JP2014006340A - 像振れ補正装置と像振れ補正方法および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像振れ補正性能を向上させる。
【解決手段】撮像光学系32と撮像画像の画像信号を生成する撮像部50を有するレンズユニット30に加わる振れを振れ検出部80で検出する。振れ補正制御部90は、検出された振れに応じてジンバル防振機構15を駆動して、撮像光学系32の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と光軸および第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とにレンズユニット30を回動させて像振れ補正を行う。また、振れ補正制御部90は、検出された振れに応じてレンズシフト防振機構35を駆動して、撮像光学系32によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行う。ジンバル防振機構15によって像振れ補正範囲を広くできる。また、ジンバル防振機構15での像振れ補正の誤差をレンズシフト防振機構35によって補償することが可能となる。
【選択図】 図7

Description

この技術は、像振れ補正装置と像振れ補正方法および撮像装置に関し、像振れ補正性能を向上できるようにする。
ビデオカメラやスチルカメラ等の撮像装置には、レンズを光軸方向に直交する方向へ移動させて像振れ補正を行う像振れ補正装置が設けられているものがある。
例えば、特許文献1では、レンズを有するレンズユニットが外筐に対してレンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と、光軸および第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされている。レンズユニットは、第1の支点軸を支点としてヨーイング方向へ回動されると共に第2の支点軸を支点としてピッチング方向へ回動されて像振れの補正が行われる。また、特許文献1では、レンズユニットをヨーイング方向およびピッチング方向へ回動させるための駆動部として、複数のコイル部、マグネットおよびヨークをそれぞれ有する二つの駆動モーター(扁平モーター)が用いられている。
特開平7−274056号公報
ところで、レンズユニットを駆動モーターによってヨーイング方向およびピッチング方向へ回動させることで像振れを補正する場合、レンズユニットが重いと慣性が大きいことから、微小な像振れの補正が困難である。
また、像振れを補正するための補正レンズをレンズユニットに設けて、レンズユニットに加わる振れに応じて補正レンズを移動させて像振れを補正する場合、補正レンズの移動量が大きくなると、光学性能が悪化して撮像画像の画質が低下するおそれがある。このため、振幅の大きい振れに対して画質の良好な像振れ補正画像を得ることが困難である。
そこで、この技術では、像振れ補正性能を向上できる像振れ補正装置と像振れ補正方法および撮像装置を提供する。
この技術の第1の側面は、撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有するレンズユニットと、前記レンズユニットに加わる振れを検出する振れ検出部と、前記撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸および前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに前記レンズユニットを回動させて像振れ補正を行う第1補正部と、前記撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行う第2補正部と、前記振れ検出部で検出された振れに応じて前記第1補正部と前記第2補正部を駆動する像振れ補正制御部とを備える像振れ補正装置にある。
この技術においては、撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有するレンズユニットに加わる振れが振れ検出部によって検出されて、検出された振れに応じて第1補正部が像振れ補正制御部によって駆動されて、検出された振れに応じて撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と光軸および第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とにレンズユニットを回動させて像振れ補正が行われる。また、検出された振れに応じて第2補正部が像振れ補正制御部によって駆動されて、撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正が行われる。第2補正部では、例えばレンズユニット内に設けられた補正レンズを撮像光学系の光軸に対して直交する方向に駆動して、撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正が行われる。また、撮像部の撮像素子を撮像レンズの光軸に対して直交する方向に駆動して、撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行うようにしてもよい。または、撮像部で生成された画像信号を用いて画像切り出しを行い、画像切り出し範囲を変更することで、撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行うようにしてもよい。
また、像振れ補正装置では、振れ検出部に第1振れ検出センサと第2振れ検出センサを設けて、第1振れ検出センサで検出された振れに応じて第1補正部を駆動し、第2振れ検出センサで検出された振れに応じて第2補正部を駆動してもよい。または、第1補正部からレンズユニットの位置を示す位置情報を取得して、レンズユニットの位置と第1補正部の像振れ補正における補正位置との誤差の算出を行い、算出した誤差に基づき第2補正部を駆動してもよい。さらに、像振れ補正制御部は、第1補正部の像振れ補正を所定の振れ範囲に制限して、所定の振れ範囲を超える分の振れに対する像振れ補正を第2補正部で行わせるようにしてもよい。所定の振れ範囲は例えばレンズユニットに加わる振れや像振れ補正装置を駆動するバッテリーの残量に応じて設定する。
この技術の第2の側面は、撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有するレンズユニットに加わる振れを検出する工程と、前記撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸および前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに前記レンズユニットを回動させて像振れ補正を行う第1補正部と、前記撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行う第2補正部を、前記検出された振れに応じて駆動する工程とを含む像振れ補正方法にある。
この技術の第3の側面は、撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有するレンズユニットと、前記レンズユニットに加わる振れを検出する振れ検出部と、前記撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸および前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに前記レンズユニットを回動させて像振れ補正を行う第1補正部と、前記撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行う第2補正部と、前記振れ検出部で検出された振れに応じて前記第1補正部と前記第2補正部を駆動する像振れ補正制御部と、前記撮像部で生成された画像信号の信号処理を行う信号処理部とを備える撮像装置にある。
この技術によれば、撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有するレンズユニットに加わる振れが振れ検出部によって検出されて、検出された振れに応じて第1補正部が像振れ補正制御部によって駆動されて、検出された振れに応じて撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と光軸および第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とにレンズユニットを回動させて像振れ補正が行われる。また、検出された振れに応じて第2補正部が像振れ補正制御部によって駆動されて、撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正が行われる。したがって、第1補正部によって像振れ補正範囲を広くできるだけでなく、第1補正部で像振れ補正の誤差が生じても第2補正部によって誤差を補償することが可能となる。したがって、像振れ補正性能を向上させることができる。
撮像装置の外観例を示した図である。 ジンバル防振機構を示す斜視図である。 ジンバル防振機構の分解斜視図である。 図2とは異なる方向から見た状態のジンバル防振機構の斜視図である。 図3とは異なる方向から見た状態のジンバル防振機構の分解斜視図である。 レンズシフト防振機構の分解斜視図である。 撮像装置の構成を示す図である。 像振れ補正制御部の第1の構成を示す図である。 第1の構成の像振れ補正動作を示すフローチャートである。 像振れ補正動作を例示した図である。 像振れ補正制御部の第2の構成を示す図である。 第2の構成の像振れ補正動作を示すフローチャートである。 第2の構成の他の像振れ補正動作を示すフローチャートである。 補正最大角度の切り替え動作を示すフローチャートである。 素子シフト防振機構を用いた撮像装置の構成を示す図である。 電子像振れ補正を用いた撮像装置の構成を示す図である。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.撮像装置の外観例
