JP2014027266A - 半導体パッケージおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッケージ部材から半導体チップに加わる応力をより小さくして、パッケージ後の半導体チップの特性を維持する半導体パッケージを提供すること。
【解決手段】半導体パッケージ10は、リードフレーム11と、リードフレーム11の凹部11a,11bに配置される半導体チップ12,14と、半導体チップ12,14を覆うように形成され、かつ、半導体パッケージ10を封止するモールド樹脂21よりもヤング率の小さい低応力樹脂13,15と、半導体チップ12,14および低応力樹脂13,15を封止するモールド樹脂21とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体チップを備える半導体パッケージおよびその製造方法に関する。
半導体パッケージは、半導体チップを有し、この半導体チップを封止することによって半導体チップを外部環境から保護することが知られている。例えば特許文献1では、支持板の上に備えられたホール素子と、このホール素子を封止する樹脂封止体とを有する電流検出装置、すなわち半導体パッケージが開示されている。
特開2001−174486号公報
しかしながら、樹脂封止体のヤング率が高いと半導体チップが樹脂封止体から受ける応力が大きくなるため、半導体チップの特性が応力によって変動してしまうという問題が生じていた。
本発明は、このような状況下に鑑みてなされたものであり、その目的は、半導体チップが樹脂封止体から受ける応力をより小さくして、半導体チップの特性変動を抑えることが出来る低応力半導体パッケージを提供することにある。
上記の課題を解決するための半導体パッケージは、凹部を有するリードフレームと、 前記リードフレームの前記凹部に配置される少なくとも1つの半導体チップと、前記半導体チップの少なくとも表面及び裏面に形成され、かつ、モールド樹脂よりもヤング率の小さい低応力樹脂と、前記半導体チップおよび前記低応力樹脂を封止する前記モールド樹脂とを含む。前記半導体チップは周囲を前記低応力樹脂で6面から完全に覆う構造であるのがより好ましい。
ここで、前記低応力樹脂は、前記半導体チップを覆うように形成してもよい。
前記リードフレームの前記凹部は、当該リードフレームがパンチングの半抜き加工またはコイニング加工により段差が形成されていてもよい。
前記リードフレームの前記凹部は、当該リードフレームがパンチングの半抜き加工またはコイニング加工により段差が形成されていてもよい。
前記リードフレームの前記凹部は、当該リードフレームがパンチングによる抜き加工により貫通されて形成された貫通部と、前記貫通部の底面を塞ぐシート状の部材とからなるように形成されていてもよい。
また、上記の課題を解決するための半導体パッケージの製造方法は、リードフレームに凹部を形成する工程と、モールド樹脂よりヤング率が低い低応力材料シート又は低応力樹脂を前記リードフレームの凹部に配置し、その上に半導体チップを配置して固定する工程と、前記半導体チップにワイヤボンディングする工程と、前記リードフレームの凹部を、モールド樹脂よりヤング率が低い低応力樹脂で充填して前記半導体チップの表面に前記低応力樹脂を形成する工程と、前記半導体チップと前記低応力樹脂とをモールド樹脂で封止する工程とを含む。
また、上記の課題を解決するための半導体パッケージの製造方法は、リードフレームに凹部を形成する工程と、モールド樹脂よりヤング率が低い低応力材料シートを半導体チップの裏面に形成して、前記低応力材料シートを前記リードフレームの凹部に配置して固定する工程と、前記半導体チップにワイヤボンディングする工程と、前記リードフレームの凹部を、前記モールド樹脂よりヤング率が低い低応力樹脂で充填して前記半導体チップの表面に前記低応力樹脂を形成する工程と、前記半導体チップと前記低応力樹脂を前記モールド樹脂で封止する工程とを含む。
本発明によれば、半導体チップに生じる応力をより小さくして半導体チップの特性変動を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る半導体パッケージの内部構造の一例を一部透過して示す平面図である。 図1の半導体パッケージの断面の一例を示す断面図である。 第1実施形態に係る半導体パッケージの製造方法の一例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体パッケージの断面の一例を示す平面図である。 第2実施形態に係る半導体パッケージの製造方法の一例を説明するための図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の半導体パッケージの一実施形態を図1〜図3を参照して説明する。実施形態に係る半導体パッケージ10は、例えばホール素子等の磁電変換素子を有するパッケージである。
