JP2007133639A - 車両用表示装置 - Google Patents

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雅明 千賀
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Abstract

【課題】車両前方の視認性を損なわずに、運転者の視線移動を低減して運転者を支援するための運転支援情報を表示可能な車両用表示装置を提供すること。
【解決手段】運転者を支援するための運転支援情報30を表示する車両用表示装置1において、運転支援情報30の対象10の位置を検出する対象位置検出手段2,3と、自車両のフロントガラスと対象位置検出手段2,3により検出された対象10との間の空間に可視像を表示する可視像表示手段4,5とを有し、可視像表示手段4,5は運転支援情報30を運転者から見て対象10と略重畳する位置に表示することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転者に運転の支援となる情報を表示する車両用表示装置に関する。
カーナビゲーションを使用すると経路案内など運転者を支援する視覚情報が液晶などの表示装置に表示される。液晶などの表示装置は、通常、センタクラスタ等に搭載されているが、走行中の運転者はフロントガラスから車両の進行方向に視線を向けているため、このような表示装置の画面に視線を移動するのは視線の移動量が大きい。
そこで例えば、フロントガラスに文字や簡単な映像を投光して運転者に視覚情報を伝達する装置としてヘッドアップディスプレイが知られている。
また、運転者の視線移動を更に低減するため、信号機など運転者に存在を知らせるべき対象物と重畳するようにヘッドアップディスプレイを用いて表示虚像を表示させる車両用表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。かかる車両用表示装置によれば、カーナビゲーションにより進行方向前方に信号機等の存在が検出された場合、運転者から見ると信号機等の対象物と表示虚像が重畳するので、運転者に確実に信号機等の存在を伝達することができる。
特開2000−331289号公報
しかしながら、ヘッドアップディスプレイは投光器からの表示光の反射効率を向上させるため高反射材料をフロントガラスに配置することが多い。高反射材料は透明でないため高反射材料が形成された部分は運転者の視認性が低下する。したがって、特許文献1に記載された車両用表示装置のように信号機等の対象物と表示虚像を重畳可能にするとフロントガラス越しの視認性が低下してしまう。
これに対し、ヘッドアップディスプレイでなく信号機や歩行者などの対象物をレーザ光などで直接照射する伝達方法も考えられるが、人に照射した場合にその人に不快感を感じさせてしまうという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑み、車両前方の視認性を損なわずに、運転者の視線移動を低減して運転者を支援するための運転支援情報を表示可能な車両用表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、運転者を支援するための運転支援情報を表示する車両用表示装置において、運転支援情報の対象(例えば、他車両や歩行者などの障害物、交差点など)の位置を検出する対象位置検出手段(例えば、環境センサ3やカーナビ2)と、自車両のフロントガラスと対象位置検出手段により検出された対象との間の空間に可視像を表示する可視像表示手段(例えば、レーザ光照射装置4とレーザ光制御手段5)と、を有し、可視像表示手段は運転支援情報を運転者から見て対象と略重畳する位置に表示することを特徴とする。
本発明によれば、運転者から見ると運転支援情報が障害物に重畳して表示されるので、運転者は視線の移動を最小限にして運転支援情報を視認できる。また、フロントガラスに反射効率を高める高反射材料を配置する必要がないので車両前方の視認性が低下することがない。
また、本発明の一形態において、可視像表示手段は、レーザビームを出射して気体をプラズマ発光させるレーザ光照射装置と、レーザ光照射装置を制御して運転支援情報の対象とフロントガラスとの間の空間の気体をプラズマ発光させるレーザ光制御手段と有することを特徴とする。
本発明によれば、レーザビームによりスクリーン等のない空間に可視像を形成することができる。
また、本発明の一形態において、対象位置検出手段は、自車両の進行方向前方の障害物の位置を検出する環境センサ、又は、自車両の進行方向前方の道路情報を検出するカーナビであることを特徴とする。
