JP2014028448A - テープ印刷装置、テープカートリッジ、およびテープ印刷装置の制御方法 - Google Patents

テープ印刷装置、テープカートリッジ、およびテープ印刷装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】テープカートリッジの属性情報を、セットした状態で読み取り可能なテープカートリッジおよびこれに印刷を行うテープ印刷装置を提供する。
【解決手段】テープ印刷装置1は、テープカートリッジ2に備わるインクリボンRを用いて、印刷データをテープTに印刷する印刷ヘッド(サーマルヘッド15)と、印刷ヘッドを用い、インクリボンRに対して、テープTの属性情報をコード化したコード画像を記録する属性情報記録部(制御部、搬送駆動部、搬送機構、ヘッド駆動部、サーマルヘッド15)と、を備える。テープカートリッジ2は、インクリボンRと、テープTと、を有し、インクリボンRには、テープTの属性情報をコード化したコード画像を、インクリボンRの延在方向の任意の位置において読み取りできるように記録することが可能な記録領域を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、テープ印刷装置、テープカートリッジ、およびテープ印刷装置の制御方法に関する。
従来、文字列等を含んだ文書データに基づく画像を、テープ(ラベル)状印刷媒体に印刷するテープ印刷装置が知られている。また、テープ状印刷媒体(印字媒体)として、非印字面(非印刷面)に複数の磁気マークで構成された印字制御情報を設けたもの、およびこの印字媒体に感熱印刷を行うラベルプリンター(テープ印刷装置)が、知られている(特許文献1参照)。ここで、印字媒体は、帯状の台紙上にラベル片を連続的に貼着したものであり、台紙の裏面(非印字面)には、種々の幅からなる複数本の磁気マークと、これらの間隔からなる複数のスペース部と、により構成された印字制御情報が、ラベル片のピッチに従って形成されている。一方、ラベルプリンターは、印字媒体を供給する供給手段と、データ入力手段と、入力したデータに基づいて印字媒体に印字する印字手段と、印字媒体の印字制御情報を読み取る磁気検出用センサーと、磁気検出用センサーの読取り結果に基づいて印字手段を制御する制御手段と、を備えている。磁気検出用センサーは、印字媒体の印字制御情報を読み取り、これに基づいて、制御手段は、印字媒体の種類、印字速度、印字濃度等を判断し、印字手段の駆動を制御する。
特開2001−180134号公報
このような、従来の印字媒体およびラベルプリンターでは、種々の幅からなる複数本の磁気マークと、これらの間隔からなる複数のスペース部と、が印字媒体の送り方向に並んでいるため、磁気検出用センサーで印字制御情報を読み取るときに、印字手段のプラテンローラーにより印字媒体を送る必要がある。すなわち、印字媒体をラベルプリンターにセットした状態では、電源をオンしても印字制御情報を読み取ることができず、印刷を開始(印字媒体送りを開始)してからでないと、適切な印字制御が行えないという問題があった。
また、このような印字媒体では、製造工程において、非印字面に予め磁気マークを印刷記録するための工程が必要となり、製造工程が複雑化するという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るテープ印刷装置は、テープカートリッジに備わるテープ状印刷媒体に印刷を行うテープ印刷装置であって、前記テープカートリッジに備わるインクリボンを用いて、画像情報に基づいて生成された印刷データを前記テープ状印刷媒体に印刷する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを用い、前記インクリボンに対して、前記テープ状印刷媒体の属性情報をコード化したコード画像を記録する属性情報記録部と、を備えることを特徴とする。
このようなテープ印刷装置によれば、属性情報記録部は、印刷ヘッドを用いて、インクリボンに対して、テープ状印刷媒体の属性情報のコード画像を記録する。これにより、テープ印刷装置が属性情報のコード画像を記録するため、インクリボンに予め属性情報を記録しておく必要性をなくすことが可能になる。
[適用例2]上記適用例に係るテープ印刷装置において、前記印刷ヘッドの媒体送り方向下流側に配設された所定のセンサーをさらに備え、前記インクリボンに記録された前記コード画像は、前記所定のセンサーにより、任意のタイミングで読み取り可能に構成されていることを特徴とする。
このようなテープ印刷装置によれば、印刷ヘッドの媒体送り方向下流側に、インクリボンに記録されたコード画像を読み取る所定のセンサーが配設される。そして、コード画像は、所定のセンサーにより、任意のタイミングで読み取り可能に構成されている。これにより、印刷ヘッドでインクリボンに記録したコード画像を、所定のセンサーで読み取ることが可能になる。そして、テープ状印刷媒体を送ることなく、任意のタイミングで、所定のセンサーは、属性情報を読み取ることができる。
[適用例3]上記適用例に係るテープ印刷装置において、前記所定のセンサーで読み取った前記コード画像をデコードして前記テープ状印刷媒体の前記属性情報を解析する属性情報解析部と、前記属性情報解析部によって解析された前記属性情報に基づいた第2の属性情報を生成する属性情報生成部と、前記属性情報生成部によって生成された前記第2の属性情報をコード化して、第2のコード画像を生成するコード画像生成部と、をさらに有し、前記属性情報記録部は、前記コード画像生成部によって生成された前記第2のコード画像を、前記印刷ヘッドを用いて、前記インクリボンに記録することを特徴とする。
このようなテープ印刷装置によれば、属性情報解析部は、所定のセンサーで読み取ったコード画像をデコードして属性情報を解析する。属性情報生成部は、解析された属性情報に基づいた第2の属性情報を生成する。コード画像生成部は、第2の属性情報をコード化して、第2のコード画像を生成する。属性情報記録部は、第2のコード画像を、印刷ヘッドを用いて、インクリボンに記録する。これにより、所定のセンサーで読み取った属性情報に基づいて第2の属性情報を生成することができる。そして、第2の属性情報をコード化した第2のコード画像をインクリボンに記録することができる。よって、属性情報に基づいた第2の属性情報をインクリボンに記録し続けることが可能となる。
[適用例4]上記適用例に係るテープ印刷装置において、前記所定のセンサーは、前記インクリボンに記録される前記印刷データに基づく印刷画像を読み取り可能とし、前記所定のセンサーが読み取った前記印刷画像と前記印刷データとを比較し、印刷結果の適否を判定する判定部をさらに備えることを特徴とする。
このようなテープ印刷装置によれば、判定部は、所定のセンサーが読み取った印刷画像と印刷データとを比較し、印刷結果の適否を判定する。これにより、印刷が正常に行われているか否かを判定することが可能となる。
[適用例5]本適用例に係るテープカートリッジは、インクリボンと、テープ状印刷媒体と、を有するテープカートリッジであって、前記インクリボンには、前記テープ状印刷媒体の属性情報をコード化したコード画像を、前記インクリボンの延在方向の任意の位置において読み取りできるように記録することが可能な記録領域を有することを特徴とする。
このようなテープカートリッジによれば、インクリボンにはテープ状印刷媒体の属性情報のコード画像を、延在方向の任意の位置において読み取りできるように記録可能な記録領域を有する。これにより、インクリボンに属性情報のコード画像を記録することが可能になるため、インクリボンに予め属性情報を記録しておく必要性をなくすことが可能になる。そして、テープ状印刷媒体を送ることなく、属性情報を読み取ることが可能となる。
