JP2014025708A - 目標物検出装置及び目標物表示装置 - Google Patents

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和彦 塚本
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Abstract

【課題】目標物の捕捉を妨げる障害物を回避し、該目標物を正確に検出し続けることが可能な目標物検出装置を提供する。
【解決手段】移動体に搭載される目標物検出装置であって、レーザ光源及び出射角変更手段を有するレーザ出射手段と、レーザ検出手段と、位置情報取得手段と、移動情報取得手段と、制御手段とを少なくとも備え、
前記制御手段は、前記目標物と前記移動体との位置関係を特定し、前記レーザ出射手段が前記目標物を検出可能に照射するレーザ光の出射角の範囲を算出し、該出射角の範囲で前記出射角変更手段を制御し、
前記レーザ出射手段が出射角度θでレーザ光を出射したとき、前記レーザ検出手段が前記目標物からの反射光を受信した場合には前記出射角度θを維持し、前記レーザ検出手段が前記目標物からの反射光を受信しなかった場合には、前記出射角度θを変更する目標物検出装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体に搭載される目標物検出装置、及び目標物表示装置に関する。
自動車等の移動体の移動に伴って変化する現在位置や目的地までの経路を、地図や交通情報とともに表示して運転支援を行うナビゲーションシステムが知られている。このナビゲーションシステムでは、情報をディスプレイに表示し、運転者は該ディスプレイを見ることにより表示された情報を容易に得ることができる。
車両に搭載されるディスプレイとしては、例えば、ヘッドアップディスプレイが知られている。その表示サイズとしては、ルームミラー程度のものからフロントガラス全面に及びものまで様々であり、後者においては、フロントガラス越しに情報を投影し、運転者が実際に視認した道路や交通標識に情報画像を重畳させる技術が知られている。この技術によれば、ディスプレイを確認する間に外部を視認することができない時間が発生することを防ぐことができるとともに、運転者に直観的で明快な運転支援を提供することができる。
ヘッドアップディスプレイによる表示においては、運転者が実際に視認している情報と、運転支援のために表示される情報のマッチングが重要である。リアルタイムで適切な情報を表示させるシステムとして、道路上の障害物等をレーザ光により検出し、検出した障害物等の画像を道路画像等に重ねて表示する技術が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、道路のどの位置に障害物が存在するかを運転者が認識できるようにするため、障害物検出部により得られた車両前方の障害物の情報に基づき、道路画像中の前記障害物が存在する位置に該障害物の画像を重ね合わせて表示させる技術が記載されている。
フロントガラスに情報が投影されるヘッドアップディスプレイの特徴の一つは、実際の視野に運転に必要な情報を重ねることができる表現力であり、これにより運転者は視線を動かすことなくリアルタイムの状況を把握することができる。
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、車両前方の障害物を対象として検出する技術であり、ヘッドアップディスプレイの性能を十分活用したものではなかった。例えば、目標物である施設や店舗等の構造物の位置を含む情報をディスプレイに重畳表現し、運転者が間違うことなく認識できることが重要であるが、そのような技術は提案されていない。
走行中の車両から目標物を検出し、該目標物を追跡しながらリアルタイムの情報をヘッドアップディスプレイに表示し続けるためには、表示対象の目標物と自車両との相対的な位置関係を認識する技術、加えてレーザ検出技術により連続して表示対象の目標物の捕捉を続ける技術が必要となる。目標物の捕捉については、レーザ光が目標物を連続的に照射することで実現できるが、目標物と自車両との間には目標物の捕捉を妨げる障害物(例えば歩行者、路上駐車の車両、街路樹など)が存在する場合がある。こうした障害物を回避したうえで、目標物を正確に検出し続ける方法が求められている。
