JP2014022259A - ジョイントコネクタの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サプライヤとユーザの需給形態を効率化して製造拠点や組立拠点のグローバル化に柔軟に対応できるようにすること。
【解決手段】連鎖端子群13a,13b,13c,…の元となる連鎖端子帯13とコネクタハウジング11とを、それぞれの部品工場からワイヤハーネス(W/H)工場に個別に受け入れる。そして、連鎖端子帯13から形成した連鎖端子群13a,13b,13c,…をコネクタハウジング11に、コネクタハウジング11に対する配置を適宜選択して組付固定する。これにより、所望の接続パターンを有するジョイントコネクタ1a,1b,1c,…を形成する。また、連結パターン別の識別子1d,1e,1fをジョイントコネクタ1a,1b,1c,…に付与して、形成したジョイントコネクタ1a,1b,1c,…の端子部15どうしの連結パターンを識別可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子に接続した複数の配線を相互に導通させるジョイントコネクタの製造方法に関する。
配線を分岐等するために使用されるジョイントコネクタでは、複数の端子部を連鎖部によって連結した連鎖端子群がコネクタハウジング内に配設される。そして、各端子部にそれぞれ接続した配線どうしが連鎖片によって電気的に接続される。このようなジョイントコネクタでは、配線どうしを接続するパターンに合わせて連鎖端子群が形成される。
コネクタハウジングに対する連鎖端子群の取付形態には、コネクタハウジングの係止孔に連鎖端子群の係止片を圧入嵌着するものと(例えば、特許文献1)、連鎖端子群の基部をコネクタハウジングにインサート成形するものとがある(例えば、特許文献2)。
特開昭61−277180号公報 特開平7−230864号公報
上述したジョイントコネクタは、例えば車両のワイヤハーネスに使用される。ワイヤハーネスにおいて必要な配線の接続パターンが例えば4通りあれば、ジョイントコネクタも4種類必要となる。したがって、サプライヤとしてのジョイントコネクタメーカ(あるいは工場)は、ユーザとしてのワイヤハーネスメーカ(あるいは工場)に、4種類のジョイントコネクタを納品することになる。
このような需給形態においては、ユーザ側では、サプライヤから受け入れたジョイントコネクタを種類別に区別して管理する必要があり、サプライヤ側では、ユーザの調達要求に即応できるよう各種類のジョイントコネクタを生産し管理する必要がある。このような必要性は、ユーザ側とサプライヤ側のどちらにとってもそれぞれ負担となり、改善が求められるところである。
また、連鎖端子群をコネクタハウジングにインサート成形するジョイントコネクタの場合は、コネクタハウジングや連鎖端子群のような個々の部品の製造設備では足りず、インサート成形の設備を必要とする。このためメーカは、そのような特殊設備を有するメーカ(あるいは工場)にしかジョイントコネクタを発注することができない。
上述したような発注先の制約は、製造拠点や組立拠点のグローバル化によるコスト圧縮を図る上での支障となることがあり、先に説明した需給形態と共に改善が求められるところとなる。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、サプライヤとユーザの需給形態を効率化して製造拠点や組立拠点のグローバル化に柔軟に対応できるジョイントコネクタの製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法は、
複数の端子部を連鎖部によって連結した連鎖端子群をコネクタハウジング内に配設したジョイントコネクタの製造方法であって、
前記端子部と前記連鎖部とが交互に連続した連鎖端子帯と前記コネクタハウジングとを個別に受け入れる受入ステップと、
前記連鎖端子帯から不要な前記連鎖部を切除して、前記連鎖端子群を形成する端子群形成ステップと、
形成した前記連鎖端子群と前記コネクタハウジングとを、前記コネクタハウジングの係止孔に対する前記連鎖端子群の係止片の圧入により組付固定して、前記ジョイントコネクタを形成するコネクタ形成ステップと、
を含むことを特徴とする。
