JP2014003783A - 電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置 - Google Patents

電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の巻線群を備えた多重巻線型電動機を、電力変換器で発生するスイッチングに伴う騒音と損失を抑えて駆動制御する。
【解決手段】複数の電力変換器8、9をそれぞれPWM制御するための複数のキャリア信号7a、7bを等しい周波数で生成するキャリア生成部7を備えて各電力変換器8、9をPWM制御する。そして、キャリア生成部7は、多重巻線型電動機10の回転速度ωeに基づいて、多重巻線型電動機10の低速運転時にはキャリア信号7a、7bに90度の位相差を与え、高速運転時にはキャリア信号7a、7bに180度の位相差を与える。
【選択図】図1

Description

この発明は、電機子巻線が複数の巻線群として多重化された多重巻線型電動機を駆動する複数の電力変換器を制御する電力変換器制御装置およびそれを備えた多重巻線型電動機駆動装置に関するものである。
一般に、電動機をパルス幅変調(PWM)制御された電力変換器によって駆動するとき、電流高調波が発生して損失、騒音などの悪影響を与える。
多重巻線型電動機を駆動するための複数の電力変換器を制御する場合には、各々の電力変換器のスイッチングタイミングに一定の時間差を与えることにより電流高調波を低減する方法が知られている。スイッチングタイミングが同時に発生しないようにするため、キャリア比較するための各々のキャリア信号に所定の位相差を与えてPWM処理するようスイッチングタイミングを制御する装置が開示されている。
従来の多重巻線型電動機駆動装置(電力変換器制御装置)として、以下に示すPWM制御モータ装置がある。PWM制御モータ装置は、三角波発生回路により三角波信号を発生し、第1系統のコイルのU、V、W各相に対する電圧指令と三角波発生回路の出力とを第1のPWM変換回路に入力してPWM変換し、第1のPWM変換回路の出力に基づき第1系統のコイルへの電力供給を第1のインバータにより制御する。また、三角波発生回路の出力をずらし手段により所定位相だけずらし、第2系統のコイルのU、V、W各相に対する電圧指令とずらし手段の出力とを第2のPWM変換回路に入力してPWM変換し、第2のPWM変換回路の出力に基づき第2系統のコイルへの電力供給を第2のインバータにより制御する(例えば特許文献1)。
また、従来の多重巻線型電動機駆動装置(電力変換器制御装置)の別例である負荷駆動装置では、第1の三相インバータの第1キャリア周波数と、第2の三相インバータの第2キャリア周波数とは互いに略等しく、第1の三相インバータのデューティ値と、第2の三相インバータのデューティ値とは互いに略等しく、第1の三相インバータと第2の三相インバータとは同じスイッチングパターンで動作し、第1キャリア信号と第2キャリア信号との位相差dが117.5度〜242.5度の範囲にある(例えば特許文献2)。
特開平6−197593号公報 特開2010−288320号公報
上記特許文献1記載の装置では、複数のインバータのPWM制御に用いる三角波信号を所定位相だけずらし、各コイルに流れる電流によって生じる磁束の波形が合成することにより、合成磁束の波形のリップル幅を小さくして鉄損を低減する。これにより高調波損失を低減できるが、運転条件に拘わらず同じ位相差を与えるため騒音低減に対して十分な効果が得られないという問題点があった。
また、上記特許文献2記載の制御では、複数のキャリア信号間の位相差は可変であるが、操作者が位相差を主観的に変更するものであり、安定的な騒音低減効果は得られないものであった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、複数の巻線群を備えた多重巻線型電動機を、電力変換器で発生するスイッチングに伴う騒音と損失を抑え、運転条件に応じて最適な環境で駆動可能な電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置を提供することを目的とする。
