JP2013246413A - 像ぶれ補正装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズユニットの第1の方向又は第2の方向の一方の方向における回動の他方の方向における位置検出に対する影響を防止してレンズユニットの位置検出精度の向上を図る。
【解決手段】レンズユニット21に対して第1の方向へ回動させる推力を付与し第1の支点軸又は第2の支点軸の一方を挟んで位置される第1の駆動部30と、レンズユニットに対して第2の方向へ回動させる推力を付与し第1の支点軸又は第2の支点軸の他方を挟んで位置される第2の駆動部31と、第1の支点軸又は第2の支点軸の一方を挟んで位置される一対の第1の検出部28と、第1の支点軸又は第2の支点軸の他方を挟んで位置される一対の第2の検出部29とを備え、レンズユニットの第1の方向における位置が一対の第1の検出部の合成出力によって検出され、レンズユニットの第2の方向における位置が一対の第2の検出部の合成出力によって検出されるようにした。
【選択図】図7

Description

本技術は像ぶれ補正装置及び撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、一対の推力発生部と一対の第1の検出部をそれぞれ支点軸を挟んで反対側に位置させレンズユニットの位置が一対の検出部の合成出力によって検出されるようにしてレンズユニットの位置検出精度の向上を図る技術分野に関する。
ビデオカメラやスチルカメラ等の撮像装置には、レンズを光軸方向に直交する方向へ移動させて像ぶれの補正を行う像ぶれ補正装置が設けられているものがある。
このような撮像装置に設けられた像ぶれ補正装置には、レンズを有するレンズユニットが外筐に対してレンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と光軸及び第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
可動部として設けられたレンズユニットは第1の支点軸を支点として固定部に対してヨーイング方向へ回動されると共に第2の支点軸を支点としてピッチング方向へ回動され、像ぶれの補正が行われる。
特開平7−274056号公報
ところで、特許文献1に記載されたような像ぶれ補正装置においては、画像のぶれを補正するためにレンズユニットのヨーイング方向及びピッチング方向の位置を正確に検出し、各方向における適正なぶれ補正量を算出する必要がある。位置検出は可動部又は固定部の一方に設けられた位置検出部と他方に設けられた被検出部との相対位置が検出されることにより行われる。
ところが、撮影時にはレンズユニットの基準位置に対する位置検出がヨーイング方向とピッチング方向の両方向において各別に同時に行われるため、レンズユニットがヨーイング方向又はピッチング方向の一方へ回動されたときに他方の位置検出に影響を及ぼすおそれがある。
例えば、レンズユニットがヨーイング方向へ回動されたときには、位置検出部と被検出部の一方がレンズユニットに伴って変位されるため、両者の相対位置が変化した状態でレンズユニットのピッチング方向における位置検出が行われることになり、レンズユニットのヨーイング方向への回動がピッチング方向における位置検出精度の低下を来たすおそれがある。
逆に、レンズユニットがピッチング方向へ回動されたときにも、位置検出部と被検出部の一方がレンズユニットに伴って変位されるため、両者の相対位置が変化した状態でレンズユニットのヨーイング方向における位置検出が行われることになり、レンズユニットのピッチング方向への回動がヨーイング方向における位置検出精度の低下を来たすおそれがある。
そこで、本技術像ぶれ補正装置及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、レンズユニットの第1の方向又は第2の方向の一方の方向における回動の他方の方向における位置検出に対する影響を防止してレンズユニットの位置検出精度の向上を図る技術分野に関する。
第1に、像ぶれ補正装置は、上記した課題を解決するために、少なくとも一つのレンズを有し、外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされたレンズユニットと、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットに対して前記第1の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の推力発生部を有する第1の駆動部と、前記レンズユニットに対して前記第2の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の推力発生部を有する第2の駆動部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の検出部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の検出部とを備え、前記レンズユニットの前記第1の方向における位置が前記一対の第1の検出部の合成出力によって検出され、前記レンズユニットの前記第2の方向における位置が前記一対の第2の検出部の合成出力によって検出されるようにしたものである。
従って、像ぶれ補正装置にあっては、レンズユニットの回動時に一対の第1の推力発生部、一対の第2の推力発生部、一対の第1の位置検出部及び一対の第2の位置検出部がそれぞれ第1の支点軸又は第2の支点軸を中心にして対称な状態で変位される。
第2に、上記したぶれ補正装置においては、前記一対の第1の推力発生部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の推力発生部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第1の検出部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の検出部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置されることが望ましい。
一対の第1の推力発生部が第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、一対の第2の推力発生部が第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、一対の第1の検出部が第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、一対の第2の検出部が第1の支点軸を挟んで反対側に位置されることにより、レンズユニットが第1の方向又は第2の方向の一方へ回動されたときの第1の方向又は第2の方向の他方におけるレンズユニットの位置検出精度への影響が回避される。
第3に、上記したぶれ補正装置においては、前記一対の第1の推力発生部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の推力発生部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第1の検出部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の検出部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置されることが望ましい。
一対の第1の推力発生部が第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、一対の第2の推力発生部が第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、一対の第1の検出部が第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、一対の第2の検出部が第2の支点軸を挟んで反対側に位置されることにより、レンズユニットが第1の方向又は第2の方向の一方へ回動されたときの第1の方向又は第2の方向の他方におけるレンズユニットの位置検出精度への影響が回避される。
第4に、上記したぶれ補正装置においては、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が前記レンズユニットの外周側に設けられることが望ましい。
第1の駆動部と第2の駆動部がレンズユニットの外周側に設けられることにより、光軸方向において第1の駆動部と第2の駆動部が存在しない。
第5に、上記したぶれ補正装置においては、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が光軸方向において前記レンズユニットの外面側に設けられることが望ましい。
第1の駆動部と第2の駆動部が光軸方向においてレンズユニットの外面側に設けられることにより、第1の駆動部と第2の駆動部がレンズユニットの外周側に存在しない。
第6に、上記したぶれ補正装置においては、前記レンズユニットに前記レンズを有する本体と前記本体を光軸回り方向へ回動自在に支持する支持部材とが設けられ、前記本体が前記光軸回り方向へ回動可能とされることが望ましい。
レンズユニットにレンズを有する本体と本体を光軸回り方向へ回動自在に支持する支持部材とが設けられ、本体が光軸回り方向へ回動可能とされることにより、本体が支持部材に対して光軸回り方向へ回動される。
第7に、上記したぶれ補正装置においては、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部によって回動用アクチュエーターが構成され、前記回動用アクチュエーターによって前記本体が前記光軸回り方向へ回動されるようにすることが望ましい。
第1の駆動部と第2の駆動部によって回動用アクチュエーターが構成され、回動用アクチュエーターによって本体が光軸回り方向へ回動されるようにすることにより、本体を光軸回り方向へ回動させる専用の駆動部が必要ない。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、少なくとも一つのレンズを有するレンズユニットと前記レンズユニットが内部に配置された外筐とを有し、前記レンズユニットが前記外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動されて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、前記像ぶれ補正装置は、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットに対して前記第1の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の推力発生部を有する第1の駆動部と、前記レンズユニットに対して前記第2の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の推力発生部を有する第2の駆動部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の検出部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の検出部とを備え、前記レンズユニットの前記第1の方向における位置が前記一対の第1の検出部の合成出力によって検出され、前記レンズユニットの前記第2の方向における位置が前記一対の第2の検出部の合成出力によって検出されるようにしたものである。
