JP6105247B2 - サッシ - Google Patents

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Description

本発明は、建物開口部に設けられる枠体内に障子を納めたサッシに関し、特に火災発生時に枠体と障子の間に生じる隙間を塞ぐ加熱発泡材を容易に取り付け可能としたサッシに関する。
建物開口部に設けられる枠体内に障子を納めたサッシでは、火災が発生した場合にも閉塞状態を維持して火炎を貫通させない防火性能が求められる。枠体と障子の間の隙間を塞ぐために、例えば枠体または障子を構成する框体に加熱発泡材を設けている。加熱発泡材は、所定温度以上となることで発泡し、体積が数十倍に増加して隙間を充填することのできるものである。このように枠体または框体に加熱発泡材を設けたサッシとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2004−169454号公報
加熱発泡材は、枠体を構成する枠部材または框体を構成する框部材の表面に、両面テープを用いて貼着されるのが一般的である。しかし、粘着力により加熱発泡材を固定した場合、経年劣化により粘着力が低下することが考えられる。また、雨水などに晒されることによって、粘着力が低下していく可能性もある。粘着力が低下して加熱発泡材が脱落すると、所定の防火性能を得られなくなる可能性があったため、これを防止する必要があった。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、加熱発泡材を固定する作業を容易にすると共に、経年劣化による脱落も防止することのできるサッシを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係るサッシは、建物開口部に設けられる枠体内に障子を納めてなるサッシにおいて、前記枠体を構成する下枠は、下枠の内周面から上方に立ち上がる垂直面部と、前記障子を案内するレール部と、前記垂直面部から室外側に伸び先端部が前記障子の室内側面と対向する室外延出壁とを備え、前記室外延出壁と前記垂直面部とで凹状部を形成すると共に、該凹状部に、加熱時に発泡する加熱発泡材を有するホルダ部材が係止されていことを特徴として構成されている。
請求項1に係る発明によれば、ホルダ部材を装着するだけで加熱発泡材を枠部材または框部材に対し固定することができる。また、下枠の内レール部と外レール部の間の領域に対して、加熱発泡材を容易に取付けることができる。
また、請求項2の発明に係るサッシは、前記加熱発泡材は、前記枠体を構成する下枠の内周面と気密材を有する前記室外延出壁及び前記障子を構成する縦框の下端部とで囲まれる空間を閉塞可能であることを特徴として構成されている。
請求項2に係る発明によれば、枠体の下枠と框体の下框との間において、可燃ガスの流出を招く穴や隙間を塞ぐことができる。
さらに、請求項3の発明に係るサッシは、前記ホルダ部材を前記枠体を構成する枠部材装着させる係止部材を備えたことを特徴として構成されている。
請求項3に係る発明によれば、ホルダ部材を容易に枠部材装着することができる。
さらにまた、請求項4の発明に係るサッシは、前記ホルダ部材は前記枠体を構成する枠部材表面形状に沿う外形部を備え、該外形部に前記加熱発泡材を係止する保持部が形成されることを特徴として構成されている。
請求項4に係る発明によれば、加熱発泡材をホルダ部材に対して容易に固定できると共に、粘着テープ等を用いる必要がないようにすることができる。
そして、請求項5の発明に係るサッシは、前記凹状部に対して前記外形部が嵌合することで前記ホルダ部材が係止されることを特徴として構成されている。
請求項5に係る発明によれば、他に部品を用いることなくホルダ部材を枠部材固定することができる。
そして、請求項の発明に係るサッシは、前記下枠は、内障子の室内側面と対向する室内延出壁を備え、該室内延出壁と内レール部とで前記凹状部を形成すると共に、該凹状部に前記ホルダ部材が係止されることを特徴として構成されている。
請求項に係る発明によれば、下枠の内レール部より室内側の領域に対して、加熱発泡材を容易に取付けることができる。
また、請求項の発明に係るサッシは、前記枠体を構成する上枠は、内障子を案内する上内レール部と、外障子を案内する上外レール部とを備え、該上外レール部と前記上内レール部との間に前記凹状部が形成されると共に、該凹状部に前記ホルダ部材が係止されることを特徴として構成されている。