本発明によれば、障害物又は所定の道路情報が検出された場合に可視像を表示して運転者を支援できる。
また、本発明の一形態において、運転者のアイポイントを検出するアイポイント検出手段を有し、可視像表示手段は、アイポイント検出手段により検出された運転者のアイポイントと運転支援情報の対象との略直線上の所定の位置を運転支援情報表示箇所とすることを特徴とする。
本発明によれば、運転者のアイポイントと障害物等の間に可視像を表示できるので、運転支援情報を障害物に重畳して表示でき、障害物から離れた空間に可視像を表示することで、障害物が人であっても不快感を与えることがない。
また、本発明の一形態において、自車両の周囲の明るさを検出する明るさセンサを有し、可視像表示手段は、明るさセンサにより検出された自車両の周囲の明るさに応じて、可視像の輝度を制御することを特徴とする。
本発明によれば、周囲が明るい場合でも運転者が運転支援情報を視認するのに十分な光量を得ることができる。
車両前方の視認性を損なわずに、運転者の視線移動を低減して運転者を支援するための運転支援情報を表示可能な車両用表示装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例を挙げて図面を参照しながら説明する。
図1は本実施例の車両用表示装置1の概略構成図を示す。自車両6にはカーナビゲーション(以下、単にカーナビという)2、環境センサ3、レーザ光制御手段5及びレーザ光照射装置4が搭載されている。本実施例の車両用表示装置1は、例えば、衝突の可能性のある障害物10が環境センサ3により検出されると、レーザ光制御手段5が所定のタイミングでレーザ光照射装置4によりレーザビームを障害物10の付近に照射するものである。また、レーザ光制御手段5はカーナビ2から交差点や信号機等の存在を取得すると、所定のタイミングでレーザ光照射装置4によりレーザビームを照射する。
レーザビームが照射されると、気体がプラズマ状態となりプラズマ発光が生じる。車両用表示装置1はプラズマ発光の残像(可視像)を利用して空中に運転者を支援する運転支援情報30を表示する。なお、特許請求の範囲おける運転支援情報の対象とは、障害物10や信号機、交差点等である。
図2は車両用表示装置1の機能構成図を示す。カーナビ2はカーナビECU13、GPS(Grobal Positioning System)アンテナ11及び車速センサ12を有し、車両の走行位置を高精度に推定し、推定された走行位置に基づき走行位置周辺及び進行方向前方の道路地図を道路地図データベースから抽出する。
カーナビ2はGPS航法及び自律航法による位置推定に、マップマッチング法による補正を加えながら現在位置を推定するようになっている。複数(3個以上)のGPS衛星から発信される電波をGPSアンテナ11により受信し、カーナビECU13は電波の到達時間及びGPS衛星の位置情報に基づきGPS航法により車両の現在位置を推定する。また、カーナビECU13は、車速センサ12やジャイロセンサからの情報に基づいて車両の走行経路を累積しながら自律航法により車両の現在位置を推定する。そして、これらのGPS航法及び自律航法による位置推定に対して、道路地図情報の道路と車両の位置とを対応づけるマップマッチング法により最終的に現在位置を精度よく推定する。
また、運転者が入力装置や音声等により目的地を入力すると、推定された走行位置から目的地まで最短となるルートを探索し運転者にルートを案内する。
なお、車速センサ12は、各車輪に設けられた例えばパルスセンサであり、所定時間間隔に検出されるパルス数に基づき車速を検出する。また、道路地図データベースは、CDやDVD−ROM、ハードディスクで構成され、道路網や交差点、信号機、制限速度などの道路地図情報が、緯度経度に対応づけて格納されている。
環境センサ2は、例えばミリ波レーダ14、レーザレーダ15及びカメラ16である。ミリ波レーダ14やレーザレーダ15は、車両の例えばフロントグリルに配設されている。ミリ波レーダの場合、車両前方の所定領域に向けてミリ波を照射する照射部と、車両前方に照射されたレーザ光が障害物に反射された反射波を受光する受光部と、を備えている。なお、照射部は所定角度範囲内で、順次角度を変化させながら発光するスキャニング機構を備えている。ミリ波レーダ14は、照射部から照射されてから反射波が受光部で受光されるまでの時間に応じた信号、及び、反射波の入射角度に応じた信号をレーザ光制御手段5に送出する。
