JP2014023511A - 食鳥脱毛システム - Google Patents

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憲宏 繁田
Seiyo Oyama
成曜 大山
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善紀 中村
Akio Araki
明夫 荒木
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Abstract

【課題】中小規模の食鳥を処理することができ湯漬工程の後速やかに脱毛工程を行うことができる食鳥脱毛システムを提供する。
【解決手段】食鳥の羽毛を抜取る食鳥脱毛システム1であって、羽毛付きの状態で投入される食鳥を湯に漬けて所定の時間攪拌した後湯から取り出す湯漬装置10と、内側に複数の弾性体が突出しているドラム21内に湯から取り出された食鳥を投入しドラム21内において移動させることにより、食鳥から羽毛を弾性体22に絡ませて抜取る羽毛抜取装置20とを備え、湯漬装置10は、所定の温度の湯を保持する湯漬容器11と、湯漬容器11内において可動な攪拌板12a、12bと、攪拌板を所定の経路で繰返し動かす第1動作A1、A2を行うことにより湯漬容器11内の湯中において食鳥を攪拌し、攪拌板12a、12bを所定の経路とは逆の経路で動かす第2動作B1、B2を行うことにより湯中から食鳥を取出す動力部13とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、食鳥の羽毛を抜取る処理を行う食鳥脱毛システムに関するものである。
従来より、ニワトリなどの食鳥処理においては、各部位に解体する前に、血抜き工程、湯漬工程、脱毛工程、中抜き工程、及び冷却工程等の一連の処理が行われている。
ここで、脱毛工程とは、羽毛を抜取る工程であり、湯漬工程とは、羽毛付きの食鳥を湯に漬けて羽毛を抜きやすくする工程である。例えば大きな工場で大量の食鳥を処理する場合には、食鳥の足をハンガーにかけ(懸鳥工程)、食鳥を吊るしたまま移動させて、ライン生産方式により上記一連の処理が行われる。一方、料理店用の地鶏を処理する場合など、数十匹からせいぜい数百匹程度の中小規模の食鳥を処理する場合には、上記ライン生産方式程の大規模な装置は必要ないので、人手によって処理したり、数十匹単位で処理することができる小規模な装置が用いられる。一方脱毛工程は人手で行うと鳥インフルエンザに感染するリスクが高くなるとして各国で規制される方向にあるため、中小規模量の食鳥を処理することができる脱毛装置が必要である。
中小規模量の食鳥を処理することができる従来の食鳥脱毛機が特許文献1に開示されている。
実開昭49−64469号公報
湯漬工程を人手によって行う際には、単に湯に漬けただけでは食鳥の羽毛の根元まで十分に湯が回らないので、湯に漬けた状態で攪拌し続けなければならず多大な労力を要する。また、湯漬工程において暖められた食鳥は、冷めると羽毛が抜けにくくなるので、できるだけ速やかに脱毛工程に投入することが望ましい。
本発明は以上のような従来の課題を考慮してなされたものであり、中小規模量の食鳥を処理することができ、湯漬工程の後、速やかに脱毛工程を行うことができる食鳥脱毛システムを提供することを目的とする。
本発明に係る食鳥脱毛システムは、食鳥の羽毛を抜取る食鳥脱毛システムであって、羽毛付きの状態で投入される食鳥を湯に漬けて所定の時間攪拌した後、前記湯から取り出す湯漬装置と、内側に複数の弾性体が突出しているドラム内に、前記湯から取り出された食鳥を投入し、前記ドラム内において移動させることにより、前記食鳥から前記羽毛を前記弾性体に絡ませて抜取る抜取装置とを備える。前記湯漬装置は、所定の温度の湯を保持する湯漬容器と、前記湯漬容器内において可動な攪拌板と、前記攪拌板を所定の経路で繰返し動かす第1動作を行うことにより、前記湯漬容器内の湯中において前記食鳥を攪拌し、前記攪拌板を前記所定の経路とは逆の経路で動かす第2動作を行うことにより、前記湯から前記食鳥を取出す動力部とを含む。
