JP2014027228A - 基板処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び基板処理システム - Google Patents

基板処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び基板処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】親水性ポリマーと疎水性ポリマーとを含むブロック共重合体を用いた基板処理のスループットを向上させる。
【解決手段】ポリスチレン膜が形成されたウェハを加熱処理し、当該加熱処理中にポリスチレン膜に紫外線を照射する(工程S3)。その後、ウェハにレジスト膜によりレジストパターンを形成する(工程S4、S5)。その後、ポリスチレン膜をエッチング処理する(工程S6)。その後、ウェハに中性層を形成する。(工程S7)。その後、ウェハにブロック共重合体を塗布し、親水性ポリマーと疎水性ポリマーに相分離させる(工程S8、S9)。その後、相分離したブロック共重合体から、親水性ポリマーを選択的に除去する(工程S10)。
【選択図】図6

Description

本発明は、親水性を有する親水性ポリマーと疎水性を有する疎水性ポリマーとを含むブロック共重合体を用いた基板処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び基板処理システムに関する。
例えば半導体デバイスの製造工程では、例えば半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、当該レジスト膜に所定のパターンを露光する露光処理、露光されたレジスト膜を現像する現像処理などを順次行うフォトリソグラフィー処理が塗布処理装置で順次行われ、ウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。そして、このレジストパターンをマスクとして、ウェハ上の被処理膜のエッチング処理が行われ、その後レジスト膜の除去処理などが行われて、被処理膜に所定のパターンが形成される。
ところで、近年、半導体デバイスのさらなる高集積化を図るため、上述した被処理膜のパターンの微細化が求められている。このため、レジストパターンの微細化が進められており、例えばフォトリソグラフィー処理における露光処理の光を短波長化することが進められている。しかしながら、露光光源の短波長化には技術的、コスト的な限界があり、光の短波長化を進める方法のみでは、例えば数ナノメートルオーダーの微細なレジストパターンを形成するのが困難な状況にある。
そこで、親水性を有する親水性ポリマーと疎水性を有する疎水性ポリマーとを含むブロック共重合体を用いたウェハ処理方法が提案されている(特許文献1)。かかる方法では、図16に示すように、先ず、ウェハWに所定のパターン600が形成される。その後、ウェハWにブロック共重合体610を塗布し、ウェハWをアニール処理する。それにより、ブロック共重合体610から親水性ポリマー611と疎水性ポリマー612を相分離させ、秩序化を行なう。この際、疎水性ポリマー612及び親水性ポリマー611は、ウェハWに形成された所定のパターン600に従って秩序化、即ち疎水性ポリマー612と親水性ポリマー611による微細なパターンが形成される。そして、例えば親水性ポリマー611のパターンをマスクとして被処理膜のエッチング処理を行なうことで、被処理膜に所定のパターンが形成される。
特表2008−520450号公報
ところで、ブロック共重合体610を塗布する前にウェハに所定のパターンを形成するにあたっては、例えばポリスチレン(PS)などの疎水性(非極性)の材料が用いられる。ポリスチレンによるパターンの形成にあたっては、ウェハ上に反射防止膜、ポリスチレンの順で塗布を行う。その後、ウェハを熱処理してポリスチレンを架橋させた後に当該ポリスチレン上にレジストパターンを形成する。
その後、レジストパターンをマスクとしてポリスチレンをエッチング処理し、レジストパターンを除去することでポリスチレンのパターンが形成される。
しかしながら、ポリスチレンを熱処理により架橋させるためには、250℃という高温で90分程度加熱する必要がある。そのため、ウェハ処理においてはこの熱処理がボトルネックとなってしまい、スループットが低下してしまう。
また、250℃の高温に耐えうる反射防止膜を形成するには、SiON等の無機膜を例えばCVD等のプラズマ処理で形成する必要がある。そのため、反射防止膜を従来の塗布処理装置における一連の塗布処理では形成することができず、この点でもスループットの低下を招いてしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、親水性ポリマーと疎水性ポリマーとを含むブロック共重合体を用いた基板処理のスループットを向上させることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、親水性(極性)を有する親水性ポリマーと疎水性(非極性)を有する疎水性ポリマーとを含むブロック共重合体を用いて、基板を処理する方法であって、基板にポリスチレン膜を形成するポリスチレン膜形成工程と、前記ポリスチレン膜を加熱処理し、且つ当該加熱処理中に前記ポリスチレン膜にエネルギー線を照射してポリスチレン膜を架橋させる架橋工程と、前記ポリスチレン膜上にレジストパターンが形成された基板において、当該レジストパターンをマスクとして前記架橋後のポリスチレン膜をエッチング処理してポリスチレン膜のパターンを形成するパターン形成工程と、パターン形成工程後にレジストパターンが除去された基板に対して、前記ブロック共重合体を塗布するブロック共重合体塗布工程と、前記基板に塗布されたブロック共重合体を前記親水性ポリマーと前記疎水性ポリマーに相分離させるポリマー分離工程と、前記相分離したブロック共重合体から、前記親水性ポリマー又は前記疎水性ポリマーのいずれかを選択的に除去するポリマー除去工程と、を有することを特徴としている。
