JP2014005127A - 卓上形粘着テープホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】テープ端部にタブが形成され、非使用時にはホルダー端部の切断刃が下方に隠れ、引き出したテープの切断時にのみ切断刃がホルダー端部から上方へ露出した状態となり、テープ貼り作業の安全性を高める。
【解決手段】ホルダー本体部に上下動可能に保持され、粘着テープ6の非粘着面に該テープの上側から接するテープガイドローラ11と、切断刃7に隣接して上下動可能に保持された縦スライド板18と、縦スライド板の下側に水平動可能に保持され、ばね手段で一方向に付勢された横スライド板19とを有し、縦スライド板が横スライド板によって押し上げられた状態で縦スライド板の上端が切断刃よりも上方へ突出しており、引き出された粘着テープの伸長力でテープガイドローラが上昇し、横スライド板が移動して縦スライド板が横スライド板の凹部20に落し込まれ、切断刃7が縦スライド板18から上方へ露出するようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】ホルダー本体部に上下動可能に保持され、粘着テープ6の非粘着面に該テープの上側から接するテープガイドローラ11と、切断刃7に隣接して上下動可能に保持された縦スライド板18と、縦スライド板の下側に水平動可能に保持され、ばね手段で一方向に付勢された横スライド板19とを有し、縦スライド板が横スライド板によって押し上げられた状態で縦スライド板の上端が切断刃よりも上方へ突出しており、引き出された粘着テープの伸長力でテープガイドローラが上昇し、横スライド板が移動して縦スライド板が横スライド板の凹部20に落し込まれ、切断刃7が縦スライド板18から上方へ露出するようにした。
【選択図】 図4
Description
本発明は、一端部に切断刃を備え、かつ作業台等の置台上に載置される卓上形粘着テープホルダーに関する。
片面に粘着性を有する粘着テープは通常、芯材に円筒状に巻き付けられた形態を有し、このテープ円筒部からテープの一端を引き出して所望の長さに切断して使用する。テープ端部の引出しおよび切断を容易にするため、この種の粘着テープは切断刃付きのテープホルダーに保持されて使用される。テープホルダーとしては、種々の形態のものが市販されているが、大別すると、引き出したテープの粘着面に対峙する形態に切断刃が設けられ、切断後のテープ円筒部側(元側)のテープ端部が前記切断刃に付着、仮保持される形態のものと、非粘着面側に面して切断刃が設けられる形態のもの(特許文献1)とがある。
また、切断した粘着テープを目的の包装物に貼り付けた場合、粘着テープは一端から他端まで前記包装物に完全に密着して付着されるため、後でこの粘着テープを剥がそうとすると、剥がし口(剥がし開始の部分)がなく、指先の爪等でテープの隅部を引っかくようにして剥がし口をつくらなければならず、この操作が非常に煩雑である。
このような不便を解消するために、前記粘着テープを引き出して切断したとき、前記テープの一端部に折り返し片(テープの重着したタブ)が形成されるようにしたものが開示されている(特許文献2,3)。これは、切断後の元側(残った側)のテープ先端部に前記タブが切刃から突出して形成されるものであり、次回の使用時にはこのタブをつまんで引き出し、所望の長さに切断して使用することにより、前記タブの部分は包装物に付着していないので、剥がす際にはこのタブ部分を剥がし口として容易にテープを剥がすことができる。
さらに、特許文献4に示すように、粘着テープの切断時に該粘着テープによって切断刃がテープ引出し方向へ回動するようにし、前記切断刃に対してテープ円筒部側へ寄った位置に回動可能な間隔保持アームを設け、テープ切断後、テープ端部を付着した前記切断刃が戻り回転して前記間隔保持アームに衝接し、これによって粘着テープの重着したタブが形成されるようにしたものも開示されている。
上述の特許文献2に記載のテープカッターは、切刃の付いた可動片がばね力で常時本体部の外側へ傾斜状態に倒れる形態であるため、前記本体部を含めた装置全体が大形となりがちであり、また、粘着テープを引き出して切断した後、切刃側の可動片を本体部側の固定片に押し付ける操作、および折り返し片のテープループを指先でつまんで可動片先端から該ループにつながるテープ端部を引き離すという操作が必要であり、取り扱いが煩雑である。
