JP6001307B2 - 開閉窓 - Google Patents
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Description
すなわち、合成樹脂製の窓枠や窓框が、火炎または輻射熱により加熱されると、それらが軟化または炭化して、窓框を窓枠に開閉可能に枢着しているヒンジの取付部が変形し、障子が窓枠に対して下降することがある。このようになると、ヒンジの反対側の戸先において、障子を窓枠にロックしているロック装置の機能が失われ、障子が開いたり脱落したりして、類焼する恐れが大きくなる。
また、方形枠状の窓框を構成する框材の内部に、金属補強材を設けるとともに、コーナー部において隣接する金属補強材同士を、コーナー金具により連結し、窓枠の上枠に設けた金属補強材に受け金具を取付け、窓框の上部に設けた支持金具を上記受け金具に差し込むことにより、窓框が軟化した際に障子を吊り下げて支持するようにしたものもある(特許文献2参照)。
特許文献2に記載の樹脂製窓においては、窓框の上部に設けた支持金具を、窓枠の上枠に設けた受け金具に差し込み、窓框が軟化した際に障子を吊り下げて、障子が下降及び脱落するのを防止するものであり、障子の開きを防止する対策は講じられていない。
そのため、上述したように、ヒンジの取付部が熱により変形して、障子を窓枠にロックしているロック装置の機能が失われた際に、障子が開いて類焼する恐れがある。
また、障子の脱落防止用の各部材の構造が複雑であるので、各部材を、既設の開閉窓に後から簡単に取付けることができないという問題もある。
(1)建物の躯体開口部に設けた窓枠と、この窓枠内に設けた開き戸式の障子と、この障子の窓框を構成する戸先側の縦框における、これと対向する縦枠との対向面に突設され、窓框に設けた操作手段に連係されて上下方向に移動するロックピンと、前記縦枠における前記縦框との対向面に、前記ロックピンと対向するようにして取付けられ、前記ロックピンが進入可能なピン進入溝、およびピン進入溝の奥部と連続する上向きの係合溝を有するロックプレートとを備え、前記操作手段をロック位置に操作したとき前記ロックピンが前記ピン進入溝を介して上方に移動し、前記係合溝に進入することにより、前記障子が開くのを阻止しうるようにした開閉窓において、
前記縦框と縦枠における相互の対向面のいずれか一方に、係止ピンを突設するとともに、他方の対向面に、前記障子を閉戸したとき前記係止ピンが進入可能な上下方向を向く係止溝を有する下降防止プレートを取付け、ロック状態において前記障子が下降したとき、障子と共に下降する前記係止ピンの下端が前記下降防止プレートの係止溝の下縁に当接するか、または障子と共に下降する下降防止プレートの係止溝の上縁が係止ピンの上端に当接することにより、前記ロックピンが係合溝より離脱するのを阻止するようにする。
また、係止ピンと下降防止プレートよりなる構成の簡単な手段により、障子の下降や脱落、及び開くのを防止しうるので、安価な開閉窓を提供することができる。
前記障子の窓框を構成する戸先側の縦框と、この縦框と対向する縦枠との両者における相互の対向面のいずれか一方に、係止ピンを突設するとともに、他方の対向面に、前記障子を閉戸したとき前記係止ピンが進入可能な上下方向を向く係止溝を有する下降防止プレートを取付け、ロック状態において前記障子が所定位置まで下降したとき、障子と共に下降する前記係止ピンの下端が前記下降防止プレートの係止溝の下縁に当接するか、または障子と共に下降する下降防止プレートの係止溝の上縁が係止ピンの上端に当接することにより、前記障子が所定位置より下降するのを阻止するようにし、かつ係止溝における係止ピンが進入する側の開口部に、係止溝の下縁と連続する上向きの突部または係止溝の上縁と連続する下向きの突部を突設し、係止溝の下縁または上縁に当接した係止ピンが係止溝より離脱するのを防止しうるようにする。
従って、障子が脱落したり、ロック機能が失われて開かれたりすることはなく、火災発生時等において開閉窓の内外から迫る火炎により類焼する恐れがなくなる。