本発明者らが鋭意調査したところ、ポリスチレン膜を加熱処理して架橋反応させる際、加熱と並行してポリスチレン膜にエネルギー線を照射すると、架橋反応が促進され、加熱時間が従来と比較して短縮できるという知見を得た。また、エネルギー線を照射することで、加熱温度も従来と比較して低くすることが出来ることが確認された。本発明はこの知見に基づくものであり、本発明によれば、架橋工程においてポリスチレン膜の加熱処理中にポリスチレン膜にエネルギー線を照射するので、加熱処理の時間を短縮することができる。その結果、基板上にブロック共重合体を用いて微細なパターンを形成するにあたり、基板処理のスループットを向上させることができる。
また、架橋工程においてポリスチレン膜の加熱処理中にポリスチレン膜にエネルギー線を照射することで、加熱処理の温度を従来よりも低下させることができる。その結果、従来の塗布処理装置による一連のフォトリソグラフィー処理において反射防止膜の形成が可能となるので、この点でもスループットの向上を図ることができる。
前記エネルギー線は、紫外線または電子線のいずれかであってもよい。かかる場合、前記紫外線の波長は200nm以下であってもよい。
前記架橋工程における加熱処理は、150℃〜200℃で行われてもよい。
前記架橋工程における加熱処理及びエネルギー線の照射は、不活性ガス雰囲気中で行なわれてもよい。
前記親水性ポリマーはポリメタクリル酸メチルであり、前記疎水性ポリマーはポリスチレンであってもよい。
前記ポリスチレン膜のパターンは、平面視において直線状のライン部と直線状のスペース部を有するパターンであり、前記ブロック共重合体における前記親水性ポリマーの分子量の比率は、40%〜60%であってもよい。
前記ポリマー分離工程において、前記スペース部に前記親水性ポリマーと前記疎水性ポリマーが交互に奇数層に相分離されてもよい。
別な観点による本発明によれば、前記基板処理方法を基板処理システムによって実行させるために、当該基板処理システムを制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
また別な観点による本発明によれば、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
さらに別な観点による本発明は、親水性を有する親水性ポリマーと疎水性を有する疎水性ポリマーとを含むブロック共重合体を用いて、基板を処理するシステムであって、基板にポリスチレン膜を形成するポリスチレン膜形成装置と、前記ポリスチレン膜を加熱処理し、且つ当該加熱処理中に前記ポリスチレン膜にエネルギー線を照射してポリスチレン膜を架橋させる架橋装置と、前記ポリスチレン膜上にレジストパターンが形成された基板において、当該レジストパターンをマスクとして前記架橋後のポリスチレン膜をエッチング処理してポリスチレン膜のパターンを形成するパターン形成装置と、パターン形成工程後にレジストパターンが除去された基板に対して、前記ブロック共重合体を塗布するブロック共重合体塗装置と、前記基板に塗布されたブロック共重合体を前記親水性ポリマーと前記疎水性ポリマーに相分離させるポリマー分離装置と、前記相分離したブロック共重合体から、前記親水性ポリマー又は前記疎水性ポリマーのいずれかを選択的に除去するポリマー除去装置と、を有することを特徴としている。
前記エネルギー線は、紫外線または電子線のいずれかであってもよい。かかる場合、前記紫外線の波長は200nm以下であってもよい。
前記架橋工程における加熱処理は、150℃〜200℃で行われてもよい。
前記架橋工程における加熱処理及びエネルギー線の照射は、不活性ガス雰囲気中で行なわれてもよい。
前記親水性ポリマーはポリメタクリル酸メチルであり、前記疎水性ポリマーはポリスチレンであってもよい。
前記ポリスチレン膜のパターンは、平面視において直線状のライン部と直線状のスペース部を有するパターンであり、前記ブロック共重合体における前記親水性ポリマーの分子量の比率は、40%〜60%であってもよい。
前記ポリマー分離工程において、前記スペース部に前記親水性ポリマーと前記疎水性ポリマーが交互に奇数層に相分離されてもよい。
本発明によれば、親水性ポリマーと疎水性ポリマーとを含むブロック共重合体を用いた基板処理のスループットを向上させることができる
本実施の形態にかかる基板処理システムの構成の概略を示す説明図である。 塗布現像処理装置の構成の概略を示す平面図である。 塗布現像処理装置の内部構成の概略を示す側面図である。 塗布現像処理装置の内部構成の概略を示す側面図である。 エッチング処理装置の構成の概略を示す平面図である。 ウェハ処理の主な工程を説明したフローチャートである。 ウェハ上に反射防止膜とポリスチレン膜が形成された様子を示す縦断面の説明図である。 ポリスチレン膜上にレジストパターンが形成された様子を示す縦断面の説明図である。 レジストパターンをマスクとしてポリスチレン膜をエッチングした様子を示す縦断面の説明図である。 レジストパターンを除去した様子を示す縦断面の説明図である。 反射防止膜上に中性層が形成された様子を示す縦断面の説明図である。 ウェハ上にブロック共重合体を塗布した様子を示す縦断面の説明図である。 ブロック共重合体を親水性ポリマーと疎水性ポリマーに相分離した様子を示す縦断面の説明図である。 ブロック共重合体を親水性ポリマーと疎水性ポリマーに相分離した様子を示す平面の説明図である。 疎水性ポリマーを除去した様子を示す縦断面の説明図である。 従来のウェハ処理においてブロック共重合体を親水性ポリマーと疎水性ポリマーに相分離した様子を示す縦断面の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる基板処理システム1の構成の概略を示す説明図である。
基板処理システム1は、図1に示すように基板としてのウェハにフォトリソグラフィー処理を行う塗布現像処理装置2と、ウェハにエッチング処理を行うエッチング処理装置3とを有している。なお、基板処理システム1で処理されるウェハ上には、予め被処理膜(図示せず)が形成されている。
