JP2014012384A - 発光装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発光素子チップ51は、順番にオン状態となる複数の転送サイリスタTと、隣り合う発光サイリスタLの組が各転送サイリスタTに1組ずつ接続された複数の発光サイリスタLと、偶数番目の発光サイリスタLに電力を供給する点灯制御信号φA1を供給する第1点灯制御回路61と、奇数番目の発光サイリスタLに電力を供給する点灯制御信号φA2を供給する第2点灯制御回路62とを備え、第1点灯制御回路61と第2点灯制御回路62は、低解像度モードでは共通の点灯制御信号φA1とφA2を供給し、高解像度モードでは互いに異なるタイミングで電力を供給する点灯制御信号φA1とφA2を供給する。
【選択図】図4
Description
請求項2に係る発明によれば、複数の異なる点灯信号を用いる場合に比べて、発光装置を実装する基板の小型化を図ることができる。
請求項3に係る発明によれば、複数の異なる点灯許可信号を用いる場合に比べて、発光装置を実装する基板の小型化を図ることができる。
請求項4に係る発明によれば、第1期間又は第2期間中に2画素分の点灯制御を行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、シンプルな回路構成で、隣り合う第1発光素子と第2発光素子とを共に点灯させる第1動作モードと、隣り合う第1発光素子と第2発光素子とを別々に点灯させる第2動作モードとを実現することができる。
請求項6に係る発明によれば、第1動作モードにおいて2個の発光素子を共に点灯させることができる。
請求項7に係る発明によれば、高精度な信号のタイミング制御を必要とせずに、隣り合う第1発光素子と第2発光素子とを共に点灯させる第1動作モードと、隣り合う第1発光素子と第2発光素子とを別々に点灯させる第2動作モードとを実現することができる。
請求項8に係る発明によれば、第2動作モードでは、第1動作モードよりも解像度の高い画像を形成することができる。
(1)構成
(画像形成装置1の構成)
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す図である。画像形成装置1は、制御部11と、画像処理部12と、画像形成部13とを備えている。制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)とメモリとを備えており、画像形成部13を制御する。画像処理部12は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)を備えており、図示せぬクライアント装置又はスキャナ装置から入力された画像データに各種の画像処理を施す。なお、画像形成装置1は、図1に示す構成の他に、利用者が画像形成装置1を操作するときに用いられるUI(User Interface)部を備えている。このUI部は、例えば利用者の操作を受け付ける複数のボタンと、操作画像や各種のメッセージを表示するタッチパネルとを備えている。
図2は、露光装置33の構成を示す図である。露光装置33は、プリント基板41上に実装された発光部42と、レンズアレイ43とを備えている。プリント基板41とレンズアレイ43とは、ハウジング44により支持されている。発光部42は、画像データに応じた光を照射する。発光部42には、感光体ドラム31の幅方向(主走査方向)に沿って、高解像度モードの解像度に対応する画素数分の発光素子が並べて配置されている。レンズアレイ43は、発光部42から照射された光を感光体ドラム31上に結像させる。
図3は、プリント基板41の構成を示す図である。プリント基板41には、発光部42を構成する複数の発光素子チップ51と信号供給回路52とが実装されている。プリント基板41には、例えば20個の発光素子チップ51が一列に並べて配置されている。信号供給回路52には、ハーネス53を介して、制御部11から同期信号が入力される。また、信号供給回路52には、ハーネス53を介して、画像処理部12から画像処理が施された画像データが入力される。
図4は、発光素子チップ51の回路構成を示す図である。発光素子チップ51は、自己走査型発光素子アレイである。発光素子チップ51は、N個の転送サイリスタT1、T2、T3・・・(以下、総称して「転送サイリスタT」という)と、2N個の発光サイリスタL1、L2、L3・・・(以下、総称して「発光サイリスタL」という)と、第1点灯制御回路61と、第2点灯制御回路62とを備えている。発光サイリスタLは、主走査方向に沿って一列に並べて配置されている。以下の説明では、図4において左側からi番目の転送サイリスタを「転送サイリスタTi」と表記し、図4において左側からi番目の発光サイリスタを「発光サイリスタLi」と表記する。なお、図3では、各発光素子チップ51の両端に信号線55が接続されているが、図4では、説明の便宜上、図中の左端に、信号線55が接続される信号端子74及び76を記載している。
