JP2014019626A - 中空粒子の製造方法、中空粒子、反射防止膜及び光学素子 - Google Patents

中空粒子の製造方法、中空粒子、反射防止膜及び光学素子 Download PDF

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Abstract

【課題】 フッ化マグネシウムからなるシェルを連続した層として形成することにより、シェルの強度が高い中空粒子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 フッ化マグネシウムから構成された連続した層からなるシェルの内部に、少なくとも一部が中空の中空コアを有する中空粒子。コアとなる微粒子を含む水分散液に、マグネシウム塩水溶液とフッ素イオンを含む水溶液を10℃以上30℃以下で添加した後、50℃以上80℃以下で加熱して、前記微粒子からなるコアの周囲にフッ化マグネシウムから構成された連続した層からなるシェルを形成したコア・シェル微粒子を得る工程、該コア・シェル粒子から前記微粒子の少なくとも一部を除去して中空コアを形成する工程を有する中空粒子の製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中空粒子の製造方法、中空粒子、前記中空粒子を用いた反射防止膜及びそれを用いた光学素子に関するものである。
従来、光学素子の光入出射界面での反射を抑えるために、屈折率の異なる光学膜を数十nmから数百nmの厚みで単層あるいは複数層を積層した反射防止膜を形成することによって所望の光学特性を得ることが知られている。これら反射防止膜を形成するためには、蒸着、スパッタリング等の真空成膜法やディップコート、スピンコート等の湿式成膜法が用いられる。
反射防止膜の最表層に用いられる材料には屈折率が低く、透明な材料である、シリカやフッ化マグネシウム、フッ化カルシウムなどの無機材料やシリコン樹脂や非晶質のフッ素樹脂などの有機材料を用いることが知られている。
近年、更に反射率を低く抑えるために、空気の屈折率1.0を利用する反射防止膜が知られている。シリカやフッ化マグネシウムの層内に空隙を形成することによって屈折率を下げることができる。例えば、屈折率1.38のフッ化マグネシウムの薄膜内に30%(体積)の空隙を設けることによって屈折率を1.27まで下げることが可能となる。
空隙を形成する方法として、シリカやフッ化マグネシウム微粒子を作製し、バインダーとともに成膜することによって、微粒子間に空隙を形成し、低屈折率の膜を形成する方法が知られている(特許文献1、2参照)。
また、その他に空隙を形成する方法としては、シリカを用いた中空粒子を用い、粒子内に空隙を形成する方法が知られている。更にはシリカよりも屈折率の低いフッ化マグネシウムの中空粒子を用いることによって反射防止膜を形成する方法が知られている。屈折率が低いフッ化マグネシウムを用いることによって従来の中空シリカ粒子よりも低屈折率の反射防止膜を形成することが可能となる。また、同じ屈折率の粒子を作製した場合においても空隙を小さくすることができるため、粒子の壁(シェル)を厚くすることができるため強度を維持することが可能となる(特許文献3,4参照)。
特開2006−151800号公報 特WO02/018982号公報 特開2001−233611号公報 WO2007/148938 A1
しかしながら、特許文献4の中空フッ化マグネシウム粒子は、いったんフッ化マグネシウムのナノ粒子を形成し、それらをコア粒子の周囲に付着させることによってフッ化マグネシウムの層を形成している。そのため、フッ化マグネシウムの層が粒子の集合体であるためシェルの強度が不足し、後の中空化工程や、塗料を作製する分散工程などで粒子が破壊する課題があった。
本発明は、この様な背景技術に鑑みてなされたものであり、フッ化マグネシウムからなるシェルを連続した層として形成することにより、シェルの強度が高い中空粒子及びその製造方法を提供するものである。
また、本発明は、フッ化マグネシウムからなるシェルの強度が高い中空粒子を用いることによって、優れた強度と低屈折率を有した反射防止膜及びその反射防止膜を用いた光学素子を提供するものである。