この発明の請求項1に係る電力変換器制御装置は、複数の巻線群を備えた多重巻線型電動機を駆動するために上記複数の巻線群にそれぞれ電力供給する複数の電力変換器をPWM制御するものであって、上記多重巻線型電動機の回転子の磁極位置を検出する位置検出手段と、与えられたトルク指令および上記位置検出器からの磁極位置信号に基づいて上記各電力変換器の三相電圧指令を生成する電圧指令演算部と、上記複数の電力変換器をそれぞれPWM制御するための複数のキャリア信号を等しい周波数で生成するキャリア生成部と、上記各電力変換器毎に上記三相電圧指令と上記キャリア信号とを比較してPWM処理されたスイッチングパルス信号を生成するキャリア比較部とを備える。そして、上記キャリア生成部は、上記磁極位置信号に基づく上記多重巻線型電動機の回転速度、上記トルク指令、あるいは上記回転速度と上記トルク指令とから演算される変調率のいずれか1である位相差基準信号に基づいて決定される位相差を与えて上記複数のキャリア信号を生成するものである。
この発明の請求項6に係る多重巻線型電動機駆動装置は、複数の巻線群を備えた多重巻線型電動機の上記複数の巻線群にそれぞれ電力供給する複数の電力変換器と、請求項1に係る上記電力変換器制御装置とを備え、該電力変換器制御装置が上記複数の電力変換器をPWM制御して上記多重巻線型電動機を駆動するものである。
この発明に係る電力変換器制御装置は上記キャリア生成部が、上記磁極位置信号に基づく上記多重巻線型電動機の回転速度、上記トルク指令、あるいは上記回転速度と上記トルク指令とから演算される変調率のいずれか1である位相差基準信号に基づいて決定される位相差を与えて上記複数のキャリア信号を生成するため、複数の巻線群を備えた多重巻線型電動機を、電力変換器で発生するスイッチングに伴う騒音と損失を抑え、運転条件に応じて最適な環境で駆動できる。
また、この発明に係る多重巻線型電動機駆動装置は、複数の巻線群を備えた多重巻線型電動機を、電力変換器で発生するスイッチングに伴う騒音と損失を抑え、運転条件に応じて最適な環境で駆動できる。
この発明の実施の形態1による電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置の構成図である。 この発明の実施の形態1による電力変換器制御装置に係るキャリア信号のタイミングチャート図である。 この発明の実施の形態1による電力変換器制御装置に係るキャリア信号の位相差によるスイッチングタイミングの第1の説明図である。 この発明の実施の形態1による電力変換器制御装置に係るキャリア信号の位相差によるスイッチングタイミングの第2の説明図である。 この発明の実施の形態1による電力変換器制御装置に係るキャリア信号の位相差の制御特性の説明図である。 この発明の実施の形態1による電力変換器制御装置に係るキャリア生成部の詳細ブロック図である。 この発明の実施の形態2による電力変換器制御装置および多重巻線型電動機制御システム構成図である。 この発明の実施の形態2による電力変換器制御装置に係る位相差の制御特性の説明図である。 この発明の実施の形態3による電力変換器制御装置および多重巻線型電動機制御システム構成図である。 この発明の実施の形態3による電力変換器制御装置に係る位相差の制御特性の説明図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置について、図1〜図6に基づいて以下に説明する。図1は、この発明の実施の形態1による電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置の構成図である。図2は、電力変換器制御装置におけるキャリア信号のタイミングチャート図である。図3はキャリア信号の位相差によるスイッチングタイミングを示す第1の説明図、図4はキャリア信号の位相差によるスイッチングタイミングを示す第2の説明図である。図5はキャリア信号の位相差の制御特性の説明図であり、図6はキャリア生成部の詳細ブロック図である。
図1は、例えば2つの巻線群を有する多重巻線型電動機10に対応する二重化した電力変換器制御装置を用いた多重巻線型電動機駆動装置の構成を示している。多重巻線型電動機10は、電動機を構成する巻線が2つの巻線群として多重化された多重巻線型電動機であり、多重巻線型電動機10を駆動するため、第1の巻線群に第1電力変換器8が接続され、第2の巻線群に第2電力変換器9が接続されている。多重巻線型電動機駆動装置は、複数の電力変換器(第1電力変換器8、第2電力変換器9)とこれらを制御する電力変換器制御装置にて構成され、電力変換器制御装置は、第1電力変換器8および第2電力変換器9を制御することにより、第1電力変換器8から第1の巻線群に電力供給し、第2電力変換器9から第2の巻線群に電力供給して多重巻線型電動機10を駆動する。
