JP2015203862A - 像振れ補正装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

像振れ補正装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの振れ補正光学系をもつシステムにおいて、撮影画像に違和感のない良好な画像振れ補正を実現できる像振れ補正装置を提供する。【解決手段】装置の振れを検出する振れ検出部と、装置の振れに基づく像振れを補正する第1および第2の像振れ補正部と、振れ検出部により検出された振れ信号に第1の制限をかける第1の制限部と、第1の制限をかけられた振れ信号に基づいて第1の像振れ補正部を駆動する第1の駆動部と、振れ信号から第1の制限をかけられた振れ信号を減算して減算値を求める減算部と、減算値に対して第2の制限をかける第2の制限部と、第2の制限をかけられた振れ信号に基づいて第2の像振れ補正部を駆動する第2の駆動部とを備える。【選択図】 図5

Description

本発明は可変頂角プリズム、シフトレンズ等のような結像面に対する結像位置を変えるための複数の作動手段を用いて高精細な画像を得るよう構成された像振れ補正装置及びその制御方法に関するものである。
デジタルカメラ等の撮像装置で撮像された画像は、画像撮像時にカメラ本体を保持する例えばユーザーの手が揺れることにより、被写体像に振れ、いわゆる手振れが生じる場合がある。このため、デジタルカメラにはカメラ本体に加えられた振動によって撮像画像に現れる被写体像の像振れを補正する補正機能が組み込まれている。このような像振れを補正する手段としては、従来より光学像振れ補正処理や、電子的像振れ補正処理が知られており、これらの処理によって像振れをキャンセルすることで実現されている。
光学式像振れ補正処理は、角速度センサ等でカメラ本体に加えられた振動を検出して、この検出結果に応じて被写体像を形成する撮影光学系内部に設けられた像振れ補正レンズを移動させ、この撮影光学系の光軸方向を変化させる。これによって撮像素子の受光面に結像される像を移動させて像振れを補正する処理である。また、電子式像振れ補正は、撮像画像に画像処理を施して、擬似的に像振れを補正する処理である。
ところで、従来の撮像装置の像振れ補正装置は、補正光学系の駆動に際し、目標の駆動量に対して駆動部の追従性の遅れが生じて十分な振れ補正効果が上げられない場合と、振れ補正の範囲が狭いために十分な振れ補正効果が上げられない2つの問題があった。
このような問題に対し、2つの振れ補正光学系を有し、焦点距離が望遠側、あるいは広角側の場合で、それぞれ駆動するレンズを切り替える方法が特許文献1に提案されている。
特開2002−250952号公報
しかし、特許文献1では、撮像装置の焦点距離情報を取得し、焦点距離が所定値より大きいか否かで、2つの振れ補正光学系のどちらを使用するかを選択することのみ記されている。ところが、実際に問題となる振れ補正光学系の変更時に発生する撮影画像の急峻な画角変化など、振れ補正レンズの駆動が不連続になることに対する記載されていない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、2つの振れ補正光学系をもつシステムにおいて、撮影画像に違和感のない良好な画像振れ補正を実現できる像振れ補正装置を提供することである。
本発明に係わる像振れ補正装置は、装置の振れを検出する振れ検出手段と、装置の振れに基づく像振れを補正する第1および第2の像振れ補正手段と、前記振れ検出手段により検出された振れ信号に第1の制限をかける第1の制限手段と、前記第1の制限をかけられた振れ信号に基づいて前記第1の像振れ補正手段を駆動する第1の駆動手段と、前記振れ信号から前記第1の制限をかけられた振れ信号を減算して減算値を求める減算手段と、前記減算値に対して第2の制限をかける第2の制限手段と、前記第2の制限をかけられた振れ信号に基づいて前記第2の像振れ補正手段を駆動する第2の駆動手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、2つの振れ補正光学系をもつシステムにおいて、撮影画像に違和感のない良好な画像振れ補正を実現できる像振れ補正装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る像振れ補正装置の構成を示すブロック図。 図1における像振れ補正レンズ駆動部の構成を示すブロック図。 像振れ補正機構の詳細構成を示す分解斜視図。 像振れ補正機構の構成を示す分解斜視図 第1の実施形態に係る像振れ補正制御部およびレンズ位置制御部の内部構成を示すブロック図。 第1の実施形態における変倍率ポイントに応じた第1、第3駆動リミッタの設定値を示す図。 第1の実施形態における像振れ補正制御部の処理フローチャート。 第1および第2の実施形態における第1および第2の像振れ補正レンズの制御条件を示す図。 第2の実施形態における像振れ補正制御部およびレンズ位置制御部の内部構成を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる像振れ補正装置の機能構成例を示すブロック図である。本実施形態において撮像装置はデジタルスチルカメラであるが、動画撮影機能を有していてもよい。
