JP2014009495A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 枠3に対して障子を開閉自在に支持した建具1は、障子戸先側で竪框21の外周面に設けた係止部材25と、竪枠13の内周面に設けた受け27とを備え、係止部材25は竪枠13側に向けて突出した被係止部25bを有し、受け27は内周方向に突出した受け部29を有し、受け部29には係止部材25の被係止部25bよりも見込み方向室外側に位置する見込み方向係止部33aと、係止部材25の被係止部25bよりも外周側に位置する見付け方向係止部33bとが設けてあり、竪框21が熱により伸びたときに、係止部材25の被係止部25bが受け27の受け部29の見込み方向係止部33a及び見付け方向係止部33bに係止する。
【選択図】図1
Description
また、係止部材の被係止部が受けの見付け方向係止部に係止することで、左右の竪框の伸びの違い等により、竪框に障子面内方向の反りが生じても反りが大きくなって竪枠と竪框との間の隙間から火炎が噴出するのを防止できる。
建具1は、枠3と、障子5とを備え、障子5はその下端に取り付けた障子支持部材7により上端が枠3に対して開閉自在に支持されている。障子支持部材7は、ヒンジであり、この実施の形態では、障子5の上端5aが戸先側になっている。
枠3は、アルミニウム製の上枠9、下枠11及び左右の竪枠13、13を枠組してあり、各々室内側には樹脂製形材15が取付けてある。
障子3はアルミニウム製の上框17、下框19及び左右の竪框21、21をガラス4の四周に框組してあり、各框17、19、21、21の室内側には樹脂製形材23が取付けてある。
下框19の内部には鋼材製の補強材45が設けてあり、左右の竪框21、21の内部にも鋼材製の補強材46が設けてある。
ガラス4の四周にはガラスの端部を保持するグレイジングガスケット49が設けてあり、各障子の框17、19、21、21のガラス保持溝51には、溝壁とグレイジングガスケット49との間にスチール製のガラス保持溝補強材53が設けてある。
また、ガラス4の各コーナー部には、鋼材製のガラス間口コーナー金具47が設けてある。
左右一方の竪框21に設けた係止部材25とこれに対向する竪枠13に設けた受け27とは、左右の他方の竪框21に設けた係止部材25とこれに対向する竪枠13に設けた受け27と同じ構造であるから、以下の説明では、一方の係止部材25と受け27について説明する。
係止部材25は鋼材製であり、図1、図3及び図6に示すように、竪框21の外周面にねじ26で固定する2つのねじ固定部25aとねじ固定部25a間で枠側に向けて突設する被係止部25bが設けてある。
受け27は鋼材製であり、図3に示すように、係止部材25の被係止部25bに対して上下方向にずれた位置にあり、本実施の形態では係止部材25の被係止部25bよりも上側に設けてある。
2つの受け部29、29は同一形状であり、各々係止部材25の被係止部25bよりも見込み方向室外側に位置する見込み方向係止部33aと、係止部材25の被係止部25bよりも障子外周側に位置する見付け方向係止部33bとが設けてある。見込み方向係止部33aと見付け方向係止部33bとで略直角を形成している。
各受け部29、29には竪枠13の内周面に設けた後述する第5熱膨張耐火材32eを挿通する挿通部29aが形成されており、挿通部29aは竪枠13の内周面との間に隙間形成するように凹んだ凹部である。
第1熱膨張耐火材32aは、熱膨張耐熱材保持具34により保持されており、第2及び第3熱膨張耐火材32b、32cは第1押さえ具35aにより保持されている。
第1押さえ具35aは、下枠11の長手方向に間隔をあけて設けてあり、各第1押さえ具35aは、下枠11の上面側に位置する上面部37と室外側見付け面側に位置する見付け面部39とを有し、上面部37をねじ41で下枠11に固定してある。見付け面部39は、下端を下枠11のコーナー部11aに当接してあり、見付け面部39には第3熱膨張耐火材32cが発泡する為の切除部43が形成されている。尚、図2に一点鎖線で抜き出して示しているのは、第1押さえ具35aの見付け面部39を室外側から見た正面図である。
第1押さえ具35aは、その上面部37の室内側端で第2熱膨張耐火材32bの室外側端を上から押えており、見付け面部39の切除部43の縁部で第3熱膨張耐火材32cを押えている。
図1に示すように、左右の竪枠13、13の各内周面には、対向する竪框21、21に向けて発泡する第5熱膨張耐火材32eが竪枠13、13の長手方向に亘って設けてあり、第5熱膨張耐火材32eは長手方向に間隔をあけて設けた第2押さえ具35bで竪枠13の内周面に押えている。第2押さえ具35bは室内側部を受け27を枠受け27を固定するねじ28で竪枠13、13に固定し、室外側端で第5熱膨張耐火材32eの室内側端を上から押えている。
また、竪枠13、13の室内側には、竪框21の室内側端に向けて発泡する第6熱膨張耐火材32fが設けてあり、この第6熱膨張耐火材32fは、第2押え具35bの室内側に形成された熱膨張耐火材保持部34に保持されている。即ち、第2押さえ具35bには熱膨張耐火材保持部34が一体に形成されている。
ガラス間口コーナー金具47の外周面には第8熱膨張耐火材32hが設けてあり、火災時にガラス保持溝補強材53との間を塞ぐようになっている。
ガラス間口補強材45の内周面には火災時にガラス間口との間を塞ぐ第9熱膨張耐火材32iが設けてある。
図1に示すように、左右の竪框21、21のガラス保持溝51には、その室内側に第10熱膨張耐火材32jが設けてあり、火災時にガラス保持溝補強材53との間を塞ぐようになっている。