また、カメラ16は例えば車両前方方向に向けてルームミラーに搭載されたCCD又はCMOSなどの固体撮像素子である。カメラ16により撮影された画像データは画像解析部により解析され、例えば走行線を示す白線を検出し白線に対する自車両6の位置を求める。また、画像解析部は車両前方の画像データから障害物を検出し、画像の差分データに基づき障害物 と自車両 との距離L、両者の相対速度 、障害物 の検出角度等を検出する。
レーザ光制御手段5は車両表示装置1を制御するための制御装置であり、CPU、ROM、RAM及びNVRAM(Non-volatile RAM)などにより構成される。レーザ光制御手段5は、カーナビ2から信号機や一時停止、急カーブ等の情報を得た場合に、所定のタイミングで車両の進行方向や信号機の方向にレーザビームを照射し気体をプラズマ発光させる。また、ルート案内において自車両6が右折又は左折する交差点に近づくと、交差点に向けてレーザビームを照射し気体をプラズマ発光させて右折又は左折を運転者に伝達する。また、環境センサ3により、他の車両や歩行者との接触の可能性があることが検知された場合、障害物の方向に向けてレーザビームを照射し気体をプラズマ発光させる。
レーザ光照射装置4はボンネット下部に配設され、ウォッシャーノズルのような孔部からレーザビームを照射する。図3はレーザ光照射装置の構成図を示す。レーザ光照射装置4は、レーザ光源21、走査手段22、集光光学系26、光学系駆動手段23を有し、レーザ光源21、走査手段22及び光学系駆動手段23はレーザ光制御手段5と接続されている。
レーザ光源21には、例えば、YAGレーザ装置、Glassレーザ装置、CO2レーザ装置が用いられる。これらは、いずれも、波長1μ以上の波長領域で発振し、不可視域のレーザビーム、すなわち、赤外レーザビームを出射する。この赤外レーザビームは大気による吸収、散乱の影響を受けることが少なく、遠方まで伝播する特性を有する。
走査手段22は回転ミラー24、揺動ミラー25から構成される。回転ミラー24は端部24aを中心に回転され、揺動ミラー25は略中央25aを中心に回転される。回転ミラー24と揺動ミラー25により赤外レーザビームが空中の空間を走査する。
集光光学系26は集光レンズを有する。レーザ光源21から出射された赤外レーザビームは走査手段22により集光光学系26に導かれる。集光光学系26は赤外レーザビームを集光する役割を果たし、赤外レーザビームの出射光軸Oに沿って、光学系駆動手段23により可動される。レーザ光制御手段5はレーザ光源21、走査手段22、光学系駆動手段23を制御し、2次元又は3次元の空間の制御された位置にレーザビームを集光させる。
レーザ光源21はレーザ光制御手段5によってQスイッチモードで発振される。レーザ光源21はQスイッチモードで発振すると、赤外レーザビームの絞り込みによって、空気中の気体に絶縁破壊を起こさせ、局所的に気体が高密度のプラズマ状態となり、これにより、局所的に発光が発生する。なお、発光と共に衝撃音が生じる。
したがって、集光光学系26により赤外レーザビームを集光させると、集光された位置に存在する気体が局所的にプラズマ状態となり発光し、自車両6の運転者から発光点として視認される。以下では、赤外レーザビームを走査して運転支援情報30を表示する箇所を運転支援情報表示箇所という。
図4はレーザ光照射装置4により円形の運転支援情報30が表示される様子を示す図である。図4は8個の発光点により構成される運転支援情報30を示すものであり、黒い点が各時刻における発光点である。
まず、レーザ光制御手段5は、走査手段22を制御して時刻t1に運転支援情報表示箇所に赤外レーザビームを集光させ運転支援情報30aの気体を発光させる。また、直後の時刻t2に走査手段22を制御して、レーザ光源21を発振させて運転支援情報30bの気体をプラズマ発光させる。次いで、直後の時刻t3において、走査手段22を制御して、レーザ光源21を発振させて運転支援情報30bの気体をプラズマ発光させる。以下、同様に走査手段22により少しずつ位置を走査しながら、レーザ光源21を発振させることで運転支援情報30hまでの気体がプラズマ発光される。
赤外レーザビームの発振間隔を例えば、0.1秒以内で繰り返し行うと、人間の目に残像としてあたかも連続して発光しているように見え、全体として空中に可視像「○」が描かれているように見える。
なお、集光光学系26が出射光軸Oの方向に沿って可動されると、赤外レーザビームの集光位置が変更され、これによって、レーザ照射装置4から発光点までの距離が変更される。すなわち、レーザ光制御手段5は、走査手段22と光学系駆動手段23とを制御することにより、赤外レーザビームを三次元的に走査でき、運転支援情報30を可視像として空間に表示できる。