請求項に係る発明によれば、上枠の上外レール部と上内レール部の間の領域に対し、加熱発泡材を容易に取付けることができる。
本発明に係るサッシによれば、加熱発泡材をホルダ部材に設けたので、経年劣化による脱落を防止することができる。また、ホルダ部材を介して加熱発泡材を設けたため、新設の専用サッシ枠でなくても、既設のサッシ枠にも加熱発泡材を設置することができる。
本実施形態におけるサッシの縦断面図である。 サッシの横断面図である。 図1のうち下枠長手方向中央部付近の拡大図である。 図1のうち下枠長手方向端部付近の拡大図である。 下枠の斜視図である。 下枠と下端部ホルダ部材の分解斜視図である。 火災発生時の状態における下枠の端部付近拡大断面図である。 下中央ホルダ部材の斜視図である。 下中央ホルダ部材の取付前の状態における下枠の斜視図及び下枠の断面図である。 下中央ホルダ部材の取付中における下枠の断面図である。 下中央ホルダ部材の固定前の状態における下枠の斜視図である。 風止板を固定した下枠の断面図と図12(a)のA−A断面図である。 火災発生時における下枠中央部付近の拡大断面図である。 下枠と下室内端部ホルダ部材の分解斜視図である。 火災発生時の状態におけるサッシの横断面図である。 上枠と上中央ホルダ部材の分解斜視図である。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には本実施形態におけるサッシの縦断面図を、図2にはサッシの横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態のサッシは、上枠10と下枠11及び左右の縦枠12,12を方形状に枠組みしてなる枠体1内に内障子2と外障子3を引き違い状に納めた引き違いサッシである。内障子2と外障子3は、上框20と下框21、枠側縦框22及び召合わせ框23を方形状に框組みしてなる框体4内にガラス板からなるパネル体5を納めてなる。
枠体1を構成する上枠10の内周面には、内障子2と外障子3をそれぞれ案内する室内外2条の上レール部10aが長手方向に沿って形成されている。また、下枠11の内周面には、内障子2と外障子3をそれぞれ案内する室内外2条のレール部11aが長手方向に沿って形成されている。
内障子2が配置される側の縦枠12の内周面には、内障子2の外周面と対向する位置にフィン部12aが形成され、外障子3が配置される側の縦枠12の内周面には、外障子3の外周面と対向する位置にフィン部12aが形成される。
框体4を構成する上框20の上側には、上枠10の上レール部10aに案内される凹状の案内溝20aが形成されている。下框21の下側には、下枠11のレール部11aに載置されて障子を走行自在とする戸車21aが設けられている。
枠側縦框22は、室内側面の外周端部が外周側に延出された室内延出部22aと、室外側面の外周端部が外周側に延出された室外延出部22bとを有し、室内延出部22a及び室外延出部22bで囲まれた領域により縦枠12のフィン部12aを飲み込んでいる。
サッシ下辺の構成につき詳細に説明する。図3と図4には、図1のうち下枠11付近の拡大図を示している。図3は、下枠11のうち長手方向中央部付近の断面図となっている。また、図4には、下枠11のうち長手方向端部付近の断面図を示している。下枠11の内障子2を案内するレール部11aには、室外側に向かって伸びる室外延出壁11bが形成され、その先端部には長手方向に沿って気密材11cが設けられて外障子3の下框21室内側面に対して当接する。そして、室外延出壁11bと内障子2を案内するレール部11a及び下枠11の内周面によって、室外側に向かって開口する断面凹形状の室外凹状部11dが形成されている。
下枠11の室内側面には、内障子2の室内側面と対向する位置まで立ち上がる室内延出壁11eが形成されており、その先端部には気密材11fが保持されて内障子2の室内側面に対し当接する。室内延出壁11eと下枠11の内周面及び内障子2を案内するレール部11aによって、上方に向かって開口する断面凹形状の室内凹状部11gが形成されている。
図5には、下枠11の斜視図を示している。この図に示すように、下枠11の室外凹状部11dには、一方の端部に下端部ホルダ部材13が固定され、中央部には下中央ホルダ部材14が固定されている。また、下枠11の室内凹状部11gには、下端部ホルダ部材13とは反対側の端部に下室内端部ホルダ部材15が固定されている。
