JP2014013825A - カメラモジュール用アンダーフィル剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラモジュール用アンダーフィル剤であって、アンダーフィル剤を用いて封止した後に、洗浄工程を行なった場合に、異物の発生が抑制することができるアンダーフィル剤を提供する。
【解決手段】(A)液状エポキシ樹脂、(B)分子量200〜300の不飽和脂環式酸無水物、(C)潜在性硬化剤、(D)無機フィラー、及び(E)カップリング剤を含む、カメラモジュール用アンダーフィル剤である。
【選択図】なし

Description

本発明は、カメラモジュール用アンダーフィル剤に関し、特にカメラモジュールにおいて、イメージセンサーと基板との間の封止に用いられるアンダーフィル剤に関する。
カメラモジュールが内蔵された携帯端末機は、市場が拡大しており、新機種の開発が盛んに行なわれている。本格的なデジタルカメラ機能を、携帯端末機に取り込むようにもなってきており、画素数も大きくなってきている。
カメラモジュールとしては、例えば、図1に示されるような構造が知られており、レンズバーレル10、ハウジング20、IRフィルター30、基板40、イメージセンサー50を含む。レンズバーレル10には、通常、複数個のレンズ11が配置されている。レンズバーレル10は、ハウジング20に固定されている。ハウジング20の下端は、基板40の上面に搭載され、レンズバーレル10を通過した光をフィルタリングできるようにIRフィルター30が配置される。基板40は、イメージセンサー50と、イメージセンサー50上のバンプ51を介して接続され、アンダーフィル剤を用いて封止されている。実際の製造プロセスにおいては、図2に示されるように、基板40とイメージセンサー50のバンプ51を接続した後、基板40に対してイメージセンサー50が上部にくるようにして、基板40とイメージセンサー50との隙間から、アンダーフィル剤を供給し、次いで硬化させることにより封止を行い、イメージセンサー50が搭載された基板40を得て、これにIRフィルター30や、レンズバーレル10を固定したハウジング20を搭載することが多い(特許文献1参照)。
特開2007−181212号公報
カメラモジュールの画素数は大きくなると、製造工程において混入する異物の影響が大きくなる。そのため、カメラモジュールの製造工程において、洗浄工程を組み込み、異物を除去することも検討されているが、上記のように、基板40とイメージセンサー50との間を、アンダーフィル剤を用いて封止した後、洗浄工程を行うと、アンダーフィル剤由来の異物が発生し、画像不良を生じさせかねないことがわかった。
本発明は、カメラモジュール用アンダーフィル剤であって、アンダーフィル剤を用いて封止した後に、洗浄工程を行なった場合にも、異物の発生が抑制することができるアンダーフィル剤を提供することである。
本発明の要旨は、下記のとおりである。本発明のカメラモジュール用アンダーフィル剤によれば、硬化時の酸無水物の揮発量を低減させることにより、アンダーフィル剤を用いて封止した後に、洗浄工程を行なった場合にも、異物の発生を抑制することができる。
本発明1は、
(A)液状エポキシ樹脂、
(B)分子量200〜300の不飽和脂環式酸無水物、
(C)潜在性硬化剤、
(D)無機フィラー、及び
(E)カップリング剤
を含む、カメラモジュール用アンダーフィル剤に関する。
本発明2は、(B)が、メチルブテニルテトラヒドロ無水フタル酸、及び/又は無水マレイン酸とテルペン化合物の反応生成物である、本発明1のカメラモジュール用アンダーフィル剤に関する。
本発明3は、(B)が、メチルブテニルテトラヒドロ無水フタル酸、及び/又は無水マレイン酸とアロオシメンの反応生成物である、本発明2のカメラモジュール用アンダーフィル剤に関する。
本発明4は、(C)が、アミン化合物のエポキシアダクト、アミン化合物の尿素アダクト及びアミン化合物のエポキシアダクトの水酸基にイソシアナート化合物を付加させた化合物からなる群より選択される少なくとも1種である、本発明1〜3のいずれかのカメラモジュール用アンダーフィル剤に関する。
本発明5は、(D)が、平均粒子径が0.3〜3μmのシリカフィラーである、本発明1〜4のいずれかのカメラモジュール用アンダーフィル剤に関する。
本発明6は、(A)のエポキシ基のモル数に対する(B)の酸無水物基のモル数の割合が、0.4〜1である、本発明1〜5のいずれかのカメラモジュール用アンダーフィル剤に関する。
本発明7は、(A)〜(E)の合計100質量部に対して、(D)が20〜80質量部である、本発明1〜6のいずれかのカメラモジュール用アンダーフィル剤に関する。