請求項1に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法によれば、連鎖端子帯とコネクタハウジングとを個別に受け入れ、連鎖端子帯から連鎖端子群を形成した後、連鎖端子群とコネクタハウジングとを組付固定する際に、連鎖端子群のコネクタハウジングに対する配置を適宜選択することで、端子部の連結パターンが所望のパターンとなるように連鎖端子群がコネクタハウジングに組付固定されて、ジョイントコネクタが形成される。
したがって、ユーザは、ジョイントコネクタの部品として連鎖端子帯とコネクタハウジングとを受け入れ、連鎖端子帯から連鎖端子群を形成した後、所望のパターンで連鎖端子群をコネクタハウジングに組付固定することで、所望の接続パターンのジョイントコネクタを自ら形成することができる。このため、接続パターンが異なるジョイントコネクタに共通のコネクタハウジングを用いることが可能となる。
一方、連鎖端子群のサプライヤは、ジョイントコネクタの接続パターンに応じたパターンの連鎖端子群を形成してユーザに供給する必要がなく、その元となる、端子部と連鎖部とが交互に連続した連鎖端子帯を例えばロール状にしてユーザに供給すれば済むようになる。
このため、サプライヤは、コネクタハウジングと連鎖端子帯とを個別にユーザに供給すれば済み、サプライヤ側で形成した接続パターン別のジョイントコネクタの在庫やその管理を、行わなくて済むようになる。また、インサート成形の製造設備を有していなくてもサプライヤとなり得る。
このため、サプライヤ側においては、ジョイントコネクタの接続パターンに応じたパターンの連鎖端子群を形成しユーザに供給する負担をなくし、ユーザ側においては、ジョイントコネクタの接続パターンに応じたパターンの連鎖端子群をサプライヤに逐一指定して発注する負担をなくし、総合的に両者の需給形態を効率化することができる。
このような、サプライヤとユーザの需給形態の効率化により、製造拠点や組立拠点のグローバル化に柔軟に対応することができる。
また、請求項2に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法は、請求項1に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法において、前記形成したジョイントコネクタに、前記コネクタハウジング内における前記連鎖端子群の前記連鎖部による前記複数の端子部の連結パターン別の識別子を付与する識別子付与ステップをさらに含むことを特徴とする。
請求項2に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法によれば、請求項1に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法において、連結パターン別の識別子をジョイントコネクタに付与することで、形成したジョイントコネクタの端子部どうしの連結パターンが識別可能となる。このため、ユーザは、形成後のジョイントコネクタに自ら付与した識別子によって、接続パターン別にジョイントコネクタを区別することができる。
さらに、請求項3に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法は、請求項1又は2に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法において、
前記コネクタ形成ステップは、
前記コネクタハウジングに組付固定する前記連鎖端子群の前記端子部を治具に挿入して、該連鎖端子群の前記係止片を前記係止孔の位置に合わせて配置する端子群配置ステップと、
前記治具に前記コネクタハウジングを嵌装して前記係止片を前記係止孔に圧入させる圧入ステップと、
を含んでいる、
ことを特徴とする。
請求項3に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法によれば、請求項1又は2に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法において、コネクタハウジングに組付固定する連鎖端子群の端子部を挿入した治具にコネクタハウジングを嵌装することで、連鎖端子群の係止片をコネクタハウジングの係止孔にまとめて圧入できる。このため、コネクタハウジングに対する連鎖端子群の組付固定を効率的に行うことができる。