ズームユニット101は、結像光学系を構成する、倍率が可変な撮影レンズの一部であり、撮影レンズの倍率を変更するズームレンズを含んでいる。ズーム駆動部102は、制御部119の制御に従ってズームユニット101の駆動を制御する。
補正部材としての第1像振れ補正レンズ103は、撮影レンズの光軸に対して直交する方向に移動可能に構成されている。像振れ補正レンズ駆動部104は、第1像振れ補正レンズ103の駆動を制御する。さらに第1像振れ補正レンズと同等の構成で第2像振れ補正レンズ113が配置されており、同様に像振れ補正レンズ駆動部104によって駆動制御される。
絞り・シャッタユニット105は、絞り機能を有するメカニカルシャッタである。絞り・シャッタ駆動部106は、制御部119の制御に従って絞り・シャッタユニット105を駆動する。フォーカスレンズ107は撮影レンズの一部であり、撮影レンズの光軸に沿って位置を変更可能に構成されている。フォーカス駆動部108は、制御部119の制御に従ってフォーカスレンズ107を駆動する。
撮像部109は、撮影レンズにより結像された光学像を、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの撮像素子を用いて画素単位の電気信号に変換する。撮像信号処理部110は、撮像部109から出力された電気信号に対して、A/D変換、相関二重サンプリング、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、色補間処理等を行い、映像信号に変換する。映像信号処理部111は、撮像信号処理部110から出力された映像信号を、用途に応じて加工する。具体的には、映像信号処理部111は、表示用の映像を生成したり、記録用に符号化処理やデータファイル化を行ったりする。
表示部112は、映像信号処理部111が出力する表示用の映像信号に基づいて、必要に応じて画像表示を行う。電源部115は、撮像装置全体に、用途に応じて電源を供給する。外部入出力端子部116は、外部装置との間で通信信号及び映像信号を入出力する。操作部117は撮像装置にユーザーが指示を与えるためのボタンやスイッチなどを有する。記憶部118は、映像情報など様々なデータを記憶する。制御部119は例えばCPU、ROM、RAMを有し、ROMに記憶された制御プログラムをRAMに展開してCPUで実行することによって撮像装置の各部を制御し、以下に説明する様々な動作を含む撮像装置の動作を実現する。
操作部117には、押し込み量に応じて第1スイッチ(SW1)および第2スイッチ(SW2)が順にオンするように構成されたレリーズボタンが含まれる。レリーズボタンが約半分押し込まれたときにレリーズスイッチSW1がオンし、レリーズボタンが最後まで押し込まれたときにレリーズスイッチSW2がオンする。レリーズスイッチSW1がオンすると、制御部119が例えば映像信号処理部111が表示部112に出力する表示用の映像信号に基づくAF評価値に基づいてフォーカス駆動部108を制御することにより自動焦点検出を行う。また、制御部119は映像信号の輝度情報と例えば予め定められたプログラム線図とに基づいて適切な露光量を得るための絞り値及びシャッタスピードを決定するAE処理を行う。レリーズスイッチSW2がオンされると、制御部119は決定した絞り値及びシャッタ速度で撮影を行い、撮像部109で得られた画像データを記憶部118に記憶するように各部を制御する。
操作部117には、像振れ補正モードを選択可能にする像振れ補正スイッチが含まれる。像振れ補正スイッチにより像振れ補正モードが選択されると、制御部119が像振れ補正レンズ駆動部104に像振れ補正動作を指示し、これを受けた像振れ補正レンズ駆動部104が像振れ補正オフの指示がなされるまで像振れ補正動作を行う。また、操作部117には、静止画撮影モードと動画撮影モードとのうちの一方を選択可能な撮時モード選択スイッチが含まれており、それぞれの撮影モードにおいて像振れ補正レンズ駆動部104の動作条件を変更することができる。また、操作部117には再生モードを選択するための再生モード選択スイッチも含まれており、再生モード時には像振れ補正動作を停止する。また、操作部117には、ズーム倍率変更の指示を行う倍率変更スイッチが含まれる。倍率変更スイッチによりズーム倍率変更の指示があると、制御部119を介して指示を受けたズーム駆動部102がズームユニット101を駆動して、指示されたズーム位置にズームユニット101を移動させる。
(像振れ補正レンズ駆動部104の構成)