従って、撮像装置にあっては、像ぶれ補正装置において、レンズユニットの回動時に一対の第1の推力発生部、一対の第2の推力発生部、一対の第1の位置検出部及び一対の第2の位置検出部がそれぞれ第1の支点軸又は第2の支点軸を中心にして対称な状態で変位される。
本技術像ぶれ補正装置は、少なくとも一つのレンズを有し、外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされたレンズユニットと、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットに対して前記第1の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の推力発生部を有する第1の駆動部と、前記レンズユニットに対して前記第2の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の推力発生部を有する第2の駆動部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の検出部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の検出部とを備え、前記レンズユニットの前記第1の方向における位置が前記一対の第1の検出部の合成出力によって検出され、前記レンズユニットの前記第2の方向における位置が前記一対の第2の検出部の合成出力によって検出されるようにしている。
従って、レンズユニットが第1の方向又は第2の方向の一方へ回動されたときに第1の方向又は第2の方向の他方におけるレンズユニットの位置検出に対して影響が及ばず、レンズユニットの位置検出精度の向上を図ることができる。
請求項2に記載した技術にあっては、前記一対の第1の推力発生部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の推力発生部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第1の検出部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の検出部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置されている。
従って、レンズユニットが第1の方向又は第2の方向の一方へ回動されたときの第1の方向又は第2の方向の他方におけるレンズユニットの位置検出精度への影響を回避することができ、簡素な構成によりレンズユニットの位置検出精度の向上を図ることができる。
請求項3に記載した技術にあっては、前記一対の第1の推力発生部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の推力発生部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第1の検出部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の検出部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置されている。
従って、レンズユニットが第1の方向又は第2の方向の一方へ回動されたときの第1の方向又は第2の方向の他方におけるレンズユニットの位置検出精度への影響を回避することができ、簡素な構成によりレンズユニットの位置検出精度の向上を図ることができる。
請求項4に記載した技術にあっては、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が前記レンズユニットの外周側に設けられている。
従って、光軸方向における小型化を確保した上でレンズユニットの位置検出精度の向上を図ることができる。
請求項5に記載した技術にあっては、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が光軸方向において前記レンズユニットの外面側に設けられている。
従って、光軸に直交する方向における小型化を確保した上でレンズユニットの位置検出精度の向上を図ることができる。
請求項6に記載した技術にあっては、前記レンズユニットに前記レンズを有する本体と前記本体を光軸回り方向へ回動自在に支持する支持部材とが設けられ、前記本体が前記光軸回り方向へ回動可能とされている。
従って、レンズユニットを光軸回り方向にも回動させることができ、光軸回り方向にもぶれ補正動作が行われ一層の画質の向上を図ることができる。
請求項7に記載した技術にあっては、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部によって回動用アクチュエーターが構成され、前記回動用アクチュエーターによって前記本体が前記光軸回り方向へ回動されるようにしている。
従って、本体を光軸回り方向へ回動させる専用の駆動部が必要なく、部品点数及び配置スペースの低減による構造の簡素化及び小型化を図ることができる。
本技術撮像装置は、少なくとも一つのレンズを有するレンズユニットと前記レンズユニットが内部に配置された外筐とを有し、前記レンズユニットが前記外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動されて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、前記像ぶれ補正装置は、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットに対して前記第1の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の推力発生部を有する第1の駆動部と、前記レンズユニットに対して前記第2の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の推力発生部を有する第2の駆動部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の検出部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の検出部とを備え、前記レンズユニットの前記第1の方向における位置が前記一対の第1の検出部の合成出力によって検出され、前記レンズユニットの前記第2の方向における位置が前記一対の第2の検出部の合成出力によって検出されるようにしている。
従って、像ぶれ補正装置において、レンズユニットが第1の方向又は第2の方向の一方へ回動されたときに第1の方向又は第2の方向の他方におけるレンズユニットの位置検出に対して影響が及ばず、レンズユニットの位置検出精度の向上を図ることができる。
以下に、本技術像ぶれ補正装置及び撮像装置を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本技術撮像装置をビデオカメラに適用し、本技術像ぶれ補正装置をこのビデオカメラに設けられた像ぶれ補正装置に適用したものである。
尚、本技術撮像装置及び像ぶれ補正装置の適用範囲はそれぞれビデオカメラ及びビデオカメラに設けられた像ぶれ補正装置に限られることはない。本技術撮像装置及び像ぶれ補正装置は、例えば、スチルカメラ、携帯電話やパーソナルコンピューター等の各種の機器に組み込まれた撮像装置又はこれらの撮像装置に設けられた像ぶれ補正装置に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、ビデオカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
また、以下に示すレンズは、単一のレンズによって構成されているもの及び複数のレンズによりレンズ群として構成されているものの両者を含む意味である。
[撮像装置の全体構成]
撮像装置1は外筐2の内外に所要の各部が配置されて成る(図1及び図2参照)。外筐2は、例えば、前後方向に長いケース状に形成され、前端部がフロントパネル部3として設けられ、後端部における上端部が後方に開口された収納ケース部4として設けられている。
外筐2の上面2aにはマイクロフォン5、5、インターフェースカバー6及び操作スイッチ7、7が前側から順に配置されている。操作スイッチ7、7は、例えば、ズームレバーと撮影釦である。
外筐2の一方の側面2bには電源釦、画像再生釦等の各種の操作釦8、8、・・・が配置されている。外筐2の一方の側面2bにはメモリーカード9が装着される。
外筐2の後面2cにはモード切替釦や録画釦等の操作釦10、10が配置されている。
外筐2の後面にはバッテリー11が装着され、バッテリー11は一部が外筐2の後面2cより後方へ突出される。
フロントパネル部3の上端部にはフラッシュ12が配置されている。フラッシュ12は夜間撮影時等に用いられ、フラッシュ12からは補助光が前方へ向けて出射される。
外筐2の側面部には表示部13が回動自在かつ回転自在に連結されている。表示部13は前端部が外筐2に連結され、表示面13aを有している。
撮像装置1の後端部にはファインダー14が連結され、ファインダー14は収納ケース部4に対して前後方向へスライド可能及びチルト方向へ回動可能とされている。
ファインダー14は、後端部を除いた部分が収納ケース部4に収納される収納位置と収納ケース部4から引き出される引出位置との間でスライド可能とされている。また、ファインダー14は引出位置において前端部を支点としてチルト方向へ回動可能とされている。
[像ぶれ補正装置の構成(第1の実施の形態)]
以下に、第1の実施の形態に係る像ぶれ補正装置20について説明する(図1乃至図9参照)。
外筐2の内部には像ぶれ補正装置20が配置されている(図1及び図2参照)。像ぶれ補正装置20はレンズユニット21とレンズユニット21を支持する固定部材22とを有している(図3乃至図5参照)。
レンズユニット21は光軸方向に延びる形状に形成され、例えば、略長方形状に形成されている。レンズユニット21には光軸方向に並んで配置された複数のレンズ又はレンズ群が設けられ、最も前側(物体側)に前玉と称される撮影レンズ23が配置されている。
レンズユニット21には、左右両面にそれぞれ外方へ突出された第1の回動軸21a、21aが設けられ、上下両面にそれぞれ外方に開口された第1の支持溝21b、21bが形成されている。第1の支持溝21b、21bは前後に延びる形状に形成されている。
レンズユニット21には、一方の側面に第1の駆動マグネット24、24が取り付けられ、例えば、上面に第2の駆動マグネット25、25が取り付けられている。第1の駆動マグネット24、24は第1の回動軸21aを挟んで上下に位置され、N極とS極が前後で着磁されている。第2の駆動マグネット25、25は第1の支持溝21bを挟んで左右に位置され、N極とS極が前後で着磁されている。
固定部材22は、例えば、矩形の枠状に形成されている。固定部材22には上下両面部にそれぞれ内方へ突出された第2の回動軸22a、22aが設けられ、左右両面部にそれぞれ左右に貫通された第2の支持溝22b、22bが形成されている。第2の支持溝22b、22bは前後に延びる形状に形成されている。
固定部材22には、一方の側面部に第1の駆動コイル26、26が取り付けられ、例えば、上面部に第2の駆動コイル27、27が取り付けられている。第1の駆動コイル26、26は第2の支持溝22bを挟んで上下に位置され、第2の駆動コイル27、27は第2の回動軸22aを挟んで左右に位置されている。