本発明8は、25℃における粘度が、300〜10000mPa・sである、本発明1〜7のいずれかのカメラモジュール用アンダーフィル剤に関する。
本発明のカメラモジュール用アンダーフィル剤であって、アンダーフィル剤を用いて封止した後に、洗浄工程を行なった場合に、異物の発生を抑制することができる。
カメラモジュールの構造の模式図である。 カメラモジュールにおける、基板とイメージセンサーの接続方法の模式図である。 実施例1及び2に関する洗浄後残渣試験後の硬化物の写真である。
(A)液状エポキシ樹脂
(A)液状エポキシ樹脂は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する樹脂であって、25℃で流動性を有するものをいい、25℃での粘度が0.1〜10Pa・sのものを使用することができる。本明細書における粘度は、5000mPa・s未満の範囲の場合、TV型回転粘度計を使用して、25℃、回転数10rpmで測定した値であり、5000mPa・s以上の範囲の場合、ローター回転粘度計を使用して、25℃、回転数50rpmで測定した値とする。液状エポキシ樹脂は、単独でも、2種以上を併用してもよい。
液状エポキシ樹脂としては、液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂、液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂、液状脂肪族型エポキシ樹脂、液状脂環式エポキシ樹脂、液状水添ビスフェノール型エポキシ樹脂、液状ナフタレン型エポキシ樹脂、液状アミノフェノール型エポキシ樹脂、液状アルコールエーテル型エポキシ樹脂、液状フルオレン型エポキシ樹脂等が挙げられる。
液状脂肪族型エポキシ樹脂は、脂環式基を含んでいてもよく、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテル等が挙げられる。
流動性の観点から、液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂及び/又は液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂に、液状脂肪族型エポキシ樹脂を組み合わせることが好ましく、液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂及び/又は液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂に、シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテルを組み合わせることがより好ましく、特に好ましいのは、液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂とシクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテルの組み合わせである。
液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂及び/又は液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂と液状脂肪族型エポキシ樹脂とを組み合わせる場合、ガラス転移点と粘度のバランスの観点から、質量割合で、液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂及び/又は液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂:液状脂肪族型エポキシ樹脂が、7.0:1.0〜1.5:1.0であることが好ましく、より好ましくは、6.5:1.0〜2.0:1.0である。
(B)分子量200〜300の不飽和脂環式酸無水物
分子量200〜300の不飽和脂環式酸無水物としては、エポキシ樹脂の硬化剤として機能するものであれば、特に限定されず、テトラヒドロ無水フタル酸の誘導体(例えば、メチルブテニルテトラヒドロ無水フタル酸等)、無水マレイン酸とテルペン化合物(例えばアロオシメン)の反応生成物等が挙げられる。無水マレイン酸とテルペン化合物の反応生成物としては、無水マレイン酸とアロオシメンの反応生成物が好ましい。分子量200〜300の不飽和脂環式酸無水物は、単独でも、2種以上併用してもよい。分子量は、好ましくは220〜250であり より好ましくは228〜242である。分子量200〜300の不飽和脂環式酸無水物としては、例えば、YH306、YH307(ジャパンエポキシレジン製)を使用することができる。
(C)潜在性硬化剤
