JP2014022693A - 超電導コイル及びその製造装置 - Google Patents

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Sadanori Iwai
貞憲 岩井
Hiroshi Miyazaki
寛史 宮崎
Kei Koyanagi
圭 小柳
Taizo Tosaka
泰造 戸坂
Kenji Tazaki
賢司 田崎
Kotaro Marukawa
宏太郎 丸川
Masami Urata
昌身 浦田
Shigeru Ioka
茂 井岡
Yusuke Ishii
祐介 石井
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Abstract

【課題】薄膜超電導線材に作用する剥離応力を低減し、且つコイル径方向の伝熱経路を確保して、超電導特性の安定性を向上させることができること。
【解決手段】多層構造で且つテープ形状の超電導テープ線とテープ形状の絶縁テープ線とが共に巻枠13に巻き回されて形成された巻線部14を有し、この巻線部の超電導テープ線及び絶縁テープ線が、伝熱性を備えた絶縁性樹脂(エポキシ樹脂)により含浸硬化されて接着される超電導コイル10であって、巻線部14には、周方向の一部において、前記絶縁性樹脂による接着力が周方向の他の部分よりも低い離形層23が、径方向に複数設けられたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は超電導コイル及びその製造装置に係り、更に詳しくは、多層構造で且つテープ形状の薄膜超電導線材とテープ形状の絶縁材とが共に巻枠に巻き回されて形成された巻線部を有し、この巻線部の薄膜超電導線材及び絶縁材が、伝熱性を備えた絶縁性樹脂により含浸硬化されて接着される超電導コイル、及びこの超電導コイルを製造する超電導コイルの製造装置に関する。
超電導コイルの巻線部を構成する超電導線材としては、例えばテープ形状で、金属基板、中間層、RE系酸化物超電導層及び保護金属層を積層した多層構造の薄膜超電導線材が用いられる。
ところで、超電導コイルの巻線部は、一般に、エポキシ等の絶縁性樹脂(例えばエポキシ樹脂)を含浸した状態で使用されることが多い。この場合、多層構造の薄膜超電導線材においては、冷却時に薄膜超電導線材とエポキシ樹脂との熱収縮差に起因して積層方向に引張り応力(剥離応力)が作用し、層間剥離あるいは亀裂が生じて、安定した超電導特性が得られなくなる恐れがある。
これまでには、薄膜超電導線材に作用する剥離応力を低減する対策として、薄膜超電導線材の表面に離形材を用いて離形処理を施すことにより、離形材とエポキシ樹脂との界面で意図的に剥離を起こし、薄膜超電導線材自体が引っ張られないようにする超電導コイルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−267550号公報
しかしながら、特許文献1に記載の超電導コイルでは、離形材とエポキシ樹脂との界面で伝熱性能が低下してしまう。そのため、通電時などに発生する薄膜超電導線材の発熱が拡散されにくく、効率的な冷却が不十分となって、超電導特性の安定性が損なわれる恐れがある。更に、冷却時における超電導コイルの径方向の伝熱経路を十分に確保できない事態も想定される。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、薄膜超電導線材に作用する剥離応力を低減し、且つコイル径方向の伝熱経路を確保して、超電導特性の安定性を向上させることができる超電導コイル及びその製造装置を提供することにある。
本発明に係る超電導コイルは、多層構造で且つテープ形状の薄膜超電導線材とテープ形状の絶縁材とが共に巻枠に巻き回されて形成された巻線部を有し、この巻線部の前記薄膜超電導線材及び前記絶縁材が、伝熱性を備えた絶縁性樹脂により含浸硬化されて接着される超電導コイルであって、前記巻線部には、周方向の一部において、前記絶縁性樹脂による接着力が周方向の他の部分よりも低い箇所が、単数または径方向に複数設けられたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る超電導コイルの製造装置は、巻枠を装着して回転可能な巻線手段と、薄膜超電導線材が巻き付けられた第1リールを回転して、前記薄膜超電導線材を前記第1リールから送り出し可能な第1送出し手段と、絶縁材が巻き付けられた第2リールを回転して、前記絶縁材を前記第2リールから送り出し可能な第2送出し手段とを有し、前記巻線手段の回転により、前記第1リール、前記第2リールからそれぞれ送り出される前記薄膜超電導線材、前記絶縁材を巻枠に、熱可塑性樹脂により仮接着した状態で巻き回して巻線部を形成する超電導コイルの製造装置であって、前記巻線手段の付近には、前記熱可塑性樹脂を加熱する加熱手段が配設され、この加熱手段の制御により、前記巻線部の周方向の一部において、前記巻線部を構成する前記薄膜超電導線材と前記絶縁材との間に空隙部を形成するよう構成されたことを特徴とするものである。