また、特許文献3に記載のつまみ部形成機能付きテープカッターは、テープの引き出しにより歯車機構で切刃付き回転子が開動し、テープ切断後はレバーの押し下げで前記回転子を本体部側へ閉動させるという操作が必要であり、単にテープを引き出して切断しただけではテープのタブができず、上述の特許文献2と同様に煩雑な操作を強いられるという問題があった。
特許文献4に示すものは、テープの切断時に自動的に元側のテープ端部にテープの重着したつまみ部のタブが形成され、またタブ形成不要の場合はタブ形成解除の機構も有するため、実用上有益であるが、構造がやや複雑であり、コスト高になるという問題があった。
また、一般にこの種の粘着テープホルダーは、ホルダー本体部の端部に設けた切断刃が前記本体部から常時露出しており、テープホルダーの扱い時に露出した切断刃の先端で手を傷付けてしまうことがあった。特に、巾広の包装用粘着テープ(カートンテープ)の卓上形ホルダーの切断刃は鋭利な刃先となっており、テープ切断後に元側のテープ端部が切断刃に付着、仮保持される形態のものでは、次回使用時にテープ端部を切断刃から引き離す時に誤って指先を切断刃で刺してしまうという危険があり、多数の包装物のテープ貼り作業を連続して行う場合に、作業の迅速化をさまたげる原因ともなっていた。
本発明は、簡素化された構造で切断後の元側のテープ端部にテープの重着したタブが自動的に形成されるようにした卓上形粘着テープホルダーを提供することを目的とする。
本発明はまた、機構部分がホルダー本体部内にコンパクトに収まり、簡素化された構造であって、テープ切断時以外にはホルダー端部の切断刃が下方に隠れ、引き出したテープの切断時にのみ前記切断刃がホルダー端部から自動的に上方へ露出した状態となり、これによって切断刃自体の保護およびテープ貼り作業の安全性を高めた卓上形粘着テープホルダーを提供することを目的とするものである。
上記の目的のために本発明による卓上形粘着テープホルダーは、粘着テープの円筒部を回転可能に保持し、かつ該円筒部から引き出された前記粘着テープの粘着面側をホルダー本体部の片端に設けた切断刃に押し当てて該テープを切断する卓上形粘着テープホルダーであって、前記粘着テープの円筒部と前記切断刃との間に設けられ、かつ前記粘着テープの粘着面に接触するテープ受けローラと、前記テープ受けローラの位置から前記切断刃の位置まで回動するように前記ホルダー本体部に軸支された回動板と、前記回動板を前記テープ受けローラ側へ向けて付勢しているばね手段とを有し、前記円筒部から引き出された前記粘着テープの粘着面が前記テープ受けローラの位置で前記回動板に付着して前記粘着テープの引き出しで前記回動板が前記切断刃側へ回動し、前記粘着テープの切断後、前記ばね手段により前記回動板が粘着テープ端部とともに前記テープ受けローラに衝接するようにしたものである。
本発明はまた、粘着テープの円筒部を回転可能に保持し、かつ該円筒部から引き出された前記粘着テープの粘着面側をホルダー本体部の片端に設けた切断刃に押し当てて該テープを切断する卓上形粘着テープホルダーにおいて、前記ホルダー本体部に上下動可能に保持され、かつ前記粘着テープの非粘着面に該テープの上側から接するテープガイドローラと、前記切断刃に隣接して上下動可能に保持された縦スライド板と、前記縦スライド板の下側に水平動可能に保持され、かつばね手段で一方向に付勢された横スライド板と、一端が前記テープガイドローラに連結され、他端が前記横スライド板の一端部に接当するリンク機構とを有し、前記縦スライド板が前記横スライド板によって押し上げられた状態で前記縦スライドの上端が前記切断刃よりも上方へ突出しており、前記横スライド板の上面には前記縦スライド板の下端部が落ち込む凹部が形成され、引き出された前記粘着テープの伸長力で前記テープガイドローラが上昇したとき、前記ばね手段により前記リンク機構を介して前記横スライド板が移動して前記縦スライド板が前記凹部に落し込まれ、前記切断刃が前記縦スライド板から上方へ露出するようにしたものである。
