JP2014021280A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置1は、転写媒体17の移動経路上に位置する像担持体109と、像担持体109を帯電させる帯電手段105と、現像剤を担持し、像担持体109に形成された静電潜像を現像する現像手段107と、像担持体109と対向する位置で、像担持体109に形成された現像剤像を転写媒体17に転写する転写手段111と、像担持体109、帯電手段105、現像手段107、および転写手段111に電圧を印加する印加電圧制御部20とを備え、印加電圧制御部20は、帯電手段105、現像手段107、および転写手段111に、像担持体109に印加した電圧の変化量に基づき、それぞれの印加電圧をシフトしたシフト電圧を印加させる。
【選択図】図2
Description
また、第1像担持体と第1転写手段との圧接箇所の電位と、第2像担持体と第2転写手段との圧接箇所の電位とを略同一にすることが好ましい。これにより、転写媒体上の2箇所間の電位差はほぼ0となり、リーク電流が流れることを防ぐことができる。
図1は、第1の実施形態である画像形成装置の全体構成図である。図2は、図1の画像形成装置の要部拡大断面図であり、特に、感光体ドラムと転写ローラとにより、転写ベルトにより搬送される転写媒体が圧接される箇所(以下、ニップ部と称する)を中心とした2つの現像器を拡大した図である。
図1において、画像形成装置1は、電子写真方式を用いたタンデムカラー印刷装置であり、印刷データに基づき生成した画像を、記録媒体17に形成して排出する。
画像形成装置1は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色の現像器102(102K、102Y、102M、102C)と、4つの露光手段としての露光器103(103K、103Y、103M、103C)と、転写ローラ111(111K、111Y、111M、111C)と,定着器123と、給紙部としての用紙カセット117と、転写ベルト114を含む搬送部と、排紙トレー129と、転写ベルトクリーニングブレード115と、転写ベルトクリーナ容器116とを備える。
なお、トナーカートリッジ104(104K、104Y、104M、104C)は現像器102(102K、102Y、102M、102C)にそれぞれ着脱可能で、内部の現像剤としてのトナーを現像器102の内部に供給可能な構造となっている。
この感光体ドラム109は、露光器103の光照射により、負極に帯電した表面層が放電させられ、静電潜像が形成されている。このとき、例えば、−600Vの表面電位に帯電させられた感光体ドラム109は、−50Vの潜像電位に放電させられる。また、感光体ドラム109は、静電潜像が現像ローラ107により現像させられ、現像剤像としてのトナー像が形成される。例えば、現像ローラ107は、−200Vが印加させられており、負に帯電したトナーは、電界の力により−50Vの静電潜像に移動、付着し、静電潜像が現像される。
現像ブレード108は、現像ローラ107に供給されたトナーを薄層化し、現像ローラ107の表面に一様なトナー層を形成する。
この現像ローラ107は、現像ローラ芯金207に負のバイアス電圧(例えば、−200V)が印加されていると共に、感光体ドラム109に近接配置されており、電界の作用により、負に帯電されたトナーを静電潜像に移動させる。感光体ドラム109は、現像ローラ107からトナーが移動することにより、静電潜像がトナー像(現像剤像)として現像される。なお、表面電位−600Vの非露光領域では、トナーが反発するので、現像ローラ107から移動しない。
レジストローラ120、121は、互いに対向するように配設され、停止状態のところに記録媒体17を突き当て、スキュー補正後に所定タイミングでレジストローラ120、121を駆動し、転写ベルト114に記録媒体17を搬送する。用紙検出センサ122は、接触または非接触で記録媒体17の通過を検知する。
定着器123を通過した記録媒体17は、排出センサ130において記録媒体17の後端通過が検出され、排出ローラ126、127によって用紙ガイド128に沿って搬送され、排紙トレー129にフェースダウンの状態で排出される。
図3は、印加電圧制御処理に係る電圧画像形成装置の構成を示すブロック図であり、図2は、発明の特徴部分を説明するための図1の要部拡大断面図である。
画像形成装置1は、さらに、制御部30と、記憶部40と、電圧印加部50と、湿度検出部61と、AC−DC変換部62とを備える。