図1に示すように、電力変換器制御装置は、第1電圧指令演算部2および第2電圧指令演算部3と、速度演算部4と、第1キャリア比較部5および第2キャリア比較部6と、キャリア生成部7とを備える。また電力変換器制御装置は、多重巻線型電動機10の回転子の磁極位置を検出するための位置検出器11、例えば、インクリメンタルエンコーダやレゾルバを備える。なお、多重巻線型電動機10が位置検出器11を備えても良く、その場合、電力変換器制御装置は、位置検出器11からの出力を得て回転子の磁極位置を検出する。また、位置検出手段として、位置検出器11の代わりに回転検出器を備えても良い。
位置検出器11で検出された多重巻線型電動機10の回転子の磁極位置信号(電気角位置信号)θeは、速度演算部4に出力されるとともに、第1電圧指令演算部2および第2電圧指令演算部3にも出力される。
電力変換器制御装置の入力端子1に外部からトルク指令Nが入力され、第1電圧指令演算部2では、このトルク指令Nと、位置検出器11で検出された多重巻線型電動機10の回転子の磁極位置信号θeとに基づき、三相交流で表された第1の電圧指令v1を生成し、第1キャリア比較部5に出力する。同様に第2電圧指令演算部3では、トルク指令Nが入力され、このトルク指令Nと、位置検出器11で検出された多重巻線型電動機10の回転子の磁極位置信号θeとに基づき、三相交流で表された第2の電圧指令v2を生成し、第2キャリア比較部6に出力する。
なお、多重巻線型電動機10では、構造上、各巻線群間に一定の位相差が発生するため、この位相差を考慮した電圧指令v(第1の電圧指令v1、第2の電圧指令v2)の演算を行う。
速度演算部4では、多重巻線型電動機10の回転子の磁極位置信号θeから、位相差基準信号となる多重巻線型電動機10の回転速度ωeを演算し、キャリア生成部7に出力する。キャリア生成部7は、速度演算部4からの回転速度ωeに基づいて位相差を決定し、この位相差を有する等しい周波数の2つのキャリア信号7a、7b(第1のキャリア信号7a、第2のキャリア信号7b)を出力する。なお、キャリア信号7a、7bには、三角波が用いられるのが一般的である。
第1キャリア比較部5では、第1電圧指令演算部2からの第1の電圧指令v1と、キャリア生成部7が生成する第1のキャリア信号7aとを振幅比較することにより、PWM処理されたパルス信号である第1のスイッチングパルス5aを第1電力変換器8に出力する。第2キャリア比較部6では、第2電圧指令演算部3からの第2の電圧指令v2と、キャリア生成部7が生成する第2のキャリア信号7bとを振幅比較することにより、PWM処理されたパルス信号である第2のスイッチングパルス5bを第2電力変換器9に出力する。
次に、電力変換器制御装置の動作の詳細について説明する。
第1電圧指令演算部2、第2電圧指令演算部3では、上位の外部手段から入力されるトルク指令Nと位置検出器11からの磁極位置信号θeとから三相電圧指令v(第1の電圧指令v1、第2の電圧指令v2)を演算して出力する。
三相電圧指令v(vu、vv、vw)の生成方法を以下に説明する。
なお、誘導電動機や同期電動機の制御を考える場合、三相交流座標系でなく直交二相座標系(回転座標系)であるdq座標で行われるのが一般的である。
三相交流座標系からdq座標系への変換を行う行列式は、以下の式(1)で表される。式(1)において、idはd軸上で、iqはq軸上で表された電流値である。磁極位置信号θは、回転子の界磁磁束の方向をd軸としたときの、d軸の磁極位置を示している。この場合、θには電気角の磁極位置信号θeが用いられる。
Figure 2014003783
式(1)より、id、iqは、以下の式(2)にて求められる。
Figure 2014003783
なお、iw=−iu−ivとすれば、三相交流座標系の2つの相電流からdq座標系へ変換可能である。
まず、外部からのトルク指令Nに基づき、dq座標系で表された電流指令id、iqを生成する。多重化された複数の電力変換器(第1電力変換器8、第2電力変換器9)と多重巻線型電動機10との間に流れる電流iを電流センサを用いて検出し、電流制御ループを構成して電流(値)iを電流指令値iどおりに流れるよう制御する。
即ち、電流センサで検出した相電流値i(iu、iv、iw)を、上記式(2)を用いてdq座標系で表された電流検出値id、iqに変換した後、電流指令id、iqとの電流偏差をPI制御することにより電圧指令vd、vqを生成する。