本発明に係る超電導コイル及びその製造装置によれば、薄膜超電導線材に作用する剥離応力を低減し、且つコイル径方向の伝熱経路を確保して、超電導特性の安定性を向上させることができる。
本発明に係る超電導コイルの第1実施形態を示す平面図。 図1の超電導コイルの巻線部を構成する超電導テープ線と絶縁テープ線との複合テープを示す側面図。 図2の超電導テープ線の多層構造を示す斜視図。 図2の超電導テープ線の剥離応力を説明するグラフ。 一般的な超電導コイルの内部に発生する最大応力(最大剥離応力)と内外径比との関係を示すグラフ。 図1のVI−VI線に沿う断面図。 図1のVII−VII線に沿う断面図。 離形層の第1変形形態を示す部分断面図。 離形層の第2変形形態を示す部分断面図。 図1に示す超電導コイルと形状を異にする別形態の超電導コイルを示す平面図。 本発明に係る超電導コイルの第2実施形態を示す平面図。 図11のXII−XII線に沿う断面図。 本発明に係る超電導コイルの第3実施形態を示す平面図。 (A)は図13のXIV−XIV線に沿う断面図、(B)は図12(A)の冷却板の変形形態を示す断面図。 図11に示す超電導コイルを製造する超電導コイルの製造装置における一実施形態を概略して示す構成図。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
[A]第1実施形態(図1〜図10)
図1は、本発明に係る超電導コイルの第1実施形態を示す平面図である。図2は、図1の超電導コイルの巻線部を構成する超電導テープ線と絶縁テープ線との複合テープを示す側面図である。
図1及び図2に示す超電導コイル10は、多層構造で且つテープ形状の薄膜超電導線材としての超電導テープ線11と、テープ形状の絶縁材としての絶縁テープ線12とが、共に巻枠13に巻き回されて形成された巻線部14を有し、この巻線部14の超電導テープ線11及び絶縁テープ線12が、伝熱性を備えた絶縁性樹脂(例えば図6に示すエポキシ樹脂15)により含浸硬化されて接着され、例えばパンケーキ形状に構成される。
ここで、超電導テープ線11及び絶縁テープ線12は、図2に示すように、巻枠13に巻き回される前に、熱可塑性樹脂(後述)により重ね合わされて仮接着され、複合テープ22とされた状態で巻枠13に巻き回される。
超電導テープ線11は、多層構造でテープ形状に形成され、図3に示すように、少なくとも、テープ基板16と中間層17と超電導層18とを有し、これらの両側が安定化層19で被覆されている。また、超電導テープ線11は、必要に応じて、テープ基板16と中間層17との間に配向層20を、超電導層18と一方の安定化層19との間に保護層21をそれぞれ設けることもできる。
テープ基板16は、例えば、ステンレス鋼、ハステロイ等のニッケル合金、銀合金等の材質で形成される。また、中間層17は拡散防止層であり、例えば、酸化セリウム、YSZ(イットリア)、酸化マグネシウム、酸化イットリウム、酸化イッテルビウム、バリウムジルコニアなどの材質からなり、テープ基板16上に形成される。
超電導層18は、例えば、RE123系の組成(RE1B2C3O7等)を有する超電導体薄膜からなる。尚、「RE1B2C3O7」の「RE」は希土類元素(例えば、ネオジム(Nd)、ガドリニウム(Gd)、ホルミニウム(Ho)、サマリウム(Sm)等)及びイットリウム元素の少なくともいずれかを、「B」はバリウム(Ba)を、「C」は銅(Cu)を、「O」は酸素(O)をそれぞれ意味している。また、安定化層19は、超電導層18に過剰に電気が流れた場合に、この超電導層18が燃焼するのを防止する目的で設けられ、導電性の銀等から構成される。
配向層20は、テープ基板16上に中間層17を配向させて形成する目的で設けられ、酸化マグネシウム(MgO)等から形成される。尚、テープ基板16が配向された層を有する基板の場合には、配向層20を省略することができる。また、保護層21は、超電導層18が空気中の水分に触れて劣化するのを防止する等の目的で設けられ、銀等から形成される。尚、この保護層21も、超電導層18に過剰に電気が流れた場合に超電導層18が燃焼するのを防止する役割を果たす。