運転支援情報は上記の「○」以外にも運転支援情報の形状として予め車両用表示装置1のNNRAM等に登録されている。例えば、障害物の存在を知らせる運転支援情報の場合、障害物との距離が遠い場合には「○」が、中程度の場合には「△」が、衝突のおそれが高まった場合には「×」が運転支援情報の形状として登録されている。
また、例えば、カーナビ2からの道路情報として運転者に右折を指示する場合は「→」、左折を指示する場合には「←」の形状が登録されている。また、走行道路の交通標識を模した運転支援情報が登録されていてもよい。制限速度の交通標識として例えば「40」「60」等の運転支援情報を登録しておき、走行中に制限速度の異なる道路には入ったら「40」等の形状の運転支援情報を表示する。また、一方通行の道路に進入しようとした場合は進入禁止の交通標識を模した形状の運転支援情報を表示する。
車両用表示装置1は以上のような構成により運転支援情報を運転者に表示する。図5は車両用表示装置1が運転支援情報を表示する制御のフローチャート図を示す。
まず、環境センサ3又はカーナビ2により運転支援情報の表示が必要か否かが判定される(S1)。運転支援情報を表示しない場合にはステップS1の判定を繰り返す。
障害物が検出された場合やカーナビ2により運転支援情報の表示が必要となった場合、車両用表示装置1はそれらの種類に応じて表示する運転支援情報の形状を選択する(S2)。
ついで、レーザ光制御手段5は運転支援情報表示箇所を決定する(S3)。本実施例では、運転支援情報表示箇所は、障害物の存在を運転者に伝達する場合には該障害物の近くであり、信号や交差点の存在を運転者に伝達する場合には信号機の近くや交差点の近くである。
レーザ光制御手段5は環境センサ3が検出した障害物等との距離に基づき、障害物の手前に赤外レーザビームが集光するように走査手段22及び光学系駆動手段23を制御する。
ついで、レーザ光制御手段5は走査手段22を制御しながら所定回数、赤外レーザビームを発振する(S4、S5)。なお、運転支援情報の形状に応じて、赤外レーザビームの発振回数は予め定められている。全ての発振が終了したら(S4のYes)、図5のフローチャート図に基づく制御は終了する。
図6は、自車両6のフロントガラスから見た運転支援情報30の一例を示す。図6(a)は自車両6の左前方に他の車両があることを運転者に伝達するために表示された「○」の形状の運転支援情報30である。また、図6(b)は自車両の右前方に歩行者がいることを運転者に伝達するために表示された「○」の形状の運転支援情報30である。
運転支援情報30は他の車両や歩行者など障害物の近くで発光して表示されるので、運転者から見ると運転支援情報30は障害物に重畳した表示される。すなわち、運転者は視線の移動を最小限にして運転支援情報30を視認できるので、車両が提供する情報を確実に運転に利用できる。
図6(c)はカーナビ2により前方の交差点を右折することを運転者に伝達するために表示された「→」の形状の運転支援情報30を示す。「→」(矢印)の運転支援情報30は交差点の近くで発光して表示されるので、運転者は右折する予定の交差点に重畳した運転支援情報を視認できる。また、実際に右折する交差点に表示されるのでカーナビ2が提供するルート案内を的確に利用できる。
実施例1では障害物や交差点等の近くでプラズマ発光することとしたが、上記のようにプラズマ発光する場合、発光と共に衝撃音が生じる。したがって、歩行者の近くでプラズマ発光すると歩行者が不快感を覚えるおそれがある。また、他の車両の近くでプラズマ発光するとその車両の運転者が気を取られる場合がある。したがって、運転支援情報表示箇所は障害物等の近くでない方がよいが、障害物等から運転支援情報表示箇所を離した場合でも、運転支援情報30はフロントガラス越しに障害物等に重畳して運転者に表示されることが好ましい。このため、本実施例では運転者の目の位置(以下、アイポイントという)を測定して、運転支援情報表示箇所を障害物等から離しても運転者が障害物等と重畳して見られる位置に運転支援情報表示箇所を決定する。
図7(a)は本実施例の車両用表示装置1の概略構成図を、図7(b)は車両用表示装置1の機能構成図を示す。なお、図7(a)において図1と同一部分には同一の符号を付し、図7(b)において図2と同一部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図7(a)ではレーザ光照射装置4の位置が図1と異なるが、これは後述のようにフロントガラス付近にプラズマ発光させるためである。図7(a)のような場合はレーザ光照射装置4をフロントバンパやラジエータの周辺に配設し孔部からレーザビームを照射する。