制御部30は、画像形成装置1の全体を制御する制御部であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)によって構成される。この制御部30が、後記する記憶部40に格納されるプログラムを展開し、実行することによって、図1に示す画像形成装置1の各機能が実現される。この制御部30は、後記する電圧設定部31を備える。
記憶部40は、プログラムやデータを格納する記憶部であり、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、HD(Hard Disc)、光ディスク等によって構成される。この記憶部40は、後記する湿度電圧テーブル41(常湿用湿度電圧テーブル411、多湿用湿度電圧テーブル412)を備える。
電圧印加部50は、電圧設定部31により決定された値の電圧を印加する構成部である。この電圧印加部50は、帯電ローラ電圧印加部51と、現像ローラ電圧印加部52と、感光体ドラム電圧印加部53と、転写ローラ電圧印加部54とを備える。
帯電ローラ電圧印加部51は、帯電ローラ105の芯金部である帯電ローラ芯金205に電圧を印加する構成部である。
現像ローラ電圧印加部52は、現像ローラ107の芯金部である現像ローラ芯金207に電圧を印加する構成部である。
感光体ドラム電圧印加部53は、感光体ドラム109の芯金部である感光体ドラム芯金209に電圧を印加する構成部である。
転写ローラ電圧印加部54は、転写ローラ111の芯金部である転写ローラ芯金211に電圧を印加する構成部である。
湿度検出部61は、画像形成装置1が設置されている環境の相対湿度値を検出する構成部である。
AC−DC変換部62は、商用電源AC100Vから変圧・整流を行い、例えば、24Vの直流電圧に電圧制御し、その直流電圧を電圧印加部50に印加する構成部である。
電圧設定部31は、湿度検出部61から取得した湿度値に対応する湿度電圧テーブル41を参照して、電圧印加部50(帯電ローラ電圧印加部51、現像ローラ電圧印加部52、感光体ドラム電圧印加部53、転写ローラ電圧印加部54)が印加する電圧値を決定する。
湿度電圧テーブル41は、画像形成装置1が設置されている環境の相対湿度値に応じて、ブラック、イエロー、マゼンタ、および、シアンの4色分の現像器102(102K、102Y、102M、102C)それぞれが備える、感光体ドラム芯金209に印加する電圧値と、帯電ローラ芯金205に印加する電圧値と、現像ローラ芯金207に印加する電圧値と、転写ローラ芯金211に印加する電圧値とが対応付けて記憶されたデータベースである。
多湿用湿度電圧テーブル412は、各色の現像器102(102K、102Y、102M、102C)における感光体ドラム109と転写ローラ111とによる圧接箇所のニップ部Nの電位が各現像器(102K、102Y、102M、102C)で略同一になるように、感光体ドラム芯金209、帯電ローラ芯金205、現像ローラ芯金207、転写ローラ芯金211に印加すべき電圧値が記憶されている。
図4に示す湿用湿度電圧テーブル411は、感光ドラム芯金209が0Vの場合の設定であり、各転写ローラ芯金211への印加電圧は、ブラックに比べて、イエロー、マゼンタ、シアンの順に100Vずつ高く設定している。
そこで、湿度が高い場合は、各ニップ部N(図2)における電位差が少なくなるように、印加電圧をシフトさせた多湿用湿度電圧テーブル412を用いる。
リーク電流を防止するため、上流側に位置する転写ローラ芯金211(211K)の電位と、下流側に位置する転写ローラ芯金211(211Y)の電位とが同電位になるように設定される。すなわち、ここでは、図5に示すように、ブラックの転写ローラ芯金111Kの電位(1000V)に揃えられる。
図4に常湿用湿度電圧テーブル411の一例を示す。
感光体ドラム芯金209Kには0V、帯電ローラ芯金205Kには−1000V、現像ローラ芯金207Kには−200V、転写ローラ芯金211Kには1000Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
感光体ドラム芯金209Yには0V、帯電ローラ芯金205Yには−1000V、現像ローラ芯金207Yには−200V、転写ローラ芯金211Yには1100Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
感光体ドラム芯金209Mには0V、帯電ローラ芯金205Mには−1000V、現像ローラ芯金207Mには−200V、転写ローラ芯金211Mには1200Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
感光体ドラム芯金209Cには0V、帯電ローラ芯金205Cには−1000V、現像ローラ芯金207Cには−200V、転写ローラ芯金211Cには1300Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