また、係止ピンと下降防止プレートよりなる構成の簡単な手段により、障子の下降を防止しうるので、安価な開閉窓を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態の開閉窓を、室内側より見た正面図、図2は、図1のII−II線拡大横断平面図で、この開閉窓は、建物の躯体1の開口部に取付けられた方形枠状の窓枠2と、この窓枠2に取付けられた室外側(図2の紙面上方)に開く障子3とを備えている。なお、以下において、開閉窓の前後は、室内側を前、室外側を後として説明する。
また、窓框12の室外側寄りの外面には、窓枠2における室外側の内周部が、シール部材19を介して当接する外向突部12aが突設されている。
スライドプレート23と縦框11の外側面同士は、同一面に整合するようにしてある。
なお、上下の有頭ロックピン28及びロックプレート29は、同一形状であるので、上方のものについてのみ図示し、下方のものは図示を省略する。
また、ピン進入溝35の上方において、側片29eには、側面視下向きU字状の係合溝36が、ピン進入溝35と連続するようにして形成されている。係合溝36の溝幅は、有頭ロックピン28の軸部27が上下方向に摺動しうるように、その外径と同等もしくは僅かに大とされている。図4は、障子3を閉めた状態で、ハンドル25をロック位置に回動操作したときの状態を示すもので、ハンドル25の操作と連動して、スライドプレート23及びそれに取付けた有頭ロックピン28が上方に移動することにより、有頭ロックピン28の軸部27が、ピン進入溝35を介してロックプレート29の係合溝36内を上方に向かって摺動する。これにより、障子3の開き方向への移動が阻止されて、障子3が窓枠2にロックされる。
また、有頭係止ピン40の軸部40aが、係止溝38の開口部の上縁の下向きの突部39に当接することにより、障子3が開くのが防止される。
この実施形態においては、ロックプレートを下降防止プレートとしても共用しうるようにしたもので、上記実施形態のロックプレート29よりも前後寸法を大としたロックプレート42の前半部が、下降防止プレートとしての機能を有するようにしてある。
すなわち、ロックプレート42の後半部に、上記実施形態と同様のピン進入溝35と係合溝36を形成するとともに、ロックプレート42の側片42aの前半部に、ピン進入溝35及び係合溝36と連続する、有頭係止ピン40が進入する側面視コ字状の係止溝38を設けてある。係止溝38の開口部の下縁には、上向きの突部43が上向きに突設されている。
有頭係止ピン40は、有頭ロックピン28と接近するようにして、縦框11の外側面に設けてある。
この第3の実施形態のようにすると、上記第1の実施形態のような、別部材としての下降防止プレート37が不要となるので、部品点数及びコストを削減することができる。
また、軸部27が係合溝38の下端よりも下方に移動した状態で、障子3が開かれようとすると、上記実施形態と同様に、有頭係止ピン40の軸部40aが突部43と当接するので、上記実施形態と同様、障子3が開く恐れがない。
また、下降防止プレート37及び有頭係止ピン40を、既設の開閉窓にも簡単に後付けしうるので、既設の開閉窓に対しても安価に防火対策を講じることができる。
また、窓枠2及び窓框12が、アルミニウムまたはその合金等により形成されている開閉窓にも適用することができる。
2 窓枠
3 障子
4 上枠
5 下枠
6 縦枠
6a内向突部
7 内部空間
8 補強部材
9 上框
10 下框
11 縦框
12 窓框
12a外向突部
13 シール部材
14 シール部材
15 窓ガラス
16 窓ガラス
17 内部空間
18 補強部材
19 シール部材
20 ヒンジ
21 突条
22 凹部
23 スライドプレート
24 凹条
25 ハンドル(操作手段)
26 有頭ねじ
26a拡径頭部
27 軸部
28 有頭ロックピン
29 ロックプレート
29a上部水平片
29b下部水平片
29c前片
29d後片
29e側片
30 取付片
31 取付片
32 凹溝
33 ねじ
34 長孔