塗布現像処理装置2は、図2に示すように例えば外部との間で複数枚のウェハWを収容したカセットCが搬入出されるカセットステーション10と、フォトリソグラフィー処理の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理装置を備えた処理ステーション11と、処理ステーション11に隣接する露光装置12との間でウェハWの受け渡しを行うインターフェイスステーション13とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション10には、カセット載置台20が設けられている。カセット載置台20には、複数、例えば4つのカセット載置板21が設けられている。カセット載置板21は、水平方向のX方向(図2中の上下方向)に一列に並べて設けられている。これらのカセット載置板21には、塗布現像処理装置2の外部に対してカセットCを搬入出する際に、カセットCを載置することができる。
カセットステーション10には、図2に示すようにX方向に延びる搬送路22上を移動自在なウェハ搬送装置23が設けられている。ウェハ搬送装置23は、上下方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板21上のカセットCと、後述する処理ステーション11の第3のブロックG3の受け渡し装置との間でウェハWを搬送できる。
処理ステーション11には、各種装置を備えた複数例えば4つのブロックG1、G2、G3、G4が設けられている。例えば処理ステーション11の正面側(図2のX方向負方向側)には、第1のブロックG1が設けられ、処理ステーション11の背面側(図2のX方向正方向側)には、第2のブロックG2が設けられている。また、処理ステーション11のカセットステーション10側(図1のY方向負方向側)には、第3のブロックG3が設けられ、処理ステーション11のインターフェイスステーション13側(図2のY方向正方向側)には、第4のブロックG4が設けられている。
例えば第1のブロックG1には、図3に示すように複数の液処理装置、例えばウェハWを現像処理する現像装置30、ウェハW上に有機溶剤を塗布してウェハWを洗浄する洗浄装置31、ウェハW上に反射防止膜を形成する反射防止膜形成装置32、ウェハW上に中性剤を塗布して中性層を形成する中性層形成装置33、ウェハW上に第1のポリマーとしてのポリスチレンを塗布してポリスチレン膜を形成するポリスチレン膜形成装置34、ウェハW上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布装置35、ウェハW上にブロック共重合体を塗布するブロック共重合体塗布装置36が下から順に重ねられている。
例えば現像装置30、洗浄装置31、反射防止膜形成装置32、中性層形成装置33、ポリスチレン膜形成装置34、レジスト塗布装置35、ブロック共重合体塗布装置36は、それぞれ水平方向に3つ並べて配置されている。なお、これら現像装置30、洗浄装置31、反射防止膜形成装置32、中性層形成装置33、ポリスチレン膜形成装置34、レジスト塗布装置35、ブロック共重合体塗布装置36の数や配置は、任意に選択できる。
これら現像装置30、洗浄装置31、反射防止膜形成装置32、中性層形成装置33、ポリスチレン膜形成装置34、レジスト塗布装置35、ブロック共重合体塗布装置36では、例えばウェハW上に所定の塗布液を塗布するスピンコーティングが行われる。スピンコーティングでは、例えば塗布ノズルからウェハW上に塗布液を吐出すると共に、ウェハWを回転させて、塗布液をウェハWの表面に拡散させる。
なお、ブロック共重合体塗布装置36でウェハW上に塗布されるブロック共重合体は、第1のポリマーと第2のポリマーとを有する。第1のポリマーとしては、疎水性(非極性)を有する疎水性ポリマーが用いられ、第2のポリマーとしては、親水性(極性)を有する親水性ポリマーが用いられる。本実施の形態では、親水性ポリマーとして例えばポリメタクリル酸メチル(PMMA)が用いられ、疎水性ポリマーとしては例えばポリスチレン膜形成装置34でも用いられるポリスチレンである。また、ブロック共重合体における親水性ポリマーの分子量の比率は40%〜60%であり、ブロック共重合体における疎水性ポリマーの分子量の比率は60%〜40%である。そして、ブロック共重合体は、これら親水性ポリマーと疎水性ポリマーが、直線的に化学した高分子である。
例えば第2のブロックG2には、図4に示すようにウェハWの熱処理を行う熱処理装置40、ウェハWの熱処理を行なうと共にウェハWに紫外線を照射して、ウェハW上のポリスチレンを架橋反応させる架橋装置41、ウェハWを疎水化処理するアドヒージョン装置42、ウェハWの外周部を露光する周辺露光装置43が上下方向と水平方向に並べて設けられている。熱処理装置40は、ウェハWを載置して加熱する熱板と、ウェハWを載置して冷却する冷却板を有し、加熱処理と冷却処理の両方を行うことができる。なお、複数の熱処理装置40のうち、一部の熱処理装置40は、ブロック共重合体塗布装置36でウェハW上に塗布されたブロック共重合体を親水性ポリマーと疎水性ポリマーに相分離させるポリマー分離装置として機能する。また、架橋装置41は、ウェハWを載置して加熱する熱板と、熱板上のウェハにエネルギー線を照射するエネルギー線源を有し、ウェハWの加熱処理とウェハWへのエネルギー線の照射を並行して行うことができる。また、架橋装置41には、架橋装置41内を不活性ガス雰囲気に維持するための、不活性ガス供給源が設けられている。複数の熱処理装置40のうち、一部の熱処理装置40は、ブロック共重合体塗布装置35でウェハW上に塗布されたブロック共重合体を親水性ポリマーと疎水性ポリマーに相分離させるポリマー分離装置として機能する。また、熱処理装置40、架橋装置41、アドヒージョン装置42、周辺露光装置43の数や配置は、任意に選択できる。
例えば第3のブロックG3には、複数の受け渡し装置50、51、52、53、54、55、56が下から順に設けられている。また、第4のブロックG4には、複数の受け渡し装置60、61、62が下から順に設けられている。
図1に示すように第1のブロックG1〜第4のブロックG4に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域Dが形成されている。ウェハ搬送領域Dには、例えばウェハ搬送装置70が配置されている。
ウェハ搬送装置70は、例えばY方向、X方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置70は、ウェハ搬送領域D内を移動し、周囲の第1のブロックG1、第2のブロックG2、第3のブロックG3及び第4のブロックG4内の所定の装置にウェハWを搬送できる。