[半導体パッケージ10の構成]
図1は、第1実施形態に係る半導体パッケージ10の内部構造の一例を一部透過して示す平面図である。
図1において、半導体パッケージ10は、リードフレーム11と、リードフレーム11に配置される2つの半導体チップ12,14とを備える。半導体チップ12は、例えば信号処理ICとしてのLSI(Large Scale Integration)で構成され、例えば、メモリ、バイアス回路、信号補正回路、増幅回路などを備える。
半導体チップ14は、例えば磁電変換素子である。磁電変換素子としては、例えば、ホール素子、磁気抵抗(MR)素子などがある。
この半導体パッケージ10では、半導体チップ12は、ワイヤ(金属線)20を介して、半導体チップ14と接続される。
さらに、半導体パッケージ10は、図1に示すように、半導体チップ12を覆う低応力樹脂13と、半導体チップ14を覆う低応力樹脂15とを備える。そして、各半導体チップ12,14および低応力樹脂13,15は、モールド樹脂21で封止され、同一の半導体パッケージ10として形成されている。
なお、図1では、半導体チップ12,14にそれぞれ接続される各リード端子を図示せずに、半導体パッケージ10の主要要素のみを表示してある。
モールド樹脂21は、一般に例えばエポキシ樹脂で形成されることになるが、低応力樹脂13,15は、モールド樹脂21に比べてヤング率が小さい材料、例えばシリコン樹脂などで形成される。
この低応力樹脂13,15が、半導体チップ12,14の少なくとも表面及び裏面に形成されていることにより、ヤング率の大きいモールド樹脂21からの作用により半導体チップ12,14に加えられる応力を吸収することができる。半導体チップ12,14の表面と裏面とを低応力樹脂13,15で挟み込んだ構造とすることで、モールド樹脂21からの応力を低減することができる。
また、半導体パッケージ10において、半導体チップ12,14をヤング率の小さい低応力樹脂13,15で覆うことにより、ヤング率の大きいモールド樹脂21からの作用により半導体チップ12,14に加えられる応力をより吸収することができる。換言すれば、低応力樹脂13,15のヤング率が小さいほど、モールド樹脂21からの応力が低応力樹脂13,15で吸収され、半導体チップ12,14に作用する応力が低減する。半導体チップ12,14を覆うように、つまり、半導体チップ12,14の全面を低応力樹脂13,15で覆うことにより、モールド樹脂21からの応力をより低減することができる。
また、低応力樹脂13,15が、リードフレーム11の凹部の側面と、半導体チップ12,14との間にも形成されていることにより、モールド樹脂21からの応力をより低減し、かつ、後述するワイヤボンディング工程において、半導体チップ12,14が固定され、ボンディングし易いというメリットもある。
また、図2に示すように、半導体チップ12,14が配置されるリードフレーム11の凹部内が、低応力樹脂13,15で覆われる構造としてもよい。
上記の観点から、本実施形態の半導体パッケージ10では、モールド樹脂21よりもヤング率の小さい低応力樹脂13,15で、2つの半導体チップ12,14を覆うように形成されている。
この実施形態において、モールド樹脂21の材料であるエポキシ樹脂のヤング率は、例えば2500MPaである。一方、低応力樹脂13,15のヤング率は、例えば、2MPa以下とするのが好ましい。これにより、低応力樹脂13,15の応力歪みが小さくなり、半導体チップ12,14に加わる応力が小さくなる。したがって、半導体チップ12,14の周辺部材からの応力に対する保護効果が高まる。
ヤング率は、小さければ小さいほど応力低減に対して効果的なので、下限は特に限定されない。例えば、シリコン樹脂としては、0.01MPa以上程度である。
図2は、図1と同じ例において、半導体パッケージ10の断面の一例を示す断面図である。
図2に示すように、リードフレーム11は、分離して形成された2つの凹部11a,11bを有しており、半導体チップ12はリードフレーム11の凹部11aに配置され、半導体チップ13はリードフレーム11の凹部11bに配置される。