(発光素子チップ51の駆動動作)
発光素子チップ51は、図3において左側から順番に駆動される。このとき、信号供給回路52は、駆動対象となる発光素子チップ51には、必要に応じてHレベルとLレベルとの間を変化するイネーブル信号φE1及びφE2を供給する。一方、信号供給回路52は、駆動対象以外の発光素子チップ51には、Hレベルのイネーブル信号φE1及びφE2を供給する。イネーブル信号φE1及びφE2がHレベルである場合、第1点灯制御回路61及び第2点灯制御回路62から出力される点灯制御信号φA1及びφA2は、いずれもHレベルとなる。点灯制御信号φA1及びφA2がHレベルである場合、発光サイリスタLのアノード電極の電位とカソード電極の電位はいずれも基準電位(例えば0V)となり、電位差が生じないため、オンにならない。このようにして、駆動対象以外の発光素子チップ51において、発光サイリスタLiがオン状態に移行することが禁止される。以下、駆動対象の発光素子チップの動作について詳細に説明する。
図7は、第1実施形態に係る低解像度モードでの発光素子チップ51の動作を示すタイミングチャートである。図7では、転送サイリスタTi−1がオン状態である時点からのタイミングチャートが示されている。低解像度モードでは、信号供給回路52は、転送サイリスタTを順番に期間C1中オンにするクロック信号φ1及びφ2を生成し、転送サイリスタTに供給する。また、信号供給回路52は、この期間C1内に2画素分の点灯又は非点灯を指示する点灯信号φIを発光サイリスタLに供給する。また、信号供給回路52は、この期間C1内に点灯を許可する共通のイネーブル信号φE1及びφE2を生成し、第1点灯制御回路61及び第2点灯制御回路62に供給する。
図8は、高解像度モードでの発光素子チップ51の動作を示すタイミングチャートである。図8では、転送サイリスタTi−1がオン状態である時点からのタイミングチャートが示されている。高解像度モードでは、信号供給回路52は、転送サイリスタTを順番に期間C2中オンにするクロック信号φ1及びφ2を生成し、転送サイリスタTに供給する。この期間C2は、上述した期間C1よりも長い期間である。また、信号供給回路52は、この期間C2内に2画素分の点灯又は非点灯を指示する点灯信号φI1及びφI2を供給する。また、信号供給回路52は、この期間C2内に互いに異なるタイミングで点灯を許可するイネーブル信号φE1及びφE2を生成し、第1点灯制御回路61及び第2点灯制御回路62に供給する。
第2実施形態は、プリント基板41Aの構成、発光素子チップの回路構成及び動作が第1実施形態とは異なる。なお、画像形成装置1の構成及び露光装置33の構成については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(プリント基板41Aの構成)
図10は、第2実施形態に係るプリント基板41Aの構成を示す図である。プリント基板41Aには、第1実施形態に係るプリント基板41と同様に、発光部42Aを構成する複数の発光素子チップ51Aと信号供給回路52Aとが実装されている。信号供給回路52Aには、ハーネス53を介して、制御部11及び画像処理部12からそれぞれ同期信号及び画像データが入力される。信号供給回路52Aは、入力された画像データ及び制御信号に応じて、クロック信号φ1、クロック信号φ2、点灯信号φIを生成し、発光素子チップ51Aに供給する。なお、プリント基板41Aには、第1実施形態に係るプリント基板41と同様に、信号供給回路52Aと発光素子チップ51Aとを接続する複数の電源線及び信号線が設けられているが、図10では、点灯信号φIを供給する信号線55だけを示している。図10に示すように、信号供給回路52Aと各発光素子チップ51Aとは、信号線55が1本ずつ接続されている。
図11は、第2実施形態に係る発光素子チップ51Aの構成を示す図である。発光素子チップ51Aは、N個の転送サイリスタTと、N個の発光サイリスタLとを備えている。なお、図10では、発光素子チップ51Aの右端に信号線55が接続されているが、図11では、説明の便宜上、図中の左端に、信号線55が接続される信号端子78を記載している。
(低解像度モードの動作)
図12は、第2実施形態に係る低解像度モードでの発光素子チップ51Aの動作を示すタイミングチャートである。図12では、転送サイリスタTi−1がオン状態である時点からのタイミングチャートが示されている。低解像度モードでは、信号供給回路52Aは、前後の転送サイリスタが共に移行期間F中オン状態となるように転送サイリスタTを順番にオンにするクロック信号φ1及びφ2を生成し、転送サイリスタTに供給する。また、信号供給回路52Aは、この移行期間F内に、1画素分の点灯信号φI1を供給する。