上記の課題を解決する中空粒子の製造方法は、コア粒子を含む水分散液と、マグネシウムを含む水溶液と、フッ素を含む水溶液とを10℃以上30℃以下で混合し、その後、50℃以上80℃以下で加熱して、前記コア粒子の周囲にフッ化マグネシウムから構成されたシェルを形成したコア・シェル粒子を得る工程と、前記コア・シェル粒子から、前記コア粒子の少なくとも一部を除去する工程を有することを特徴とする。
上記の課題を解決する中空粒子は、シェルを有する中空粒子であって、前記シェルはフッ化マグネシウムを含有する連続した層からなることを特徴とする。
また、本発明は、上記の中空粒子を用いて形成された反射防止膜である。
また、本発明は、上記の反射防止膜を用いた光学素子である。
本発明によれば、フッ化マグネシウムからなるシェルを連続した層として形成することにより、シェルの強度が高い中空粒子及びその製造方法を提供することができる。
また、本発明によれば、フッ化マグネシウムからなるシェルの強度が高い中空粒子を用いることによって、優れた強度と低屈折率を有した反射防止膜及びその反射防止膜を用いた光学素子を提供することができる。
実施形態を説明する説明図である。 本発明の中空粒子の製造方法を説明する説明図である。 実施例1のコア・シェル粒子の透過電子顕微鏡観察写真である。 実施例6の中空粒子の透過電子顕微鏡観察写真である。 比較例1のコア・シェル粒子の透過電子顕微鏡観察写真である。 比較例1の中空化工程後の粒子の透過電子顕微鏡観察写真である。
以下図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
本発明に係る中空粒子は、フッ化マグネシウムから構成された連続した層からなるシェルの内部に、少なくとも一部が中空の中空コアを有することを特徴とする。
図1は、本発明の中空粒子の実施形態を説明する説明図である。本実施形態に係る中空粒子1は、シェルの内部にコアを有し、前記コアの少なくとも一部が中空の中空コア2からなり、前記シェル3がフッ化マグネシウムから構成された連続した層からなることを特徴とする中空粒子である。
本発明は、中空粒子のシェルがフッ化マグネシウムから構成された連続した層として形成することができるため、中空化工程や分散工程で粒子が破壊しない強度の高い中空粒子を提供することが可能となる。
本発明におけるシェルにフッ素を含有することによって屈折率が低い粒子を得ることができる。また、このシェルにマグネシウムを共存させることによって屈折率を低く維持したまま、環境耐久性に優れた安定な粒子を得ることができる。更には内部が中空であるため屈折率を1.2から1.3と低くすることができる。そのため、反射防止膜の低屈折率層に利用する場合、反射率を低くすることができる。
本発明の中空粒子のシェルは、フッ化マグネシウムから構成された連続した層によって構成されている。ここで連続した層とは、結晶核の凝集成長過程や固相緩和がコア粒子表面で行われることによって形成される層のことである。固相緩和により連続した層となっているため、固相緩和後の粒子の付着によって構成された層と比較して強固なシェルを形成することが可能となる。
本発明の中空粒子の平均粒子径は、30nm以上200nm以下が望ましい。中空粒子の平均粒子径が20nm未満の場合、コアとなる粒子を安定的に作ることが難しい。また200nmを越える場合、反射防止膜に用いると粒子の大きさに伴う散乱が発生する。
本発明の中空粒子のシェルの厚みは、平均粒子径の10%以上35%以下が望ましい。シェルの厚みが10%未満であると粒子の強度が不足するため好ましくない。また35%を超えると中空の効果が屈折率に顕著には現れないため好ましくない。
本発明に係る中空粒子の製造方法は、コア粒子を含む水分散液に、マグネシウムを含む水溶液とフッ素を含む水溶液を10℃以上30℃以下で添加した後、50℃以上80℃以下で加熱する。そして、前記コア粒子の周囲にフッ化マグネシウムから構成された連続した層からなるシェルを形成したコア・シェル粒子を得、該コア・シェル粒子から前記コア粒子の少なくとも一部を除去する。そして中空粒子を形成することを特徴とする。
