JP2014029078A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの増大化を抑制することができるとともに、火災等による構成要素の反り変形等を良好に防止することができる建具を提供すること。
【解決手段】開口枠10に障子20,30が開閉移動可能となる建具で、開口枠10の開口を障子20,30が閉塞する場合の召合せ框部材24,34間に設けられた係合機構50を備え、係合機構50は、外召合せ框部材24に配設された磁石部材51と、常態においては磁石部材51に吸引されて規制姿勢となり、加熱されることにより磁石部材51の磁力が低下した場合には係止姿勢となる係止部材52と、内召合せ框部材34に形成され、かつ規制姿勢となる係止部材52とは非係止状態となる一方、開口を障子20,30が閉塞した状態で係止姿勢となる係止部材52と係止状態となる切欠部53とを備え、係止部材52と切欠部53とが係止状態になることにより召合せ框部材24,34どうしを係合させるものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、開口枠に障子等の開閉体が開閉移動可能に設けられた建具に関するものである。
従来、建具の開口部に設置される開口枠に障子等の開閉体が開閉移動可能に設けられた建具において、例えば火災時における建具の構成部材の反り変形等を防止する機能を有したものとして次のようなものが知られている。
例えば、開閉体が開口枠の開口を閉塞する場合における該開閉体の戸先部分に対向する枠部材に凹部が形成され、かつ該戸先部分に該凹部に進入可能な可動部材が設けられた建具である。この可動部材は、常態においては形状記憶合金部材等により凹部から離脱した形状に保持される一方、開閉体が開口を閉塞した状態で火災等により加熱された場合には、形状記憶合金部材が復元することで凹部に進入して開閉体を開口枠に係合させるものである(例えば、特許文献1参照)。
また、可動部材として、常態においては樹脂ストッパにより凹部から離脱した形状に保持される一方、開閉体が開口を閉塞した状態で火災等により加熱された場合には、樹脂ストッパが溶融することで付勢手段に付勢されて凹部に進入して開閉体を開口枠に係合させるものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−293078号公報 特許第2901898号公報
しかしながら、上述した特許文献1に提案されている建具では、形状記憶合金を用いているために高価なものとなり、しかも形状記憶合金は変形温度が100℃未満のものが殆どであるため誤作動を生じさせる虞れがあった。
また、上述した特許文献2に提案されている建具では、樹脂ストッパを用いているために安価なものとすることが可能であるが、かかる樹脂ストッパには付勢手段等により常時力が作用しているためにクリープ変形等により誤作動が生ずる虞れがあった
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コストの増大化を抑制することができるとともに、火災等による構成要素の反り変形等を良好に防止することができる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る建具は、開口枠に開閉体が開閉移動可能に設けられた建具において、前記開口枠の開口を前記開閉体が閉塞する場合における互いに対向する構成要素間に設けられた係合機構を備え、前記係合機構は、前記構成要素の一方に配設された磁石部材と、常態においては前記磁石部材に吸引されることで規制姿勢となる一方、加熱されることにより前記磁石部材の磁力が低下した場合には前記磁石部材から離脱して係止姿勢となる係止部材と、前記構成要素の他方に設けられ、かつ前記規制姿勢となる前記係止部材とは非係止状態となる一方、前記開口を前記開閉体が閉塞した状態で前記係止姿勢となる前記係止部材と係止状態となる受部とを備え、前記係止部材と前記受部とが係止状態になることにより前記構成要素どうしを係合させることを特徴とする。
この発明によれば、開口を開閉体が閉塞した状態で磁石部材の磁力が加熱されることにより低下して係止部材が規制姿勢から係止姿勢となる場合には、係止姿勢となる係止部材と受部とが係止状態となることで係合機構が構成要素どうしを係合状態にさせるので、構成要素どうしの拘束をより強固なものとすることができ、火災等により加熱された場合に建具の構成要素の反り変形等を防止することができる。しかも形状記憶合金部材等を用いる従来技術に比べると安価であり、更に樹脂材を用いないのでクリープ変形等による誤作動の虞れがない。