[適用例6]上記適用例に係るテープカートリッジにおいて、前記インクリボンの前記記録領域には、前記属性情報の初期値を記録する初期値記録領域を有することを特徴とする。
このようなテープカートリッジによれば、記録領域には、属性情報の初期値を記録する初期値記録領域を有する。これにより、インクリボンに属性情報の初期値を記録することにより、当該初期値に基づいて、属性情報を記録することが可能になる。
[適用例7]上記適用例に係るテープカートリッジにおいて、前記属性情報の初期値は、テープ種別情報を含むことを特徴とする。
インクリボンにコード画像として記録される属性情報の初期値は、テープ種別情報を含む。そして、初期値に基づいて、テープ種別情報を記録領域に記録することが可能になる。これにより、テープ状印刷媒体に印刷を行う際の条件決定に、テープ種別情報を用いることができる。
[適用例8]上記適用例に係るテープカートリッジにおいて、前記属性情報の初期値は、テープ残量情報を含むことを特徴とする。
インクリボンにコード画像として記録される属性情報の初期値は、テープ残量情報を含む。そして、初期値に基づいて、テープ残量情報を更新し記録領域に記録することが可能になる。これにより、テープ状印刷媒体の残量を認識することが可能になる。
[適用例9]上記適用例に係るテープカートリッジにおいて、前記属性情報の初期値は、前記テープカートリッジが真正品か否かを識別する認証情報を含むことを特徴とする。
インクリボンにコード画像として記録される属性情報の初期値は、テープカートリッジが真正品か否かを識別する認証情報を含む。そして、初期値に基づいて、認証情報を記録領域に記録することが可能になる。これにより、テープカートリッジが真正品か否かを認識することが可能になる。
[適用例10]上記適用例に係るテープカートリッジにおいて、前記属性情報は、前記テープカートリッジを使用開始した日時情報を含むことを特徴とする。
インクリボンにコード画像として記録される属性情報は、テープカートリッジを使用開始した日時情報を含む。つまり、テープカートリッジの使用開始日時情報を記録領域に記録することが可能になる。これにより、テープカートリッジの使用開始した日時を認識することが可能になる。また、現在の日時情報との差を算出することで、テープカートリッジの使用開始からの時間を認識することが可能になる。
[適用例11]本適用例に係るテープ印刷装置の制御方法は、テープカートリッジに備わるインクリボンを用いて、画像情報に基づいて生成された印刷データをテープ状印刷媒体に印刷する印刷ヘッドを有するテープ印刷装置の制御方法であって、前記印刷ヘッドを用い、前記インクリボンに対して、前記テープ状印刷媒体の属性情報をコード化したコード画像を記録する属性情報記録ステップを有することを特徴とする。
このようなテープ印刷装置の制御方法によれば、テープ印刷装置が自ら属性情報のコード画像を記録するため、インクリボンに予め属性情報を記録しておく必要性をなくすことが可能になる。
実施形態のテープ印刷装置を示す斜視図。 実施形態のテープ印刷装置を示す斜視図。 テープ印刷装置の回路構成を示すブロック図。 テープカートリッジがカートリッジ装着部に装着されている状態を表す説明図。 インクリボンとサーマルヘッドとラインセンサーとを表す説明図であり、(a)は、インクリボンの先頭部分を表す説明図、(b)は、インクリボンの途中部分を表す説明図。 テープ印刷装置の電源投入時の属性情報読取処理のフローチャート。 テープ印刷装置の印刷開始時の属性情報読取処理のフローチャート。 テープ印刷装置の印刷中の属性情報記録処理のフローチャート。 インクリボンとサーマルヘッドとラインセンサーとを表す説明図であり、(a)は、インクリボンの先頭部分を表す説明図、(b)は、インクリボンの途中部分を表す説明図。 テープ印刷装置の電源投入時の属性情報読取処理のフローチャート。 テープ印刷装置の印刷中の属性情報記録処理のフローチャート。 印刷結果の適否判定処理のフローチャート。
以下、実施形態について説明する。
本実施形態では、テープ状印刷媒体(以降、単に「テープ」と呼ぶ。)およびインクリボンを有するテープカートリッジと、当該テープカートリッジを装着して印刷操作を行うことによって、テープに印刷することが可能なテープ印刷装置と、について説明する。
図1および図2は、本実施形態のテープ印刷装置を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、テープ印刷装置1は、本体が筐体10に収容された構成を有しており、筐体10の上面手前側には、キーボード11が備えられている。キーボード11は、文字列の入力等、ユーザーによる各種入力操作を受け付ける入力部であり、仮名、漢字、アルファベット、数字、および記号等からなる文字列を入力可能な多数の文字キーと、テープ印刷装置1に対して各種動作を指示するための複数の制御キーとを有している。キーボード11が備える制御キーには、電源のオンとオフとを切り替えるための電源キー、入力した仮名を漢字に変換するための変換キー、入力した文字列等を確定させるための決定キー、カーソルの移動等に用いられるカーソルキー、印刷を実行させるための印刷キー等が含まれる。
筐体10の上面奥側には、液晶表示装置等からなる表示部12が備えられている。表示部12は、マトリクス状に配列された多数の画素で画像を形成するものであり、キーボード11から入力された文字の表示や、メニュー画面やメッセージ画面の表示等に用いられる。
筐体10の上面奥側には、表示部12に隣接して、テープカートリッジ2を装着するための凹部であるカートリッジ装着部13が形成されている。カートリッジ装着部13の開口部上には、開閉蓋14が開閉可能に備えられており、開閉蓋14を開放状態にすることによって、テープカートリッジ2を着脱することが可能となる。また、開閉蓋14には、透光性を有する確認窓14aが備えられており、カートリッジ装着部13にテープカートリッジ2が装着されているか否かを外部から視認可能になっている。カートリッジ装着部13の底面には、印刷ヘッドとしてのサーマルヘッド15や、搬送機構16(図3参照)を構成する回転軸16a,16bが設けられている。カートリッジ装着部13にテープカートリッジ2が装着されると、テープカートリッジ2に設けられた孔状のヘッド嵌合部21にサーマルヘッド15およびラインセンサー19が嵌合するとともに、プラテンローラー24および巻取りコア27に回転軸16a,16bがそれぞれ係合する。
テープカートリッジ2には、カートリッジケース20の内部に、ともに帯状のテープTとインクリボンRとが内蔵されている。テープTは、テープ印刷装置1の印刷媒体であり、PET(ポリエチレンテレフタレート)或いは紙材等からなる基材の裏面に接着剤層が形成され、それが剥離紙によって覆われた構成になっている。テープ印刷装置1は、テープTの幅や素材(基材の材質)、色等が異なる複数種類のテープカートリッジ2に対応可能であり、ユーザーは、用途や好みに応じたテープカートリッジ2を使用することができる。
インクリボンRは、熱転写型(熱溶融型)インクリボンである。本実施形態では、テープカートリッジ2に内蔵されたインクリボンRの長さは、当該テープカートリッジ2に内蔵されたテープTと同等とする。そして、インクリボンRの幅は、テープTよりも大きいものとし、テープTと重ならない領域には、テープカートリッジ2を識別するための属性情報をコード化したコード画像を記録可能としている。この領域が記録領域に相当する。