2.像振れ補正装置の構成と動作
3.撮像装置の構成
4.像振れ補正制御部の第1の構成
5.像振れ補正制御部の第1の構成の動作
6.像振れ補正制御部の第2の構成
7.像振れ補正制御部の第2の構成の動作
8.像振れ補正制御部の第2の構成の他の動作
9.撮像装置の他の構成と動作
<1.撮像装置の外観例>
図1は、本技術の像振れ補正装置を用いた撮像装置、例えばビデオカメラの外観例を示している。なお、本技術の像振れ補正装置は、ビデオカメラに限らず、スチルカメラ、撮像機能を有する携帯電話や通信端末装置等にも適用することができる。
撮像装置10の上面には、マイクロフォン101、ズームレバー102や撮影ボタン103等が配置されている。撮像装置10の後面にはバッテリー104が装着されている。撮像装置10の前面上部にはフラッシュ105が配置されており、フラッシュ105から補助光が前方へ向けて出射される。撮像装置10の側面部には、回動自在かつ回転自在に表示パネル部106が連結されている。また、撮像装置10の前部にはレンズユニット30が設けられており、後端部にはファインダー部107が連結されている。
<2.像振れ補正装置の構成と動作>
像振れ補正装置は、レンズユニット、振れ検出部、第1補正部、第2補正部、像振れ補正制御部を有している。レンズユニットは、撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有している。振れ検出部は、レンズユニットに加わる振れを検出する。第1補正部は、撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と、光軸および第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とにレンズユニットを回動させて像振れ補正を行う。第2補正部は、撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行う。さらに像振れ補正制御部は、振れ検出部で検出された振れに応じて第1補正部と第2補正部を駆動する。
第1補正部は、レンズユニットをヨーイング方向およびピッチング方向へ回動させることで像振れを補正する例えばジンバル防振機構を用いて構成されている。
図2乃至図5は、ジンバル防振機構の斜視図と分解斜視図を例示している。ジンバル防振機構15は、外フレーム16と内フレーム17と保持フレーム18を有している。
外フレーム16は、第1の部材160と第2の部材165とが結合されて構成されている。
第1の部材160は、上下方向を向く第1の面部161の右端部と左右方向を向く第2の面部162の上端部を連続させて構成されている。第1の面部161の中央部には挿通孔161aが形成されている。第2の面部162は、前後に位置し略上下に延びる一対の柱部163と、柱部163の各下端部を連結し前後に延びる連設部164とを有している。
第2の部材165は、上下方向を向く第1の面状部166の左端部と左右方向を向く第2の面状部167の下端部を連続させて構成されている。第1の面状部166の中央部には配置孔166aが形成されている。第2の面状部167の中央部には挿入配置孔167aが形成されている。
第1の部材160における第2の面部162の下端部と第2の部材165における第1の面状部166の右端部とはネジ止め等によって結合されている。
内フレーム17は外フレーム16の内側に配置され、第1の支持部材170と第2の支持部材173とが結合されて構成されている。
第1の支持部材170は、上下方向を向く天面部171の右端部と左右方向を向く右側面部172の上端部を連続させて構成されている。天面部171の中央部には挿入配置孔171aが形成されている。右側面部172の中央部には挿入孔172aが形成されている。
第2の支持部材173は、上下方向を向く底面部174の左端部と左右方向を向く左側面部175の下端部を連続させて構成されている。底面部174の中央部には副軸201を取り付ける取付孔が形成されている。左側面部175の中央部には配置孔175aが形成されている。
第1の支持部材170における右側面部172の下端部と第2の支持部材173における底面部174の右端部とはネジ止め等によって結合されている。第1の支持部材170における天面部171の左端部と第2の支持部材173における左側面部175の上端部はネジ止め等によって結合されている。
保持フレーム18は内フレーム17の内側に配置され、第1の取付部材181と第2の取付部材184とが結合されて構成されている。
第1の取付部材181は、上下方向を向く上面部182の右端部と左右方向を向く右横面部183の上端部を連続させて構成されている。右横面部183の中央部には挿入配置孔183aが形成されている。
第2の取付部材184は、上下方向を向く下面部185の左端部と左右方向を向く左横面部186の下端部を連続させて構成されている。左横面部186の中央部には副軸202を取り付ける取付孔が形成されている。
第1の取付部材181における右横面部183の下端部と第2の取付部材184における下面部185の右端部とはネジ止め等によって結合されている。第1の取付部材181における上面部182の左端部と第2の取付部材184における左横面部186の上端部とはネジ止め等によって結合されている。
レンズユニット30は保持フレーム18の内側に配置され、鏡筒31と鏡筒31の内部において前後に並んで配置された複数のレンズで構成されている撮像光学系32と鏡筒31の後端部に取り付けられた撮像部50とを有している。鏡筒31は前後に長い筒状に形成されている。撮像部50はCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子(図示せず)を有している。
レンズユニット30の上方には第1の駆動モーター191が配置されている。また、レンズユニット30の右方には第2の駆動モーター192が配置されている。第1の駆動モーター191と第2の駆動モーター192は、例えば扁平モーターである。
内フレーム17における底面部174の取付孔には副軸201が取り付けられている。副軸201は上端部が取付孔に取り付けられ、上端部以外の部分が底面部174から下方へ突出されている。
保持フレーム18における左横面部186の取付孔には副軸202が取り付けられている。副軸202は右端部が取付孔に取り付けられ、右端部以外の部分が左横面部186から左方へ突出されている。
外フレーム16における第1の面状部166の配置孔166aには軸受が挿入された状態で取り付けられている。また、内フレーム17における左側面部175の配置孔175aには軸受が挿入された状態で取り付けられている。
レンズユニット30の外周面には保持フレーム18がネジ止め等によって取り付けられる。レンズユニット30に保持フレーム18が取り付けられた状態においては、レンズユニット30の前後両端部がそれぞれ保持フレーム18の前後に突出される。
保持フレーム18における右横面部183の外面には第2の駆動モーター192がネジ止め等によって取り付けられ、第2の駆動モーター192が保持フレーム18の右方に配置される。
保持フレーム18の外周側には内フレーム17が配置される。保持フレーム18の外周側に内フレーム17が配置された状態においては、保持フレーム18の左横面部186に取り付けられた副軸202が内フレーム17の左側面部175の配置孔175aに挿入された軸受に回転自在に支持される。
内フレーム17における天面部171の上面には第1の駆動モーター191がネジ止め等によって取り付けられ、第1の駆動モーター191が内フレーム17の上方に配置される。
内フレーム17の外周側に外フレーム16が配置された状態においては、内フレーム17の底面部174に取り付けられた副軸201が外フレーム16の第1の面状部166の配置孔166aに挿入されている軸受に回転自在に支持される。
上記のように構成されたジンバル防振機構15においては、第1の駆動モーター191の出力軸191aの中心軸と副軸201の中心軸とを結ぶ軸が第1の支点軸とされている。また、第2の駆動モーター192の出力軸192aの中心軸と副軸202の中心軸とを結ぶ軸が第2の支点軸とされる。すなわち、ジンバル防振機構15において、第1の駆動モーター191を駆動すると、レンズユニット30がヨーイング方向に駆動されて、第2の駆動モーター192を駆動すると、レンズユニット30がピッチング方向に駆動される。なお、図2乃至図5に示すジンバル防振機構は例示であって、レンズユニットをヨーイング方向およびピッチング方向へ回動させる構成であれば上述の構成に限られない。
第2補正部は、撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行う。第2補正部は、例えばレンズユニット30に設けられた補正レンズを、撮像光学系の光軸と直交する方向に駆動して像振れを補正するレンズシフト防振機構を用いて構成されている。
図6は、レンズシフト防振機構の分解斜視図である。レンズシフト防振機構35は、補正レンズ36と、補正レンズ保持枠37と、ベース38と、カバー39と、補正レンズ支持機構40と、補正レンズ移動機構41とを含んで構成されている。
補正レンズ36は、レンズユニット30の光軸と直交する平面上で、直交する2方向であるX軸方向とY軸方向に駆動させて、撮像部50に設けられている撮像素子の撮像面に結像される被写体像の手振れを補正する。
補正レンズ保持枠37は、枠状の本体371と、本体371から膨出された第1、第2の膨出部372、373とを備えている。本実施の形態では、補正レンズ保持枠37は、合成樹脂材料により一体成形されている。
補正レンズ36は、枠状の本体371で支持されている。第1の膨出部372は、本体371の一側から補正レンズ36の半径方向外側にX軸方向に沿って膨出形成されている。第2の膨出部373は、本体371の一側から90度位相をずらした箇所から第1の膨出部372と直交する方向でY軸方向に沿って膨出形成されている。