本発明はさらに、粘着テープの円筒部を回転可能に保持し、かつ該円筒部から引き出された前記粘着テープの粘着面側をホルダー本体部の片端に設けた切断刃に押し当てて該テープを切断する卓上形粘着テープホルダーにおいて、前記粘着テープの円筒部と前記切断刃との間に設けられ、かつ前記粘着テープの粘着面に接触するテープ受けローラと、前記テープ受けローラの位置から前記切断刃の位置まで回動するように前記ホルダー本体部に軸支された回動板と、前記回動板を前記テープ受けローラ側へ向けて付勢しているばね手段とを有し、前記円筒部から引き出された前記粘着テープの粘着面が前記テープ受けローラの位置で前記回動板に付着して前記粘着テープの引き出しで前記回動板が前記切断刃側へ回動し、前記粘着テープの切断後、前記ばね手段により前記回動板が回動して付着した元側の粘着テープ端部とともに前記テープ受け部材に衝接するようになっており、さらに、前記ホルダー本体部に上下動可能に保持され、かつ前記粘着テープの非粘着面に該テープの上側から接するテープガイドローラと、前記切断刃に隣接して上下動可能に保持された縦スライド板と、前記縦スライド板の下側に水平動可能に保持され、かつばね手段で一方向に付勢された横スライド板と、一端が前記テープガイドローラに連結され、他端が前記横スライド板の一端部に接当するリンク機構とを有し、前記縦スライド板が前記横スライド板によって押し上げられた状態で前記縦スライド板の上端が前記切断刃よりも上方へ突出しており、前記横スライド板の上面には前記縦スライド板の下端部が落ち込む凹部が形成され、引き出された前記粘着テープの伸長力で前記テープガイドローラが上昇したとき、前記ばね手段により前記リンク機構を介して前記横スライド板が移動して前記縦スライド板が前記凹部に落し込まれ、前記切断刃が前記縦スライド板から上方へ露出することを特徴とするものである。
本発明によれば、ホルダー本体部に保持されたテープ円筒部から粘着テープを引き出してホルダー端部の切断刃で切断するだけで、元側の粘着テープの端部にタブが形成されるので、次回使用時にこのタブ部分をつまんでテープを引き出すことができ、また包装物等に貼着した場合に前記包装物から粘着テープを剥がすのが容易となる。
また本発明によれば、非使用時あるいはホルダー本体部から粘着テープを引き出す前の状態では、ホルダー端部の切断刃の先端が上下動可能なガード部材から下方へ隠れた形態となっているので、切断刃の先端で手を傷付ける心配がなく、テープ貼着作業の安全化、迅速化が図られる。
次に、本発明を各種の実施例について図面を参照しつつ具体的に説明する。なお、これらの実施例はいずれも巾広の包装用粘着テープに対する切断刃付きテープホルダーについてのものであるが、本発明は必ずしもこのような包装用の粘着テープに限るものではなく、紙面に貼り付ける一般の細巾の粘着テープの切断刃付きホルダーにも同様に適用されることは勿論である。
図1〜図3を参照すれば、この実施例1の卓上形テープホルダー1は机や作業台など置台上に載せられる底板2と、底板2に対して垂直に立設した側板3と、底板2の片端に立設した前部端板5とによって枠状のホルダー本体部が形成され、前部端板5の上縁に片面粘着テープ(以下粘着テープという)6を切断する切断刃7が固着されている。前部端板5と反対側の本体部後端は開放されており、一対の側板3の後縁には前方へのびる溝孔8が形成され、この溝孔に粘着テープの円筒部内径と嵌合する軸付き芯環9の軸部が挿入され、これによってテープ円筒部10がホルダー本体部に装着される。軸付き芯環9は、消尽されるテープ円筒部10に対して脱着可能となっている。
以上の構成はこの種の卓上形粘着テープホルダーの一例であり、本発明の粘着テープホルダーはこの形態のものに限定されるものではなく、これ以外のテープホルダーにも同様に適用される。
以上の構成はこの種の卓上形粘着テープホルダーの一例であり、本発明の粘着テープホルダーはこの形態のものに限定されるものではなく、これ以外のテープホルダーにも同様に適用される。
装填された粘着テープの円筒部10に隣接してホルダー本体部の側板3に、引き出された粘着テープ6の非粘着面と接触するテープガイドローラ11が軸支されている。また、テープガイドローラ11と切断刃7との間に、引き出された粘着テープ6の粘着面と接触するテープ受けローラ12が側板3に軸支されている。粘着テープ6はテープ円筒部10の上側周部からテープガイドローラ11の下側をくぐり、テープ受けローラ12の上側を経てホルダー前端の切断刃7に向って引き出される(図1,図2)。