リードフレーム11の各凹部11a,11bは、リードフレーム11がハーフエッチングにより段差加工されて形成されることが好ましい。凹深さが各半導体チップ12,14の厚みよりも深くなるように形成されている。
リードフレーム11の各凹部11a、11bは、リードフレーム11がパンチングの半抜き加工またはコイニング加工により段差が形成されていることが好ましい。
リードフレーム11上に段差を設けることにより、半導体チップ表面12A,14Aまたは裏面12B,14Bに塗布する低応力樹脂13,15が制限無く周囲に広がり、リードフレーム裏面に拡散することを防ぐことができる。また、周囲に段差が形成されることにより、半導体チップ12,14は、低応力樹脂13,15を介して周囲の段差に押さえられる。その結果、ワイヤボンディング時に半導体チップ12,14の揺れが小さくなり、ワイヤボンディングが容易となる。
この実施形態において、半抜き加工とは、半導体チップ実装面側からリードフレーム11の一部に凸の金型を押し当て、反対の受け側金型を凹形状にすることでリードフレーム11上にバスタブ状の段差を形成するものである。一度に形成できる段差の最大深さは、リードフレーム11の厚みの半分まで可能である。
また、コイニング加工とは、半導体チップ実装面側からリードフレーム11の一部に凸の金型を押し当て、反対の受け側金型を平面形状にすることで、数十μm程度の浅いバスタブ状の段差を形成するものである。コイニング加工の場合は、半抜き加工に比べ深い段差は形成できないが、リードフレーム裏面に段差が生じないため、薄い半導体パッケージに有利な手法である。
そして、半導体チップ12,14の各上面12A,14Aは、リードフレーム11の各凹部11a,11bにそれぞれ落とし込まれて配置されるようになっている。これにより、半導体チップ12,14の全体を低応力樹脂13,15で埋めることが可能になると共に、半導体パッケージ10自体の体積増加を伴わないため、半導体パッケージ10の小型化が維持できる。
半導体チップ12,14の各裏面12B,14Bには、上述したヤング率の小さい低応力材料シート16が形成されている。すなわち、低応力材料シート16は、例えばシリコン樹脂などで形成されている。これにより、半導体チップ12,14の各裏面12B,14Bがリードフレーム11から加えられる応力は低応力材料シート16で吸収され、半導体チップ12,14の各裏面12B,14Bに加わる応力が小さくなる。
なお、半導体チップ12,14の裏面12B,14Bに形成された低応力樹脂13,15として、低応力材料シートを用いてもよいし、半導体チップの裏面12B,14Bに低応力材料シートを形成して、低応力材料シートとリードフレーム11との間に低応力樹脂が形成されていてもよい。あるいは、半導体チップ12,14の裏面12B,14Bに低応力樹脂を形成し、さらには、低応力材料シートを形成してもよい。
なお、本実施形態において、表面とは、半導体チップの回路形成面側を意味し、裏面とは、半導体チップの回路形成面とは反対側の面を意味する。
[半導体パッケージ10の製造方法]
次に、半導体パッケージ10を製造する方法について図3を参照して説明する。図3は、半導体パッケージ10の製造方法の一例を説明するための図である。特に、1チップ構成の場合の半導体パッケージの製造法方法の一例を示す。
図3(A)〜(E)において、上段はリードフレーム11を上方からみた図、下段はリードフレーム11を側面からみた図を示している。
図3(A)において、リードフレーム11をハーフエッチング加工により、凹部11aを形成する。この後、リードフレーム11の凹部11aに、低応力材料シート16を形成し、低応力材料シート16の上に、半導体チップ12が配置して固定される(図3(B))。低応力材料シート16の形成によって、半導体チップ12の裏面に作用する応力を小さくすることができる。
なお、半導体チップ12に低応力材料シートを形成して、リードフレーム11の凹部11aに配置して固定してもよい。
また、まず、低応力樹脂をリードフレーム11の凹部11aに形成した後、半導体チップ12をその上に配置して固定してもよい。