本実施例では車両用表示装置1が運転者のアイポイントを測定するアイポイント検出手段7を有し、また、フロントガラスの室外側は侵食防止手段8により覆われている。アイポイント検出手段7は、例えば車室内に向けてルームミラーに搭載されたCCD又はCMOSなどの固体撮像素子を有し、撮影された運転者の顔の画像から運転者の目の位置を測定する。アイポイント検出手段7は、撮影された画像から乗員の目元の画像をパターンマッチング等により検出する。室内向けのカメラがオートフォーカス機能を有する場合、運転者のアイポイントまでの距離情報が容易に得られる。また、カメラの固定位置及び撮影方向は既知であるので、これらに基づきアイポイントの位置が検出される。
また、侵食防止手段8はプラズマ発光によるガラスの侵食を防止するためのものである。侵食防止手段8は樹脂で形成された透明フィルムや透明なコーティング剤を塗布したもので構成される。
図8はフロントガラスの室外側を運転支援情報表示箇所とし赤外レーザビームを照射して「○」の形状の運転支援情報30を表示した全体構成図を示す。アイポイント検出手段7により自車両6の運転者のアイポイントは測定されているので、レーザ光制御手段5はアイポイントから障害物10までの直線Aを設定する。そして、直線Aにおいてフロントガラスの室外側を運転支援情報表示箇所として決定する。
障害物とアイポイントを結ぶ直線A上に運転支援情報30をプラズマ発光して表示するので、本実施例においても運転者から見ると障害物と重畳して運転支援情報30が表示される。また、運転支援情報表示箇所は障害物10から離れているので、運転者の注意を低下させることがない。また、フロントガラスの室外側には侵食防止手段8が貼付されているので、プラズマが発光してもフロントガラスを損傷することがない。また、運転者の近くにプラズマを発光させるので、赤外レーザビームの出力を低減しても運転者に視認可能に運転支援情報30を表示できる。
また、運転支援情報表示箇所は自車両6と障害物10との中間点付近であってもよい。図9は自車両6と障害物10との中間点付近を運転支援情報表示箇所とし、赤外レーザビームを照射して「○」の形状の運転支援情報30を表示した全体構成図を示す。
図8の場合と同様にレーザ光制御手段5はアイポイントから障害物10までの直線Aを設定する。そして、直線Aにおいて障害物との略中間を運転支援情報表示箇所として決定する。なお、運転支援情報表示箇所は障害物との略中間でなくてもよく、フロントガラスから障害物までの距離を100としたら、フロントガラスから10〜80%程度の位置で決定してもよい。図9のように運転支援情報30をプラズマ発光して表示した場合も、運転者から見ると障害物10と重畳して運転支援情報が表示される。また、フロントガラスの近くでプラズマが発光するのでないので、フロントガラスの室外側には侵食防止手段8を貼付する必要がなくコストを低減できる。
なお、図8又は図9では障害物10を対象に説明したが、運転支援情報の対象が交差点等であっても、同様にアイポイントから交差点までの直線を設定して、直線上の所定の位置を運転支援情報表示箇所とすることができる。
本実施の形態ではプラズマ発光により運転支援情報を表示するため、その視認性は車両周辺の明るさに影響を受ける。すなわち、夜間であれば視認性は向上するし昼間であれば視認性が低下する。そこで本実施例では車両周辺の明るさを検出して明るさに応じて運転支援情報30の輝度を制御することで可視像の視認性を確保する。
図10は本実施例の車両用表示装置1の機能構成図を示す。なお、図10において図2と同一部分には同一の符号を付しその説明は省略する。車両用表示装置1の概略構成図については実施例2と同様であり、フロントガラスの室外側には侵食防止手段8として透明フィルムが貼付されている。
本実施例の車両用表示装置1は明るさセンサ9を有しレーザ光制御手段5と接続されている。明るさセンサ9は例えばCds(硫化カドミウムセル)により構成され、周囲の明るさに応じて変化した電気抵抗の情報を出力する。また、明るさセンサ9は時計による時間情報を出力するものであってもよい。周囲の明るさは天候や季節により変動するが時間によりおよその明るさが推定できるので、時間情報に基づき周囲の明るさを判定できる。
Cdsにより明るさを検出する場合、明るさセンサ9はワイパ格納部の端部やダッシュボードなど明るさを検出できる場所に配設される。
レーザ光制御手段5は明るさセンサ9から送出された明るさ情報に応じて、周囲が暗い場合にはレーザ光源21の出力を下げ周囲が明るい場合にはレーザ光源21の出力を上げる。レーザ光源21の出力を制御することでプラズマ発光の輝度を制御できる。
