JP2014022966A - 弾性波デバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】斜め割れ及びチッピングの抑制が可能な弾性波デバイスの製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、支持基板10と、IDT14が形成された圧電基板12とを接合する工程と、レーザー光Lを照射することにより、支持基板10に改質領域32を形成する工程と、改質領域32において、支持基板10と圧電基板12とを切断する工程と、を有し、支持基板10と圧電基板12との界面13と、改質領域32の界面13側の端部34との距離D1は20μm以上、69μm未満である弾性波デバイスの製造方法である。
【選択図】図4

Description

本発明は弾性波デバイスの製造方法に関する。
弾性表面波(Surface Acoustic Wave:SAW)デバイスなどの弾性波デバイスは、圧電基板と、圧電基板の上面に設けられたIDT(Interdigtal Transducer:櫛型電極)とを含む。特許文献1には、レーザー光を照射することにより圧電基板に改質領域を形成した後に、圧電基板を個片化する技術が記載されている。またレーザー光により形成したスクライブに沿って、切断処理を行うこともある。
特開2010−212832号公報
圧電基板と、他の基板とを接合することがある。しかし、切断処理により圧電基板の斜め割れ及びチッピングなどが発生する。本発明は上記課題に鑑み、斜め割れ及びチッピングの抑制が可能な弾性波デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、支持基板と、IDTが形成される圧電基板とを接合する工程と、レーザー光を照射することにより、前記支持基板に改質領域を形成する工程と、前記改質領域において、前記支持基板と前記圧電基板とを切断する工程と、を有し、前記支持基板と前記圧電基板との界面と、前記改質領域の前記界面側の端部との距離は20μm以上、69μm未満である弾性波デバイスの製造方法である。
上記構成において、前記改質領域を形成する工程は、前記支持基板の厚さ方向に沿って複数の改質領域を形成する工程であり、前記複数の改質領域のうち前記界面に最も近い改質領域の前記端部と、前記界面との距離が20μm以上、69μm未満である構成とすることができる。
上記構成において、前記改質領域を形成する工程は、前記レーザー光の出力が高いほど前記界面から遠い位置に前記レーザー光を照射することにより、前記改質領域を形成する工程である構成とすることができる。
上記構成において、前記界面と前記改質領域の端部との距離は、28μm以上、65μm未満である構成とすることができる。
上記構成において、前記圧電基板はタンタル酸リチウムを含む構成とすることができる。
上記構成において、前記支持基板はサファイアを含む構成とすることができる。
本発明によれば、斜め割れ及びチッピングの抑制が可能な弾性波デバイスの製造方法を提供することができる。
図1(a)から図1(c)は比較例に係るSAWデバイスの製造方法を例示する断面図である。 図2(a)から図2(c)は実施例1に係るSAWデバイスの製造方法を例示する断面図である。 図3(a)及び図3(b)はSAWデバイスの製造方法を例示する断面図である。 図4(a)は改質層を例示する模式的な断面図である。図4(b)は改質層を例示する模式的な上面図である。図4(c)は最上層に位置する改質層の拡大図である。 図5は距離とチッピングの発生率との関係を示すグラフである。 図6(a)及び図6(b)はレーザー光の出力を変更した例における改質層を例示する模式的な断面図である。 図7(a)は圧電基板に改質層を形成した例を示す模式的な断面図である。図7(b)は模式的な上面図である。
まず比較例について説明する。図1(a)から図1(c)は比較例に係るSAWデバイス100Rの製造方法を例示する断面図である。
図1(a)に示すように、ウェハ状態の支持基板10の上面に圧電基板12を接合する。圧電基板12の上面には、IDT14及び端子16が形成されている。個片化前のSAWデバイス100Rが形成される。支持基板10は例えばサファイアなどの絶縁体により形成されている。圧電基板12は、例えばタンタル酸リチウム(LiTaO)などの圧電体により形成されている。IDT14は例えばアルミニウム(Al)などの金属により形成されている。端子16は、例えば下からAl及び金(Au)を積層して形成されている。IDT14と端子16とは電気的に接続されている。