また、本発明は、上記建具において、前記係止部材は、前記規制姿勢から前記係止姿勢への変位は自重により行うことを特徴とする。
この発明によれば、係止部材の規制姿勢から係止姿勢への変位は自重により行われるので、該係止部材を変位させるための特別な機構等を必要とせず、必要最小限の部品点数で変位させることができ、製造コストの低減化を図ることができる。
また、本発明は、上記建具において、前記受部は、前記構成要素の他方に形成された切欠部により構成され、該切欠部に係止姿勢となる前記係止部材の一部が進入することで該係止部材と係止状態になることを特徴とする。
この発明によれば、受部が切欠部により構成されていることで、受部の構成自体を非常に安価に得ることができ、製造コストの低減化を図ることができる。
また、本発明は、上記建具において、前記開閉体は、室内側の障子と室外側の障子とにより構成され、前記係合機構は、前記開口枠の開口を前記障子が閉塞する場合における互いの召合せ框間に設けられたものであって、前記磁石部材は、室外側の障子を構成する召合せ框に配設され、かつ前記受部は、室内側の障子を構成する召合せ框に形成された切欠部により構成されるものであり、前記係合機構は、係止姿勢となる前記係止部材の一部が前記切欠部に進入することで該係止部材と前記受部とが係止状態になることにより召合せ框どうしを係合させることを特徴とする。
この発明によれば、開口を2枚の障子が閉塞した状態で磁石部材の磁力が低下して係止部材が規制姿勢から係止姿勢となる場合には、係合機構が係止姿勢となる係止部材と受部とが係止状態となることで召合せ框どうしを係合状態にさせるので、召合せ框どうしの拘束をより強固なものとすることができ、火災等により加熱された場合に建具の構成部材の反り変形等を防止することができる。しかも形状記憶合金部材等を用いる従来技術に比べると安価であり、更に樹脂材を用いないのでクリープ変形等による誤作動の虞れがない。
本発明によれば、製造コストの増大化を抑制することができるとともに、火災等による構成要素の反り変形等を良好に防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である建具を簡略的に示す内観図である。 図2は、図1におけるA−A線断面図である。 図3は、図2に示した建具の要部を拡大して示す拡大断面図である。 図4は、図3に示した要部の縦断面図である。 図5は、図3において磁石部材の磁力の作用が低下した場合の動作を示す拡大断面図である。 図6は、図5に示した動作の縦断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である建具を示すものであり、図1は簡略的に示す内観図であり、図2は図1におけるA−A線断面図である。ここで例示する建具は、開口枠10に左右2枚の障子20,30を備え、開口枠10に対して2枚の障子20,30を左右方向に開閉移動させる、引き違い窓(複合サッシ窓)と称されるものである。
開口枠10は、上枠部材11、下枠部材12及び左右一対の縦枠部材13を四周枠組みすることによって構成した矩形開口14を形成するものである。上枠部材11は、図には明示しないが、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材である室外側上枠部と、樹脂製の押し出し材である室内側上枠部とが互いに係合して構成された複合枠材である。
下枠部材12は、図には明示しないが、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材である室外側下枠部と、樹脂製の押し出し材である室内側下枠部とが互いに係合して構成された複合枠材である。
左右一対の縦枠部材13は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材である室外側縦枠部131と、樹脂製の押し出し材である室内側縦枠部132とが互いに係合して構成された複合枠材である。
このような開口枠10は、上枠部材11、下枠部材12及び左右一対の縦枠部材13のそれぞれを家屋の壁等の躯体1に形成した躯体開口2に対してその開口縁部に沿うようにするとともに、各枠部材11,12,13の室外側上枠部、室外側下枠部及び室外側縦枠部131が躯体1から室外側に突出するように締結部材であるネジN1で締結して取り付けられている。
室外側の障子(以下、外障子ともいう)20は、外上框部材21、外下框部材22及び左右一対の外縦框部材23,24を四周框組みすることによって構成された框の内部に面材であるガラス板25を保持したものであり、開口枠10の内部に装着可能な大きさに構成してある。