さらに、請求項3に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法は、請求項1又は2に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法において、
前記受入ステップは、
前記端子部と前記連鎖部とが交互に連続した連鎖端子帯から不要な前記連鎖部を切除して前記連鎖端子群を形成する端子群形成ステップ
を含んでいる、
ことを特徴とする。
なお、請求項1、2又は3に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法において、前記形成したジョイントコネクタの複数の前記端子部間の電気的導通を検査する導通検査ステップをさらに含み、該検査ステップを前記識別子付与ステップの前又は後に行うようにしてもよい。
このようにすれば、請求項1、2又は3に記載した本発明のジョイントコネクタの製造方法において、個別に受け入れた連鎖端子群とコネクタハウジングとを組付固定してジョイントコネクタを形成した段階で、複数の端子部間の電気的導通を検査する導通検査が行える状態となる。
これに対して、例えば連鎖端子群をコネクタハウジングにインサート成形してジョイントコネクタを形成すると、コネクタハウジングが冷却硬化するまで導通検査が行える状態には至らない。したがって、導通検査を早いタイミングで開始してその後の工程により早く払い出しできるようにすることができる。
本発明のジョイントコネクタの製造方法によれば、サプライヤとユーザの需給形態を効率化して製造拠点や組立拠点のグローバル化に柔軟に対応することができる。
本発明の一実施形態に係るジョイントコネクタの製造方法が適用されるサプライヤとユーザの概要を示す説明図である。 図1に示すサプライヤとユーザの環境において実行される本発明の一実施形態に係るジョイントコネクタの製造方法の手順を示すフローチャートである。 図1に示す製造方法で製造したジョイントコネクタの断面図である。 インサート成形を用いたジョイントコネクタの製造方法が適用されるサプライヤとユーザの概要を示す説明図である。
以下、本発明に係るジョイントコネクタの製造方法の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るジョイントコネクタの製造方法が適用されるサプライヤとユーザの概要を示す説明図である。
本実施形態の製造方法では、サプライヤとしての部品工場Aにおいて例えば樹脂成形により製造したコネクタハウジング11と、サプライヤとしての部品工場Bにおいて例えばプレス打ち抜き加工により製造した連鎖端子帯13とを、ユーザとしてのワイヤハーネス(W/H)工場において個別に受け入れる。これが、図2のフローチャートに示す、本実施形態の製造方法における受入ステップ(ステップS1)に相当する。
コネクタハウジング11と連鎖端子帯13とを受け入れる際に、図1に示すワイヤハーネス(W/H)工場は、連鎖端子帯13から所望のパターンの連鎖端子群13a,13b,13c,…を形成する。連鎖端子帯13は、連鎖端子群13a,13b,13c,…の元となるもので、図3の断面図に示すように、複数の端子部15とこれらを連結する連鎖部17とが交互に連続した帯状のものである。
なお、コネクタハウジング11に対する連鎖端子群13a,13b,13c,…の組付固定状態は、図3中によく現れている。但し、図3では、2種類の連鎖端子群13a,13bをコネクタハウジング11に組付固定した場合を例示している。
図1に示す部品工場Bからワイヤハーネス(W/H)工場には、ロール状に巻回されたリールとして連鎖端子帯13が供給される。ワイヤハーネス(W/H)工場では、連鎖端子帯13を不要な連鎖部17を切除して所望のパターンの連鎖端子群13a,13b,13c,…を形成する。
ここで、所望のパターンとは、不図示のワイヤハーネス(W/H)どうしを連鎖部17により電気的に接続する端子部15の数が所望数であることを意味する。したがって、所望のパターンを以後、電気的な観点から所望の接続パターンと言うことがあり、また、構造的な観点から所望の連結パターンと言うことがある。