図3(C)では、ワイヤボンディングによりリード端子と半導体チップ12とをワイヤ19で接続する。このとき、半導体チップ12の裏面には、低応力樹脂、又は、低応力材料シート16が形成されているため、半導体チップ12が固定され、ワイヤボンディングが可能となる。また、低応力樹脂が、リードフレーム11の凹部11aの側面と、半導体チップ12との間にも形成されることにより、半導体チップ12がより固定され、ボンディングし易いというメリットもある。
図3(D)では、リードフレームの凹部11aを低応力樹脂13で充填して、半導体チップ12を低応力樹脂13で覆う。この実施形態において、リードフレーム11に凹部11aが形成され、そこに低応力樹脂13を充填するため、充填する際に、低応力樹脂13がリードフレーム11の裏側11aにまで溢れてしまうことを防ぐこともできる。そのため、低応力樹脂13の充填量のコントロールが非常に簡単となる。
図3(E)では、半導体チップ12、低応力樹脂13、および、リード端子の一部をモールド樹脂21で封止し、さらに、リード端子をカットして素子として形成する。これにより、半導体パッケージ10が完成する。
以上説明したように、本実施形態の半導体パッケージ10によれば、半導体チップ12,14はそれぞれ、モールド樹脂21よりもヤング率の小さい低応力樹脂13,15によって覆われるので、半導体チップ12,14に加わる応力が小さくなり、半導体チップ12,14に対する応力保護の効果が高くなる。よって、半導体チップ12,14の特性変動を抑えることが出来る。
また、本実施形態の半導体パッケージ10では、半導体チップ12,14がそれぞれ低応力樹脂13,15で覆われるため、半導体チップ12,14と低応力樹脂13,15との間に隙間が存在しないため、半導体パッケージ10は、同様に応力の影響を受け難い中空パッケージに比べて信頼性が高くなる。上述した隙間が存在し、外気との温度差が大きい場合には隙間内の気圧が高くなり、半導体パッケージの特性に悪影響を及ぼす可能性があるからである。
なお、本実施形態の製造方法は、1チップ構成の場合だけでなく、図1又は図2のように、磁電変換素子等の半導体チップ14とLSI等の半導体チップ12とを一つの半導体パッケージに収納する場合の製造方法にも適用できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の半導体パッケージ10Aについて説明する。この半導体パッケージ10Aは、内部構造を一部透過して示した平面の構成は図1に示した実施形態のものとほぼ同様であるが、リードフレームがパンチング加工により貫通されて形成されている点が主として第1実施形態のものと異なる。以下では、本実施形態における半導体パッケージ10Aの構成について、第1実施形態のものとの差異を中心に説明する。
[半導体パッケージ10Aの構成]
図4は、第2実施形態に係る半導体パッケージ10Aの断面の一例を示す断面図である。
図4に示すように、この半導体パッケージ10Aでは、リードフレーム11Aは、パンチング加工により貫通されて形成され、この貫通部が、リードフレーム11Aの凹部31a,31bとして形成されている。
この場合、図1および図2に示したものと異なり、リードフレーム11Aはパンチング加工により貫通されていて、リードフレーム11Aの下面がないため、シート状の部材としての例えばポリイミドテープ17をリードフレーム11Aに形成することによって凹部31aの下面を形成している。この形成方法については後に詳細に説明する。
そして、半導体チップ12,14は、図1および図2に示したものと同様に、リードフレーム11Aの各凹部31a,31bに配置されている。そして、図1および図2に示したものと同様に、半導体チップ12,14は、それぞれ、モールド樹脂21よりもヤング率の小さい材料、例えばシリコン樹脂などで形成された低応力樹脂13A,15Aで覆われている。
そして、各半導体チップ12,14および低応力樹脂13A,15Aは、モールド樹脂21で封止され、同一の半導体パッケージ10Aとして形成されている。これにより、半導体パッケージ10Aにおいても、半導体チップ12,14はそれぞれ、モールド樹脂21よりもヤング率の小さい低応力樹脂13A,15Aによって覆われるので、半導体チップ12,14に加わる応力が小さくなり、半導体チップ12,14に対する応力保護の効果が高くなる。よって、半導体チップ12,14の特性変動を抑えることが出来る。
また、半導体チップ12,14がそれぞれ低応力樹脂13A,15Aで覆われるため、半導体チップ12,14と低応力樹脂13A,15Aとの間に隙間が存在しないため、半導体パッケージ10は、同様に応力の影響を受け難い構造を目的とした中空パッケージに比べて信頼性が高くなる。