外上框部材21は、図には明示しないが、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材である室外側上框部と、樹脂製の押し出し材である室内側上框部とが互いに係合して構成された複合框材である。外下框部材22は、図には明示しないが、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材である室外側下框部と、樹脂製の押し出し材である室内側下框部とが互いに係合して構成された複合框材である。
左右一対の外縦框部材23,24のうち左側の外戸先框部材23は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材である室外側縦框部231と、樹脂製の押し出し材である室内側縦框部232とが互いに係合して構成された複合框部材である。
一方、左右一対の外縦框部材23,24のうち右側の外召合せ框部材24は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材により構成されている。
室内側の障子(以下、内障子ともいう)30は、内上框部材31、内下框部材32及び左右一対の内縦框部材33,34を四周框組みすることによって構成された框の内部に面材であるガラス板35を保持したものであり、開口枠10の内部に装着可能な大きさに構成してある。
内上框部材31は、図には明示しないが、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材である室外側上框部と、樹脂製の押し出し材である室内側上框部とが互いに係合して構成された複合框材である。内下框部材32は、図に明示しないが、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材である室外側下框部と、樹脂製の押し出し材である室内側下框部とが互いに係合して構成された複合框材である。
左右一対の内縦框部材33,34のうち右側の内戸先框部材33は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材である室外側縦框部331と、樹脂製の押し出し材である室内側縦框部332とが互いに係合して構成された複合框部材である。
一方、左右一対の内縦框部材33,34のうち左側の内召合せ框部材34は、例えばアルミニウム等の金属製の押し出し材である室外側縦框部341と、樹脂製の押し出し材である室内側縦框部342とが互いに係合して構成された複合框部材である。そして、図2に示すように、2つの障子20,30が開口枠10により形成される矩形開口14を閉塞する場合に、内召合せ框部材34の室外側縦框部341に形成された内係止片34aと、外召合せ框部材24の室内側に形成された外係止片24aとが互いに係合可能となっている。また、内召合せ框部材34における中央部分にはクレセント錠40が配設されている。
このような本実施の形態である建具においては、2つの障子20,30が矩形開口14を閉塞する場合における互いに対向する構成要素間、すなわち外召合せ框部材24と内召合せ框部材34との間に係合機構50が配設されている。
係合機構50は、外召合せ框部材24と内召合せ框部材34との間に配設されるものであるが、より詳細には、各框部材24,34間の上端側部位と下端側部位とに配設されている。そして、上端側部位に配設される係合機構50と、下端側部位に配設される係合機構50とは、互いに共通の構成を有していることから、以下においては、図2に示した上端側部位に配設された係合機構50についてのみ説明し、下端側部位に配設された係合機構の説明については割愛する。
図3は、図2に示した建具の要部を拡大して示す拡大断面図であり、図4は、図3に示した要部の縦断面図である。これら図3及び図4に示すように、係合機構50が配設される箇所においては、外係止片24a及び内係止片34aのそれぞれに互いに連通する矩形状の切欠24a1,34a1が形成されており、係合機構50は、磁石部材51と、係止部材52と、切欠部53とを備えて構成されている。
磁石部材51は、例えばネオジム磁石により構成された直方体状を成すものである。この磁石部材51は、外係止片24aに形成された切欠24a1を臨むよう該外召合せ框部材24の室内面にネジN2により取り付けられて配設されている。より詳細には、磁石部材51の室内側部分は、内係止片34aの切欠34a1により形成される開口に進入した状態で配設されている。かかる磁石部材51は、例えば100℃以上に加熱されることにより、係止部材52を後述する規制姿勢に保持することができなくなる所定磁力まで低下するものである。