第1の駆動コイル26、26の中央部にはそれぞれ第1の検出部28、28が配置され、第2の駆動コイル27、27の中央部にはそれぞれ第2の検出部29、29が配置されている。第1の検出部28、28と第2の検出部29、29としては、例えば、ホール素子が用いられている。
固定部材22の左右両面部にはレンズユニット21の光軸方向(前後方向)への移動を規制する規制部として機能する規制壁部22c、22cがそれぞれ設けられている。規制壁部22cは外方へ突出され、外方へ凸の円弧状に形成されている。
上記のように構成されたレンズユニット21と固定部材22において、レンズユニット21の第1の回動軸21a、21aがそれぞれ固定部材22の第2の支持溝22b、22bに挿入され、固定部材22の第2の回動軸22a、22aがそれぞれレンズユニット21の第1の支持溝21b、21bに挿入され、レンズユニット21が固定部材22に回動自在に支持される。このとき第2の支持溝22b、22bと第1の支持溝21b、21bがそれぞれ前後に延びる形状に形成されているため、第1の回動軸21a、21aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに対して摺動可能とされ、第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝21b、21bに対して摺動可能とされる。
レンズユニット21は固定部材22に対して第2の回動軸22a、22aを支点として第1の方向(ヨーイング方向)へ回動可能とされると共に第1の回動軸21a、21aを支点として第2の方向(ピッチング方向)へ回動可能とされる。第2の回動軸22a、22aを結ぶ軸は光軸に直交する第1の支点軸P(図5参照)とされ、レンズユニット21は第1の支点軸Pの軸回り方向である第1の方向へ回動される。また、第1の回動軸21a、21aを結ぶ軸は光軸及び第1の支点軸Pにともに直交する第2の支点軸Q(図5参照)とされ、レンズユニット21は第2の支点軸Qの軸回り方向である第2の方向へ回動される。
固定部材22の規制壁部22c、22cは、上記したように、外方に凸の円弧状に形成されており、第1の支点軸Pと第2の支点軸Qの交点S(図5参照)を中心とした円弧状に形成されている。従って、レンズユニット21の第1の方向への回動時には第1の回動軸21a、21aの先端がそれぞれ規制壁部22c、22cの内面に摺動され、レンズユニット21が固定部材22に対して光軸方向へ移動されない。
レンズユニット21に取り付けられた第1の駆動マグネット24、24と固定部材22に取り付けられた第1の駆動コイル26、26とはそれぞれ左右方向において対向して位置されている。第1の駆動マグネット24、24と第1の駆動コイル26、26によってレンズユニット21を第1の方向へ回動させる第1の駆動部30が構成される。第1の駆動部30において、一方の第1の駆動マグネット24と一方の第1の駆動コイル26はレンズユニット21に第1の方向への回動力(推力)を付与する第1の推力発生部とされる。また、他方の第1の駆動マグネット24と他方の第1の駆動コイル26もレンズユニット21に第1の方向への回動力(推力)を付与する第1の推力発生部とされる。これらの一対の第1の推力発生部は第2の支点軸Qを挟んで反対側に位置されている。
一方、レンズユニット21に取り付けられた第2の駆動マグネット25、25と固定部材22に取り付けられた第2の駆動コイル27、27とはそれぞれ上下方向において対向して位置されている。第2の駆動マグネット25、25と第2の駆動コイル27、27によってレンズユニット21を第2の方向へ回動させる第2の駆動部31が構成される。第2の駆動部31において、一方の第2の駆動マグネット25と一方の第2の駆動コイル27はレンズユニット21に第2の方向への回動力(推力)を付与する第2の推力発生部とされる。また、他方の第2の駆動マグネット25と他方の第2の駆動コイル27もレンズユニット21に第2の方向への回動力(推力)を付与する第2の推力発生部とされる。これらの一対の第2の推力発生部は第1の支点軸Pを挟んで反対側に位置されている。
尚、上記には、レンズユニット21と固定部材22の側面部に第1の駆動部30が構成され、レンズユニット21と固定部材22の上面部に第2の駆動部31が構成された例を示したが、逆に、レンズユニット21と固定部材22の側面部にレンズユニット21を第2の方向へ回動させる第2の駆動部が構成され、レンズユニット21と固定部材22の上面部にレンズユニット21を第1の方向へ回動させる第1の駆動部が構成されてもよい。
また、第1の駆動部や第2の駆動部はレンズユニット21と固定部材22の他方の側面側や下面側に構成されてもよい。
さらに、上記には、第1の方向への回動支点として機能する第2の回動軸22a、22aが固定部材22に設けられ、第2の方向への回動支点として機能する第1の回動軸21a、21aがレンズユニット21に設けられた例を示した。しかしながら、逆に、第1の方向への回動支点として機能する回動軸がレンズユニットに設けられ、第2の方向への回動支点として機能する回動軸が固定部材22に設けられるようにしてもよい。この場合には第1の方向への回動支点として機能する回動軸が挿入される支持溝が固定部材に形成され、第2の方向への回動支点として機能する回動軸が挿入される支持溝がレンズユニットに形成される。
さらにまた、上記には、レンズユニット21に第1の駆動マグネット24、24と第2の駆動マグネット25、25が配置され、固定部材22に第1の駆動コイル26、26と第2の駆動コイル27、27が配置された例を示したが、逆に、レンズユニット21に駆動コイルが配置され固定部材22に駆動マグネットが配置されてもよい。
レンズユニット21が回動されてぶれ補正動作が行われるときには、第1の検出部28、28によって第1の駆動マグネット24、24の磁界の変化が検出されてレンズユニット21の第1の方向における位置が随時検出され、第2の検出部29、29によって第2の駆動マグネット25、25の磁界の変化が検出されてレンズユニット21の第2の方向における位置が随時検出される。
[像ぶれ補正装置の動作(第1の実施の形態)]
以下に、像ぶれ補正装置20におけるぶれ補正動作とこの動作において行われる位置検出について説明する(図6乃至図21参照)。
ぶれ補正動作においては、第1の方向(ヨーイング方向)と第2の方向(ピッチング方向)におけるレンズユニット21の位置検出がそれぞれ第1の検出部28、28と第2の検出部29、29によって行われる。以下には、ぶれ補正動作とこの動作において行われる四つの位置検出方法、即ち、第1の位置検出方法(図6乃至図9参照)、第2の位置検出方法(図10乃至図13参照)、第3の位置検出方法(図14乃至図17参照)及び第4の位置検出方法(図18乃至図21参照)について説明する。
尚、図6乃至図21において、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。
先ず、ぶれ補正動作について説明する。
ぶれ補正動作が行われる前の状態においては、像ぶれ補正装置20は第1の方向にも第2の方向にも回動されていない基準位置にある(図6、図10、図14及び図18参照)。
像ぶれ補正装置20において、第1の駆動部30の第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、同じ方向への推力が発生するように通電が行われると、第1の支点軸Pを支点としてレンズユニット21が第1の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図7、図11、図15及び図19参照)。このとき第1の回動軸21a、21aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに摺動され、第1の回動軸21a、21aがレンズユニット21の回動に支障を来たすことなくレンズユニット21のぶれ補正動作が円滑に行われる。
一方、第2の駆動部31の第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、同じ方向への推力が発生するように通電が行われると、第2の支点軸Qを支点としてレンズユニット21が第2の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図8、図12、図16及び図20参照)。このとき第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝21b、21bに摺動され、第2の回動軸22a、22aがレンズユニット21の回動に支障を来たすことなくレンズユニット21のぶれ補正動作が円滑に行われる。
また、第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電と第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電が同時に行われると、第1の支点軸Pを支点としてレンズユニット21が第1の方向へ回動されると共に第2の支点軸Qを支点としてレンズユニット21が第2の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図9、図13、図17及び図21参照)。このとき第1の回動軸21a、21aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに摺動されると共に第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝21b、21bに摺動され、第1の回動軸21a、21aと第2の回動軸22a、22aがレンズユニット21の回動に支障を来たすことなくレンズユニット21のぶれ補正動作が円滑に行われる。
レンズユニット21の第1の方向への回動時には、第1の回動軸21a、21aの先端がそれぞれ規制壁部22c、22cの内面に摺動され、レンズユニット21が固定部材22に対して光軸方向へ移動されない。また、レンズユニット21の第2の方向への回動時においても、第1の回動軸21a、21aがそれぞれ規制壁部22c、22cに光軸方向への移動を規制される。
次に、位置検出方法について説明する。
レンズユニット21の第1の方向における位置検出は第1の検出部28、28の合成出力によって行われ、レンズユニット21の第2の方向における位置検出は第2の検出部29、29の合成出力によって行われる。図6乃至図21の各図において、Yは第1の方向(ヨーイング方向)におけるレンズユニット21の位置を示す合成出力であり、Pは第2の方向(ピッチング方向)におけるレンズユニット21の位置を示す合成出力である。
また、各図に示す駆動マグネット(第1の駆動マグネット24、24と第2の駆動マグネット25、25)において、黒塗りにされた部分はN極を示し、梨子地にされた部分はS極を示す。第1の検出部28と第2の検出部29における出力は、例えば、N極の磁界をS極の磁界より大きく検出した場合にはプラス(+)になり、S極の磁界をN極の磁界より大きく検出した場合にはマイナス(−)になる。
以下には、各出力がプラスの場合には(+)Ya、(+)Yb、(+)Pa、(+)Pbとして示し、各出力がマイナスの場合には(−)Ya、(−)Yb、(−)Pa、(−)Pbとして示す。
<第1の位置検出方法>
Yaは上側に位置する第1の検出部28の出力を示し、Ybは下側に位置する第1の検出部28の出力を示し、Paは右側に位置する第2の検出部29の出力を示し、Pbは左側に位置する第2の検出部29の出力を示す。第1の位置検出方法においては、第1の方向における位置検出がY=Ya−Ybで算出されて行われ、第2の方向における位置検出がP=Pa−Pbで算出されて行われる。