さらに電圧指令vd、vqを、以下の式(3)を用いて座標変換することにより、三相電圧指令v(vu、vv、vw)に変換する。
一般に、dq座標系から三相交流座標系へ座標変換は以下の式(3)で表される。
Figure 2014003783
以上のように、第1、第2電圧指令演算部2、3では、三相電圧指令v(vu、vv、vw)である第1の電圧指令v1、第2の電圧指令v2をそれぞれ生成して出力する。なお、必要に応じて各巻線群の機械的な位相差を磁極位置信号θeにおいて考慮し、第1の電圧指令v1、第2の電圧指令v2を生成する。
速度演算部4は、位置検出器11からの回転子の磁極位置信号θeに基づき、以下の式(4)を用いて、回転速度ωeを演算する。
Figure 2014003783
第1の電圧指令v1、第2の電圧指令v2は、第1キャリア比較部5、第2キャリア比較部6において、キャリア生成部7にて生成された第1のキャリア信号7a、第2のキャリア信号7bと振幅比較され、PWM処理された第1、第2のスイッチングパルス5a、5bが生成される。
図2に各巻線群の三角波のキャリア信号である第1のキャリア信号7aと第2のキャリア信号7bのタイミングの関係を示す。図2に示すように、実線で示した第1のキャリア信号7aと、点線で示した第2のキャリア信号7bとは、一定タイミングずらす処理がされている。この場合、キャリア信号7a、7bの位相差(以下、キャリア位相差と称す)は90度である。
図3は、キャリア位相差が90度の場合の、第1、第2のスイッチングパルス5a、5bのスイッチングタイミングを示した図である。なお、キャリア位相差に比して第1の電圧指令v1と第2の電圧指令v2との位相差は僅かであるため、便宜上、第1の電圧指令v1と第2の電圧指令v2とは等しい電圧指令vとして表した。この例では、電圧指令vの振幅が小さい場合であり、キャリア位相差が90度のときの各々のスイッチングパルス5a、5b、スイッチングタイミング、およびスイッチングノイズの関係を示している。
キャリア位相差が90度のときは、第1のスイッチングパルス5aと第2のスイッチングパルス5bの関係は、キャリア周期の1周期の1/4期間ずれた関係となる。また、第1のスイッチングタイミングと第2のスイッチングタイミングがちょうど1周期の1/4期間ごとに交互に来ることになり、多重巻線型電動機10の巻線群間の結合等に起因して発生するスイッチングノイズなどの騒音周波数はちょうど2倍となって発生する。
例えば、キャリア信号7a、7bが5KHzの周波数とすると、それぞれのスイッチングパルス5a、5bは10KHzの周波数で発生し、このときキャリア信号間に90度の位相差を設定すると、スイッチングパルス5a、5bによる騒音を20KHzの周波数に変化させることができ、人間の耳には聞こえにくい帯域に移動することができる。
図4は、キャリア位相差が180度の場合の、第1、第2のスイッチングパルス5a、5bのスイッチングタイミングを示した図である。第1のスイッチングパルス5aと第2のスイッチングパルス5bの関係は1周期の1/2期間ずれた関係となる。この結果、第1のスイッチングタイミングと第2のスイッチングタイミングがほほ同じタイミングで発生することとなり、90度の場合のようなスイッチングパルスの周波数の変化は起こらない。従って、キャリア位相差を180度に設定したときには、騒音の低減効果は得られない。しかし、第1のスイッチングパルス5aと第2のスイッチングパルス5bの山谷の関係が反転しているため、各コイルに流れる電流によって生じる磁束の波形が合成された合成磁束の波形のリップル幅を小さくして鉄損を低減できるため、高調波損失を低減できる。
上述したように、キャリア生成部7は、速度演算部4からの回転速度ωeに基づいてキャリア位相差を決定して、第1のキャリア信号7a、第2のキャリア信号7bを出力する。この際、回転速度ωeが低い条件では、キャリア位相差を90度に設定して低騒音効果を優先し、回転速度ωeが大きくなると、キャリア位相差を180度に設定して低損失効果を優先して制御する。
図5は、回転速度ωeとキャリア位相差の関係の一例を示したものである。回転速度ωeが所定値以下の時はキャリア位相差を90度に設定し、回転速度ωeが所定値を超えるとキャリア位相差を180度に切り換える。なお、この場合、キャリア位相差を90度から180度まで連続的に切り換えられているが、ステップ的に切り換えても良い。