そこで、本発明は上記課題を鑑み、目標物の捕捉を妨げる障害物を回避し、該目標物を正確に検出し続けることが可能な目標物検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る目標物検出装置は、移動体に搭載される目標物検出装置であって、レーザ光源及び出射角変更手段を有し、目標物に向けてレーザ光を照射するレーザ出射手段と、前記レーザ出射手段から出射されたレーザ光の反射光を受信するレーザ検出手段と、GPS受信機が受信したGPS信号から前記目標物と前記移動体の位置を取得する位置情報取得手段と、前記移動体の回転角速度及び走行速度から前記移動体の移動方向及び移動量を取得する移動情報取得手段と、制御手段とを少なくとも備え、前記制御手段は、前記位置情報取得手段及び前記移動情報取得手段から得た情報から、前記目標物と前記移動体との位置関係を特定し、前記レーザ出射手段が前記目標物を検出可能に照射するレーザ光の出射角の範囲を算出し、該出射角の範囲で前記出射角変更手段を制御し、前記レーザ出射手段が出射角度θでレーザ光を出射したとき、前記レーザ検出手段が前記目標物からの反射光を受信した場合には前記出射角度θを維持し、前記レーザ検出手段が前記目標物からの反射光を受信しなかった場合には、前記出射角度θを変更することを特徴とする目標物検出装置である。
本発明に係る目標物検出装置によれば、目標物の捕捉を妨げる障害物を回避し、該目標物を正確に検出し続けることが可能な目標物検出装置を提供することができる。
目標物検出装置の一実施態様に係る動作の概要を示すフローチャートである。 目標物検出装置の一実施態様に係る動作の例を示すフローチャートである。 (A)は目標物からの反射光を受信した例であり、(B)、(C)及び(D)は目標物からの反射光を受信していない例を模式的に示した説明図である。 (A)は出射角の範囲の例を説明する図であり、(B)は移動体の移動時における目標物の検出の例を説明する図である。 (A)は障害物を回避するための出射角度の変更例を説明する図であり、(B)は(A)に示す出射角度に対応した反射光検出時間の例を説明する図である。 障害物を回避する出射角度を予測する例を説明する模式図である。 目標物検出装置の一実施態様の構成を機能の例とともに示すブロック図である。 目標物検出装置を備える目標物表示装置の一実施態様の構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る目標物検出装置及び目標物表示装置について、図面を参照して説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
図8に目標物検出装置を含む目標物表示装置の構成の例を示す。
前記目標物検出装置は、移動体に搭載される目標物検出装置であって、図8に示すように、レーザ光源15及び出射角変更手段16を有し、目標物に向けてレーザ光を照射するレーザ出射手段14と、レーザ出射手段14から出射されたレーザ光の反射光を受信するレーザ検出手段17と、GPS受信機が受信したGPS信号から前記目標物と前記移動体の位置を取得する位置情報取得手段19と、前記移動体の回転角速度及び走行速度から前記移動体の移動方向及び移動量を取得する移動情報取得手段20と、制御手段18とを少なくとも備える。
前記移動体としては、例えば、自動車などの交通車両が挙げられる。
移動情報取得手段20としては、例えば、速度センサ、陀角センサ、ジャイロセンサ等の車載センサが挙げられる。
制御手段18は、位置情報取得手段19及び移動情報取得手段20から得た情報から、前記目標物と前記移動体との位置関係を特定し、レーザ出射手段14が前記目標物を検出可能に照射するレーザ光の出射角の範囲を算出し、該出射角の範囲で出射角変更手段16を制御し、レーザ出射手段14が出射角度θでレーザ光を出射したとき、レーザ出射手段17が前記目標物からの反射光を受信した場合には前記出射角度θを維持し、レーザ出射手段17が前記目標物からの反射光を受信しなかった場合には、前記出射角度θを変更する。
図1に、上述した制御手段18の処理を含む前記目標物検出手段の動作の概要のフローチャートを示す。
まず、目標物の設定を行うことにより処理が開始される。目標物の設定は、例えば、図8に示す設定入力手段31により行うことができる。設定入力手段31としては、端末インターフェースが挙げられ、表示装置30等に一体に構成されたタッチパネル、スイッチ、及びボタン等が挙げられる。