レンズユニット21と固定部材22の側面部にレンズユニット21を第1の方向へ回動させる第1の駆動部30が設けられ、レンズユニット21と固定部材22の上面部にレンズユニット21を第2の方向へ回動させる第2の駆動部31が設けられている。
レンズユニット21と固定部材22の側面部にレンズユニット21の第1の方向における位置を検出する第1の検出部28、28が配置され、レンズユニット21と固定部材22の上面部にレンズユニット21の第2の方向における位置を検出する第2の検出部29、29が配置されている。上側に位置された第1の検出部28と右側に位置された第2の検出部29とは前側がN極にされ後側がS極にされ、下側に位置された第1の検出部28と左側に位置された第2の検出部29とは前側がS極にされ後側がN極にされている。
レンズユニット21が基準位置にある状態(図6参照)においては、Ya、Yb、Pa、Pbが何れも0であり、合成出力Y、Pとも0である。
レンズユニット21が第1の方向(左方)へ回動された状態(図7参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(+)Ya−(−)Ybで算出されて+Yになりレンズユニット21が第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(−)Pa−(−)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21の第1の方向への回動が第2の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21が第2の方向(上方)へ回動された状態(図8参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(+)Ya−(+)Ybで算出されて0になり、第2の方向の合成出力が(+)Pa−(−)Pbで算出されて+Pになりレンズユニット21が第2の方向へ回動されたことが検出される。従って、レンズユニット21の第2の方向への回動が第1の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21が第1の方向(左方)及び第2の方向(上方)へ回動された状態(図9参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(+)Ya−(−)Ybで算出され(+)Yaの絶対値が(−)Ybの絶対値より大きいため+Yになりレンズユニット21が第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(+)Pa−(−)Pbで算出され(+)Paの絶対値が(−)Pbの絶対値より大きいため+Pになりレンズユニット21が第2の方向へ回動されたことが検出される。
尚、レンズユニット21が第1の方向又は第2の方向において上記とは異なる方向へ回動されたとき、即ち、レンズユニット21が右方へ回動されたとき、
下方へ回動されたとき、左方かつ下方へ回動されたとき、右方かつ上方へ回動されたとき、右方かつ下方へ回動されたときにも、上記と同様にして位置検出が行われる。
例えば、レンズユニット21が第1の方向において上記とは逆方向(右方)へ回動された状態においては、第1の方向の合成出力Yが(−)Ya−(+)Ybで算出されて−Yになりレンズユニット21が第1の方向において逆方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(+)Pa−(+)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21の第1の方向への回動が第2の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
また、例えば、レンズユニット21が第2の方向において上記とは逆方向(下方)へ回動された状態においては、第1の方向の合成出力Yが(−)Ya−(−)Ybで算出されて0になり、第2の方向の合成出力が(−)Pa−(+)Pbで算出されて−Pになり、レンズユニット21が第2の方向において逆方向へ回動されたことが検出される。従って、レンズユニット21の第2の方向への回動が第1の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21が第1の方向と第2の方向において上記とは異なる方向へ回動された状態においても上記と同様にレンズユニット21の一方の方向への回動が他方の方向における検出に影響を及ぼさず、これらの場合の位置検出の説明については省略する。尚、以下に説明する第2の位置検出方法乃至第4の位置検出方法においても、異なる方向へ回動された場合の説明については省略する。
<第2の位置検出方法>
Yaは上側に位置する第1の検出部28の出力を示し、Ybは下側に位置する第1の検出部28の出力を示し、Paは右側に位置する第2の検出部29の出力を示し、Pbは左側に位置する第2の検出部29の出力を示す。第2の位置検出方法においては、第1の方向における位置検出がY=Ya+Ybで算出されて行われ、第2の方向における位置検出がP=Pa+Pbで算出されて行われる。
レンズユニット21と固定部材22の側面部にレンズユニット21を第1の方向へ回動させる第1の駆動部30が設けられ、レンズユニット21と固定部材22の上面部にレンズユニット21を第2の方向へ回動させる第2の駆動部31が設けられている。
レンズユニット21と固定部材22の側面部にレンズユニット21の第1の方向における位置を検出する第1の検出部28、28が配置され、レンズユニット21と固定部材22の上面部にレンズユニット21の第2の方向における位置を検出する第2の検出部29、29が配置されている。上側に位置された第1の検出部28と右側に位置された第2の検出部29と下側に位置された第1の検出部28と左側に位置された第2の検出部29とは何れも前側がN極にされ後側がS極にされている。
レンズユニット21が基準位置にある状態(図10参照)においては、Ya、Yb、Pa、Pbが何れも0であり、合成出力Y、Pとも0である。
レンズユニット21が第1の方向へ回動された状態(図11参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(+)Ya+(+)Ybで算出されて+Yになりレンズユニット21が第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(−)Pa+(+)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21の第1の方向への回動が第2の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21が第2の方向へ回動された状態(図12参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(+)Ya+(−)Ybで算出されて0になり、第2の方向の合成出力が(+)Pa+(+)Pbで算出されて+Pになりレンズユニット21が第2の方向へ回動されたことが検出される。従って、レンズユニット21の第2の方向への回動が第1の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21が第1の方向及び第2の方向へ回動された状態(図13参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(+)Ya+(+)Ybで算出されて+Yになりレンズユニット21が第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(+)Pa+(+)Pbで算出されて+Pになりレンズユニット21が第2の方向へ回動されたことが検出される。
<第3の位置検出方法>
Yaは右側に位置する第1の検出部28の出力を示し、Ybは左側に位置する第1の検出部28の出力を示し、Paは上側に位置する第2の検出部29の出力を示し、Pbは下側に位置する第2の検出部29の出力を示す。第3の位置検出方法においては、第1の方向における位置検出がY=−Ya−Ybで算出されて行われ、第2の方向における位置検出がP=Pa+Pbで算出されて行われる。
レンズユニット21と固定部材22の上面部にレンズユニット21を第1の方向へ回動させる第1の駆動部30が設けられ、レンズユニット21と固定部材22の側面部にレンズユニット21を第2の方向へ回動させる第2の駆動部31が設けられている。
レンズユニット21と固定部材22の上面部にレンズユニット21の第1の方向における位置を検出する第1の検出部28、28が配置され、レンズユニット21と固定部材22の側面部にレンズユニット21の第2の方向における位置を検出する第2の検出部29、29が配置されている。右側に位置された第1の検出部28と上側に位置された第2の検出部29とは前側がN極にされ後側がS極にされ、左側に位置された第1の検出部28と下側に位置された第2の検出部29とは前側がS極にされ後側がN極にされている。 レンズユニット21が基準位置にある状態(図14参照)においては、Ya、Yb、Pa、Pbが何れも0であり、合成出力Y、Pとも0である。
レンズユニット21が第1の方向へ回動された状態(図15参照)においては、第1の方向の合成出力Yが−(−)Ya−(−)Ybで算出されて+Yになりレンズユニット21が第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(+)Pa+(−)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21の第1の方向への回動が第2の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21が第2の方向へ回動された状態(図16参照)においては、第1の方向の合成出力Yが−(+)Ya−(−)Ybで算出されて0になり、第2の方向の合成出力が(+)Pa+(+)Pbで算出されて+Pになりレンズユニット21が第2の方向へ回動されたことが検出される。従って、レンズユニット21の第2の方向への回動が第1の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21が第1の方向及び第2の方向へ回動された状態(図17参照)においては、第1の方向の合成出力Yが−(+)Ya−(−)Ybで算出され(+)Yaの絶対値より(−)Ybの絶対値が大きいため+Yになりレンズユニット21が第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(+)Pa+(−)Pbで算出され(+)Paの絶対値が(−)Pbの絶対値より大きいため+Pになりレンズユニット21が第2の方向へ回動されたことが検出される。
<第4の位置検出方法>
Yaは右側に位置する第1の検出部28の出力を示し、Ybは左側に位置する第1の検出部28の出力を示し、Paは上側に位置する第2の検出部29の出力を示し、Pbは下側に位置する第2の検出部29の出力を示す。第4の位置検出方法においては、第1の方向における位置検出がY=−Ya+Ybで算出されて行われ、第2の方向における位置検出がP=Pa−Pbで算出されて行われる。
レンズユニット21と固定部材22の上面部にレンズユニット21を第1の方向へ回動させる第1の駆動部30が設けられ、レンズユニット21と固定部材22の側面部にレンズユニット21を第2の方向へ回動させる第2の駆動部31が設けられている。