図2は、本発明の中空粒子の製造方法を説明する説明図である。本発明に係る中空粒子の製造方法は、コア粒子5の周囲にフッ化マグネシウムから構成された連続した層からなるシェル3を形成したコア・シェル粒子4を得る。その後、該コア・シェル粒子4のコア粒子5から、コア粒子の少なくとも一部を除去して中空コア2を形成する中空化工程により、中空粒子1を得ることができる。
本発明の連続した層を有する中空粒子を製造するためには、まず少なくともフッ素とマグネシウムにより構成された結晶核を形成する。それらがコア粒子の周囲に付着した後、結晶核を起点として反応ことによって、コア粒子の周囲に連続した層を形成するものである。
コアとなる粒子の材質としては、後のコア粒子を取り除く工程で除去できるものであれば、有機材料または無機材料ともに用いることができる。無機材料であればアルカリで溶解するSiO、酸で溶解する炭酸カルシウムなどを用いることができる。
また、有機材料としては、サイズが小さく、サイズ分布が比較的狭い、スチレン、アクリル酸エステル、ビニルエステル等のポリビニル重合体を用いることが可能である。粒子径が小さく、そろった粒子を得やすいという点からポリスチレンを用いることが好ましい。
コアとなる粒子の平均粒子径は、10nm以上500nm以下、好ましくは10nm以上160以下nmが望ましい。
また本発明に用いられる微粒子からなるコア粒子の特性としてはζ電位が−であるものを用いる必要がある。フッ素とマグネシウムにより構成される結晶核は+のζ電位を帯びる。そのチャージによりコアの微粒子の周囲に結晶核を付着させることが可能となる。
微粒子の電位は粒子の持つ材質に依存するが、粒子表面に修飾基を付加することによって電位を変えることも可能である。修飾基を付加する方法としては樹脂であれば開始剤などの種類によって粒子表面に修飾基を導入することが可能となり、ζ電位をコントロールすることが可能となる。また無機粒子であっても粒子表面に修飾基を反応によって導入することによってコントロールすることが可能である。−のζ電位を示す修飾基としてはスルホン酸イオン、カルボン酸イオン、ペルオキソ二硫酸イオンなどが挙げられる。
マグネシウムを含む水溶液としては、マグネシウム塩水溶液が好ましく、硝酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、リン酸マグネシウム及びそれらの水和物の水溶液などを用いることができる。
フッ素を含む水溶液としては、フッ素イオンを含む水溶液が好ましく、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化水素酸、フッ化アンモニウムなどを含む水溶液を用いることができる。
コアとなる粒子を含む水分散液にマグネシウムを含む水溶液とフッ素を含む水溶液を10℃以上30℃以下が好ましい。結晶核を形成するためには反応速度の遅い状態で反応させる必要がある。結晶核の生成はマグネシウムを含む水溶液にフッ素を含む水溶液が添加された瞬間から始まる。そのため添加時の溶液温度は10℃以上30℃以下でマグネシウム塩水溶液とフッ素イオンを含む水溶液を反応させる必要ある。反応温度が10℃未満である場合は、反応速度が遅いため結晶核の生成が遅く、生産上好ましくない。また30℃を超えた温度で反応させるとコア粒子の周囲に結晶核が付着する前に、フッ化マグネシウムのコロイド粒子として成長してしまう。その結果コロイド粒子がコア粒子の周囲に付着するためシェルの強度が低下してしまうため好ましくない。反応時間は、1min以上から30min以下が好ましい。
添加後の反応温度は50℃以上80℃以下、さらに好ましくは60℃以上75℃以下で行うことが好ましい。コア粒子の周囲に付着した結晶核を成長させる方法としては反応を早くする必要がある。反応温度が50℃未満の場合には結晶核の成長が起こりにくく、結晶核が多く生成する。そのため、コア粒子表面に付着してない結晶核が多くなり、フッ化マグネシウムのコロイドを多く生成する。また、反応温度が80℃を超えると結晶核の生成が早くなるためやはり、フッ化マグネシウムのコロイドが多く生成するため好ましくない。反応時間は、1min以上から2hr以下が好ましい。