キャリア位相差を決定して第1のキャリア信号7a、第2のキャリア信号7bを出力するキャリア生成部7の構成および詳細動作を、図6に基づき説明する。なお、キャリア位相差を有する複数のキャリア信号の生成方法は、これに限らず他の構成でも可能である。
図6に示すように、速度演算部4からの回転速度ωeが入力端子12に入力される。位相差演算部13は入力された回転速度ωeに応じて、第1のキャリア信号7aと第2のキャリア信号7bとの位相差を演算する。このとき、メモリマップを用いて出力を求めることや、回転速度を入力とする近似式から位相差の設定量を演算することも可能である。
比較回路14はキャリア比較用の一方のキャリア信号(第1のキャリア信号7a)を後述するアップ/ダウンカウンタ16により生成するときのアップ/ダウンカウンタ16の最大値と最小値の比較を行う。アップ/ダウンカウンタ16では、アップ/ダウンカウンタ16がアップカウント動作中に最大値まで進むと、ダウンカウント動作に切り換わり、ダウンカウント動作中に最小値まで進むとアップカウント動作に切り換わる。その結果、一定周期でアップカウント動作とダウンカウント動作を交互に繰り返されて三角波の形をした第1のキャリア信号7aを出力端子18から出力する。
位相差設定回路15は、アップ/ダウンカウンタ16の出力にキャリア位相差に相当する一定値の加算を行うことにより、第1のキャリア信号7aの出力と第2のキャリア信号7bの出力にタイミングの差を設定する。例えば、アップ/ダウンカウンタ16の出力が、ゼロ〜5000までのカウント値で動作する場合、2500の値を加算すると、1/4周期の位相差を与えることができる。
リミッタ回路17は、出力の振幅を所望の範囲に調整する。上記の例で、位相差設定回路15がカウント値に2500の値を加算すると、その結果は、2500〜7500の値を変化することになるので、5000を越えたカウント値については、5000を減算して0〜5000の値が出力されるようにリミッタ処理を行う。リミッタ処理された第2のキャリア信号7bは出力端子19から出力される。
以上のように、この実施の形態では、多重巻線型電動機10の回転速度ωeが低い条件では、キャリア位相差を90度に設定して低騒音効果を優先し、回転速度ωeが大きくなると、キャリア位相差を180度に設定して低損失効果を優先して制御する。一般的に電動機で発生する騒音は、電動機の低速運転時には大きく感じられ、高速運転時には小さく感じられる。この実施の形態では、騒音が大きく感じられる時に低騒音効果を優先し、それ以外の時は低損失効果を優先して制御することになり、電力変換器8、9で発生するスイッチングに伴う騒音と損失を抑え、運転条件に応じて最適な環境で多重巻線型電動機10を制御することができる。
またキャリア位相差を90度に設定する制御では、スイッチングに起因して発生するスイッチングノイズを高周波化できるので、多重巻線型電動機10の制御に及ぼす影響を低減することができる。
また、多重化された複数の電力変換器を用いて多重巻線型電動機を駆動するときには、同じスイッチングタイミングでスイッチング素子を駆動すると高調波が増加することが知られている。この実施の形態では、各巻線群のU相同士など同じ相の電圧のスイッチングが同方向で同時に起こることがなく、低騒音効果を優先して制御している時も、高調波の増加が抑制できる。
なお、多重巻線型電動機の駆動の際に発生する騒音と損失は基本周波数に依存し、また周波数における電動機の動作は電動機の電気的特性に依存する。このため、キャリア位相差の切り換え方は電動機特性によって変更しても良い。また、キャリア位相差についても、電動機特性によっては、90度と180度で切り換えるのが必ずしも最良ではなく、この値に限定されるものではない。
また、この実施の形態では、多重巻線型電動機10として2つの巻線群を有する三相交流電動機を用いたが、特に相数や巻線群の数が限定されるものではない。また対象となる多重巻線型電動機は永久磁石型同期電動機でも誘導電動機でもいずれの電動機でもよい。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置について、図7、図8に基づいて以下に説明する。図7は、この発明の実施の形態2による電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置の構成図である。図8は、電力変換器制御装置におけるキャリア信号の位相差の制御特性の説明図である。