図5に多湿用湿度電圧テーブル412の一例を示す。ここで、用紙17の表面電気抵抗値が低く、常湿用湿度電圧テーブル411のように各色の転写ローラ芯金211に印加する電圧値に大きな差があるとき、転写ローラ111間の電位差によりリーク電流が流れやすくなることが実験でわかっている。そのため、多湿用湿度電圧テーブル412は、各色の転写ローラ芯金211に印加する電圧値を同じにして、上流側の転写ローラ111と第1の感光体ドラム109との電位差と、下流側の転写ローラ111と感光体ドラム109との電位差との関係が、2つの電位差間の差分値が小さくなるように、上流側の感光体ドラム109と下流側の感光体ドラム109とに印加する印加電圧値が設定される。
感光体ドラム芯金209Yには−100V、帯電ローラ芯金205Yには−1100V、現像ローラ芯金207Yには−300V、転写ローラ芯金211Yには1000Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
感光体ドラム芯金209Mには−200V、帯電ローラ芯金205Mには−1200V、現像ローラ芯金207Mには−400V、転写ローラ芯金211Mには1000Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
感光体ドラム芯金209Cには−300V、帯電ローラ芯金205Cには−1300V、現像ローラ芯金207Cには−500V、転写ローラ芯金211Cには1000Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
この湿度が高い環境において、従来のように、湿度の高低にかかわらず、帯電ローラ芯金205、現像ローラ芯金207、感光体ドラム芯金209、および、転写ローラ芯金211に所定の値の電圧を印加した場合より、本実施形態のように、図5に示す多湿用湿度電圧テーブル412を用いて、帯電ローラ芯金205、現像ローラ芯金207、感光体ドラム芯金209、および、転写ローラ芯金211に印加する電圧値を調整してからその電圧を印加した場合の方が、用紙に良好な画像が形成された。
図1乃至図5を参照して、本実施形態の動作を説明する。
画像形成装置1は、制御部30により以下の動作が制御される。
図3に示すように、制御部30は、例えば、画像形成装置1に接続された、PC(Personal Computer)等の上位コントローラからの印刷指示に従い、印刷指示画像の処理、記録媒体17の搬送制御、帯電制御、露光制御、現像制御、転写制御、および、定着制御を行い、その結果として記録媒体17に印刷を行う。
帯電された感光体ドラム109は、露光器103の発光・照射によって、感光体ドラム109の表面にて照射された箇所が放電され、静電潜像が形成される。例えば、感光体ドラム109の照射された箇所は、−600Vの表面電位から放電により約−50Vになる。
制御部30は、用紙検出センサ122が記録媒体17の先端を検出したタイミングと、用紙検出センサ122とそれぞれの色のニップ部Nまでの距離と、感光体ドラム109上の露光場所から転写場所までの距離と、記録媒体17の搬送速度により、印刷すべき画像が記録媒体17の所望の位置に転写されるタイミングで、露光器103を制御して静電潜像を、感光体ドラム109に書き込ませる。
そして、現像されたトナー像が付着する感光体ドラム109の表面は、回転動作により、ニップ部Nに搬送される。
そして、感光体ドラム109上のトナー像は、ニップ部Nにおいて、転写ローラ111に印加されたプラスの高電圧により、クーロン力を受け、記録媒体17上に転写される。
次に、図6を用いて画像形成装置1が行う印加電圧制御処理について説明する(適宜、図1乃至図5を参照)。
上位コントローラから印刷指示信号を受信したことを契機に画像形成装置1の制御部30は、印加電圧制御処理を開始する。
まず、電圧設定部31は、湿度検出部61から現在の湿度値を取得する(ステップS101)。そして、本実施形態における電圧設定部31は、その湿度値が所定の常湿値範囲内であるのか、所定の多湿値範囲内であるのかを判定する(ステップS102)。
湿度値が常湿値範囲内であれば(ステップS102,常湿)、電圧設定部31は、記憶部40の常湿用湿度電圧テーブル411を参照する(ステップS103)。
一方、湿度値が多湿値範囲内であれば(ステップS102,多湿)、電圧設定部31は、多湿用湿度電圧テーブル412を参照する(ステップS104)。
これにより、帯電ローラ芯金205、現像ローラ芯金207、感光体ドラム芯金209、および、転写ローラ芯金211に所定電圧が印加され、各ニップ部Nの電位が略同一になる。