マグネシウムを含む水溶液の濃度としては、0.05mol/lから0.2mol/lであることが好ましい。フッ素を含む水溶液の濃度しては、0.1mol/lから0.4mol/lであることが好ましい。マグネシウム源、フッ素源の濃度が薄すぎると結晶核の生成が起こりにくく、コア粒子表面に付着しにくくなる。また濃度が濃すぎると結晶核が多く生成するためコア粒子表面に付着していない結晶核が多くなり、フッ化マグネシウムのコロイドを多く生成してしまうため好ましくない。
該コア・シェル粒子からコア粒子の少なくとも一部を除去して中空のコアを形成する。コア粒子は一部乃至全部を除去するのが好ましい。コア・シェル微粒子のコア粒子を除去する方法としては、無機材料の場合は、溶解する酸・アルカリなどを用いて除去することが可能である。また、有機材料であれば溶剤を用いた溶解、焼成によるガス化などによって除去することが可能である。コアの有機材料を焼成し、ガス化によって除去する場合、加熱温度は200℃以上350℃以下が好ましい。200℃以下では有機材料の炭素同士の結合が切れないため、核粒子を除去することが困難である。また、350℃以下で行った場合、核粒子である有機材料が、フッ化マグネシウム微粒子間に残存するためシェル強度をより強固にすることができるため好ましい。
また、コアの形状は、一つの中空から形成されていなくても良く、例えば複数の粒子が集まって形成されていても良い。
本発明は、上記の中空粒子を用いて形成された反射防止膜である。
上記の製造方法によって得られた中空粒子もしくはコア・シェル粒子が分散されている溶液を用いて反射防止膜を成膜する塗工液の作製に用いることができる。中空粒子を用いる場合は、溶媒に分散させスラリーを作製し塗工液、もしくは塗工液の原料として用いることができる。
また、コア・シェル粒子を塗工液として用いる場合は、得られた水分散液をそのまま用いることも可能である。また溶媒置換、遠心分離、ろ過などを用いて有機溶媒に分散させて塗工液、もしくは塗工液の原料として用いても良い。コア・シェル粒子を塗工液として用いる場合には、コア・シェル粒子の状態で基板に成膜した後、基板上で焼成を行い、コア粒子の除去を行うことによって中空化を行い、基板上に直接中空粒子による膜を得ることができる。
前記方法によって得られた中空粒子を用いて形成された反射防止膜を得ることができる。
塗工液には中空粒子を基板に固定化するためにバインダーとなる組成物を混合して用いることも可能である。その際に用いられるバインダー組成物としては低屈折率で且つ鉛筆硬度やスクラッチ耐性を有するものが望ましく、シリカのゾルゲル組成物、架橋性のアクリル樹脂、フッ素化アクリル樹脂などを用いることができる。また、これらのバインダーは中空粒子が分散されている溶液を用いて成膜した後、バインダー組成物を後から成膜を行い、粒子間に浸透させることによって中空粒子を固定化することも可能である。
またコア・シェル粒子を用いる場合においては、先にコア・シェル粒子の成膜を行い、バインダーを成膜後、焼成などで硬化する過程において同時にコア粒子を除去することよって反射防止膜を得ることも可能である。
また上記中空粒子、コア・シェル粒子が分散されている溶液には中空でない粒子を混合して用いても良い。
塗工に用いる基材としてはガラス、樹脂などを用いることができる。またその形状は限定されることはなく、基材が平面、曲面、凹面、凸面、フィルム状であっても良い。
塗工方法としては特に限定されることはなく、ディップコート法、スピンコート法、スプレーコート法、ロールコート法など液状塗工液の一般的な塗工方法用いることができる。
塗工後は乾燥焼成を行う。乾燥焼成は乾燥機、ホットプレート、電気炉などを用いることができる。乾燥焼成温度は、基材に影響を与えず且つ中空粒子内の有機溶媒を蒸発できる程度の温度と時間とする。一般的には350℃以下の温度を用いることが好ましい。
塗工回数は通常1回が好ましいが、乾燥と塗工を複数回繰り返しても良い。
また基材と塗工面との間には、高屈折率層及び中屈折率層などを単層あるいは複数層有していてもよい。高屈折率層、中屈折率層としては、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化タンタル、酸化ニオブ、酸化ハフニウム、アルミナ、シリカ、フッ化マグネシウムなどを挙げることができる。