このような多層構造からなるテープ形状の超電導テープ線11の幅(テープ幅)Wは例えば10mm、厚さTは例えば0.1mmとされる。また、超電導テープ線11は、長手方向の機械強度に優れるが、長手方向に対し垂直な方向の引張応力(剥離応力)に対しては脆弱である。
図4は、図3に示す超電導テープ線11の5つのサンプルについて、剥離方向の横引張強度を測定した結果について示したものである。この結果から、超電導テープ線11が剥離するときの応力は28〜40MPaとばらつきがあるものの、少なくとも28MPaを超える剥離応力により超電導テープ線11の性能が低下する可能性があるため、この超電導テープ線11の許容剥離応力は28MPaであることが分かる。
図2に示す絶縁テープ線12は、例えばポリイミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール等の絶縁フィルム、またはGFRP、CFRPのような繊維強化プラスチック、または熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等)で含浸されたガラスクロスにて形成される。
巻枠13は、ガラス繊維強化プラスチックや補強型PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の絶縁材から構成される。
上述のように構成された巻線部14では、前述の如く、絶縁性樹脂であるエポキシ樹脂15(図6)を用いて、巻線部14(特に超電導テープ線11と絶縁テープ線12)が一体的に含浸硬化されて接着される。これにより、超電導コイル10の使用時における超電導テープ線11の機械的動きが抑制されてコイル強度が確保されると共に、巻線部14の超電導テープ線11相互間における絶縁保護がなされる。これらにより、超電導コイル10の超電導状態が壊れる状態である「クエンチ」を有効に防止することが可能になる。
ところで、巻線部が上述のようにエポキシ樹脂により含浸硬化された一般的な超電導コイルでは、室温から液体窒素温度まで冷却されると、超電導テープ線とエポキシ樹脂との線膨張率の異方性により、超電導テープ線に剥離応力が発生する。この剥離応力は、超電導コイルの内外径比(外径/内径)が大きいほど増大する。
図5に、一般的な超電導コイルに発生する最大剥離応力と内外径比との関係を示す。この結果から、超電導コイルの内外径比が大きくなるに従って、最大剥離応力が増大していることがわかる。また、この図5から、超電導テープ線の許容剥離応力である28Mpaとなる超電導コイルの内外径比は3.1であることが判明した。従って、超電導コイルの内外径比を3.1未満とすることで、超電導テープ線に作用する剥離応力を28Mpa以下に低減可能であることが分かる。
上述の事情を踏まえ、図1に示す本実施形態の超電導コイル10の巻線部14には、周方向の一部において、例えばエポキシ樹脂15による接着力が周方向の他の部分よりも低い箇所(本実施形態では離形層23)が、単数または超電導コイル10の径方向に複数設けられている。本実施形態では、離形層23が超電導コイル10の径方向に2本ずつ、巻枠13を挟む位置に略対称に設けられている。尚、内側の離形層23を内側離形層23Aとし、外側の離形層23を外側離形層23Bとする。
離形層23は、エポキシ樹脂15との接着性を低下させるものであり、エポキシ樹脂15の含浸前に、巻線部14を構成する超電導テープ線11と絶縁テープ線12との少なくとも一方に、離形材24(図7)を用いた離形処理が施されることで設けられる。即ち、例えば図7に示すように、巻線部14を構成する超電導テープ線11の表面に離形材24が貼着または塗布されることで離形層23が設けられる。または、巻線部14を構成する絶縁テープ線12の表面、若しくは図8に示すように、巻線部14を構成する超電導テープ線11と絶縁テープ線12とのそれぞれの表面に、離形材24がそれぞれ貼着または塗布されることで離形層23が設けられる。
また、離形層23は、図9に示すように、エポキシ樹脂15の含浸前に、巻線部14を構成する超電導テープ線11と絶縁テープ線12との間に、離形材24を用いて離形処理した離形処理絶縁材25を挿入することで設けられてもよい。この離形処理絶縁材25は、本実施形態では、例えばFRPテープなどの絶縁テープ27の両側に離形材24が貼着または塗布されたものである。
ここで、前述の離形材24としては、フッ素樹脂、パラフィン、グリース、シリコンオイルからなる群より選ばれた少なくとも一種を用いることが好ましい。