テープ受けローラ12と切断刃7との間を回動する回動板13がホルダー本体部の側板3に軸支されている。回動板13の上端は、該回動板13が切断刃7およびテープ受けローラ12に近接または接触した状態ではこれらと大略同等の高さとなっている。図示されていないが、回動板13の下端は側板3に回転可能に軸支され、この軸支位置を支点にして回動板13が切断刃7とテープ受けローラ12との間を回動するが、適当なばね手段によって回動板13は常時テープ受けローラ12へ向う方向に付勢されている。このばね手段の具体例としては例えば回動板13の軸支部に設けられたコイルばね(つる巻きばね)であり、該ばねの一端が側板3に固着され、他端が回動板13の下端軸部に固着された形態のものが好適に採用される。なお、ばね手段としては、このほかにも種々の形態のものが採用可能である。回動板13の上端は引き出された粘着テープ6が付着し易いように若干わん曲して或る程度巾のある端面形態となっている。
粘着テープ6の円筒部10の上周部からテープガイドローラ11の下をくぐらせるようにして所望の長さに粘着テープ6を引き出し(図1の状態)、さらにこの粘着テープ6をテープ受けローラ12に接当している回動板13に当てながら切断刃側へ引き伸ばして切断刃7に当てる。回動板13の先端は粘着テープ6の粘着面に付着するので、回動板13は、前記ばね手段に抗して、粘着テープ6によって切断刃の位置まで回動する。そして、切断刃7で粘着テープ6を切断すると(図2)、テープ6の伸長力がなくなるため、回動板13は切断後の元側の粘着テープ6を付着したまま前記ばね手段で回動してテープ受けローラ12に衝接する。このとき、テープ受けローラ12から切断刃7までの距離にほぼ相当するテープ部分が上方へ偏平なループ状となって盛り上がり、この部分がテープの重着したタブ17となる(図3)。次回の使用時にはこのタブ17の部分を手でつまんで粘着テープ6を所望長さに引き上げるとともに、前述と同様に粘着テープ6をテープ受けローラ12に接触している回動板13に当てつつ切断刃側へ向けて引き出し、切断する。
上述の実施例1ではテープガイドローラ11は位置変位不能に軸支されているが、実施例2の切断刃ガード機構を備えた粘着テープホルダーでは、テープガイドローラ11は上下動可能にホルダー本体部の側板3に保持されている。以下、図4,図5を参照してこの切断刃ガード機構を説明する。
切断刃7の外側には該切断刃7に接して上下動可能となった縦スライド板18が側板3に保持されている。縦スライド板18は鋸歯状の切断刃7の少なくとも巾長さにわたる横巾を有し、かつその下端は、この実施例2では、くさび状の斜面18aが形成されている。縦スライド板18の下側には水平方向に往復動する横スライド板19が本体部の側板3に保持されている。図4,図5に明示されるように、横スライド板19の上面19bには縦スライド板18の下端が落ち込む凹部20が形成されている。この凹部20は、片側の内壁が前記縦スライド板18の下端斜面18aに対応して傾斜面19aとなっており、凹部20に縦スライド板18の下端が入り込んだ状態で横スライド板19が水平方向に移動することにより、この傾斜面19aで縦スライド板18を上方へ押し上げるとともに、縦スライド板18を横スライド板19の平坦な上面19bに載せるようになっている。
縦スライド板18が横スライド板19の上面19bに載った状態では、縦スライド板18の上端は切断刃7の先端から若干上方へ突出し、縦スライド板18が横スライド板19の凹部20に落ち込んだ状態では、縦スライド板18の上端が切断刃7の先端よりも低い位置になるように設定されている。つまり、縦スライド板18が自重で横スライド板19の凹部20に落ち込むと、切断刃7の先端が縦スライド板18から上方へ露出する。横スライド板19は圧縮ばね手段によって一方向に、具体的には縦スライド板18が凹部20から押し上げられて横スライド板19の上面19bに載るように、後述するリンク機構部に向って一方向に付勢されている。このような縦スライド板18の上下動および横スライド板19の水平動を円滑かつ確実に行わせるようにホルダー本体部の側板3にそれぞれ適切なガイド溝(図示省略)が設けられている。