レンズユニット21と固定部材22の上面部にレンズユニット21の第1の方向における位置を検出する第1の検出部28、28が配置され、レンズユニット21と固定部材22の側面部にレンズユニット21の第2の方向における位置を検出する第2の検出部29、29が配置されている。右側に位置された第1の検出部28と上側に位置された第2の検出部29と左側に位置された第1の検出部28と下側に位置された第2の検出部29とは何れも前側がN極にされ後側がS極にされている。
レンズユニット21が基準位置にある状態(図18参照)においては、Ya、Yb、Pa、Pbが何れも0であり、合成出力Y、Pとも0である。
レンズユニット21が第1の方向へ回動された状態(図19参照)においては、第1の方向の合成出力Yが−(−)Ya+(+)Ybで算出されて+Yになりレンズユニット21が第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(+)Pa−(+)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21の第1の方向への回動が第2の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21が第2の方向へ回動された状態(図20参照)においては、第1の方向の合成出力Yが−(+)Ya+(+)Ybで算出されて0になり、第2の方向の合成出力が(+)Pa−(−)Pbで算出されて+Pになりレンズユニット21が第2の方向へ回動されたことが検出される。従って、レンズユニット21の第2の方向への回動が第1の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21が第1の方向及び第2の方向へ回動された状態(図21参照)においては、第1の方向の合成出力Yが−(+)Ya+(+)Ybで算出され(+)Yaの絶対値より(+)Ybの絶対値が大きいため+Yになりレンズユニット21が第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(+)Pa−(+)Pbで算出され(+)Paの絶対値が(+)Pbの絶対値より大きいため+Pになりレンズユニット21が第2の方向へ回動されたことが検出される。
[位置検出方法のまとめ]
上記のように、第1の位置検出方法と第2の位置検出方法にあっては、第1の駆動部30の一対の第1の推力発生部が第2の支点軸Qを挟んで反対側に位置され、第2の駆動部31の一対の第2の推力発生部が第1の支点軸Pを挟んで反対側に位置され、レンズユニット21の第1の方向及び第2の方向における位置がそれぞれ一対の第1の検出部28、28の合成出力と一対の第2の検出部29、29の合成出力とによって検出される。
このような構成にすることにより、レンズユニット21が第1の方向又は第2の方向の一方へ回動されたときの第1の方向又は第2の方向の他方におけるレンズユニット21の位置検出精度への影響を回避することができ、簡素な構成によりレンズユニット21の位置検出精度の向上を図ることができる。
また、第3の位置検出方法と第4の位置検出方法にあっては、第1の駆動部30の一対の第1の推力発生部が第1の支点軸Pを挟んで反対側に位置され、第2の駆動部31の一対の第2の推力発生部が第2の支点軸Qを挟んで反対側に位置され、レンズユニット21の第1の方向及び第2の方向における位置がそれぞれ一対の第1の検出部28、28の合成出力と一対の第2の検出部29、29の合成出力とによって検出される。
このような構成にすることによっても、レンズユニット21が第1の方向又は第2の方向の一方へ回動されたときの第1の方向又は第2の方向の他方におけるレンズユニット21の位置検出精度への影響を回避することができ、簡素な構成によりレンズユニット21の位置検出精度の向上を図ることができる。
さらに、像ぶれ補正装置20にあっては、第1の駆動部30と第2の駆動部31がレンズユニット21の外周側に設けられているため、光軸方向における小型化を確保した上でレンズユニット21の位置検出精度の向上を図ることができる。
[像ぶれ補正装置の構成(第2の実施の形態)]
以下に、第2の実施の形態に係る像ぶれ補正装置20Aについて説明する(図22及び図23参照)。
尚、以下に示す像ぶれ補正装置20Aは、上記した像ぶれ補正装置20と比較して、レンズユニットが第1の方向と第2の方向に加えて第3の方向へも回動可能とされていることのみが相違する。従って、像ぶれ補正装置20Aに関しては、像ぶれ補正装置20と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については像ぶれ補正装置20における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
像ぶれ補正装置20Aはレンズユニット21Aとレンズユニット21Aを支持する固定部材22Aとを有している。
レンズユニット21Aは光軸方向に延びる形状に形成され、撮影レンズ23を含む複数のレンズ又はレンズ群が設けられた本体34と本体34を光軸回り方向へ回転自在に支持する支持部材35とから成る。
本体34は、例えば、略円柱状に形成されている。本体34には前後方向における略中央部に周方向に延びる被支持溝34aが形成され、被支持溝34aが支持部材35に支持されている。尚、本体34は被支持溝34a以外の部分が円柱状以外の形状、例えば、長方形状等に形成されていてもよい。
本体34の後面には、第1の駆動マグネット24、24と第2の駆動マグネット25、25が取り付けられている。第1の駆動マグネット24、24は光軸を挟んで上下に位置され、N極とS極が左右で着磁されている。第2の駆動マグネット25、25は光軸を挟んで左右に位置され、N極とS極が上下で着磁されている。
支持部材35は略円環状に形成されている。支持部材35には、左右両面にそれぞれ外方へ突出された第1の回動軸35a、35aが設けられ、上下両面にそれぞれ外方に開口された第1の支持溝35b、35bが形成されている。第1の支持溝35b、35bは前後に延びる形状に形成されている。
固定部材22Aは略円環状に形成されている。固定部材22Aには第2の回動軸22a、22aが設けられると共に第2の支持溝22b、22bが形成されている。固定部材22Aには規制壁部22c、22cが設けられている。
レンズユニット21Aの後面側には回動用アクチュエーター36が配置され、回動用アクチュエーター36は第1の駆動マグネット24、24と第2の駆動マグネット25、25を含んで構成されている。
回動用アクチュエーター36には前後方向を向く、例えば、円形状の基板37が設けられている。基板37の前面には第1の駆動コイル26、26と第2の駆動コイル27、27が取り付けられている。第1の駆動コイル26、26は光軸を挟んで上下に位置され、第2の駆動コイル27、27は光軸を挟んで左右に位置されている。
第1の駆動コイル26、26の中央部にはそれぞれ第1の検出部28、28が配置され、第2の駆動コイル27、27の中央部にはそれぞれ第2の検出部29、29が配置されている。
上記のように構成されたレンズユニット21Aと固定部材22Aにおいて、レンズユニット21Aの第1の回動軸35a、35aがそれぞれ固定部材22Aの第2の支持溝22b、22bに挿入され、固定部材22Aの第2の回動軸22a、22aがそれぞれレンズユニット21Aの第1の支持溝35b、35bに挿入され、レンズユニット21Aが固定部材22Aに回動自在に支持される。このとき第2の支持溝22b、22bと第1の支持溝35b、35bがそれぞれ前後に延びる形状に形成されているため、第1の回動軸35a、35aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに対して摺動可能とされ、第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝35b、35bに対して摺動可能とされる。
レンズユニット21Aは固定部材22Aに対して第2の回動軸22a、22aを支点として第1の方向(ヨーイング方向)へ回動可能とされると共に第1の回動軸35a、35aを支点として第2の方向(ピッチング方向)へ回動可能とされる。また、レンズユニット21Aの本体34は支持部材35に対して第3の方向である光軸回り方向(ローリング方向)へ回動される。
レンズユニット21Aに取り付けられた第1の駆動マグネット24、24と第1の駆動コイル26、26はそれぞれ前後方向において対向して位置されている。第1の駆動マグネット24、24と第1の駆動コイル26、26によってレンズユニット21Aを第1の方向又は第3の方向へ回動させる第1の駆動部30が構成される。第1の駆動部30において、一方の第1の駆動マグネット24と一方の第1の駆動コイル26はレンズユニット21Aに第1の方向又は第3の方向への回動力(推力)を付与する第1の推力発生部とされる。また、他方の第1の駆動マグネット24と他方の第1の駆動コイル26もレンズユニット21Aに第1の方向又は第3の方向への回動力(推力)を付与する第1の推力発生部とされる。
一方、レンズユニット21Aに取り付けられた第2の駆動マグネット25、25と第2の駆動コイル27、27はそれぞれ前後方向において対向して位置されている。第2の駆動マグネット25、25と第2の駆動コイル27、27によってレンズユニット21Aを第2の方向又は第3の方向へ回動させる第2の駆動部31が構成される。第2の駆動部31において、一方の第2の駆動マグネット25と一方の第2の駆動コイル27はレンズユニット21Aに第2の方向又は第3の方向への回動力(推力)を付与する第2の推力発生部とされる。また、他方の第2の駆動マグネット25と他方の第2の駆動コイル27もレンズユニット21Aに第2の方向又は第3の方向への回動力(推力)を付与する第2の推力発生部とされる。
尚、上記には、第1の駆動部30の第1の駆動マグネット24、24と第1の駆動コイル26、26が上下に離隔して配置され、第2の駆動部31の第2の駆動マグネット25、25と第2の駆動コイル27、27が左右に離隔して配置された例を示した。しかしながら、第1の駆動部30の第1の駆動マグネット24、24と第1の駆動コイル26、26が左右に離隔して配置され、第2の駆動部31の第2の駆動マグネット25、25と第2の駆動コイル27、27が上下に離隔して配置されてもよい。
また、上記には、第1の方向への回動支点として機能する第2の回動軸22a、22aが固定部材22Aに設けられ、第2の方向への回動支点として機能する第1の回動軸35a、35aがレンズユニット21Aに設けられた例を示した。しかしながら、逆に、第1の方向への回動支点として機能する回動軸がレンズユニットに設けられ、第2の方向への回動支点として機能する回動軸が固定部材22Aに設けられるようにしてもよい。この場合には第1の方向への回動支点として機能する回動軸が挿入される支持溝が固定部材に形成され、第2の方向への回動支点として機能する回動軸が挿入される支持溝がレンズユニットに形成される。
さらに、上記には、レンズユニット21Aに第1の駆動マグネット24、24と第2の駆動マグネット25、25が配置され、基板37に第1の駆動コイル26、26と第2の駆動コイル27、27が配置された例を示したが、逆に、レンズユニット21に駆動コイルが配置され基板37に駆動マグネットが配置されてもよい。
上記したように、像ぶれ補正装置20Aにあっては、レンズユニット21Aに本体34と支持部材35が設けられ、本体34が支持部材35に光軸回り方向へ回動可能とされている。