図7は、図1の画像形成装置の要部拡大断面図であり、特に、感光体ドラムと転写ローラとを有する現像器と、レジストローラとを拡大した図である。なお、図7には、感光体ドラムと転写ローラとを圧接するニップ部Nが記載されている。
第2の実施形態に係る画像形成装置1Aが、第1の実施形態に係る画像形成装置1と異なる点は、図5に示す多湿用湿度電圧テーブル412ではなく、図8に示す多湿用湿度電圧テーブル412Aを用いる点である。
多湿用湿度電圧テーブル412Aは、多湿用湿度電圧テーブル412と同様に、湿度が比較的高いときにおいて画像形成に適した電圧値が記録されたデータベースである。
多湿用湿度電圧テーブル412Aは、各色の現像器102(102K、102Y、102M、102C)における感光体ドラム109と転写ローラ111とによる圧接箇所のニップ部Nの電位が各現像器(102K、102Y、102M、102C)で略同一になり、さらに、これらの電位がレジストローラの電位と同一になるように、感光体ドラム芯金209、帯電ローラ芯金205、現像ローラ芯金207、転写ローラ芯金211に印加すべき電圧値が記憶されている。ここで、レジストローラの電位は、接地電位(0V)であるので、ニップ部Nの電位も略接地電位となる。感光体ドラム109と転写ローラ111とから形成されるニップ部Nの電位は、転写ローラ111の芯金の半径と表面の絶縁物の厚さとの比を調整することにより行われる。
この多湿用湿度電圧テーブル412Aに記憶された湿度値と各芯金に印加する電圧値とは、予め実験で得られた値である。
感光体ドラム芯金209Kには−500V、帯電ローラ芯金205Kには−1500V、現像ローラ芯金207Kには−700V、転写ローラ芯金211Kには500Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
感光体ドラム芯金209Yには−600V、帯電ローラ芯金205Yには−1600V、現像ローラ芯金207Yには−800V、転写ローラ芯金211Yには500Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
感光体ドラム芯金209Mには−700V、帯電ローラ芯金205Mには−1700V、現像ローラ芯金207Mには−900V、転写ローラ芯金211Mには500Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
感光体ドラム芯金209Cには−800V、帯電ローラ芯金205Cには−1800V、現像ローラ芯金207Cには−1000V、転写ローラ芯金211Cには500Vの電圧が印加される電圧値が記憶されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されず、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、画像形成装置1(1A)は、ユーザが操作する入力部(不図示)や、ユーザに情報を提供する画面を表示する表示部(不図示)を備え、表示部に、湿度に応じて抵抗値が変化する記録媒体17の種類を選択する画面を表示してもよい。この入力部や表示部は制御部30により制御される。制御部30は、ユーザが入力部に入力した情報に基づいて処理を行い、その処理結果に応じて画面を生成して表示部に表示させる。
ここでは、普通紙と、その普通紙より表面電気抵抗値が低い媒体との例を示す。この表面電気抵抗値が低い媒体とは、例えば、透明フィルムに表面コートが施してあるOHP(OverHead Projector)シートである。
これら多湿用湿度電圧テーブル412Bおよび多湿用湿度電圧テーブル412Cは、各色の現像器102(102K、102Y、102M、102C)における感光体ドラム109と転写ローラ111とによる圧接箇所のニップ部Nの電位が各現像器(102K、102Y、102M、102C)で略同一になるように、感光体ドラム芯金209、帯電ローラ芯金205、現像ローラ芯金207、転写ローラ芯金211に印加すべき電圧値が記憶されている。
多湿用湿度電圧テーブル412Bおよび多湿用湿度電圧テーブル412Cに記憶された湿度値と各芯金に印加する電圧値とは、予め実験で得られた値である。
図11は、第3の実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
第3の実施形態に係る画像形成装置1Aは、中間転写方式の画像形成装置であり、図11に示すように、転写媒体としての転写ベルト114Aにトナーを付着してトナー像を形成し、転写ベルト114Aに形成されたトナー像を、再転写ローラとしての転写ローラ111Aaと転写ローラ111Abとで、転写ベルト114Aと印刷媒体としての記録媒体17とを圧着する。これにより、記録媒体17の表面にはトナー像が転写される。