第1の膨出部372と第2の膨出部373は、カバー39に対向する面にそれぞれ第1のコイル374と第2のコイル375とが取着されている。
ベース38は、光軸を中心とした光路形成用の開口381が形成された後壁382と、後壁382の周囲から前方に起立した側壁383とを有している。なお、本実施の形態において、ベース38は、合成樹脂材料により一体成形されている。
第1のコイル374と第2のコイル375に対向する後壁382の箇所にそれぞれ第1、第2の磁石414,415が取着されている。
本実施の形態では、それらコイル374,375と磁石414,415により補正レンズ移動機構41が構成されている。
カバー39は、光軸を中心とした光路形成用の開口391が形成された前壁392を有している。
ベース38とカバー39とが組み付けられることにより、それらの内部に補正レンズ保持枠37、補正レンズ支持機構40、補正レンズ移動機構41とを収容する収容空間が設けられる。ベース38とカバー39との組み付けは、ネジ結合、接着剤による接着など従来公知のさまざまな手段によりなされる。
補正レンズ支持機構40は、3つの支持部401と、3つの支持部401にそれぞれ支持された3つの転動体402と維持手段403を含んで構成されている。3つの支持部401は、補正レンズ保持枠37とベース38とが対向する箇所で互いに間隔をおいた3箇所(複数箇所)にそれぞれ設けられており、補正レンズ保持枠37を光軸と直交する平面上で、直交する方向に駆動可能に支持する。
維持手段403は、光軸に沿った補正レンズ保持枠37とベース38の距離を一定に維持するものである。維持手段403は、補正レンズ保持枠37とカバー39との間に介設されたコイルスプリングと、3つの円柱状の転動体402とを含んで構成されている。
本実施の形態では、コイルスプリングは単一であり、コイルスプリングは補正レンズ36よりも大きい内径で形成され、コイルスプリングの内側に撮像光路が位置するように配置されている。
維持手段403は補正レンズ保持枠37を常にベース38方向に付勢し、この付勢力により光軸に沿った補正レンズ保持枠37とベース38の距離が一定に維持される。
本実施の形態では、維持手段403により3つの転動体402ががたつくことなく各支持部401で支持される。
なお、維持手段403は、光軸に沿った補正レンズ保持枠37とベース38の距離を一定に維持するものであればよく、上述の構成に限定されず従来公知のさまざまな構造が採用可能であるが、上述のように構成すると部品点数を削減する上で有利となる。
このように構成されたレンズシフト防振機構35では、コイル374,375と磁石414,415により、光軸と直交する平面上で、補正レンズ36が直交する方向に移動される。
第2補正部は、レンズシフト防振機構に限られず、例えば撮像光学系の光軸と直交する方向に撮像部の撮像素子を移動させて、撮像画像の像振れを補正する構成であってもよい。さらに、第2補正部は、撮像部で生成された画像信号を用いて画像切り出しを行い、画像切り出し範囲を変更することで像振れが補正された画像信号を生成する電子像振れ補正を行う構成であってもよい。
<3.撮像装置の構成>
図7は、撮像装置10の構成を示す図である。なお、撮像装置10は、第2補正部としてレンズシフト防振機構を用いている。
撮像装置10は、レンズユニット30、画像処理部61、表示部63、記録部64、ユーザーインタフェース(ユーザーI/F)部65、制御部70を有している。また、撮像装置10は、ジンバル防振機構15と振れ検出部80と像振れ補正制御部90を有している。さらに、レンズユニット30には、撮像光学系32とレンズシフト防振機構35および撮像部50が設けられている。
撮像光学系32は、フォーカスレンズやズームレンズ等で構成されている。撮像光学系32では、例えばズームレンズを光軸方向に移動して焦点距離を可変する。またフォーカスレンズを光軸方向に移動してフォーカス調整を行う。
レンズシフト防振機構35は、後述する像振れ補正制御部90からの第2駆動信号に基づき、上述のように補正レンズ36を光軸に対して直交方向に補正レンズ移動機構41によって移動させて像振れを補正する。
撮像部50は、撮像素子、前処理部、撮像駆動部等で構成されている。撮像素子は、光電変換処理を行い、撮像光学系32および補正レンズ36によって撮像面に結像された光学像を電気信号に変換する。撮像素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等が用いられる。前処理部は、撮像素子で生成された電気信号に対してCDS(correlated double sampling:相関2重サンプリング)等のノイズ除去処理を行う。また、前処理部は、電気信号の信号レベルを所望の信号レベルとするゲイン調整を行う。さらに、前処理部は、A/D変換処理を行い、ノイズ除去処理やゲイン調整が行われた電気信号であるアナログの画像信号をディジタルの画像信号に変換して、画像処理部61へ出力する。撮像駆動部は、後述する制御部70からの制御信号に基づき、撮像素子を駆動するために必要な動作パルス等の生成を行う。例えば、電荷を読み出すための電荷読出パルス、垂直方向や水平方向の転送を行うための転送パルス、電子シャッター動作を行うためのシャッターパルス等の生成を行う。
ジンバル防振機構15は、後述する像振れ補正制御部90からの第1駆動信号に基づき、上述のようにレンズユニット30をヨーイング方向およびピッチング方向へ回動させることで像振れを補正する。
画像処理部61は、撮像部50から出力されたディジタルの画像信号に対してカメラプロセス処理等を行う。画像処理部61は、例えば画像信号に対してガンマ補正やニー補正等の非線形処理、色補正処理、輪郭強調処理等を行う。画像処理部61は処理後の画像信号を表示部63や記録部64へ出力する。
表示部63は、上述の表示パネル部106やファインダー部107を用いて構成されている。表示部63は、画像処理部61から出力された画像信号に基づきカメラスルー画像の表示等を行う。また、表示部63は、撮像装置10の動作設定を行うためのメニュー表示や動作状態表示等も行う。なお、表示部63は、表示画素数が撮像画像よりも少ない場合、撮像画像を表示画像数の表示画像に変換する処理を行う。
記録部64は、画像処理部61から出力された画像信号を記録媒体に記録する。記録媒体としては、メモリカードや光ディスク、磁気テープ等のように着脱可能であってもよく、固定タイプのHDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリモジュール等であってもよい。また、記録部64に、エンコーダやデコーダを設けて画像信号の圧縮符号化や伸張復号化を行い、記録媒体には符号化信号を記録するようにしてもよい。なお、記録部64では、記録媒体に記録されている画像信号や符号化信号を読み出して、記録されている画像を表示部63に表示するようにしてもよい。
ユーザーインタフェース(I/F)部65は、図1に示すズームレバー102や撮影ボタン103等で構成されている。ユーザーインタフェース部65は、ユーザー操作に応じた操作信号を生成して制御部70に出力する。
制御部70は、例えばCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)を備えている。CPUは、ROMに格納されている制御プログラムを必要に応じて読み出して実行する。ROMには、CPUにおいて実行されるプログラムや各種の処理において必要となるデータ等が予め記憶されている。RAMは、処理の途中結果などを一時記憶するいわゆる作業領域として用いられるメモリである。また、ROMまたはRAMは、各種の設定パラメータ等の情報や補正データ等を記憶する。制御部70は、ユーザーインタフェース部65からの操作信号等に応じて各部の制御を行い、ユーザー操作に応じた動作を撮像装置10で行わせる。
振れ検出部80は、撮像装置10(レンズユニット30)に加わる振れを検出して、検出結果を像振れ補正制御部90へ出力する。
像振れ補正制御部90は、振れ検出部80の検出結果に基づき駆動信号を生成してジンバル防振機構15とレンズシフト防振機構35に供給して、像振れが補正されている撮像画像の画像信号を撮像部50で生成できるようにする。
<4.像振れ補正制御部の第1の構成>
次に像振れ補正制御部の第1の構成について説明する。図8は、像振れ補正制御部の第1の構成を示している。
振れ検出部80は、第1振れ検出部811と第2振れ検出部821を有している。第1振れ検出部811は、撮像装置10の本体部(またはレンズユニット30を除く振れ補正装置の位置)に設けて振れを検出して、検出信号を像振れ補正制御部90へ出力する。第2振れ検出部821は、レンズユニット30に設けて振れを検出して、検出信号を像振れ補正制御部90へ出力する。第1振れ検出部811と第2振れ検出部821は、例えば角速度センサ等を用いて構成されている。
像振れ補正制御部90は、第1信号処理部911、第1補正量算出部912、第1駆動信号生成部913を有している。また、像振れ補正制御部90は、第2信号処理部921、第2補正量算出部922、第2駆動信号生成部923を有している。
第1信号処理部911は、振れ検出部80の第1振れ検出部811から供給された検出信号に対して高域フィルタ処理を行い、検出信号からノイズ成分や直流成分を除去して第1補正量算出部912へ出力する。
第1補正量算出部912は、第1信号処理部911から供給された検出信号に基づいて第1補正量の算出を行う。第1補正量算出部912は、検出信号に対して積分処理および積分結果のゲイン調整を行い、撮像装置10の角変位を算出する。また、第1補正量算出部912は、角変位を示す信号の位相調整を行い、位相調整後の信号に基づき像振れを補正するための第1補正量、すなわちレンズユニット30を像振れが補正される補正位置とするための回転方向および回転角を算出する。第1補正量算出部912は、算出した第1補正量を第1駆動信号生成部913へ出力する。