図2は、像振れ補正レンズ駆動部104の機能構成例を示すブロック図である。第1振動センサ201は、例えば角速度センサであり、通常姿勢(画像の長さ方向が水平方向とほぼ一致する姿勢)における、撮像装置の垂直方向(ピッチ方向)の振動を検出する。第2振動センサ202は例えば角速度センサであり、通常姿勢における撮像装置の水平方向(ヨー方向)の振動を検出する。第1及び第2像振れ補正制御部203,204はそれぞれピッチ方向、ヨー方向における像振れ補正レンズの補正位置制御信号を出力し、像振れ補正レンズの駆動を制御する。
第1レンズ位置制御部205は、第1像振れ補正制御部203からのピッチ方向での補正位置制御信号と、第1ホール素子209からの像振れ補正レンズのピッチ方向での位置情報とから、フィードバック制御によって例えばアクチュエータである第1ドライブ部207を駆動する。同様に、第2レンズ位置制御部206は、第2像振れ補正制御部204からのヨー方向での補正位置制御信号と、第2ホール素子210からの像振れ補正レンズのヨー方向での位置情報とから、フィードバック制御によって例えばアクチュエータである第2ドライブ部208を駆動する。
(像振れ補正レンズ駆動部104の動作)
次に、図2に示す像振れ補正レンズ駆動部104による第1像振れ補正レンズ103および第2像振れ補正レンズ113の駆動制御動作について説明する。
第1及び第2像振れ補正制御部203,204には、第1及び第2振動センサ201,202から、撮像装置のピッチ方向、ヨー方向の振れを表す像振れ信号(角速度信号)が供給される。第1及び第2像振れ補正制御部203,204はこの像振れ信号に基づいて、ピッチ方向及びヨー方向に第1像振れ補正レンズ103および第2像振れ補正レンズ113を駆動する補正位置制御信号をそれぞれ生成し、第1及び第3レンズ位置制御部205,211および第2及び第4レンズ位置制御部206,212に出力する。
第1及び第2ホール素子209,210は、第1像振れ補正レンズ103に設けられた磁石による磁場の強さに応じた電圧を有する信号を、第1像振れ補正レンズ103のピッチ方向及びヨー方向における位置情報として出力する。位置情報は第1及び第2レンズ位置制御部205,206に供給される。第1及び第2レンズ位置制御部205,206は、第1及び第2ホール素子209,210からの信号値が、第1及び第2像振れ補正制御部203,204からの補正位置制御信号値に収束するよう、第1及び第2ドライブ部207,208を駆動しながらフィードバック制御する。
第2像振れ補正レンズ113に対しても、同様に第3及び第4ホール素子216,213、第3及び第4レンズ位置制御部211,212、第3及び第4ドライブ部214,215を駆動してフィードバック制御する。
なお、第1及び第2ホール素子209,210及び第3及び第4ホール素子216,213から出力される位置信号値にはばらつきがある。そのため、所定の補正位置制御信号に対して第1および第2像振れ補正レンズ103、113が所定の位置に移動するように、第1及び第2ホール素子209,210および第3及び第4ホール素子216,213の出力調整を行う。
第1及び第2像振れ補正制御部203,204は、第1及び第2振動センサ201,202からの振れ情報に基づき、画像振れを打ち消すように第1像振れ補正レンズ103および第2像振れ補正レンズ113の位置を移動させる補正位置制御信号をそれぞれ出力する。例えば、第1及び第2像振れ補正制御部203,204は、振れ情報(角速度信号)あるいは、振れ情報にフィルタ処理等を行うことにより補正速度あるいは補正位置制御信号を生成することができる。以上の動作により、撮影時に手ぶれ等の振動が撮像装置に存在しても、ある程度の振動までは画像振れを防止できる。また、第1及び第2像振れ補正制御部203,204は、第1及び第2振動センサ201,202からの振れ情報と、第1及び第2ホール素子209,210および第3及び第4ホール素子216,213の出力に基づいて、撮像装置のパンニング状態を検出し、パンニング制御を行う。
(像振れ補正機構)
図3は、第1像振れ補正レンズ103、像振れ補正レンズ駆動部104における第1像振れ補正機構104aの具体的構成例を示す分解斜視図である。第1像振れ補正機構104aは、第1像振れ補正レンズ103、可動鏡筒122、固定地板123、転動ボール124、第1電磁駆動部207、第2電磁駆動部208、付勢ばね127を有する。さらに、第1ホール素子209、第2ホール素子210、センサーホルダー129も有する。第1電磁駆動部207は、第1磁石1251、第1コイル1252、第1ヨーク1253で構成される。第2電磁駆動部208は、第2磁石1261、第2コイル1262、第2ヨーク1263で構成される。
第1像振れ補正レンズ103は、光軸を偏心させることのできる第1補正光学部材である。第1像振れ補正レンズ103は、前述の第1像振れ補正制御部により駆動制御されることで、撮影光学系を通過した光像を移動させる像振れ補正動作が行われ、撮像面での像の安定性を確保できる。なお、本実施形態では、補正光学系として補正レンズを用いているが、撮影光学系に対してCCDなどの撮像手段を駆動することでも、撮像面での像の安定性を確保できる。このときは、撮像手段が補正光学系となる。