ここで、転写ベルト114Aは、基材と弾性層と粗さ形成粒子およびこの粗さ形成粒子を保持するバインダ層とが積層されて構成されている。
この第3の実施形態に係る中間転写方式の画像形成装置1Aの構成の場合、記録媒体17ではなく、転写ベルト114Aを介して、転写電流が流れてしまう現象(リーク電流)が発生することがあった。
このような画像形成装置1Aの構成であっても、湿度が比較的高い環境下において用いる多湿用湿度電圧テーブル412を予め作成しておけばよい。
ここで、感光体ドラム109Kと転写ローラ111Kとによる圧接箇所のニップ部Nkの電位が0Vではないとき、接触部Pと、ニップ部Nkとの間で生じた電位差により、内部抵抗値の低い用紙を介して電位の低い接触部Pに電流(リーク電流)が流れてしまう現象が発生することがあった。これにより、用紙に十分な転写電流が流れなくなり、用紙上に形成される画像が掠れるなどの転写不良が発生するという問題があった。
17 記録媒体
30 制御部
31 電圧設定部
40 記憶部
41 湿度電圧テーブル
50 電圧印加部
51 帯電ローラ電圧印加部
52 現像ローラ電圧印加部
53 感光体ドラム電圧印加部
54 転写ローラ電圧印加部
61 湿度検出部
62 AC−DC変換部
63 駆動部
102 現像器
103 露光器
104 トナーカートリッジ
105 帯電ローラ
106 供給ローラ
107 現像ローラ
108 現像ブレード
109 感光体ドラム
110 クリーニングブレード
111 転写ローラ
112 アイドルローラ
113 ドライブローラ
114 転写ベルト
115 転写ベルトクリーニングブレード
116 転写ベルトクリーナ容器
117 用紙カセット
118 給紙ローラ
119、128 用紙ガイド
120、121 レジストローラ
122 用紙検出センサ
123 定着器
124 加熱部材
125 圧着部材
126、127 排出ローラ
129 排紙トレー
130 排出センサ
201 帯電ローラ芯金
207 現像ローラ芯金
209 感光体ドラム芯金
211 転写ローラ芯金
411 常湿用湿度電圧テーブル
412 多湿用湿度電圧テーブル
N ニップ部
Claims (13)
- 転写媒体の移動経路上に位置する像担持体と、
前記像担持体を帯電させる帯電手段と、
現像剤を担持し、前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像手段と、
前記像担持体と対向する位置で、前記像担持体に形成された現像剤像を前記転写媒体に転写する転写手段と、
前記像担持体、前記帯電手段、前記現像手段、および前記転写手段に電圧を印加する印加電圧制御部と
を備える画像形成装置において、
前記印加電圧制御部は、
前記帯電手段、前記現像手段、および前記転写手段に、前記像担持体に印加した電圧の変化量に基づき、それぞれの印加電圧をシフトしたシフト電圧を印加させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写手段は、少なくとも第1転写手段と第2転写手段とを備え、前記第1転写手段は、隣の前記第2転写手段と移動中の前記転写媒体を介して架渡しされる位置に設置され、
前記移動経路の上流側に、前記第1転写手段と、第1像担持体と、第1現像手段と、第1帯電手段とを備え、
その下流側にて、前記第1転写手段の隣の前記第2転写手段と、第2像担持体と、第2現像手段と、第2帯電手段とを備える画像形成装置において、
前記印加電圧制御部は、
前記第1転写手段と前記第1像担持体との電位差が、前記第2転写手段と前記第2像担持体との電位差より大きくなるように、
前記第1像担持体に印加する電圧値と、前記第2像担持体に印加する電圧値との双方を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載された画像形成装置。 - 現在の湿度を取得する湿度検出部を備え、
前記転写媒体は、湿度によって表面電気抵抗が変化する抵抗体であり、
前記印加電圧制御部は、
前記シフト電圧を、さらに現在の湿度に基づき調整する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された画像形成装置。 - 現在の湿度を取得する湿度検出部を備え、
前記転写媒体は、湿度によって表面電気抵抗が変化する抵抗体であり、
高湿のとき、
前記印加電圧制御部は、