図7において、図1と同一あるいは相当部分には、同一の符号を付している。図7は、実施の形態1と同様、例として2つの巻線群を有する多重巻線型電動機10に対応する二重化した電力変換器制御装置を用いた多重巻線型電動機駆動装置の構成を示している。
図7に示すように、キャリア生成部20は、入力された位相差基準信号としてのトルク指令Nに基づいてキャリア位相差を決定し、このキャリア位相差を有する等しい周波数の2つのキャリア信号20a、20b(第1のキャリア信号20a、第2のキャリア信号20b)を出力する。
この実施の形態2では、実施の形態1とは異なり、速度演算部がなく、回転速度でなくトルク指令Nに基づいてキャリア位相差を決定する。その他の構成は上記実施の形態1と同様である。
図8は、トルク指令Nとキャリア位相差の関係の一例を示したものである。トルク指令Nが所定値以下の時はキャリア位相差を90度に設定し、トルク指令Nが所定値を超えるとキャリア位相差を180度に切り換える。
このように、トルク指令Nが低い条件では、キャリア位相差を90度に設定して低騒音効果を優先し、トルク指令Nが大きくなると、キャリア位相差を180度に設定して低損失効果を優先して制御する。
一般的に電動機で発生する騒音は、電動機の低トルク運転時には大きくなり、高トルク運転時には小さくなる傾向がある。この実施の形態では、騒音が大きい時に低騒音効果を優先し、それ以外の時は低損失効果を優先して制御することになり、電力変換器8、9で発生するスイッチングに伴う騒音と損失を抑え、運転条件に応じて最適な環境で多重巻線型電動機10を制御することができる。実施の形態1に比較して、低トルクの際に騒音が大きく発生する傾向が大きい多重巻線型電動機10の場合に、特に有効である。その他の効果については上記実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3による電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置について、図9、図10に基づいて以下に説明する。図9は、この発明の実施の形態3による電力変換器制御装置および多重巻線型電動機駆動装置の構成図である。図10は、電力変換器制御装置におけるキャリア信号の位相差の制御特性の説明図である。
図9において、図1と同一あるいは相当部分には、同一の符号を付している。図9は、実施の形態1と同様、例として2つの巻線群を有する多重巻線型電動機10に対応する二重化した電力変換器制御装置を用いた多重巻線型電動機駆動装置の構成を示している。
図9に示すように、変調率演算部21は、トルク指令Nと速度演算部4で求めた回転速度ωeとから位相差基準信号としての変調率pを演算する。
変調率演算部21では、まず、トルク指令Nからdq軸上の電流指令値id、iqを求め、さらに電流指令値id、iqと回転速度ωeから、dq軸上の電圧指令値vd、vqを以下の式(5)を用いて計算する。このとき、Rは抵抗値、Ld、Lqはdq座標系で表されたインダクタンス値、φは誘起電圧定数である。
Figure 2014003783
さらに、電力変換器8、9に入力される直流母線電圧Vdcを用い、以下の式(6)から変調率pを求める。
Figure 2014003783
キャリア生成部22は、入力された変調率pに基づいてキャリア位相差を決定し、このキャリア位相差を有する等しい周波数の2つのキャリア信号22a、22b(第1のキャリア信号22a、第2のキャリア信号22b)を出力する。
この実施の形態3では、回転速度ωeとトルク指令Nとを用いて演算された変調率pに基づいてキャリア位相差を決定する。その他の構成は上記実施の形態1と同様である。
図10は、変調率pとキャリア位相差の関係の一例を示したものである。変調率pが所定値以下の時はキャリア位相差を90度に設定し、変調率pが所定値を超えるとキャリア位相差を180度に切り換える。
このように、変調率pが低い条件では、キャリア位相差を90度に設定して低騒音効果を優先し、変調率pが大きくなると、キャリア位相差を180度に設定して低損失効果を優先して制御する。