テープTに対して印刷を行う際には、サーマルヘッド15によって、インクリボンRのインク材を熱溶融させることで、インク材をテープTに転写させる。また、インクリボンRの記録領域に対してコード画像の記録を行う際にも、サーマルヘッド15によって、インクリボンRのインク材を熱溶融させて、インク材を剥がすことによって記録する。よって、テープTへの印刷データの印刷処理、およびインクリボンRへのコード画像の記録処理は、サーマルヘッド15によって、同時に且つ同様に実行することができる。
インクリボンRの記録領域に記録可能な属性情報としては、本実施形態では、テープ種別情報、テープ残量情報、真正品認証情報(認証情報)、およびテープカートリッジ2を使用開始した日時情報とする。なお、コード画像として記録される属性情報は、これらに限定されるものではなく、他の情報を記録することも可能である。
コード画像として記録された属性情報および印刷画像は、テープ印刷装置1のサーマルヘッド15の近傍に設けられたラインセンサー19によって、読み取ることができる。属性情報の読み取り処理についての詳細は後述する。
テープカートリッジ2をカートリッジ装着部13に装着すると、テープTの表面は、ヘッド嵌合部21において、インクリボンRを介してサーマルヘッド15と対向する。サーマルヘッド15には、テープTの長手方向(搬送方向)と直交する方向に1列に配列された多数の発熱素子(図示せず)が形成されており、各発熱素子を選択的に発熱させることにより、インクリボンRのインクがテープTの表面に転写(熱転写)される。つまり、テープTの表面には、発熱した発熱素子に対応する位置にドットが形成される。ここで、回転軸16a,16bを回転駆動すると、テープTとインクリボンRは搬送されて、テープTはカートリッジケース20の外部に排出され、インクリボンRはカートリッジケース20の内部で巻き取られる。そして、テープTとインクリボンRとを少しずつ搬送しながら上記の熱転写を繰り返すことにより、複数のドットで構成される画像がテープTの表面に印刷される。このとき、インクリボンRは、転写された部分のインクが剥離された状態となる。
筐体10の側面には、筐体10の外部とカートリッジ装着部13とを連通するスリット17が設けられており、カートリッジケース20から排出された印刷済みのテープTは、スリット17を通って筐体10の外部に向けて所定量だけ搬送される。筐体10の内部には、スリット17を横断するテープTを切断するためのカッターユニット18が配設されており、テープTの印刷済みの部位は、このカッターユニット18によって切り離され、テープ片(ラベル)としてスリット17の開口部(テープ排出口)から排出される。
図3は、テープ印刷装置1の回路構成を示すブロック図である。
図3に示すように、テープ印刷装置1は、上述したキーボード11、表示部12、サーマルヘッド15、回転軸16a,16b(図2参照)を含む搬送機構16、カッターユニット18、ラインセンサー19の他に、テープ印刷装置1の動作を統括制御する制御部30、表示部12に画像を表示させる表示駆動部41、サーマルヘッド15を発熱駆動するヘッド駆動部42、搬送機構16を駆動する搬送駆動部43、カッターユニット18を駆動するカッター駆動部44、計時を行う時計部50等を備えている。
制御部30は、コンピューターとして機能するものであり、互いにバス30aを介して接続されたCPU(Central Processing Unit)31、RAM(Random Access Memory)32、ROM(Read Only Memory)33、CGROM(キャラクタージェネレーターROM)34、入力インターフェイス(I/F)35、出力インターフェイス(I/F)36等を有している。
CPU31は、ROM33に記憶されている制御プログラムに従って動作し、テープ印刷装置1全体の各種動作を制御する。
RAM32は、揮発性の記憶装置で構成された記憶部であり、CPU31の各種処理結果や、キーボード11から入力された文字コード列、表示部12に表示させる表示画像データ、サーマルヘッド15に印刷させる印刷画像データ等を一時的に記憶する。また、文字コード列によって構成される文書データ等も記憶する。なお、これらの文書データ等は、不揮発性の記憶装置であるフラッシュメモリー等に記憶してもよい。
ROM33およびCGROM34は、マスクROMやフラッシュメモリー等の不揮発性の記憶装置で構成された記憶部であり、ROM33には、上述した制御プログラムや各種データ等が記憶されている。
CGROM34には、テープ印刷装置1で印刷可能な文字のフォントデータが記憶されている。フォントデータは、サーマルヘッド15に印刷させる文字や、表示部12に表示させる文字を生成するためのビットマップ形式のデータである。ビットマップ形式のフォントデータは多数のドットで構成されており、各ドットはサーマルヘッド15の発熱素子や表示部12の画素に対応する。CGROM34には、複数のフォントのフォントデータが記憶されており、CPU31は、フォントの種別、文字サイズおよび文字コードを指定することによって、対応するフォントデータをCGROM34から取得し、このフォントデータを用いて表示画像データおよび印刷画像データを形成する。なお、フォントデータとしては、種々の文字サイズに対応させやすいアウトライン形式のフォントデータを用いるようにしてもよい。
入力インターフェイス35には、キーボード11、ラインセンサー19、および時計部50が接続されている。ユーザーによりキーボード11が操作されると、キーボード11は、この操作を受け付けて、操作されたキーに対応するキー情報を、入力インターフェイス35を介してCPU31に出力する。
ラインセンサー19は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を、テープTの長手方向(搬送方向)と直交する方向に1列に配列した撮像素子アレイで構成されている。ラインセンサー19は、装着されたテープカートリッジ2のインクリボンRを撮像することにより、コード画像として記録されている属性情報(テープ種別情報、テープ残量情報、真正品認証情報、使用開始日時情報)および印刷画像を読み取り、入力インターフェイス35を介してCPU31に出力する。ラインセンサー19が、所定のセンサーに相当する。
時計部50は、カレンダー機能および時計機能を有しており、年月日および時刻を計時する。具体的には、時計部50は、リアルタイムクロックを有しており、内蔵バッテリー等で計時を行っている。計時する日時の情報は、現在の日時の情報として制御部30によって読み出される。
出力インターフェイス36には、表示駆動部41、ヘッド駆動部42、搬送駆動部43、およびカッター駆動部44が接続されており、これらは、CPU31の制御に基づいて、表示部12、サーマルヘッド15、搬送機構16、およびカッターユニット18をそれぞれ駆動する。
上記のように構成されたテープ印刷装置1において、ユーザーにより電源キーが操作されると、テープ印刷装置1は、動作を開始し、文字キーによる文字の入力や、制御キーによる各種指示が可能な状態となる。