第1駆動信号生成部913は、第1補正量に基づき第1駆動信号を生成してジンバル防振機構15へ出力する。第1駆動信号生成部913は、第1補正量に基づき、ジンバル防振機構15の駆動モーター191,192を駆動する第1駆動信号を生成して、生成した第1駆動信号をジンバル防振機構15へ出力して、レンズユニット30を補正位置まで回転させる。
第2信号処理部921は、振れ検出部80の第2振れ検出部821から供給された検出信号に対して高域フィルタ処理を行い、検出信号からノイズ成分や直流成分を除去して第2補正量算出部922へ出力する。
第2補正量算出部922は、第2信号処理部921から供給された検出信号に基づいて第2補正量の算出を行う。第2補正量算出部922は、検出信号に対して積分処理および積分結果のゲイン調整を行い、撮像装置10の角変位を算出する。また、第2補正量算出部922は、角変位を示す信号の位相調整を行い、位相調整後の信号に基づき像振れを補正するための第2補正量、すなわちレンズシフト防振機構35の補正レンズ36を像振れが補正される補正位置とするための移動方向や移動量を算出する。第2補正量算出部922は、算出した第2補正量を第2駆動信号生成部923へ出力する。
第2駆動信号生成部923は、第2補正量に基づき第2駆動信号を生成してレンズシフト防振機構35へ出力する。第2駆動信号生成部923は、第2補正量に基づき、補正レンズ移動機構41のコイル374,375に供給する第2駆動信号を生成して、生成した第2駆動信号をレンズシフト防振機構35へ出力して、補正レンズ36を補正位置まで移動させる。
<5.像振れ補正制御部の第1の構成の動作>
次に像振れ補正制御部の第1の構成の動作について説明する。図9は、第1の構成の像振れ補正動作を示すフローチャートである。ステップST1で像振れ補正制御部90は、第1の角速度を取得する。像振れ補正制御部90は、例えば第1の角速度センサを用いて構成されている第1振れ検出部811から、撮像装置10のヨーイング方向とピッチング方向の姿勢変化の検出結果である角速度信号を取得してステップST2に進む。
ステップST2で像振れ補正制御部90は、高域通過フィルタ処理を行う。像振れ補正制御部90は、角速度信号に対して高域通過フィルタ処理を行い、ノイズ成分や直流成分を除去してステップST3に進む。
ステップST3で像振れ補正制御部90は、積分処理を行う。像振れ補正制御部90は、高域通過フィルタ処理後の角速度信号を積分してステップST4に進む。
ステップST4で像振れ補正制御部90は、ゲイン調整を行う。像振れ補正制御部90は、積分結果のゲイン調整を行い、撮像装置10の角変位を示す信号を生成してステップST5に進む。
ステップST5で像振れ補正制御部90は、位相調整を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す信号の位相調整を行ってステップST6に進む。
ステップST6で像振れ補正制御部90は、第1補正量の算出を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す位相調整後の信号に基づき第1補正量を算出してステップST7に進む。
ステップST7で像振れ補正制御部90は、第1駆動信号の出力を行う。像振れ補正制御部90は、第1補正量に基づきジンバル防振機構15の駆動モーター191,192を駆動する第1駆動信号を生成して出力する。
ステップST11で像振れ補正制御部90は、第2の角速度を取得する。像振れ補正制御部90は、例えば第2の角速度センサを用いて構成されている第2振れ検出部821から、撮像装置10のヨーイング方向とピッチング方向の姿勢変化の検出結果である角速度信号を取得してステップST12に進む。
ステップST12で像振れ補正制御部90は、高域通過フィルタ処理を行う。像振れ補正制御部90は、角速度信号に対して高域通過フィルタ処理を行い、ノイズ成分や直流成分を除去してステップST13に進む。
ステップST13で像振れ補正制御部90は、積分処理を行う。像振れ補正制御部90は、高域通過フィルタ処理後の角速度信号を積分してステップST14に進む。
ステップST14で像振れ補正制御部90は、ゲイン調整を行う。像振れ補正制御部90は、積分結果のゲイン調整を行い、撮像装置10の角変位を示す信号を生成してステップST15に進む。
ステップST15で像振れ補正制御部90は、位相調整を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す信号の位相調整を行ってステップST16に進む。
ステップST16で像振れ補正制御部90は、第2補正量の算出を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す位相調整後の信号に基づき第2補正量を算出してステップST17に進む。
ステップST17で像振れ補正制御部90は、第2駆動信号の出力を行う。像振れ補正制御部90は、第2補正量に基づき、レンズシフト防振機構35における補正レンズ移動機構41のコイル374,375に供給する第2駆動信号を生成して出力する。
なお、像振れ補正動作では、像振れが補正されるように第1補正量と第2補正量を算出すればよく、補正量の算出はフローチャートに示す処理順序に限られない。また、上述のフローチャートは、角速度センサを用いた場合における処理順序を例示しており、撮像装置10に加わる振れの検出を他の手段を用いて行う場合には、他の手段に応じた処理によって補正量を算出すればよい。
図10は、像振れ補正動作を例示している。図10の(A)は像振れ補正が行われていない状態、図10の(B)はジンバル防振機構のみを用いて像振れ補正が行われた状態、図10の(C)は、本技術のようにジンバル防振機構とレンズシフト防振機構を用いて像振れ補正が行われた状態を例示している。
ジンバル防振機構のみを用いて像振れ補正を行う場合、レンズユニット30の慣性等によって微小な像振れを補正することが困難であるため、図10の(B)における実線で示すように、微小な像振れに対する補正残りが生じてしまうおそれがある。なお、図10の(B)における破線は、像振れ補正前の状態を示している。しかし、本技術のようにジンバル防振機構とレンズシフト防振機構を用いて像振れ補正を行う場合、微小な像振れはレンズシフト防振機構で補正されることから、図10の(C)における実線で示すように、像振れを精度よく補正することができるようになる。なお、図10の(C)における破線は、ジンバル防振機構のみを用いて像振れ補正を行った状態を示している。
このように、本技術によれば、ジンバル防振機構を用いることで像振れ補正が可能な撮像装置の振れ範囲を広げることができる。また、レンズシフト防振機構を用いた像振れ補正も並行して行われることから、ジンバル防振機構で補正できない微小な像振れを補正することができる。したがって、像振れ補正性能を向上させることが可能となる。
また、ジンバル防振機構で補正できない微小な像振れをレンズシフト防振機構で補正できるので、ジンバル防振機構におけるレンズユニットの回転位置検出精度を粗くしても、像ぶれを精度よく補正することができる。すなわち、回転位置を検出する位置検出センサを回転軸に近づけることにより位置検出精度が低下しても、回転位置検出精度の低下による影響をレンズシフト防振機構で補償することができるので、ジンバル防振機構を小型化できる。
さらに、ジンバル防振機構は、振幅の大きい像振れの補正に特化できるので、補正に必要な角速度を小さくできることから、アクチュエータのトルクを小さくすることが可能となり、ジンバル防振機構を小型化できる。
また、ジンバル防振機構とレンズシフト防振機構のそれぞれに対して振れ検出部を設けていることから、第1振れ検出部811はジンバル防振機構の像振れ補正性能に応じた検出特性として、第2振れ検出部821はレンズシフト防振機構の像振れ補正性能に応じた検出特性としてもよい。例えば、ジンバル防振機構はレンズシフト防振機構に比べて像ぶれ補正範囲が広いことから、第1振れ検出部811で用いる振れ検出センサは、第2振れ検出部821で用いる振れ検出センサよりも振れ検出範囲の広いセンサを用いるようにする。また、レンズシフト防振機構は微小な像振れを補正できることから、第2振れ検出部821で用いる振れ検出センサは、振れ検出精度の高いセンサを用いるようにする。このようにすれば、像振れ補正をさらに良好に行うことが可能となる。
また、第1の構成では、第1振れ検出部811を撮像装置10の本体部分(またはレンズユニット30を除く振れ補正装置の本体部分)に設けて振れを検出してジンバル防振機構で像振れ補正を行い、第2振れ検出部821をレンズユニット30に設けて振れを検出してレンズシフト防振機構で像振れ補正を行う。したがって、ジンバル防振機構での補正残りをレンズシフト防振機構で適切に補正することが可能となる。
<6.像振れ補正制御部の第2の構成>
次に像振れ補正制御部の第2の構成について説明する。図11は、像振れ補正制御部の第2の構成を示している。
振れ検出部80は、第2の構成では第1振れ検出部811のみを有している。第1振れ検出部811は、撮像装置10(レンズユニット30)に加わる振れを検出する。第1振れ検出部811は、例えば角速度センサ等を用いて構成されている。第1振れ検出部811は、撮像装置10のヨーイング方向とピッチング方向の姿勢変化の検出を行い、検出信号を像振れ補正制御部90へ出力する。
像振れ補正制御部90は、第1信号処理部911、第1補正量算出部912、第1駆動信号生成部913を有している。また、像振れ補正制御部90は、位置取得部914、誤差算出部915、第2補正量算出部922、第2駆動信号生成部923を有している。
第1信号処理部911は、振れ検出部80の第1振れ検出部811から供給された検出信号に対して高域フィルタ処理を行い、検出信号からノイズ成分や直流成分を除去して第1補正量算出部912へ出力する。