可動鏡筒122は、中央の開口部に第1像振れ補正レンズ103を保持する第1可動部である。可動鏡筒122は、第1磁石1251および第2磁石1252を保持する。また可動鏡筒122は、転動ボール受け部を3個所有し、転動ボール124によって光軸と直交する面内を移動可能に転動支持される。さらに、ばねかけ部を3個所有し、付勢ばね127の一端を保持できる。
固定地板123は、円筒形状に形成される第1固定部材である。外周部に3個所のフォロワー1231を3個所有する。また中央の開口部に可動鏡筒122を配置し、可動鏡筒122の可動量を制限する。
固定地板123は、第1磁石1251の着磁面と対向する個所に、第1コイル1252および第1ヨーク1253を保持する。また、第2磁石1261の着磁面と対向する個所に、第2コイル1262および第2ヨーク1263を保持する。また、転動ボール受け部を3個所有し、可動鏡筒122を、転動ボール124を介して光軸と直交する面内で移動可能に支持する。また固定地板123は、ばねかけ部を3個所有し、付勢ばね127の一端を保持する。
第1電磁駆動部207は、公知のボイスコイルモータである。固定地板123に取り付けられた第1コイル1252に電流を流すことで、可動鏡筒122に固定された第1磁石1251との間にローレンツ力を発生させ、可動鏡筒122を駆動する。第2電磁駆動部208は、第1電磁駆動部207と同様のボイスコイルモータを90°回転させて配置したものであるため、詳しい説明は省略する。
付勢ばね127は、変形量に比例する付勢力を発生する引っ張りばねである。一端を可動鏡筒122に固定され、他端を固定地板123に固定され、その間に付勢力を発生させる。この付勢力により、転動ボール124は挟持され、転動ボール124は固定地板123と可動鏡筒122との接触状態を保つことができる。
第1ホール素子209および第2ホール素子210は、第1磁石1251および第2磁石1261の磁束を読み取るホール素子を利用した2つの磁気センサであり、その出力変化から、可動鏡筒122の平面内の移動を検出することができる。
センサーホルダー129は、概略円盤状に構成され、固定地板123に固定される。第1および第2ホール素子209,210を、第1磁石1251および第2磁石1261と対向する位置に保持する。また、固定地板123とともに形成された内部の空間に可動鏡筒122を収納する。これにより、像振れ補正装置に衝撃力が加わったときや、姿勢差が変化したときでも、内部の部品の脱落を防ぐことができる。
この構成により、像振れ補正レンズ駆動部104における第1像振れ補正機構104aは、光軸と直交する面上の任意の位置に第1像振れ補正レンズ103を移動させることができる。
像振れ補正レンズ駆動部104における、第1像振れ補正機構104aと第2像振れ補正機構104bの位置関係について、図4を参照して説明する。図4は第1および第2像振れ補正機構104a,104bの斜視図であり、説明を分かりやすくするために一部を分解・省略して示している。
第2像振れ補正機構104bおよび第2像振れ補正レンズ113は、第2像振れ補正装置であり第2補正光学系に相当し、可動鏡筒132は第2可動部、固定地板133は第2固定部に相当する。第2像振れ補正機構104bは、レンズの形状およびそれを保持する可動鏡筒132の形状以外は、第1像振れ補正機構104aと同様の構成であるため、詳しい説明は省略する。
(像振れ補正制御部およびレンズ位置制御部の構成)
図5は、第1像振れ補正制御部203および第1レンズ位置制御部205および第3レンズ位置制御部211の内部構成を示すブロック図である。なお、第2像振れ補正制御部204および第2レンズ位置制御部206および第4レンズ位置制御部212も203,205,211と同一の内部構成を有しているため説明は省略する。
図5において、第1振動センサ201はカメラに加わる像振れ信号(角速度信号)を検出する。第1振動センサ201により検出された像振れ信号は、フィルタ安定までの時定数が変更可能なハイパスフィルタ(HPF)501により像振れ信号の低域に含まれるオフセット成分が除去される。次に、フィルタ安定までの時定数が変更可能なローパスフィルタ(LPF)503で積分処理され、振れ角度信号が生成される。ここでフィルタ安定までの時定数が変更可能とは、例えば、デジタルフィルタの係数を変更することによりカットオフ周波数を変更可能であることを意味する。もしくは、デジタルフィルタの演算内の演算結果(中間値)を保持するバッファを任意のタイミングで自由に書き換えられることを意味する。