係止部材52は、例えばステンレスSUS430等の磁性を有する金属製板状体を屈曲させて構成されたものであり、基部521と、上延部522と、下延部523とを備えて構成されている。
基部521は、室内外方向、すなわち見込み方向に沿って延在する部分であり、磁石部材51の下面との間に所定の間隙Sを形成している。この基部521は、外召合せ框部材24の室内面に形成された開口24bの下縁部24b1に載置されるよう延在している。
上延部522は、基部521の室内側延在端部より上方に向けて延在する部分であり、磁石部材51の室内面に該磁石部材51の磁力が作用することにより当接している。この上延部522は、磁石部材51に吸引されて室内面に当接している場合には、外係止片24aの切欠24a1により形成される開口に進入した状態となっている。
下延部523は、基部521の室外側延在端部より下方に向けて延在する部分であり、外召合せ框部材24の内部に進入している。この下延部523は、その延在長さが上延部522の延在長さよりも短いものである。
切欠部53は、内召合せ框部材34のうち、外係止片24aの切欠24a1に対向する箇所に形成された矩形状開口部分である。
このような係合機構50を備えた本実施の形態の建具においては、例えば火災等により加熱されていない通常時においては、図4に示すように、係止部材52が磁石部材51に吸引された規制姿勢となっており、この係止部材52の上延部522が外係止片24aの切欠24a1により形成される開口に進入しているだけである。そのため、2つの障子20,30が矩形開口14を閉塞する場合において、外召合せ框部材24と内召合せ框部材34とは、外係止片24aと内係止片34aとが互いに係合するとともにクレセント錠40の作用により互いに係合状態となっているだけである。そして、クレセント錠40が開操作された場合には、障子20(30)が開移動されることを許容している。
そして、2つの障子20,30が矩形開口14を閉塞した状態において例えば火災等により加熱されると、上記建具においては、磁石部材51の磁力が徐々に低下し、100℃以上になると磁石部材51は、係止部材52を規制姿勢に保持するだけの磁力を失ってしまう。これにより、係止部材52は、磁石部材51に吸引されずに磁石部材51から離脱してフリーな状態となる。これにより、図5及び図6に示すように、係止部材52は、下延部523が外召合せ框部材24の内部に進入した状態で、上延部522が磁石部材51から離脱して基部521の室外側端部と外召合せ框部材24の下縁部24b1との接触点を中心として室内側に向けて回動した係止姿勢となる。すなわち、係止部材52は、自重により規制姿勢から係止姿勢に変位する。このように係止姿勢となる係止部材52の一部が切欠部53に進入して該切欠部53を貫通した状態になることで、係止部材52と切欠部53とが係止状態となる。
このように係止部材52の上延部522の一部が内召合せ框部材34に形成された切欠部53を貫通した状態(係止状態)となることにより、外係止片24aと内係止片34aとの係合及びクレセント錠40による係合以外に、外召合せ框部材24を内召合せ框部材34に係合させることができ、両召合せ框部材24,34の拘束をより強固なものとすることができる。
しかも、係合機構50は上端側部位だけでなく下端側部位にも配設されていることから、火災等により加熱されても、外障子20の外上框部材21や外下框部材22がその延在方向、すなわち見付け方向に沿って延びることを抑制することができ、これにより各構成部材の反り変形等を防止することができ、召合せ框部材24,34間に発生する隙間を抑制することができる。しかも、ネオジム磁石により構成される磁石部材51と、ステンレスSUS430等の磁性を有する金属材からなる係止部材52とを用いるだけなので、従来の形状記憶合金部材等に比べると安価であり、更に樹脂材を用いないのでクリープ変形等による誤作動の虞れがない。
従って、本実施の形態である建具によれば、製造コストの増大化を抑制することができるとともに、火災等による構成要素の反り変形等を良好に防止することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、建具として引き違い窓(複合サッシ窓)を例示し、2つの障子20,30が矩形開口14を閉塞する場合における互いに対向する構成要素を外召合せ框部材24と内召合せ框部材34として説明した。ところで、建具としては開閉体を見込み方向に沿って回動させることで開閉可能な開閉窓に適用しても良いし、ドアを開閉体とするものに適用しても良い。このような建具に対しては、開閉体が開口枠の開口を閉塞する場合における互いに対向する構成要素としては、開閉体(障子)の戸先框部材と、縦枠部材とであることが好ましく、これらの間に係合機構を設けるようにしても良い。より詳細には、戸先框部材に磁石部材及び係止部材を設け、縦枠部材に受部を設けるようにしても良い。