実施例2において、上下動可能なテープガイドローラ11には下方へ伸長するガイドローラアーム21が連結されている。また、ガイドローラアーム12と横スライド板19との間にはL形のリンク部材22がそのL基部22aで回動するように本体部の側板3に枢支されている。L形リンク部材22の一方の端部、この実施例では長辺方向の腕部の端部22bが長孔23および該長孔に挿入される連結ピン25を介してガイドローラアーム21の下端に連結されている。L形リンク部材22の他端には横スライド板19と接触して該横スライド板19を圧縮ばね手段26に抗する方向に押動させる突部22cが形成されている。
粘着テープホルダーの非使用時、あるいは粘着テープ6をその円筒部から引き出す前の状態では、圧縮ばね手段26によって横スライド板19がテープガイドローラ11側へ移動した状態(図4)にあり、これによってテープガイドローラ11はL形リンク部材22およびガイドローラアーム21を介して下方へ下がった状態となっている。この状態で縦スライド板18は横スライド板19の上面19bに載っている。ここでテープ円筒部から引き出した粘着テープ6を実施例1でも説明したようにテープガイドローラ11の下をくぐらせて切断刃7側へ伸長させると、このテープの強制伸長力でテープガイドローラ11が上方へ持ち上げられ、ガイドローラアーム21を介してL形リンク部材22がL基部22aを中心に回転し、L形リンク部材の端部の突部22cで横スライド板19を押圧し、圧縮ばね手段26に抗して該横スライド板19を逆方向に移動させる。この横スライド板19の強制移動により、横スライド板19の上面19bに接当していた縦スライド板18が自重で横スライド板19の凹部20に落ち込み、縦スライド板18が降下して切断刃7が上方へ露出する。図5はこのときの状態を示している。この状態で粘着テープ6を切断刃7に押し当てて切断する。
テープ切断後はテープガイドローラ11に加わる粘着テープ6の伸長力がなくなるため、圧縮ばね手段26によって横スライド板19がL形リンク部材側、即ちガイドローラ11側へ移動し、縦スライド板18の下端斜面18aと横スライド板18の凹部20の内壁傾斜面19aとのスベリ係合を介して縦スライド板18が上昇し、横スライド板19の上面19bに載り、切断刃7の先端が縦スライド板18の上端から下方へ隠れる形態となる。これによって切断刃7に対する使用者の安全性が確保されるとともに、切断刃自体の保護も確保される。
以上は切断刃のガード機構部の構造例であるが、この構造に実施例1で説明したテープ切断端部のタブ形成機構を組み合せることにより、切断時の元側のテープ端部は回動板13によって切断刃7から強制的に剥がされるとともに、回動板13とテープ受けローラ12との衝接により元側のテープ端部に該テープの重着されたタブ17が形成される形態の切断刃ガード機構付き卓上形粘着テープホルダーとなる。この場合には、実施例1におけるテープガイドローラ11は実施例3では上下動可能に保持されることは勿論である。
上記の実施例2,3では、縦スライド板18の下端の斜面18aおよび横スライド板19の凹部20の傾斜面19aを図示のように互いに傾斜角度の異なるテーパ形状としたが、本発明は必ずしもこのような形状に限定されるものではなく、例えば凸わん曲面形状など両スライド板がスベリ係合して横スライド板の凹部に対して縦スライド板が上下動する形状であれば他の形状でもよいことは勿論である。
1 卓上形粘着テープホルダー
3 側板
6 粘着テープ
7 切断刃
10 テープ円筒部
11 テープガイドローラ
12 テープ受けローラ
13 回動板
17 タブ
18 縦スライド板
19 横スライド板
20 凹部
21 ガイドローラアーム
22 L形リンク部材
23 長孔
25 連結ピン
3 側板
6 粘着テープ
7 切断刃
10 テープ円筒部
11 テープガイドローラ
12 テープ受けローラ
13 回動板
17 タブ
18 縦スライド板
19 横スライド板
20 凹部
21 ガイドローラアーム
22 L形リンク部材
23 長孔
25 連結ピン
Claims (3)
- 粘着テープの円筒部を回転可能に保持し、かつ該円筒部から引き出された前記粘着テープの粘着面側をホルダー本体部の片端に設けた切断刃に押し当てて該テープを切断する卓上形粘着テープホルダーにおいて、
前記粘着テープの円筒部と前記切断刃との間に設けられ、かつ前記粘着テープの粘着面に接触するテープ受けローラと、