パン判定部502は、撮像装置がパン、チルト動作や大きく振られた際に第1振動センサ201もしくは第2振動センサ202の検出した像振れ信号もしくは第1像振れ補正レンズ103の現在位置、第2像振れ補正レンズ113の現在位置もしくは、ぞれぞれの像振れ補正レンズ目標位置情報をあらかじめ決められた所定値と比較して所定値より大きくなったとき、あるいは第1像振れ補正レンズ103、第2像振れ補正レンズ113の位置がレンズ中心位置から大きく離れたときにパン動作と判定し、HPF501、LPF503のフィルタ安定までの時定数変更処理を行う。本処理により大きな振れが撮像装置に加わった場合に、像振れ補正レンズが可動範囲以上に駆動されてしまうことを防止し、またパン動作直後の揺れ戻しにより撮影画像が不安定になることを防止する。またLPF503およびLPF504の係数を変更することでフィルタの出力を任意の倍率で出力することが可能である。
以上のように生成された振れ角度信号は、第1駆動リミッタ505で駆動量を制限された後に第1像振れ補正レンズ目標位置として第1レンズ位置制御部205へ入力される。
第1像振れ補正レンズ103の位置(移動距離)を検出する第1ホール素子209で検出された位置情報は、第1位置検出信号増幅器507により所定の大きさに増幅された後に第1駆動リミッタ505から出力された像振れ補正レンズ目標位置と比較される。そして、第1ドライブ部207を介して位置フィードバック制御により像振れ補正動作が実行される。また、第1駆動リミッタ505で制限する前の像振れ補正レンズ目標位置と第1駆動リミッタ505で制限した像振れ補正レンズ目標位置との差分を減算器504で算出した信号(減算値)を第3駆動リミッタ506で制限した信号は第2像振れ補正レンズ113の目標位置として保持される。また、第2像振れ補正レンズ113の位置を検出する第3ホール素子216で検出された位置情報は、第3位置検出信号増幅器508により所定の大きさに増幅された後に、保持されている第2像振れ補正レンズ目標位置と比較される。そして、第3ドライブ部214を介して位置フィードバック制御により第2像振れ補正レンズ113を駆動することで像振れ補正動作が実行される。このように第2像振れ補正レンズ113の目標値を決めるのは、減算器504で演算した目標位置である。これは、第1像振れ補正レンズによる像振れ補正残りを意味しており、この像振れ補正残り分を第2像振れ補正レンズにより除去することを意味している。
第1駆動リミッタ505および第3駆動リミッタ506の制限値は操作部117により指示された撮影情報により変更する。指示される撮影情報とは、たとえば、ズーム駆動部102への撮影倍率変更指示や、被写体距離情報、レリーズスイッチによる露光開始通知情報、操作部117による動画、静止画等の撮影モード変更情報、振れ補正レンズ位置情報などである。
撮影倍率変更指示により振れ補正を行う振れ補正レンズを切り替える場合には、図6のように第1駆動リミッタ505および第3駆動リミッタ506の制限値を変更する。変倍率を変更できるポイントが、広角側から高倍側の3ポイントある場合に、第1および第2振れ補正レンズが駆動できる駆動限界位置を100%とすると、広角側では、第1駆動リミッタの制限値を100%にし、第3駆動リミッタの制限値を0%に設定する。こうすると、第1像振れ補正レンズのみに振れ補正目標位置が入力され駆動されるため、第2像振れ補正レンズは駆動限界位置の中心位置に保持され駆動されず、第1像振れ補正レンズのみで振れ補正動作が行われる。また、高倍側では、第1駆動リミッタの制限値を0%にし、第3駆動リミッタの制限値を100%に設定すると、第2像振れ補正レンズのみに振れ補正目標位置が入力され駆動される。そのため、第1像振れ補正レンズは駆動限界位置の中心位置に保持され駆動されず、第2像振れ補正レンズのみで振れ補正動作が行われる。また、これらの変倍率ポイントの中間位置では、第1駆動リミッタの制限値を50%にし、第3駆動リミッタの制限値を50%に設定する。このようにすると、第1および第2像振れ補正レンズに振れ補正目標位置が入力され駆動されるため、第1および第2像振れ補正レンズの両方で振れ補正動作が行われる。
このように変倍率ポイントを変更するとともに第1および第3駆動リミッタを連続的に開放および制限することで、像振れ補正を行う像振れ補正レンズを撮影画像に違和感なく、連続的に切り替えることができる。
また被写体距離情報により被写体距離が遠い場合に比べて近い場合の方が第1駆動リミットを大きく設定する。これは被写体距離が近い場合には、角度ブレに加えて光軸に対して平行な振れ成分の影響が大きく、より振れ補正レンズの可動範囲が必要となるためである。
またレリーズスイッチによる露光開始通知情報が来る前の撮影待機状態に比べて、露光中の第1駆動リミットの設定値を大きく設定する。このように、振れ補正レンズの可動範囲が大きく必要になった時のみ第1駆動リミットを大きくすることで、被写体距離が近くなったときあるいは露光中などの振れ補正レンズの可動範囲を確保し、振れ補正効果が減少することを防止できる。同様に、第2像振れ補正レンズが可動範囲に到達した際に第1像振れ補正レンズの第1駆動リミットの設定値を大きくすることで、振れ補正可能角度を確保することができる。