ウェハ搬送装置70は、例えば図4に示すように上下に複数台配置され、例えば各ブロックG1〜G4の同程度の高さの所定の装置にウェハWを搬送できる。
また、ウェハ搬送領域Dには、第3のブロックG3と第4のブロックG4との間で直線的にウェハWを搬送するシャトル搬送装置80が設けられている。
シャトル搬送装置80は、例えばY方向に直線的に移動自在になっている。シャトル搬送装置80は、ウェハWを支持した状態でY方向に移動し、第3のブロックG3の受け渡し装置52と第4のブロックG4の受け渡し装置62との間でウェハWを搬送できる。
図1に示すように第3のブロックG3のX方向正方向側の隣には、ウェハ搬送装置100が設けられている。ウェハ搬送装置100は、例えばX方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置100は、ウェハWを支持した状態で上下に移動して、第3のブロックG3内の各受け渡し装置にウェハWを搬送できる。
インターフェイスステーション13には、ウェハ搬送装置110と受け渡し装置111が設けられている。ウェハ搬送装置110は、例えばY方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置110は、例えば搬送アームにウェハWを支持して、第4のブロックG4内の各受け渡し装置、受け渡し装置111及び露光装置12との間でウェハWを搬送できる。
エッチング処理装置3は、図5に示すようにエッチング処理装置3に対するウェハWの搬入出を行うカセットステーション200、ウェハWの搬送を行う共通搬送部201、ポリスチレン膜上にレジストパターンが形成されたウェハWおいて、レジストパターンをマスクとしてポリスチレン膜のエッチング処理を行うパターン形成装置としてのエッチング装置202、ウェハW上で相分離したブロック共重合体にエッチング処理を行い、疎水性ポリマーを選択的に除去するポリマー除去装置としてのエッチング装置203、ウェハW上の被処理膜を所定のパターンにエッチングするエッチング装置204、205を有している。
カセットステーション200は、ウェハWを搬送するウェハ搬送機構210が内部に設けられた搬送室211を有している。ウェハ搬送機構210は、ウェハWを略水平に保持する2つの搬送アーム210a、210bを有しており、これら搬送アーム210a、210bのいずれかによってウェハWを保持しながら搬送する構成となっている。搬送室211の側方には、ウェハWを複数枚並べて収容可能なカセットCが載置されるカセット載置台212が備えられている。図示の例では、カセット載置台212には、カセットCを複数、例えば3つ載置できるようになっている。
搬送室211と共通搬送部201は、真空引き可能な2つのロードロック装置213a、213bを介して互いに連結させられている。
共通搬送部201は、例えば上方からみて略多角形状(図示の例では六角形状)をなすように形成された密閉可能な構造の搬送室チャンバー214を有している。搬送室チャンバー214内には、ウェハWを搬送するウェハ搬送機構215が設けられている。ウェハ搬送機構215は、ウェハWを略水平に保持する2つの搬送アーム215a、215bを有しており、これら搬送アーム215a、215bのいずれかによってウェハWを保持しながら搬送する構成となっている。
搬送室チャンバー214の外側には、エッチング装置202、203、204、205、ロードロック装置213b、213aが、搬送室チャンバー214の周囲を囲むように配置されている。エッチング装置202、203、204、205、ロードロック装置213b、213aは、例えば上方からみて時計回転方向においてこの順に並ぶように、また、搬送室チャンバー214の6つの側面部に対してそれぞれ対向するようにして配置されている。
なお、エッチング装置202〜205としては、例えば例えばRIE(Reactive Ion Eching)装置が用いられる。すなわち、エッチング装置202〜205では、反応性の気体(エッチングガス)やイオン、ラジカルによって、疎水性ポリマーや被処理膜をエッチングするドライエッチングが行われる。
以上の基板処理システム1には、図1に示すように制御部300が設けられている。制御部300は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、基板処理システム1におけるウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種処理装置や搬送装置などの駆動系の動作を制御して、基板処理システム1における後述の基板処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御部300にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された基板処理システム1を用いて行われるウェハ処理について説明する。図6は、かかるウェハ処理の主な工程の例を示すフローチャートである。
先ず、複数のウェハWを収納したカセットCが、塗布現像処理装置2のカセットステーション10に搬入され、所定のカセット載置板21に載置される。その後、ウェハ搬送装置23によりカセットC内の各ウェハWが順次取り出され、処理ステーション11の受け渡し装置53に搬送される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40に搬送され、温度調節される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって反射防止膜形成装置32に搬送され、図7に示すようにウェハW上に反射防止膜400が形成される(図6の工程S1)。その後ウェハWは、熱処理装置40に搬送され、加熱され、温度調節される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置70によってポリスチレン膜形成装置34に搬送される。ポリスチレン膜形成装置34では、図7に示すようにウェハの反射防止膜400上にポリスチレンが塗布されて、ポリスチレン膜401が形成される(図6の工程S2)。