図1及び図7に示すように、離形層23(内側離形層23A、外側離形層23B)が設けられた巻線部14における周方向の一部は、離形層23によって巻線部14の径方向に複数の巻線分断部、例えば巻線分断部26A、26B、26Cに分断される。巻線分断部26Aは、巻枠13と内側離形層23Aとの間に設けられた部分であり、巻線分断部26Bは、内側離形層23Aと外側離形層23Bとの間に設けられた部分であり、巻線分断部26Cは、外側離形層23Bの外側に設けられた部分である。
このとき、各巻線分断部26A、26B、26Cでは、内外径比、即ち内径に対する外径の比(外径/内径)が3.1未満に設定されている。つまり、巻線分断部26Aの外径R2/内径R1、巻線分断部26Bの外径R4/内径R3、巻線分断部26Cの外径R6/内径R5が、共に3.1未満に設定されている。
以上のように構成されたことから、本実施形態によれば、次の効果(1)を奏する。
(1)図1及び図7に示すように、超電導コイル10における巻線部14の周方向の一部には、エポキシ樹脂15による接着力が周方向の他の部分よりも低い離形層23が、巻線部14の径方向に複数設けられている。このため、超電導コイル10の冷却時に、離形層23の離形材24とエポキシ樹脂15との境界で剥離が生じて隙間ができ、この巻線部14の周方向の一部に発生する径方向の応力が分断される。更に、この巻線部14の周方向の一部では、離形層23により分断された部分、例えば巻線分断部26A、26B、26Cのそれぞれで内外径比(内径に対する外径の比)が3.1未満に設定されている。これらのことから、この巻線部14の周方向の一部において、超電導テープ線11に作用する剥離応力を許容剥離応力28MPa以下に低減することができる。
一方、超電導コイル10の巻線部14は、離形層23が設けられていない周方向の他の部分において、離形層23の離形材24よりも伝熱性の高いエポキシ樹脂15によって、巻線部14の径方向の伝熱経路を確保できる。
上述のように、超電導コイル10の巻線部14を構成する超電導テープ線11に作用する剥離応力を許容剥離応力以下に低減でき、且つ超電導コイル10の径方向の伝熱経路を確保できるので、超電導コイル10の超電導特性の安定性を向上させることができる。
なお、超電導コイル10の形状はパンケーキ型に限らず、レーストラック型、鞍型、楕円形状のような非円形型であってもよい。非円形型の超電導コイルの例を図10に示す。
この図10に示す超電導コイル30は、周方向で半径が異なり、直線部L1や逆方向の湾曲部(即ち凹み部)L2を有する超電導コイルである。この超電導コイル30においても、巻線部14における周方向の一部は、離形層23(内側離形層23A、外側離形層23B)を備えると共に、この離形層23により例えば巻線分断部26A、26B、26Cに分断され、各巻線分断部26A、26B、26Cのそれぞれの内外径比(内径に対する外径の比)が3.1未満に設定されている。また、この超電導コイル30においては、緩やかな曲線部L3のように内径が大きく内外径比が元々3.1未満を満たす部分は、離形層23を設けない周方向の他の部分とされている。
これらのことから、この超電導コイル30においては、次の効果(2)を奏する。
(2)巻線部14における周方向の一部のみならず、周方向の他の部分においても、巻線部14を構成する超電導テープ線11に作用する剥離応力を、許容剥離応力28MPa以下に低減することができる。更に、前記超電導コイル10と同様に、巻線部14において離形層23を設けない周方向の他の部分において径方向の伝熱経路を確保できる。これらの結果、超電導コイル30における超電導特性の安定性をより一層向上させることができる。
[B]第2実施形態(図11、図12)
図11は、本発明に係る超電導コイルの第2実施形態を示す平面図である。この第2実施形態において第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第2実施形態の超電導コイル35が第1実施形態と異なる点は、巻線部14の周方向の一部において、エポキシ樹脂15による接着力が周方向の他の部分によりも低い箇所が、巻線部14を構成する超電導テープ線11と絶縁テープ線12との間に形成された空隙部36である点である。
空隙部36は、巻線部14の内側に位置するものが内側空隙部36Aとされ、外側に位置するものが外側空隙部36Bとされる。これらの内側空隙部36A及び外側空隙部36Bは、巻枠13を挟んで対称に巻線部14に設けられる。この空隙部36(内側空隙部36A、外側空隙部36B)は、実際には、図12に示すように、巻線部14における超電導テープ線11と絶縁テープ線12との間に含浸されるエポキシ樹脂15の存在によっても、空隙部として維持されるものである。