第1レンズ位置制御部205および第3レンズ位置制御部211の構成はどのような制御演算器を使用してもよいが、例えばPID制御を使用する。
以上のように構成された撮像装置において行われる像振れ補正レンズの制御方法について図7を参照して説明する。
図7は本実施形態の撮像装置において行われる像振れ補正レンズ目標位置算出を示すフローチャートである。
像振れ補正レンズ目標位置算出演算は、一定周期間隔で実行される。まず第1振動センサ201にて像振れ信号を取得する(S102)。次にパン判定部502にて、撮像装置がパン動作中であるか否かを判定し(S103)、パンニング中であると判定された場合には、HPF501およびLPF503の演算が安定するまでの時定数を短くする演算処理が行われる(S114)。
一方でパンニング中ではないと判定され場合には、HPF501、LPF503の時定数変更処理は行わず、そのままS104に移行する。S104では、S102にて取得した像振れ信号から低域に含まれるオフセット成分を除去するために、HPF501で帯域制限し、さらにLPF503で積分して振れ角速度情報から振れ角度情報へ変換する(S105)。そして、LPF503の出力値は、S106にて像振れ補正レンズ目標位置として保持される。さらに、S107にて操作部117により指示された撮影情報に変更があったか否かを判定する。ここで変更があった場合には、S115にて第1および第3の駆動リミッタによる制限値を所定値に変更する。撮影情報に変更がなかった場合にはS108へ移行する。S108にて第1駆動リミッタ505でS106で保持した像振れ補正レンズ目標位置を所定の大きさに制限した後に、第1レンズ位置制御部205へ入力して(S109)、第1像振れ補正レンズが駆動される。
一方、第1駆動リミッタで制限する前後の像振れ信号は、減算器504にて減算され(S110)、第3駆動リミッタで制限(S111)された後に、第2像振れ補正レンズ目標位置として、第3レンズ位置制御部211に入力される(S112)。そして、第2像振れ補正レンズが駆動される。
このように、撮像装置に加わる像振れ信号に対して、第1、第2像振れ補正レンズを駆動することで、撮像装置に加わる像振れの影響が除去される。
次に、本実施形態における第1および第2像振れ補正レンズの駆動条件について図8(A)および図8(B)を用いて説明する。
本実施形態では、第1像振れ補正レンズがチルトレンズであり、第2像振れ補正レンズがシフトレンズとして記述しているが、逆の構成でも構わない。
[像振れ補正目標位置]
第1、第2像振れ補正レンズの像振れ補正目標位置の決定方法は、像振れ信号を第1駆動リミッタで制限した像振れ信号に従ってまず第1像振れ補正レンズを駆動することで像振れ補正を行う。次に、像振れ信号から第1像振れ補正レンズの目標位置を減算した信号を第2像振れ補正レンズの像振れ補正目標位置とする。
[レンズ駆動による光学性能の劣化]
一般的に像振れ補正レンズの駆動量が大きくなると、周辺光量、解像度、収差などが劣化する傾向があるため、広角側で大振れ防振に主に使用する第1像振れ補正レンズの駆動による光学性能は、第2像振れ補正レンズの光学性能に比べて劣化しにくい構成とする方が望ましい。
[像振れ補正レンズの駆動方式]
像振れ補正レンズの駆動方式は、ある条件下では一般的に公知の光軸に対してチルトする方式(チルト可能)の駆動方法の方が、光軸に直交する面でシフトする方式(シフト可能)に比べて、光学性能の劣化が小さい。そのため、本実施形態では、第1像振れ補正レンズはチルト方向へ駆動する構成としている。
[レンズを配置する位置]
レンズを配置する位置に関してはある条件下では、被写体側に配置されたレンズの方が一般的に像振れ補正レンズの駆動量に対して、像振れ補正角度が大きく光学性能の劣化が小さい。そのため本実施形態では、第1像振れ補正レンズを被写体側に近い方へ配置する構成とする。
[位置検出信号増幅率]
像振れ補正レンズの位置を検出するためのホール素子信号を所定の倍率に増幅する位置検出信号増幅器の増幅率は、第1像振れ補正レンズの増幅率を第2像振れ補正レンズの増幅率に比べて小さく設定する。これは、位置検出信号増幅器のホール信号増幅率が大きい方が、位置検出に対する分解能は向上するが増幅後の電気信号をデジタル的にADコンバータなどで取得する場合には、限られた電圧レンジ内でダイナミックレンジが広くとれない場合が多いからである。分解能とダイナミックレンジを両方成立させるために、大きく駆動する可能性が高く、ダイナミックレンジの大きい第1像振れ補正レンズの位置検出増幅率は小さくする。また、高倍側で目立ちやすい高周波な微小振れに対する振れ補正精度を高くするため第2像振れ補正レンズの位置検出増幅率は大きく設定する。これにより、ダイナミックレンジは小さいが、位置検出の分解能を高い設とすることが望ましい。
[帰還制御部の周波数帯域]
高倍側の細かい像振れを補正することを目的とする第2像振れ補正レンズの帰還制御部の周波数特性の制御帯域は、第1像振れ補正レンズの帰還制御部の周波数特性の制御帯域に比べて高く設定する。