従って、レンズユニット21Aを第3の方向である光軸回り方向にも回動させることができ、光軸回り方向にもぶれ補正動作が行われ一層の画質の向上を図ることができる。
また、レンズユニット21Aを第1の方向と第2の方向へそれぞれ回動させる第1の駆動部30と第2の駆動部31によって回動用アクチュエーター36が構成され、回動用アクチュエーター36によって本体34が光軸回り方向へ回動される。
従って、本体34を光軸回り方向へ回動させる専用の駆動部が必要なく、部品点数及び配置スペースの低減による構造の簡素化及び小型化を図ることができる。
[像ぶれ補正装置の動作(第2の実施の形態)]
以下に、像ぶれ補正装置20Aにおけるぶれ補正動作とこの動作において行われる位置検出について説明する(図24乃至図29参照)。
ぶれ補正動作においては、第1の方向(ヨーイング方向)と第2の方向(ピッチング方向)と第3の方向(ローリング方向)におけるレンズユニット21の位置検出が第1の検出部28と第2の検出部29によって行われる。以下には、ぶれ補正動作とこの動作において行われる位置検出方法について説明する。
先ず、ぶれ補正動作について説明する。
ぶれ補正動作が行われる前の状態においては、像ぶれ補正装置20Aは第1の方向にも第2の方向にも第3の方向にも回動されていない基準位置にある(図24参照)。
像ぶれ補正装置20Aにおいて、第1の駆動部30の第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、同じ方向への推力が発生するように通電が行われると、第1の支点軸Pを支点としてレンズユニット21Aが第1の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図25参照)。このとき第1の回動軸35a、35aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに摺動され、第1の回動軸35a、35aがレンズユニット21Aの回動に支障を来たすことなくレンズユニット21Aのぶれ補正動作が円滑に行われる。
一方、第2の駆動部31の第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、同じ方向への推力が発生するように通電が行われると、第2の支点軸Qを支点としてレンズユニット21Aが第2の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図26参照)。このとき第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝35b、35bに摺動され、第2の回動軸22a、22aがレンズユニット21Aの回動に支障を来たすことなくレンズユニット21Aのぶれ補正動作が円滑に行われる。
また、第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電と第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電とが同時に行われると、第1の支点軸Pを支点としてレンズユニット21Aが第1の方向へ回動されると共に第2の支点軸Qを支点としてレンズユニット21Aが第2の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図29参照)。このとき第1の回動軸35a、35aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに摺動されると共に第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝35b、35bに摺動され、第1の回動軸35a、35aと第2の回動軸22a、22aがレンズユニット21Aの回動に支障を来たすことなくレンズユニット21Aのぶれ補正動作が円滑に行われる。
さらに、第1の駆動部30の第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、異なる方向への通電又は第2の駆動部31の第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、異なる方向への通電が行われると、レンズユニット21Aが第3の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図28参照)。尚、第1の駆動部30の第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、異なる方向への通電と第2の駆動部31の第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、異なる方向への通電とが同時に行われ場合にも、レンズユニット21Aが第3の方向へ回動可能である。
さらにまた、第1の駆動コイル26、26に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電と第2の駆動コイル27、27に対して、例えば、同じ方向への推力が発生する通電とが同時に行われ、第1の駆動コイル26、26への通電量が異なり第2の駆動コイル27、27への通電量が異なると、第1の支点軸Pを支点としてレンズユニット21Aが第1の方向へ回動されると共に第2の支点軸Qを支点としてレンズユニット21Aが第2の方向へ回動され、同時にレンズユニット21Aが第3の方向へ回動されてぶれ補正動作が行われる(図27参照)。このとき第1の回動軸35a、35aがそれぞれ第2の支持溝22b、22bに摺動されると共に第2の回動軸22a、22aがそれぞれ第1の支持溝35b、35bに摺動され、第1の回動軸35a、35aと第2の回動軸22a、22aがレンズユニット21Aの回動に支障を来たすことなくレンズユニット21Aのぶれ補正動作が円滑に行われる。
上記したぶれ補正動作時には、第1の検出部28、28によって第1の駆動マグネット24、24の磁界の変化が検出されてレンズユニット21Aの第1の方向における位置が随時検出され、第2の検出部29、29によって第2の駆動マグネット25、25の磁界の変化が検出されてレンズユニット21Aの第2の方向における位置が随時検出される。また、このとき同時に、第1の検出部28、28若しくは第2の検出部29、29又はこれらの双方によってレンズユニット21Aの第3の方向における位置が随時検出される。
次に、位置検出方法について説明する。
レンズユニット21Aの第1の方向における位置検出は第1の検出部28、28の合成出力によって行われ、レンズユニット21Aの第2の方向における位置検出は第2の検出部29、29の合成出力によって行われる。また、レンズユニット21Aの第3の方向における位置検出は第1の検出部28、28の合成出力、第2の検出部29、29の合成出力又は第1の検出部28、28と第2の検出部29、29の合成出力によって行われる。
図24乃至図29の各図において、Yは第1の方向(ヨーイング方向)におけるレンズユニット21Aの位置を示す合成出力であり、Pは第2の方向(ヨーイング方向)におけるレンズユニット21Aの位置を示す合成出力であり、Rは第3の方向(ローリング方向)におけるレンズユニット21Aの位置を示す合成出力である。Yaは上側に位置する第1の検出部28の出力を示し、Ybは下側に位置する第1の検出部28の出力を示し、Paは右側に位置する第2の検出部29の出力を示し、Pbは左側に位置する第2の検出部29の出力を示す。
また、各図に示す駆動マグネット(第1の駆動マグネット24、24と第2の駆動マグネット25、25)において、黒塗りにされた部分はN極を示し、梨子地にされた部分はS極を示す。第1の検出部28と第2の検出部29における出力は、例えば、N極の磁界をS極の磁界より大きく検出した場合にはプラス(+)になり、S極の磁界をN極の磁界より大きく検出した場合にはマイナス(−)になる。
以下には、各出力がプラスの場合には(+)Ya、(+)Yb、(+)Pa、(+)Pbとして示し、各出力がマイナスの場合には(−)Ya、(−)Yb、(−)Pa、(−)Pbとして示し、各出力が0の場合には(0)Ya、(0)Yb、(0)Pa、(0)Pbとして示す。
以下の位置検出方法においては、第1の方向における位置検出がY=Ya−Ybで算出されて行われ、第2の方向における位置検出がP=Pa−Pbで算出されて行われ、第3の方向における位置検出がR=Ya+Yb+Pa+Pbで算出されて行われる。尚、第3の方向における位置検出はR=Ya+Yb又はR=Pa+Pbで算出して行うことも可能である。
レンズユニット21Aが基準位置にある状態(図24参照)においては、Ya、Yb、Pa、Pbが何れも0であり、合成出力Y、P、Rとも0である。
レンズユニット21Aが第1の方向へ回動された状態(図25参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(+)Ya−(−)Ybで算出されて+Yになりレンズユニット21Aが第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(0)Pa−(0)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21Aの第1の方向への回動が第2の方向における検出に対して影響を及ぼさない。また、第3の方向の合成出力Rは(+)Ya+(−)Yb+(0)Pa+(0)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21Aの第1の方向への回動が第3の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21Aが第2の方向へ回動された状態(図26参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(0)Ya−(0)Ybで算出されて0になり、第2の方向の合成出力が(+)Pa−(−)Pbで算出されて+Pになりレンズユニット21Aが第2の方向へ回動されたことが検出される。従って、レンズユニット21Aの第2の方向への回動が第1の方向における検出に対して影響を及ぼさない。また、第3の方向の合成出力Rは(0)Ya+(0)Yb+(+)Pa+(−)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21Aの第1の方向への回動が第3の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21Aが第1の方向及び第2の方向へ回動された状態(図27参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(+)Ya−(−)Ybで算出されて+Yになりレンズユニット21Aが第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(+)Pa−(−)Pbで算出されて+Pになりレンズユニット21Aが第2の方向へ回動されたことが検出される。また、第3の方向の合成出力Rは(+)Ya+(−)Yb+(+)Pa+(−)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21Aの第1の方向及び第2の方向への回動が第3の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21Aが第3の方向へ回動された状態(図28参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(+)Ya−(+)Ybで算出されて0になり、第2の方向の合成出力が(+)Pa−(+)Pbで算出されて0になる。また、第3の方向の合成出力Rは(+)Ya+(+)Yb+(+)Pa+(+)Pbで算出されて+Rになりレンズユニット21Aが第3の方向へ回動されたことが検出される。従って、レンズユニット21Aの第3の方向への回動が第1の方向及び第2の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21Aが第1の方向、第2の方向及び第3の方向へ回動された状態(図29参照)においては、第1の方向の合成出力Yが(+)Ya−(−)Ybで算出され(+)Yaの絶対値が(−)Ybの絶対値より大きいため+Yになりレンズユニット21Aが第1の方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(+)Pa−(−)Pbで算出され(+)Paの絶対値が(−)Pbの絶対値より大きいため+Pになりレンズユニット21Aが第2の方向へ回動されたことが検出される。また、第3の方向の合成出力Rは(+)Ya+(−)Yb+(+)Pa+(−)Pbで算出され(+)Yaと(+)Paの絶対値が(−)Ybと(−)Pbの絶対値より大きいため+Rになりレンズユニット21Aが第3の方向へ回動されたことが検出される。