本発明に係る食鳥脱毛システムは、攪拌板を所定の経路で繰返し動かすことにより食鳥を湯に漬けた状態で攪拌することができ、人手によって攪拌を行う際の多大な労力が掛からず、一方攪拌板を所定の経路とは逆の経路で動かすことにより湯から食鳥を取出すことができる。よって、同一の経路の動作方向を切替えるだけで、攪拌動作と取り出し動作という2つの異なる動作を実現できるので構造を簡単にでき、また攪拌動作を終了させると同時に取り出し動作を開始できるので、湯漬工程の後、冷える間もなく速やかに脱毛工程に移行することができる。
本発明に係る実施形態1の食鳥脱毛システムを示す外観図である。 (a)〜(d)は、第1動作時の攪拌板の移動の様子を示す説明図である。 (a)〜(d)は、第2動作時の攪拌板の移動の様子を示す説明図である。 本発明に係る変形例1の食鳥脱毛システムを示す外観図である。
[実施形態1]
<基本構成>
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1に示す食鳥脱毛システム1は、湯漬装置10及び羽毛抜取装置20を備え、中小規模量の食鳥を処理することができ、湯漬けから羽毛抜取りまでの処理を行う。なお図1には湯漬装置10に食鳥を投入する際に用いるコンベア90を記載している。
湯漬装置10は、湯漬容器11、攪拌板12a、12b、及び動力部13を含み、羽毛付きの状態で投入される食鳥を湯に漬けて所定の時間攪拌した後で湯から取り出す。湯の温度は50〜65℃程度、食鳥を湯に漬ける時間はおよそ1分〜1分30秒程度であり、温度を高く、時間を長くした方が脱毛し易くなるが、あまり温度を高くしたり長い時間湯に漬けると肉質が落ちるおそれがある。よって、食鳥の種類や大きさ及び外気温に応じて湯の温度や湯に漬ける時間を調整するとよい。
湯漬容器11は、金属製や樹脂製等の上面が空いている長溝状の箱であり、所定の温度の湯を保持した状態で食鳥を投入し湯漬けにすることができる。本実施形態では、湯漬容器11の内壁が、円筒を横にしたときの下側半分に相当する横断面半円形の長溝状であるものとし、外壁はどの様な形状であっても構わない。
攪拌板12a、12bは、金属製や樹脂製等の板であり、図1の回転軸X(図1中の一点鎖線X)を中心に、第1方向(図1中の矢印Aの方向)、及び第2方向(図1中の矢印Bの方向)に回転可能に構成され、湯漬容器11内において食鳥を攪拌する際や、湯中から食鳥を取出す際に用いられる。本実施形態では、攪拌板12a、12bは長方形の平板形状であり、食鳥を攪拌する際の湯から受ける抵抗を減らすため、及び、湯中から食鳥を取出す際に湯がこぼれてしまわないように、お湯抜き用の隙間が設けられているものとする(例えば網状や櫛状になっている、又は多数の小穴が空いている等)。また、攪拌板は1つであってもよいし複数であってもよい。
動力部13は、モータ等の動力源と、ギア、プーリ、チェーン、ベルト等の動力伝達機器とを含み、攪拌板12a、12bを動かすための機器及び機構から成る。そして、湯漬容器11内の湯中において食鳥を攪拌する際には、攪拌板12a、12bを所定の経路で繰返し動かす動作(以下「第1動作」という)を行い、湯から食鳥を取出す際には、攪拌板12a、12bを所定の経路とは逆の経路で動かす動作(以下「第2動作」という)を行う。
本実施形態では、図1に示すように、湯漬容器11の内壁の形状を、円筒を横にしたときの下側半分に相当する横断面半円形の長溝状とし、攪拌板12a、12bを、当該円筒の中心軸に対して一対の辺が平行な長方形の平板形状としているので、動力部13が、当該円筒の中心軸の位置を回転軸X(図1中の一点鎖線X)として、攪拌板12a、12bを第1方向(図1中の矢印A)に回転させることにより第1動作を行なって食鳥を攪拌し(このとき攪拌板12aは矢印A1の方向へ動き、攪拌板12bは矢印A2の方向へ動く)、次に第1方向とは逆の第2方向(図1中の矢印B)に回転させることにより第2動作を行なって湯中から食鳥を取出す(このとき攪拌板12aは矢印B1の方向へ動き、攪拌板12bは矢印B2の方向へ動く)。なお、攪拌板12a、12bは湯中から空気中に移動し、食鳥が空気中へ持ち上げられるときに羽毛抜取装置20側に向かって30〜60度程度傾斜しているとよい。