目標物の設定が行われると、位置情報取得手段19及び移動情報取得手段20から、前記移動体と前記目標物の位置情報を取得し(S101)、位置関係を特定し(S102)、レーザ出射手段14が前記目標物を検出可能に照射するレーザ光の出射角の範囲を算出する(S103)。
前記出射角の範囲を図4(A)に示す。
図4(A)に示すように、移動体11の目標物検出手段11が目標物12を検出可能な出射角はθminからθmaxの範囲である。この範囲で出射角度θを設定し、出射角変更手段16を制御し、該出射角度θでレーザ出射手段14が目標物12に向けてレーザ光を出射する(S104)。
レーザ出射手段17は反射光を受信し、該反射光が目標物12からの反射光であるか否かを判断する(S106)。判断の例を図3(A)及び(B)に示す。
図3(A)は、目標物12からの反射光を受信した状態を示す図であり、目標物12が検出されたことを示している。図3(B)は障害物13により目標物12への照射が遮られ、障害物13からの反射光を受信した状態を示している。
図3(A)に示すように、目標物12からの反射光と受信したと判断された場合には前記出射角度θを維持し、目標物12の情報を表示装置30に表示する(S109)。一方、図3(B)に示すように、目標物12からの反射光を受信しなかったと判断された場合には、表示装置30に表示を行わず、前記出射角度θを変更し(S108)、障害物13を回避して照射を行う。
移動体11が移動(例えば、車両の走行)を継続するときは(S110)、再度位置情報を取得し(S111)、ステップS102からの処理を繰り返す。これらの動作を短時間に連続して行うことにより、移動体11と目標物12との位置関係をリアルタイムで把握し、目標物12に対して常に捕捉及びレーザ光照射を行うことが可能となり、目標物12の正確な表示が可能となる。
次に、図1のステップ106において、レーザ出射手段17が受信した反射光が目標物12からの反射光であるか否かを判断する方法について説明する。
目標物検出装置11は、レーザ出射手段14から出射されたレーザ光が、反射光としてレーザ出射手段17に受信されるまでの反射光検出時間を取得する反射光検出時間取得手段23と、目標物12と移動体11との位置関係から前記反射光検出時間の予測値tを算出する反射光検出時間取得手段22とを備える。
反射光検出時間取得手段23により取得された反射光検出時間が、前記予測値tと略同一である場合には、レーザ出射手段17が目標物12からの反射光を受信したと判断し、前記予測値tと異なる場合には、レーザ出射手段17が目標物12からの反射光を受信しなかったと判断する。
ここで、反射光検出時間が「前記予測値tと略同一である場合」とは、反射光検出時間が、予測値t±ε(εは、予め定めた許容される誤差の値)で表される範囲内である場合であり、反射光検出時間が「予測値tと異なる場合」とは、反射光検出時間が、予測値t±εを超える値である場合をいう。
図2に、レーザ出射手段17が受信した反射光が目標物12からの反射光であるか否かを判断する処理の詳細を含むフローチャートを示す。
図1と同様に、目標物の設定が行われると、位置情報取得手段19及び移動情報取得手段20から、前記移動体と前記目標物の位置情報を取得し(S201)、位置関係を特定し(S202)、レーザ出射手段14が前記目標物を検出可能に照射するレーザ光の出射角の範囲を算出する(S203)。そして、この範囲で出射角度θを設定する(S204)。
次に、レーザ出射手段14から出射されたレーザ光が反射光としてレーザ出射手段17に受信されるまでの反射光検出時間の予測値tを算出した後(S205)、ステップS204で設定した出射角度θでレーザ出射手段14が目標物12に向けてレーザ光を出射する(S206)。
レーザ出射手段17が反射光を受信したか判断する(S207)。ここで、反射光を受信しなかった場合の例を図3(C)及び(D)に示す。
図3(C)及び(D)に示すように、レーザ出射手段14から出射されたレーザ光が少なくとも目標物12に照射されず、障害物等からの反射光をも受信しなかった場合は、出射角度θの変更以外の処理が必要な場合も想定されるため、例えば、図2に示すステップS201からの処理を繰り返すことが好ましい。