更に、空隙部36(内側空隙部36A、外側空隙部36B)を備える巻線部14の周方向の一部は、空隙部36により複数の巻線分断部、例えば3つの巻線分断部37A、37B、37Cに巻線部14の径方向に分断される。巻線分断部37Aは、巻枠13と内側空隙部36Aとの間に設けられた部分であり、巻線分断部37Bは、内側空隙部36Aと外側空隙部36Bとの間に設けられた部分であり、巻線分断部37Cは、外側空隙部36Bの外側に設けられた部分である。
そして、巻線分断部37Aの内外径比(内径S1に対する外径S2の比)と、巻線分断部37Bの内外径比(内径S3に対する外径S4の比)と、巻線分断部37Cの内外径比(内径S5に対する外径S6の比)は、共に3.1未満に設定されている。
従って、本実施形態では、次の効果(3)を奏する。
(3)超電導コイル35における巻線部14の周方向の一部には、エポキシ樹脂15による接着力が周方向の他の部分よりも低い空隙部36(内側空隙部36A、外側空隙部36B)が、巻線部14の径方向に複数設けられている。このため、超電導コイル35の冷却時に、巻線部14の周方向の一部に発生する径方向の応力が空隙部36によって分断される。更に、この巻線部14の周方向の一部では、空隙部36により分断された部分、例えば巻線分断部37A、37B、37Cのそれぞれで内外径比(内径に対する外径の比)が3.1未満に設定されている。これらのことから、この巻線部14の周方向の一部において、超電導テープ線11に作用する剥離応力を許容剥離応力28MPa以下に低減することができる。
一方、超電導コイル35の巻線部14は、空隙部36が設けられていない周方向の他の部分において、空隙部36内の空気よりも伝熱性の高いエポキシ樹脂15によって、巻線部14の径方向の伝熱経路を確保できる。
上述のように、超電導コイル35の巻線部14を構成する超電導テープ線11に作用する剥離応力を許容剥離応力以下に低減でき、且つ超電導コイル35の径方向の伝熱経路を確保できるので、超電導コイル35の超電導特性の安定性を向上させることができる。
[C]第3実施形態(図13、図14)
図13は、本発明に係る超電導コイルの第3実施形態を示す平面図である。この第3実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第3実施形態の超電導コイル40は、図13及び図14(A)に示すように、その構造の大部分が第1実施形態の別形態の超電導コイル30(図10)と同様であるが、巻線部14において離形層23が形成された周方向の一部の軸方向端面に、冷却手段としての冷却板41が設置された点が前記超電導コイル30と異なる。
冷却板41は、巻線部14を構成する超電導テープ線11及び絶縁テープ線12、並びに離形層23を構成する離形材24よりも熱伝導率の高い材質、例えばアルミニウムにて構成される。この冷却板41は、図14(B)に示すように、表面が絶縁材42により被覆されて絶縁処理され、これにより巻線部14との電気的な短絡を防止できるようにしてもよい。
以上のように構成されたことから、本第3実施形態の超電導コイル40によれば、第1実施形態の効果(2)と同様な効果を奏するほか、次の効果(4)を奏する。
(4)巻線部14において離形層23を備える周方向の一部は、離形層23の離形材24によって径方向の伝熱性が低下する。この巻線部14の周方向の一部の軸方向端面に冷却板41が設置されたことで、この巻線部14の周方向の一部においても、超電導コイル40の径方向の伝熱経路を冷却板41によって確保することができる。この結果、超電導コイル40の超電導特性の安定性をより一層向上させることができる。
[D]第4実施形態(図15)
図15は、図11に示す超電導コイルを製造する超電導コイルの製造装置における一実施形態を、第4実施形態として概略して示す構成図である。この第4実施形態において第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第4実施形態は、巻枠13の形状は異なるものの、第2実施形態の超電導コイル35を製造するための超電導コイルの製造装置45に関するものであり、この超電導コイルの製造装置45は、巻線手段46、第1送出し手段47、第2送出し手段48、塗布手段49、及び加熱手段としての超音波加熱装置50を有して構成される。