一般的に電動機で発生する騒音は、電動機制御の変調率が低い時には大きくなり、変調率が高い時には小さくなる傾向がある。この実施の形態では、騒音が大きい時に低騒音効果を優先し、それ以外の時は低損失効果を優先して制御することになり、電力変換器8、9で発生するスイッチングに伴う騒音と損失を抑え、運転条件に応じて最適な環境で多重巻線型電動機10を制御することができる。実施の形態1、2に比較して、変調率が低い際に騒音が大きく発生する傾向が大きい多重巻線型電動機10の場合に、特に有効である。その他の効果については上記実施の形態1と同様である。
なお、この発明は、発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
2 第1電圧指令演算部、3 第2電圧指令演算部、4 速度演算部、
5 第1キャリア比較部、6 第2キャリア比較部、7 キャリア生成部、
7a 第1のキャリア信号、7b 第2のキャリア信号、8 第1電力変換器、
9 第2電力変換器、10 多重巻線型電動機、11 位置検出器、
15 位相差設定回路、20 キャリア生成部、20a 第1のキャリア信号、
20b 第2のキャリア信号、21 変調率演算部、22 キャリア生成部、
22a 第1のキャリア信号、22b 第2のキャリア信号。

Claims (6)

  1. 複数の巻線群を備えた多重巻線型電動機を駆動するために上記複数の巻線群にそれぞれ電力供給する複数の電力変換器をPWM制御する電力変換器制御装置において、
    上記多重巻線型電動機の回転子の磁極位置を検出する位置検出手段と、
    与えられたトルク指令および上記位置検出器からの磁極位置信号に基づいて上記各電力変換器の三相電圧指令を生成する電圧指令演算部と、
    上記複数の電力変換器をそれぞれPWM制御するための複数のキャリア信号を等しい周波数で生成するキャリア生成部と、
    上記各電力変換器毎に上記三相電圧指令と上記キャリア信号とを比較してPWM処理されたスイッチングパルス信号を生成するキャリア比較部とを備え、
    上記キャリア生成部は、上記磁極位置信号に基づく上記多重巻線型電動機の回転速度、上記トルク指令、あるいは上記回転速度と上記トルク指令とから演算される変調率のいずれか1である位相差基準信号に基づいて決定される位相差を与えて上記複数のキャリア信号を生成することを特徴とする電力変換器制御装置。
  2. 上記キャリア生成部は、上記位相差基準信号の値が低い領域では上記位相差を90度とし、上記位相差基準信号の値が高い領域では上記位相差を180度とすることを特徴とするし、請求項1に記載の電力変換器制御装置。
  3. 上記位置検出器からの磁極位置信号から上記多重巻線型電動機の上記回転速度を演算する速度演算部を備え、
    上記キャリア生成部は、上記回転速度を上記位相差基準信号として、上記回転速度が所定値以下の時は上記位相差を90度とし、上記回転速度が所定値を超えると上記位相差を180度として上記複数のキャリア信号を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換器制御装置。
  4. 上記キャリア生成部は、上記トルク指令を上記位相差基準信号として、上記トルク指令が所定値以下の時は上記位相差を90度とし、上記トルク指令が所定値を超えると上記位相差を180度として上記複数のキャリア信号を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換器制御装置。
  5. 上記位置検出器からの磁極位置信号から上記多重巻線型電動機の上記回転速度を演算する速度演算部と、上記回転速度と上記トルク指令とから上記変調率を演算する変調率演算部とを備え、
    上記キャリア生成部は、上記変調率を上記位相差基準信号として、上記変調率が所定値以下の時は上記位相差を90度とし、上記変調率が所定値を超えると上記位相差を180度として上記複数のキャリア信号を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換器制御装置。
  6. 複数の巻線群を備えた多重巻線型電動機の上記複数の巻線群にそれぞれ電力供給する複数の電力変換器と、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換器制御装置とを備え、該電力変換器制御装置が上記複数の電力変換器をPWM制御して上記多重巻線型電動機を駆動することを特徴とする多重巻線型電動機駆動装置。
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