次に、レーザ出射手段17が反射光を受信した場合、反射光検出時間取得手段23が反射光検出時間txを取得する(S208)。反射光検出時間txと、反射光検出時間の予測値tとを比較し(S209)、反射光検出時間txと予測値tとが略同一である場合には、レーザ出射手段17が目標物12からの反射光を受信したと判断し(S210)、目標物12の情報を表示装置30に表示する(S213)。
一方、反射光検出時間txと予測値tとが異なる場合、目標物12からの反射光を受信しなかった、すなわち目標物12以外の物(障害物13)からの反射光を受光したと判断し(S211)、表示装置30に表示を行わず、反射光検出時間txと予測値tとが略同一となるように、すなわち反射光検出時間tvが、予測値t±ε(εは、予め定めた許容される誤差の値)で表される範囲内となるように前記出射角度θを変更し(S212)、障害物13等を回避して照射を行う。
移動体11が移動(例えば、車両の走行)を継続するときは(S214)、再度位置情報を取得し(S215)、ステップS202からの処理を繰り返す。これらの動作を短時間に連続して行うことにより、移動体11と目標物12との位置関係をリアルタイムで把握し、目標物12に対して常に捕捉及びレーザ光照射を行うことが可能となり、目標物12の正確な表示が可能となる。
ステップS209における反射光検出時間txと予測値tとの比較を図5(A)及び(B)により説明する。図5(A)に示す出射角度θに対応したレーザ出射手段の駆動信号と反射光検出時間txとの関係を図5(B)に示している。出射角度θaで出射されたレーザ光は、障害物13からの反射光として受信され、その反射光検出時間t1は、移動体11と目標物12との位置関係から算出された予測値tと異なる(許容される誤差範囲を超える)小さい値である。すなわち、移動体11と目標物12との間に障害物13が存在する場合、反射光の受信タイミングは予測値tによる狙いの時間よりもはやくなる。
出射角度θbに変更(拡大)した場合においても障害物13を回避できず、障害物13からの反射光として受信され、その反射光検出時間t2は、移動体11と目標物12との位置関係から算出された予測値tと異なる(許容される誤差範囲を超える)小さい値である。
さらに出射角度θcに変更(拡大)した場合、障害物13を回避することができ、目標物12からの反射光として受信され、その反射光検出時間t3は、予測値tと略同一の値である。
なお、図5では、予測値tと略同一となる値のtxが得られるまで出射角度θを拡大して障害物13を回避する例を示したが、出射角度θを縮小する方向で調整してもよい。
反射光検出時間の予測値tは、移動体11と目標物12との位置関係から求めることができる。予測値tを算出する方法について、図4(B)により説明する。
図4(B)は、移動体11が移動しながら連続して目標物12を検出するためにレーザ光を照射する状態を示す図である。
目標物12と移動体11との位置関係は、位置情報取得手段19及び移動情報取得手段20から地図上の座標として取得することにより、移動体11の進行方向L、側面方向Xの位置に目標物12があることを特定することができる。
移動体11aと目標物12との距離は、下記式(1)により求められる。
Figure 2014025708

目標物12と移動体11aとの位置関係から算出される反射光検出時間の予測値tは、上記数(1)で求めた距離の往復を光が進むのに要する時間であり、下記式(2)により求められる。
Figure 2014025708
移動体11aからみた目標物12の方向がレーザ光の出射角度θであり、出射角度θ1は、tanθ1=X/L1として求めることができる。
また、移動体11aが移動し、T秒後に11bで示す位置に存在するとき、上述したように出射角度θ2はtanθ2=X/L2として求めることができる。
このように、移動体11と目標物12との位置関係に基づいて出射角度θを制御することができるため、移動体11の移動中も目標物12に対しレーザ光を照射し続けることが可能となる。
出射角度θの変化量Δθは、上述のとおり出射角度θがtanθから求められるため、
tanΔθ=tan(θ1−θ2)=tanθ2−tanθ1/(1+tanθ・2tanθ1)=X(L1−L2)/(X+L1・L2)として表すことができる。
ここで、移動体11の移動速度をV(単位:m/秒)とするとL2はL1−TVで表すことができるため、tanΔθは、X、L1、V及びTで定義することができる。