各ホルダ部材につき説明する。図6には、下枠11と下端部ホルダ部材13の分解斜視図を示している。下端部ホルダ部材13は樹脂材からなり、下枠11の室外凹状部11dの表面形状に略沿う外形部13aを備えている。外形部13aには、室外側に面する垂直面部13dにシート状の加熱発泡材13cを保持できるように保持部13bが形成されている。保持部13bは、垂直面部13dと加熱発泡材13cの厚み分だけ離隔した爪状に形成されている。
加熱発泡材13cを保持した下端部ホルダ部材13は、下枠11の端部から室外凹状部11dに対して挿入される。下端部ホルダ部材13の外形部13aは、室外凹状部13dの表面形状に略沿う形状を有しているから、室外凹状部13dに対し弾性的に圧入することができる。これにより、加熱発泡材13cを所定位置に容易に配置することができる。
図7には、火災発生時の状態における下枠11の端部付近拡大断面図を示している。下端部ホルダ部材13に保持された加熱発泡材13cは、火災発生時には発泡して室外凹状部11d及びその室外側領域を充填し、外障子3の枠側縦框22の下端部と下枠11の内周面との間の隙間を閉塞する。また、この加熱発泡材13cは、外障子3の枠側縦框22の室内側面に生じる隙間も閉塞する。図2に示すように、枠側縦框22の室内側面には、引き手となる凹部22cが長手方向に沿って形成されている。
框体4は、枠側縦框22と召合わせ框23の下端部側面に下框21の両端面が突き合わされ連結されるため、枠側縦框22の凹部22cは框体4の下端部まで達している。下框21の室内側面には、前述のように室外延出壁11bに保持された気密材11cが長手方向に沿って当接しており、枠側縦框22の室内側面には、縦枠12に保持された気密材12bが長手方向に沿って当接している。
框体4の気密性確保のためには、下辺の気密ラインと縦辺の気密ラインを連続させる必要があるので、下枠11の気密材11cは縦枠12の気密材12bの位置まで設けられていて、端部付近では枠側縦框22の室内側面に当接する。枠側縦框22の室内側面には、前述のように下端部まで凹部22cが形成されているので、この部分の気密ラインを連続させるため、凹部22cを埋めるような樹脂部品22dが下端部には設けられている。
しかし、凹部22c下端部の樹脂部品22dは、火災発生時には溶融して脱落する。これに対し、下枠11の室外凹状部11dに配置される加熱発泡材13cが発泡して枠側縦框22の室内側面まで達することで、凹部22cも加熱発泡材13cで埋めることができるので、ここに隙間を発生させないようにすることができる。
図8には、下中央ホルダ部材14の斜視図を示している。下中央ホルダ部材14は、樹脂材からなり、下枠11の室外凹状部11dの表面形状に略沿う外形部14aを備えている。外形部14aには、室外側に面する垂直面部14dにシート状の加熱発泡材14cを保持できるように保持部14bが形成されている。また、垂直面部14dの上端中央位置には、室外側に向かって突出状の係合部14eが形成されている。
図9には、下中央ホルダ部材14の取付前の状態における下枠11の斜視図(図9(a))及び下枠11の断面図(図9(b))を示している。図9(a)に示すように、下枠11の中央部には、室外延出壁11bに切欠部11hが形成され、その側方には室外延出壁11bに形成された露出孔11iを有している。下中央ホルダ部材14は、係合部14eの位置を室外延出壁11bの切欠部11hの位置に合わせて、図9(b)に示すように室外凹状部11dに対して室外側から挿入される。
図10には、下中央ホルダ部材14の取付中における下枠11の断面図を示している。この図に示すように、室外凹状部11dに挿入された下中央ホルダ部材14は、回転されることで室外凹状部11dに対し係止される。これに伴い、下中央ホルダ部材14の垂直面部14dに保持された加熱発泡材14cが、内障子2を案内するレール部11aの室外側に配置されて室外側に面する。
図11には、下中央ホルダ部材14の固定前の状態における下枠11の斜視図を示している。下中央ホルダ部材14を下枠11の室外凹状部11dに係止させた状態では、下枠11の長手方向における固定がされていない。下中央ホルダ部材14を室外凹状部11dに係止させたら、図10に示すように下中央ホルダ部材14の係合部14eが室外延出壁11bに形成された露出孔11iの位置となるように、下中央ホルダ部材14を下枠11の長手方向にスライドさせる。