図1(b)に示すように、SAWデバイス100Rの上下を反転させる。圧電基板12の上面(IDT14及び端子16が形成された面)にダイシングテープ18を貼り付ける。レーザー照射装置20を用いて、支持基板10の下面にレーザー光Lを照射し、支持基板10にスクライブ11を形成する。スクライブ11とは、下面から上面に向かうように形成された切り込みである。スクライブ11は、支持基板10と圧電基板12との界面13には到達しない。
図1(c)に示すように、支持基板10の下面にダイシングテープ19を貼り付ける。ダイシングテープ19を介して支持基板10を支持ステージ22に固定する。圧電基板12の上面に保護シート24を設ける。保護シート24の上から、ブレード26を用いてスクライブ11と重なる切断領域に沿って、支持基板10及び圧電基板12を切断する。このような切断処理により、SAWデバイス100Rは個片化される。
しかし上記の製造方法では、圧電基板12に斜め割れ、及びチッピングが発生する。スクライブ11は支持基板10の下面側に形成されているため、支持基板10は切断処理において切断されにくい。このためチッビングが多発すると考えられる。例えば切断処理の処理速度を遅くすることにより、斜め割れ及びチッピングを抑制することができる。しかし処理速度の低下により、生産性が低下し、SAWデバイスが高コスト化する。
図2(a)から図3(b)は実施例1に係るSAWデバイス100の製造方法を例示する断面図である。
図2(a)に示すように、SAWデバイス100の支持基板10の下面にダイシングテープ18を貼り付ける。ダイシングテープ18により、SAWデバイス100はダイシングリング21に固定される。図2(b)に示すように、支持基板10の上面側からレーザー光Lを照射する。レーザー光Lは圧電基板12を透過し支持基板10に到達し、支持基板10に改質層30を形成する。改質層30は切断処理において切断される領域(切断領域)に形成される。また複数の改質層30が厚さ方向に沿って形成される。
図2(c)に示すように、支持基板10の上面に保護シート24を設ける。保護シート24を介して、SAWデバイス100を支持ステージ28に固定する。ダイシングテープ18の上から、ブレード26を用いて、改質層30と重なる領域において支持基板10及び圧電基板12を切断する。図3(a)に示すように、切断処理によりSAWデバイス100は個片化される。図3(b)に示すように、ダイシングテープ18からSAWデバイス100を剥がす。図示は省略するが、IDT14を例えば樹脂又は半田などにより封止してもよい。以上の工程により、個片化されたSAWデバイス100が得られる。
図4(a)は改質層30を例示する模式的な断面図である。図4(a)では、図2(b)の奥行き方向に延びる切断領域に沿った断面を図示し、複数の改質層30及び改質領域32のうち一部にのみ符号を付した。図4(b)は改質層30を例示する模式的な上面図である。IDT14及び端子16は図示していない。
図4(a)及び図4(b)に示すように、レーザー光Lが照射された領域には改質領域32が形成される。改質領域32とは、レーザー光Lの熱により支持基板10が改質した領域であり、例えばサファイアがレーザー光Lにより溶融した後、再び固まって形成される領域である。複数の改質領域32が、面方向(図4(a)の左右方向)及び厚さ方向(上下方向)に沿って形成されている。面方向に沿う複数の改質領域32は、切断領域に配置され、改質層30を形成している。厚さ方向に沿って7つの改質層30が形成されている。界面13から改質層30までの距離は、例えば近い方から30、70、110、140、170、200、及び230μmである。複数の改質層30のうち、最上層を改質層30aとする。最上層とは、厚さ方向に沿って設けられた複数の改質層30のうち、界面13に最も近い層である。
図4(c)は改質層30aに含まれる改質領域32の拡大図である。図4(c)の黒丸は、レーザー光Lの焦点Pを模式的に示したものである。改質領域32は、焦点Pを中心に、焦点Pから広がるように形成され、厚さ方向に大きく延びる。界面13と、改質領域32の界面13側の端部34との距離をD1とする。焦点Pと界面13との距離をD2とする。距離D2を変更することにより、距離D1を変えることができる。距離D2はレーザー光Lの焦点距離により変化する。また、レーザー光Lのパワーに応じて距離D1は変動する。レーザー光Lのパワーが大きいほど、改質領域32は大きく広がり、端部34は界面13に近くなる。つまり、パワーが大きいほど距離D1は小さくなる。反対に、パワーが小さいほど距離D1は大きくなる。詳しくは後述する。