出射角度θの制御は、図5で説明したようにオープンループ、すなわち、反射光検出時間の予測値tと略同一の実測値txが得られるまで(すなわち障害物13からの反射光を受信しているという判定がなくなるまで)出射角度θを拡大する制御が可能であるが、反射光検出時間の実測値txにより適切な出射角度θを予測して制御することもできる。
図6により、反射光検出時間の値から適切な出射角度θを予測し、効果的に障害物13を回避する方法について説明する。
図6(A)は、障害物13が、反射光検出時間txに基づき移動体11からLの距離にあると判定された場合の変更すべき出射角度を示している。なお、距離Lは上記式(2)などにより求めることができる。
障害物13pを回避するために変更する角度θpは、移動体11からの距離Lpと障害物13pの幅nより算出することができる。ここで、障害物13pとして想定される物体(例えば、歩行者、街路樹、標識、ポストなど)の幅nは、おおむね1m未満であることから、θpを求める式θp=n/Lpにおいて、nとLpの単位をメートルとして、θp=1/Lpとして算出することができる。
同様に、障害物13qを回避するために変更する角度θqは、距離Lqと障害物13qの幅nより算出することができ、式θq=n/Lqにおいて、nとLqの単位をメートルとして、θq=1/Lqとして算出することができる。
このように、反射光検出時間txから得た障害物13の距離情報に基づき、該障害物を回避するために適切な出射角度θを算出することができる。
また、図6(B)に示す態様においても同様に、反射光検出角度txに基づき、移動体11からの距離Lr及びXrを求め、さらに障害物13の幅を1mとして、変更すべき出射角度θrを求めることができる。
図7に、目標物検出装置の構成を機能とともに示す。
図7ではハードウエアを実線で示し、利用情報及び機能を破線で示している。
目標物検出装置は、図2のフローチャート等で示したように、移動体及び目標物の位置情報、並びに移動体の移動情報(移動後の位置情報)41に基づき、反射光検出時間算出アルゴリズム42により反射光検出時間の予測値tが、レーザ光出射角アルゴリズム43によりレーザ光の出射角がそれぞれ算出される。
得られた予測値tは目標物と障害物との判定のための数値(閾値)として利用され、出射角は目標物検出のための出射角制御のための数値として利用される。
レーザ光出射角アルゴリズム43は、移動体の移動中も連続して目標物を検出可能に照射するレーザ光の出射角を算出し、出射角変更手段16を制御する偏向制御回路21に入力する。
目標物/障害物判定アルゴリズム44は、反射光検出時間の予測値t及びレーザ検出手段17からの検出信号の入力を受けて、障害物からの反射光を受信したとの判定を行った場合に、出射角度θの制御を行う必要があることを変更制御回路21に入力する。
偏向制御回路21は、図5及び図6において説明した方法により、出射角変更手段16の出射角度θを変更する制御を行う。
レーザ出射手段14は、レーザ光源15及び出射角変更手段16を少なくとも備え、レーザ光源15としては、例えば、赤外線レーザ光源などが挙げられる。
目標物を連続して追跡するためには、目標物からの安定した強度の反射光を受信できることが必要であり、レーザ光はスキャン照射ではなくスポット照射であることが好ましい。
出射角変更手段16としては、駆動手段を備えた反射部材及び電気光学素子のいずれかを有する光偏向器であることが好ましい。
前記駆動手段を備えた反射部材としては、例えば、MEMSミラー、ポリゴンミラー、ガルバノミラーなどが挙げられる。
前記電気光学素子としては、印加電圧に応じて出射方向を変化する電気光学結晶で構成され、電気光学効果により屈折率を制御できるEOデバイス(EO偏光器)などが挙げられる。
レーザ検出手段17としては、照射したレーザ光の反射光を取得可能であれば特に限定されず、例えば、PD(フォトダイオード)やカメラ等が挙げられる。
さらに、図8に示すように、前記目標物表示装置は、前記目標物検出装置により検出された前記目標物の情報を画像として表示することができ、表示装置30としては、例えば、ヘッドアップディスプレイ等が挙げられる。
また、前記目標物表示装置は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段32を備え、表示制御手段24により、前記地図情報と前記目標物検出装置が検出した前記目標物の情報とを重ねた画像を表示することができる。