ここで、ユーザーにより文字キーが操作されて文字が入力されると、キーボード11は、この入力を受け付けて制御部30にキー情報を出力する。制御部30は、キーボード11から入力されるキー情報に基づいて、入力された文字の文字コードを特定し、この文字コードをRAM32に記憶する。そして、この文字コードに対応するフォントデータをCGROM34から取得し、このフォントデータを用いて表示画像データを形成する。制御部30がこの表示画像データを表示駆動部41に供給すると、入力された文字が表示部12に表示される。そして、ユーザーが文字の入力を複数回繰り返せば、RAM32には、複数の文字コードを含んだ文字コード列(テキストデータ)が記憶され、表示部12には、複数の文字からなる文字列が表示される。
文字(文字列)が入力された後、ユーザーにより印刷キーが操作されると、テープ印刷装置1は、印刷処理を実行する。
ここで、テープカートリッジ2がテープ印刷装置1のカートリッジ装着部13に装着されている状態について説明する。
図4は、テープカートリッジ2がカートリッジ装着部13に装着されている状態を表す説明図である。
図4に示すように、テープカートリッジ2は、テープTの送出し口23を有するカートリッジケース20に、テープT、インクリボンRおよびプラテンローラー24を収容して、構成されている。テープTは、テープコア25に巻回され、送出し口23に向かって繰出し可能に構成されている。同様に、インクリボンRは、繰出しコア26に巻回され、サーマルヘッド15およびラインセンサー19の位置を経由して巻取りコア27に巻き取られるようになっている。一方、カートリッジケース20におけるサーマルヘッド15に対応する位置には、ヘッド嵌合部21(図2参照)が形成されおり、プラテンローラー24は、このヘッド嵌合部21に遊挿されたサーマルヘッド15に接触するように配設されている。
テープカートリッジ2がカートリッジ装着部13に装着されると、サーマルヘッド15とプラテンローラー24との間にテープTおよびインクリボンRが挟持される。印刷時には、テープTとインクリボンRとを併走させながら熱転写による印刷が行われる。サーマルヘッド15は、複数の発熱素子をテープ幅方向に列設した発熱素子アレイを有し、この発熱素子アレイの長さは、インクリボンRの幅に対応している。即ち、サーマルヘッド15は、発熱素子アレイを構成する複数の発熱素子を、印刷データに基づいて選択的に発熱駆動し、テープTの送りと同期させて1ラインずつのドット印刷を行う。さらに、インクリボンRの記録領域に対しても、複数の発熱素子を、属性情報を示すコード画像に基づいて選択的に発熱駆動し、テープTおよびインクリボンRの送りと同期させて1ラインずつのドットの記録を行う。
カートリッジ装着部13には、送りモーター(図示せず)と、送りモーターにより駆動し、プラテンローラー24および巻取りコア27を回転させる搬送機構16と、が内蔵されている。図示では省略するが、搬送機構16はギヤ列を有して構成されており、2つの最終ギヤには、カートリッジ装着部13内に突出する回転軸16aおよび16bが設けられている。テープカートリッジ2をカートリッジ装着部13に装着すると、プラテンローラー24が回転軸16aに、また巻取りコア27が回転軸16bに装着され、テープTの送りとインクリボンRの送りとが可能となる。
そして、この状態から、送りモーターを駆動すると、テープTとインクリボンRとがサーマルヘッド15およびラインセンサー19の位置で重なって併走する。ここでサーマルヘッド15を駆動することにより、テープTへの印刷およびインクリボンRへのコード画像の記録が行われる。サーマルヘッド15を通過したテープTは、テープカートリッジ2の送出し口23を経て、テープ排出口からテープ印刷装置1の外部に送り出される。一方、インクリボンRは、ラインセンサー19を通過して巻取りコア27に巻き取られる。
ラインセンサー19は、サーマルヘッド15のテープ送り方向下流側において、インクリボンRを横断するように配設されている。より具体的には、ラインセンサー19は、インクリボンRの送り方向に直交する方向に延在して配設されている。そして、インクリボンRにコード画像として記録された属性情報を読み取る。
また、ラインセンサー19は、インクリボンRの幅を検出することも可能である。これにより、インクリボンRの幅に基づいて、制御部30は、テープ幅情報を算出することが可能になる。さらに、ラインセンサー19は、インクリボンRの色情報を検出することも可能である。そして、制御部30は、テープ幅情報やインクリボンRの色情報を表示部12に表示させたり、印刷条件の決定に使用したりすることができる。
(実施例1)
ここで、属性情報として、テープ種別情報およびテープ残量情報が、テープカートリッジ2のインクリボンRに記録される態様について説明する。
図5は、インクリボンRとサーマルヘッド15とラインセンサー19とを表す説明図であり、(a)は、インクリボンRの先頭部分を表す説明図、(b)は、インクリボンRの途中部分を表す説明図である。
実施例1(図5)では、インクリボンRにコード画像として記録される属性情報は、テープ種別情報およびテープ残量情報である。テープ種別情報は固定的な情報であり、テープ残量情報は、可変情報である。
ラインセンサー19は、インクリボンRの幅に対応する長さを有しており、インクリボンRに対面し、リボン面に記録されているテープTの属性情報のコード画像および印刷画像を撮像して、読み取る。従って、ラインセンサー19の撮像素子アレイにおける読み取りの解像度は、属性情報および印刷画像における解像度に対し、同等か或いは高いものを用いる。
図5(a)に示すように、インクリボンRには、テープTの属性情報が記録される記録領域Aが設けられている。記録領域Aは、インクリボンRの幅方向において、テープTと重ならない部分に設けられている。そして、記録領域Aは、インクリボンRの延在方向に、先頭から末尾まで連続的に設けられている。記憶領域AのインクリボンRの先頭部分、即ちインクリボンRの先頭からサーマルヘッド15までの部分は、属性情報の初期値を表すコード画像が予め記録されている初期値記録領域A0としている。初期値記録領域A0以降の末尾までの部分は、サーマルヘッド15によってコード画像が記録される通常記録領域A1としている。
初期値記録領域A0には、属性情報の初期値を表すコード画像が予め記録されている。本実施形態では、属性情報の初期値を表すコード画像は、テープカートリッジ2の製造工程において、予め記録される。一方、通常記録領域A1には、テープカートリッジ2が未使用の状態では、何も記録されていない。印刷操作がなされると、図5(b)に示すように、サーマルヘッド15によって、印刷画像とともにテープTの属性情報を表すコード画像が、通常記録領域A1に順次記録される。
図5に示すように、テープ種別情報およびテープ残量情報は、インクリボンRの長さ方向に平行な複数行の線として記録される。テープ種別情報およびテープ残量情報は、その線の太さと数、および位置に基づいたビット情報によって表される。つまり、テープ種別情報は、バーコードのコード画像として記録されている。したがって、ラインセンサー19は、任意のタイミングで、そのテープ種別情報を読み取ることができる。同様に、テープ残量情報も、バーコードのコード画像として記録される。従って、ラインセンサー19は、任意のタイミングで、そのテープ残量(残り長さ)を読み取ることができるようになっている。
テープ種別情報には、例えばテープ幅情報、テープ色情報、テープ材質情報等が記録される。また、反転印刷用テープ(転写テープ)か否かを表す転写テープ情報を含んでもよい。なお、テープ種別情報に記録される情報は、これらに限定されるものではなく、他のテープ種別情報を記録してもよい。