また塗工面の表面に撥水、撥油などの機能性を有する層を形成しても良い。例えば、フッ素を含有した塗料や、シリコーン塗料などが挙げられる。
これらの屈折率層や機能性を有する層は、真空蒸着法、スパッタ法、CVD法、ディップコート法、スピンコート法、スプレーコート法などを用いて形成することができる。
このような反射防止膜を、プラスチックやガラスといった透明材料上に形成することによって、表面の反射率を大幅に低減することが可能である。
また、本発明は、上記の反射防止膜を用いた光学素子である。本発明の光学素子は、光の入出射面での界面反射光量を抑制する機能を有し、例えばカメラやビデオカメラをはじめとする撮像機器、もしくは液晶プロジェクタや電子写真機器の光走査装置をはじめとする投影機器に利用することができる。
(実施例1)
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例により限定されるものではない。
(コア粒子の作製)
窒素雰囲気化で水240mlを80℃で加熱し、スチレン10gを添加し攪拌する。この溶液の中に0.1g/mlのペルオキソ硫酸カリウム水溶液を1ml添加し、80℃で4hr加熱することによって平均粒子径が300nmのコア粒子を含む水分散液(ポリスチレン粒子水分散液)を得た。
(コア・シェル粒子の作製)
0.05mol/lのMg(NO・6HO水溶液の80mlに、上記で作製したポリスチレン粒子水分散液を1ml添加し、30℃に加熱し攪拌する。この攪拌溶液中に0.1mol/lのフッ化アンモニウム水溶液40mlを添加した。その後に80℃で1hr加熱を行った。
前記溶液を乾燥させたものを透過電子顕微鏡で観察を行い、エネルギー分散型X線元素分析装置により元素分析を行った結果、シェルにフッ素とマグネシウムを含有するコア・シェル粒子が形成されていることが確認できた。透過電子顕微鏡での観察写真を図3に示す。得られた粒子のシェルは固相緩和が進んだ連続層であり、コアから外周に柱状に成長していることが確認された。
(中空粒子の作製)
上記で得られたコア・シェル粒子を350℃で1時間焼成を行った。コア・シェル粒子時と同様に、透過電子顕微鏡で観察を行い、エネルギー分散型X線元素分析装置により元素分析を行った結果、平均粒子径450nmの中空粒子が得られていることが確認された。シェルの厚みは75nmであった。また、シェルにフッ素とマグネシウムと炭素を含有する中空粒子が形成されていることが確認できた。
(実施例2)
(コア粒子の作製)
スチレンの添加量を5gにした以外は実施例1と同様の方法で本実施例のコア粒子となる平均粒子径が150nmのポリスチレン粒子水分散液を得た。
(コア・シェル粒子の作製)
0.1mol/lのMg(NO・6HO水溶液80mlに、上記で作製したポリスチレン粒子水分散液を3ml添加し10℃に冷却し攪拌する。この攪拌溶液中に0.2mol/lのフッ化アンモニウム水溶液40mlを添加した。その後に50℃で1hr加熱を行った。
前記溶液を乾燥させたものを透過電子顕微鏡で観察を行い、エネルギー分散型X線元素分析装置により元素分析を行った結果、シェルにフッ素とマグネシウムを含有する平均粒子径210nmのコア・シェル粒子が形成されていることが確認できた。得られた粒子のシェルは実施例1と同様に連続層であることが確認された。また、シェルの組成をコア・シェル粒子と同様に元素分析を行ったところ、フッ素とマグネシウムを含有していることを確認した。
(中空粒子の作製)
上記で得られたコア・シェル粒子を300℃で1時間焼成を行ったコア・シェル粒子時と同様に、透過電子顕微鏡で観察を行ったところ、平均粒子径210nmの中空粒子が得られていることが確認された。シェルの厚みは30nmであった。また、シェルの組成をコア・シェル粒子と同様に元素分析を行ったところ、フッ素、マグネシウム、及び炭素を含有していることを確認した。
(実施例3)
(中空粒子の作製)
0.1mol/lのMg(NO・6HO水溶液80mlを20℃に冷却撹拌を行い、コア粒子(マイクロモッド社製、マイクロマー、平均粒子径15nm)のSO修飾ポリスチレンラテックス粒子水分散液を8mlを添加した。この冷却攪拌溶液中に0.2mol/lのフッ化アンモニウム水溶液40ml添加した。その後に80℃で1hr加熱を行った。