尚、上述した第1熱膨張耐火材32a及び第4熱膨張耐火材32d及び第9熱膨張耐火材32iは熱が伝わり難い箇所に設けてあるので低温熱発泡体(約160℃で発泡を開始する)が用いられており、その他の熱膨張耐火材、即ち第2熱膨張耐火材32b、第3熱膨張耐火材32c、第5熱膨張耐火材32e〜第8熱膨張耐火材32h、第10熱膨張耐火材32j〜第13熱膨張耐火材32nには一般的な熱発泡体(約200℃で発泡を開始する)が用いられている。
図3及び図5に示すように、通常時には受け27に対して竪框21の長手方向で係止部材25の被係止部25bが離れた位置にあり、障子5を開閉するときに邪魔にならない。尚、図5には受け27を示しているが二点鎖線で通常時における係止部材25の位置を示している。
図4に示すように、火災時には、火災の熱により障子5の竪框21が伸びると、係止部材25の被係止部25bが受け27の見込み方向係止部33aに室内側で対向し且つ係止することで、障子5の戸先側が枠3から室外側へ離れて障子5と枠3との間の隙間から火炎が噴出するのを防止する。
また、係止部材25の被係止部25bが受け27の見付け方向係止部33bに係止することで、左右の竪框21、21の伸びの違い等により、竪框21に障子面内方向の反りが生じたときに反りが大きくなって竪枠13とこの竪枠13に対向する竪框21との間の隙間から火炎が噴出するのを防止する。
図1に示すように、竪枠13の内周面には、長手方向に亘って第5熱膨張耐火材32eが設けてあり、受け27の受け部29には第5熱膨張耐火材32eを挿通する挿通部29aが設けてあるから、第5熱膨張耐火材32eが剥がれた場合に受け27が受けることができ、第5熱膨張耐火材32eが落下するのを防止できる。また、受け27が邪魔にならずに第5熱膨張耐火材32eを竪枠13の長手方向に亘って配置できる。
図2に示すように、下枠11に設けた第2熱膨張耐火材32b及び第3熱膨張耐火材32cは、第1押さえ具35aで押さえてあるので、既設の下枠11に第2熱膨張耐火材32b及び第3熱膨張耐火材32cを落下しないように取り付けできる。また、第1押さえ具35aには見付け面部39に切除部43を形成しているので、第1押さえ具35がある位置でも第3熱膨張耐火材32cを発泡させることができる。
障子の上框17と上枠9との間では、第4熱膨張耐火材32d及び第7熱膨張耐火材32gが膨張して、上框17と上枠9との間の空間を塞ぐ。したがって、上框17と上枠9との間においても、火災時にこれらの間から外気が室内に入り込んだり、室内の炎を外に噴出するのを防止できる。
図1に示すように、左右の竪枠13、13に設けた第6熱膨張耐火材32fは、室内側において各々竪框21、21の見込面と室内側見付面とのコーナー部21aに対向して設けてあると共に火災の熱により膨張して室内側からコーナー部21aに当接する。第6熱膨張耐火材32fは、障子との距離が最も近い位置に配置しているので、火災時に膨張したときに左右の竪枠13、13と、障子3の竪框21、21との間を確実に且つ容易に塞ぐことができる。
更に、各ガラス保持溝補強材53には、ガラス4の端面に対向して第9熱膨張耐火材32iが設けてあり、火災時に第9熱膨張耐火材32iが熱膨張してガラス4の端面との間を塞ぐから、ガラス保持溝補強材53とガラス4の端面との間から、外気が室内に入り込んだり室内の炎を外に噴出するのを防止できる。
また、各ガラス間口コーナー金具47に設けた第8熱膨張耐火材32hが、火災時にガラス間口コーナー金具47とガラス保持溝補強材53との間を塞ぎ、ガラス保持溝補強材53に設けた第9熱膨張耐火材32iがガラス保持溝補強材53とガラス4の端面との間を塞ぐ。また、図1に示すように、左右の竪框21、21では、ガラス保持溝51の室内側に設けた第10熱膨張耐火材32jが火災時にガラス保持溝補強材53との間を塞ぐ。
例えば、受け27は2つの受け部29、29を設けることに限らず、一つの受け部29のみであっても良い。
建具1は、外倒しサッシに限らず、すべり出サッシ、たてすべり出しサッシ、開きサッシ、回転サッシなどの枠3に障子5を開閉自在に支持されたサッシや、ドアであって合っても良い。建具1がドアの場合には障子5はドア本体である。
たてすべり出しサッシ及び開きサッシ等の縦軸回転サッシや、ドアに受け27と係止部材25を設ける場合には、戸先竪枠21の上側と下側の2箇所に受け27を設け、これに対応して障子5の戸先框21の2箇所に係止部材を設けても良い。また、受け27と係止部材25は3箇所以上の複数箇所に設けても良く、これらを設ける数は制限されない。
建具1はアルミ樹脂複合サッシに限らず、アルミ形材のみで構成された建具であっても良い。
3 枠
5 障子
7 障子支持部材
13 竪枠
21 竪框
25 係止部材
25b 被係止部
27 受け
29 受け部
33a 見込み方向係止部
33b 見付け方向係止部
Claims (1)
- 枠と、枠に開閉自在に支持した障子と、障子戸先側で竪框の外周面に設けた係止部材と、竪枠の内周面に設けた受けとを備え、係止部材は竪枠側に向けて突出した被係止部を有し、受けは内周方向に突出した受け部を有し、受け部には係止部材の被係止部よりも見込み方向室外側に位置する見込み方向係止部と、係止部材の被係止部よりも外周側に位置する見付け方向係止部とが設けてあり、障子竪框が熱により伸びたときに、係止部材の被係止部が受けの受け部の見込み方向係止部及び見付け方向係止部に係止することを特徴とする建具。
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