次に、実施例1(属性情報としてテープ種別情報およびテープ残量情報が記録されている態様)において、テープ印刷装置1に電源が投入された際に行うテープTの属性情報の読み取り処理について説明する。この読み取り処理は、テープカートリッジ2を交換した際にも行われる。
図6は、テープ印刷装置1の電源投入時の属性情報読取処理のフローチャートである。
キーボード11に備わる電源キーが押下され、テープ印刷装置1に電源が投入されると、制御部30は、ラインセンサー19によって、インクリボンRに記録されているコード画像を読み取る(ステップS101)。そして、制御部30は、コード画像に基づいて属性情報(テープ種別およびテープ残量)を解析する(ステップS102)。このときの制御部30が、属性情報解析部に相当する。制御部30は、表示駆動部41に指示を出して、属性情報(テープ種別およびテープ残量)を表示させる(ステップS103)。そして、電源投入時の属性情報読取処理を終了する。
次に、実施例1(属性情報としてテープ種別情報およびテープ残量情報が記録されている態様)において、テープ印刷装置1が、印刷を開始する際に行うテープの属性情報の読み取り処理について説明する。
図7は、テープ印刷装置1の印刷開始時の属性情報読取処理のフローチャートである。
キーボード11に備わる印刷キーが押下され、テープ印刷装置1が印刷を開始する際に、制御部30は、ラインセンサー19によって、インクリボンRに記録されているコード画像を読み取る(ステップS201)。そして、制御部30は、コード画像に基づいて属性情報(テープ種別およびテープ残量)を解析する(ステップS202)。制御部30は、表示駆動部41に指示を出して、属性情報(テープ種別およびテープ残量)を表示させる(ステップS203)。そして、制御部30は、印刷するテープTの長さが、テープ残量以下か否かを判断する(ステップS204)。
印刷するテープ長さがテープ残量以下の場合(ステップS204:YES)、制御部30は、属性情報に基づいて、印刷速度や印刷濃度等の印刷条件を決定する(ステップS205)。そして、制御部30は、搬送駆動部43およびヘッド駆動部42に指示を出して、印刷を開始する(ステップS206)。そして、印刷開始時の属性情報読取処理を終了する。
印刷するテープ長さがテープ残量以下でない場合(ステップS204:NO)、制御部30は、表示駆動部41に指示を出して、テープ残量不足を表す警告画像を表示する(ステップS207)。そして、印刷開始時の属性情報読取処理を終了する。
次に、実施例1(属性情報としてテープ種別情報およびテープ残量情報が記録されている態様)において、テープ印刷装置1が、印刷中に1ライン毎に行うテープの属性情報の読み取りおよび記録処理について説明する。
図8は、テープ印刷装置1の印刷中の属性情報記録処理のフローチャートである。
キーボード11に備わる印刷キーが押下され、テープ印刷装置1が印刷を開始すると、制御部30は、ラインセンサー19によって、インクリボンRに記録されているコード画像を読み取る(ステップS301)。そして、制御部30は、コード画像に基づいて属性情報(テープ種別およびテープ残量)を解析する(ステップS302)。制御部30は、表示駆動部41に指示を出して、属性情報(テープ種別およびテープ残量)を表示させる(ステップS303)。
制御部30は、属性情報のテープ残量を1ライン分減算する(ステップS304)。制御部30は、テープ種別情報およびテープ残量情報をコード化してコード画像を生成する(ステップS305)。このテープ種別情報およびテープ残量情報が第2の属性情報に相当し、コード画像が第2のコード画像に相当する。また、このときの制御部30が、属性情報生成部およびコード画像生成部に相当する。
制御部30は、搬送駆動部43およびヘッド駆動部42に指示を出して、1ライン分の印刷データ(印刷画像)の印刷、およびコード画像の記録を行う(ステップS306)。このときの制御部30、搬送駆動部43、搬送機構16、ヘッド駆動部42、サーマルヘッド15が、属性情報記録部に相当する。そして、制御部30は、印刷データが終了したか否かを判断する(ステップS307)。
印刷データが終了していない場合(ステップS307:NO)、ステップS301に移行して、1ライン毎の印刷を続ける。印刷データが終了した場合(ステップS307:YES)、印刷中の属性情報記録処理を終了する。
(実施例2)
次に、属性情報として、真正品認証情報および使用開始日時情報が、テープカートリッジ2のインクリボンRに記録される態様について説明する。
図9は、インクリボンRとサーマルヘッド15とラインセンサー19とを表す説明図であり、(a)は、インクリボンRの先頭部分を表す説明図、(b)は、インクリボンRの途中部分を表す説明図である。
実施例2(図9)では、インクリボンRにコード画像として記録される属性情報は、真正品認証情報および使用開始日時情報である。真正品認証情報および使用開始日時情報は固定的な情報である。
図9(a)に示すように、インクリボンRには、テープTの属性情報が記録される記録領域Bが設けられている。記憶領域BのインクリボンRの先頭部分、即ちインクリボンRの先頭からサーマルヘッド15までの部分は、属性情報の初期値を表すコード画像が記録されている初期値記録領域B0である。初期値記録領域B0以降の末尾までの部分は、サーマルヘッド15によってコード画像が記録される通常記録領域B1である。
初期値記録領域B0は、属性情報の初期値を表すコード画像が予め記録される領域であるが、図9(a)に示すように、この例では、真正品認証情報は記録されているが、使用開始日時情報は記録されていない。使用開始日時情報は、テープカートリッジ2のテープTに最初に印刷を行う際に、テープ印刷装置1によって記録されるものとする。
図9に示すように、真正品認証情報および使用開始日時情報は、インクリボンRの長さ方向に平行な複数行の線として記録される。真正品認証情報および使用開始日時情報は、その線の太さと数、および位置に基づいたビット情報によって表される。つまり、真正品認証情報は、バーコードのコード画像として記録される。従って、ラインセンサー19は、任意のタイミングで、その真正品認証情報を読み取ることができるようになっている。真正品認証情報には、テープカートリッジ2が真正品か否かを認証するための情報が記録されている。同様に、使用開始日時情報は、バーコードのコード画像として記録される。したがって、ラインセンサー19は、任意のタイミングで、その使用開始日時情報を読み取ることができる。なお、使用開始日時情報は、初期値記録領域B0においては、読み取ることはできない。
次に、実施例2(属性情報として真正品認証情報および使用開始日時情報が記録されている態様)において、テープ印刷装置1に電源が投入された際に行うテープTの属性情報の読み取り処理について説明する。この読み取り処理は、テープカートリッジ2を交換した際にも行われる。
図10は、テープ印刷装置1の電源投入時の属性情報読取処理のフローチャートである。
キーボード11に備わる電源キーが押下され、テープ印刷装置1に電源が投入されると、制御部30は、ラインセンサー19によって、インクリボンRに記録されているコード画像を読み取る(ステップS401)。そして、制御部30は、コード画像に基づいて属性情報(真正品認証情報および使用開始日時情報)を解析する(ステップS402)。このときの制御部30が、属性情報解析部に相当する。そして、制御部30は、属性情報の真正品認証情報を参照して、テープカートリッジ2が真正品か否かを判断する(ステップS403)。