距離D1とチッピングの発生率(以下、チッピング率)との関係を検証した実験について説明する。SAWデバイス100において、距離D1を変化させ、チッピング率を比較した。同一の距離D1ごとに13720個のサンプルを用いて、改質層30の形成及び切断処理を行った。チッピング率は、サンプル数13720個に対する、チッピングが発生したサンプル数の比である。支持基板10は厚さ250μmのサファイアにより形成されている。圧電基板12は厚さ30μmのLiTaOにより形成されている。図4(a)と同様に、厚さ方向に沿って複数の改質層30が形成されている。
図5は距離D1とチッピング率との関係を示すグラフである。図中の破線は比較例におけるチッピング率である3.7%を示している。表1は距離D1、チッピングの発生したサンプル数(チッピング数)、及びチッピング率との関係を示す表である。
Figure 2014022966
図5及び表1に示すように、距離D1が19.5μmの場合、チッピング率は1.98%である。これに対し、距離D1が28.3μmの場合、チッピング率は0.57%と大きく低下する。距離D1が69.1μmの場合、チッピング率は4.02%であり、比較例よりも高い。距離D1が64.5μmの場合、チッピング率は2.42%に低下し、距離D1が60.3μmの場合はチッピング率が0.87%まで低下する。距離D1が19.5μmのように小さい場合、SAWデバイス100が脆くなり、チッピングが多くなると考えられる。また距離D1が69.1μmのように大きい場合、切断処理において支持基板10が切断しにくいためチッピングが多発すると考えられる。特に界面13においてチッピングが多発する。
これに対し、距離D1が20μm以上69μm未満において、チッピング率は低下し、比較例を下回る。またチッピングと共に斜め割れも抑制することができる。このように、距離D1が20μm以上であることにより、支持基板10及び圧電基板12の強度が高くなる。また距離D1が69μm未満であることにより、支持基板10が切断しやすくなる。切断処理の処理速度を遅くしなくてよいため、生産性が向上する。例えば実施例1においては比較例に対して、切断処理の処理速度が約6倍程度である。従って、SAWデバイス100の低コスト化が可能である。
距離D1が28μm以上、65μm未満において、チッピング率は2.5%以下まで大幅に低下する。距離D1を60μm未満とすることでチッピング率は1%以下となる。距離D1を30μm以上、50μm未満とすることで、チッピング率は、さらに0.5%以下まで低下する。距離D1は、例えば20μm、28μm及び30μmより大きくてもよいし、50μm以下、60μm以下、65μm以下、及び69μm以下でもよい。
距離D1は、レーザー光Lのパワーに応じて変化する。レーザー光Lのパワーを0.1W、0.15W、及び0.2Wに変化させた例について説明する。図6(a)及び図6(b)はレーザー光Lの出力を変更した例における改質領域32を例示する模式的な断面図である。パワーとはレーザー照射装置20から出るレーザー光Lの出力である。レーザー光Lの周波数は一定である。
図6(a)に示す例では、レーザー光Lの焦点Pは界面13から同一の距離D2に位置する。改質領域32aは、パワーが0.1Wのレーザー光Lにより形成されたものである。改質領域32bは、パワーが0.15Wのレーザー光Lにより形成されたものであり、改質領域32aの約1.2倍の大きさを有する。改質領域32cは、パワーが0.2Wのレーザー光Lにより形成されたものであり、改質領域32aの約1.5倍の大きさを有する。このように、パワーが低いほど改質領域32は小さくなり、パワーが高いほど改質領域32は大きくなる。改質領域32aの端部34と界面13との距離をD1a、改質領域32bの端部34と界面13との距離をD1b、改質領域32cの端部34と界面13との距離をD1cとする。距離D1cは距離D1bより小さく、距離D1bは距離D1aより小さい。このように、レーザー光Lのパワーにより界面13と端部34との距離が変動し、図5及び表1に示したような適切な範囲内とすることが難しい。この結果、チッピング及び斜め割れを抑制することが困難となる。
図6(b)に示す例では、パワーに応じて焦点Pの位置を変化させている。パワーが0.1Wの場合、界面13から焦点Pまでの距離はD2aである。パワーが0.15Wの場合における界面13から焦点Pまでの距離はD2bであり、距離D2aより大きい。パワーが0.2Wの場合における界面13から焦点Pまでの距離はD2cであり、距離D2bより大きい。このように、レーザー光Lのパワーが高いほど、界面13から遠い位置にレーザー光Lを照射し、焦点Pを界面13から遠い位置に形成する。この結果、レーザー光Lのパワーを変化させた場合でも、距離D1をほぼ一定とすることができる。このため距離D1を適切な大きさとすることができる。例えば圧電基板12の厚さなどに応じてレーザー光Lのパワーを変更した場合でも、チッピング及び斜め割れを効果的に抑制することができる。距離D1は一定でなくてもよく、図5及び表1において説明した範囲内であればよい。