そして、上述したのが、図2のフローチャートに示す、本実施形態の製造方法における端子群形成ステップ(ステップS3)に相当する。この端子群形成ステップは、ステップS1の受入ステップの一部として行われる。
図1に示すワイヤハーネス(W/H)工場では、連鎖端子帯13から形成した所望のパターンの連鎖端子群13a,13b,13c,…の端子部15を、完成形のジョイントコネクタ1における配置に応じた配置パターンとなるように、治具21の不図示の挿入孔に挿入する。これが、図2のフローチャートに示す、本実施形態の製造方法における端子群配置ステップ(ステップS5)に相当する。
図3に示す連鎖端子群13a,13b,13c,…の端子部15は、ジョイントコネクタ1a,1b,1c,…を形成する際に、コネクタハウジング11の有底部内面に形成された係止孔11aに圧入される係止片15aを有している。この係止片15aが、コネクタハウジング11の圧入対象の係止孔11aの位置に応じた配置となるように、各連鎖端子群13a,13b,13c,…の端子部15が、図1に示す治具21の不図示の挿入孔に挿入される。
ワイヤハーネス(W/H)工場では、各連鎖端子群13a,13b,13c,…の端子部15が挿入された治具21に、コネクタハウジング11が開放端側から嵌装される。これにより、所望の接続パターンを有するジョイントコネクタ11a,1b,1c,…が形成される。これが、図2のフローチャートに示す、本実施形態の製造方法におけるコネクタ形成ステップ(ステップS7)に相当する。
また、図1に示すワイヤハーネス(W/H)工場では、形成したジョイントコネクタ1a,1b,1c,…に、接続パターン別に識別子1d,1e,1fが付与される。識別子1d,1e,1fは、例えば、色の異なるマークとすることができる。このマークは、塗料の塗布により形成することもでき、接着シールによって形成することもできる。これが、図2のフローチャートに示す、本実施形態の製造方法における識別子付与ステップ(ステップS9)に相当する。
図1に示すワイヤハーネス(W/H)工場では、識別子1d,1e,1fを付与したジョイントコネクタ1a,1b,1c,…が、不図示の導通検査工程に払い出される。この導通検査工程では、コネクタハウジング11に組付固定した各連鎖端子群13a,13b,13c,…において、連鎖部17によって接続されているはずの端子部15どうしが実際に電気的に導通しているかどうかが検査される。これが、図2のフローチャートに示す、本実施形態の製造方法における導通検査ステップ(ステップS11)に相当する。
なお、図2においては、ステップS9の識別子付与ステップの後にステップS11の導通検査ステップを実行する手順としているが、識別子付与ステップと導通検査ステップとの順番を入れ替えて実行する手順としてもよい。
続いて、比較のために、連鎖端子群をコネクタハウジングにインサート成形して形成するジョイントコネクタの製造方法について説明する。図4はインサート成形を用いたジョイントコネクタの製造方法が適用されるサプライヤとユーザの概要を示す説明図である。
インサート成形を用いたジョイントコネクタの製造方法では、サプライヤとしての部品工場Dにおいて、例えばプレス打ち抜き加工により製造した連鎖端子帯113から、不要な連鎖部(図示せず)を切除して所望のパターンの連鎖端子群113a,113b,113c,…が形成される。形成された連鎖端子群113a,113b,113c,…は、サプライヤとしての部品工場Cに持ち込まれて受け入れられる。
図4に示す部品工場Cでは、受け入れた各連鎖端子群113a,113b,113c,…が、専用の設備を用いてコネクタハウジング111にそれぞれインサート成形されて、所望の接続パターンを有するジョイントコネクタ101a,101b,101c,…が形成される。
なお、上述したインサート成形を行う際に、図4に示す部品工場Cでは、形成したジョイントコネクタ101a,101b,101c,…の接続パターンを取り違えないように、異なる色に着色された樹脂材料を各接続パターンのコネクタハウジング111にそれぞれ使用する。したがって、ジョイントコネクタ101a,101b,101c,…は、接続パターン別にそれぞれ異なる色のコネクタハウジング111a,111b,111c,…で形成される。