テープカートリッジ2が真正品であれば(ステップS403:YES)、制御部30は、属性情報に使用開始日時情報が記録されているか否かを判断する(ステップS404)。使用開始日時情報が記録されていれば(ステップS404:YES)、制御部30は、時計部50から現在の日時の情報を入力し、現在の日時から使用開始日時を減算して使用開始からの経過時間を算出する(ステップS405)。制御部30は、表示駆動部41に指示を出して、使用開始からの経過時間を表示させる(ステップS406)。そして、電源投入時の属性情報読取処理を終了する。
使用開始日時情報が記録されていなければ(ステップS404:NO)、使用開始からの経過時間の表示は行わず、電源投入時の属性情報読取処理を終了する。
テープカートリッジ2が真正品でない場合(ステップS403:NO)、制御部30は、表示駆動部41に指示を出して、テープカートリッジ2が真正品でない旨を表す警告画像を表示する(ステップS407)。そして、電源投入時の属性情報読取処理を終了する。
次に、実施例2(属性情報として真正品認証情報および使用開始日時情報が記録されている態様)において、テープ印刷装置1が、印刷中に1ライン毎に行うテープの属性情報の読み取りおよび記録処理について説明する。
図11は、テープ印刷装置1の印刷中の属性情報記録処理のフローチャートである。
キーボード11に備わる印刷キーが押下され、テープ印刷装置1が印刷を開始すると、制御部30は、ラインセンサー19によって、インクリボンRに記録されているコード画像を読み取る(ステップS501)。そして、制御部30は、コード画像に基づいて属性情報(真正品認証情報および使用開始日時情報)を解析する(ステップS502)。そして、制御部30は、属性情報の真正品認証情報を参照して、テープカートリッジ2が真正品か否かを判断する(ステップS503)。
テープカートリッジ2が真正品であれば(ステップS503:YES)、制御部30は、属性情報に使用開始日時情報が記録されているか否かを判断する(ステップS504)。使用開始日時情報が記録されていれば(ステップS504:YES)、制御部30は、時計部50から現在の日時の情報を入力し、現在の日時から使用開始日時を減算して使用開始からの経過時間を算出する(ステップS505)。制御部30は、表示駆動部41に指示を出して、使用開始からの経過時間を表示させる(ステップS506)。
制御部30は、真正品認証情報および使用開始日時情報をコード化してコード画像を生成する(ステップS507)。この真正品認証情報および使用開始日時情報が第2の属性情報に相当し、コード画像が第2のコード画像に相当する。また、このときの制御部30が、属性情報生成部およびコード画像生成部に相当する。
制御部30は、搬送駆動部43およびヘッド駆動部42に指示を出して、1ライン分の印刷データ(印刷画像)の印刷、およびコード画像の記録を行う(ステップS508)。そして、制御部30は、印刷データが終了したか否かを判断する(ステップS509)。
印刷データが終了していない場合(ステップS509:NO)、ステップS501に移行して、1ライン毎の印刷を続ける。印刷データが終了した場合(ステップS509:YES)、印刷中の属性情報記録処理を終了する。
使用開始日時情報が記録されていなければ(ステップS504:NO)、制御部30は、現在の日時を使用開始日時情報とする(ステップS510)。そして、ステップS507に移行して、コード画像を生成して、1ライン分の印刷データの印刷、およびコード画像の記録を行う。
テープカートリッジ2が真正品でない場合(ステップS503:NO)、制御部30は、表示駆動部41に指示を出して、テープカートリッジ2が真正品でない旨を表す警告画像を表示する(ステップS511)。そして、印刷中の属性情報記録処理を終了する。
次に、サーマルヘッド15によって印刷データおよびコード画像が印刷および記録されたインクリボンRをラインセンサー19によって読み取り、読み取った結果に基づいて印刷や記録が正常に行われているか否かを判定する処理について説明する。なお、この処理は、実施例1および実施例2のいずれでも行うことができる。
図12は、印刷結果の適否判定処理のフローチャートである。
印刷の際には、制御部30は、搬送駆動部43およびヘッド駆動部42に指示を出して、インクリボンRおよびテープTに、印刷データに基づく印刷画像の印刷と、インクリボンRに、属性情報に基づくコード画像の記録を行わせる(ステップS601)。ラインセンサー19は、インクリボンRに印刷および記録された印刷画像およびコード画像を読み取る(ステップS602)。制御部30は、印刷データおよび属性情報と、ラインセンサー19で読み取った結果とを1ラインずつ比較する(ステップS603)。そして、制御部30は、印刷結果および記録結果が正しい(正常)か否かを判断する(ステップS604)。このときの制御部30が、判定部に相当する。
印刷結果および記録結果が正しい場合(ステップS604:YES)、印刷結果の適否判定処理を終了する。印刷結果または記録結果が正しくない場合(ステップS604:NO)、制御部30は、表示駆動部41に指示を出して、印刷が正しく行われていない旨を表す警告画像を表示させる(ステップS605)。なお、これらの表示と併せて、ヘッドクリーニングや再印刷等の対応策を表示させるようにしてもよい。そして、印刷結果の適否判定処理を終了する。
上述した実施形態(実施例1,2)によれば、以下の効果が得られる。
(1)テープ印刷装置1は、サーマルヘッド15によって、テープカートリッジ2のインクリボンRにテープTの属性情報をコード化したコード画像を記録する。これにより、テープ印刷装置1によって属性情報のコード画像が記録されるため、インクリボンR全体に予め属性情報を記録しておく必要がないため、有益である。また、コード画像として記録するため、多くの情報が記録可能になる。
(2)テープ印刷装置1のサーマルヘッド15の媒体送り方向下流側には、インクリボンRに記録されたコード画像を読み取るラインセンサー19が配設される。これにより、サーマルヘッド15でインクリボンRに記録したコード画像を、ラインセンサー19で読み取ることができる。そして、サーマルヘッド15によって、コード画像として記録されるテープTの属性情報を読み取って、制御部30はテープ印刷装置1を制御することが可能になる。このように、ラインセンサー19の位置はサーマルヘッド15の媒体送り方向下流側であるため、インクリボンR上に記録されたコード画像を、常時読み取ることが可能である。また、コード画像は、バーコードの態様となっているので、テープTを送る(搬送する)ことなく、ラインセンサー19は、属性情報を読み取ることが可能となり、不必要にテープTを使ってしまう事態を避けることができるため、有益である。
(3)テープ印刷装置1は、ラインセンサー19で読み取ったコード画像をデコードして属性情報を解析し、その属性情報に基づく属性情報(第2の属性情報)を生成しコード化して、コード画像としてサーマルヘッド15を用いて、インクリボンRに記録する。ここで、属性情報がテープ種別情報、真正品認証情報および使用開始日時情報の場合は、解析した属性情報をそのままコード画像としてインクリボンRに記録する。よって、同一の属性情報をインクリボンRに記録し続けることが可能である。また、属性情報がテープ残量情報の場合は、解析した属性情報(テープ残量)を減算してコード画像を生成し、インクリボンRに記録する。よって、属性情報に減算処理を行いながら、インクリボンRに記録し続けることが可能である。このように、ラインセンサー19で読み取った属性情報に基づいて属性情報(第2の属性情報)をインクリボンRに記録し続けることが可能になるため、インクリボンR全体に予め属性情報を記録しておく必要がない。つまり、予めインクリボンRの延在方向の全ての記録領域にコード画像を印刷して記録しておく必要がないため、テープカートリッジ2の製造工程を簡易化することができる。