[レンズ駆動ストロークに対する像振れ補正角度]
像振れ補正レンズの光学特性上、同じ駆動ストロークに対して得られる像振れ補正角度は異なる。より大きな像振れ補正角度が必要な第1像振れ補正レンズは、第2像振れ補正レンズに比べて、駆動ストロークに対して得られる像振れ補正角度の大きいレンズを使用する。
上記のようにすることで、大きな駆動ストロークが必要となりやすい第1像振れ補正レンズのメカ構成もなるべく小さくすることができ、装置を大型化することなく振れ補正効果の高い、像振れ補正装置及びその制御方法を提供できる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、第1および第2像振れ補正レンズの駆動条件など、像振れ補正制御部203の構成以外は、第1の実施形態と同じ構成であるため構成についての説明を省略する。
[像振れ補正制御部およびレンズ位置制御部の構成]
図9は、第1像振れ補正制御部203および第1レンズ位置制御部205および第3レンズ位置制御部211の内部構成を示すブロック図である。なお、第2像振れ補正制御部204および第2レンズ位置制御部206および第4レンズ位置制御部212も203、205、211と同一の内部構成を有しているため説明は省略する。
図9において、第1の実施形態と異なる箇所は第1像振れ補正レンズの振れ補正残りから第2像振れ補正レンズの目標位置を算出する減算器701の演算のみである。第1の実施形態では、第1駆動リミッタ505で制限する前の第1像振れ補正レンズ目標位置と第1駆動リミッタ505で制限した像振れ補正レンズ目標位置との差分を減算器504で算出した。そして、その信号を第3駆動リミッタ506で制限した信号を第2像振れ補正レンズ113の目標位置としていた。
これに対し本実施形態では、第1駆動リミッタ505で制限する前の第1像振れ補正レンズの目標位置と第1位置検出信号増幅器507から得られた第1像振れ補正レンズの実際の位置との差分を減算器701で算出している。そして、この信号を第3駆動リミッタ506で制限した信号を第2像振れ補正レンズ113の目標位置としている。このような構成とすることで、たとえば、摩擦力などの外乱の影響で第1像振れ補正レンズが目標位置に対して追従しきれなかった場合の追従誤差成分も減算器701で算出した像振れ補正残り信号に含まれる。そのため、第2像振れ補正レンズ113により第1像振れ補正レンズ103による追従誤差成分も含めて補正することができる。
このように、撮像装置に加わる像振れ信号に対して、第1、第2像振れ補正レンズを駆動することで、撮像装置に加わる像振れの影響が除去される。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
103:第1振れ補正レンズ、104:像振れ補正レンズ駆動部、113:第2振れ補正レンズ、201:第1振動センサ、202:第2振動センサ、203:第1像振れ補正制御部、204:第2像振れ補正制御部

Claims (18)

  1. 装置の振れを検出する振れ検出手段と、
    装置の振れに基づく像振れを補正する第1および第2の像振れ補正手段と、
    前記振れ検出手段により検出された振れ信号に第1の制限をかける第1の制限手段と、
    前記第1の制限をかけられた振れ信号に基づいて前記第1の像振れ補正手段を駆動する第1の駆動手段と、
    前記振れ信号から前記第1の制限をかけられた振れ信号を減算して減算値を求める減算手段と、
    前記減算値に対して第2の制限をかける第2の制限手段と、
    前記第2の制限をかけられた振れ信号に基づいて前記第2の像振れ補正手段を駆動する第2の駆動手段と、
    を備えることを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 装置の振れを検出する振れ検出手段と、
    装置の振れに基づく像振れを補正する第1および第2の像振れ補正手段と、
    前記振れ検出手段により検出された振れ信号に第1の制限をかける第1の制限手段と、
    前記第1の制限をかけられた振れ信号に基づいて前記第1の像振れ補正手段を駆動する第1の駆動手段と、
    前記振れ信号から前記第1の像振れ補正手段の位置情報を減算して減算値を求める減算手段と、
    前記減算値に対して第2の制限をかける第2の制限手段と、
    前記第2の制限をかけられた振れ信号に基づいて前記第2の像振れ補正手段を駆動する第2の駆動手段と、
    を備えることを特徴とする像振れ補正装置。
  3. 前記第1および第2の制限は撮影情報に応じて変更されることを特徴とする請求項1または2に記載の像振れ補正装置。
  4. 前記撮影情報とは撮影光学系の変倍率の情報、被写体距離の情報、露光開始の通知の情報、撮影モードの情報、振れ補正レンズの位置の情報の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項3に記載の像振れ補正装置。