尚、レンズユニット21Aが第1の方向、第2の方向又は第3の方向において上記とは異なる方向へ回動されたときにも、上記と同様にして位置検出が行われる。
例えば、レンズユニット21Aが第1の方向において上記とは逆方向へ回動された状態においては、第1の方向の合成出力Yが(−)Ya−(+)Ybで算出されて−Yになりレンズユニット21Aが第1の方向において逆方向へ回動されたことが検出され、第2の方向の合成出力が(0)Pa−(0)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21Aの第1の方向への回動が第2の方向における検出に対して影響を及ぼさない。また、第3の方向の合成出力Rは(−)Ya+(+)Yb+(0)Pa+(0)Pbで算出されて0になる。従って、レンズユニット21Aの第1の方向への回動が第3の方向における検出に対して影響を及ぼさない。
レンズユニット21Aが第1の方向、第2の方向又は第3の方向において上記とは異なる方向へ回動された状態においても、同様に第1の方向、第2の方向又は第3の方向のうち一つの方向へのレンズユニット21Aの回動が他方の方向へにおける検出に対して影響を及ぼさず、これらの場合の位置検出の説明については省略する。
上記したように、像ぶれ補正装置20Aにあっては、第1の駆動部30と第2の駆動部31が光軸方向においてレンズユニット21の外面側に設けられているため、光軸に直交する方向における小型化を確保した上でレンズユニット21Aの位置検出精度の向上を図ることができる。
[撮像装置の一実施形態]
図30に、本技術撮像装置の一実施形態によるビデオカメラのブロック図を示す。
撮像装置(ビデオカメラ)100(撮像装置1に相当)は、撮像機能を担うレンズユニット101(レンズユニット21、21Aに相当)と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部102と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部103とを有している。また、撮像装置100は、撮影された画像等を表示する液晶パネル等の画像表示部104と、メモリーカード1000への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)105と、撮像装置100の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)106と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等から成る入力部107(操作スイッチ7、操作釦8、操作釦10に相当)と、レンズユニット101に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部108とを備えている。
レンズユニット101は、レンズ群109(レンズユニット21、21Aに設けられたレンズ群に相当)を含む光学系や、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子110等とによって構成されている。
カメラ信号処理部102は、撮像素子110からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部103は、所定の画像データーフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデーター仕様の変換処理等を行う。
画像表示部104はユーザーの入力部107に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデーターを表示する機能を有している。
R/W105は、画像処理部103によって符号化された画像データーのメモリーカード1000への書込及びメモリーカード1000に記録された画像データーの読出を行う。
CPU106は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部107からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部107は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって構成され、ユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU106に対して出力する。
レンズ駆動制御部108は、CPU106からの制御信号に基づいてレンズ群109の各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード1000は、例えば、R/W105に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU106による制御の下で、レンズユニット101において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部102を介して画像表示部104に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部107からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU106がレンズ駆動制御部108に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部108の制御に基づいてレンズ群109の所定のレンズが移動される。
入力部107からの指示入力信号によりレンズユニット101の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部102から画像処理部103に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデーターフォーマットのデジタルデーターに変換される。変換されたデーターはR/W105に出力され、メモリーカード1000に書き込まれる。
フォーカシングやズーミングは、CPU106からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部108がレンズ群109の所定のレンズを移動させることにより行われる。
メモリーカード1000に記録された画像データーを再生する場合には、入力部107に対する操作に応じて、R/W105によってメモリーカード1000から所定の画像データーが読み出され、画像処理部103によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が画像表示部104に出力されて再生画像が表示される。
[まとめ]
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、第1の駆動部30の一対の第1の推力発生部と第2の駆動部31の一対の第2の推力発生部とがそれぞれ第2の支点軸Q又は第2の支点軸Pを挟んで反対側に位置され、レンズユニット21の第1の方向及び第2の方向における位置がそれぞれ一対の第1の検出部28、28の合成出力と一対の第2の検出部29、29の合成出力とによって検出される。
従って、レンズユニット21が第1の方向又は第2の方向の一方へ回動されたときに第1の方向又は第2の方向の他方におけるレンズユニット21の位置検出に対して影響が及ばず、レンズユニット21の位置検出精度の向上を図ることができる。
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることができる。
(1)少なくとも一つのレンズを有し、外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされたレンズユニットと、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットに対して前記第1の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の推力発生部を有する第1の駆動部と、前記レンズユニットに対して前記第2の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の推力発生部を有する第2の駆動部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の検出部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の検出部とを備え、前記レンズユニットの前記第1の方向における位置が前記一対の第1の検出部の合成出力によって検出され、前記レンズユニットの前記第2の方向における位置が前記一対の第2の検出部の合成出力によって検出されるようにした像ぶれ補正装置。
(2)前記一対の第1の推力発生部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の推力発生部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第1の検出部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の検出部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置された前記(1)に記載の像ぶれ補正装置。
(3)前記一対の第1の推力発生部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の推力発生部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第1の検出部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、前記一対の第2の検出部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置された前記(1)に記載の像ぶれ補正装置。
(4)前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が前記レンズユニットの外周側に設けられた前記(1)から前記(3)の何れかに記載の像ぶれ補正装置。