ここで図1中においては、湯漬容器11の内壁における上記円筒の上底と下底に相当する各側壁近傍の位置に、攪拌板12a、12bを固定している円盤形状の回転補助盤14、15を設けており、回転補助盤14、15は攪拌板12a、12bと一体となって第1方向(このとき回転補助盤14は図1中の矢印A3の方向へ動き、回転補助盤15は矢印A4の方向へ動く)及び第2方向(このとき回転補助盤14は矢印B3の方向へ動き、回転補助盤15は矢印B4の方向へ動く)に回転する。回転補助盤14、15における円盤の中心は回転軸(図1中のX)と一致しているので、回転補助盤14、15を設けることにより攪拌板12a、12bの回転が安定する。
羽毛抜取装置20は、外容器であるドラム21と、ドラム21の内側に屈伸又は振幅自在に複数突出している棒状又は羽根状の弾性体22と、ドラム21内において垂直軸回りに水平に回転する回転体23とを含み、湯漬装置10により湯から取り出された食鳥をドラム21内に投入し、回転体23を回転軸(図1中の二点鎖線Y)を中心に回転させて(図1中の矢印Y1)ドラム21内において食鳥を移動させることにより、食鳥から羽毛を弾性体22に絡めて抜取る。
ドラム21は、上部中央部分が開口している投入口24と、側面の一部25を、上部に設けた回転軸(図1中の二点鎖線Z)を中心に外側へと開くように回転させる(図1中の矢印Z1)ことにより取出し口を開き、反対に動かして取出し口を閉じる開閉機構26とを含んでいる。
従来の食鳥脱毛機(本発明の羽毛抜取装置20に相当)では、取出し口の内側に脱毛突起(本発明の弾性体22に相当)が無いが、本実施形態の羽毛抜取装置20では、取出し口として開く側面の一部25の内側には、複数の弾性体22が突出しており、そのためドラム21の側面全体の内側に複数の弾性体22が突出し、より効率よく食鳥から羽毛を抜取ることができる。
また回転体23から弾性体22が突出していてもよい。
<攪拌板の移動経路の詳細>
図2(a)〜(d)を用いて、第1動作時の攪拌板の移動の様子を説明する。
ここでは湯漬装置10の横断面を図1の矢印X1の方向から見ており、一貫して、攪拌板12a、12b、回転補助盤15を第1方向(図2(a)〜(d)中の矢印A)に回転させている。また説明の簡略化の為に攪拌板12aに注目することとする。
(1)図2(a)に示すように、湯中(図2(a)中のC)に湯漬けされている状態において羽毛抜取装置20に近い側から遠い側へ攪拌板12aを移動させる動作(図2(a)中の矢印E)を行うことにより、食鳥(図2(a)中のF)が図中右側から左側へ運ばれる。
(2)図2(b)に示すように、羽毛抜取装置20から遠い側において湯中(図2(b)中のC)から湯漬容器11上の空気中(図2(b)中のD)へ攪拌板12aを移動させる動作(図2(b)中の矢印G)を行うことにより、食鳥(図2(b)中のF)が空気中へ持ち上げられるが、この位置において、攪拌板12aが回転軸(図1中のX)中心側に向かって傾斜しているため、食鳥は湯中へ落下する(図2(b)中の矢印H)。
(3)図2(c)に示すように、空気中(図2(c)中のD)において羽毛抜取装置20から遠い側より近い側へ攪拌板12aを移動させる動作(図2(a)中の矢印J)を行う。
(4)図2(d)に示すように、羽毛抜取装置20に近い側において湯漬容器11上の空気中(図2(d)中のD)から湯中(図2(d)中のC)へ攪拌板12aを移動させる動作(図2(d)中の矢印K)を行う。
以下、(1)に戻り、所定の時間上記(1)〜(4)を繰り返す。