潜在性硬化剤としては、アミン化合物のエポキシアダクト、アミン化合物の尿素アダクト及びアミン化合物のエポキシアダクトの水酸基にイソシアナート化合物を付加させた化合物等が挙げられる。エポキシアダクトの水酸基にイソシアナート化合物を付加反応させ、マイクロカプセル化イミダゾールとよばれるものも使用することができる。潜在性硬化剤は、単独でも、2種以上を併用してもよい。
エポキシアダクトは、例えばアミキュアMY−24、アミキュアPN−23(いずれも味の素ファインテクノ社製、商品名)、ノバキュアHX−3088、ノバキュアHX−3722、ノバキュアHXA−3932HP(いずれも旭化成ケミカルズ社製、商品名)、フジキュアFXE−1000、フジキュアFXB−1050(いずれも富士化成工業社製、商品名)等を使用することができる。
(D)無機フィラー
無機フィラーとしては、シリカ、アルミナ、窒化アルミニウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、硫酸石灰、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウム、チタン酸カリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化ホウ素等が挙げられる。無機フィラーは単独でも、2種以上併用してもよい。
硬化物の絶縁性の点から、シリカ、アルミナ、窒化アルミニウムが好ましく、中でも、純度の点から、シリカが好ましい。シリカは、非晶質シリカが好ましい。
無機フィラーの形状は、特に限定されず、球状、りん片状、針状、不定形等が挙げられる。流動性の点から、球状が好ましい。
無機フィラーの平均粒子径としては、狭ギャップへの注入性の点から、0.3〜3μmが好ましく、より好ましくは0.3〜2μmである。作業性の点等から、最大粒子径は、10μm以下であることが好ましく、より好ましくは、7μm以下である。本願明細書において、平均粒子径は、レーザー回折・散乱法によって測定した、体積基準での粒度分布における積算値50%での粒径であり、最大粒子径は、レーザー回折・散乱法によって測定した、体積基準での粒度分布における最大の粒径である。
(E)カップリング剤
カップリング剤としては、シランカップリング剤、チタンカップリング剤等が挙げられる。シランカップリング剤は、単独でも、2種以上併用してもよい。
基材との密着性の点から、シランカップリング剤が好ましい。シランカップリング剤としては、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等が挙げられる。相溶性の点から、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランが好ましい。
チタンカップリング剤としては、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート等が挙げられる。
本発明のアンダーフィル剤において、(B)は、(B)の酸無水物基のモル数に対して、(A)のエポキシ基のモル数が、等しいか、過剰になるような量で使用することが好ましく、より好ましく過剰になるような量である。(B)は、(A)のエポキシ基のモル数に対する(B)の酸無水物基のモル数の割合((B)の酸無水物基のモル数÷(A)のエポキシ基のモル数))が、0.4〜1であることが好ましく、0.4以上、1未満であることがより好ましく、0.5以上、1未満であることがさらに好ましく、特に好ましくは、0.55以上、1未満である。
本発明のアンダーフィル剤において、(A)100質量部に対して、(C)は、3〜25質量部で使用することができ、硬化性の点から、好ましくは5〜20質量部であり、より好ましくは5.9〜18.1質量部である。
本発明のアンダーフィル剤において、(A)〜(E)の合計100質量部に対して、(D)は、20〜80質量部で使用することができ、機械的強度の点から、好ましくは25〜75質量部であり、より好ましくは30〜70質量部である。
本発明のアンダーフィル剤において、(A)100質量部に対して、(E)は、1.5〜5.0質量部で使用することができ、密着性の点から、好ましくは1.6〜4.7質量部であり、より好ましくは1.9〜4.5質量部である。
本発明のアンダーフィル剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、着色剤(例えば、カーボンブラック、染料等)、難燃剤、イオントラップ剤、消泡剤、レべリング剤、破泡剤等を含有させることもできる。
本発明のアンダーフィル剤は、25℃における粘度を300〜10000mPa・sとすることができ、浸入性等の点から、好ましくは500〜7500mPa・sであり、より好ましくは700〜7000mPa・sである。