第1補正量算出部912は、第1信号処理部911から供給された検出信号に基づいて第1補正量の算出を行う。第1補正量算出部912は、検出信号に対して積分処理および積分結果のゲイン調整を行い、撮像装置10の角変位を算出する。また、第1補正量算出部912は、角変位を示す信号の位相調整を行い、位相調整後の信号に基づき像振れを補正するための第1補正量、すなわちレンズユニット30を像振れが補正される補正位置とするための回転方向や回転角を算出する。第1補正量算出部912は、算出した第1補正量を第1駆動信号生成部913と誤差算出部915へ出力する。
第1駆動信号生成部913は、第1補正量に基づき第1駆動信号を生成してジンバル防振機構15へ出力する。第1駆動信号生成部913は、第1補正量に基づき、ジンバル防振機構15の駆動モーター191,192を駆動する第1駆動信号を生成して、生成した第1駆動信号をジンバル防振機構15へ出力して、レンズユニット30を補正位置まで回転させる。
位置取得部914は、ジンバル防振機構15からレンズユニット30の現在位置(回転位置)を示す位置情報を取得して、誤差算出部915に出力する。
誤差算出部915は、第1補正量算出部912で算出された第1補正量に基づく補正位置と位置取得部914で取得された位置情報が示す現在位置との誤差(レンズユニット30の回転位置の誤差)、すなわち補正誤差を算出する。誤差算出部915は、算出した補正誤差を第2補正量算出部922へ出力する。
第2補正量算出部922は、誤差算出部915から供給された補正誤差のゲイン調整を行い、レンズシフト防振機構で補正する撮像装置10の角変位とする。また、第2補正量算出部922は、角変位を示す信号の位相調整を行い、位相調整後の信号に基づき像振れを補正するための第2補正量、すなわちレンズシフト防振機構35の補正レンズ36を像振れが補正される補正位置とするための移動方向や移動量を算出する。第2補正量算出部922は、算出した第2補正量を第2駆動信号生成部923へ出力する。
第2駆動信号生成部923は、第2補正量に基づき第2駆動信号を生成してレンズシフト防振機構35へ出力する。第2駆動信号生成部923は、第2補正量に基づき、補正レンズ移動機構41のコイル374,375に供給する第2駆動信号を生成して、生成した第2駆動信号をレンズシフト防振機構35へ出力して、補正レンズ36を補正位置まで移動させる。
<7.像振れ補正制御部の第2の構成の動作>
次に像振れ補正制御部の第2の構成の動作について説明する。図12は、第2の構成の像振れ補正動作を示すフローチャートである。ステップST21で像振れ補正制御部90は、第1の角速度を取得する。像振れ補正制御部90は、例えば第1の角速度センサを用いて構成されている第1振れ検出部811から、撮像装置10のヨーイング方向とピッチング方向の姿勢変化の検出結果である角速度信号を取得してステップST22に進む。
ステップST22で像振れ補正制御部90は、高域通過フィルタ処理を行う。像振れ補正制御部90は、角速度信号に対して高域通過フィルタ処理を行い、ノイズ成分や直流成分を除去してステップST23に進む。
ステップST23で像振れ補正制御部90は、積分処理を行う。像振れ補正制御部90は、高域通過フィルタ処理後の角速度信号を積分してステップST24に進む。
ステップST24で像振れ補正制御部90は、ゲイン調整を行う。像振れ補正制御部90は、積分結果のゲイン調整を行い、撮像装置10の角変位を示す信号を生成してステップST25に進む。
ステップST25で像振れ補正制御部90は、位相調整を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す信号の位相調整を行ってステップST26に進む。
ステップST26で像振れ補正制御部90は、第1補正量の算出を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す位相調整後の信号に基づき第1補正量を算出してステップST27に進む。
ステップST27で像振れ補正制御部90は、第1駆動信号の出力を行う。像振れ補正制御部90は、第1補正量に基づき、ジンバル防振機構15の駆動モーター191,192を駆動する第1駆動信号を生成して出力し、ステップST28に進む。
ステップST28で像振れ補正制御部90は、位置情報を取得する。像振れ補正制御部90は、レンズユニット30の現在位置を示す位置情報を取得してステップST29に進む。
ステップST29で像振れ補正制御部90は、補正誤差を算出する。像振れ補正制御部90は、算出された第1補正量に基づく補正位置と、取得された位置情報が示す現在位置から補正誤差を算出してステップST30に進む。
ステップST30で像振れ補正制御部90は、ゲイン調整を行う。像振れ補正制御部90は、補正誤差のゲイン調整を行い、レンズシフト防振機構で補正する撮像装置10の角変位を示す信号を生成してステップST31に進む。
ステップST31で像振れ補正制御部90は、位相調整を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す信号の位相調整を行ってステップST32に進む。
ステップST32で像振れ補正制御部90は、第2補正量の算出を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す位相調整後の信号に基づき第2補正量を算出してステップST33に進む。
ステップST33で像振れ補正制御部90は、第2駆動信号の出力を行う。像振れ補正制御部90は、第2補正量に基づき、レンズシフト防振機構35における補正レンズ移動機構41のコイル374,375に供給する第2駆動信号を生成して出力する。
このように、第2の構成では、ジンバル防振機構で像振れ補正を行ったときの補正位置とレンズユニット30の現在位置から補正誤差を算出して、この補正誤差をレンズシフト防振機構で補償するように像振れ補正が行われる。したがって、第1の構成の場合と同様に、ジンバル防振機構を用いることで像振れ補正が可能な撮像装置の振れ範囲を広げることができる。また、レンズシフト防振機構を用いた像振れ補正も並行して行われることから、ジンバル防振機構で補正できない微小な像振れを補正することができる。したがって、像振れ補正性能を向上させることが可能となる。
また、ジンバル防振機構で補正できない微小な像振れをレンズシフト防振機構で補正できるので、ジンバル防振機構におけるレンズユニットの回転位置検出精度を粗くしても、像ぶれを精度よく補正することができる。すなわち、回転位置を検出する位置検出センサを回転軸に近づけることにより位置検出精度が低下しても、回転位置検出精度の低下による影響をレンズシフト防振機構で補償することができるので、ジンバル防振機構を小型化できる。
また、ジンバル防振機構は、振幅の大きい像振れの補正に特化できるので、補正に必要な角速度を小さくできることから、アクチュエータのトルクを小さくすることが可能となり、ジンバル防振機構を小型化できる。
さらに、第2の構成では、ジンバル防振機構とレンズシフト防振機能のそれぞれに対して振れ検出部を設ける必要がないことから、振れ検出のためのコストを削減できる。
<8.像振れ補正制御部の第2の構成の他の動作>
ところで、複数の像振れ補正機構を用いて像振れ補正を行う場合、一方の像振れ補正機構の像振れ補正を所定の振れ範囲に制限して、所定の振れ範囲を超える分の振れに対する像振れ補正を他の像振れ補正機構で行うようにしてもよい。
次に、第2の構成の他の動作として、ジンバル防振機構で行う像振れ補正を所定の振れ範囲を制限して、所定の振れ範囲を超える分の振れに対する像振れ補正をシフト防振機構で行う場合について説明する。図13は、第2の構成の他の像振れ補正動作を例示したフローチャートである。ステップST41で像振れ補正制御部90は、第1の角速度を取得する。像振れ補正制御部90は、例えば第1の角速度センサを用いて構成されている第1振れ検出部811から、撮像装置10のヨーイング方向とピッチング方向の姿勢変化の検出結果である角速度信号を取得してステップST42に進む。
ステップST42で像振れ補正制御部90は、高域通過フィルタ処理を行う。像振れ補正制御部90は、角速度信号に対して高域通過フィルタ処理を行い、ノイズ成分や直流成分を除去してステップST43に進む。
ステップST43で像振れ補正制御部90は、積分処理を行う。像振れ補正制御部90は、高域通過フィルタ処理後の角速度信号を積分してステップST44に進む。
ステップST44で像振れ補正制御部90は、ゲイン調整を行う。像振れ補正制御部90は、積分結果のゲイン調整を行い、撮像装置10の角変位を示す信号を生成してステップST45に進む。
ステップST45で像振れ補正制御部90は、位相調整を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す信号の位相調整を行ってステップST46に進む。
ステップST46で像振れ補正制御部90は、第1補正量の算出を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す位相調整後の信号に基づき第1補正量を算出してステップST47に進む。
ステップST47で像振れ補正制御部90は、第1補正量が補正最大角度以下であるか判別する。像振れ補正制御部90は、第1補正量が補正最大角度以下である場合にステップST49に進み、補正最大角度を超える場合にステップST48に進む。
ステップST48で像振れ補正制御部90は、第1補正量を制限する。像振れ補正制御部90は、第1補正量を補正最大角度に制限してステップST49に進む。
ステップST49で像振れ補正制御部90は、第1駆動信号の出力を行う。像振れ補正制御部90は、第1補正量または制限された第1補正量に基づき、ジンバル防振機構15の駆動モーター191,192を駆動する第1駆動信号を生成して出力し、ステップST50に進む。
ステップST50で像振れ補正制御部90は、第1補正量が制限されたか判別する。像振れ補正制御部90は、第1補正量の制限が行われている場合にステップST51に進み、第1補正量の制限が行われていない場合にステップST52に進む。例えば第1補正量が補正最大角度である場合にステップST51に進む。