その上で、露出孔11iに露出した係合部14eに対し、風止板17が係合固定される。図12には風止板17を固定した下枠11の断面図(図12(a))と図12(a)のA−A断面図(図12(b))を示している。図12(a)に示すように、風止板17は下面側に係合部17aを有し、下枠11の室外延出壁11bの上面に配置される。図12(b)に示すように、風止板17の係合部17aが露出孔11iを介して下中央ホルダ部材14に対して係合することにより、下中央ホルダ部材14は下枠11の長手方向にも固定される。
図13には、火災発生時における下枠中央部付近の拡大断面図を示している。下中央ホルダ部材14に保持された加熱発泡材14cは、火災発生時には発泡して室外凹状部11d及びその室外側領域を充填し、内障子2と外障子3の召合わせ部分下端における隙間を閉塞する。これにより、例えば下框21に設けられる戸車21aなどの樹脂材が溶融して発生する可燃性ガスが、内障子2と外障子3の召合わせ部分の領域を上下方向に伝わったり、または下枠12の長手方向に伝わって室内外にそれぞれ侵入することを防止することができる。
図14には、下枠11と下室内端部ホルダ部材15の分解斜視図を示している。下室内端部ホルダ部材15は、樹脂材からなり、下枠11の室内凹状部11gの表面形状に略沿う外形部15aを備えている。外形部15aには、上側に面する水平面部15dにシート状の加熱発泡材15cを保持できるように保持部15bが形成されている。
加熱発泡材15cを保持した下室内端部ホルダ部材15は、下枠11の端部から室内凹状部11gに対して挿入される。下室内端部ホルダ部材15の外形部15aは、室内凹状部11gの表面形状に略沿う形状を有しているから、室内凹状部11gに対し弾性的に圧入することができる。これにより、加熱発泡材15cを所定位置に容易に配置することができる。
図7に示すように、下室内端部ホルダ部材15に保持された加熱発泡材15cは、火災発生時には発泡して室内凹状部11g内の領域を充填し、内障子2の枠側縦框22の下端部と下枠11の内周面との間の隙間を閉塞する。また、下端部ホルダ部材13の加熱発泡材13cと同様に、内障子2の枠側縦框22に形成された凹部22cの下端部も閉塞することができる。
図15には、火災発生時の状態におけるサッシの横断面図を示している。この図に示すように、下端部ホルダ部材13が保持していた加熱発泡材13cは、内障子2を案内するレール部11aから外障子3の凹部22cを含む室内側面までの領域を覆って、特に枠体1側の気密材と当接しない凹部22cの部分の穴を塞ぐことができる。また、下中央ホルダ部材14が保持していた加熱発泡材14cは、内障子2と外障子3の召合わせ部分において、内障子2が案内されるレール部11aより室外側の領域を覆って、召合わせ下端部を塞ぐことができる。さらに、下室内端部ホルダ部材15が保持していた加熱発泡材15cは、下枠11の室内端部から内障子2の凹部22cを含む室内側面までの領域を覆って、特に枠体1側の気密材と当接しない凹部22cの部分の穴を塞ぐことができる。
図1に示すように、上枠10の内障子2を案内する上レール部10aと外障子3を案内する上レール部10aとの間には、上中央ホルダ部材16が配置される。上中央ホルダ部材16は、上枠10の長手方向中央部に配置される。図16には、上枠10と上中央ホルダ部材16の分解斜視図を示している。
上中央ホルダ部材16は、樹脂材からなり、上枠10の内障子2を案内する上レール部10aと外障子3を案内する上レール部10aとの間に形成された上凹状部10bの表面形状に略沿う外形部16aを備えている。外形部16aには、下側に面する水平面部16dにシート状の加熱発泡材16cを保持できるように保持部16bが形成されている。
加熱発泡材16cを保持した上中央ホルダ部材16は、上枠10の端部から上凹状部10bに対して挿入される。上中央ホルダ部材16の外形部16aは、上凹状部10bの表面形状に略沿う形状を有し、両端部は上凹状部10bの内壁面と若干重なり合う寸法に形成されているから、上凹状部10bに対し圧入することで、上枠10に対して固定すると共に、長手方向に対する移動も規制することができる。これにより、加熱発泡材16cを所定位置に容易に配置することができる。なお、本実施形態では上中央ホルダ部材16を圧入により固定しているが、カシメ固定など他の固定方法であってもよい。
