号が延長入力の表示指示の場合(ST22−Y)、オーダー表示部25に延長入力信号に含まれる各種情報を延長入力画面と共に表示し、表示した時刻をオーダー記憶部24に記憶する(ST28)。そしてオーダー操作部22から再照会の操作が行われたか否かを確認する(ST29)。再照会の操作が行われていない場合(ST29−N)、オーダー操作部22から延長要求の操作が行われたか否かを確認する(ST30)。延長要求の操作が行われた場合(ST30−Y)、オーダー通信部21を介してPOS端末1へ選択された情報に応じた延長要求信号を送信する(ST31)。そして、ST23へジャンプする。またST30において、延長要求の操作が行われていない場合(ST30−N)、オーダー記憶部24の延長入力画面を表示した時刻とオーダー入力手段2のシステム時刻を比較し表示から1分経過したか否かを確認する(ST32)。表示から1分経過した場合(ST32−Y)、ST23へジャンプする。また表示から1分経過していない場合(ST32−N)、ST29へジャンプする。一方、ST29において再照会の操作が行われた場合(ST29−Y)、ST23へジャンプする。
オーダー制御部26は、ST23において受信した信号が延長不可の表示指示の場合(ST23−Y)、オーダー表示部25に延長不可信号に含まれる人数を延長不可画面と共に表示し、表示した時刻をオーダー記憶部24に記憶する(ST33)。そしてオーダー操作部22から再照会の操作が行われたか否かを確認する(ST34)。再照会の操作が行われていない場合(ST34−N)、オーダー記憶部24の延長不可画面を表示した時刻とオーダー入力手段2のシステム時刻を比較し表示から1分経過したか否かを確認する(ST35)。表示から1分経過した場合(ST35−Y)、ST24へジャンプする
。また表示から1分経過していない場合(ST35−N)、ST34へジャンプする。一方、ST34において再照会の操作が行われた場合(ST34−Y)、ST24へジャンプする。
オーダー制御部26は、ST24において受信した信号が延長案内の表示指示の場合(ST24−Y)、オーダー表示部25に延長案内信号に含まれる退室までの残り時間と入室時の人数を延長案内画面と共に表示し、表示した時刻をオーダー記憶部24に記憶する(ST36)。そしてオーダー操作部22から延長照会の操作が行われたか否かを確認する(ST37)。延長照会の操作が行われた場合(ST37−Y)、オーダー通信部21を介してPOS端末1へ入力された人数情報を含む延長照会信号を送信する(ST38)。そして、ST25へジャンプする。一方ST37において延長照会の操作が行われていない場合(ST37−N)、オーダー記憶部24の延長案内画面を表示した時刻とオーダー入力手段2のシステム時刻を比較し表示から1分経過したか否かを確認する(ST39)。表示から1分経過した場合(ST39−Y)、ST25へジャンプする。また表示から1分経過していない場合(ST39−N)、ST37へジャンプする。
オーダー制御部26は、ST25において受信した信号が退室案内の表示指示の場合(ST25−Y)、オーダー表示部25に退室案内信号に含まれる退室までの残り時間を退室案内画面と共に表示する(ST40)。そして、ST26へジャンプする。
オーダー制御部26は、ST26において受信した信号が同室での延長受付の表示指示の場合(ST26−Y)、オーダー表示部25に同室での延長受付信号に含まれる各種情報を同室延長受付画面と共に表示する(ST41)。そしてオーダー操作部22から確認の操作が行われたか否かを確認する(ST42)。確認の操作が行われていない場合(ST42−N)、ST42へジャンプする。また確認の操作が行われた場合(ST42−Y)、延長及び退室に係わる処理を終了する。
オーダー制御部26は、ST27において受信した信号が別室での延長受付の表示指示の場合(ST27−Y)、オーダー表示部25に別室での延長受付信号に含まれる各種情報を別室延長受付画面と共に表示する(ST43)。そして、延長及び退室に係わる処理を終了する。
1 POS端末
2 オーダー入力手段
3 無線ステーション
4 調理指示用プリンタ
11 POS通信部
12 POS操作部
13 POS記憶部
14 POS演算部
15 POS表示部
16 POS印字部
17 POS制御部
21 オーダー通信部
22 オーダー操作部
23 オーダー演算部
24 オーダー記憶部
25 オーダー表示部
26 オーダー制御部


















Claims (4)

  1. 予約された部屋の利用時間の残り時間が所定時間以下となった時、利用者へ残り時間を通知することが可能なカラオケ店舗システムにおいて、前記カラオケ店舗システムは、カラオケ店舗の店員のフロント業務を支援するPOS端末と、カラオケ店舗の各部屋の利用者が使用するオーダー入力手段とを備え、前記POS端末は、店員からの操作を受付けるPOS操作部と、ネットワークを介して前記オーダー入力手段とのデータ通信を行うPOS通信部と、各部屋の利用状況データと、空室待ちの予約データを記憶するPOS記憶部と、各部屋の利用時間の残り時間を算出するPOS演算部と、これらを制御するPOS制御部とを有し、前記POS制御部は、前記POS記憶部のデータを参照し、各部屋の利用時間の残り時間が所定時間以下となった時、カラオケ店舗全体の空き部屋状況と新規利用者の予約状況に応じて、対象となる部屋の前記オーダー入力手段に他の空き部屋への移動を含む利用延長の案内または退室の案内を表示させることを特徴とするカラオケ店舗システム。
  2. 前記オーダー入力手段は、利用者からの操作を受付けるオーダー操作部と、利用者へ利用延長案内や退室案内を通知するオーダー表示部と、ネットワークを介して前記POS端末とのデータ通信を行うオーダー通信部と、これらを制御するオーダー制御部とを有し、前記オーダー制御部は、利用延長の案内をオーダー表示部に表示する時、前記オーダー操作部から利用延長する人数を入力させて前記POS端末へ延長の照会を行い、延長可と判定された場合に延長可能な部屋の情報と延長時間を前記オーダー表示部に表示し、前記オーダー操作部から部屋と延長時間を選択させて利用延長を受付け、前記POS制御部は、前記オーダー入力手段から延長の照会を受けた時、カラオケ店舗全体の部屋のうち利用延長する人数に応じた部屋を対象に、空き部屋状況と新規利用者の予約状況に応じて延長の可否を判定することを特徴とする、請求項1に記載のカラオケ店舗システム。
  3. 前記POS制御部は、前記POS記憶部に記憶された各部屋の利用状況データと、空室待ちの予約データを参照し、そのデータが所定の条件となった時、延長受付け時のサービス内容を含めた利用延長の案内を前記オーダー入力手段に表示させることを特徴とする、請求項1または2に記載のカラオケ店舗システム。
  4. 前記オーダー制御部は、利用延長の案内または退室の案内を前記表示部に表示する時、利用者による前記オーダー操作部からの新規オーダー入力の受付を無効とすることを特徴とする、請求項1または2に記載のカラオケ店舗システム。











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