前記溶液を乾燥させたものを透過電子顕微鏡で観察を行い、エネルギー分散型X線元素分析装置により元素分析を行った結果、シェルにフッ素とマグネシウムを含有する平均粒子径30nmのコア・シェル粒子が形成されていることが確認できた。透過電子顕微鏡での観察写真を図4に示す。また得られた粒子のシェルはフッ化マグネシウム微粒子がヘテロ凝集した層であることが確認された。
上記で得られたコア・シェル粒子を350℃で1時間焼成を行ったコア・シェル粒子時と同様に、透過電子顕微鏡で観察を行ったところ、平均粒子径30nmの中空粒子が得られていることが確認された。シェルの厚みは7.5nmであった。また、シェルの組成をコア・シェル粒子と同様に元素分析を行ったところ、フッ素、マグネシウム、及び炭素を含有していることを確認した。
(実施例4)
スチレンの添加量を2gにした以外は実施例1と同様の方法で本実施例のコア粒子となる平均粒子径が100nmのポリスチレン粒子水分散液を得た。
0.15mol/lのMg(NO・6HO水溶液40mlに、上記で作製したポリスチレン粒子水分散液を60ml添加し20℃に冷却し攪拌する。この攪拌溶液中に0.3mol/lのフッ化アンモニウム水溶液40ml添加した。その後に70℃で1hr加熱を行った。
前記溶液を乾燥させたものを透過電子顕微鏡で観察を行い、エネルギー分散型X線元素分析装置により元素分析を行った結果、シェルにフッ素とマグネシウムを含有する平均粒子径330nmのコア・シェル粒子が形成されていることが確認できた。また得られた粒子のシェルは固相緩和が進んだ連続層であることが確認された。
上記で得られたコア・シェル粒子を350℃で1時間焼成を行ったコア・シェル粒子時と同様に、透過電子顕微鏡で観察を行ったところ、平均粒子径330nmの中空粒子が得られていることが確認された。シェルの厚みは115nmであった。また、シェルの組成をコア・シェル粒子と同様に元素分析を行ったところ、フッ素、マグネシウム、及び炭素を含有していることを確認した。
(比較例1)
(コア・シェル粒子の作製)
0.1mol/lのMg(NO・6HO水溶液80mlに、実施例4で作製したものと同様のポリスチレン粒子水分散液を60ml添加し、80℃に加熱し攪拌する。この攪拌溶液中に0.2mol/lのフッ化アンモニウム水溶液40ml添加し、80℃で1hr加熱を行った。
前記溶液を乾燥させたものを透過電子顕微鏡で観察を行い、エネルギー分散型X線元素分析装置により元素分析を行った結果、シェルにフッ素とマグネシウムを含有する平均粒子径120nmのコア・シェル粒子が形成されていることが確認できた。透過電子顕微鏡での観察写真を図5に示す。
また得られた粒子のシェルはフッ化マグネシウム微粒子がコア粒子に付着した層であることが確認された。上記で得られたコア・シェル粒子を350℃で1時間焼成を行った。コア・シェル粒子時と同様に、透過電子顕微鏡で観察を行ったところ、フッ化マグネシウムの微粉体が観測され、中空粒子は観測されなかった。透過電子顕微鏡での観察写真を図6に示す。
(実施例5)
スチレンの添加量を1gにした以外は実施例1と同様の方法で本実施例のコア粒子となる平均粒子径が50nmのポリスチレン粒子水分散液を得た。
0.1mol/lのリン酸マグネシウム水溶液40mlに、上記で作製したポリスチレン粒子水分散液を60ml添加し30℃に冷却し攪拌する。この攪拌溶液中に0.2mol/lのフッ化アンモニウム水溶液40ml添加した。その後に70℃で1hr加熱を行った。
上記で得られたコア・シェル粒子を350℃で1時間焼成を行ったコア・シェル粒子時と同様に、透過電子顕微鏡で観察を行ったところ、平均粒子径75nmの中空粒子が得られていることが確認された。シェルの厚みは12.5nmであった。また、シェルの組成をコア・シェル粒子と同様に元素分析を行ったところ、フッ素、マグネシウム、及び炭素を含有していることを確認した。
(実施例6)
(コア・シェル粒子の作製)
スチレンの添加量を1gにした以外は実施例1と同様の方法で本実施例のコア粒子となる平均粒子径50nmのポリスチレン粒子水分散液を得た。