(4)テープ印刷装置1は、電源を投入した際や、テープカートリッジ2を交換した際に、属性情報を読み取ることが可能である。そして、属性情報を表示部12に表示して、ユーザーに認識させることができるため、利便性が向上する。
(5)テープ印刷装置1は、印刷開始時に属性情報を読み取る。これにより、印刷可否の判断や表示をしたり、印刷条件を決定したりすることができるため、有益である。
(6)テープカートリッジ2のインクリボンRには、テープTの属性情報のコード画像を記録可能な記録領域A,Bを有する。これにより、インクリボンRに属性情報のコード画像を記録することが可能であるため、インクリボンR全体に予め属性情報を記録しておく必要がない。また、記録領域A,Bは、テープTに熱転写印刷する領域外に配置されている。よって、コード画像の記録によって、テープTへの印刷に影響を与えることがないため、有益である。
(7)テープカートリッジ2のインクリボンRの記録領域A,Bには、属性情報の初期値が記録されている初期値記録領域A0,B0が設けられている。このように、インクリボンRに属性情報の初期値が記録されていることにより、テープ印刷装置1は、当該初期値に基づいて、属性情報を記録し続けることが可能になる。
(8)テープカートリッジ2のインクリボンRにコード画像として記録される属性情報およびその初期値には、テープ種別情報が含まれる。テープ印刷装置1は、インクリボンRにテープ種別情報を記録し続けることができる。これにより、テープ印刷装置1がテープTに印刷を行う際に、テープ種別情報に基づいて印刷条件を決定することができる。また、従来、テープカートリッジ2の外形によって、テープ種別を判別する態様が知られているが、本実施形態では、テープカートリッジ2の外形を共通化することが可能になる。さらに、テープカートリッジ2の外形を共通化すれば、テープ印刷装置1に、テープカートリッジ2の外形検出用のスイッチ等を設ける必要がなくなり、製品コストや製造コストの低減を図ることができる。
(9)テープカートリッジ2のインクリボンRにコード画像として記録される属性情報およびその初期値には、テープ残量情報が含まれる。テープ印刷装置1は、インクリボンRにテープ残量情報を更新(減算)しながら記録し続けることができる。これにより、テープ印刷装置1は、テープTの残量を表示して、ユーザーにテープ残量を認識させることが可能になる。さらに、テープ印刷装置1は、印刷開始時に、印刷するテープ長さがテープ残量以下でない場合に、テープ残量不足の警告画像を表示して、ユーザーに認識させることができる。また、印刷するテープ長さがテープ残量以下でない場合には、印刷を開始しないことによって、印刷中にテープTが足りなくなってしまう事態を避けることができるため、有益である。また、印刷中以外でも、テープ残量情報をリアルタイムで読み取り、テープ残量をリアルタイムで表示することも可能である。
また、テープカートリッジにメモリーIC等を搭載し、テープ残量(使用量)の情報を記録する態様も知られているが、本実施形態のようにインクリボンRにテープ残量情報を記録することで、製品コストの低減を図ることができる。
(10)テープカートリッジ2のインクリボンRにコード画像として記録される属性情報およびその初期値には、テープカートリッジ2が真正品か否かを識別する真正品認証情報が含まれる。テープ印刷装置1は、インクリボンRに真正品認証情報を記録し続けることができる。テープ印刷装置1は、この真正品認証情報を参照して、テープカートリッジ2が真正品か否かを識別する。そして、テープカートリッジ2が真正品でない場合には、テープ印刷装置1は、真正品でない旨の警告画像を表示したり、印刷を行わないようにしたりすることができるため、有益である。そして、ユーザーに真正品を使わせることによって、テープTの印刷品質を適正に維持させたり、テープ印刷装置1の耐久性を保ったりすることが可能となる。
(11)テープカートリッジ2のインクリボンRにコード画像として記録される属性情報には、テープカートリッジ2を使用開始した日時情報が含まれる。テープ印刷装置1は、テープカートリッジ2の使用開始日時情報を記録し続けることができる。そして、現在の日時から使用開始日時を減算することで、ユーザーにテープカートリッジ2の使用開始からの経過時間を認識させることが可能になる。これにより、ユーザーに、使用期限を過ぎたテープカートリッジ2を使わせないようにすることが可能になり、テープTの印刷品質を適正に維持させることが可能になる。
(12)テープ印刷装置1の制御部30は、ラインセンサー19が読み取った印刷画像およびコード画像と、印刷データおよび属性情報とを比較し、印刷結果および記録結果の適否を判定する。これにより、制御部30は、印刷および記録が正常に行われているか否かを判定することが可能となる。そして、正常に印刷や記録がなされていない場合に、警告画像を表示して、ユーザーに認識させることができる。例えば、サーマルヘッド15や搬送機構16等の故障、インクリボンRの不具合、テープTのジャミング等を検出(判定)し、通知することができる。
また、上述した実施形態は、上記機能を実現するためのプログラムをコンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやハードディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray Disc(登録商標)、光磁気ディスク、不揮発性メモリーカード、テープ印刷装置1の内部記憶装置(RAMやROM等の半導体メモリー)、および外部記憶装置(USB(Universal Serial Bus)メモリー等)等、前記コンピューターが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、テープ印刷装置1は、所定のセンサーとしてラインセンサー19を有するものしたが、所定のセンサーはラインセンサーに限定するものではなく、エリアセンサー等としてもよい。また、印刷結果の適否の判定処理を行わない場合には、ラインセンサー19はインクリボンRの幅に対応する長さを有しなくてもよく、属性情報をコード化したコード画像が読み取り可能であればよい。
(変形例2)上記実施形態では、テープカートリッジ2のインクリボンRの記録領域A,Bには、初期値記録領域A0,B0が設けられており、属性情報の初期値が記録されているものとしたが、初期値が記録されていない場合には、テープ印刷装置1は、その旨を表示部12に表示してもよい。そして、ユーザーに、キーボード11を使用して属性情報の初期値を入力させてもよい。これにより、テープ印刷装置1は、ユーザーにより入力された属性情報の初期値に基づくコード画像を、サーマルヘッド15によってインクリボンRに記録することができる。
(変形例3)上記実施形態では、テープカートリッジ2のインクリボンRには、属性情報をコード化したコード画像が、インク材を熱溶融することによってインク材が剥がされて記録されているものとしたが、属性情報のコード画像はこのような記録方法に限定するものではない。コード画像は、所定のセンサーにより読み取り可能に記録されていればよい。