ステップST51で像振れ補正制御部90は、制限量Aを算出する。像振れ補正制御部90は、第1補正量を補正最大角度に制限したときに、補正最大角度を超える補正量を算出して制限量AとしてステップST53に進む。
ステップST52で像振れ補正制御部90は、制限量A=0とする。像振れ補正制御部90は、第1補正量の制限が行われていないことから制限量Aを「0」に設定してステップST53に進む。
ステップST53で像振れ補正制御部90は、誤差量Bを算出する。像振れ補正制御部90は、補正位置と現在位置の誤差(レンズユニット30の回転誤差)を算出して誤差量BとしてステップST54に進む。
ステップST54で像振れ補正制御部90は、補償量Cを算出する。像振れ補正制御部90は、制限量Aと誤差量Bに基づき補償量Cを算出する。例えば像振れ補正制御部90は、制限量Aと誤差量Bを加算して、加算結果を補償量CとしてステップST55に進む。
ステップST55で像振れ補正制御部90は、ゲイン調整を行う。像振れ補正制御部90は、補償量のゲイン調整を行い、レンズシフト防振機構で補正する撮像装置10の角変位を示す信号を生成してステップST56に進む。
ステップST56で像振れ補正制御部90は、位相調整を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す信号の位相調整を行ってステップST57に進む。
ステップST57で像振れ補正制御部90は、第2補正量の算出を行う。像振れ補正制御部90は、角変位を示す位相調整後の信号に基づき第2補正量を算出してステップST58に進む。
ステップST58で像振れ補正制御部90は、第2駆動信号の出力を行う。像振れ補正制御部90は、第2補正量に基づき、レンズシフト防振機構35における補正レンズ移動機構41のコイル374,375に供給する第2駆動信号を生成して出力する。
このようにすれば、ジンバル防振機構の像振れ補正を所定の振れ範囲を制限して、所定の振れ範囲を超える分の振れに対する像振れ補正をレンズシフト防振機構で行うことができる。
次に、ジンバル防振機構の像振れ補正を所定の振れ範囲を制限して、所定の振れ範囲を超える分の振れに対する像振れ補正をレンズシフト防振機構で行う場合の具体例について説明する。撮像装置10にジンバル防振機構15とレンズシフト防振機構35を設けて像振れ補正を行う場合、ジンバル防振機構15はレンズユニット30を駆動する必要があるから補正レンズ36を駆動するレンズシフト防振機構35に比べて、多くの電力を消費する。したがって、像振れ補正制御部90は、撮像装置を動作させるバッテリー104の残量に応じてジンバル防振機構15による像振れ補正を制限する。すなわちバッテリー残量が少ない場合にはジンバル防振機構15の振れ補正範囲を小さくして、ジンバル防振機構15の像振れ補正動作を制限する。また、制限された振れ補正範囲を超える振れに対しては、レンズシフト防振機構35で像振れ補正を行う。このような処理を行うと、像振れ補正で必要とする電力を削減することが可能となり、撮像装置10の動作可能時間を長くすることができる。
また、撮像装置10に加わる振れが小さい場合、ジンバル防振機構15の補正最大角度を小さくしてもよい。撮像装置10に加わる振れが小さい場合にジンバル防振機構15の補正最大角度が大きいと、レンズシフト防振機構35では、ジンバル防振機構15で生じた補正誤差の補償のみが行われて、ジンバル防振機構15の像振れ補正動作を制限することができない。すなわち、消費電力を削減できない。しかし、撮像装置10に加わる振れが小さい場合、ジンバル防振機構15の補正最大角度を小さくすると、レンズシフト防振機構35では、ジンバル防振機構で生じた補正誤差だけでなく、補正最大角度を超える振れに対する像振れ補正が行われることになる。したがって、消費電力を削減できる。
さらに、撮像装置10に加わる振れが大きい場合にジンバル防振機構15の補正最大角度が小さいと、補正最大角度を超える振れがレンズシフト防振機構35の補正範囲を超えてしまうおそれがある。したがって、撮像装置10に加わる振れが大きい場合にジンバル防振機構15の補正最大角度を大きくする。なお、補正最大角度は撮像装置10に加わる振れに応じて適応的に切り替えるようにしてもよく、撮像装置10の動作モードに応じて切り替えるようにしてもよい。
このような処理を行うと、像振れ補正で消費される電力を削減することが可能となり、撮像装置10の動作可能時間を長くすることができる。
図14は、バッテリー残量と撮像装置に加わる振れに応じて補正最大角度の切り替えを行う動作を示したフローチャートである。ステップST61で像振れ補正制御部90は、バッテリー残量が閾値以下であるか判別する。像振れ補正制御部90は、バッテリー104の残量が閾値以下で場合にはステップST63に進み、残量が閾値よりも大きい場合にステップST62に進む。
ステップST62で像振れ補正制御部90は、振れが閾値以下であるか判別する。像振れ補正制御部90は、撮像装置10に加わる振れが閾値以下である場合にステップST63に進み、振れが閾値よりも大きい場合にステップST64に進む。
ステップST63で像振れ補正制御部90は、補正最大角度を「小」に設定する。像振れ補正制御部90は、バッテリー残量が少ない場合や撮像装置に加わる振れが小さい場合、ジンバル防振機構よりも消費電力の少ないレンズシフト防振機構をより多く用いて像振れ補正を行うことができるように、補正最大角度を「小」に設定する。
ステップST64で像振れ補正制御部90は、補正最大角度を「大」に設定する。像振れ補正制御部90は、バッテリー残量が閾値よりも大きく、撮像装置に加わる振れも大きいことから、像振れ補正範囲の広いジンバル防振機構を用いて像振れ補正を行うことができるように、補正最大角度を「大」に設定する。なお、図14に示す処理は、例えば図13のステップST47よりも前に行うようにすればよい。
<9.撮像装置の他の構成と動作>
上述の撮像装置10では、第2補正部としてレンズシフト防振機構を用いた場合について説明したが、第2補正部は撮像光学系の光軸と直交する方向に撮像部の撮像素子を移動させて、撮像画像の像振れを補正する素子シフト防振機構を用いてもよい。
図15は、素子シフト防振機構を用いた撮像装置10の構成を示す図である。撮像装置10は、レンズユニット30、画像処理部61、表示部63、記録部64、ユーザーインタフェース(I/F)部65、制御部70を有している。また、撮像装置10は、ジンバル防振機構15と振れ検出部80と像振れ補正制御部90を有している。さらに、レンズユニット30には、撮像光学系32、撮像部50、撮像部50に設けられている撮像素子を撮像光学系32の光軸に対して直交する方向に移動させて像振れを補正する素子シフト防振機構51が設けられている。
撮像光学系32は、フォーカスレンズやズームレンズ等で構成されている。撮像光学系32では、例えばズームレンズを光軸方向に移動して焦点距離を可変する。またフォーカスレンズを光軸方向に移動してフォーカス調整を行う。
撮像部50は、撮像素子、前処理部、撮像駆動部等で構成されている。撮像素子は、光電変換処理を行い、撮像光学系32および補正レンズ36によって撮像面に結像された光学像を電気信号に変換する。撮像素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等が用いられる。前処理部は、撮像素子で生成された電気信号に対してCDS(correlated double sampling:相関2重サンプリング)等のノイズ除去処理を行う。また、前処理部は、電気信号の信号レベルを所望の信号レベルとするゲイン調整を行う。さらに、前処理部は、A/D変換処理を行い、ノイズ除去処理やゲイン調整が行われた電気信号であるアナログの画像信号をディジタルの画像信号に変換して、画像処理部61へ出力する。撮像駆動部は、後述する制御部70からの制御信号に基づき、撮像素子を駆動するために必要な動作パルス等の生成を行う。例えば、電荷を読み出すための電荷読出パルス、垂直方向や水平方向の転送を行うための転送パルス、電子シャッター動作を行うためのシャッターパルス等の生成を行う。
素子シフト防振機構51は、後述する像振れ補正制御部90からの第2駆動信号に基づき、撮像部50の撮像素子を撮像光学系32の光軸に対して直交方向に移動することで像振れを補正する。
ジンバル防振機構15は、後述する像振れ補正制御部90からの第1駆動信号に基づき、上述のようにレンズユニット30をヨーイング方向およびピッチング方向へ回動させることで像振れを補正する。
画像処理部61は、撮像部50から出力されたディジタルの画像信号に対してカメラプロセス処理等を行う。画像処理部61は、例えば画像信号に対してガンマ補正やニー補正等の非線形処理、色補正処理、輪郭強調処理等を行う。画像処理部61は処理後の画像信号を表示部63や記録部64へ出力する。
表示部63は、上述の表示パネル部106やファインダー部107を用いて構成されている。表示部63は、画像処理部61から出力された画像信号に基づきカメラスルー画像の表示等を行う。また、表示部63は、撮像装置10の動作設定を行うためのメニュー表示や動作状態表示等も行う。なお、表示部63は、表示画素数が撮像画像よりも少ない場合、撮像画像を表示画像数の表示画像に変換する処理を行う。
記録部64は、画像処理部61から出力された画像信号を記録媒体に記録する。記録媒体としては、メモリカードや光ディスク、磁気テープ等のように着脱可能であってもよく、固定タイプのHDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリモジュール等であってもよい。また、記録部64に、エンコーダやデコーダを設けて画像信号の圧縮符号化や伸張復号化を行い、記録媒体には符号化信号を記録するようにしてもよい。なお、記録部64では、記録媒体に記録されている画像信号や符号化信号を読み出して、記録されている画像を表示部63に表示するようにしてもよい。