前記テープ受けローラの位置から前記切断刃の位置まで回動するように前記ホルダー本体部に軸支された回動板と、
前記回動板を前記テープ受けローラ側へ向けて付勢しているばね手段と、
を有し、前記円筒部から引き出された前記粘着テープの粘着面が前記テープ受けローラの位置で前記回動板に付着して前記粘着テープの引き出しで前記回動板が前記切断刃側へ回動し、前記粘着テープの切断後、前記ばね手段により前記回動板が粘着テープ端部とともに前記テープ受けローラに衝接することを特徴とする卓上形粘着テープホルダー。 - 粘着テープの円筒部を回転可能に保持し、かつ該円筒部から引き出された前記粘着テープの粘着面側をホルダー本体部の片端に設けた切断刃に押し当てて該テープを切断する卓上形粘着テープホルダーにおいて、
前記ホルダー本体部に上下動可能に保持され、かつ前記粘着テープの非粘着面に該テープの上側から接するテープガイドローラと、
前記切断刃に隣接して上下動可能に保持された縦スライド板と、
前記縦スライド板の下側に水平動可能に保持され、かつばね手段で一方向に付勢された横スライド板と、
一端が前記テープガイドローラに連結され、他端が前記横スライド板の一端部に接当するリンク機構と、
を有し、前記縦スライド板が前記横スライド板によって押し上げられた状態で前記縦スライド板の上端が前記切断刃よりも上方へ突出しており、前記横スライド板の上面には前記縦スライド板の下端部が落ち込む凹部が形成され、引き出された前記粘着テープの伸長力で前記テープガイドローラが上昇したとき、前記ばね手段により前記リンク機構を介して前記横スライド板が移動して前記縦スライド板が前記凹部に落し込まれ、前記切断刃が前記縦スライド板から上方へ露出することを特徴とする卓上形粘着テープホルダー。 - 粘着テープの円筒部を回転可能に保持し、かつ該円筒部から引き出された前記粘着テープの粘着面側をホルダー本体部の片端に設けた切断刃に押し当てて該テープを切断する卓上形粘着テープホルダーにおいて、
前記粘着テープの円筒部と前記切断刃との間に設けられ、かつ前記粘着テープの粘着面に接触するテープ受けローラと、
前記テープ受けローラの位置から前記切断刃の位置まで回動するように前記ホルダー本体部に軸支された回動板と、
前記回動板を前記テープ受けローラ側へ向けて付勢しているばね手段と、
を有し、前記円筒部から引き出された前記粘着テープの粘着面が前記テープ受けローラの位置で前記回動板に付着して前記粘着テープの引き出しで前記回動板が前記切断刃側へ回動し、前記粘着テープの切断後、前記ばね手段により前記回動板が回動して付着した元側の粘着テープ端部とともに前記テープ受け部材に衝接するようになっており、
さらに、前記ホルダー本体部に上下動可能に保持され、かつ前記粘着テープの非粘着面に該テープの上側から接するテープガイドローラと、
前記切断刃に隣接して上下動可能に保持された縦スライド板と、
前記縦スライド板の下側に水平動可能に保持され、かつばね手段で一方向に付勢された横スライド板と、
一端が前記テープガイドローラに連結され、他端が前記横スライド板の一端部に接当するリンク機構と、
を有し、前記縦スライド板が前記横スライド板によって押し上げられた状態で前記縦スライド板の上端が前記切断刃よりも上方へ突出しており、前記横スライド板の上面には前記縦スライド板の下端部が落ち込む凹部が形成され、引き出された前記粘着テープの伸長力で前記テープガイドローラが上昇したとき、前記ばね手段により前記リンク機構を介して前記横スライド板が移動して前記縦スライド板が前記凹部に落し込まれ、前記切断刃が前記縦スライド板から上方へ露出することを特徴とする卓上形粘着テープホルダー。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017048043A1 (ko) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | 박재상 | 테이프 디스펜서 및 테이프 접이방법 |
CN112027771A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-12-04 | 四川大学华西医院 | 一种安全型医用胶带切断器 |
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