図3(a)〜(d)を用いて、第2動作時の攪拌板の移動の様子を説明する。
ここでは湯漬装置10の横断面を図1の矢印X1の方向から見ており、一貫して、攪拌板12a、12b、回転補助盤15を第2方向(図3(a)〜(d)中の矢印B)に回転させている。また説明の簡略化の為に攪拌板12aに注目することとする。
(1)図3(a)に示すように、湯中(図3(a)中のC)に湯漬けされている状態において羽毛抜取装置20から遠い側より近い側へ攪拌板12aを移動させる動作(図3(b)中の矢印L)を行うことにより、食鳥(図3(a)中のF)が図中左側から右側へ運ばれる。
(2)図3(b)に示すように、羽毛抜取装置20に近い側において湯中(図3(b)中のC)から湯漬容器11上の空気中(図3(b)中のD)へ攪拌板12aを移動させる動作(図3(b)中の矢印M)を行うことにより、食鳥(図3(b)中のF)が空気中へ持ち上げられるが、この位置において、攪拌板12aが羽毛抜取装置20側に向かって傾斜しており、食鳥は羽毛抜取装置20側に移動する(図3(b)中の矢印N)。
(3)図3(c)に示すように、空気中(図3(c)中のD)において羽毛抜取装置20に近い側から遠い側へ攪拌板12aを移動させる動作(図3(c)中の矢印P)を行う。
(4)図3(d)に示すように、羽毛抜取装置20から遠い側において湯漬容器11上の空気中(図3(d)中のD)から湯中(図3(d)中のC)へ攪拌板12aを移動させる動作(図3(d)中の矢印Q)を行う。
以下、(1)に戻り、湯から食鳥を全部取出すまで、上記(1)〜(4)を繰り返す。
なお、攪拌板12bの動作は、攪拌板12aの動作と同様であり、攪拌板12aと攪拌板12bとはタイミングが半周期ずれているだけである(食鳥(図3(a)〜(d)中のF’)を湯中より取り出している)。
また、攪拌板12a、12bが湯漬容器11の容積に対して十分に大きい場合には、一度で食鳥を全部取出すことができるので、攪拌板12a、12bのいずれか一方が上記(1)〜(2)の動作を一回だけ行う分だけ移動させればよい。
<変形例1>
図4に示す食鳥脱毛システム2は、湯漬装置10、羽毛抜取装置20、及び制御部30を備え、中小規模の食鳥を処理することができ、湯漬けから食鳥の羽毛を抜取るまでの処理を全自動で行う。なお図4には湯漬装置10に食鳥を投入する際に用いるコンベア90を記載している。ここで実施形態1の食鳥脱毛システム1と同様の構成要素には同一番号を付し、その説明を省略する。
制御部30は、PLC(Programmable Logic Controller)等のプログラムが可能な汎用コントローラであり、コンベア90、湯漬装置10、羽毛抜取装置20に適宜指示を出して、複数の工程を連続的に行うように制御する。
以下に、食鳥脱毛システム2による複数の処理を順番に行う手順を説明する。
(1)コンベア90の搬送ベルト上に、血抜き工程を終えた羽毛付きの状態の食鳥を載せ、作業者が制御部30のスタートスイッチ(図示せず)を押すと、制御部30がコンベア90に動作指示を出し、指示を受けたコンベア90が搬送ベルト上の食鳥を湯漬容器11に投入する(投入工程)。
(2)制御部30が湯漬装置10に動作指示を出し、指示を受けた湯漬装置10が湯中において食鳥を攪拌する(攪拌工程)。
(3)予め設定されている所定の時間の経過を待って、制御部30が湯漬装置10に動作指示を出し、指示を受けた湯漬装置10が食鳥を湯から取り出して、羽毛抜取装置20へ投入する(取出投入工程)。
(4)制御部30が羽毛抜取装置20に動作指示を出し、指示を受けた羽毛抜取装置20が食鳥から羽毛を抜取る(抜取工程)。
(5)制御部30が羽毛抜取装置20に動作指示を出し、指示を受けた羽毛抜取装置20が取出し口を開き、羽毛が抜取られた食鳥をドラム21から取出す(取出工程)。
以上のように、実施形態1及び変形例1の食鳥脱毛システムによれば、同一の経路の動作方向を切替えるだけで、攪拌動作と取り出し動作との2つの異なる動作を実現できるので構造を簡単にでき、また攪拌動作を終了させるのと同時に取り出し動作を開始できるので、湯漬工程の後速やかに脱毛工程に移行することができる。