本発明のアンダーフィル剤は、上記粘度が5000mPa・s未満の範囲の場合、TV型回転粘度計を使用して、25℃で、回転数10rpmで測定したときの値をV10rpm、25℃で、回転数1rpmで測定したときの値をV1rpm、T.I.5000rpm未満=V1rpm/V10rpmとした場合、T.I.5000rpm未満が、0.5〜1.2であることが好ましい。この範囲であれば、カメラモジュールの製造において、アンダーフィル剤を狭いギャップに注入した場合に、所定距離に到達するまでの時間が短く、良好な生産性を得ることができる。T.I.5000rpm未満は、より好ましくは、0.7〜1.1である。
本発明のアンダーフィル剤は、上記粘度が5000mPa・s以上の範囲の場合、ローター回転粘度計を使用して、25℃で、回転数50rpmで測定したときの値をV50rpm、25℃で、回転数5rpmで測定したときの値をV5rpm、T.I.5000rpm以上=V5rpm/V50rpmとした場合、T.I.5000rpm以上が、0.5〜1.2であることが好ましい。この範囲であれば、カメラモジュールの製造において、アンダーフィル剤を狭いギャップに注入した場合に、所定距離に到達するまでの時間が短く、良好な生産性を得ることができる。T.I.5000rpm以上は、より好ましくは、0.8〜1.1である。
本発明のアンダーフィル剤の製造方法は、特に限定されず、各成分を、所定の配合で、流星型攪拌機、ディソルバー、ビーズミル、ライカイ機、ポットミル、三本ロールミル、回転式混合機、二軸ミキサー等の混合機に投入し、混合して、製造することができる。
本発明のアンダーフィル剤は、カメラモジュールの製造において使用され、例えば、図2に示されるように、基板40とイメージセンサー50のバンプ51を接続した後、基板40に対してイメージセンサー50が上部にくるようにして、基板40とイメージセンサー50との隙間から、アンダーフィル剤を供給し、次いで硬化させることにより封止を行うことができる。アンダーフィル剤の供給には、ジェットディスペンサー、エアーディスペンサー等を使用することができる。硬化の条件は、幅広く変更させることができ、例えば、80〜150℃の温度で行うことができ、好ましくは、100〜130℃である。加熱時間は、適宜、変更することができ、例えば、0.5〜4時間である。
本発明のアンダーフィル剤によれば、上記のように、基板40とイメージセンサー50との間を、このアンダーフィル剤を用いて封止した後、洗浄工程を行っても、アンダーフィル剤由来の異物の発生が発生され、画像不良を生じることが回避できる。
以下、実施例により、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。表示は、断りのない限り、質量部である。
実施例・比較例で使用した成分は、以下のとおりである。
液状エポキシ樹脂1:ビスフェノールF型エポキシ樹脂(エポキシ当量170)
液状エポキシ樹脂2:シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテル(エポキシ当量135)
シリカフィラー:平均粒子径2μm(レーザー回折・散乱法によって測定した、体積基準のd50値)
酸無水物1:YH306(分子量234、ジャパンエポキシレジン製)
酸無水物2:YH307(分子量242、ジャパンエポキシレジン製)
酸無水物3:HN5500(分子量168、日立化成社製)
酸無水物4:HN2200(分子量166、日立化成社製)
シランカップリング剤:3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
潜在性硬化剤:ノバキュアHXA−3932HP(旭化成イーマテリアルズ社製)
ビスフェノールF型エポキシ樹脂との混合物(エポキシ樹脂:アダクト=2:1(質量比))
各特性の測定は、以下のとおりである。
1.粘度
5000mPa・s未満の範囲の場合、TV型回転粘度計(東機産業(株)社製、モデル「TV-22形」、1°34’XR24コーン)を使用して、25℃、回転数10rpmで測定した値である。
5000mPa・s以上の範囲の場合、ローター回転粘度計(ブルックフィールド社製、モデル「HBT」、ローター記号「SC」)を使用して、25℃、回転数50rpmで測定した値である。
2.チクソトロピー比
5000mPa・s未満の範囲の場合、TV型回転粘度計(東機産業(株)社製、モデル「TV-22形」、1°34’XR24コーン)を使用して、25℃で、回転数10rpmで測定したときの値をV10rpm、25℃で、回転数1rpmで測定したときの値をV1rpmとし、T.I.5000rpm未満=V1rpm/V10rpmによって算出した値とする。