(5)前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が光軸方向において前記レンズユニットの外面側に設けられた前記(1)から前記(3)の何れかに記載の像ぶれ補正装置。
(6)前記レンズユニットに前記レンズを有する本体と前記本体を光軸回り方向へ回動自在に支持する支持部材とが設けられ、前記本体が前記光軸回り方向へ回動可能とされた前記(1)から前記(5)の何れかに記載の像ぶれ補正装置。
(7)前記第1の駆動部と前記第2の駆動部によって回動用アクチュエーターが構成され、前記回動用アクチュエーターによって前記本体が前記光軸回り方向へ回動されるようにした前記(6)に記載の像ぶれ補正装置。
(8)少なくとも一つのレンズを有するレンズユニットと前記レンズユニットが内部に配置された外筐とを有し、前記レンズユニットが前記外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動されて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、前記像ぶれ補正装置は、前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、前記レンズユニットに対して前記第1の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の推力発生部を有する第1の駆動部と、前記レンズユニットに対して前記第2の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の推力発生部を有する第2の駆動部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の検出部と、前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の検出部とを備え、前記レンズユニットの前記第1の方向における位置が前記一対の第1の検出部の合成出力によって検出され、前記レンズユニットの前記第2の方向における位置が前記一対の第2の検出部の合成出力によって検出されるようにした撮像装置。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本技術を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図30と共に本技術像ぶれ補正装置及び撮像装置を示すものであり、本図は、撮像装置の斜視図である。 図1とは異なる方向から見た状態で示す撮像装置の斜視図である。 図4乃至図21と共に第1の実施の形態における像ぶれ補正装置を示すものであり、本図は、像ぶれ補正装置の斜視図である。 像ぶれ補正装置の分解斜視図である。 像ぶれ補正装置の拡大断面図である。 図7乃至図9と共に像ぶれ補正装置の動作と第1の位置検出方法を示すものであり、本図は、レンズユニットが基準位置にある状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第2の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向及び第2の方向へ回動された状態を示す図である。 図11乃至図13と共に第1の実施の形態における像ぶれ補正装置の動作と第2の位置検出方法を示すものであり、本図は、レンズユニットが基準位置にある状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第2の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向及び第2の方向へ回動された状態を示す図である。 図15乃至図17と共に像ぶれ補正装置の動作と第3の位置検出方法を示すものであり、本図は、レンズユニットが基準位置にある状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第2の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向及び第2の方向へ回動された状態を示す図である。 図19乃至図21と共に像ぶれ補正装置の動作と第4の位置検出方法を示すものであり、本図は、レンズユニットが基準位置にある状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第2の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向及び第2の方向へ回動された状態を示す図である。 図23乃至図29と共に第2の実施の形態における像ぶれ補正装置を示すものであり、本図は、像ぶれ補正装置の斜視図である。 像ぶれ補正装置の分解斜視図である。 図25乃至図29と共に第2の実施の形態における像ぶれ補正装置の動作と位置検出方法を示すものであり、本図は、レンズユニットが基準位置にある状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第2の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向及び第2の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第3の方向へ回動された状態を示す図である。 レンズユニットが第1の方向、第2の方向及び第3の方向へ回動された状態を示す図である。 撮像装置のブロック図である。
1…撮像装置、2…外筐、20…像ぶれ補正装置、21…レンズユニット、22…固定部材、28…第1の検出部、29…第2の検出部、30…第1の駆動部、31…第2の駆動部、20A…像ぶれ補正装置、21A…レンズユニット、22A…固定部材、34…本体、35…支持部材、36…回動用アクチュエーター、100…撮像装置、101…レンズユニット

Claims (8)

  1. 少なくとも一つのレンズを有し、外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動可能とされたレンズユニットと、
    前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、
    前記レンズユニットに対して前記第1の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の推力発生部を有する第1の駆動部と、
    前記レンズユニットに対して前記第2の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の推力発生部を有する第2の駆動部と、
    前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の検出部と、
    前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の検出部とを備え、
    前記レンズユニットの前記第1の方向における位置が前記一対の第1の検出部の合成出力によって検出され、
    前記レンズユニットの前記第2の方向における位置が前記一対の第2の検出部の合成出力によって検出されるようにした
    像ぶれ補正装置。
  2. 前記一対の第1の推力発生部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、
    前記一対の第2の推力発生部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、
    前記一対の第1の検出部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、
    前記一対の第2の検出部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置された
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  3. 前記一対の第1の推力発生部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、
    前記一対の第2の推力発生部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置され、
    前記一対の第1の検出部が前記第1の支点軸を挟んで反対側に位置され、
    前記一対の第2の検出部が前記第2の支点軸を挟んで反対側に位置された
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  4. 前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が前記レンズユニットの外周側に設けられた
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  5. 前記第1の駆動部と前記第2の駆動部が光軸方向において前記レンズユニットの外面側に設けられた
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  6. 前記レンズユニットに前記レンズを有する本体と前記本体を光軸回り方向へ回動自在に支持する支持部材とが設けられ、
    前記本体が前記光軸回り方向へ回動可能とされた
    請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
  7. 前記第1の駆動部と前記第2の駆動部によって回動用アクチュエーターが構成され、
    前記回動用アクチュエーターによって前記本体が前記光軸回り方向へ回動されるようにした
    請求項6に記載の像ぶれ補正装置。
  8. 少なくとも一つのレンズを有するレンズユニットと前記レンズユニットが内部に配置された外筐とを有し、前記レンズユニットが前記外筐に対して前記レンズの光軸に直交する第1の支点軸の軸回り方向である第1の方向と前記光軸及び前記第1の支点軸にともに直交する第2の支点軸の軸回り方向である第2の方向とに回動されて像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を備え、
    前記像ぶれ補正装置は、
    前記レンズユニットを前記第1の方向及び前記第2の方向へ回動自在に支持する固定部材と、
    前記レンズユニットに対して前記第1の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の推力発生部を有する第1の駆動部と、
    前記レンズユニットに対して前記第2の方向へ回動させる推力を付与し前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の推力発生部を有する第2の駆動部と、
    前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の一方を挟んで反対側に位置される一対の第1の検出部と、
    前記第1の支点軸又は前記第2の支点軸の他方を挟んで反対側に位置される一対の第2の検出部とを備え、
    前記レンズユニットの前記第1の方向における位置が前記一対の第1の検出部の合成出力によって検出され、
    前記レンズユニットの前記第2の方向における位置が前記一対の第2の検出部の合成出力によって検出されるようにした
    撮像装置。
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