0.1mol/lのMg(NO・6HO水溶液40mlに、上記で作製したポリスチレン粒子水分散液を60ml添加し20℃に加熱し攪拌する。この攪拌溶液中に0.2mol/lのフッ化アンモニウム水溶液40ml添加した。その後に70℃で1hr加熱を行った。
前記溶液を乾燥させたものを透過電子顕微鏡で観察を行い、エネルギー分散型X線元素分析装置により元素分析を行った結果、シェルにフッ素とマグネシウムを含有する平均粒子径75nmのコア・シェル粒子が形成されていることが確認できた。透過電子顕微鏡での観察結果を図4に示す。シェルの厚みは12.5nmであった。また得られた粒子のシェルは固相緩和が進んだ連続層であることが確認された。
上記で得られたコア・シェル粒子を350℃で1時間焼成を行ったコア・シェル粒子時と同様に、透過電子顕微鏡で観察を行ったところ、平均粒子径75nmの中空粒子が得られていることが確認された。シェルの厚みは12.5nmであった。また、シェルの組成をコア・シェル粒子と同様に元素分析を行ったところ、フッ素、マグネシウム、及び炭素を含有していることを確認した。
(実施例7)
(反射防止膜の作製)
実施例6の中空粒子製造過程において作製したコア・シェル粒子を遠心分離で粒子のみ取り出した。取り出した粒子に水を加え、撹拌した後再度遠心分離を行う作業を繰り返し、粒子洗浄を行った。洗浄された粒子に1−メトキシ−2−プロパノールを添加し、2wt%のコア・シェル粒子分散塗工液を得た。φ39のBK7の平面基板にスピンコート法によって前記塗工液を滴下し成膜を行った。
その上にシリカゾルゲル液(日揮触媒化成株式会社製CN−1110)を1−メトキシ−2−プロパノールで1wt%に希釈した溶液をスピンコート法によって成膜を行った後、300℃で3hr焼成を行い、本実施例の反射防止膜を得た。
(実施例8)
実施例7で作製された反射防止膜つき基板をオリンパス株式会社製レンズ反射率測定機(USPM−RU)を用いて波長400nmから700nmの反射率を測定した。波長550nmの反射率より屈折率を求めた結果、実施例7の屈折率は1.26であった。
また、シルボン紙で300g/cmの荷重をかけ、20回往復させた後、同様に屈折率の測定を行った結果、実施例7の屈折率は1.26であり屈折率の変動はなく、また傷も観察されなかった。
本発明の中空粒子を用いて形成された反射防止膜を用いた光学素子は、光の入出射面での界面反射光量を抑制する機能を有し、例えばカメラやビデオカメラをはじめとする撮像機器、もしくは液晶プロジェクタや電子写真機器の光走査装置をはじめとする投影機器に好適なものである。
1 中空粒子
2 中空コア
3 シェル

Claims (9)

  1. コア粒子を含む水分散液と、マグネシウムを含む水溶液と、フッ素を含む水溶液とを10℃以上30℃以下で混合し、その後、50℃以上80℃以下で加熱して、前記コア粒子の周囲にフッ化マグネシウムから構成されたシェルを形成したコア・シェル粒子を得る工程と、
    前記コア・シェル粒子から、前記コア粒子の少なくとも一部を除去する工程を有することを特徴とする中空粒子の製造方法。
  2. 前記コア粒子は、ポリビニル重合体であることを特徴とする請求項1記載の中空粒子の製造方法。
  3. 前記コア粒子の少なくとも一部を除去する工程は、前記コア・シェル粒子を200℃以上350℃以下に加熱することを特徴とする請求項2記載の中空粒子の製造方法。
  4. シェルを有する中空粒子であって、前記シェルはフッ化マグネシウムを含有する連続した層からなることを特徴とする中空粒子。
  5. 前記シェルは炭素を含有していることを特徴とする請求項4記載の中空粒子。
  6. 前記中空粒子の平均粒子径が30nm以上200nm以下であることを特徴とする請求項4または5に記載の中空粒子。
  7. 前記シェルの厚みが平均粒子径の10%以上35%以下であることを特徴とする請求項4乃至6いずれか1項に記載の中空粒子。
  8. 請求項1乃至3いずれか1項に記載の中空粒子の製造方法によって製造された中空粒子か、あるいは請求項4乃至7のいずれか1項に記載の中空粒子を用いて形成された反射防止膜。
  9. 請求項8記載の反射防止膜を用いた光学素子。
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