巻線手段46は、巻枠13を装着し且つ矢印P方向に回転させる回転台53を有する。第1送出し手段47は、超電導テープ線11が巻き付けられた第1リール51を回転して、超電導テープ線11を第1リール51から回転台53の巻枠13へ矢印A方向に送り出す。第2送出し手段48は、絶縁テープ線12が巻き付けられた第2リール52を回転して、絶縁テープ線12を第2リール52から回転台53の巻枠13へ矢印B方向に送り出す。
巻線手段46の回転台53が矢印P方向に回転し、第1送出し手段47が第1リール51から超電導テープ線11を矢印A方向に送り出し、第2送出し手段48が第2リール52から絶縁テープ線12を矢印B方向に送り出す。このようにして、回転台53に装着された巻枠13に超電導テープ線11及び絶縁テープ線12が巻き回される過程で、塗布手段49が超電導テープ線11と絶縁テープ線12の少なくとも一方(本実施形態では超電導テープ線11及び絶縁テープ線12)に熱可塑性樹脂を塗布する。
ここで、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、アクリロニトル・ブタジエン・スチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、メタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタラート、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリカボネート、ポリアセタール、変成ポリフェリンエーテル、ポリブチレンテレフタラート、ポリサルフォン、GF強化ポリエチレンテレフタート、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、液晶ポリマー、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリヒドロキシポリエーテルからなる群より選ばれた少なくとも一種が用いられる。
超電導加熱装置50は、回転台53付近に進退移動可能に配設された超音波ホーン54を備える。この超音波加熱装置50は、超電導テープ線11及び絶縁テープ線12が巻枠13に巻き回される過程で、超音波ホーン54が発生する超音波振動によって熱可塑性樹脂を超音波溶融し、これにより、巻枠13に巻き回される超電導テープ線11及び絶縁テープ線12を、複合テープ22の状態にしつつ仮接着して絶縁部14を形成する。
更に、本実施形態の超音波加熱装置50は、発振周波数、発振時間、出力、プレス圧力、及び回転台53に対する超音波ホーン54の位置を変更して制御可能に構成される。尚、これらのパラメータはプログラム制御されてもよい。特に超音波加熱装置50は、その出力を低下させ、または回転台53に対して超音波ホーン54を離反させるよう制御することで、巻枠13に超電導テープ線11及び絶縁テープ線12が巻き回されて形成される巻線部14の周方向の一部において、超電導テープ線11と絶縁テープ線12との間に空隙部36(図11)を形成することが可能になる。
以上のように構成された超電導コイルの製造装置45によれば、超音波加熱装置50の出力等が制御されることで、巻線部14における周方向の一部に空隙部36を備えた超電導コイル35を容易に製造することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができ、また、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10 超電導コイル
11 超電導テープ線(薄膜超電導線材)
12 絶縁テープ線(絶縁材)
13 巻枠
14 巻線部
15 エポキシ樹脂(伝熱性を備えた絶縁性樹脂)
23 離形層
23A 内側離形層
23B 外側離形層
24 離形材
25 離形処理絶縁材
26A、26B、26C 巻線分断部
35 超電導コイル
36 空隙部
36A 内側空隙部
36B 外側空隙部
37A、37B、37C 巻線分断部
40 超電導コイル
41 冷却板(冷却手段)
45 超電導コイルの製造装置
46 巻線手段
47 第1送出し手段
48 第2送出し手段
50 超音波加熱装置(加熱手段)
R1、R3、R5 内径
R2、R4、R6 外径
S1、S3、S5 内径
S2、S4、S6 外径

Claims (12)

  1. 多層構造で且つテープ形状の薄膜超電導線材とテープ形状の絶縁材とが共に巻枠に巻き回されて形成された巻線部を有し、
    この巻線部の前記薄膜超電導線材及び前記絶縁材が、伝熱性を備えた絶縁性樹脂により含浸硬化されて接着される超電導コイルであって、