その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって架橋装置41に搬送される。架橋装置41では、ウェハWが熱処理板に載置されて、例えば約200℃でウェハWの加熱処理が不活性ガス雰囲気、例えば窒素ガスの雰囲気中で行なわれる。それと共に、ウェハWにエネルギー線として紫外線が照射される(図6の工程S3)。このとき、例えば193nmの波長を有する紫外線が照射される。そうすると、ポリスチレン膜401における架橋反応が促進され、ポリスチレン膜401が硬化する。なお、この加熱処理及び紫外線照射は、例えば5分間行なわれる。
なお、本発明者らが鋭意検討した結果、ポリスチレン膜401の架橋反応を促進するための紫外線の波長は200nm以下であればよいことが確認された。また、紫外線を照射する場合、加熱処理の温度は150℃〜200℃であればよいことが確認された。具体的には、ポリスチレン膜401を150℃〜200℃で加熱した場合、ポリスチレン分子の結合手同士は十分に架橋しきらないものの、そこに200nm以下の波長を有する紫外線を照射すると、熱エネルギーによる熱振動では十分に架橋しきらなかった結合手に直接作用し、当該結合手を架橋させることができる。なお、ポリスチレン膜401は酸化すると表面に水酸基が結合して親水性の膜となるので、酸化を防止するために加熱処理及び紫外線の照射は不活性ガスの雰囲気中で行なうことが好ましい。また、エネルギー線としては、紫外線以外にも電子線を用いてもよいことが分かっている。
その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によってアドヒージョン装置42に搬送され、アドヒージョン処理される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によってレジスト塗布装置35に搬送され、ウェハWのポリスチレン膜401上にレジスト液が塗布されて、レジスト膜が形成される(図6の工程S4)。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40に搬送されて、プリベーク処理される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって受け渡し装置55に搬送される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置70によって周辺露光装置43に搬送され、周辺露光処理される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって受け渡し装置56に搬送される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置100によって受け渡し装置52に搬送され、シャトル搬送装置80によって受け渡し装置62に搬送される。
その後ウェハWは、インターフェイスステーション13のウェハ搬送装置110によって露光装置12に搬送され、所定のパターンで露光処理される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置110によって露光装置12から受け渡し装置60に搬送される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40に搬送され、露光後ベーク処理される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって現像装置30に搬送され、現像処理される。現像終了後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40に搬送され、ポストベーク処理される。こうして、図8に示すようにウェハWのポリスチレン膜401上に所定のレジストパターン402が形成される(図6の工程S5)。本実施の形態では、レジストパターン402は、平面視において直線状のライン部402aと直線状のスペース部402bを有し、いわゆるラインアンドスペースのレジストパターンである。なお、ライン部402aの幅は、後述するようにライン部402aに親水性ポリマー405が1層だけ配置されるように設定される。そのため、レジストパターン402のライン部402aには、レジストパターンの線幅を細らせる、いわゆるスリミング処理が施されている。また、スペース部402bの幅は、スペース部402bに親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406が交互に奇数層だけ配置されるように設定される。
その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって受け渡し装置50に搬送され、その後カセットステーション10のウェハ搬送装置23によって所定のカセット載置板21のカセットCに搬送される。
塗布現像処理装置2においてウェハWにレジストパターン402が形成されると、ウェハWを収納したカセットCは、塗布現像処理装置2から搬出され、次にエッチング処理装置3に搬入される。
エッチング処理装置3では、先ず、ウェハ搬送機構210によって、カセット載置台212上のカセットCから1枚のウェハWが取り出され、ロードロック装置213a内に搬入される。ロードロック装置213a内にウェハWが搬入されると、ロードロック装置213a内が密閉され、減圧される。その後、ロードロック装置213a内と大気圧に対して減圧された状態(例えば略真空状態)の搬送室チャンバー214内とが連通させられる。そして、ウェハ搬送機構215によって、ウェハWがロードロック装置213aから搬出され、搬送室チャンバー214内に搬入される。
搬送室チャンバー214内に搬入されたウェハWは、次にウェハ搬送機構215によってエッチング装置202に搬送される。エッチング装置202では、レジストパターン402をマスクとしてウェハWにエッチング処理を行い、図9に示すように、レジストパターン402から露出した部分のポリスチレン膜401が除去される(図6の工程S6)。
その後ウェハWは、ウェハ搬送機構215によって再び搬送室チャンバー214内に戻される。そして、ロードロック装置213bを介してウェハ搬送機構210に受け渡され、カセットCに収納される。その後、ウェハWを収納したカセットCは、エッチング処理装置3から搬出され、再び塗布現像処理装置2に搬入される。