さらに、図4では、図1および図2に示したものと同様に、リードフレーム11Aの各凹部31a,31bの凹深さは、各半導体チップ12,14の厚みよりも深くなるように形成されている。そして、半導体チップ12,14の各上面12A,14Aは、リードフレーム11の各凹部31a,31bにそれぞれ落とし込まれて配置されるようになっている。これにより、半導体チップ12,14の全体を低応力樹脂で埋めることが可能になると共に、半導体パッケージ10A自体の体積増加を伴わないため、半導体パッケージ10Aの小型化が維持できる。
またさらに、図4では、図1および図2に示したものと同様に、半導体チップ12,14の各裏面12B,14Bには、例えばシリコン樹脂などで構成される低応力樹脂16が形成されている。これにより、半導体チップ12,14の各裏面12B,14Bがポリイミドテープ17から加えられる応力は低応力樹脂16で吸収され、半導体チップ12,14の各裏面12B,14Bに加わる応力が小さくなる。
なお、図4においても、半導体チップ12が、ワイヤ(金属線)20を介して、半導体チップ14と接続されている。
[半導体パッケージ10Aの製造方法]
次に、半導体パッケージ10Aを製造する方法について図5を参照して説明する。図5は、半導体パッケージ10Aの製造方法の一例を説明するための図である。
図5(A)〜(F)において、上段はリードフレーム11Aを上方からみた図、下段はリードフレーム11Aを側面からみた図を示している。
先ず、図5(A)において、リードフレーム11Aをパンチング加工して、貫通部311を形成する。そして、図5(B)では、リードフレーム11の下面、すなわち貫通部311の底面にポリイミドテープ17を貼り、さらに、恒温槽でポリイミドテープ17を加熱し、ポリイミドテープ17を接着硬化させる。
なお、リードフレーム11Aの貫通部311およびポリイミドテープ17によって、リードフレーム11Aの凹部31aが形成される。
図5(C)では、ポリイミドテープ17の上に低応力材料シート16が形成され、さらに、低応力材料シート16の上に半導体チップ12が配置して固定される。低応力材料シート16の形成によって、半導体チップ12の下面に作用する応力を小さくすることができる。
図5(D)では、ワイヤボンディングによりリード端子と半導体チップ12とをワイヤ19で接続する。
図5(E)では、リードフレームの凹部31aを低応力樹脂13Aで充填して、半導体チップ12を低応力樹脂13Aで覆う。
図5(F)では、半導体チップ12、低応力樹脂13A、および、リード端子の一部をモールド樹脂21で封止し、さらに、リード端子をカットして素子として形成する。これにより、半導体パッケージ10Aが完成する。
[変形例]
上述した各実施形態に係る半導体パッケージ10,10Aは例示に過ぎず、以下に示すような変更を行うことが可能である。
各実施形態の半導体パッケージ10,10Aでは、2つの半導体チップ12,14を適用した場合について説明したが、例えば1つまたは3つ以上の半導体チップを有するようにしてもよい。
各実施形態の半導体パッケージ10,10Aでは、半導体チップ12,14の裏面12B,14Bにヤング率の小さいシリコン樹脂などからなる低応力材料シート16を形成する場合を例にとって説明したが、例えば、半導体チップを実装する位置にそれぞれ、ヤング率の小さいシリコンなどからなる低応力樹脂を塗布するようにしてもよい。
各実施形態の半導体パッケージ10,10Aでは、リードフレーム11,11Aは、分離した2つの凹部を有する場合について説明したが、例えば、1つの凹部を形成して各半導体チップを配置するようにしてもよい。
各実施形態の半導体パッケージ10,10Aにおける各半導体チップ12,14を接続する構造は、変更するようにしてもよい。
なお、例えば、図2では、リードフレームの内の、半導体チップを配置する支持部に、半導体パッケージ10の感磁面とは逆方向(図2において下方向)に凹部が形成されている。ここで、支持部とは、半導体チップを配置する、いわゆるタブやアイランドである。
10,10A 半導体パッケージ
11 リードフレーム
12,14 半導体チップ
13,15 低応力樹脂
16 低応力材料シート
17 ポリイミドテープ
19,20 ワイヤ
311 貫通部

Claims (15)

  1. 半導体パッケージであって、
    凹部を有するリードフレームと、
    前記リードフレームの前記凹部に配置される少なくとも1つの半導体チップと、