    前記巻線部には、周方向の一部において、前記絶縁性樹脂による接着力が周方向の他の部分よりも低い箇所が、単数または径方向に複数設けられたことを特徴とする超電導コイル。
  2. 前記巻線部における周方向の一部では、接着力の低い箇所によって前記巻線部が分断され、この分断された各部分における内径に対する外径の比が、3.1未満に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の超電導コイル。
  3. 前記巻線部における接着力の低い箇所は、前記巻線部を構成する薄膜超電導線材と絶縁材の少なくとも一方に、離形材を用いた離形処理が施されることで設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の超電導コイル。
  4. 前記巻線部における接着力の低い箇所は、前記巻線部を構成する薄膜超電導線材と絶縁材との間に、離形材を用いて離形処理を施した離形処理絶縁材を挿入することで設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の超電導コイル。
  5. 前記巻線部における接着力の低い箇所は、前記巻線部を構成する薄膜超電導線材と絶縁材との間に形成された空隙部であることを特徴とする請求項1または2に記載の超電導コイル。
  6. 前記離形材は、フッ素樹脂、パラフィン、グリース、シリコンオイルからなる群より選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項3または4に記載の超電導コイル。
  7. 前記巻線部における周方向の一部の軸方向端面には、冷却手段が設けられたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の超電導コイル。
  8. 前記冷却手段は、巻線部を構成する薄膜超電導線材及び絶縁材よりも熱伝導率の高い冷却板であることを特徴とする請求項7に記載の超電導コイル。
  9. 前記冷却手段は、絶縁処理が施されたことを特徴とする請求項7または8に記載の超電導コイル。
  10. 巻枠を装着して回転可能な巻線手段と、
    薄膜超電導線材が巻き付けられた第1リールを回転して、前記薄膜超電導線材を前記第1リールから送り出し可能な第1送出し手段と、
    絶縁材が巻き付けられた第2リールを回転して、前記絶縁材を前記第2リールから送り出し可能な第2送出し手段とを有し、
    前記巻線手段の回転により、前記第1リール、前記第2リールからそれぞれ送り出される前記薄膜超電導線材、前記絶縁材を巻枠に、熱可塑性樹脂により仮接着した状態で巻き回して巻線部を形成する超電導コイルの製造装置であって、
    前記巻線手段の付近には、前記熱可塑性樹脂を加熱する加熱手段が配設され、
    この加熱手段の制御により、前記巻線部の周方向の一部において、前記巻線部を構成する前記薄膜超電導線材と前記絶縁材との間に空隙部を形成するよう構成されたことを特徴とする超電導コイルの製造装置。
  11. 前記熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、アクリロニトル・ブタジエン・スチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、メタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタラート、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリカボネート、ポリアセタール、変成ポリフェリンエーテル、ポリブチレンテレフタラート、ポリサルフォン、GF強化ポリエチレンテレフタート、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、液晶ポリマー、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリヒドロキシポリエーテルからなる群より選ばれた少なくとも一種を用いたことを特徴とする請求項10に記載の超電導コイルの製造装置。
  12. 前記加熱手段は、超音波振動によって熱可塑性樹脂を超音波溶融させる超音波加熱装置であることを特徴とする請求項10または11に記載の超電導コイルの製造装置。
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