図13は、第2実施形態に係る高解像度モードでの発光素子チップ51Aの動作を示すタイミングチャートである。図13では、転送サイリスタTi−1がオン状態である時点からのタイミングチャートを示す。高解像度モードでは、信号供給回路52Aは、転送サイリスタTがそれぞれ異なるタイミングで期間C4中オン状態となるように、転送サイリスタTを順番にオンにするクロック信号φ1及びφ2を生成し、転送サイリスタTに供給する。また、信号供給回路52Aは、この期間C4内に、1画素分の点灯信号φIを供給する。
上述した実施形態は、本発明の一例であり、本発明はこの実施形態に限定されない。上述した実施形態を以下のように変形して実施してもよい。また、以下の変形例を組み合わせて実施してもよい。
上述した第1実施形態では、共通の点灯信号φI1及びφI2と、別個のイネーブル信号φE1及びφE2とが用いられていた。しかし、共通のイネーブル信号φE1及びφE2と別個の点灯信号φI1及びφI2とが用いられてもよい。この場合、信号供給回路52は、図7及び図8に示す点灯信号φI1及びφI2と同様の波形を有するイネーブル信号φE1及びφE2を生成する。また、信号供給回路52は、図7及び図8に示すイネーブル信号φE1及びφE2と同様の波形を有する点灯信号φI及びφ2を生成する。
上述した第1実施形態では、プリント基板41A上で各信号線55が2本に分岐されていた。しかし、プリント基板41A上では信号線55を分岐せず、各発光素子チップ51において信号線55を2本に分岐してもよい。
上述した第1実施形態で説明した発光素子チップ51の回路構成は、あくまで例示であり、本発明はこれに限定されない。例えば、発光サイリスタLを点灯可能な状態にするスイッチは、転送サイリスタT以外の素子(例えばトランジスタ)により構成されてもよい。第2実施形態で説明した発光素子チップ51Aの回路構成についても同様である。
また、上述した第1実施形態において、1個の転送サイリスタTに接続される発光サイリスタLの数は、2個に限定されない。例えば、低解像度モードにおいて、3個以上の発光サイリスタLを共に点灯させる場合には、各々の転送サイリスタTに3個以上の発光サイリスタLを接続してもよい。
上述した第1実施形態で説明したプリント基板41の構成は、あくまで例示であり、本発明はこれに限定されない。例えば、プリント基板41上の発光素子チップ51の数を増やしてもよい。また、発光素子チップ51は、千鳥状に並べて配置されていてもよい。第2実施形態で説明したプリント基板41Aの構成についても同様である。
上述した第1実施形態で説明した画像形成装置1の構成は、あくまで例示であり、本発明はこれに限定されない。例えば、画像形成装置1は、高解像度モード及び低解像度モードにおいて、600dpi及び1200dpi以外の解像度で画像を形成してもよい。また、画像形成装置1は、白黒ーの画像を形成するカラープリンタであってもよい。また、画像形成装置1は、コピー機能やファクシミリ機能を有していてもよい。
Claims (8)
- 複数のスイッチと、
交互に並べて配置された第1発光素子と第2発光素子とを有し、隣り合う前記第1発光素子と前記第2発光素子の組が各々の前記スイッチに1組ずつ接続され、接続されている前記スイッチがオンになり、電力が供給されると、オン状態となり発光する複数の発光素子と、
前記電力を供給する第1点灯制御信号を前記第1発光素子に供給する第1点灯制御部と、
前記電力を供給する第2点灯制御信号を前記第2発光素子に供給する第2点灯制御部とを備え、
前記第1点灯制御部及び前記第2点灯制御部は、第1動作モードでは、共通の前記第1点灯制御信号及び前記第2点灯制御信号を供給し、第2動作モードでは、互いに異なるタイミングで前記電力を供給する前記第1点灯制御信号及び前記第2点灯制御信号を供給する
ことを特徴とする発光装置。 - 画像データに応じて、点灯又は非点灯を指示する点灯信号と、点灯を許可又は禁止する第1点灯許可信号及び第2点灯許可信号とを生成し、当該生成した点灯信号を共通の信号線を介して前記第1点灯制御部及び前記第2点灯制御部に供給し、当該生成した第1点灯許可信号を前記第1点灯制御部に供給し、当該生成した第2点灯許可信号を前記第2点灯制御部に供給する信号供給部を備え、
前記第1点灯制御部は、前記点灯を指示する前記点灯信号と前記点灯を許可する前記第1点灯許可信号とが前記信号供給部から供給された場合には、前記電力を供給する前記第1点灯制御信号を供給し、
前記第2点灯制御部は、前記点灯を指示する前記点灯信号と前記点灯を許可する前記第2点灯許可信号とが前記信号供給部から供給された場合には、前記電力を供給する前記第2点灯制御信号を供給し、