さらに、前記目標物の表示は、その目標物をあらわすロゴマークやアイコン等により行うこともできる。
以上のように、移動中の移動体(走行する車両)から目標物を検出し、これを追跡しながらヘッドアップディスプレイに表示し続けるための基本的な技術は、目標物の位置座標(地図情報)及び移動体の移動情報(速度、蛇角、GPS情報)から目標物と移動体との相対的な位置関係を認識する技術、さらにレーザ光により目標物を連続的に捕捉する技術であるが、前記目標物検出装置は、反射光の戻り時間によって、照射した対象が目標物であるか目標物以外の物であるかを判定でき、目標物以外の物(障害物など)によって照射が遮られたと判断された場合はレーザ光の出射角度を調整し、目標物の検出を続行することができる。また、反射光の戻り時間から求めた障害物の距離に基づき、障害物を回避するための適切な偏向角を算出することができる。そして、リアルタイムで得られた情報を表示装置の表示に反映させることができる。
前記目標物検出装置はさらに、照射対象が目標物であるか否かの判定を行うために、目標物へのレーザ光照射を遮る障害物の幅の検出や、照射を行うための出射光の焦点位置の調整が可能な手段を備えることが好ましい。
10 目標物検出装置
11 移動体
12 目標物
13 障害物
特開2005−112187号公報

Claims (6)

  1. 移動体に搭載される目標物検出装置であって、
    レーザ光源及び出射角変更手段を有し、目標物に向けてレーザ光を照射するレーザ出射手段と、
    前記レーザ出射手段から出射されたレーザ光の反射光を受信するレーザ検出手段と、
    GPS受信機が受信したGPS信号から前記目標物と前記移動体の位置を取得する位置情報取得手段と、
    前記移動体の回転角速度及び走行速度から前記移動体の移動方向及び移動量を取得する移動情報取得手段と、
    制御手段とを少なくとも備え、
    前記制御手段は、前記位置情報取得手段及び前記移動情報取得手段から得た情報から、前記目標物と前記移動体との位置関係を特定し、前記レーザ出射手段が前記目標物を検出可能に照射するレーザ光の出射角の範囲を算出し、該出射角の範囲で前記出射角変更手段を制御し、
    前記レーザ出射手段が出射角度θでレーザ光を出射したとき、前記レーザ検出手段が前記目標物からの反射光を受信した場合には前記出射角度θを維持し、前記レーザ検出手段が前記目標物からの反射光を受信しなかった場合には、前記出射角度θを変更することを特徴とする目標物検出装置。
  2. 前記レーザ出射手段から出射されたレーザ光が、反射光として前記レーザ検出手段に受信されるまでの反射光検出時間を取得する反射光検出時間取得手段と、
    前記目標物と前記移動体との位置関係から前記反射光検出時間の予測値tを算出する反射光検出時間算出手段とを備え、
    前記反射光検出時間取得手段により取得された反射光検出時間が、前記予測値tと略同一である場合には、前記レーザ検出手段が前記目標物からの反射光を受信したと判断し、前記予測値tと異なる場合には、前記レーザ検出手段が前記目標物からの反射光を受信しなかったと判断することを特徴とする請求項1に記載の目標物検出装置。
  3. 前記反射光検出時間と前記反射光検出時間の予測値tとが略同一となるように、前記出射角度θを変更することを特徴とする請求項2に記載の目標物検出装置。
  4. 前記出射角変更手段は、駆動手段を備えた反射部材及び電気光学素子のいずれかを有する光偏向器であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の目標物検出装置。
  5. 前記移動体に搭載され、画像を表示する目標物表示装置であって、
    請求項1から4のいずれかに記載の目標物検出装置を少なくとも備え、前記目標物検出装置により検出された前記目標物の情報を表示することを特徴とする目標物表示装置。
  6. 地図情報を記憶する手段を備え、
    前記制御手段が、前記地図情報と前記目標物検出装置が検出した前記目標物の情報とを重ねた画像を表示することを特徴とする請求項5に記載の目標物表示装置。
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