上述した実施の形態では、内召合せ框部材34の切欠部53を本発明の受部の一例として説明したが、本発明においては、かかる切欠部に限られず、係止部材と係止可能な構成であれば受部の形状は特に限定されない。また、上述した実施の形態では、係止部材52の一部が切欠部53を進入して貫通した状態になることにより係止部材52と切欠部53とが係止状態にあると説明したが、係止状態としてはこのように一方の部材が他方の開口部分を貫通した状態に限られるものではない。
上述した実施の形態では、係止部材52は、自重により規制姿勢から係止姿勢に変位していたが、本発明においては、自重に限らず、例えばバネ等の付勢手段を用いて規制姿勢から係止姿勢に変位させるようにしても良い。
上述した実施の形態では、係合機構50は、召合せ框部材24,34間の上端側部位と下端側部位とに設けられるものとして説明したが、本発明においては、係合機構は、これらの部位に限らず、所望の部位に設けることができ、またその個数も特に限定されるものではない。
上述した実施の形態では、クレセント錠40が設けられた建具について説明したが、本発明においては、クレセント錠が設けられていない建具であっても構わない。
上述した実施の形態では、引き違い窓として複合サッシ窓を例示したが、本発明においては、樹脂複合材を用いない引き違い窓を建具として用いることも可能である。
1 躯体
2 躯体開口
10 開口枠
11 上枠部材
12 下枠部材
13 縦枠部材
131 室外側縦枠部
132 室内側縦枠部
14 矩形開口
20 外障子
21 外上框部材
22 外下框部材
23 外戸先框部材
231 室外側縦框部
232 室内側縦框部
24 外召合せ框部材
24a 外係止片
24a1 切欠
24b 開口
24b1 下縁部
25 ガラス板
30 内障子
31 内上框部材
32 内下框部材
33 内戸先框部材
331 室外側縦框部
332 室内側縦框部
34 内召合せ框部材
341 室外側縦框部
342 室内側縦框部
34a 内係止片
34a1 切欠
35 ガラス板
40 クレセント錠
50 係合機構
51 磁石部材
52 係止部材
521 基部
522 上延部
523 下延部
53 切欠部
N1 ネジ
N2 ネジ
S 間隙

Claims (4)

  1. 開口枠に開閉体が開閉移動可能に設けられた建具において、
    前記開口枠の開口を前記開閉体が閉塞する場合における互いに対向する構成要素間に設けられた係合機構を備え、
    前記係合機構は、
    前記構成要素の一方に配設された磁石部材と、
    常態においては前記磁石部材に吸引されることで規制姿勢となる一方、加熱されることにより前記磁石部材の磁力が低下した場合には前記磁石部材から離脱して係止姿勢となる係止部材と、
    前記構成要素の他方に設けられ、かつ前記規制姿勢となる前記係止部材とは非係止状態となる一方、前記開口を前記開閉体が閉塞した状態で前記係止姿勢となる前記係止部材と係止状態となる受部と
    を備え、前記係止部材と前記受部とが係止状態になることにより前記構成要素どうしを係合させることを特徴とする建具。
  2. 前記係止部材は、前記規制姿勢から前記係止姿勢への変位は自重により行うことを特徴とする請求項1に記載の建具。
  3. 前記受部は、前記構成要素の他方に形成された切欠部により構成され、該切欠部に係止姿勢となる前記係止部材の一部が進入することで該係止部材と係止状態になることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建具。
  4. 前記開閉体は、室内側の障子と室外側の障子とにより構成され、
    前記係合機構は、前記開口枠の開口を前記障子が閉塞する場合における互いの召合せ框間に設けられたものであって、
    前記磁石部材は、室外側の障子を構成する召合せ框に配設され、かつ前記受部は、室内側の障子を構成する召合せ框に形成された切欠部により構成されるものであり、
    前記係合機構は、係止姿勢となる前記係止部材の一部が前記切欠部に進入することで該係止部材と前記受部とが係止状態になることにより召合せ框どうしを係合させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建具。
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