形成した接続パターン別のジョイントコネクタ101a,101b,101c,…は、図4に示す、ユーザとしてのワイヤハーネス(W/H)工場において受け入れる。ワイヤハーネス(W/H)工場では、受け入れたジョイントコネクタ101a,101b,101c,…が、不図示の導通検査工程に払い出される。
導通検査工程では、受け入れたジョイントコネクタ101a,101b,101c,…について、図1に示すワイヤハーネス(W/H)工場における導通検査と同様の検査が行われる。
上述したインサート成形を用いたジョイントコネクタの製造方法では、部品工場Dが連鎖端子群113a,113b,113c,…を部品工場Dに出荷する時点から、接続パターン別の物品が発生するので、サプライヤからユーザへの需給の全体に亘って品番管理が必要となる。また、サプライヤ側の部品工場C,Dが接続パターン別の物品を出荷することになるので、品番毎に部品工場C,Dがそれぞれ在庫を持って、部品工場Cやユーザであるワイヤハーネス(W/H)工場の需要に対応しなければならなくなる。
また、部品工場Cはインサート成形の設備を保有していることが必須となるので、例えば、ワイヤハーネス(W/H)の生産を一貫して同一拠点(国、地域等)で行う場合に、インサート成形設備を保有する経済力のある拠点でしか一貫生産を実現できなくなる。特に、経済力が不十分な拠点では、インサート成形を行う部品工場Cを設けられず、効率的な生産が望めなくなってしまう。
さらに、部品工場Cの工程をワイヤハーネス(W/H)工場で一括して実施することで工程の簡略化を図ることも考えられる。しかし、その場合には、インサート成形が終わってコネクタハウジング111a,111b,111c,…が冷却硬化するまで導通検査が行える状態には至らない。したがって、導通検査を開始するタイミングが遅くなってしまう。
一方、図1乃至図3を参照して説明した本実施形態の製造方法によれば、連鎖端子群13a,13b,13c,…の元となる連鎖端子帯13とコネクタハウジング11とを、それぞれの部品工場A,Bからワイヤハーネス(W/H)工場に個別に受け入れる。そして、連鎖端子帯13から形成した連鎖端子群13a,13b,13c,…をコネクタハウジング11に、コネクタハウジング11に対する配置を適宜選択して組付固定する。
これにより、端子部15の連結パターンが所望のパターンとなるように連鎖端子群13a,13b,13c,…がコネクタハウジング11に組付固定されて、所望の接続パターンを有するジョイントコネクタ1a,1b,1c,…が形成される。そして、連結パターン別の識別子1d,1e,1fをジョイントコネクタ1a,1b,1c,…に付与することで、形成したジョイントコネクタ1a,1b,1c,…の端子部15どうしの連結パターンが識別可能となる。
したがって、ワイヤハーネス(W/H)工場では、ジョイントコネクタ1a,1b,1c,…の部品として連鎖端子群13a,13b,13c,…とコネクタハウジング11とを受け入れ、所望のパターンで組付固定することで、所望の接続パターンのジョイントコネクタ1a,1b,1c,…を自ら形成することができる。
このため、接続パターンが異なるジョイントコネクタ1a,1b,1c,…に共通のコネクタハウジング11を用いることが可能となる。また、ワイヤハーネス(W/H)工場では、形成後のジョイントコネクタ1a,1b,1c,…に接続パターンに応じた識別子1d,1e,1fを自ら付与することで、接続パターン別にジョイントコネクタ1a,1b,1c,…を区別することができる。
一方、部品工場A,Bでは、コネクタハウジング11と連鎖端子群13a,13b,13c,…(の元となる連鎖端子帯13)とを個別にワイヤハーネス(W/H)工場に供給すれば済み、自ら接続パターン別のジョイントコネクタを形成しなくて済む。このため、接続パターン別のジョイントコネクタの在庫やその管理を行わなくて済むようになる。また、インサート成形の製造設備を有していなくても、コネクタハウジング11や連鎖端子群13a,13b,13c,…(の元となる連鎖端子帯13)を供給するサプライヤとなり得る。
このため、部品工場A,B(サプライヤ)とワイヤハーネス(W/H)工場(ユーザ)の需給形態を効率化して、製造拠点や組立拠点のグローバル化に柔軟に対応できるようにすることができる。