  5. 前記変倍率が小さい場合には、前記第1の制限に比べて前記第2の制限による制限値が小さく、前記変倍率が大きい場合には、前記第1の制限に比べて前記第2の制限による制限値が大きいことを特徴とする請求項4に記載の像振れ補正装置。
  6. 前記被写体距離が小さい場合には、前記第1の制限に比べて前記第2の制限による制限値が小さく、前記被写体距離が大きい場合には、前記第1の制限に比べて前記第2の制限による制限値が大きいことを特徴とする請求項4に記載の像振れ補正装置。
  7. 前記露光の開始の情報が露光中でない場合には、前記第1の制限に比べて前記第2の制限による制限値が小さく、露光中である場合には、前記第1の制限に比べて前記第2の制限による制限値が大きいことを特徴とする請求項4に記載の像振れ補正装置。
  8. 前記第2の像振れ補正レンズの光軸からの距離が所定値より大きくなった場合に、前記第2の制限による制限値を大きくすることを特徴とする請求項4に記載の像振れ補正装置。
  9. 前記第1および第2の像振れ補正手段の位置を検出する位置検出手段は、前記第1および第2の像振れ補正手段の移動距離に応じて出力される位置検出信号を所定の倍率だけ増幅する増幅手段を有し、前記第1の像振れ補正手段の位置検出信号の増幅率は、前記第2の像振れ補正手段の位置検出信号の増幅率に比べて小さいことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  10. 前記第1の像振れ補正手段の現在位置を制御する帰還制御手段の周波数特性における制御帯域は、前記第2の像振れ補正手段の現在位置を制御する帰還制御手段の周波数特性における制御帯域に比べて、低く設定されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  11. 前記第1の像振れ補正手段における駆動量に対する像振れ補正角度は、前記第2の像振れ補正手段における前記第1の像振れ補正手段と同じ駆動量に対する像振れ補正角度よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  12. 前記第1の像振れ補正手段における駆動量に対する光学性能の劣化は、前記第2の像振れ補正手段における前記第1の像振れ補正手段と同じ駆動量に対する光学性能の劣化よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  13. 前記第1の像振れ補正手段は、前記第2の像振れ補正手段と比べて被写体に近い側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  14. 前記第1の像振れ補正手段は、光軸に対してチルト可能であり、前記第2の像振れ補正手段は光軸と直交する方向にシフト可能であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  15. 装置の振れを検出する振れ検出手段と、装置の振れに基づく像振れを補正する第1および第2の像振れ補正手段とを備える像振れ補正装置を制御する方法であって、
    前記振れ検出手段により検出された振れ信号に第1の制限をかける第1の制限工程と、
    前記第1の制限をかけられた振れ信号に基づいて前記第1の像振れ補正手段を駆動する第1の駆動工程と、
    前記振れ信号から前記第1の制限をかけられた振れ信号を減算して減算値を求める減算工程と、
    前記減算値に対して第2の制限をかける第2の制限工程と、
    前記第2の制限をかけられた振れ信号に基づいて前記第2の像振れ補正手段を駆動する第2の駆動工程と、
    を有することを特徴とする像振れ補正装置の制御方法。
  16. 装置の振れを検出する振れ検出手段と、装置の振れに基づく像振れを補正する第1および第2の像振れ補正手段とを備える像振れ補正装置の制御方法であって、
    前記振れ検出手段により検出された振れ信号に第1の制限をかける第1の制限工程と、
    前記第1の制限をかけられた振れ信号に基づいて前記第1の像振れ補正手段を駆動する第1の駆動工程と、
    前記振れ信号から前記第1の像振れ補正手段の位置情報を減算して減算値を求める減算工程と、
    前記減算値に対して第2の制限をかける第2の制限工程と、
    前記第2の制限をかけられた振れ信号に基づいて前記第2の像振れ補正手段を駆動する第2の駆動工程と、
    を有することを特徴とする像振れ補正装置の制御方法。
  17. 請求項15または16に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  18. 請求項15または16に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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