また、レーザー光Lの焦点距離を変更することにより、圧電基板12に改質層30を形成することも可能である。図7(a)は圧電基板12に改質層30bを形成した例を示す模式的な断面図である。図7(b)は模式的な上面図である。
図7(a)及び図7(b)に示すように、圧電基板12に改質層30bが形成されている。圧電基板12に改質層30bが形成されると、SAWデバイス100が脆くなる。このためチッピング及び斜め割れが多く発生する。従って、支持基板10と圧電基板12とのうち支持基板10にのみ改質層30を形成することが好ましい。また支持基板10にレーザー光Lを照射した場合でも、端部34が界面13に到達しないことが好ましい。
面方向に沿って形成された複数の改質領域32のうち界面13に最も近いものの端部34と、界面13との距離D1を、図5及び表1において説明したような範囲とすればよい。改質層30及び改質領域32の数は変更可能である。厚さ方向に沿って複数の改質層30が形成されてもよいし、改質層30は一層のみでもよい。支持基板10が厚い場合は、図4(a)に示すように厚さ方向に沿って複数の改質層30を形成することにより、切断処理において支持基板10を切断しやすくなる。このためチッピング及び斜め割れを抑制し、かつ切断処理の処理速度を高めることもできる。例えば厚さ方向に等間隔に改質層30が形成することで、切断処理がしやすくなる。図4(a)及び図4(b)に示すように面方向に形成された複数の改質領域32が改質層30を形成してもよいし、例えば1つの改質領域32が改質層30を形成してもよい。改質領域32において支持基板10及び圧電基板12が切断されればよい。
支持基板10は、サファイアなどのように圧電基板12の線膨張係数よりも小さい線膨張係数を持つ材料を含むことが好ましく、例えばシリコンなどにより形成されてもよい。これにより圧電基板12の電気機械結合定数の温度変化が打ち消され、SAWデバイス100の特性が安定するからである。圧電基板12は、ニオブ酸リチウム(LiNbO)など他の圧電体により形成されてもよい。実施例1は、SAWデバイス以外に例えば弾性境界波デバイスにも適用可能である。切断処理において、支持基板10の下面側及び上面側のどちらから支持基板10及び圧電基板12を切断してもよい。IDT14及び端子16は、支持基板10と圧電基板12との接合後に圧電基板12に形成されてもよいし、接合前に形成されてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 支持基板
12 圧電基板
13 界面
14 IDT
16 端子
30、30a 改質層
32、32a、32b、32c 改質領域
34 端部

Claims (6)

  1. 支持基板と、IDTが形成される圧電基板とを接合する工程と、
    レーザー光を照射することにより、前記支持基板に改質領域を形成する工程と、
    前記改質領域において、前記支持基板と前記圧電基板とを切断する工程と、を有し、
    前記支持基板と前記圧電基板との界面と、前記改質領域の前記界面側の端部との距離は20μm以上、69μm未満であることを特徴とする弾性波デバイスの製造方法。
  2. 前記改質領域を形成する工程は、前記支持基板の厚さ方向に沿って複数の改質領域を形成する工程であり、
    前記複数の改質領域のうち前記界面に最も近い改質領域の前記端部と、前記界面との距離が20μm以上、69μm未満であることを特徴とする請求項1記載の弾性波デバイスの製造方法。
  3. 前記改質領域を形成する工程は、前記レーザー光の出力が高いほど前記界面から遠い位置に前記レーザー光を照射することにより、前記改質領域を形成する工程であることを特徴とする請求項1又は2記載の弾性波デバイスの製造方法。
  4. 前記界面と前記改質領域の端部との距離は、28μm以上、65μm未満であることを特徴とする請求項1から3いずれか一項記載の弾性波デバイスの製造方法。
  5. 前記圧電基板はタンタル酸リチウムを含むことを特徴とする請求項1から4いずれか一項記載の弾性波デバイスの製造方法。
  6. 前記基板はサファイアを含むことを特徴とする請求項1から5いずれか一項記載の弾性波デバイスの製造方法。
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