35 ピン進入溝
36 係合溝
37 下降防止プレート
37a取付片
37b側片
38 係止溝
39 突部
40 有頭係止ピン
40a軸部
40b拡径頭部
41 皿ねじ
42 ロックプレート
42a側片
43 突部
Claims (7)
- 建物の躯体開口部に設けた窓枠と、この窓枠内に設けた開き戸式の障子と、この障子の窓框を構成する戸先側の縦框における、これと対向する縦枠との対向面に突設され、窓框に設けた操作手段に連係されて上下方向に移動するロックピンと、前記縦枠における前記縦框との対向面に、前記ロックピンと対向するようにして取付けられ、前記ロックピンが進入可能なピン進入溝、およびピン進入溝の奥部と連続する上向きの係合溝を有するロックプレートとを備え、前記操作手段をロック位置に操作したとき前記ロックピンが前記ピン進入溝を介して上方に移動し、前記係合溝に進入することにより、前記障子が開くのを阻止しうるようにした開閉窓において、
前記縦框と縦枠における相互の対向面のいずれか一方に、係止ピンを突設するとともに、他方の対向面に、前記障子を閉戸したとき前記係止ピンが進入可能な上下方向を向く係止溝を有する下降防止プレートを取付け、ロック状態において前記障子が下降したとき、障子と共に下降する前記係止ピンの下端が前記下降防止プレートの係止溝の下縁に当接するか、または障子と共に下降する下降防止プレートの係止溝の上縁が係止ピンの上端に当接することにより、前記ロックピンが係合溝より離脱するのを阻止するようにしたことを特徴とする開閉窓。 - 係止溝における係止ピンが進入する側の開口部に、係止溝の下縁と連続する上向きの突部または係止溝の上縁と連続する下向きの突部を突設し、係止溝の下縁または上縁に当接した係止ピンが係止溝より離脱するのを防止しうるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の開閉窓。
- 係止ピンと下降防止プレートとを、それぞれ、ロックプレートまたはロックピンと近接する位置に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の開閉窓。
- ロックプレートにおけるピン進入溝および係合溝の奥部に、係止溝を、前記ピン挿入溝及び係合溝と連続するようにして設けることにより、ロックプレートを下降防止プレートとして共用したことを特徴とする請求項1または2に記載の開閉窓。
- 係止ピンを、その軸部より大径の頭部を有する有頭係止ピンとし、頭部が係止溝の縁部の裏面に係合するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の開閉窓。
- 係止ピン及び下降防止プレートを、外側から螺挿したねじにより、窓枠または窓框に取付けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の開閉窓。
- 建物の躯体開口部に設けた窓枠と、この窓枠内に設けた開き戸式の障子と、この障子をロックするロック装置とを備える開閉窓において、
前記障子の窓框を構成する戸先側の縦框と、この縦框と対向する縦枠との両者における相互の対向面のいずれか一方に、係止ピンを突設するとともに、他方の対向面に、前記障子を閉戸したとき前記係止ピンが進入可能な上下方向を向く係止溝を有する下降防止プレートを取付け、ロック状態において前記障子が所定位置まで下降したとき、障子と共に下降する前記係止ピンの下端が前記下降防止プレートの係止溝の下縁に当接するか、または障子と共に下降する下降防止プレートの係止溝の上縁が係止ピンの上端に当接することにより、前記障子が所定位置より下降するのを阻止するようにし、かつ係止溝における係止ピンが進入する側の開口部に、係止溝の下縁と連続する上向きの突部または係止溝の上縁と連続する下向きの突部を突設し、係止溝の下縁または上縁に当接した係止ピンが係止溝より離脱するのを防止しうるようにしたことを特徴とする開閉窓。
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