また、連鎖端子群13a,13b,13c,…のコネクタハウジング11に対する組付固定にインサート成形を用いないので、ジョイントコネクタ1a,1b,1c,…を形成すればすぐに導通検査工程に払い出しすることができる。このため、同工程やその後の工程にジョイントコネクタ1a,1b,1c,…をより早いタイミングで払い出しすることができる。
なお、連鎖端子群13a,13b,13c,…のコネクタハウジング11に対する組付固定の際に用いた治具21は、用いなくてもよい。しかし、本実施形態のように治具21を用いれば、連鎖端子群13a,13b,13c,…の端子部15を挿入した治具21にコネクタハウジング11を嵌装することで、端子部15の係止片15aをコネクタハウジング11の係止孔11aにまとめて圧入できる。このため、コネクタハウジング11に対する連鎖端子群13a,13b,13c,…の組付固定を効率的に行うことができる。
また、部品工場Bにおいて連鎖端子帯13から連鎖端子群13a,13b,13c,…を形成しておいて、ワイヤハーネス(W/H)工場に供給してもよい。しかし、本実施形態のように、ワイヤハーネス(W/H)工場において、連鎖端子帯13から連鎖端子群13a,13b,13c,…を形成すれば、部品工場Bは連鎖端子帯13をワイヤハーネス(W/H)工場に供給するだけで済むようになる。
このため、部品工場Bにおいては、ジョイントコネクタ1a,1b,1c,…の接続パターンに応じたパターンの連鎖端子群13a,13b,13c,…を形成してワイヤハーネス(W/H)工場に供給する負担をなくすことができる。また、ワイヤハーネス(W/H)工場においては、ジョイントコネクタ1a,1b,1c,…の接続パターンに応じたパターンの連鎖端子群13a,13b,13c,…を部品工場Bに逐一指定して発注する負担をなくすことができる。これにより、部品工場Bとワイヤハーネス(W/H)工場の需給形態を総合的に効率化することができる。
本発明は、端子に接続した複数の配線を相互に導通させるジョイントコネクタを製造する際に用いて極めて有用である。
1a,1b,1c,101a,101b,101c,… ジョイントコネクタ
1d,1e,1f 識別子
11,111a,111b,111c,… コネクタハウジング
11a 係止孔
13,113 連鎖端子帯
13a,13b,13c,113a,113b,113c,… 連鎖端子群
15 端子部
15a 係止片
17 連鎖部
21 治具

Claims (3)

  1. 複数の端子部を連鎖部によって連結した連鎖端子群をコネクタハウジング内に配設したジョイントコネクタの製造方法であって、
    前記端子部と前記連鎖部とが交互に連続した連鎖端子帯と前記コネクタハウジングとを個別に受け入れる受入ステップと、
    前記連鎖端子帯から不要な前記連鎖部を切除して、前記連鎖端子群を形成する端子群形成ステップと、
    形成した前記連鎖端子群と前記コネクタハウジングとを、前記コネクタハウジングの係止孔に対する前記連鎖端子群の係止片の圧入により組付固定して、前記ジョイントコネクタを形成するコネクタ形成ステップと、
    を含むことを特徴とするジョイントコネクタの製造方法。
  2. 前記形成したジョイントコネクタに、前記コネクタハウジング内における前記連鎖端子群の前記連鎖部による前記複数の端子部の連結パターン別の識別子を付与する識別子付与ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のジョイントコネクタの製造方法。
  3. 前記コネクタ形成ステップは、
    前記コネクタハウジングに組付固定する前記連鎖端子群の前記端子部を治具に挿入して、該連鎖端子群の前記係止片を前記係止孔の位置に合わせて配置する端子群配置ステップと、
    前記治具に前記コネクタハウジングを嵌装して前記係止片を前記係止孔に圧入させる圧入ステップと、
    を含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のジョイントコネクタの製造方法。
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