なお、プラズマ発光の輝度は、運転支援情報30を構成する発光点の数(図4では8個)を増減させて制御してもよい。また、運転支援情報表示箇所が近い方が明るく見られるので、周囲が明るい場合には運転支援情報表示箇所を自車両6のフロントガラス方向に近づけてもよい。
このように明るさセンサ9及び運転支援情報の輝度制御が可能であることで、周囲の明るさに応じて運転支援情報30の輝度を制御できる。なお、運転支援情報表示箇所は障害物等の付近、フロントガラスの外側又は障害物等とフロントガラスの中間等のいずれであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態の車両用表示装置1は、運転者の視線移動を最小限にとどめながら、運転者に注意を促したりルート案内することができる。また、ヘッドアップディスプレイのようにフロントガラスに高反射部材を施すことがないので車両前方の視認性を損わない。
なお、運転者の操作を入力するためのキーボードや音声入力装置などを備え、運転者の操作によるプラズマ発光を可能としてもよい。例えば、運転者は合流地点で割り込んだ場合に予め登録してある「(^^)」のような絵文字を選択し、プラズマ発光ボタンを押下する。また、運転者が短い文章を入力し、その文章をカタカナにしてプラズマ発光してもよい。操作手段を有することで運転者の操作によりプラズマ発光を行うことができる。
車両用表示装置の概略構成図である。 両用表示装置の機能構成図である。 レーザ光照射装置の構成図を示す。 円形の運転支援情報が表示される様子を示す図である。 車両用表示装置が運転支援情報を表示する制御のフローチャート図である。 自車両のフロントガラスから見た運転支援情報の一例である。 実施例2における車両表示装置の概略構成図及び機能構成図である。 フロントガラスの外側に赤外レーザビームを照射して「○」の運転支援情報を表示した全体構成図である。 自車両と障害物等との中間点付近に赤外レーザビームを照射して「○」の運転支援情報を表示した全体構成図である。 実施例3における車両用表示装置の機能構成図である。
符号の説明
1 車両用表示装置
2 カーナビ
3 環境センサ
4 レーザ光照射装置
5 レーザ光制御手段
6 自車両
7 アイポイント測定手段
8 侵食防止手段
9 明るさセンサ
10 障害物
21 レーザ光源
22 走査手段
23 光学系駆動手段
26 集光光学系
30 運転支援情報

Claims (5)

  1. 運転者を支援するための運転支援情報を表示する車両用表示装置において、
    前記運転支援情報の対象の位置を検出する対象位置検出手段と、
    自車両のフロントガラスと前記対象位置検出手段により検出された前記対象との間の空間に可視像を表示する可視像表示手段と、を有し、
    前記可視像表示手段は、前記運転支援情報を前記運転者から見て前記対象と略重畳する位置に表示する、
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記可視像表示手段は、
    レーザビームを出射して気体をプラズマ発光させるレーザ光照射装置と、
    前記レーザ光照射装置を制御して前記運転支援情報の前記対象と前記フロントガラスとの間の空間の気体をプラズマ発光させるレーザ光制御手段と、
    有することを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
  3. 前記対象位置検出手段は、
    自車両の進行方向前方の障害物の位置を検出する環境センサ、又は、
    自車両の進行方向前方の道路情報を検出するカーナビゲーション、
    であることを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
  4. 運転者のアイポイントを検出するアイポイント検出手段を有し、
    前記可視像表示手段は、前記アイポイント検出手段により検出された運転者のアイポイントと前記運転支援情報の前記対象との略直線上の所定の位置を運転支援情報表示箇所とする、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の車両用表示装置。
  5. 自車両の周囲の明るさを検出する明るさセンサを有し、
    前記可視像表示手段は、前記明るさセンサにより検出された自車両の周囲の明るさに応じて、前記可視像の輝度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の車両用表示装置。









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