前記信号供給部は、前記第1動作モードでは、共通の前記第1点灯許可信号及び前記第2点灯許可信号を生成し、前記第2動作モードでは、互いに異なるタイミングで前記点灯を許可する前記第1点灯許可信号及び前記第2点灯許可信号を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。 - 画像データに応じて、点灯又は非点灯を指示する第1点灯信号及び第2点灯信号と、点灯を許可又は禁止する点灯許可信号とを生成し、当該生成した第1点灯信号を前記第1点灯制御部に供給し、当該生成した第2点灯信号を前記第2点灯制御部に供給し、当該生成した点灯許可信号を共通の信号線を介して前記第1点灯制御部及び前記第2点灯制御部に供給する信号供給部を備え、
前記第1点灯制御部は、前記点灯を指示する前記第1点灯信号と前記点灯を許可する前記点灯許可信号とが前記信号供給部から供給された場合には、前記電力を供給する前記第1点灯制御信号を供給し、
前記第2点灯制御部は、前記点灯を指示する前記第2点灯信号と前記点灯を許可する前記点灯許可信号とが前記信号供給部から供給された場合には、前記電力を供給する前記第2点灯制御信号を供給し、
前記信号供給部は、前記第1動作モードでは、共通の前記第1点灯信号及び前記第2点灯信号を生成し、前記第2動作モードでは、互いに異なるタイミングで前記点灯を指示する前記第1点灯信号及び前記第2点灯信号を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。 - 前記信号供給部は、前記第1動作モードでは、前記画像データに応じて、前記複数のスイッチを順番に第1期間中オンにする駆動信号を生成し、当該生成した駆動信号を前記複数のスイッチに供給し、前記第2動作モードでは、前記複数のスイッチを順番に前記第1期間よりも長い第2期間中オンにする駆動信号を生成し、当該生成した駆動信号を前記複数のスイッチに供給し、前記第1期間又は第2期間内に2画素分の点灯又は非点灯を指示する前記点灯信号を供給し、
前記複数のスイッチは、前記信号供給部から供給された駆動信号に従って、順番にオン状態となる
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の発光装置。 - 順番にオン状態となる複数のスイッチと、
一列に並べて配置され、各々の前記スイッチに1個ずつ接続され、接続されている前記スイッチがオンになり、電力が供給されると、オン状態となり発光する複数の発光素子と、
第1動作モードでは、画像データに応じて、前記順番が前後の前記スイッチが移行期間中共にオン状態になるように前記複数のスイッチを順番にオン又はオフにする駆動信号と、前記移行期間内に1画素分の点灯又は非点灯に応じて前記電力を供給する点灯信号とを生成し、当該生成した駆動信号を前記複数のスイッチに供給し、当該生成した点灯信号を前記複数の発光素子に供給し、
第2動作モードでは、前記画像データに応じて、前記複数のスイッチがそれぞれ異なるタイミングで或る期間中オン状態となるように前記複数のスイッチをオン又はオフにする駆動信号と、前記或る期間内に1画素分の点灯又は非点灯に応じて前記電力を供給する点灯信号とを生成し、当該生成した駆動信号を前記複数のスイッチに供給し、当該生成した点灯信号を前記複数の発光素子に供給する信号供給部と
を備えることを特徴とする発光装置。 - 前記第1発光素子と前記第2発光素子は、隣り合う2個の発光素子である
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の発光装置。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電部と、
請求項1から6のいずれか1項に記載の発光装置を有し、画像データに応じて前記帯電した像保持体を露光し、潜像を形成する露光部と、
前記潜像をトナーで現像し、画像を形成する現像部と、
前記画像を前記像保持体から記録媒体に転写する転写部と、
前記画像を前記記録媒体に定着させる定着部と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1動作モードは、第1解像度で前記画像を形成する動作モードであり、
前記第2動作モードは、第1解像度よりも高い第2解像度で前記画像を形成する動作モードである
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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JP2012151291A JP2014012384A (ja) | 2012-07-05 | 2012-07-05 | 発光装置及び画像形成装置 |
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