塗布現像処理装置2に搬入されたウェハWは、洗浄装置31に搬送され、有機溶剤で洗浄される。こうして、図10に示すようにウェハW上のレジストパターン402が除去され、ウェハW上にポリスチレン膜401のパターンが形成される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置100によって受け渡し装置53に搬送される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって中性層形成装置33に搬送される。中性層形成装置33では、図11に示すようにウェハWの反射防止膜400上に中性剤が塗布されて、中性層403が形成される(図6の工程S7)。その後ウェハWは、熱処理装置40に搬送され、加熱され、温度調節され、その後受け渡し装置55に戻される。
その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によってブロック共重合体塗布装置36に搬送される。ブロック共重合体塗布装置36では、図12に示すようにウェハWの中性層403及びポリスチレン膜401のパターン上にブロック共重合体404が塗布される(図6の工程S8)。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40に搬送される。熱処理装置40では、ウェハWに所定の温度の熱処理が行われる。そうすると、図13及び図14に示すようにウェハW上のブロック共重合体404が、親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406に相分離される(図6の工程S9)。
ここで、上述したようにブロック共重合体404において、親水性ポリマー405の分子量の比率は40%〜60%であり、疎水性ポリマー406の分子量の比率は60%〜40%である。そうすると、工程S6において、図13及び図14に示すように親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406はラメラ構造に相分離される。この際、上述した工程S5においてレジストパターン402のライン部402aとスペース部402bの幅がそれぞれ所定の幅に形成されているので、ポリスチレン膜401上には疎水性ポリマー406が1層配置され、中性層403上には親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406が交互に奇数層配置される。
具体的には、図13に示すウェハWの中央のポリスチレン膜401上には当該ポリスチレン膜401と同様に非極性の疎水性ポリマー406が配置され、その両側、すなわちポリスチレン膜401の端部と接する位置であって中性層403の上面には親水性ポリマー405、405が配置される。そして、中性層403の残りの領域には親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406が交互に配置される。この際、スペース部402bの幅は、スペース部402bに親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406が交互に奇数層だけ配置されるように形成されているので、ウェハWの両端部に形成されたポリスチレン膜401、401の端部には、親水性ポリマー405、405がそれぞれ配置される。なお、例えば図13及び図14では、疎水性ポリマー406が親水性ポリマー405よりも1層多い状態を描図しているが、これは、ブロック共重合体404における疎水性ポリマー406の分子量の比率を、親水性ポリマー405の分子量の比率よりも多くなるように設定しているためである。即ち、
本実施の形態では、ブロック共重合体404における疎水性ポリマー406の分子量の比率は、親水性ポリマー405の分子量の比率よりも多い。
その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって受け渡し装置50に搬送され、その後カセットステーション10のウェハ搬送装置23によって、再び所定のカセット載置板21のカセットCに搬送される。
塗布現像処理装置2においてウェハWに所定の処理が行われると、ウェハWを収納したカセットCは、塗布現像処理装置2から搬出され、再びエッチング処理装置3に搬入される。
エッチング処理装置3に搬入されたウェハWは、ウェハ搬送機構215によってエッチング装置203に搬送される。エッチング装置203では、ウェハWにエッチング処理を行い、図15に示すように親水性ポリマー405を選択的に除去し、疎水性ポリマー406の所定のパターンが形成される(図6の工程S10)。
その後ウェハWは、ウェハ搬送機構215によってエッチング装置204に搬送される。エッチング装置204では、ウェハW上の疎水性ポリマー406をマスクとして、ウェハW上の被処理膜がエッチングされる。その後、疎水性ポリマー406及び反射防止膜400が除去されて、被処理膜に所定のパターンが形成される(図6の工程S11)。
以上の実施の形態によれば、工程S3において、ポリスチレン膜401を加熱処理すると共に当該ポリスチレン膜にエネルギー線として紫外線を照射するので、ポリスチレン膜401の架橋反応が促進される。これにより、加熱処理の時間を短縮することができる。具体的には、例えば従来の加熱処理のみではポリスチレン膜401の硬化に30分間要していたところ、紫外線の照射を並行して行うことで、この加熱処理時間を5分間に短縮できる。その結果、ウェハW上にブロック共重合体404を用いて微細なパターンを形成するにあたり、ウェハ処理のスループットを向上させることができる。
また、工程S3において紫外線を照射することで、加熱処理の温度を従来よりも低下させることができる。具体的には、従来の加熱処理のみでポリスチレン膜401を架橋反応させるためには250℃での加熱処理が必要であったところ、紫外線の照射を並行して行うことで、加熱処理の温度を150℃〜200℃とすることができる。そして、250℃の加熱処理に耐えうる反射防止膜の形成には、例えばCVD等のプラズマ処理で形成する必要があり、反射防止膜の形成には時間を要することとなる。この点、本発明によれば、加熱処理の温度が150℃〜200℃であるので、塗布現像処理装置2による従来の反射防止膜400を用いることができる。換言すれば、一連の処理を塗布現像処理装置2で行うことができるので、この点でもスループットの向上を図ることができる。