ユーザーインタフェース(I/F)部65は、図1に示すズームレバー102や撮影ボタン103等で構成されている。ユーザーインタフェース部65は、ユーザー操作に応じた操作信号を生成して制御部70に出力する。
制御部70は、例えばCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)を備えている。CPUは、ROMに格納されている制御プログラムを必要に応じて読み出して実行する。ROMには、CPUにおいて実行されるプログラムや各種の処理において必要となるデータ等が予め記憶されている。RAMは、処理の途中結果などを一時記憶するいわゆる作業領域として用いられるメモリである。また、ROMまたはRAMは、各種の設定パラメータ等の情報や補正データ等を記憶する。制御部70は、ユーザーインタフェース部65からの操作信号等に応じて各部の制御を行い、ユーザー操作に応じた動作を撮像装置10で行わせる。
振れ検出部80は、撮像装置10(レンズユニット30)に加わる振れを検出して、検出結果を像振れ補正制御部90へ出力する。
像振れ補正制御部90は、振れ検出部80の検出結果に基づき第1駆動信号を生成してジンバル防振機構15と素子シフト防振機構51に供給して、像振れが補正されている撮像画像の画像信号を撮像部50で生成できるようにする。また、像振れ補正制御部90は、図8または図11に示すように構成して、第2補正量算出部922で撮像素子の移動量を算出して、算出した移動量だけ撮像素子を駆動する駆動信号を素子シフト防振機構51に供給する。このように撮像装置を構成すれば、レンズシフト防振機構35を用いた場合と同様な像振れ補正を行うことができる。
また、第2補正部では、電子像振れ補正を行うようにしてもよい。図16は、第2補正部として電子像振れ補正を用いた撮像装置の構成を示す図である。撮像装置10は、レンズユニット30、画像処理部61、画像切り出し部62、表示部63、記録部64、ユーザーインタフェース(I/F)部65、制御部70を有している。また、撮像装置10は、ジンバル防振機構15と振れ検出部80と像振れ補正制御部90を有している。
撮像光学系32は、フォーカスレンズやズームレンズ等で構成されている。撮像光学系32では、例えばズームレンズを光軸方向に移動して焦点距離を可変する。またフォーカスレンズを光軸方向に移動してフォーカス調整を行う。
撮像部50は、撮像素子、前処理部、撮像駆動部等で構成されている。撮像素子は、光電変換処理を行い、撮像光学系32および補正レンズ36によって撮像面に結像された光学像を電気信号に変換する。撮像素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等が用いられる。前処理部は、撮像素子で生成された電気信号に対してCDS(correlated double sampling:相関2重サンプリング)等のノイズ除去処理を行う。また、前処理部は、電気信号の信号レベルを所望の信号レベルとするゲイン調整を行う。さらに、前処理部は、A/D変換処理を行い、ノイズ除去処理やゲイン調整が行われた電気信号であるアナログの画像信号をディジタルの画像信号に変換して、画像処理部61へ出力する。撮像駆動部は、後述する制御部70からの制御信号に基づき、撮像素子を駆動するために必要な動作パルス等の生成を行う。例えば、電荷を読み出すための電荷読出パルス、垂直方向や水平方向の転送を行うための転送パルス、電子シャッター動作を行うためのシャッターパルス等の生成を行う。
ジンバル防振機構15は、後述する像振れ補正制御部90からの第1駆動信号に基づき、上述のようにレンズユニット30をヨーイング方向およびピッチング方向へ回動させることで像振れを補正する。
画像処理部61は、撮像部50から出力されたディジタルの画像信号に対してカメラプロセス処理等を行う。画像処理部61は、例えば画像信号に対してガンマ補正やニー補正等の非線形処理、色補正処理、輪郭強調処理等を行う。画像処理部61は処理後の画像信号を画像切り出し部62へ出力する。
画像切り出し部62は、画像処理部61から供給された画像信号に対して、画像切り出し領域の信号を切り出す信号処理を行い、切り出した画像信号を表示部63や記録部64へ出力する。また、画像切り出し部62は、像振れ補正制御部90からの第2駆動信号に基づき、振れに応じて画像の切り出し領域を変更して、像振れの補正された画像信号を出力する。
表示部63は、上述の表示パネル部106やファインダー部107を用いて構成されている。表示部63は、画像切り出し部62から出力された画像信号に基づきカメラスルー画像の表示等を行う。また、表示部63は、撮像装置10の動作設定を行うためのメニュー表示や動作状態表示等も行う。なお、表示部63は、表示画素数が撮像画像よりも少ない場合、撮像画像を表示画像数の表示画像に変換する処理を行う。
記録部64は、画像切り出し部62から出力された画像信号を記録媒体に記録する。記録媒体としては、メモリカードや光ディスク、磁気テープ等のように着脱可能であってもよく、固定タイプのHDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリモジュール等であってもよい。また、記録部64に、エンコーダやデコーダを設けて画像信号の圧縮符号化や伸張復号化を行い、記録媒体には符号化信号を記録するようにしてもよい。なお、記録部64では、記録媒体に記録されている画像信号や符号化信号を読み出して、記録されている画像を表示部63に表示するようにしてもよい。
ユーザーインタフェース(I/F)部65は、図1に示すズームレバー102や撮影ボタン103等で構成されている。ユーザーインタフェース部65は、ユーザー操作に応じた操作信号を生成して制御部70に出力する。
制御部70は、例えばCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)を備えている。CPUは、ROMに格納されている制御プログラムを必要に応じて読み出して実行する。ROMには、上述のように、CPUにおいて実行されるプログラムや各種の処理において必要となるデータ等が予め記憶されている。RAMは、処理の途中結果などを一時記憶するいわゆる作業領域として用いられるメモリである。また、ROMまたはRAMは、各種の設定パラメータ等の情報や補正データ等を記憶する。制御部70は、ユーザーインタフェース部65からの操作信号等に応じて各部の制御を行い、ユーザー操作に応じた動作を撮像装置10で行わせる。
振れ検出部80は、撮像装置10(レンズユニット30)に加わる振れを検出して、検出結果を像振れ補正制御部90へ出力する。
像振れ補正制御部90は、振れ検出部80の検出結果に基づき第1駆動信号を生成してジンバル防振機構15に供給して、像振れの補正が行われた画像信号を撮像部50で生成できるようにする。また、像振れ補正制御部90は、図8または図11に示すように構成して、第2補正量算出部922では、第2補正量として画像切り出し領域の算出を行う。第2駆動信号生成部923は、算出した画像切り出し領域を示す信号を第2駆動信号として画像切り出し部62へ出力する。
このように撮像装置を構成すれば、ジンバル防振機構15とレンズシフト防振機構35を用いた場合と同様に、像振れ補正性能を向上できる。また、第2補正部で電子像振れ補正を行うようすれば、補正レンズ36や撮像部50の撮像素子を移動させる機構が不要となり、撮像装置における可動部分を少なくできる。
さらに、上述の実施の形態では、角速度センサ等の振れ検出センサを用いて振れ検出部を構成して、撮像装置(レンズユニット)の振れを検出する場合について説明したが、撮像装置10は、撮像画像から振れを検出してもよい。例えば、画像処理部61は、撮像部50で生成された撮像画像の画像信号を用いてフレーム画像間のグローバル動きを検出する信号処理を行う。画像処理部61は、検出したグローバル動きを像振れ補正制御部90へ出力する。像振れ補正制御部90は、グローバル動きに基づき補正量の算出等を行い像振れ補正を行う。
明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させる。または、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリカード等のリムーバブル記録媒体に、一時的または永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、プログラムは、リムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトからLAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークを介して、コンピュータに無線または有線で転送してもよい。コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、本技術は、上述した技術の実施の形態に限定して解釈されるべきではない。この技術の実施の形態は、例示という形態で本技術を開示しており、本技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施の形態の修正や代用をなし得ることは自明である。すなわち、本技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
また、本技術の像振れ補正装置は以下のような構成も取ることができる。
(1) 撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有するレンズユニットと、
前記レンズユニットに加わる振れを検出する振れ検出部と、
前記撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸および前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに前記レンズユニットを回動させて像振れ補正を行う第1補正部と、