1、2 食鳥脱毛システム
10 湯漬装置
11 湯漬容器
12a、12b 攪拌板
13 動力部
14、15 回転補助盤
20 羽毛抜取装置
21 ドラム
22 弾性体
23 回転体
24 投入口
25 側面の一部
26 開閉機構
30 制御部

Claims (5)

  1. 食鳥の羽毛を抜取る食鳥脱毛システムであって、
    羽毛付きの状態で投入される食鳥を湯に漬けて所定の時間攪拌した後、前記湯から取り出す湯漬装置と、
    内側に複数の弾性体が突出しているドラム内に、前記湯から取り出された食鳥を投入し、前記ドラム内において移動させることにより、前記食鳥から前記羽毛を前記弾性体に絡めて抜取る抜取装置とを備え、
    前記湯漬装置は、
    所定の温度の湯を保持する湯漬容器と、
    前記湯漬容器内において可動な攪拌板と、
    前記攪拌板を所定の経路で繰返し動かす第1動作を行うことにより、前記湯漬容器内の湯中において前記食鳥を攪拌し、前記攪拌板を前記所定の経路とは逆の経路で動かす第2動作を行うことにより、前記湯中から前記食鳥を取出す動力部とを含むことを特徴とする食鳥脱毛システム。
  2. 前記湯漬装置と前記抜取装置とは隣接しており、
    前記第1動作は、
    前記湯中において前記抜取装置に近い側から遠い側へ前記攪拌板を移動させる動作と、前記抜取装置から遠い側において前記湯中から前記湯漬容器上の空気中へ前記攪拌板を移動させる動作と、前記空気中において前記抜取装置から遠い側より近い側へ前記攪拌板を移動させる動作と、前記抜取装置に近い側において前記空気中から前記湯中へ前記攪拌板を移動させる動作とを繰返し行い、
    前記第2動作は、
    前記湯中において前記抜取装置から遠い側より近い側へ前記攪拌板を移動させる動作と、前記抜取装置に近い側において前記湯中から前記空気中へ前記攪拌板を移動させる動作と、前記空気中において前記抜取装置から近い側より遠い側へ前記攪拌板を移動させる動作と、前記抜取装置から遠い側において前記空気中から前記湯中へ前記攪拌板を移動させる動作とを行い、
    前記攪拌板は、
    前記第2動作において、前記湯中から前記空気中に前記攪拌板を移動させるときに、前記抜取装置側に向かって傾斜している請求項1に記載の食鳥脱毛システム。
  3. 前記湯漬容器の内壁は、円筒を横にしたときの下側半分に相当する横断面半円形の長溝状であり、
    前記攪拌板は、前記円筒の中心軸に対して一対の辺が平行な長方形の平板であり、
    前記動力部は、
    前記円筒の中心軸の位置を回転軸として、前記攪拌板を第1方向に回転させることにより前記第1動作を行い、前記第1方向とは逆の第2方向に回転させることにより前記第2動作を行う請求項2に記載の食鳥脱毛システム。
  4. 前記抜取装置において、
    前記ドラムは、
    上部中央部分が開口している投入口と、
    側面の一部を、上部に設けた回転軸を中心に外側へと開くように回転させることにより、取出し口を開く開閉機構とを含み、
    前記取出し口として開く前記側面の一部を含む前記側面全体の内側に、前記複数の弾性体が突出している請求項1〜3のいずれか1項に記載の食鳥脱毛システム。
  5. 該脱羽毛システムは、さらに、
    前記湯漬容器に羽毛付きの状態の食鳥を投入する処理と、
    前記湯中において前記食鳥を攪拌する処理と、
    前記食鳥を湯から取り出して、前記抜取装置へ投入する処理と、
    前記抜取装置において前記食鳥から前記羽毛を抜取る処理と、
    前記取出し口を開いて、前記羽毛が抜取られた食鳥を取出す処理とを、順に行うように制御する制御部を備える請求項4に記載の食鳥脱毛システム。
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