5000mPa・s以上の範囲の場合、ローター回転粘度計(ブルックフィールド社製、モデル「HBT」、ローター記号「SC」)を使用して、25℃で、回転数50rpmで測定したときの値をV50rpm、25℃で、回転数5rpmで測定したときの値をV5rpmとし、T.I.5000rpm以上=V5rpm/V50rpmによって算出した値とする。
3.接着強度
セラミック基板上に、孔版を使用して、直径2mmで、実施例・比較例の各剤を印刷し(n=10)、その上に、2mm角の窒化膜処理済のシリコンウエハー片を、印刷面と窒化膜処理面とが接するように積載する。次いで、120℃で60分保持することにより、各剤を熱硬化させる。熱硬化後、ボンドテスターにより接着強度を測定し、n=10の平均値を求め、接着強度の値とする。
4.重量減少
重量減少は、40mm×60mmのステンレス製の板上に、40mm×50mmの大きさで、実施例・比較例の各剤を塗布し、120℃で30分保持することにより、各剤を熱硬化させ、下記式により、変化率を求め、重量減少の値とする。
重量減少(%)=(熱硬化前の重量−熱硬化後の重量)/熱硬化前の重量×100
5.洗浄後残渣
実施例・比較例の各剤に対して、チキソ性の調整のために、3〜5質量%でヒュームドシリカ(日本アエロジル社製、R805)を添加し、これを用いて、15mm×25mmのガラス上に、10mm×20mmの大きさでダムを形成する。その後、外気が直接接触しない密閉状態に置き、60℃から120℃まで、1℃/分で昇温させ、120℃で60分保持して、熱硬化させる。硬化後、ダム内に純水を滴下し、80℃で10分保持し、乾燥させる。乾燥後、ガラス表面を顕微鏡で観察し、残渣の発生の有無を確認する。3つのサンプルで試験し、いずれか1つでも残渣が発生していた場合、NG、全てにおいて残渣が発生していない場合、OKとする。
下記表1に示す成分を、三本ロールミルを用いて混合し、均一にした後、その後、真空脱泡機を用いて樹脂中の気泡を除くことにより実施例及び比較例のアンダーフィル剤を得た。各特性を測定し、結果を表1及び表2に示す。実施例1及び比較例2について、写真を添付する。
実施例の各剤は、硬化前後での重量減少の幅が小さく、洗浄後の残渣が発生しなかった。
本発明のアンダーフィル剤によれば、上記のように、基板40とイメージセンサー50との間を、このアンダーフィル剤を用いて封止した後、洗浄工程を行っても、アンダーフィル剤由来の異物の発生が発生され、画像不良を生じることが回避でき、産業上の有用性が高い。
10 レンズバーレル
11 レンズ
20 ハウジング
30 IRフィルター
40 基板
50 イメージセンサー
51 バンプ
60 アンダーフィル剤(硬化後)
70 アンダーフィル剤(硬化前)

Claims (8)

  1. (A)液状エポキシ樹脂、
    (B)分子量200〜300の不飽和脂環式酸無水物、
    (C)潜在性硬化剤、
    (D)無機フィラー、及び
    (E)カップリング剤
    を含む、カメラモジュール用アンダーフィル剤。
  2. (B)が、メチルブテニルテトラヒドロ無水フタル酸、及び/又は無水マレイン酸とテルペン化合物の反応生成物である、請求項1記載のカメラモジュール用アンダーフィル剤。
  3. (B)が、メチルブテニルテトラヒドロ無水フタル酸、及び/又は無水マレイン酸とアロオシメンの反応生成物である、請求項2記載のカメラモジュール用アンダーフィル剤。
  4. (C)が、アミン化合物のエポキシアダクト、アミン化合物の尿素アダクト及びアミン化合物のエポキシアダクトの水酸基にイソシアナート化合物を付加させた化合物からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれか1項記載のカメラモジュール用アンダーフィル剤。
  5. (D)が、平均粒子径が0.3〜3μmのシリカフィラーである、請求項1〜4のいずれか1項記載のカメラモジュール用アンダーフィル剤。
  6. (A)のエポキシ基のモル数に対する(B)の酸無水物のモル数の割合が、0.4〜1以下である、請求項1〜5のいずれか1項記載のカメラモジュール用アンダーフィル剤。
  7. (A)〜(E)の合計100質量部に対して、(D)が20〜80質量部である、請求項1〜6のいずれか1項記載のカメラモジュール用アンダーフィル剤。
  8. 25℃における粘度が、300〜10000mPa・sである、請求項1〜7のいずれか1項記載のカメラモジュール用アンダーフィル剤。
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