前記撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行う第2補正部と、
前記振れ検出部で検出された振れに応じて前記第1補正部と前記第2補正部を駆動する像振れ補正制御部と
を備える像振れ補正装置。
(2) 前記像振れ補正制御部は、前記第1補正部から前記レンズユニットの位置を示す位置情報を取得して、前記レンズユニットの位置と前記第1補正部の像振れ補正における補正位置との誤差の算出を行い、前記算出した誤差に基づき前記第2補正部を駆動する(1)に記載の像振れ補正装置。
(3) 前記像振れ補正制御部は、前記第1補正部の像振れ補正を所定の振れ範囲に制限して、前記所定の振れ範囲を超える分の振れに対する像振れ補正を前記第2補正部で行わせる(2)に記載の像振れ補正装置。
(4) 前記像振れ補正制御部は、前記レンズユニットに加わる振れに基づいて前記所定の振れ範囲を設定する(3)に記載の像振れ補正装置。
(5) 前記像振れ補正制御部は、当該像振れ補正装置を駆動するバッテリーの残量に応じて前記所定の振れ範囲を設定する(3)または(4)に記載の像振れ補正装置。
(6) 前記振れ検出部は、第1振れ検出部と第2振れ検出部を有し、
前記像振れ補正制御部は、第1振れ検出部で検出された振れに応じて前記第1補正部を駆動し、第2振れ検出部で検出された振れに応じて前記第2補正部を駆動する(1)乃至(5)の何れかに記載の像振れ補正装置。
(7) 前記第1振れ検出部は、当該像振れ補正装置における前記レンズユニットを除いた位置に設けて振れを検出して、前記第2振れ検出部は、前記レンズユニットに設けて振れを検出する(6)に記載の像振れ補正装置。
(8) 前記第1振れ検出部は前記第1補正部の像振れ補正性能に応じた検出特性として、前記第2振れ検出部は前記第2補正部の像振れ補正性能に応じた検出特性とする(6)に記載の像振れ補正装置。
(9) 前記第2補正部は、前記レンズユニット内に設けられた補正レンズを前記撮像光学系の光軸に対して直交する方向に駆動して前記撮像画像に対する像振れ補正を行う(1)乃至(8)の何れかに記載の像振れ補正装置。
(10) 前記第2補正部は、前記撮像部を前記撮像レンズの光軸に対して直交する方向に駆動して前記撮像画像に対する像振れ補正を行う(1)乃至(9)の何れかに記載の像振れ補正装置。
(11) 前記第2補正部は、前記撮像部で生成された画像信号を用いて画像切り出しを行い、画像切り出し範囲を変更することで前記撮像画像に対する像振れ補正を行う(1)乃至(10)の何れかに記載の像振れ補正装置。
この技術の像振れ補正装置と像振れ補正方法および撮像装置では、撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有するレンズユニットに加わる振れが振れ検出部によって検出されて、検出された振れに応じて第1補正部が像振れ補正制御部によって駆動されて、検出された振れに応じて撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と光軸および第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とにレンズユニットを回動させて像振れ補正が行われる。また、検出された振れに応じて第2補正部が像振れ補正制御部によって駆動されて、撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正が行われる。このため、第1補正部によって像振れ補正範囲を広くできるだけでなく、第1補正部で像振れ補正の誤差が生じても第2補正部によって誤差を補償することが可能となり、良好な補正画像を得ることができる像振れ補正範囲を広くできる。したがって、撮像装置例えばビデオカメラやスチルカメラ、撮像機能を有する携帯電話や通信端末装置等に適している。
10・・・撮像装置
15・・・ジンバル防振機構
16・・・外フレーム
17・・・内フレーム
18・・・保持フレーム
30・・・レンズユニット
31・・・鏡筒
32・・・撮像光学系
35・・・レンズシフト防振機構
36・・・補正レンズ
37・・・補正レンズ保持枠
40・・・補正レンズ支持機構
41・・・補正レンズ移動機構
50・・・撮像部
51・・・素子シフト防振機構
61・・・画像処理部
62・・・画像切り出し部
63・・・表示部
64・・・記録部
65・・・ユーザーインタフェース部
70・・・制御部
80・・・振れ検出部
90・・・像振れ補正制御部
191,192・・・駆動モーター
191a,192a・・・出力軸
201,202・・・副軸
374,375・・・コイル
414,415・・・磁石
811・・・第1振れ検出部
821・・・第2振れ検出部
911・・・第1信号処理部
912・・・第1補正量算出部
913・・・第1駆動信号生成部
914・・・位置取得部
915・・・誤差算出部
921・・・第2信号処理部
922・・・第2補正量算出部
923・・・第2駆動信号生成部

Claims (13)

  1. 撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有するレンズユニットと、
    前記レンズユニットに加わる振れを検出する振れ検出部と、
    前記撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸および前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに前記レンズユニットを回動させて像振れ補正を行う第1補正部と、
    前記撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行う第2補正部と、
    前記振れ検出部で検出された振れに応じて前記第1補正部と前記第2補正部を駆動する像振れ補正制御部と
    を備える像振れ補正装置。
  2. 前記像振れ補正制御部は、前記第1補正部から前記レンズユニットの位置を示す位置情報を取得して、前記レンズユニットの位置と前記第1補正部の像振れ補正における補正位置との誤差の算出を行い、前記算出した誤差に基づき前記第2補正部を駆動する
    請求項1記載の像振れ補正装置。
  3. 前記像振れ補正制御部は、前記第1補正部の像振れ補正を所定の振れ範囲に制限して、前記所定の振れ範囲を超える分の振れに対する像振れ補正を前記第2補正部で行わせる
    請求項2記載の像振れ補正装置。
  4. 前記像振れ補正制御部は、前記レンズユニットに加わる振れに基づいて前記所定の振れ範囲を設定する
    請求項3記載の像振れ補正装置。
  5. 前記像振れ補正制御部は、当該像振れ補正装置を駆動するバッテリーの残量に応じて前記所定の振れ範囲を設定する
    請求項3記載の像振れ補正装置。
  6. 前記振れ検出部は、第1振れ検出部と第2振れ検出部を有し、
    前記像振れ補正制御部は、第1振れ検出部で検出された振れに応じて前記第1補正部を駆動し、第2振れ検出部で検出された振れに応じて前記第2補正部を駆動する
    請求項1記載の像振れ補正装置。
  7. 前記第1振れ検出部は、当該像振れ補正装置における前記レンズユニットを除いた位置に設けて振れを検出して、前記第2振れ検出部は、前記レンズユニットに設けて振れを検出する
    請求項6記載の像振れ補正装置。
  8. 前記第1振れ検出部は前記第1補正部の像振れ補正性能に応じた検出特性として、前記第2振れ検出部は前記第2補正部の像振れ補正性能に応じた検出特性とする
    請求項6記載の像振れ補正装置。
  9. 前記第2補正部は、前記レンズユニット内に設けられた補正レンズを前記撮像光学系の光軸に対して直交する方向に駆動して前記撮像画像に対する像振れ補正を行う
    請求項1記載の像振れ補正装置。
  10. 前記第2補正部は、前記撮像部を前記撮像レンズの光軸に対して直交する方向に駆動して前記撮像画像に対する像振れ補正を行う
    請求項1記載の像振れ補正装置。
  11. 前記第2補正部は、前記撮像部で生成された画像信号を用いて画像切り出しを行い、画像切り出し範囲を変更することで前記撮像画像に対する像振れ補正を行う
    請求項1記載の像振れ補正装置。
  12. 撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有するレンズユニットに加わる振れを検出する工程と、
    前記撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸および前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに前記レンズユニットを回動させて像振れ補正を行う第1補正部と、前記撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行う第2補正部を、前記検出された振れに応じて駆動する工程とを
    含む像振れ補正方法。
  13. 撮像光学系と撮像画像の画像信号を生成する撮像部を有するレンズユニットと、
    前記レンズユニットに加わる振れを検出する振れ検出部と、
    前記撮像光学系の光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸および前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに前記レンズユニットを回動させて像振れ補正を行う第1補正部と、
    前記撮像光学系によって得られる撮像画像に対する像振れ補正を行う第2補正部と、
    前記振れ検出部で検出された振れに応じて前記第1補正部と前記第2補正部を駆動する像振れ補正制御部と、
    前記撮像部で生成された画像信号の信号処理を行う信号処理部と
    を備える撮像装置。
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