前記第1像担持体に印加する印加電圧値と、前記第2像担持体に印加する印加電圧値との双方を決定するときに、さらに、前記第1転写手段に印加する前記シフト電圧と、前記第2転写手段に印加する前記シフト電圧とが略同一となるようにし、
前記第1転写手段、前記第1現像手段、および前記第1帯電手段に、前記第1像担持体に印加した電圧の変化量に基づき、それぞれの印加電圧をシフトしたシフト電圧を印加させ、
前記第2転写手段、前記第2現像手段、および前記第2帯電手段に、前記第2像担持体に印加した電圧の変化量に基づき、それぞれの印加電圧をシフトしたシフト電圧を印加させる
こと特徴とする請求項2に記載された画像形成装置。 - 現在の湿度を取得する湿度検出部を備え、
前記転写媒体は、湿度によって表面電気抵抗が変化する抵抗体であり、
高湿のとき、
前記印加電圧制御部は、
前記第1像担持体に印加する印加電圧値と、前記第2像担持体に印加する印加電圧値との双方を決定するときに、さらに、前記第1像担持体および前記第1転写手段が圧接する第1ニップ部の電位と、前記第2像担持体および前記第2転写手段が圧接する第2ニップ部の電位とが略同一となるようにし、
前記第1転写手段、前記第1現像手段、および前記第1帯電手段に、前記第1像担持体に印加した電圧の変化量に基づき、それぞれの印加電圧をシフトしたシフト電圧を印加させ、
前記第2転写手段、前記第2現像手段、および前記第2帯電手段に、前記第2像担持体に印加した電圧の変化量に基づき、それぞれの印加電圧をシフトしたシフト電圧を印加させる
ことを特徴とする請求項2に記載された画像形成装置。 - 前記印加電圧制御部は、前記第1ニップ部の電位と前記第2ニップ部の電位とが略同一になるように、
前記第1像担持体および前記第2像担持体に互いに異なる前記シフト電圧を印加すると共に、前記第1転写手段および前記第2転写手段に互いに共通する共通電圧を印加させる
ことを特徴とする請求項5に記載された画像形成装置。 - 前記転写媒体が普通紙である場合に適した、前記像担持体に印加する印加電圧値と、前記転写手段、前記現像手段、および前記帯電手段に印加する前記シフト電圧の電圧値とが記録された第1媒体高湿用湿度電圧テーブルと、
前記転写媒体が前記普通紙より電気抵抗値の低い媒体である場合に適した、前記像担持体に印加する印加電圧値と、前記転写手段、前記現像手段、および前記帯電手段に印加する前記シフト電圧の電圧値とが記録された第2媒体高湿用湿度電圧テーブルと、
前記第1媒体高湿用湿度電圧テーブルおよび前記第2媒体高湿用湿度電圧テーブルを記憶する記憶部と、
ユーザにより情報が入力される入力部と
をさらに備え、
前記印加電圧制御部は、前記入力部に入力された情報が、
前記転写媒体が前記普通紙であることを示す情報のとき、前記第1媒体高湿用湿度電圧テーブルに記録された電圧値を用い、
一方、前記転写媒体が電気抵抗値の低い媒体であることを示す情報のとき、前記第2媒体高湿用湿度電圧テーブルに記録された電圧値を用いる
ことを特徴とする請求項5に記載された画像形成装置。 - 前記移動経路上にて、いずれの前記転写手段よりも上流側に配置されるレジストローラをさらに備え、
前記印加電圧制御部は、
前記移動経路上の最上流側に位置する最上流像担持体と、それに対向する最上流転写手段とで形成される最上流ニップ部の電位と前記レジストローラの電位とが略同一となるように、前記最上流像担持体および前記最上流像担持体の隣の前記像担持体に電圧を印加する
ことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載された画像形成装置。 - 前記レジストローラの電位は、接地電位であり、
前記最上流像担持体および前記最上流転写手段の電位は、絶対値が同電圧である互いに正負反転させた電位である
ことを特徴とする請求項8に記載された画像形成装置。 - 前記転写媒体は転写ベルトであり、
前記転写ベルトに転写された前記現像剤像を印刷媒体に再転写する再転写手段とを備えている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載された画像形成装置。 - 前記第1ニップ部と前記第2ニップ部とが、前記転写媒体の通過により電気的に接続されたり、開放されたりすることを特徴とする請求項5に記載された画像形成装置。
- 前記第1ニップ部と前記レジストローラとが、前記転写媒体の通過により電気的に接続されたり、開放されたりすることを特徴とする請求項5に記載された画像形成装置。
- 前記第1転写手段および前記第2転写手段は、厚さが異なる絶縁層が芯金の外周表面に巻回されている
ことを特徴とする請求項5に記載された画像形成装置。
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