(変形例4)上記実施形態では、印刷の開始時に、印刷するテープ長さがテープ残量以下でない場合に、テープ残量不足を表す警告画像を表示するものとしたが、印刷の開始時に限定するものではない。例えば、ユーザーが印刷するための文字や記号等をキーボード11によって入力している際に、随時、印刷した場合のテープ長さを算出し、テープ残量より長くなったときに、テープ残量不足を表す警告画像を表示してもよい。
(変形例5)上記実施形態では、テープTの属性情報としてテープカートリッジ2を使用開始した日時情報が記録されている場合、使用開始からの経過時間を表示するものとしたが、使用開始からの経過時間が、所定の経過時間(例えば開封からの使用期限)を過ぎていた場合には、その旨を表す警告画像を表示してもよい。また、使用開始した日時をそのまま表示してもよい。
(変形例6)上記実施形態では、テープTの属性情報としてテープカートリッジ2を使用開始した日時情報を記録する態様を示したが、インクリボンRの初期値記録領域に、テープカートリッジ2の製造日時情報を記録してもよい。こうすれば、現在の日時から製造日時を減算することで、製造日時からの経過時間を表示することができる。また、製造日時からの経過時間が、所定の経過時間(例えば製造からの使用期限)を過ぎていた場合には、その旨を表す警告画像を表示してもよい。また、製造日時をそのまま表示してもよい。
(変形例7)上記実施形態では、テープ印刷装置1の制御部30は、ラインセンサー19が読み取った印刷画像およびコード画像と、印刷データおよび属性情報とを比較し、印刷結果が正常か否かを判定するものとしたが、印刷画像またはコード画像のいずれか一方のみを比較して、印刷結果が正常か否かを判定してもよい。
(変形例8)上記実施形態では、属性情報として、テープ残量情報が記録されているが、テープカートリッジ2の使用を開始してから使用したテープの使用量である使用量情報を記録してもよく、未使用時のテープ長からテープTの使用量を減算することによってテープ残量を求めてもよい。この場合、未使用時のテープ長は、テープ種別情報として記録されていてもよいし、テープ幅情報およびテープ材質情報等に基づいてテープ印刷装置1が求めてもよい。
(変形例9)上記実施形態では、テープ印刷装置1は、テープ印刷装置1の内部で形成した印刷画像データやコード画像を印刷するものとしたが、パーソナルコンピューター等の外部の情報処理装置(図示せず)を用いて形成した印刷画像データやコード画像を、テープ印刷装置1に送信し、印刷画像データやコード画像に応じた画像を、テープTに印刷や記録する態様としてもよい。この場合、情報処理装置は、印刷画像データやコード画像を形成するためのプログラム(ソフトウェア)を記憶する。また、テープ印刷装置1はテープTの属性情報を読み取って、情報処理装置に送信する。
1…テープ印刷装置、2…テープカートリッジ、10…筐体、11…キーボード、12…表示部、13…カートリッジ装着部、14…開閉蓋、14a…確認窓、15…サーマルヘッド、16…搬送機構、16a,16b…回転軸、17…スリット、18…カッターユニット、19…ラインセンサー、20…カートリッジケース、21…ヘッド嵌合部、23…送出し口、24…プラテンローラー、25…テープコア、26…繰出しコア、27…巻取りコア、30…制御部、30a…バス、31…CPU、32…RAM、33…ROM、34…CGROM、35…入力インターフェイス、36…出力インターフェイス、41…表示駆動部、42…ヘッド駆動部、43…搬送駆動部、44…カッター駆動部、50…時計部、T…テープ、R…インクリボン。

Claims (11)

  1. テープカートリッジに備わるテープ状印刷媒体に印刷を行うテープ印刷装置であって、
    前記テープカートリッジに備わるインクリボンを用いて、画像情報に基づいて生成された印刷データを前記テープ状印刷媒体に印刷する印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドを用い、前記インクリボンに対して、前記テープ状印刷媒体の属性情報をコード化したコード画像を記録する属性情報記録部と、
    を備えることを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 請求項1に記載のテープ印刷装置であって、
    前記印刷ヘッドの媒体送り方向下流側に配設された所定のセンサーをさらに備え、
    前記インクリボンに記録された前記コード画像は、前記所定のセンサーにより、任意のタイミングで読み取り可能に構成されていることを特徴とするテープ印刷装置。
  3. 請求項2に記載のテープ印刷装置であって、
    前記所定のセンサーで読み取った前記コード画像をデコードして前記テープ状印刷媒体の前記属性情報を解析する属性情報解析部と、
    前記属性情報解析部によって解析された前記属性情報に基づいた第2の属性情報を生成する属性情報生成部と、
    前記属性情報生成部によって生成された前記第2の属性情報をコード化して、第2のコード画像を生成するコード画像生成部と、
    をさらに有し、
    前記属性情報記録部は、前記コード画像生成部によって生成された前記第2のコード画像を、前記印刷ヘッドを用いて、前記インクリボンに記録することを特徴とするテープ印刷装置。
  4. 請求項2または3に記載のテープ印刷装置であって、
    前記所定のセンサーは、前記インクリボンに記録される前記印刷データに基づく印刷画像を読み取り可能とし、
    前記所定のセンサーが読み取った前記印刷画像と前記印刷データとを比較し、印刷結果の適否を判定する判定部をさらに備えることを特徴とするテープ印刷装置。
  5. インクリボンと、テープ状印刷媒体と、を有するテープカートリッジであって、
    前記インクリボンには、前記テープ状印刷媒体の属性情報をコード化したコード画像を、前記インクリボンの延在方向の任意の位置において読み取りできるように記録することが可能な記録領域を有することを特徴とするテープカートリッジ。
  6. 請求項5に記載のテープカートリッジであって、
    前記インクリボンの前記記録領域には、前記属性情報の初期値を記録する初期値記録領域を有することを特徴とするテープカートリッジ。
  7. 請求項6に記載のテープカートリッジであって、
    前記属性情報の初期値は、テープ種別情報を含むことを特徴とするテープカートリッジ。
  8. 請求項6に記載のテープカートリッジであって、
    前記属性情報の初期値は、テープ残量情報を含むことを特徴とするテープカートリッジ。
  9. 請求項6に記載のテープカートリッジであって、
    前記属性情報の初期値は、前記テープカートリッジが真正品か否かを識別する認証情報を含むことを特徴とするテープカートリッジ。
  10. 請求項6に記載のテープカートリッジであって、
    前記属性情報は、前記テープカートリッジを使用開始した日時情報を含むことを特徴とするテープカートリッジ。
  11. テープカートリッジに備わるインクリボンを用いて、画像情報に基づいて生成された印刷データをテープ状印刷媒体に印刷する印刷ヘッドを有するテープ印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷ヘッドを用い、前記インクリボンに対して、前記テープ状印刷媒体の属性情報をコード化したコード画像を記録する属性情報記録ステップを有することを特徴とするテープ印刷装置の制御方法。
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