また、工程S5で形成されるレジストパターン402はラインアンドスペースのレジストパターンであり、ブロック共重合体404において親水性ポリマー405の分子量の比率は40%〜60%であり、疎水性ポリマー406の分子量の比率は60%〜40%であるので、工程S7において、ブロック共重合体404を親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406にラメラ構造に相分離できる。しかも、上述した工程S3においてレジストパターン402のライン部402aとスペース部402bの幅が所定の幅に形成されているので、親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406が交互に奇数層配置される。そうすると、ウェハW上に親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406を適切なラメラ構造で形成することができる。特に、疎水性ポリマー406に対してガイドとして機能するポリスチレン膜401と、ブロック共重合体404を構成する疎水性ポリマー406とが共にポリスチレンであることから、ポリスチレン膜401と疎水性ポリマー406とが安定である。
また、工程S3における加熱処理及び紫外線照射は不活性ガス雰囲気中で行なわれるので、ポリスチレン膜401が酸化してその表面が親水性となることを防止できる。仮に、ポリスチレン膜401の表面が親水性になってしまうと、親水性となったポリスチレン膜401上には疎水性ポリマー406が配置されることとなる。その一方で、上述したように本実施の形態では、ブロック共重合体404における疎水性ポリマー406の分子量の比率が、親水性ポリマー405の分子量の比率よりも多いので、中性層403には疎水性ポリマー406が親水性ポリマー405よりも1層多く形成される。そうすると、ポリスチレン膜401上の疎水性ポリマー406と中性層403上の疎水性ポリマー406とが隣り合うこととなるが、その場合、同じ極性を有する物質同士が反発しあい、疎水性ポリマー405の規則正しい配列を妨げてしまう。この点、以上の実施の形態によれば、ポリスチレン膜401が酸化して親水性になることを防止できるで、ウェハW上に親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406を適切なラメラ構造で形成することができる。
以上の実施の形態では、親水性ポリマー405を選択的に除去するにあたりエッチング処理装置3においていわゆるドライエッチング処理を行ったが、親水性ポリマー405の除去は、ウェットエッチング処理により行ってもよい。
具体的には、工程S7においてブロック共重合体404を相分離したウェハWを、工程S8においてエッチング処理装置3に変えて架橋装置41に搬送する。そして、ウェハWに紫外線を照射することで、親水性ポリマー405であるポリメタクリル酸メチルの結合鎖を切断すると共に、疎水性ポリマー406であるポリスチレンを架橋反応させる。その後、ウェハWを洗浄装置31に搬送し、当該洗浄装置31においてウェハWに例えばイソプロピルアルコール(IPA)を供給する。これにより、紫外線照射で結合鎖が切断された親水性ポリマー405が溶解除去される。
親水性ポリマー405をいわゆるドライエッチング処理により除去する場合、親水性ポリマー405と疎水性ポリマー406の選択比は例えば3〜7:1程度であるため、疎水性ポリマー406の膜べりが避けられない。その一方、親水性ポリマー405を、有機溶剤を用いたいわゆるウェットエッチングにより除去する場合は、疎水性ポリマー406はほとんど有機溶剤に溶解しないため、膜べりを避けることができる。その結果、その後の工程において疎水性ポリマー406のパターンをマスクとして被処理膜のエッチング処理を行なう際に、マスクとしての十分な膜厚を確保することができる。
また、親水性ポリマー405をウェットエッチングにより除去することで、上述した塗布現像処理装置2からエッチング処理装置3へのウェハWの搬送を省略することができる。したがって、基板処理システム1におけるウェハ処理のスループットを向上させることができる。
以上の実施の形態のブロック共重合体404には、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)とポリスチレン(PS)を有していたが、親水性を有する親水性ポリマーと疎水性を有する疎水性ポリマーを含めばこれに限定されない。例えば親水性ポリマーにシリコーンゴム(PDMS)を用いてもよい。また、ブロック共重合体404は、ポリマーが適切に相分離すれば必ずしも親水性ポリマーと疎水性ポリマーを含む必要はなく、例えば界面エネルギー差が所定の値以上の同じ極性のポリマーを含むものであってもよい。
以上の実施の形態では、工程S11においてウェハW上の被処理膜をエッチングしていたが、本発明のウェハ処理方法はウェハW自体をエッチングする際にも適用することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
本発明は、例えば親水性を有する親水性ポリマーと疎水性を有する疎水性ポリマーとを含むブロック共重合体を用いて、基板を処理する際に有用である。
1 基板処理システム
2 塗布現像処理装置
3 エッチング処理装置
30 現像装置
31 洗浄装置
32 反射防止膜形成装置
33 中性層形成装置
34 ポリスチレン膜形成装置
35 レジスト塗布装置
36 ブロック共重合体塗布装置
40 熱処理装置
41 架橋装置
202〜205 エッチング装置
300 制御部
400 反射防止膜
401 ポリスチレン膜
402 レジストパターン
402a ライン部
402b、402c スペース部
404 ブロック共重合体
405 親水性ポリマー
406 疎水性ポリマー
W ウェハ

Claims (20)