上中央ホルダ部材16に保持された加熱発泡材16cは、火災発生時には発泡して上凹状部10b内の領域を充填し、内障子2と外障子3の召合わせ部分上端部に生じる隙間を閉塞する。
このように、加熱発泡材を保持したホルダ部材を、枠体1を構成する枠部材に係止固定自在としたことにより、加熱発泡材の固定に粘着テープ等を用いる必要がなく、経年劣化による脱落を防止でき、また、枠部材に加熱発泡材の固定のための加工を行う必要もないので、容易に加熱発泡材を所定位置に固定することができる。
各ホルダ部材は、樹脂材からなるので、弾性的に係止させることが可能であると共に、安価に形成することができる。また、火災発生時に高温になるとホルダ部材は溶融するが、加熱発泡材によって覆われてしまうので、樹脂材が流出して発火することは防止される。ホルダ部材は、樹脂材で形成されるものには限られず、金属材や、樹脂材と金属材の複合材であってもよい。なお、樹脂材でホルダ部材を形成する場合には、難燃性の材料を用いることが望ましい。
本実施形態では、加熱発泡材を枠部材に対して固定するものについて説明したが、框部材に対して固定する場合にも、ホルダ部材と加熱発泡材を一体化して取付けることが可能である。また、加熱発泡材のホルダ部材に対する固定手段は、係止に限られず、一対の壁の間に挟持されるなどの手段によってもよい。また、ホルダ部材は、枠部材または框部材に収納されるようにして装着されてもよいし、枠部材の内周面上に載置されるものであってよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。本実施形態では、引き違いサッシに本発明を適用したものを示したが、開き窓や嵌め殺し窓など他の種類のサッシであってもよい。
1 枠体
2 内障子
3 外障子
4 框体
5 パネル体
10 上枠
10a 上レール部
10b 上凹状部
11 下枠
11a レール部
11d 室外凹状部
11g 室内凹状部
12 縦枠
12a フィン部
13 下端部ホルダ部材
13a 外形部
13b 保持部
13c 加熱発泡材
13d 垂直面部
14 下中央ホルダ部材
14a 外形部
14b 保持部
14c 加熱発泡材
15 下室内端部ホルダ部材
15a 外形部
15b 保持部
15c 加熱発泡材
16 上中央ホルダ部材
16a 外形部
16b 保持部
16c 加熱発泡材

Claims (7)

  1. 建物開口部に設けられる枠体内に障子を納めてなるサッシにおいて、
    前記枠体を構成する下枠は、下枠の内周面から上方に立ち上がる垂直面部と、前記障子を案内するレール部と、前記垂直面部から室外側に伸び先端部が前記障子の室内側面と対向する室外延出壁とを備え、
    前記室外延出壁と前記垂直面部とで凹状部を形成すると共に、該凹状部に、加熱時に発泡する加熱発泡材を有するホルダ部材が係止されていることを特徴とするサッシ。
  2. 前記加熱発泡材は、前記枠体を構成する下枠の内周面と気密材を有する前記室外延出壁及び前記障子を構成する縦框の下端部とで囲まれる空間を閉塞可能であることを特徴とする請求項1記載のサッシ。
  3. 前記ホルダ部材を前記枠体を構成する枠部材に装着させる係止部材を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のサッシ。
  4. 前記ホルダ部材は前記枠体を構成する枠部材の表面形状に沿う外形部を備え、該外形部に前記加熱発泡材を係止する保持部が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のサッシ。
  5. 前記凹状部に対して前記外形部が嵌合することで前記ホルダ部材が係止されることを特徴とする請求項4記載のサッシ。
  6. 前記下枠は、内障子の室内側面と対向する室内延出壁を備え、該室内延出壁と内レール部とで前記凹状部を形成すると共に、該凹状部に前記ホルダ部材が係止されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のサッシ。
  7. 前記枠体を構成する上枠は、内障子を案内する上内レール部と、外障子を案内する上外レール部とを備え、該上外レール部と前記上内レール部との間に前記凹状部が形成されると共に、該凹状部に前記ホルダ部材が係止されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のサッシ。
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