    前記半導体チップの少なくとも表面及び裏面に形成され、かつ、モールド樹脂よりもヤング率の小さい低応力樹脂と、
    前記半導体チップ、および、前記低応力樹脂を封止する前記モールド樹脂と
    を備えることを特徴とする半導体パッケージ。
  2. 前記低応力樹脂が、前記半導体チップを覆うように形成された請求項1に記載の半導体パッケージ。
  3. 前記リードフレームの前記凹部は、当該リードフレームがハーフエッチングにより段差加工されて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体パッケージ。
  4. 前記リードフレームの前記凹部には、当該リードフレームがパンチングの半抜き加工またはコイニング加工により段差が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体パッケージ。
  5. 前記リードフレームの前記凹部は、当該リードフレームがパンチング加工により形成された貫通部と、前記貫通部の底面を塞ぐシート状の部材とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体パッケージ。
  6. 前記リードフレームの前記凹部は、凹深さが前記半導体チップの厚みよりも深くなるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  7. 前記半導体チップの上面は、前記リードフレームの前記凹部に落とし込まれて配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  8. 前記半導体チップの裏面に形成され、かつ、前記モールド樹脂よりもヤング率の小さい低応力材料シートをさらに備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  9. 前記低応力樹脂は、前記半導体チップの裏面と接する位置に塗布されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  10. 前記半導体チップは、磁電変換素子、または、信号処理ICのいずれかを含むことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  11. 前記磁電変換素子は、ホール素子、または、磁気抵抗素子であることを特徴とする請求項10に記載の半導体パッケージ。
  12. リードフレームに凹部を形成する工程と、
    モールド樹脂よりヤング率が低い低応力材料シート又は低応力樹脂を前記リードフレームの凹部に配置し、その上に半導体チップを配置して固定する工程と、
    前記半導体チップにワイヤボンディングする工程と、
    前記リードフレームの凹部を、モールド樹脂よりヤング率が低い低応力樹脂で充填して前記半導体チップの表面に前記低応力樹脂を形成する工程と、
    前記半導体チップと前記低応力樹脂とをモールド樹脂で封止する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体パッケージの製造方法。
  13. リードフレームに凹部を形成する工程と、
    モールド樹脂よりヤング率が低い低応力材料シートを半導体チップの裏面に形成して、前記低応力材料シートを前記リードフレームの凹部に配置して固定する工程と、
    前記半導体チップにワイヤボンディングする工程と、
    前記リードフレームの凹部を、前記モールド樹脂よりヤング率が低い低応力樹脂で充填して前記半導体チップの表面に前記低応力樹脂を形成する工程と、
    前記半導体チップと前記低応力樹脂を前記モールド樹脂で封止する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体パッケージの製造方法。
  14. 前記リードフレームの凹部は、ハーフエッチング、パンチングの半抜き加工、又は、コイニング加工による段差加工で形成されることを特徴とする請求項12又は13の半導体パッケージの製造方法。
  15. 前記リードフレームの凹部は、パンチング加工により貫通部を形成し、前記貫通部の底面を塞ぐシート状の部材により形成されることを特徴とする請求項12又は13の半導体パッケージの製造方法。
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