  1. 第1のポリマーと第2のポリマーとを含むブロック共重合体を用いて、基板を処理する方法であって、
    基板に第1のポリマー膜を形成する第1のポリマー膜形成工程と、
    前記第1のポリマー膜を加熱処理し、且つ当該加熱処理中に前記第1のポリマー膜にエネルギー線を照射して前記第1のポリマー膜を架橋させる架橋工程と、
    前記第1のポリマー膜上にレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記架橋後の第1のポリマー膜をエッチング処理して第1のポリマー膜のパターンを形成する第1のポリマー膜パターン形成工程と、
    前記第1のポリマー膜パターン形成工程後にレジストパターンが除去された基板に対して、中性層を基板上に形成する中性層形成工程と、
    前記中性層が形成された基板上に前記ブロック共重合体を塗布するブロック共重合体塗布工程と、
    前記基板に塗布されたブロック共重合体を前記第1のポリマーと前記第2のポリマーに相分離させるポリマー分離工程と、
    前記相分離したブロック共重合体から、前記第1のポリマー又は前記第2のポリマーのいずれかを選択的に除去するポリマー除去工程と、を有することを特徴とする、基板処理方法。
  2. 前記エネルギー線は、紫外線または電子線のいずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記紫外線の波長は200nm以下であることを特徴とする、請求項2に記載の基板処理方法。
  4. 前記架橋工程における加熱処理は、150℃〜200℃で行われることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理方法。
  5. 前記架橋工程における加熱処理及びエネルギー線の照射は、不活性ガス雰囲気中で行なわれることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理方法。
  6. 前記第1のポリマーは親水性を有する親水性ポリマーであり、前記第2のポリマーは、疎水性を有する疎水性ポリマーであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の基板処理方法。
  7. 前記親水性ポリマーはポリメタクリル酸メチルであり、
    前記疎水性ポリマーはポリスチレンであることを特徴とする、請求項6に記載の基板処理方法。
  8. 前記第1のポリマー膜のパターンは、平面視において直線状のライン部と直線状のスペース部を有するパターンであり、
    前記ブロック共重合体における前記第1のポリマーの分子量の比率は、40%〜60%であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の基板処理方法。
  9. 前記ポリマー分離工程において、前記スペース部に前記親水性ポリマーと前記疎水性ポリマーが交互に奇数層に相分離されることを特徴とする、請求項6または7のいずれかに記載の基板処理方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の基板処理方法を基板処理システムによって実行させるために、当該基板処理システムを制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
  12. 第1のと第2のポリマーとを含むブロック共重合体を用いて、基板を処理するシステムであって、
    基板に第1のポリマー膜を形成する第1のポリマー膜形成装置と、
    前記第1のポリマー膜を加熱処理し、且つ当該加熱処理中に前記第1のポリマー膜にエネルギー線を照射して前記第1のポリマー膜を架橋させる架橋装置と、
    前記第1のポリマー膜上にレジストパターンされた基板において、当該レジストパターンをマスクとして前記架橋後の第1のポリマー膜をエッチング処理して前記第1のポリマー膜のパターンを形成するパターン形成装置と、
    前記第1のポリマー膜のパターン形成後にレジストパターンが除去された基板に対して、中性層を基板上に形成する中性層形成装置と、
    前記中性層が形成された基板上に前記ブロック共重合体を塗布するブロック共重合体塗装置と、
    前記基板に塗布されたブロック共重合体を前記第1のポリマーと前記第2のポリマーに相分離させるポリマー分離装置と、
    前記相分離したブロック共重合体から、前記第1のポリマー又は前記第2のポリマーのいずれかを選択的に除去するポリマー除去装置と、を有することを特徴とする、基板処理システム。
  13. 前記エネルギー線は、紫外線または電子線のいずれかであることを特徴とする、請求項12に記載の基板処理システム。
  14. 前記紫外線の波長は200nm以下であることを特徴とする、請求項13に記載の基板処理システム。
  15. 前記架橋装置における加熱処理は、150℃〜200℃で行われることを特徴とする、請求項11〜14のいずれかに記載の基板処理システム。
  16. 前記架橋工程における加熱処理及びエネルギー線の照射は、不活性ガス雰囲気中で行なわれることを特徴とする、請求項11〜15のいずれかに記載の基板処理方法。
  17. 前記第1のポリマーは親水性を有する親水性ポリマーであり、前記第2のポリマーは、疎水性を有する疎水性ポリマーであることを特徴とする、請求項11〜16のいずれかに記載の基板処理システム。
  18. 前記親水性ポリマーはポリメタクリル酸メチルであり、
    前記疎水性ポリマーはポリスチレンであることを特徴とする、請求項17に記載の基板処理システム。
  19. 前記ポリスチレン膜のパターンは、平面視において直線状のライン部と直線状のスペース部を有するパターンであり、
    前記ブロック共重合体における前記第1のポリマーの分子量の比率は、40%〜60%であることを特徴とする、請求項11〜18のいずれかに記載の基板処理システム。
  20. 前記ポリマー分離工程において、前記スペース部に前記第1のポリマーと前記第2ポリマーが交互に奇数層に相分離されることを特徴とする、請求項19に記載の基板処理システム。
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